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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022104582
(43)【公開日】2022-07-08
(54)【発明の名称】タッチ表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/044 20060101AFI20220701BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20220701BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20220701BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20220701BHJP
【FI】
G06F3/044 124
G06F3/041 430
G06F3/041 422
G09F9/30 349Z
G09F9/30 338
G09F9/00 366A
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021208036
(22)【出願日】2021-12-22
(31)【優先権主張番号】10-2020-0184850
(32)【優先日】2020-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】李 海 源
(72)【発明者】
【氏名】金 眞 星
(72)【発明者】
【氏名】金 周 漢
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA44
5C094AA45
5C094BA03
5C094BA27
5C094BA31
5C094BA43
5C094CA19
5C094DB04
5C094HA05
5C094HA08
5G435AA17
5G435BB05
5G435BB06
5G435BB12
5G435CC09
5G435EE49
5G435LL04
5G435LL07
5G435LL08
5G435LL17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】タッチセンシング精密度を下げることなく、タッチライン及びタッチチャンネルの個数を減らせる織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供する。
【解決手段】タッチ表示装置において、タッチセンサーユニットTSUは、横方向に互いに離隔している複数の第1電極パートHE1と、複数の第1電極パートを連結する複数の第1ブリッジパートHB1と、を含む第1横電極H1、第1横電極と縦方向に離隔し、横方向に互いに離隔している複数の第2電極パートHE2と、複数の第2電極パートを連結してくれる複数の第2ブリッジパートHB2と、を含む第2横電極H2、第1横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチラインHTL1と、第2横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチラインHTL2と、を含む。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
横方向にお互いに離れている複数の第1電極パートと前記複数の第1電極パートを連結してくれる複数の第1ブリッジパートを含む第1横電極と、
前記第1横電極と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第2電極パートと前記複数の第2電極パートを連結してくれる複数の第2ブリッジパートを含む第2横電極と、
前記第2横電極と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第3電極パートと前記複数の第3電極パートを連結してくれる複数の第3ブリッジパートを含む第3横電極と、
前記第1横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチラインと、
前記第2横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチラインと、
前記第3横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3横タッチラインと、
前記複数の第1ブリッジパートと前記複数の第2ブリッジパートの間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第1分離電極と、
前記複数の第2ブリッジパートと前記複数の第3ブリッジパートとの間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極と、
前記複数の第1分離電極のうちで1番目列に配置された第1分離電極と前記複数の第2分離電極のうちで1番目列に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第1縦タッチラインと、
前記複数の第1分離電極のうちで2番目列に配置された第1分離電極と前記複数の第2分離電極のうちで前記2番目列に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第2縦タッチラインとを含むことを特徴とするタッチ表示装置。
【請求項2】
前記1番目列に配置された前記第1分離電極と前記1番目列に配置された前記第2分離電極は前記第1縦タッチラインで連結されて第1縦電極を構成し、
前記2番目列に配置された前記第1分離電極と前記2番目列に配置された前記第2分離電極は前記第2縦タッチラインで連結されて第2縦電極を構成することを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項3】
前記第1横タッチラインを通じて前記第1横電極と電気的に連結され、前記第2横タッチラインを通じて前記第2横電極と電気的に連結され、前記第3横タッチラインを通じて前記第3横電極と電気的に連結され、前記第1縦タッチラインを通じて前記第1縦電極と電気的に連結され、前記第2縦タッチラインを通じて前記第2縦電極と電気的に連結される駆動回路をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のタッチ表示装置。
【請求項4】
前記複数の第1ブリッジパートそれぞれの縦方向長さは前記複数の第1電極パートそれぞれの縦方向長さより短いことと、
前記複数の第2ブリッジパートそれぞれの縦方向長さは前記複数の第2電極パートそれぞれの縦方向長さより短いことと、
前記複数の第3ブリッジパートそれぞれの縦方向長さは前記複数の第3電極パートそれぞれの縦方向長さより短いこととを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項5】
ディスプレイ駆動のためにゲート信号らを伝達するための複数のゲートラインをさらに含み、
前記複数のゲートラインは前記複数の第1電極パートと重畳されて前記複数の第1ブリッジパートと重畳されないゲートラインを含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項6】
ディスプレイ駆動のために映像信号らを伝達するための複数のデータラインをさらに含み、
前記第1横タッチライン、前記第2横タッチライン及び前記第3横タッチライン、前記第1縦タッチライン及び前記第2縦タッチラインは前記複数のデータラインと平行に配置されることを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項7】
前記2番目列に配置された前記第1分離電極と前記2番目列に配置された前記第2分離電極は、前記第1横タッチラインと前記第2横タッチラインとの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項8】
前記複数の第1分離電極のうち、前記1番目列に配置された前記第1分離電極は、
同一な列に配置された前記第1電極パートと前記第2電極パートとの間に介された第1突起パートを有し、
前記複数の第2分離電極のうち、前記1番目列に配置された前記第2分離電極は、
同一な列に配置された前記第2電極パートと前記第3電極パートとの間に介された第2突起パートを有することを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項9】
前記第1突起パートと前記第1縦タッチラインが連結される第1コンタクトホールと、前記第2突起パートと前記第1縦タッチラインが連結される第2コンタクトホールと、を含むことを特徴とする請求項8に記載のタッチ表示装置。
【請求項10】
前記第1縦タッチラインは、
同一な列に配置された前記第2電極パート及び前記第3電極パートと重畳され、重畳される前記第2電極パート及び前記第3電極パートと電気的に分離され、
前記第1横タッチラインは、
前記第1縦タッチラインと重畳される前記第2電極パート及び前記第3電極パートと重畳され、前記第1縦タッチラインと重畳される前記第2電極パート及び前記第3電極パートのうちで前記第1電極パートと電気的に連結され、前記第2電極パート及び前記第3電極パートとは電気的には分離されることを特徴とする請求項8に記載のタッチ表示装置。
【請求項11】
前記第1突起パートの面積は前記第1ブリッジパートの面積と等しいことを特徴とする請求項8に記載のタッチ表示装置。
【請求項12】
前記第1横タッチラインは前記第1横電極の前記複数の第1電極パート及び前記複数の第1ブリッジパートのうちで一つに連結され、
前記第2横タッチラインは前記第2横電極の前記複数の第2電極パート及び前記複数の第2ブリッジパートのうちで一つに連結され、
前記第3横タッチラインは前記第3横電極の前記複数の第3電極パート及び前記第3ブリッジパートのうちで一つに連結されることを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項13】
前記第1横電極、前記第2横電極、前記第3横電極、前記複数の第1分離電極及び前記複数の第2分離電極それぞれは、お互いに異なる層に位置する一つ以上の第1レイヤード電極と一つ以上の第2レイヤード電極が電気的に連結されて構成されることを特徴とする請求項1に記載のタッチ表示装置。
【請求項14】
縦方向に延長されて配置される第1縦電極と、
前記第1縦電極と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第2縦電極と、
前記第2縦電極と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第3縦電極と、
前記第1縦電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1縦タッチラインと、
前記第2縦電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2縦タッチラインと、
前記第3縦電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3縦タッチラインと、
前記第1縦電極と前記第2縦電極の間に位置して縦方向にお互いに離隔される複 数の第1分離電極と、
前記第2縦電極と前記第3縦電極との間に位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極と、
前記複数の第1分離電極のうちで1番目行に配置された第1分離電極と前記複数の第2分離電極のうちで1番目行に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第1横連結ラインと、
前記第1横連結ラインと電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチラインと、
前記複数の第1分離電極のうちで2番目行に配置された第1分離電極と前記複数の第2分離電極のうちで前記2番目行に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第2横連結ラインと、
前記第2横連結ラインと電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチラインを含むタッチ表示装置。
【請求項15】
前記第2縦電極は一側と他側に複数の溝が具備され、
前記複数の第1分離電極それぞれは、前記第2縦電極の一側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パートを有し、
前記複数の第2分離電極それぞれは、前記第2縦電極の他側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パートを有し、
前記第3縦電極は一側と他側に複数の溝が具備され、
前記複数の第2分離電極それぞれは、前記第3縦電極の一側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パートを有することを特徴とする請求項14に記載のタッチ表示装置。
【請求項16】
前記第1横連結ラインは前記第2縦電極の一側と他側それぞれに具備された溝と前記第3縦電極の一側と他側それぞれに具備された溝を横切ることを特徴とする請求項15に記載のタッチ表示装置。
【請求項17】
前記第1縦タッチラインは、
横方向に延長されてから折れて前記複数の第1分離電極の全体または一部と重畳されながら縦方向に延長されながら配置され、重畳される前記複数の第1分離電極の全体または一部と電気的に分離され、
前記第1横タッチラインは、
前記第1縦タッチラインが重畳される前記複数の第1分離電極の全体または一部と重畳され、
前記第1縦タッチラインが重畳される前記複数の第1分離電極の全体または一部のうちで、1番目行に配列された第1分離電極と電気的に連結され、1番目行を除いた残りの行に配列された第1分離電極とは電気的に分離されることを特徴とする請求項14に記載のタッチ表示装置。
【請求項18】
横方向に配置されて前記第1横連結ライン及び前記第2横連結ラインと平行に配置されるゲートラインをさらに含み、
前記ゲートラインは、前記第1縦電極、前記第1分離電極、前記第2縦電極、前記第2分離電極及び前記第3縦電極を横切ることを特徴とする請求項14に記載のタッチ表示装置。
【請求項19】
縦方向に配置されるデータラインをさらに含み、
前記第1縦タッチライン、前記第2縦タッチライン及び前記第3縦タッチラインは前記データラインと平行に配置され、
前記第1横タッチライン及び前記第2横タッチラインは前記データラインと平行に配置され、
前記第1横連結ライン及び前記第2横連結ラインは前記データラインと交差することを特徴とする請求項14に記載のタッチ表示装置。
【請求項20】
前記第1縦電極、前記第2縦電極、前記第3縦電極、前記複数の第1分離電極及び前記複数の第2分離電極はお互いに異なる層に位置する一つ以上の第1レイヤード電極と一つ以上の第2レイヤード電極が電気的に連結されて構成されることを特徴とする請求項14に記載のタッチ表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、タッチ表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
タッチ表示装置は、映像やイメージを表示する機能以外に、使用者が簡略に情報あるいは命令を直観的で便利に入力できるようにしてくれるタッチ基盤の入力機能を提供することができる。
【0003】
タッチ表示装置は、タッチ基盤の入力機能を提供するため、使用者のタッチ有無を把握してタッチ座標を正確にセンシングすべきである。このために、タッチ表示装置はタッチセンサー構造を有するタッチパネルを含む。ここで、タッチセンサー構造は複数のタッチ電極及び複数のタッチラインを含むことができる。
【0004】
タッチパネルのサイズが増加するようになれば、複数のタッチ電極の個数が増加するようになる。これによって、タッチパネルに配置されるタッチラインの個数が増加し、タッチ駆動回路のタッチチャンネル(タッチラインと対応される)の個数も増加するしかない。これにより、パネル製作の複雑度及び製作費用が増加し、タッチ駆動回路の複雑度及び製作費用も増加する問題点がより深くなることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2018-101412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例はタッチセンシングの精密度を下げることなく、タッチライン及びタッチチャンネルの個数を減らしてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【0007】
本発明の実施例は複数のタッチ電極と複数のディスプレイ配線の間の重畳面積を減らしてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【0008】
本発明の実施例は二つのタッチ電極(横電極、縦電極)間の面積偏差(大きさ偏差)を減らしてくれてタッチ感度を向上させてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施例は、タッチセンシング精密度を下げることなく、タッチライン及びタッチチャンネルの個数を減らしてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【0010】
本発明の実施例によるタッチ表示装置は、横方向にお互いに離れている複数の第1電極パートと複数の第1電極パートを連結してくれる複数の第1ブリッジパートを含む第1横電極と、第1横電極と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第2電極パートと複数の第2電極パートを連結してくれる複数の第2ブリッジパートを含む第2横電極と、第2横電極と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第3電極パートと複数の第3電極パートを連結してくれる複数の第3ブリッジパートを含む第3横電極と、第1横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチラインと、第2横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチラインと、及び第3横電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3横タッチラインと、を含むことができる。
【0011】
本発明の実施例によるタッチ表示装置は、複数の第1ブリッジパートと複数の第2ブリッジパートとの間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第1分離電極と、複数の第2ブリッジパートと複数の第3ブリッジパートとの間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極と、複数の第1分離電極のうちで1番目列に配置された第1分離電極と複数の第2分離電極のうちで1番目列に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第1縦タッチラインと、及び複数の第1分離電極のうちで2番目列に配置された第1分離電極と複数の第2分離電極のうちで2番目列に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第2縦タッチラインをさらに含むことができる。
【0012】
1番目列に配置された第1分離電極と1番目列に配置された第2分離電極は第1縦タッチラインで連結されて第1縦電極を構成することができる。
【0013】
2番目列に配置された第1分離電極と2番目列に配置された第2分離電極は第2縦タッチラインで連結されて第2縦電極を構成することができる。
【0014】
2番目列に配置された第1分離電極と2番目列に配置された第2分離電極は、第1横タッチラインと第2横タッチラインとの間に配置されることができる。
【0015】
1番目列に配置された第1分離電極は同一な列に配置された第1電極パートと第2電極パートとの間に介された第1突起パートを有することができる。
【0016】
1番目列に配置された第2分離電極は同一な列に配置された第2電極パートと第3電極パートとの間に介された第2突起パートを有することができる。
【0017】
第1突起パートと第1縦タッチラインが連結される第1コンタクトホールと、第2突起パートと第1縦タッチラインが連結される第2コンタクトホールを含むことができる。
【0018】
第1縦タッチラインは、同一な列に配置された第2電極パート及び第3電極パートと重畳され、重畳される第2電極パート及び第3電極パートと電気的に分離することができる。
【0019】
第1横タッチラインは、第1縦タッチラインと重畳される第2電極パート及び第3電極パートと重畳され、第1縦タッチラインと重畳される第2電極パート及び第3電極パートのうちで第1電極パートと電気的に連結され、第2電極パート及び第3電極パートとは電気的には分離することができる。
【0020】
第1突起パートの面積は第1ブリッジパートの面積と等しいことがある。
【0021】
第1横タッチラインは第1横電極の複数の第1電極パートのうちで一つに連結され、第2横タッチラインは第2横電極の複数の第2電極パートのうちで一つに連結され、第3横タッチラインは第3横電極の複数の第3電極パートのうちで一つに連結されることができる。
【0022】
第1横電極、第2横電極、第3横電極、複数の第1分離電極及び複数の第2分離電極それぞれは、お互いに異なる層に位置する一つ以上の第1レイヤード電極と一つ以上の第2レイヤード電極が電気的に連結されて構成されることができる。
【0023】
本発明の実施例によるタッチ表示装置は、縦方向に延長されて配置される第1縦電極と、第1縦電極と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第2縦電極と、第2縦電極と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第3縦電極と、第1縦電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1縦タッチラインと、第2縦電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2縦タッチラインと、及び第3縦電極に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3縦タッチラインを含むことができる。
【0024】
本発明の実施例によるタッチ表示装置は、第1縦電極と第2縦電極との間に位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第1分離電極と、第2縦電極と第3縦電極との間に位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極と、複数の第1分離電極のうちで1番目行に配置された第1分離電極と複数の第2分離電極のうちで1番目行に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第1横連結ラインと、第1横連結ラインと電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチラインと、複数の第1分離電極のうちで2番目行に配置された第1分離電極と複数の第2分離電極のうちで2番目行に配置された第2分離電極を電気的に連結してくれる第2横連結ラインと、及び第2横連結ラインと電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチラインをさらに含むことができる。
【0025】
第2縦電極は一側と他側に複数の溝が具備されることができる。
【0026】
複数の第1分離電極それぞれは、第2縦電極の一側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パートを有することができる。
【0027】
複数の第2分離電極それぞれは、第2縦電極の他側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パートを有することができる。
【0028】
第3縦電極は一側と他側に複数の溝が具備されることができる。
【0029】
複数の第2分離電極それぞれは、第3縦電極の一側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パートを有することができる。
【0030】
第1横連結ラインは第2縦電極の一側と他側それぞれに具備された溝と第3縦電極の一側と他側それぞれに具備された溝を横切って過ぎ去ることができる。
【0031】
第1縦タッチラインは、横方向に延長されてから折れて複数の第1分離電極の全体または一部と重畳されながら縦方向に延長されながら配置され、重畳される複数の第1分離電極の全体または一部と電気的に分離されることができる。
【0032】
第1横タッチラインは、第1縦タッチラインが重畳される複数の第1分離電極の全体または一部と重畳されることができる。
【0033】
第1横タッチラインは、第1縦タッチラインが重畳される複数の第1分離電極の全体または一部のうちで、1番目行に配列された第1分離電極と電気的に連結され、1番目行を除いた残りの行に配列された第1分離電極とは電気的に分離することができる。
【0034】
一つのゲートラインは、第1縦電極、第1分離電極、第2縦電極、第2分離電極及び第3縦電極を横切って過ぎ去ることができる。
【0035】
第1縦電極、第2縦電極、第3縦電極、複数の第1分離電極及び複数の第2分離電極はお互いに異なる層に位置する一つ以上の第1レイヤード電極と一つ以上の第2レイヤード電極が電気的に連結されて構成されることができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明の実施例によれば、タッチセンシング精密度を低めないのに、複数のタッチライン及び複数のタッチチャンネルの個数を減らしてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【0037】
本発明の実施例によれば、複数のタッチ電極と複数のディスプレイ配線の間の重畳面積を減らしてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【0038】
本発明の実施例によれば、二つのタッチ電極(横電極、縦電極)の間の面積偏差(大きさ偏差)を減らしてくれてタッチ感度を向上させてくれることができるタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】本発明の実施例によるタッチ表示装置のシステム構成図である。
図2a】本発明の実施例によるタッチ表示装置のディスプレイパートを示した図面である。
図2b】本発明の実施例によるタッチ表示装置のタッチセンシングパートを示した図面である。
図3】本発明の実施例によるタッチ表示装置の表示パネルとタッチパネルを示した図面である。
図4】本発明の実施例によるタッチ表示装置でスプリットタイプのタッチセンサー構造の一部分を示した図面である。
図5】本発明の実施例によるタッチ表示装置でスプリットタイプのタッチセンサー構造のタッチチャンネル数の低減方案を示した図面である。
図6】本発明の実施例によるタッチ表示装置で織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位らを示した図面である。
図7】本発明の実施例によるタッチ表示装置で織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位を示した図面である。
図8】本発明の実施例によるタッチ表示装置で他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位を示した図面である。
図9図8の一部領域の拡大図である。
図10】本発明の実施例によるタッチ表示装置でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位を示した図面である。
図11図10の一部領域の拡大図である。
図12】本発明の実施例によるタッチ表示装置でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位を示した図面である。
図13図12の一部領域の拡大図である。
図14】本発明の実施例によるタッチ表示装置でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位を示した図面である。
図15図14の一部領域の拡大図である。
図16】本発明の実施例によるタッチ表示装置でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位を示した図面である。
図17図8の織造タイプのタッチセンサー構造が適用された3個のタッチセンサーユニットに配置された複数のタッチラインの配置構造である。
図18図10の織造タイプのタッチセンサー構造が適用された3個のタッチセンサーユニットに配置された複数のタッチラインの配置構造である。
図19】本発明の実施例によるタッチ表示装置のミューチュアル-キャパシタンス感知のための駆動タイミングを示したダイヤグラムである。
図20】本発明の実施例によるタッチ表示装置のセルフ-キャパシタンス感知のための駆動タイミングを示したダイヤグラムである。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本実施例の一部実施例を例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付け加えるにおいて、同じ構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されても可能な限り同じ符号を有し得る。また、本実施例を説明するにおいて、関連される公知構成または機能に対する具体的な説明が本実施例の要旨を濁すことがあると判断される場合には、その詳細な説明は略し得る。本明細書上で言及した「含む」、「有する」、「行われる」などが使用される場合、「~のみ」が使用されない以上、他の部分が追加され得る。
【0041】
また、本発明の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用し得る。このような構成用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって当該構成要素の本質、手順、順序又は個数などは限定されない。
【0042】
構成要素の位置関係についての説明において、2つ以上の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」などになると記載された場合、2つ以上の構成要素が直接的に「連結」、「結合」または「接続」され得るが、2つ以上の構成要素と他の構成要素がさらに「介在」されて「連結」、「結合」または「接続」され得ると理解されるべきである。ここで、他の構成要素は、互いに「連結」、「結合」または「接続」される2つ以上の構成要素のうち、1つ以上に含まれ得る。
【0043】
構成要素や、動作方法や製作方法などに関連した時間的流れの関係についての説明において、例えば、「~後に」、「~に続いて」、「~次に」、「~前に」などで時間的先後関係または流れ的先後関係が説明される場合、「すぐに」または「直接」が使用されない以上、連続的ではない場合も含み得る。
【0044】
一方、構成要素についての数値またはその対応情報(例:レベルなど)を言及した場合、別の明示的な記載がなくても、数値またはその対応情報は、各種要因(例:工程上の要因、内部または外部の衝撃、ノイズなど)によって発生し得る誤差の範囲を含むものと解釈され得る。
【0045】
図1は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100を示した図面である。
【0046】
本発明の実施例によるタッチ表示装置100は、映像を表示する映像表示機能を提供することができるし、タッチオブジェクトとして指及び/またはペンなどによるタッチセンシング機能も提供することができる。ここで、‘ペン’はスタイラス(Stylus)またはスタイラスペン(Stylus Pen)とも言って、信号送受信機能を有するか、またはタッチ表示装置100と連動動作を遂行することができるか、または自体電源を含むアクティブペン(Active Pen)と、信号送受信機能及び自体電源などがないパッシブペン(Passive Pen)などを含むことができる。
【0047】
例えば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100はテレビ(TV)、コンピューターモニター、車両モニターなどであることもできて、タブレット、スマートフォンなどのモバイルデバイスであることができる。
【0048】
本発明の実施例によるタッチ表示装置100は、映像表示機能を提供するためのディスプレイパート(Display Part)とタッチセンシングのためのタッチセンシングパート(Touch Sensing Part)を含むことができる。
【0049】
以下では、図2a及び図2bを参照して、タッチ表示装置100のディスプレイパート(Display Part)とタッチセンシングパート(Touch Sensing Part)に対してより詳細に説明する。
【0050】
図2aは、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のディスプレイパート(Display Part)を示した図面である。
【0051】
図2aを参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のディスプレイパート(Display Part)は表示パネル210、データ駆動回路220、ゲート駆動回路230及びディスプレイコントローラー240などを含むことができる。
【0052】
表示パネル210は基板(SUB)と、基板(SUB)上に配置された複数のデータライン(DL)及び複数のゲートライン(GL)を含み、基板(SUB)上に配置されて複数のデータライン(DL)及び複数のゲートライン(GL)と連結された複数のサブピクセル(SP)を含むことができる。
【0053】
表示パネル210は映像が表示される表示領域(DA)と映像が表示されない非-表示領域(NDA)を含むことができる。表示パネル210の表示領域(DA)には複数のサブピクセル(SP)が配列されることができる。表示パネル210の非-表示領域(NDA)には各種信号配線が配置されることができる。
【0054】
表示パネル210の非-表示領域(NDA)にはデータ駆動回路220及びゲート駆動回路230が電気的に連結されることができる。
【0055】
データ駆動回路220は複数のデータライン(DL)に複数のデータ電圧を供給して複数のデータライン(DL)を駆動する。
【0056】
ゲート駆動回路230は複数のゲートライン(GL)に複数のゲート信号(複数のスキャン信号と称する)を供給して複数のゲートライン(GL)を駆動する。
【0057】
ディスプレイコントローラー240はデータ駆動回路220及びゲート駆動回路230に各種制御信号(DCS、GCS)を供給し、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230の動作を制御する。
【0058】
ディスプレイコントローラー240は、各フレームで具現するタイミングによってスキャンを始めて、外部から入力される入力映像データをデータ駆動回路220で使うデータ信号形式に合うように切り替えて転換された映像データ(DATA)を出力し、スキャンに合わせて適当な時間にデータ駆動を統制する。
【0059】
ディスプレイコントローラー240は、通常のディスプレイ技術で利用されるタイミングコントローラー(TCON:Timing Controller)であるか、タイミングコントローラー(Timing Controller)を含む制御装置であることがある。
【0060】
ディスプレイコントローラー240は、データ駆動回路220と別途の部品で具現されることもできて、データ駆動回路220と共に集積回路で具現されることもできる。
【0061】
データ駆動回路220は、表示パネル210の一側(例:上側または下側)のみに位置することもできて、場合によっては、駆動方式、パネル設計方式などによって表示パネル210の両側(例:上側と下側)にすべて位置することもできる。
【0062】
データ駆動回路220は表示パネル210の非-表示領域(NDA)に電気的に連結されることができるし、場合によって、表示パネル210の表示領域(DA)と重畳されるように配置されることもできる。
【0063】
データ駆動回路220は、少なくとも一つのソースドライバー集積回路(Source Driver Integrated Circuit)を含んで具現されることができる。ここで、各ソースドライバー集積回路は、シフトレジスター(Shift Register)、ラッチ回路(Latch Circuit)、デジタルアナログコンバータ(DAC:Digital to Analog Converter)、出力バッファー(Output Buffer)などを含むことができる。各ソースドライバー集積回路は、場合によって、アナログデジタルコンバータ(Analog to Digital Converter)をさらに含むことができる。
【0064】
例えば、データ駆動回路220はテープオートメイテッドボンディング(TAB:Tape Automated Bonding)方式で表示パネル210と連結されるか、またはチップオンガラス(COG:Chip On Glass)またはチップオンパネル(COP:Chip On Panel)方式で表示パネル210のボンディングパッド(Bonding Pad)に連結されるか、またはチップオンフィルム(COF:Chip On Film)方式で具現されて表示パネル210と連結されることができる。
【0065】
ゲート駆動回路230は、表示パネル210の一側(例:左側または右側または上側または下側)のみに位置することもできて、場合によって、駆動方式、パネル設計方式などによって表示パネル210の両側(例:左側と右側)にすべて位置することもできる。
【0066】
ゲート駆動回路230は表示パネル210の非-表示領域(NDA)に電気的に連結されるか、または表示パネル210の非-表示領域(NDA)に配置されることができるし、場合によって、表示パネル210の表示領域(DA)と重畳されるように配置されることもできる。
【0067】
ゲート駆動回路230は、少なくとも一つのゲートドライバー集積回路(Gate Driver Integrated Circuit)を含んで具現されることができる。ここで、各ゲートドライバー集積回路はシフトレジスター(Shift Register)、レベルシフター(Level Shifter)などを含むことができる。
【0068】
例えば、ゲート駆動回路230はテープオートメイテッドボンディング(TAB)方式で表示パネル210と連結されるか、またはチップオンガラス(COG)またはチップオンパネル(COP)方式で表示パネル210のボンディングパッド(Bonding Pad)に連結されるか、またはチップオンフィルム(COF)方式に従って表示パネル210と連結されることができる。または、ゲート駆動回路230はゲートインパネル(GIP:Gate In Panel)タイプで表示パネル210の非-表示領域(NDA)に形成されることができる。ゲート駆動回路230は基板(SUB)上に配置されるか、または基板(SUB)に連結されることができる。すなわち、ゲート駆動回路230はGIPタイプの場合基板(SUB)の非-表示領域(NDA)に配置されることができる。ゲート駆動回路230はチップオンガラス(COG)タイプ、チップオンフィルム(COF)タイプなどの場合基板(SUB)に連結されることができる。
【0069】
一方、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230のうちで少なくとも一つの駆動回路は表示領域(DA)に配置されることもできる。例えば、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230のうちで少なくとも一つの駆動回路はサブピクセル(SP)と重畳されないように配置されることもできて、サブピクセル(SP)と一部または全体が重畳されるように配置されることもできる。
【0070】
一方、表示パネル210は液晶表示パネル、有機発光表示パネル及びプラズマ表示パネルなどの多様なタイプの表示パネルであることができる。
【0071】
図2bは、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のタッチセンシングパート(Touch Sensing Part)を示した図面である。
【0072】
図2bを参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100は、指及び/またはペンによるタッチ入力をセンシングするために、タッチパネル(TSP)とタッチセンシング回路300などを含むことができる。
【0073】
タッチセンシング回路300は、タッチパネル(TSP)を駆動してセンシングしてセンシングデータを出力するタッチ駆動回路310と、タッチ駆動回路310からセンシングデータを受信してタッチ位置を算出するタッチコントローラー320などを含むことができる。
【0074】
タッチパネル(TSP)は複数のタッチ電極(TE)を含むタッチセンサーを含むことができる。また、タッチパネル(TSP)は複数のタッチ電極(TE)をタッチ駆動回路310と電気的に連結させてくれるための複数のタッチライン(TL)などをさらに含むことができる。
【0075】
タッチ駆動回路310は複数のタッチ電極(TE)の全体または一部でタッチ駆動信号(TDS)を供給し、複数のタッチ電極(TE)の全体または一部をセンシングしてセンシングデータを生成してタッチコントローラー320に提供することができる。ここで、タッチ駆動回路310がタッチ電極(TE)をセンシングするということは、タッチ電極(TE)での電気的な信号を検出するという意味であることがある。
【0076】
タッチコントローラー320はタッチ駆動回路310から受信したセンシングデータを利用してタッチ有無及び/またはタッチ座標(タッチ位置)を獲得することができる。
【0077】
タッチ駆動信号(TDS)は時間によって電圧レベルが変化する信号であることがある。例えば、タッチ駆動信号(TDS)は矩形波、三角波、または正弦波などの多様なタイプであることがある。
【0078】
タッチ表示装置100は、各タッチ電極(TE)に形成されたキャパシタンスまたはその変化を測定してタッチをセンシングするセルフ-キャパシタンス(Self-capacitance)基盤のタッチセンシング機能を提供するか、または複数のタッチ電極(TE)の間のキャパシタンスまたはその変化を測定してタッチをセンシングするミューチュアル-キャパシタンス(Mutual-Capacitance)基盤のタッチセンシング機能を提供することもできる。
【0079】
タッチ表示装置100はセルフ-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能とミューチュアル-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能をすべて提供することができる。例えば、タッチ表示装置100はセルフ-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能とミューチュアル-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能をお互いに異なる時間帯またはお互いに異なる状況で提供することができる。
【0080】
タッチ表示装置100がセルフ-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能を提供する場合、タッチ駆動回路310は複数のタッチ電極(TE)それぞれにタッチ駆動信号(TDS)を供給し、タッチ駆動信号(TDS)が供給されたタッチ電極(TE)をセンシングし、センシングされた結果に根拠してセンシングデータを生成して出力することができる。ここで、センシングされた結果は指などのタッチオブジェクトとタッチ電極(TE)との間のキャパシタンスと対応される。
【0081】
タッチ表示装置100がミューチュアル-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能を提供する場合、複数のタッチ電極(TE)は複数の駆動タッチ電極と複数のセンシングタッチ電極で分類され、タッチ駆動回路310は複数の駆動タッチ電極でタッチ駆動信号(TDS)を供給し、複数のセンシングタッチ電極をセンシングし、センシングされた結果に根拠してセンシングデータを生成して出力することができる。ここで、センシングされた結果はセンシングタッチ電極と駆動タッチ電極との間のキャパシタンスと対応される。
【0082】
図3は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100の表示パネル210とタッチパネル(TSP)を示した図面である。
【0083】
図3を参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100で、タッチパネル(TSP)は表示パネル210の外部に存在することもできて、表示パネル210に内蔵することもできる。
【0084】
タッチパネル(TSP)が表示パネル210の外部に存在する場合、タッチパネル(TSP)と表示パネル210は別途の製作工程によって製作された以後、タッチパネル(TSP)と表示パネル210がボンディングされることができる。
【0085】
タッチパネル(TSP)が表示パネル210に内蔵された場合、表示パネル210が製作される工程中に複数のタッチ電極(TE)が共に形成されることができる。
【0086】
一方、複数のタッチ電極(TE)はタッチセンシングのための専用電極であることがある。または、複数のタッチ電極(TE)はディスプレイ駆動時にも活用可能な電極であることもある。例えば、複数のタッチ電極(TE)はタッチセンシングに活用されながら、ディスプレイ駆動時に共通電圧が印加される共通電極の役割をすることができる。
【0087】
以下では、説明の便宜のために、タッチ表示装置100がセルフ-キャパシタンス基盤のタッチセンシング機能を提供し、タッチパネル(TSP)は表示パネル210に内蔵されたタイプであることで仮定する。
【0088】
例えば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のタッチパネル(TSP)で、複数のタッチ電極(TE)はマトリックス形態で配列されることができる。
【0089】
複数のタッチ電極(TE)それぞれは、一つ以上のタッチライン(TL)を通じてタッチ駆動回路310と電気的に連結されることができる。
【0090】
複数のタッチライン(TL)は、一つ以上のタッチ電極(TE)と重畳されることができる。場合によって、複数のタッチライン(TL)は複数のタッチ電極(TE)が配置されない領域に迂回してタッチ駆動回路310と連結されることもできる。
【0091】
一つのタッチ電極(TE)または一つのタッチ電極(TE)が占める領域が四角ブロック形状を有しているが、これは説明の便宜のための例示であるだけで、多様な模様(例:ダイヤモンド、長い直四角形など)で設計されることができる。図2bでは、各タッチ電極(TE)または各タッチ電極(TE)の領域がすべて等しい大きさと模様で示されているが、これは説明の便宜のための例示であるだけで、複数のタッチ電極(TE)のうちで一部のタッチ電極(TE)またはその領域は模様及び大きさのうちで一つ以上が他のタッチ電極(TE)またはその領域と異なることがある。
【0092】
一つのタッチ電極(TE)は開口部がないプレートタイプの電極であることもあって、少なくとも一つの開口部があるメッシュタイプの電極であることがある。
【0093】
前述したように、タッチパネル(TSP)が表示パネル210に内蔵されることができる。この場合、表示パネル210が製作される工程中に複数のタッチ電極(TE)が共に形成されることができる。
【0094】
一つのタッチ電極(TE)が形成される領域の大きさは、一つのサブピクセル(SP)が形成される領域の大きさと対応されることもある。これと異なるように、図3に示されたように、一つのタッチ電極(TE)が形成される領域の大きさは一つのサブピクセル(SP)が形成される領域の大きさより大きくなることがある。
【0095】
一つのタッチ電極(TE)が形成される領域の大きさがふたつ以上のサブピクセル(SP)が形成される領域の大きさより大きい場合、一つのタッチ電極(TE)はふたつ以上のデータライン(DL)及びふたつ以上のゲートライン(GL)と重畳されることがある。
【0096】
タッチ駆動回路310及びタッチコントローラー320は、個別部品で具現されるか、または一つの部品で具現されることができる。
【0097】
例えば、タッチ駆動回路310はリードアウト集積回路(ROIC:Readout IC)で具現されることもできて、タッチコントローラー320はマイクロコントロールユニット(MCU:Micro Control Unit)で具現されることができる。
【0098】
一方、タッチ駆動回路310とデータ駆動回路220は、一つの集積回路チップ内に統合されて具現されることもできる。タッチ駆動回路310とデータ駆動回路220が統合された駆動回路は一つ以上の集積回路チップで具現されることができる。
【0099】
一方、タッチ駆動信号(TDS)は矩形波、三角波、または正弦波などの多様なタイプであることができる。例えば、タッチ駆動信号(TDS)は矩形波である場合、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation、以下、PWMと称する)信号であることがある。
【0100】
図3を参照すれば、データライン(DL)とゲートライン(GL)はお互いに交差することができる。すなわち、データライン(DL)は第1方向に延長され、ゲートライン(GL)は第1方向と異なる第2方向に延長される。
【0101】
例えば、第1方向は縦方向(垂直方向、Vertical Direction)であり、第2方向は横方向(水平方向、Horizontal Direction)であることがある。これと反対に、第1方向は横方向(水平方向)であり、第2方向は縦方向(垂直方向)であることがある。
【0102】
本明細書に記載された縦方向と横方向はお互いに異なる2個の方向を区別するために記載したものに過ぎない。縦方向と横方向は互いに相対的な方向であるだけで、お互いに変わることがある。すなわち、以下で記載された縦方向は場合によって横方向であることがある。同様に、下から記載された横方向は場合によって縦方向であることがある。
【0103】
本明細書で記載される縦方向は、1個のデータライン(DL)が延長されながら配置される方向を意味し、横方向は1個のゲートライン(GL)が延長されながら配置される方向を意味することがある。
【0104】
図4は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100でスプリットタイプ(Split Type)のタッチセンサー構造の一部分を示した図面である。
【0105】
図4を参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のタッチパネル(TSP)は、タッチセンサーとして複数のタッチ電極(TE)を含むが、複数のタッチ電極(TE)はお互いに分離して配置されることができる。
【0106】
複数のタッチ電極(TE)はお互いに物理的に離れているだけではなく、電気的でもすべて分離されている。このようなタッチセンサー構造をスプリットタイプ(Split Type)のタッチセンサー構造と称する。但し、複数のタッチ電極(TE)の全体または一部はタッチ駆動回路310内で電気的に連結されることもできる。
【0107】
スプリットタイプのタッチセンサー構造の場合、複数のタッチ電極(TE)それぞれは一つ以上のコンタクトホール(CNT)を通じてタッチライン(TL)と電気的に連結されることができる。
【0108】
複数のタッチ電極(TE)は表示領域(DA)内に位置することができる。場合によって、複数のタッチ電極(TE)のうちで一部(例:最外郭タッチ電極)は、表示領域(DA)の外領域(外郭領域)に位置するか、または表示領域(DA)の外領域(外郭領域)まで拡張されていることもある。ここで、表示領域(DA)は映像が表示される領域として、タッチセンシングが可能な領域であることがある。
【0109】
図4に示されたように、複数のタッチ電極(TE)に電気的に連結された複数のタッチライン(TL)は表示領域(DA)内に位置することができる。場合によって、複数のタッチライン(TL)の全体または一部は表示領域(DA)の外郭に位置することもある。
【0110】
図4に示されたように、複数のタッチ電極(TE)に電気的に連結された複数のタッチライン(TL)が表示領域(DA)内に位置する場合、複数のタッチライン(TL)は複数のタッチ電極(TE)と異なる層(Layer)に位置して複数のタッチ電極(TE)と重畳されることができる。
【0111】
図4を参照すれば、複数のタッチライン(TL)すべては同一であるか、または類似な長さを有することがある。すなわち、複数のタッチライン(TL)はコンタクトホール(CNT)の位置と関係なく、タッチ駆動回路310が連結されるパッド部400でその反対側支点まで配置されることができる。
【0112】
これと異なるように、複数のタッチライン(TL)それぞれの長さは電気的に連結されるタッチ電極(TE)の位置によって異なることがある。これによって、複数のタッチライン(TL)それぞれの長さは、パッド部400で該当コンタクトホール(CNT)の位置までの距離であることがある。
【0113】
図4を参照すれば、スプリットタイプのタッチセンサー構造の場合、一つのタッチ電極(TE)が一つのタッチライン(TL)と電気的に連結されたら、複数のタッチライン(TL)の個数は複数のタッチ電極(TE)の個数程度いなければならない。ここで、複数のタッチライン(TL)の個数はタッチ駆動回路310の信号入出力のためのタッチチャンネル(TCH)の個数と対応される。
【0114】
図4の例示によれば、スプリットタイプのタッチセンサー構造は、4行4列で配列された16個のタッチ電極(TE)を含んで、16個のタッチ電極(TE)とタッチ駆動回路310を電気的に連結してくれる16個のタッチライン(TL)を含むことができる。これによって、タッチ駆動回路310は16個のタッチチャンネル(TCH)を有する。
【0115】
スプリットタイプのタッチセンサー構造の場合、複数のタッチ電極(TE)の個数はタッチ電極行とタッチ電極列の個数を掛けた値であり、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数はタッチ電極(TE)の個数と同一であることがある。
【0116】
スプリットタイプのタッチセンサー構造の場合、タッチ電極(TE)の個数が多くなるほど、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数も多くなることがある。
【0117】
仮に、タッチパネル(TSP)の大きさが大きくなる場合またはタッチセンシング精密度を高めるためにタッチ電極(TE)の個数が多くなる場合、タッチライン(TL)の個数が増えるようになって、タッチ駆動回路310のタッチチャンネル(TCH)の個数も増加するようになる。これにより、パネル製作が複雑になって難しくなるだけでなく、タッチ駆動回路310も多くの個数のタッチチャンネル(TCH)によって内部回路構造が複雑になることがある。
【0118】
一方、図4のようなスプリットタイプのタッチセンサー構造は、各タッチ電極(TE)のセルフ-キャパシタンス(Self-capacitance)に基礎してタッチをセンシングするためのタッチセンサーであるか、または複数のタッチ電極(TE)の間のミューチュアル-キャパシタンス(Mutual-capacitance)に基礎してタッチをセンシングするためのタッチセンサーであることがある。
【0119】
図5は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100でスプリットタイプのタッチセンサー構造のタッチチャンネル数の低減方案を示した図面である。
【0120】
図5を参照すれば、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数を減らすために、スプリットタイプのタッチセンサー構造の場合、タッチ電極(TE)の大きさを確張することができる。
【0121】
図5の例示によれば、1個のタッチ電極(TE)の大きさを増加させることで、等しい領域内に配置されるタッチ電極(TE)の個数が16個から9個に減少する。これによって、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数も16個から9個に減少する。
【0122】
前述したように、1個のタッチ電極(TE)の大きさを拡大すれば、タッチ電極(TE)の個数、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数を減らすことができる。
【0123】
しかし、1個のタッチ電極(TE)の大きさを拡大すれば、等しい領域内で、キャパシタンス変化を感知することができる支点の個数が減る。すなわち、1個のタッチ電極(TE)の大きさを拡大すれば、等しい領域内で、タッチ座標と対応されるタッチノードの個数が16個から9個に減るようになる。ここで、スプリットタイプのタッチセンサー構造で、一つのタッチノードは一つのタッチ電極(TE)である。
【0124】
これによって、タッチセンシング精密度が下がることがある。例えば、タッチ電極の大きさが大きくなるようになれば、タッチセンシング回路300は2個のお互いに異なるタッチ位置を区別することができないこともある。
【0125】
これに、本発明の実施例は、タッチ座標と対応されるタッチノードの個数を図4のようなスプリットタイプのタッチセンサー構造でのタッチノード個数と等しく維持してタッチセンシング精密度を落とさないながらも、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数を減らすことができる新しい織造タイプ(Woven type)のタッチセンサー構造を提示する。
【0126】
図6は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100で織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面である。
【0127】
図6を参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100で、織造タイプのタッチセンサー構造の基本的な単位をタッチセンサー単位(TSU:Touch Sensor Unit)と称する。すなわち、タッチセンサー単位(TSU)が繰り返されて織造タイプのタッチセンサー構造を形成するようになる。
【0128】
本明細書で、織造タイプのタッチセンサー構造を構成する1個のタッチセンサー単位(TSU)が占める領域の面積は、図4のスプリットタイプのタッチセンサー構造が占める領域の面積と等しいと仮定する。
【0129】
図6を参照すれば、各タッチセンサーユニット(TSU)は4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)を含むことができる。
【0130】
図6では、各タッチセンサーユニット(TSU)内で、4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)が単純なマトリックス形態で配置されるように示されているが、このような電極配置は、織造タイプのタッチセンサー構造による4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)の配置構造を等価的に簡略に表現したことであるだけで、実際ではより複雑な配置構造を有する。これに対して以下でより詳細に説明する。
【0131】
図7は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100で織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面である。
【0132】
図7を参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100はタッチ座標と対応されるタッチノードの個数を図4のスプリットタイプのタッチセンサー構造でのタッチノード個数と等しく維持してタッチセンシング精密度を落とさないながらも、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数を減らすことができる新しい織造タイプ(Woven type)のタッチセンサー構造を有する。
【0133】
ここで、“織造タイプ(Woven type)”は、複数の電極(H1~H4、V1A~V1D、V2A~V2D、V3A~V3D、V4A~V4D)の配値が非常に複雑な構造で配置されるという意味などであることがある。
【0134】
図7を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチセンサーユニット(TSU)は、第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)及び第4横電極(H4)を含むことができる。
【0135】
第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)及び第4横電極(H4)それぞれは、横方向に延長されながら配置される。第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)及び第4横電極(H4)は縦方向に離隔されて配置される。
【0136】
図7を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチセンサーユニット(TSU)は、第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)及び第4横電極(H4)をタッチ駆動回路310と電気的に連結させてくれるための第1横タッチライン(HTL1)、第2横タッチライン(HTL2)、第3横タッチライン(HTL3)及び第4横タッチライン(HTL4)をさらに含むことができる。
【0137】
図7を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチセンサーユニット(TSU)は、第1横電極(H1)と第2横電極(H2)との間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)と、第2横電極(H2)と第3横電極(H3)との間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)と、第3横電極(H3)と第4横電極(H4)との間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第3分離電極(V3A、V3B、V3C、V3D)と、第4横電極(H4)と縦方向に接するように位置して横方向にお互いに離隔される複数の第4分離電極(V4A、V4B、V4C、V4D)を含むことができる。
【0138】
図7を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチセンサーユニット(TSU)は、複数の分離電極(V1A~V1D、V2A~V2D、V3A~V3D、V4A~V4D)を利用して第1乃至第4縦電極(V1~V4)を構成するために、第1垂直タッチライン(VTL1)、第2垂直タッチライン(VTL2)、第3垂直タッチライン(VTL3)及び第4垂直タッチライン(VTL4)を含むことができる。
【0139】
第1垂直タッチライン(VTL1)は1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と、1番目列に配置された第2分離電極(V2A)と、1番目列に配置された第3分離電極(V3A)と、1番目列に配置された第4分離電極(V4A)をお互いに電気的に連結させてタッチ駆動回路310と同時に電気的に連結してくれることができる。
【0140】
1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と、1番目列に配置された第2分離電極(V2A)と、1番目列に配置された第3分離電極(V3A)と、1番目列に配置された第4分離電極(V4A)は第1縦電極(V1)を構成する。
【0141】
第2垂直タッチライン(VTL2)は2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と、2番目列に配置された第2分離電極(V2B)と、2番目列に配置された第3分離電極(V3B)と、2番目列に配置された第4分離電極(V4B)をお互いに電気的に連結させてタッチ駆動回路310と同時に電気的に連結してくれることができる。
【0142】
2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と、2番目列に配置された第2分離電極(V2B)と、2番目列に配置された第3分離電極(V3B)と、2番目列に配置された第4分離電極(V4B)は第2縦電極(V2)を構成する。
【0143】
第3垂直タッチライン(VTL3)は3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と、3番目列に配置された第2分離電極(V2C)と、3番目列に配置された第3分離電極(V3C)と、3番目列に配置された第4分離電極(V4C)をお互いに電気的に連結させてタッチ駆動回路310と同時に電気的に連結してくれることができる。
【0144】
3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と、3番目列に配置された第2分離電極(V2C)と、3番目列に配置された第3分離電極(V3C)と、3番目列に配置された第4分離電極(V4C)は第3縦電極(V3)を構成する。
【0145】
第4垂直タッチライン(VTL4)は、4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と、4番目列に配置された第2分離電極(V2D)と、4番目列に配置された第3分離電極(V3D)と、4番目列に配置された第4分離電極(V4D)をお互いに電気的に連結させてタッチ駆動回路310と同時に電気的に連結してくれることができる。
【0146】
4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と、4番目列に配置された第2分離電極(V2D)と、4番目列に配置された第3分離電極(V3D)と、4番目列に配置された第4分離電極(V4D)は第4縦電極(V4)を構成する。
【0147】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造によれば、図4のスプリットタイプのタッチセンサー構造の領域と等しい領域を占めるタッチセンサーユニット(TSU)内で、4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)が構成され、総16個のタッチノードが形成されることができる。ここで、織造タイプのタッチセンサー構造で、一つのタッチノードは1個の横電極と1個の縦電極が交差する領域を意味する。
【0148】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサーユニット(TSU)は、4個の横タッチライン(HTL1~HTL4)と4個の縦タッチライン(VTL1~VTL4)を含んで総8個のタッチライン(TL)を要する。これは図4のスプリットタイプのタッチセンサー構造で要するタッチライン(TL)の個数(16個)より半分が減ったものである。
【0149】
よって、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造は、図4のスプリットタイプのタッチセンサー構造でのタッチノード個数と等しく維持してタッチセンシング精密度を落とさないながらも、タッチライン(TL)の個数及びタッチチャンネル(TCH)の個数を減らしてくれることができる。
【0150】
一方、図7に示された織造タイプのタッチセンサー構造で、複数の横電極(H1~H4)と複数のゲートライン(GL)は平行に配置される。よって、1個の横電極(H1~H4中の一つ)と1個のゲートライン(GL)との間の重畳面積が大きい。
【0151】
よって、複数のタッチ電極(TE)に該当する複数の横電極(H1~H4)とゲートラインら(GL)の間の重畳面積が大きくなることによって、複数のタッチ電極(TE)と複数のゲートライン(GL)との間の寄生キャパシタンスが大きくなるようになって、これによりタッチ感度が少し低下される可能性がある。
【0152】
以下では、図7の織造タイプのタッチセンサー構造が有する効果はそのまま維持しながらも、複数のタッチ電極(TE)と複数のゲートライン(GL)との間の寄生キャパシタンスを減らしてくれることができる変形された織造タイプのタッチセンサー構造を説明する。
【0153】
図8は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100で他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面であり、図9図8の一部領域(ENV1)の拡大図である。
【0154】
図8を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、横方向にお互いに離れている複数の第1電極パート(HE1)と複数の第1電極パート(HE1)を連結してくれる複数の第1ブリッジパート(HB1)を含む第1横電極(H1)と、第1横電極(H1)と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第2電極パート(HE2)と複数の第2電極パート(HE2)を連結してくれる複数の第2ブリッジパート(HB2)を含む第2横電極(H2)と、第2横電極(H2)と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第3電極パート(HE3)と複数の第3電極パート(HE3)を連結してくれる複数の第3ブリッジパート(HB3)を含む第3横電極(H3)と、第3横電極(H3)と縦方向に離隔され、横方向にお互いに離れている複数の第4電極パート(HE4)と複数の第4電極パート(HE4)を連結してくれる複数の第4ブリッジパート(HB4)を含む第4横電極(H4)を含むことができる。
【0155】
図8を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、第1横電極(H1)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチライン(HTL1)と、第2横電極(H2)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチライン(HTL2)と、第3横電極(H3)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3横タッチライン(HTL3)と、第4横電極(H4)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第4横タッチライン(HTL4)をさらに含むことができる。
【0156】
図8を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、複数の第1ブリッジパート(HB1)と複数の第2ブリッジパート(HB2)との間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)と、複数の第2ブリッジパート(HB2)と複数の第3ブリッジパート(HB3)との間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)と、複数の第3ブリッジパート(HB3)と複数の第4ブリッジパート(HB4)との間に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第3分離電極(V3A、V3B、V3C、V3D)と、複数の第4ブリッジパート(HB4)それぞれの下に位置して横方向にお互いに離隔される複数の第4分離電極(V4A、V4B、V4C、V4D)などをさらに含むことができる。
【0157】
図8を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造では、複数の分離電極(V1A~V1D、V2A~V2D、V3A~V3D、V4A~V4D)を利用して第1縦電極(V1)、第2縦電極(V2)、第3縦電極(V3)及び第4縦電極(V4)が構成されることができる。
【0158】
図8を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、第1縦電極(V1)、第2縦電極(V2)、第3縦電極(V3)及び第4縦電極(V4)を構成するために、第1縦タッチライン(VTL1)、第2縦タッチライン(VTL2)、第3縦タッチライン(VTL3)及び第4縦タッチライン(VTL4)を含むことができる。
【0159】
第1縦タッチライン(VTL1)は複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで1番目列に配置された第2分離電極(V2A)を電気的に連結してくれることができる。
【0160】
1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と、1番目列に配置された第2分離電極(V2A)と、1番目列に配置された第3分離電極(V3A)と、1番目列に配置された第4分離電極(V4A)などは、一つの第1縦タッチライン(VTL1)で連結されて一つの第1縦電極(V1)を構成する。
【0161】
第2縦タッチライン(VTL2)は、複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで2番目列に配置された第2分離電極(V2B)を電気的に連結してくれることができる。
【0162】
2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と、2番目列に配置された第2分離電極(V2B)と、2番目列に配置された第3分離電極(V3B)と、2番目列に配置された第4分離電極(V4B)などは、一つの第2縦タッチライン(VTL2)で連結されて一つの第2縦電極(V2)を構成する。
【0163】
第3縦タッチライン(VTL3)は、複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで3番目列に配置された第2分離電極(V2C)を電気的に連結してくれることができる。
【0164】
3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と、3番目列に配置された第2分離電極(V2C)と、3番目列に配置された第3分離電極(V3C)と、3番目列に配置された第4分離電極(V4C)などは、一つの第3縦タッチライン(VTL3)で連結されて一つの第3縦電極(V3)を構成する。
【0165】
第4縦タッチライン(VTL4)は、複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで4番目列に配置された第2分離電極(V2D)を電気的に連結してくれることができる。
【0166】
4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と、4番目列に配置された第2分離電極(V2D)と、4番目列に配置された第3分離電極(V3D)と、4番目列に配置された第4分離電極(V4D)などは、一つの第4縦タッチライン(VTL4)で連結されて一つの第4縦電極(V4)を構成する。
【0167】
図8を参照すれば、タッチ駆動回路310は、第1横タッチライン(HTL1)を通じて第1横電極(H1)と電気的に連結され、第2横タッチライン(HTL2)を通じて第2横電極(H2)と電気的に連結され、第3横タッチライン(HTL3)を通じて第3横電極(H3)と電気的に連結され、第4横タッチライン(HTL4)を通じて第4横電極(H4)と電気的に連結されることができる。
【0168】
タッチ駆動回路310は、第1縦タッチライン(VTL1)を通じて第1縦電極(V1)と電気的に連結され、第2縦タッチライン(VTL2)を通じて第2縦電極(V2)と電気的に連結される連結され、第3縦タッチライン(VTL3)を通じて第3縦電極(V3)と電気的に連結される連結され、第4縦タッチライン(VTL4)を通じて第4縦電極(V4)と電気的に連結されることができる。
【0169】
図8及び図9を参照すれば、複数の第1ブリッジパート(HB1)それぞれの縦方向長さ(Lb)は、複数の第1電極パート(HE1)それぞれの縦方向長さ(Le)より短い。複数の第2ブリッジパート(HB2)それぞれの縦方向長さ(Lb)は、複数の第2電極パート(HE2)それぞれの縦方向長さ(Le)より短い。複数の第3ブリッジパート(HB3)それぞれの縦方向長さ(Lb)は、複数の第3電極パート(HE3)それぞれの縦方向長さ(Le)より短い。複数の第4ブリッジパート(HB4)それぞれの縦方向長さ(Lb)は、複数の第4電極パート(HE4)それぞれの縦方向長さ(Le)より短い。
【0170】
以下で、第1乃至第4横タッチライン(HTL1~HTL4)の配置構造を説明する。
【0171】
図8を参照すれば、第1横タッチライン(HTL1)は第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)及び複数の第1ブリッジパート(HB1)のうちで一つに連結され、第2横タッチライン(HTL2)は第2横電極(H2)の複数の第2電極パート(HE2)及び複数の第2ブリッジパート(HB2)のうちで一つに連結され、第3横タッチライン(HTL3)は第3横電極(H3)の複数の第3電極パート(HE3)及び第3ブリッジパート(HB3)のうちで一つに連結され、第4横タッチライン(HTL4)は第4横電極(H4)の複数の第4電極パート(HE4)及び第4ブリッジパート(HB4)のうちで一つに連結されることができる。
【0172】
図8の例示によれば、第1横タッチライン(HTL1)は第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)のうちでの一つ(1番目列の第1電極パート(HE1))に連結され、第2横タッチライン(HTL2)は第2横電極(H2)の複数の第2電極パート(HE2)のうちでの一つ(2番目列の第2電極パート(HE2))に連結され、第3横タッチライン(HTL3)は第3横電極(H3)の複数の第3電極パート(HE3)のうちでの一つ(3番目列の第3電極パート(HE3))に連結され、第4横タッチライン(HTL4)は第4横電極(H4)の複数の第4電極パート(HE4)のうちでの一つ(4番目列の第4電極パート(HE4))に連結されることができる。
【0173】
これと異なるように、第1横タッチライン(HTL1)は第1横電極(H1)の複数の第1ブリッジパート(BE1)のうちでの一つ(1番目列の第1ブリッジパート(BE1))に連結され、第2横タッチライン(HTL2)は第2横電極(H2)の複数の第2ブリッジパート(BE2)のうちでの一つ(2番目列の第2ブリッジパート(BE2))に連結され、第3横タッチライン(HTL3)は第3横電極(H3)の複数の第3ブリッジパート(BE3)のうちでの一つ(3番目列の第3ブリッジパート(BE3))に連結され、第4横タッチライン(HTL4)は第4横電極(H4)の複数の第4ブリッジパート(BE4)のうちでの一つ(4番目列の第4ブリッジパート(BE4))に連結されることができる。
【0174】
図8を参照すれば、第1横タッチライン(HTL1)は、第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)のうちで1番目列に配置された第1電極パート(HE1)と、第2横電極(H2)の複数の第2電極パート(HE2)のうちで1番目列に配置された第2電極パート(HE2)と、第3横電極(H3)の複数の第3電極パート(HE3)のうちで1番目列に配置された第3電極パート(HE3)と、第4横電極(H4)の複数の第4電極パート(HE4)のうちで1番目列に配置された第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。
【0175】
第2横タッチライン(HTL2)は、第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)のうちで2番目列に配置された第1電極パート(HE1)と、第2横電極(H2)の複数の第2電極パート(HE2)のうちで2番目列に配置された第2電極パート(HE2)と、第3横電極(H3)の複数の第3電極パート(HE3)のうちで2番目列に配置された第3電極パート(HE3)と、第4横電極(H4)の複数の第4電極パート(HE4)のうちで2番目列に配置された第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。
【0176】
第3横タッチライン(HTL3)は、第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)のうちで3番目列に配置された第1電極パート(HE1)と、第2横電極(H2)の複数の第2電極パート(HE2)のうちで3番目列に配置された第2電極パート(HE2)と、第3横電極(H3)の複数の第3電極パート(HE3)のうちで3番目列に配置された第3電極パート(HE3)と、第4横電極(H4)の複数の第4電極パート(HE4)のうちで3番目列に配置された第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。
【0177】
第4横タッチライン(HTL4)は、第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)のうちで4番目列に配置された第1電極パート(HE1)と、第2横電極(H2)の複数の第2電極パート(HE2)のうちで4番目列に配置された第2電極パート(HE2)と、第3横電極(H3)の複数の第3電極パート(HE3)のうちで4番目列に配置された第3電極パート(HE3)と、第4横電極(H4)の複数の第4電極パート(HE4)のうちで4番目列に配置された第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。
【0178】
図8を参照すれば、2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と2番目列に配置された第2分離電極(V2B)は、第1横タッチライン(HTL1)と第2横タッチライン(HTL2)との間に配置されることができる。
【0179】
図8のように第1乃至第4横タッチライン(HTL1~HLT4)は、第1乃至第4横電極(H1~H4)と連結される支点までに配置されることもできる。これと異なるように、第1乃至第4横タッチライン(HTL1~HLT4)は第1乃至第4横電極(H1~H4)と連結される支点を経ってタッチセンサーユニット(TSU)の上端またはタッチパネル(TSP)の上端まで延長されることもできる。例えば、3番目列に配置された第3分離電極(V3C)と第4分離電極(V4C)は第2横タッチライン(HTL2)と第3横タッチライン(HTL3)との間に配置されることができる。また、3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と第2分離電極(V2C)も第2横タッチライン(HTL2)と第3横タッチライン(HTL3)との間に配置されると見られる。
【0180】
4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と4番目列に配置された第2分離電極(V2D)は、第3横タッチライン(HTL3)と第4横タッチライン(HTL4)との間に配置されることができる。
【0181】
以下で、第1乃至第4縦タッチライン(VTL1~VTL4)の配置構造を説明する。
【0182】
図8を参照すれば、第1縦タッチライン(VTL1)は複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と重畳され、複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで1番目列に配置された第2分離電極(V2A)と重畳されることができる。
【0183】
第1縦タッチライン(VTL1)は1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と1番目列に配置された第2分離電極(V2A)との間に位置する第2横電極(H2)の第2ブリッジパート(HB2)と重畳されることができる。
【0184】
第2縦タッチライン(VTL2)は複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と重畳され、複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで2番目列に配置された第2分離電極(V2B)と重畳されることができる。
【0185】
第2縦タッチライン(VTL2)は2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と2番目列に配置された第2分離電極(V2B)との間に位置する第2横電極(H2)の第2ブリッジパート(HB2)と重畳されることができる。
【0186】
第3縦タッチライン(VTL3)は複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と重畳され、複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで3番目列に配置された第2分離電極(V2C)と重畳されることができる。
【0187】
第3縦タッチライン(VTL3)は3番目列に配置された第1分離電極(V1C)と3番目列に配置された第2分離電極(V2C)との間に位置する第2横電極(H2)の第2ブリッジパート(HB2)と重畳されることができる。
【0188】
第4縦タッチライン(VTL4)は複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)のうちで4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と重畳され、複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)のうちで4番目列に配置された第2分離電極(V2D)と重畳されることができる。
【0189】
第4縦タッチライン(VTL4)は4番目列に配置された第1分離電極(V1D)と4番目列に配置された第2分離電極(V2D)との間に位置する第2横電極(H2)の第2ブリッジパート(HB2)と重畳されることができる。
【0190】
図8を参照すれば、複数ゲートライン(GL)はディスプレイ駆動のために複数のサブピクセル(SP)に複数のゲート信号を伝達するための信号ラインとして、縦方向にお互いに離隔される。複数ゲートライン(GL)それぞれは横方向に延長されて配置されることができる。
【0191】
図8の織造タイプのタッチセンサー構造の場合、第1乃至第4横電極(H1~H4)それぞれの模様によって、第1乃至第4横電極(H1~H4)が複数のゲートライン(GL)と重畳される面積が減ることがある。
【0192】
例えば、複数ゲートライン(GL)は第1横電極(H1)の複数の第1電極パート(HE1)と重畳されるだけで、第1横電極(H1)の複数の第1ブリッジパート(HB1)とは重畳されないゲートライン(GL)を含むことができる。このようなゲートライン(GL)は第1横電極(H1)の複数の第1ブリッジパート(HB1)と重畳されないことで、第1横電極(H1)との重畳面積が減少することがある。
【0193】
よって、第1乃至第4横電極(H1~H4)と複数のゲートライン(GL)との間の寄生キャパシタンスが減ることがある。
【0194】
また、図8の織造タイプのタッチセンサー構造の場合、第1乃至第4縦電極(V1~V4)それぞれは複数の分離電極で構成されるため、第1乃至第4縦電極(V1~V4)それぞれが重畳されるゲートライン(GL)の個数が減ることがある。
【0195】
よって、第1乃至第4縦電極(V1~V4)と複数のゲートライン(GL)との間の寄生キャパシタンスが減ることがある。
【0196】
前述したように、図8の織造タイプのタッチセンサー構造の場合、第1乃至第4横電極(H1~H4)と複数のゲートライン(GL)との間の寄生キャパシタンスが減って、第1乃至第4縦電極(V1~V4)と複数のゲートライン(GL)との間の寄生キャパシタンスが減るため、タッチ感度が大きく向上することができる。
【0197】
図8を参照すれば、複数のデータライン(DL)はディスプレイ駆動のために映像信号等を伝達するための信号ラインとして、横方向をお互いに離隔される。そして、複数のデータライン(DL)それぞれは縦方向に延長されて配置されることができる。
【0198】
第1横タッチライン(HTL1)、第2横タッチライン(HTL2)及び第3横タッチライン(HTL3)、第1縦タッチライン(VTL1)及び第2縦タッチライン(VTL2)などは複数のデータライン(DL)と平行に配置されることができる。第4横タッチライン(HTL4)、第3縦タッチライン(VTL3)、第4縦タッチライン(VTL4)なども複数のデータライン(DL)と平行に配置されることができる。
【0199】
図8の織造タイプのタッチセンサー構造の場合、第1乃至第4横電極(H1~H4)のうちで何れか一つも1個のデータライン(DL)と全体的に重畳されない。よって、第1乃至第4横電極(H1~H4)とデータライン(DL)との間の寄生キャパシタンスが減ることがある。
【0200】
図8の織造タイプのタッチセンサー構造の場合、第1乃至第4縦電極(V1~V4)それぞれは、複数の分離した分離電極で構成されるため、第1乃至第4縦電極(V1~V4)それぞれが1個のデータライン(DL)と重畳される面積が減少することがある。よって、第1乃至第4縦電極(V1~V4)とデータライン(DL)との間の寄生キャパシタンスが減ることがある。
【0201】
前述したように、図8の織造タイプのタッチセンサー構造の場合、複数のタッチ電極(H1~H4、V1~V4)と複数のディスプレイ駆動配線(GL、DL)との間の寄生キャパシタンスが減るため、タッチ感度が大きく向上することができる。
【0202】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造で、第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)、複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)及び複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)それぞれは、お互いに異なる層に位置する一つ以上の第1レイヤード電極(L1E)と一つ以上の第2レイヤード電極(L2E)が電気的に連結されて構成されることができる。
【0203】
図9を参照すれば、第2横電極(H2)の第2電極パート(HE2)と第2ブリッジパート(HB2)と、2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と2番目列に配置された第2分離電極(V2B)それぞれは、絶縁層(INS)によって電気的に分離された第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成されることができる。
【0204】
これと関して、第2横電極(H2)の第2電極パート(HE2)と第2ブリッジパート(HB2)それぞれはお互いに異なる層に位置する第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成されても、第2横電極(H2)の領域内で、第2横電極(H2)の第2電極パート(HE2)と第2ブリッジパート(HB2)それぞれを構成する第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)は少なくとも一つの支点で絶縁層(INS)のコンタクトホールを通じて電気的に連結されることができる。
【0205】
2番目列に配置された第1分離電極(V1B)と2番目列に配置された第2分離電極(V2B)それぞれは、第2縦電極(V2)に含まれる複数の分離電極として、お互いに異なる層に位置する第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成されても、2番目列に配置された第1分離電極(V1B)の領域内で第1分離電極(V1B)を構成する第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)は少なくとも一つの支点で絶縁層(INS)のコンタクトホールを通じて電気的に連結され、2番目列に配置された第2分離電極(V2B)の領域内で第2分離電極(V2B)を構成する第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)は少なくとも一つの支点で絶縁層(INS)のコンタクトホールを通じて電気的に連結されることができる。前述した第1及び第2レイヤード電極(L1E、L2E)の電極領域内のコンタクト構造は、図11図13及び図15でも等しく適用されることができる。
【0206】
一方、第2横電極(H2)に含まれる第2電極パート(HE2)と第2ブリッジパート(HB2)を構成する第2レイヤード電極(L2E)と、第2縦電極(V2)に含まれる第1分離電極(V1B)と第2分離電極(V2B)を構成する第2レイヤード電極(L2E)は、等しい物質で等しい層に位置することができるが、お互いを区別するために、説明の便宜上、図9では異なる色(明るさ)で表示されている。このような第2レイヤード電極(L2E)の図面上の表記方式は図11図13及び図15でも等しく適用される。
【0207】
例えば、第1レイヤード電極(L1E)はサブピクセル(SP)内に配置されるピクセル電極と等しい物質であることができる。第2レイヤード電極(L2E)はゲートライン(GL)またはトランジスターのゲート電極と等しい物質であることができる。
【0208】
図10は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100であって、他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面であり、図11図10の一部領域(ENV2)の拡大図である。
【0209】
図10に示された織造タイプのタッチセンサー構造は図8のタッチセンサー構造の一部のみを変更したものである。よって、下では図8のタッチセンサー構造と差がある内容を主として説明する。
【0210】
図10を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)で、複数の第1分離電極(V1A、V1B、V1C、V1D)、複数の第2分離電極(V2A、V2B、V2C、V2D)及び複数の第3分離電極(V3A、V3B、V3C、V3D)それぞれは突起構造を有する。
【0211】
例えば、1番目列に配置された第1分離電極(V1A)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)と第2電極パート(HE2)との間に介された第1突起パート(PP)を有することができる。1番目列に配置された第2分離電極(V2A)は同一な列に配置された第2電極パート(HE2)と第3電極パート(HE3)との間に介された第2突起パート(PP)を有することができる。1番目列に配置された第3分離電極(V3A)は同一な列に配置された第3電極パート(HE4)と第4電極パート(HE4)との間に介された第3突起パート(PP)を有することができる。
【0212】
前述した突起構造によって、第1乃至第4縦タッチライン(VTL1~VTL4)の配置構造は下記のように変更されることができる。
【0213】
図10を参照すれば、第1乃至第4縦タッチライン(VTL1~VTL4)は複数の第1乃至第4分離電極(V1A~V1D、V2A~V2D、V3A~V3D、V4A~V4D)に形成された突起パート(PP)に連結される。
【0214】
さらに具体的に説明すれば、第1縦タッチライン(VTL1)は1番目列に配置された複数の分離電極(V1A、V2A、V3A、V4A)の突起パート(PP)をお互いに電気的に連結してくれることができる。第2縦タッチライン(VTL2)は2番目列に配置された複数の分離電極(V1B、V2B、V3B、V4B)の突起パート(PP)をお互いに電気的に連結してくれることができる。第3縦タッチライン(VTL3)は3番目列に配置された複数の分離電極(V1C、V2C、V3C、V4C)の突起パート(PP)をお互いに電気的に連結してくれることができる。第4縦タッチライン(VTL4)は4番目列に配置された複数の分離電極(V1D、V2D、V3D、V4D)の突起パート(PP)をお互いに電気的に連結してくれることができる。
【0215】
図10を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、1番目列に配置された第1分離電極(V1A)の第1突起パート(PP)と第1縦タッチライン(VTL1)が連結される第1コンタクトホール(CNT1)と、1番目列に配置された第2分離電極(V2A)の第2突起パート(PP)と第1縦タッチライン(VTL1)が連結される第2コンタクトホール(CNT2)と、1番目列に配置された第3分離電極(V3A)の第3突起パート(PP)と第1縦タッチライン(VTL1)が連結される第3コンタクトホール(CNT3)を含むことができる。
【0216】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、2番目列に配置された第1分離電極(V1B)の第1突起パート(PP)と第2縦タッチライン(VTL2)が連結される第1コンタクトホール(CNT1)と、2番目列に配置された第2分離電極(V2B)の第2突起パート(PP)と第2縦タッチライン(VTL2)が連結される第2コンタクトホール(CNT2)と、2番目列に配置された第3分離電極(V3B)の第3突起パート(PP)と第2縦タッチライン(VTL2)が連結される第3コンタクトホール(CNT3)を含むことができる。
【0217】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、3番目列に配置された第1分離電極(V1C)の第1突起パート(PP)と第3縦タッチライン(VTL3)が連結される第1コンタクトホール(CNT1)と、3番目列に配置された第2分離電極(V2C)の第2突起パート(PP)と第3縦タッチライン(VTL3)が連結される第2コンタクトホール(CNT2)と、3番目列に配置された第3分離電極(V3C)の第3突起パート(PP)と第3縦タッチライン(VTL3)が連結される第3コンタクトホール(CNT3)を含むことができる。
【0218】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、4番目列に配置された第1分離電極(V1D)の第1突起パート(PP)と第4縦タッチライン(VTL4)が連結される第1コンタクトホール(CNT1)と、4番目列に配置された第2分離電極(V2D)の第2突起パート(PP)と第4縦タッチライン(VTL4)が連結される第2コンタクトホール(CNT2)と、4番目列に配置された第3分離電極(V3D)の第3突起パート(PP)と第4縦タッチライン(VTL4)が連結される第3コンタクトホール(CNT3)を含むことができる。
【0219】
図10を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)で、第1縦タッチライン(VTL1)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)及び第3電極パート(HE3)と重畳され、同一な列に配置された第1ブリッジパート(HB1)、第2ブリッジパート(HB2)及び第3ブリッジパート(HB3)と重畳されない。
【0220】
第1縦タッチライン(VTL1)は、同一な列に配置された第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳され、重畳される第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と電気的には分離することができる。
【0221】
この場合、第1横タッチライン(HTL1)は、第1電極パート(HE1)は勿論、第1縦タッチライン(VTL1)と重畳される第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)とも重畳されることができる。第1横タッチライン(HTL1)は第1電極パート(HE1)とは電気的に連結されるが、第1縦タッチライン(VTL1)と重畳される第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)とは電気的には分離することができる。
【0222】
または、第1縦タッチライン(VTL1)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳され、重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と電気的には分離することができる。
【0223】
この場合、第1横タッチライン(HTL1)は第1縦タッチライン(VTL1)と重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。第1横タッチライン(HTL1)は第1縦タッチライン(VTL1)と重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)のうちで第1電極パート(HE1)と電気的に連結され、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)とは電気的には分離することができる。
【0224】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)で、第2縦タッチライン(VTL2)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)及び第3電極パート(HE3)と重畳され、同一な列に配置された第1ブリッジパート(HB1)、第2ブリッジパート(HB2)及び第3ブリッジパート(HB3)と重畳されない。
【0225】
第2縦タッチライン(VTL2)は、同一な列に配置された第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳され、重畳される第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と電気的には分離することができる。
【0226】
この場合、第2横タッチライン(HTL2)は第2電極パート(HE2)は勿論、第2縦タッチライン(VTL2)と重畳される第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)とも重畳されることができる。第2横タッチライン(HTL2)は第2電極パート(HE2)とは電気的に連結されるが、第1縦タッチライン(VTL1)と重畳される第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)とは電気的には分離することができる。
【0227】
または、第2縦タッチライン(VTL2)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳され、重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と電気的には分離することができる。
【0228】
この場合、第2横タッチライン(HTL2)は第2縦タッチライン(VTL2)と重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。第2横タッチライン(HTL2)は第2縦タッチライン(VTL2)と重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)のうちで第2電極パート(HE2)と電気的に連結され、第1電極パート(HE1)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)とは電気的には分離することができる。
【0229】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)で、第3縦タッチライン(VTL3)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)及び第3電極パート(HE3)と重畳され、同一な列に配置された第1ブリッジパート(HB1)、第2ブリッジパート(HB2)及び第3ブリッジパート(HB3)と重畳されない。
【0230】
第3縦タッチライン(VTL3)は、同一な列に配置された第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳され、重畳される第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と電気的には分離することができる。
【0231】
この場合、第3横タッチライン(HTL3)は、第3電極パート(HE2)は勿論、第3縦タッチライン(VTL3)と重畳される第4電極パート(HE4)とも重畳されることができる。第3横タッチライン(HTL3)は第3電極パート(HE3)とは電気的に連結されるが、第3縦タッチライン(VTL3)と重畳される第4電極パート(HE4)とは電気的には分離することができる。
【0232】
または、第3縦タッチライン(VTL3)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳され、重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と電気的には分離することができる。
【0233】
この場合、第3横タッチライン(HTL3)は第3縦タッチライン(VTL3)と重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)と重畳されることができる。第3横タッチライン(HTL3)は第3縦タッチライン(VTL3)と重畳される第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)、第3電極パート(HE3)及び第4電極パート(HE4)のうちで第3電極パート(HE3)と電気的に連結され、第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)及び第4電極パート(HE4)とは電気的には分離することができる。
【0234】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)で、第4縦タッチライン(VTL4)は、同一な列に配置された第1電極パート(HE1)、第2電極パート(HE2)及び第3電極パート(HE3)と重畳され、同一な列に配置された第1ブリッジパート(HB1)、第2ブリッジパート(HB2)及び第3ブリッジパート(HB3)と重畳されない。
【0235】
第1縦電極(V1)を構成することができる第1分離電極(V1A)の第1突起パート(PP)の面積は第1横電極(H1)の第1ブリッジパート(HB1)の面積と等しいことがある。
【0236】
これにより、第1乃至第4横電極(H1~H4)それぞれの面積と第1乃至第4縦電極(V1~V4)それぞれの面積が等しくなることができる。よって、電極面積差によるタッチ感度低下が防止されることができる。
【0237】
図10の織造タイプのタッチセンサー構造は、図8の織造タイプのタッチセンサー構造と等しく、複数のタッチ電極(H1~H4、V1~V4)と複数のディスプレイ駆動配線(GL、DL)の間の寄生キャパシタンス低減によってタッチ感度が向上することができる。
【0238】
これに加えて、図10の織造タイプのタッチセンサー構造は、第1乃至第4横電極(H1~H4)それぞれの面積と第1乃至第4縦電極(V1~V4)それぞれの面積間の偏差低減によってタッチ感度がより向上することができる。
【0239】
一方、図10に示された織造タイプのタッチセンサー構造によれば、第1乃至第4縦タッチライン(VTL1~VTL4)は複数の第1乃至第4分離電極(V1A~V1D、V2A~V2D、V3A~V3D、V4A~V4D)に形成された突起パート(PP)に連結される。
【0240】
よって、第1乃至第4縦タッチライン(VTL1~VTL4)は、複数の第1乃至第4横電極(H1~H4)と重畳されて配置されることができる。第1乃至第4横タッチライン(HTL1~HTL4)も第1乃至第4横電極(H1~H4)と重畳されて配置されることができる。
【0241】
図11を参照すれば、第1横電極(H1)の第1電極パート(HE1)と第2横電極(H2)の第2電極パート(HE2)と、1番目列に配置された第1分離電極(V1A)と2番目列に配置された第1分離電極(V1B)それぞれは絶縁層(INS)によって電気的に分離された第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成されることができる。
【0242】
図11を参照すれば、1番目列に配置された第1分離電極(V1A)の第1突起パート(PP)も第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成されることができる。
【0243】
例えば、第1レイヤード電極(L1E)はサブピクセル(SP)内に配置されるピクセル電極と等しい物質であることができる。第2レイヤード電極(L2E)はゲートライン(GL)またはトランジスターのゲート電極と等しい物質であることができる。
【0244】
図12は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面であり、図13図12の一部領域(ENV3)の拡大図である。
【0245】
図12を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、縦方向に延長されて配置される第1縦電極(V1)と、第1縦電極(V1)と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第2縦電極(V2)と、第2縦電極(V2)と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第3縦電極(V3)と、第3縦電極(V3)と横方向に離隔され、縦方向に延長されて配置される第4縦電極(V4)を含むことができる。
【0246】
図12を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、第1縦電極(V1)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1縦タッチライン(VTL1)と、第2縦電極(V2)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2縦タッチライン(VTL2)と、第3縦電極(V3)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3縦タッチライン(VTL3)と、第4縦電極(V4)に電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第4縦タッチライン(VTL4)を含むことができる。
【0247】
図12を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、第1縦電極(V1)と第2縦電極(V2)との間に位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)と、第2縦電極(V2)と第3縦電極(V3)との間に位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)と、第3縦電極(V3)と第4縦電極(V4)との間に位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3D)と、第4縦電極(V4)と横方向で接するように位置して縦方向にお互いに離隔される複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4D)を含むことができる。
【0248】
図12を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造では、複数の分離電極(H1A~H1D、H2A~H2D、H3A~H3D、H4A~H4D)を利用して第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)及び第4横電極(H4)が構成されることができる。
【0249】
図12を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、第1横電極(H1)、第2横電極(H2)、第3横電極(H3)及び第4横電極(H4)を構成するために、第1横連結ライン(HCL1)、第2横連結ライン(HCL2)、第3横連結ライン(HLC3)及び第4横連結ライン(HCL4)を含むことができる。
【0250】
第1横連結ライン(HCL1)は複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)のうちで1番目行に配置された第1分離電極(H1A)と、複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)のうちで1番目行に配置された第2分離電極(H2A)と、複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3D)のうちで1番目行に配置された第3分離電極(H3A)と、複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4D)のうちで1番目行に配置された第4分離電極(H4A)を電気的に連結してくれることができる。
【0251】
1番目行に配置された第1分離電極(H1A)と、1番目行に配置された第2分離電極(H2A)と、1番目行に配置された第3分離電極(H3A)と、1番目行に配置された第4分離電極(H4A)は第1横連結ライン(HCL1)で電気的にすべて連結されて1個の第1横電極(H1)を構成する。
【0252】
第2横連結ライン(HCL2)は、複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)のうちで2番目行に配置された第1分離電極(H1B)と、複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)のうちで2番目行に配置された第2分離電極(H2B)と、複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3D)のうちで2番目行に配置された第3分離電極(H3B)と、複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4D)のうちで2番目行に配置された第4分離電極(H4B)を電気的に連結してくれることができる。
【0253】
2番目行に配置された第1分離電極(H1B)と、2番目行に配置された第2分離電極(H2B)と、2番目行に配置された第3分離電極(H3B)と、2番目行に配置された第4分離電極(H4B)は、第2横連結ライン(HCL2)によってすべて電気的に連結され、一つの第2横電極(H2)を構成することができる。
【0254】
第3横連結ライン(HCL3)は、複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)のうちで3番目行に配置された第1分離電極(H1C)と、複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)のうちで3番目行に配置された第2分離電極(H2C)と、複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3D)のうちで3番目行に配置された第3分離電極(H3C)と、複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4D)のうちで3番目行に配置された第4分離電極(H4C)を電気的に連結してくれることができる。
【0255】
3番目行に配置された第1分離電極(H1C)と、3番目行に配置された第2分離電極(H2C)と、3番目行に配置された第3分離電極(H3C)と、3番目行に配置された第4分離電極(H4C)は、第2横連結ライン(HCL2)によってすべて電気的に連結され、一つの第3横電極(H3)を構成することができる。
【0256】
第4横連結ライン(HCL4)は、複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)のうちで4番目行に配置された第1分離電極(H1D)と、複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)のうちで4番目行に配置された第2分離電極(H2D)と、複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3D)のうちで4番目行に配置された第3分離電極(H3D)と、複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4D)のうちで4番目行に配置された第4分離電極(H4D)を電気的に連結してくれることができる。
【0257】
4番目行に配置された第1分離電極(H1D)と、4番目行に配置された第2分離電極(H2D)と、4番目行に配置された第3分離電極(H3D)と、4番目行に配置された第4分離電極(H4D)は、第2横連結ライン(HCL2)によってすべて電気的に連結され、一つの第4横電極(H4)を構成することができる。
【0258】
図12を参照すれば、本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)は、第1乃至第4横電極(H1~H4)をタッチ駆動回路310と電気的に連結させてくれるために、第1横連結ライン(HCL1)と電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第1横タッチライン(HTL1)と、第2横連結ライン(HCL2)と電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第2横タッチライン(HTL2)と、第3横連結ライン(HCL3)と電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第3横タッチライン(HTL3)と、第4横連結ライン(HCL4)と電気的に連結されて縦方向に延長されて配置される第4横タッチライン(HTL4)を含むことができる。
【0259】
図12を参照すれば、第1縦タッチライン(VTL1)、第2縦タッチライン(VTL2)、第3縦タッチライン(VTL3)及び第4縦タッチライン(VTL4)は縦方向に配置されるデータライン(DL)と平行に配置されることができる。
【0260】
第1横タッチライン(HTL1)、第2横タッチライン(HTL2)、第3横タッチライン(HTL3)及び第4横タッチライン(HTL4)はデータライン(DL)と平行に配置されることができる。
【0261】
第1横連結ライン(HCL1)、第2横連結ライン(HCL2)、第3横連結ライン(HCL3)及び第4横連結ライン(HCL4)はデータライン(DL)と交差することができる。
【0262】
図12を参照すれば、ゲートライン(GL)は横方向に延長されて配置され、第1横連結ライン(HCL1)、第2横連結ライン(HCL2)、第3横連結ライン(HCL3)及び第4横連結ライン(HCL4)と平行に配置されることができる。
【0263】
一つのタッチセンサーユニット(TSU)内で、一つのゲートライン(GL)は第1縦電極(V1)、第1分離電極(H1A)、第2縦電極(V2)、第2分離電極(H2A)、第3縦電極(V3)、第3分離電極(H3A)、第4縦電極(V4)及び第4分離電極(H4A)をすべて横切って過ぎ去ることができる。
【0264】
一つのタッチセンサーユニット(TSU)内で、一つのゲートライン(GL)は4個の縦電極(V1~V4)及び4個の分離電極(H1A、H2A、H3A、H4A)と重畳される。よって、一つのゲートライン(GL)と一つの電極(V1、V2、V3、V4、H1A、H2A、H3A、H4A中の一つ)の間の重畳面積は減少するようになる。
【0265】
本発明の実施例による織造タイプのタッチセンサー構造の場合、タッチ電極(TE)に該当する複数の横電極(H1~H4)と複数の縦電極(V1~V4)が複数のゲートライン(GL)と形成する寄生キャパシタンスが減少することができるし、これにより、タッチ感度が向上することができる。
【0266】
第1縦電極(V1)、第2縦電極(V2)、第3縦電極(V3)、複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)及び複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)は絶縁層(INS)を置いてお互いに異なる層に位置する一つ以上の第1レイヤード電極(L1E)または一つ以上の第2レイヤード電極(L2E)が電気的に連結されて構成されることができる。
【0267】
図13を参照すれば、第2縦電極(V2)は第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成される。また、1番目行に配置された第1分離電極(H1A)と1番目行に配置された第2分離電極(H2A)それぞれは絶縁層(INS)によって電気的にお互いに分離した第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成される。
【0268】
1番目行に配置された第1分離電極(H1A)と1番目行に配置された第2分離電極(H2A)を連結してくれる第1横連結ライン(HCL1)は、第2レイヤード電極(L2E)で構成されることができる。
【0269】
第2レイヤード電極(L2E)で構成された第1横連結ライン(HCL1)は第2縦電極(V2)の第1レイヤード電極(L1E)上を通り過ぎて、絶縁層(INS)によって第2縦電極(V2)の第1レイヤード電極(L1E)と電気的に分離されている。
【0270】
例えば、第1レイヤード電極(L1E)はサブピクセル(SP)内に配置されるピクセル電極と等しい物質であることができる。第2レイヤード電極(L2E)はゲートライン(GL)またはトランジスターのゲート電極と等しい物質であることができる。
【0271】
図14は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面であり、図15図14の一部領域(ENV4)の拡大図である。
【0272】
図14に示された織造タイプのタッチセンサー構造は、図12のタッチセンサー構造の一部のみを変更したものである。よって、以下では図12のタッチセンサー構造と差がある内容を主として説明する。
【0273】
図14及び図15を参照すれば、第2縦電極(V2)は一側と他側に複数の溝が具備される。複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1D)それぞれは、第2縦電極(V2)の一側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パート(PP)を有する。複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)それぞれは、第2縦電極(V2)の他側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パート(PP)を有する。
【0274】
第3縦電極(V3)は一側と他側に複数の溝が具備される。複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2D)それぞれは、第3縦電極(V3)の一側に具備された複数の溝のうちで対応される溝によって設けられた空間に介される突起パート(PP)を有する。
【0275】
図14及び図15を参照すれば、第1横連結ライン(HCL1)は第2縦電極(V2)の一側と他側それぞれに具備された溝と第3縦電極(V3)の一側と他側それぞれに具備された溝を横切って過ぎ去ることができる。
【0276】
図15を参照すれば、第2縦電極(V2)は第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成される。また、1番目行に配置された第1分離電極(H1A)と1番目行に配置された第2分離電極(H2A)それぞれは絶縁層(INS)によって電気的にお互いに分離した第1レイヤード電極(L1E)と第2レイヤード電極(L2E)で構成される。
【0277】
図15を参照すれば、1番目行に配置された第1分離電極(H1A)と1番目行に配置された第2分離電極(H2A)を連結してくれる第1横連結ライン(HCL1)は、第2レイヤード電極(L2E)で構成されることができる。
【0278】
第2レイヤード電極(L2E)で構成された第1横連結ライン(HCL1)は第2縦電極(V2)の第1レイヤード電極(L1E)上を通り過ぎて、絶縁層(INS)によって第2縦電極(V2)の第1レイヤード電極(L1E)と電気的に分離されている。
【0279】
例えば、第1レイヤード電極(L1E)はサブピクセル(SP)内に配置されるピクセル電極と等しい物質であることができる。第2レイヤード電極(L2E)はゲートライン(GL)またはトランジスターのゲート電極と等しい物質であることができる。
【0280】
図16は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100でまた他の織造タイプのタッチセンサー構造のタッチセンサー単位(TSU)を示した図面である。
【0281】
図16に示された織造タイプのタッチセンサー構造は図12のタッチセンサー構造の一部のみを変更したものである。よって、以下では図12のタッチセンサー構造と差がある内容を主として説明する。
【0282】
図16を参照すれば、第1縦タッチライン(VTL1)は、横方向に延長されてから折れて複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1Dの全体または一部)と重畳されながら縦方向に延長されながら配置され、重畳される複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1Dの全体または一部)と電気的に分離することができる。
【0283】
第1横タッチライン(HTL1)は、第1縦タッチライン(VTL1)が重畳される複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1Dの全体または一部)の全体または一部と重畳されることができる。
【0284】
第1横タッチライン(HTL1)は、第1縦タッチライン(VTL1)が重畳される複数の第1分離電極(H1A、H1B、H1C、H1Dの全体または一部)の全体または一部のうちで、1番目行に配列された第1分離電極(H1A)と電気的に連結され、1番目行を除いた残りの行に配列された第1分離電極(H1B、H1C、H1D)とは電気的に分離することができる。
【0285】
第2縦タッチライン(VTL2)は、横方向に延長されてから折れて複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2Dの全体または一部)と重畳されながら縦方向に延長されながら配置され、重畳される複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2Dの全体または一部)と電気的に分離することができる。
【0286】
第2横タッチライン(HTL2)は、第2縦タッチライン(VTL2)が重畳される複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2Dの全体または一部)の全体または一部と重畳されることができる。
【0287】
第2横タッチライン(HTL2)は、第2縦タッチライン(VTL2)が重畳される複数の第2分離電極(H2A、H2B、H2C、H2Dの全体または一部)の全体または一部のうちで、2番目行に配列された第2分離電極(H2B)と電気的に連結され、2番目行を除いた残りの行に配列された第2分離電極(H2A、H2C、H2D)とは電気的に分離することができる。
【0288】
第3縦タッチライン(VTL3)は、横方向に延長されてから折れて複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3Dの全体または一部)と重畳されながら縦方向に延長されながら配置され、重畳される複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3Dの全体または一部)と電気的に分離することができる。
【0289】
第3横タッチライン(HTL3)は、第3縦タッチライン(VTL3)が重畳される複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3Dの全体または一部)の全体または一部と重畳されることができる。
【0290】
第3横タッチライン(HTL3)は、第3縦タッチライン(VTL3)が重畳される複数の第3分離電極(H3A、H3B、H3C、H3Dの全体または一部)の全体または一部のうちで、3番目行に配列された第3分離電極(H3C)と電気的に連結され、3番目行を除いた残りの行に配列された第3分離電極(H3A、H3B、H3D)とは電気的に分離することができる。
【0291】
第4縦タッチライン(VTL4)は、横方向に延長されてから折れて複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4Dの全体または一部)と重畳されながら縦方向に延長されながら配置され、重畳される複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4Dの全体または一部)と電気的に分離することができる。
【0292】
第4横タッチライン(HTL4)は、第4縦タッチライン(VTL4)が重畳される複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4Dの全体または一部)の全体または一部と重畳されることができる。
【0293】
第4横タッチライン(HTL4)は、第4縦タッチライン(VTL4)が重畳される複数の第4分離電極(H4A、H4B、H4C、H4Dの全体または一部)の全体または一部のうちで、4番目行に配列された第4分離電極(H4D)と電気的に連結され、3番目行を除いた残りの行に配列された第3分離電極(H4A、H4B、H4C)とは電気的に分離することができる。
【0294】
図17は、図8図12及び図14の織造タイプのタッチセンサー構造が適用された3個のタッチセンサーユニット(TSU1、TSU2、TSU3)に配置された複数のタッチライン(VTL1~VTL12、HTL1~HTL12)の配置構造である。
【0295】
図17を参照すれば、3個のタッチセンサーユニット(TSU1、TSU2、TSU3)が縦方向で接するように配置される。
【0296】
第1タッチセンサーユニット(TSU1)は第1乃至第4縦タッチライン(VTL1~VTL4)と第1乃至第4横タッチライン(HTL1~HTL4)を含む。第2タッチセンサーユニット(TSU2)は第5乃至第8縦タッチライン(VTL5~VTL8)と第5乃至第8横タッチライン(HTL5~HTL8)を含む。第3タッチセンサーユニット(TSU3)は第9乃至第12縦タッチライン(VTL9~VTL10)と第9乃至第12横タッチライン(HTL9~HTL12)を含む。
【0297】
図17を参照すれば、図8図12及び図14の織造タイプのタッチセンサー構造によれば、縦タッチラインと横タッチラインが交替しながら配置されることができない。
【0298】
よって、図17に示されたように、第1、第5及び第9縦タッチライン(VTL1、VTL5、VTL9)、第1、第5及び第9横タッチライン(HTL1、HTL5、HTL9)、第2、第6及び第10縦タッチライン(VTL2、VTL6、VTL10)、第2、第6及び第10横タッチライン(HTL2、HTL6、HTL10)、第3、第7及び第11縦タッチライン(VTL3、VTL7、VTL11)、第3、第7及び第11横タッチライン(HTL3、HTL7、HTL11)、第4、第8及び第12縦タッチライン(VTL4、VTL8、VTL12)、第4、第8及び第12横タッチライン(HTL4、HTL8、HTL12)の順に配置されることができる。
【0299】
図18は、図10及び図16の織造タイプのタッチセンサー構造が適用された3個のタッチセンサーユニットに配置された複数のタッチラインの配置構造である。
【0300】
図10に示された織造タイプのタッチセンサー構造によれば、複数の縦タッチライン(VTL1~VTL4)は複数の縦電極(V1~V4)を構成する複数の分離電極の突起パート(PP)から連結され、複数の横電極(H1~H4)と重畳されて配置されるため、図10に示された織造タイプのタッチセンサー構造を適用する場合、複数の横電極(H1~H4)を構成する複数の分離電極の複数の電極パートが配置された領域から、縦タッチラインと横タッチラインはお互いに交替しながら配置されることができる。
【0301】
図16に示された織造タイプのタッチセンサー構造によれば、複数の縦タッチライン(VTL1~VTL4)は横方向に延長されながら複数の横電極(H1~H4)を構成する複数の分離電極の領域に縦方向で折れて複数の分離電極と重畳されながら縦方向に延長配置されるため、図16に示された織造タイプのタッチセンサー構造を適用する場合、複数の横電極(H1~H4)を構成する複数の分離電極の領域内で縦タッチラインと横タッチラインはお互いに交替しながら配置されることができる。
【0302】
よって、図10及び図16の織造タイプのタッチセンサー構造を適用する場合、図18を参照すれば、第1縦タッチライン(VTL1)、第1横タッチライン(HTL1)、第5縦タッチライン(VTL5)、第5横タッチライン(HTL5)、第9縦タッチライン(VTL9)、第9横タッチライン(HTL9)、第2縦タッチライン(VTL2)、第2横タッチライン(HTL2)、第6縦タッチライン(VTL6)、第6横タッチライン(HTL6)、第10縦タッチライン(VTL10)、第10横タッチライン(HTL10)、第3縦タッチライン(VTL3)、第3横タッチライン(HTL3)、第7縦タッチライン(VTL7)、第7横タッチライン(HTL7)、第11縦タッチライン(VTL11)、第11横タッチライン(HTL11)、第4縦タッチライン(VTL4)、第4横タッチライン(HTL4)、第8縦タッチライン(VTL8)、第8横タッチライン(HTL8)、第12縦タッチライン(VTL12)、第12横タッチライン(HTL12)の順に配置されることができる。
【0303】
このような縦/横交番配置は、タッチ駆動回路310が各タッチノードをセンシングするためのタッチ駆動を効率的に遂行するために相応しい配置である。これによって、複数のタッチラインとタッチ駆動回路310との間の連結もそれほど易しくなることができる。
【0304】
図19は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のミューチュアル-キャパシタンス感知のための駆動タイミングを示したダイヤグラムである。
【0305】
図19を参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のタッチセンシング回路300はミューチュアル-キャパシタンス基盤のタッチセンシングを提供することができる。
【0306】
図19を参照すれば、 タッチセンサー単位 (TSU)内の4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)のうちで、4個の横電極(H1~H4)が駆動タッチ電極(送信タッチ電極 Tx)で、4個の縦電極(V1~V4)がセンシングタッチ電極(受信タッチ電極 Rx)であることがある。
【0307】
この場合、タッチセンシング回路300はタッチセンサー単位(TSU)内の4個の横タッチライン(HTL1~HTL4)を通じて4個の横電極(H1~H4)でタッチ駆動信号(TDS)を供給し、タッチセンサー単位(TSU)内の4個の縦タッチライン(VTL1~VTL4)を通じて4個の縦電極(V1~V4)でタッチセンシング信号を受信することができる。
【0308】
タッチセンシング回路300は受信されたタッチセンシング信号を土台で、4個の縦電極(V1~V4)と4個の横電極(H1~H4)との間のキャパシタンスを感知し、感知結果を土台でタッチ有無が分かるか、またはタッチ座標を算出することができる。
【0309】
図19と異なるように、タッチセンサー単位(TSU)内の4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)のうちで、4個の縦電極(V1~V4)が駆動タッチ電極(送信タッチ電極Tx)であり、4個の横電極(H1~H4)がセンシングタッチ電極(受信タッチ電極Rx)であることがある。
【0310】
図20は、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のセルフ-キャパシタンス感知のための駆動タイミングを示したダイヤグラムである。
【0311】
図20を参照すれば、本発明の実施例によるタッチ表示装置100のタッチセンシング回路300は、セルフ-キャパシタンス基盤のタッチセンシングを提供することができる。
【0312】
図20を参照すれば、タッチセンシング回路300はタッチセンサー単位(TSU)内の4個の横タッチライン(HTL1~HTL4)と4個の縦タッチライン(VTL1~VTL4)のうちでの一つ以上を通じて4個の横電極(H1~H4)と4個の縦電極(V1~V4)のうちでの一つ以上にタッチ駆動信号(TDS)を供給し、タッチ駆動信号(TDS)が供給された電極からタッチセンシング信号を受信することができる。
【0313】
タッチセンシング回路300は受信されたタッチセンシング信号を土台でタッチ有無が分かるか、またはタッチ座標を算出することができる。
【0314】
以上で説明した本発明の実施例によれば、タッチセンシング精密度を下げることなく、タッチライン(TL)及びタッチチャンネル(TCH)の個数を減らしてくれることができる織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置100を提供することができる。
【0315】
本発明の実施例によれば、タッチ電極(TE)とディスプレイ配線(GL、DL)との間の重畳面積を減らしてくれることができる織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置100を提供することができる。
【0316】
本発明の実施例によれば、二つのタッチ電極(横電極、縦電極)の間の面積偏差(大きさ偏差)を減らしてくれてタッチ感度を向上させてくれることができる織造タイプのタッチセンサー構造を有するタッチ表示装置100を提供することができる。
【0317】
以上の説明および添付した図は、本発明の技術的思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から外れない範囲で様々な修正および変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであって、このような実施例により本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護の範囲は、特許請求の範囲により解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術的思想は、本発明の権利の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0318】
100 タッチ表示装置
TSU タッチセンサーユニット
H1~H4 横電極
V1~V4 縦電極
図1
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20