(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022104467
(43)【公開日】2022-07-08
(54)【発明の名称】秘匿場所情報通知システムおよび秘匿場所情報通知方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220701BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020219724
(22)【出願日】2020-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】518334831
【氏名又は名称】株式会社MONET
(74)【代理人】
【識別番号】100126402
【弁理士】
【氏名又は名称】内島 裕
(72)【発明者】
【氏名】前野 泰章
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】自身の死亡時に残したい個人情報を安全確実に伝えたい人に届けるため、生存時に個人情報の秘匿場所を通知する。
【解決手段】Webサーバ10とユーザー端末20と被通知者側端末30-1~30-nとがネットワーク上で接続される秘匿場所情報通知システムであって、ユーザー端末は、個人情報の秘匿場所を撮影した写真データを取得し、Webサーバが提供するWebサイトに写真データをアップロードする。Webサーバは、ユーザー端末の操作に応じてWebサイトで写真データに文字データを付加した画像データを作成し、画像データを添付ファイルとした電子メールでユーザー端末に送信する。画像データが添付された電子メールを受信したユーザー端末は、秘匿場所を知らせたい人が利用する被通知者側端末に画像データを添付ファイルとした電子メールを送信し、画像データが添付された電子メールを受信した被通知者側端末は、画像データを出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webサーバと、ユーザー端末と、1以上の被通知者側端末とがネットワークを介して接続されている秘匿場所情報通知システムであって、
前記ユーザー端末は、個人情報等の秘匿場所を撮影した写真データ等を取得し、
前記ユーザー端末は、前記Webサーバが提供するWebサイトにおいて前記写真データ等をアップロードし、
前記Webサーバは、前記ユーザー端末からの入力操作に応じて、前記Webサイトにおいて前記写真データ等に文字データ等を付加した画像データを作成し、
前記Webサーバは、前記画像データを添付ファイルとした電子メールにより前記ユーザー端末に送信し、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記ユーザー端末は、前記秘匿場所を知らせたい人が利用する前記被通知者側端末に、前記画像データを前記添付ファイルとした前記電子メールを送信し、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記被通知者側端末は、前記画像データを出力することを特徴とする秘匿場所情報通知システム。
【請求項2】
ネットワークを介して接続されているWebサーバと、ユーザー端末と、1以上の被通知者側端末とを利用した秘匿場所情報通知方法であって、
前記ユーザー端末が、個人情報等の秘匿場所を撮影した写真データ等を取得する工程と、
前記ユーザー端末が、前記Webサーバが提供するWebサイトにおいて前記写真データ等をアップロードする工程と、
前記Webサーバが、前記ユーザー端末からの入力操作に応じて、前記Webサイトにおいて前記写真データ等に文字データ等を付加した画像データを作成する工程と、
前記Webサーバが、前記画像データを添付ファイルとした電子メールにより前記ユーザー端末に送信する工程と、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記ユーザー端末が、前記秘匿場所を知らせたい人が利用する前記被通知者側端末に、前記画像データを前記添付ファイルとした前記電子メールを送信する工程と、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記被通知者側端末が、前記画像データを出力する工程と
を有することを特徴とする秘匿場所情報通知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人情報等の秘匿場所情報を通知するためのプラットフォーム技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル終活(登録商標)などが活発化してきており、自身の死亡時に、個人情報等のうち「残したい」情報(デジタルデータ)はしっかり保管しておく一方、「残したくない」情報(デジタルデータ)はしっかり削除することを希望する人々が増えてきている。
【0003】
例えば、個人情報等としての、各種利用サービスの情報であるクレジットカード・ポイント等会員サービス情報や、ネット・SNSアカウントや、ネット取引の金融財産であるFX、仮想通貨、外貨など、物理的記録(通帳)が無い資産や、ダウンロードした画像や動画や、処分できなかったラブレターや写真、遺言書としての遺産分割の内容、その遺言書の有無、相続リスト、保管場所などに関して、「身内に残したい/渡したい」ものであっても、生存時である平時から公開できるものと、有事後に特定の人にだけ伝えたいものがある。
具体的には、PCのログインID・PWなどを平時から事前に本人が口頭で第三者に説明して伝えることは躊躇され難しいことが多い。
【0004】
ここで、終活品等を持つ利用者のPCと終活品等保管・供養サービスを提供するサービス提供業者サーバと終活品等を保管する倉庫業者のPCと終活品等のお焚上げを実行する神社・仏閣等のPCとをネットワークに接続したシステムを用いて、利用者PCからサービス提供業者サーバにサービス申込情報を送信し、サービス提供業者サーバから倉庫業者PCに配送依頼を送信し、利用者PCからの集荷依頼に応じて倉庫業者が集荷を行い、指定保管期間だけ終活品等を保管し期間満了したとき、終活品等のお焚上げを実行することで、終活品等を保管してお焚上げまでの一連の流れをサポートする技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の特許文献1に開示されている技術では、自身の死亡時に、個人情報のうち「残したい」情報を安全確実に、身内などの伝えたい人に届けることは困難であった。
【0007】
本発明の目的は、自身の死亡時に、「残したい」個人情報等を安全確実に身内などの伝えたい人に届けるために、予め生存時に個人情報等の秘匿場所情報を通知しておくプラットフォーム技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の秘匿場所情報通知システムは、
Webサーバと、ユーザー端末と、1以上の被通知者側端末とがネットワークを介して接続されている秘匿場所情報通知システムであって、
前記ユーザー端末は、個人情報等の秘匿場所を撮影した写真データ等を取得し、
前記ユーザー端末は、前記Webサーバが提供するWebサイトにおいて前記写真データ等をアップロードし、
前記Webサーバは、前記ユーザー端末からの入力操作に応じて、前記Webサイトにおいて前記写真データ等に文字データ等を付加した画像データを作成し、
前記Webサーバは、前記画像データを添付ファイルとした電子メールにより前記ユーザー端末に送信し、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記ユーザー端末は、前記秘匿場所を知らせたい人が利用する前記被通知者側端末に、前記画像データを前記添付ファイルとした前記電子メールを送信し、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記被通知者側端末は、前記画像データを出力することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の秘匿場所情報通知方法は、
ネットワークを介して接続されているWebサーバと、ユーザー端末と、1以上の被通知者側端末とを利用した秘匿場所情報通知方法であって、
前記ユーザー端末が、個人情報等の秘匿場所を撮影した写真データ等を取得する工程と、
前記ユーザー端末が、前記Webサーバが提供するWebサイトにおいて前記写真データ等をアップロードする工程と、
前記Webサーバが、前記ユーザー端末からの入力操作に応じて、前記Webサイトにおいて前記写真データ等に文字データ等を付加した画像データを作成する工程と、
前記Webサーバが、前記画像データを添付ファイルとした電子メールにより前記ユーザー端末に送信する工程と、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記ユーザー端末が、前記秘匿場所を知らせたい人が利用する前記被通知者側端末に、前記画像データを前記添付ファイルとした前記電子メールを送信する工程と、
前記画像データが添付された前記電子メールを受信した前記被通知者側端末が、前記画像データを出力する工程と
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、自身の死亡時に、「残したい」個人情報等を安全確実に身内などの伝えたい人に届けるために、予め生存時に個人情報等の秘匿場所情報を通知しておくプラットフォーム技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施の形態における秘匿場所情報通知システムのシステム構成図である。
【
図2】本発明の実施の形態における秘匿場所情報通知システムの機能ブロック図である。
【
図3】本発明の実施の形態における秘匿場所情報通知システムの処理フローを説明する図である。
【
図4】本発明の実施の形態における秘匿場所情報通知システムの最終成果物の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施の形態における秘匿場所情報通知システムの構成を
図1を参照して説明する。
【0013】
図1に示すように、秘匿場所情報通知システム1は、Webサーバ10と、ユーザー端末20と、1以上の被通知者側端末30とから構成されている。
それぞれ、インターネット等の所定のネットワークを介して接続されている。この所定のネットワークは、LAN(Local Area Network)等であってもよく、また有線・無線等は問わない。
【0014】
Webサーバ10は、CPU(Central Processing Unite)により制御される、ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶手段を備え、公知の入出力手段を備える情報処理装置である。例えば、ワークステーション、高機能のパーソナル・コンピュータ等である。
プラットフォーム主催者側に設置され、ユーザー端末20からのアクセスを受け付けてユーザー管理などを行う機能を有している。
【0015】
ユーザー端末20は、CPUにより制御される、ROM・RAM等の記憶手段を備え、公知の入出力手段(表示画面を含む)を備える情報処理装置である。例えば、家庭や企業側に用意されるパーソナル・コンピュータ(PC)、スマートフォン(スマホ)、携帯端末等である。クラウド(SaaS/ASP)によりシステムを利用可能であってよい。
【0016】
被通知者側端末30は、CPUにより制御される、ROM・RAM等の記憶手段を備え、公知の入出力手段(表示画面を含む)を備える情報処理装置である。例えば、家庭や企業側に用意されるパーソナル・コンピュータ(PC)、スマートフォン、携帯端末等である。
【0017】
図2に、各装置の機能ブロック図を示す。
Webサーバ10は、ユーザーを登録・管理したり、他の装置からのデータを集計・加工・記憶する制御部101と、他の装置と各種のデータのやりとりを行うデータ送受信部102と、所定のWebサイトを提供するWebサイト提供部103と、写真等に文章等を付加した最終成果物を作成する最終成果物作成部104とを備えている。CPU等により実現されてよい。
ユーザー端末20は、写真データ等を取得する写真データ取得部201と、他の装置と各種のデータのやりとりを行うデータ送受信部202と、所定のWebサイトや電子メール等を表示する液晶画面等による表示部203と、所定の情報を入力するキーボード・タッチパネル・マイク等の入力部204とを備えている。CPU等により実現されてよい。
被通知者側端末30は、他の装置と各種のデータのやりとりを行うデータ送受信部301と、所定のWebサイトや電子メール等を表示する液晶画面等による表示部302と、所定の情報を入力するキーボード・マウス・タッチパネル・マイク等の入力部303とを備えている。CPU等により実現されてよい。
【0018】
その他、ユーザー側のスマートフォンやデジタルカメラ等の撮像装置40、公知の電子メールサーバ50がシステム構成に追加される形態であってもよい。
【0019】
次に、本発明の実施の形態に係る秘匿場所情報通知システム1の処理の流れを
図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。理解の容易化のために自己のPC(ユーザー端末20であってもよい。)のログインID・PW情報を記載した用紙が入れられた封筒やエンディングノートを自室の机の引き出しの奥にしまって秘匿しているケースを前提として述べる。
【0020】
まず、予めユーザーは、ユーザー端末20を用いて、Webサーバ10に対してアクセスし、所定のデータを入力、やりとりするなどして、ユーザー登録(会員登録)により、本システムにおけるプラットフォームに加盟しておく(ステップS1)。プラットフォーム利用料を月額制/人などで負担することであってもよい。
【0021】
そして、ユーザーがユーザー端末20(撮像機能がある場合)の写真データ取得部201やユーザー側のスマートフォンやデジタルカメラ等の撮像装置40により、封筒やエンディングノートを秘匿しておく場所(自室の机の引き出し)の写真を撮影する(ステップS2)。
【0022】
次に、ユーザー端末20からWebサーバ10のWebサイト提供部103が提供する所定のWebサイトに撮影した写真のデータをアップロードする(ステップS3)。なお、撮像装置40により撮影した場合には、ステップS3の前処理として、その撮像装置40から写真データをユーザー端末20に公知の手法により取り込むことが必要である。
そして、Webサーバ10の最終成果物作成部104が写真等のデータに対して、ユーザー端末20の入力部204からの指示に応じて、文章・コメントを付加して、最終成果物の画像データを作成する(ステップS4)。文章は定型文から簡単にプルダウンリスト表示等から選択できることであってもよい。スマートフォン等の情報機器を操作することが苦手なITレベルの低い高齢者でも簡単に操作できるサービスとなる。代理人として、例えば、本人の子供、孫、甥または姪等の近親者、弁護士、司法書士、税理士、ケアマネージャー、コンサルタント等の専門家がユーザー端末20の操作を実施することであってもよい。
最終成果物は、いわば宝の地図のようなものとなる。秘匿しておく場所の写真に文章を付加したPDF形式等の電子ファイルである。なお、PDFは最も添付ファイルとして電子メール送信しやすいものともいえる。また、電子メールを受信した側も単なる写真ではなく文章もあるので理解が容易となる。
【0023】
次に、Webサーバ10がPDF等を添付ファイルにした電子メールをユーザー(自分宛)のユーザー端末20に送信する(ステップS5)。
【0024】
最後に、ユーザーがユーザー端末20から身内などの被通知者側端末30(PC・スマホであってもよい。)にPDF等を添付ファイルにした電子メールを送信(そのまま転送することであってもよい。)したり、SNSを利用して送信する(ステップS6)。被通知者側端末30にWebサーバ10から直接に電子メールを送信しないのは、第三者からの電子メールはスパムメール/迷惑メールと受信者に判断される可能性があるためである。電子メールの利用者の多くは、営業メール等に嫌気がさしており、本人から送信・転送してもらう形態が一番安心でき確実な手法となる。
なお、電子メールに限らず、PDFを印刷して紙を身内や秘密の知人などへ宛てて郵送することであってもよい。
【0025】
添付ファイルありの電子メールを受信した被通知者側端末30の所有者は、添付ファイルの画像データを液晶画面等による表示部302に表示出力して確認したり、添付ファイルを印刷出力して保管しておく(ステップS7)。
【0026】
[実施例]
本発明の実施の形態に係る秘匿場所情報通知システム1は、PCのログインID・PWを記載した紙を納めた封筒やエンディングノート等の保管場所伝達電子メールand画像(宝の地図)作成サービスとして提供されることであってもよい。
【0027】
1.サービス内容(意義)
PCのログインID・PWを記載した紙を納めた封筒やエンディングノートの置き場所を家族等に伝えるための手段として機能するものである。
ビジュアルで分かるようにすることで、以下のメリットがある。画像(写真)にすることで身内(家具の構成や位置を共有している)にしか具体的な場所が分からない(文字データの場合は盗み見られると詳細な場所が特定されてしまう。)。伝達が容易になる。受け取り手側が忘れにくい。有事の際にユーザー又は身内の記録(電子メールの送受信履歴、電子メールサーバ50の記録でもよい。)として残っている。
【0028】
2.Webサーバ10側の進行ガイドに沿った操作
Step1
保管場所の写真をアップロードする。
1.ユーザー(利用者)がスマホで保管場所の写真を撮影する。
a.ブラウザーベースで完結する。専用アプリは用意しないことであってもよい。
b.電子メールアドレス、ニックネームの登録は必須とする(申込Webページ)。
まも~れe(登録商標)Liteの申込みと同様の情報登録とし、同じ入力フォームの再利用が可能であってもよい。
イ.サービス側からのアクセス用URLを登録メールアドレスに電子メールで送付する。
ロ.指定URLからユーザーが必要情報を入力する。
2.写真にショートコメントを挿入する。例えば、「エンディングノートの保管場所」等である。
3.サイト側で画像データとして作成者(ユーザー本人)に電子メールに添付して送信する。
a.サイト側(Webサーバ10側)にはデータは残さない。
b.画像はJPEG/PDF等どのようなフォーマットでもよい。なお、スマホで閲覧できるフォーマットに限定することであってもよい。
【0029】
Step2-A
メール本文+画像として作成者本人に電子メールで送信する。
<メール本文の例>
「何かの際には以下と連絡を取ってね。」
「緊急連絡先:XX司法書士」
「電話番号、メールアドレス」
「重要情報の保管場所 デフォルト:“まも~れe Lite”」
「アクセス方法は、画像データの場所に保管してあります。」
【0030】
Step2-B
メール本文+画像として作成者本人に電子メールで送信する。
<定形文を用意>
定形からユーザーが選択できるようにする+自由記述欄を設ける。
【0031】
Step2-C
メール本文+画像として作成者本人に電子メールで送信する。
<入力情報例>例えば、
図4に示すような、机の引き出しの写真+「エンディングノートの保管場所」の文字である。
【0032】
Step3
本人が身内に電子メールで転送する。
<本人からの転送理由>
電子メールが身内に送れるかをサービス側は分からないから(身内に届かなった場合の責任をサービス側は負えない)。
本人から身内への伝達手段を限定しない、電子メールでもSNSでも構わない。
本人から転送することで、身内が安心できる、悪質メールやマルウェアとは思われ難い。
【0033】
重視事項
1.スマホ対策(機種依存しない)。
a.ブラウザー中心にすることで、端末を選ばない。
2.サービス側(Webサーバ10)に情報を残さない。
a.情報漏えいの原因をつくらない。
3.メッセージを本人・身内間で共有できれば良い。
4.画像ファイル形式(PDF)に拘らない、GIF/JPEG等でもよい。
5.「まも~れe(登録商標)」に登録した人のみが利用できるサービスにすることであってもよい。
a.作成画像データは登録メールアドレスに送信される。
b.送信先の指定変更はできない。
【0034】
上記の本実施の形態により、自身の死亡時に、「残したい」個人情報等を安全確実に身内などの伝えたい人に届けるために、予め生存時に個人情報等の秘匿場所情報を通知しておくプラットフォーム技術を提供することができる。
【0035】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されてよい。例えば、各装置・システムの機能を実現するためのプログラムを各装置・システム等に読込ませて実行することにより各装置・システム等の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD-ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。また、一部のシステムが人の動作を介在して実現されてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 秘匿場所情報通知システム
10 Webサーバ
20 ユーザー端末
30 被通知者側端末