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特開2022-104888テスト情報を提供する方法、仮想連携デバイス及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022104888
(43)【公開日】2022-07-12
(54)【発明の名称】テスト情報を提供する方法、仮想連携デバイス及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/36 20060101AFI20220705BHJP
【FI】
G06F11/36 196
G06F11/36 184
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021208715
(22)【出願日】2021-12-22
(31)【優先権主張番号】10-2020-0187839
(32)【優先日】2020-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520104503
【氏名又は名称】エルジー シーエヌエス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、ミンチ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ト ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨン シク
(72)【発明者】
【氏名】キム、チョン ファン
(72)【発明者】
【氏名】キム、チン ホ
(72)【発明者】
【氏名】ソン、キョンペ
(72)【発明者】
【氏名】シン、ミンソン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、カン ヒ
(72)【発明者】
【氏名】ホン、ヒペ
【テーマコード(参考)】
5B042
【Fターム(参考)】
5B042HH12
5B042HH17
5B042HH26
(57)【要約】
【課題】実取引環境で発生するトランザクションを活用して検証を行うことにより、アウトバウンド(outbound)取引のテストを可能にする方法、仮想連携デバイス及びシステムを提供しうる。
【解決手段】一実施例によれば、仮想連携デバイスがテスト情報を提供する方法において、既存のデバイスと従来の連携デバイス間のトランザクションヒストリーを得る段階と、前記トランザクションヒストリーに基づいて前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得る段階と、前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得る段階と、前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて前記新規デバイスに対するテスト情報を提供する段階と、を含む方法が提供される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想連携デバイスがテスト情報を提供する方法であって、
既存のデバイスと従来の連携デバイス間のトランザクションヒストリーを得る段階と、
前記トランザクションヒストリーに基づいて前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得る段階と、
前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得る段階と、
前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて前記新規デバイスに対するテスト情報を提供する段階と、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の要請は、既設定形式に従って羅列されたテキストを含む全文を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の応答を得る段階は、
前記第2の要請から前記仮想連携デバイスを示すIP情報及びポート情報を得る段階と、
前記第2の要請から前記第2の要請が示す業務フィールドを決定する段階と、
前記第2の要請から前記第2の要請を示す固有情報を得る段階と、
前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報に基づいて前記第2の応答を得る段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の要請は、過去の既設定期間中に前記既存のデバイスから前記従来の連携デバイスに伝送された要請を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記テスト情報を提供する段階は、
前記第1の応答が示す複数個の第1の結果値と、前記第2の応答が示す複数個の第2の結果値を得る段階と、
前記第1の結果値と前記第2の結果値のうち異なる結果値の種類及び誤差の大きさに基づいて決定される前記テスト情報を得る段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記テスト情報を得る段階は、
前記従来の連携デバイスの特性に応じて前記第1の結果値をカテゴライジングする段階と、
前記第1の結果値と前記第2の結果値をカテゴリ別に比較する段階と、
前記カテゴリ別に決定される重要度の重みを得る段階と、
前記重要度の重み及び前記カテゴリ別の比較結果に基づいて、前記テスト情報を得る段階と、を含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記重要度の重みは、
前記第2の結果値で示される前記カテゴリ別の発生頻度に応じて決定される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記テスト情報を得る段階は、
前記カテゴリ別に異なるように決定される重要度の重み及び前記カテゴリ別に算出される前記第1の結果値と前記第2の結果値の差を用いてテストスコアを決定する段階と
前記テストスコアが既設定値未満の場合、テストに重大なエラーがあることを示す警告メッセージを前記テスト情報とともに出力する段階と、を含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の応答を得る段階は、
前記トランザクションヒストリーから前記第1の要請を得る段階と、
前記第1の要請から前記従来の連携デバイスを示すIP情報及びポート情報、前記第1の要請が示す業務フィールド及び前記第1の要請を示す固有情報を得る段階と、
前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を用いて決定されるマッチングキーを介して前記トランザクションヒストリーから前記第1の応答を得る段階と、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記マッチングキーは、
前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を併合する演算により決定される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
テスト情報を提供する仮想連携デバイスであって、
既存のデバイスと従来の連携デバイスとのトランザクションヒストリーを保存するメモリと、
前記トランザクションヒストリーに基づいて前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得て、
前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得て、
前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて、前記新規デバイスに対するテスト情報を提供するプロセッサを含む、仮想連携デバイス。
【請求項12】
前記第1の要請は、既設定形式に従って羅列されたテキストを含む全文を含む、請求項11に記載の仮想連携デバイス。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記第2の要請から前記仮想連携デバイスを示すIP情報及びポート情報を得て、
前記第2の要請から前記第2の要請が示す業務フィールドを決定し、
前記第2の要請から前記第2の要請を示す固有情報を得て、
前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報に基づいて前記第2の応答を得る、請求項11に記載の仮想連携デバイス。
【請求項14】
前記第1の要請は、過去の既設定期間中に前記既存のデバイスから前記従来の連携デバイスに伝送された要請を含む、請求項11に記載の仮想連携デバイス。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記第1の応答が示す複数個の第1の結果値と前記第2の応答が示す複数個の第2の結果値を得て、
前記第1の結果値と前記第2の結果値のうち異なる結果値の種類及び誤差の大きさに基づいて決定される前記テスト情報を得る、請求項11に記載の仮想連携デバイス。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記従来の連携デバイスの特性に応じて前記第1の結果値をカテゴライジングし、
前記第1の結果値と前記第2の結果値をカテゴリ別に比較し、
前記カテゴリ別に決定される重要度の重みを得て、
前記重要度の重み及び前記カテゴリ別の比較結果に基づいて前記テスト情報を得る、請求項15に記載の仮想連携デバイス。
【請求項17】
前記重要度の重みは、
前記第2の結果値で示される前記カテゴリ別の発生頻度に応じて決定される、請求項16に記載の仮想連携デバイス。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記トランザクションヒストリーから前記第1の要請を得て、
前記第1の要請から前記従来の連携デバイスを示すIP情報及びポート情報、前記第1の要請が示す業務フィールド、及び前記第1の要請を示す固有情報を得て、
前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を用いて決定されるマッチングキーを介して前記トランザクションヒストリーから前記第1の応答を得る、請求項11に記載の仮想連携デバイス。
【請求項19】
前記マッチングキーは、
前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を併合する演算により決定される、請求項18に記載の仮想連携デバイス。
【請求項20】
テスト情報を提供するシステムであって、
既存のデバイスと従来の連携デバイス間のトランザクションヒストリーを保存するデータベースと、
前記トランザクションヒストリーに基づいて前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得る新規デバイスと、
前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得る仮想連携デバイスを含み、
前記仮想連携デバイスは、前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて、前記新規デバイスに対するテスト情報を提供する、システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、テスト情報を提供する方法、仮想連携デバイス及びシステムに関し、さらに詳細には、実取引環境で発生するトランザクションを活用して検証を行うことにより、アウトバウンド(outbound)取引に対するテストを可能にする方法、仮想連携デバイス及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、特定のシステムを開発する場合、開発したシステムに対して欠陥や障害がないかどうかを確認するために別々の検証手順を行う。
【0003】
しかし、従来の開発システム検証技術では、開発者や設計者が任意の仮想データまたは少量の実データを使用して手作業で検証ケースを生成することにより、制限された検証を行うか、または大量の実データを使用する場合にも追加的な業務別転換プログラムの開発が求められるという短所がある。
【0004】
また、従来技術の場合、統合検証を行う際に、相互検証のために多数の管理者が集まって手作業で検証を行うところ、検証を通じて開発システムの品質を確保するためには、相対的に多くの時間とコストがかかるしかなく、これとともに検証遂行可能な人力も制限的であるという短所がある。
【0005】
また、アウトバウンドテストの場合、既存には機関システムの内部業務処理方法が分からず、全ての要請に対して同じ応答をするか、または要請内容に応じてプログラムを個別に作成して応答を生成する別途のテスト環境を構築することが多く、テストケース別に開発者またはテスターが作成したテストシナリオに基づいてテストデータを生成するため、運用前に見つからなかったテストケースについては検証できず、実際の運用環境で発生する様々な場合の要請をテストできないという制約事項がある。このような制約事項を克服するために、連携機関のシステムと直接テスト連動を計画する場合、テストメッセージの全文定義及びテスト日程の協議など、コスト及び時間がかかるという問題点がある。
【0006】
したがって、取引全般において、実環境で発生可能な膨大なケースへの事前対応を可能とする開発システム検証技術の開発に対する要請が次第に増大しており、上述の問題点を解決するために対する方案が急がれるのが現状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の一実施例は、前述した従来技術の問題点を解決するためのもので、実取引環境で発生するトランザクションを活用して検証を行うことにより、アウトバウンド(outbound)取引のテストを可能にする方法、仮想連携デバイス及びシステムを提供しうる。
【0008】
本開示の目的は、前述した目的に限定されるものではなく、言及されていないさらに他の目的は、以下の記載から明確に理解できるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第1の側面による仮想連携デバイスがテスト情報を提供する方法は、既存のデバイスと従来の連携デバイス間のトランザクションヒストリーを得る段階と、前記トランザクションヒストリーに基づいて、前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得る段階と、
【0010】
前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得る段階と、前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて前記新規デバイスに対するテスト情報を提供する段階と、を含んでもよい。
【0011】
また、前記第1の要請は、既設定形式に従って羅列されたテキストを含む全文を含む方法。
【0012】
また、前記第2の応答を得る段階は、前記第2の要請から前記仮想連携デバイスを示すIP情報及びポート情報を得る段階と、前記第2の要請から前記第2の要請が示す業務フィールドを決定する段階と、前記第2の要請から前記第2の要請を示す固有情報を得る段階と、前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報に基づいて前記第2の応答を得る段階と、を含んでもよい。
【0013】
また、前記第1の要請は、過去の既設定期間中に前記既存のデバイスから前記従来の連携デバイスに伝送された要請を含んでもよい。
【0014】
また、前記テスト情報を提供する段階は、前記第1の応答が示す複数個の第1の結果値と前記第2の応答が示す複数個の第2の結果値を得る段階と、前記第1の結果値と前記第2の結果値のうち異なる結果値の種類及び誤差の大きさに基づいて決定される前記テスト情報を得る段階と、を含んでもよい。
【0015】
また、前記テスト情報を得る段階は、前記従来の連携デバイスの特性に応じて前記第1の結果値をカテゴライジングする段階と、前記第1の結果値と前記第2の結果値をカテゴリ別に比較する段階と、前記カテゴリ別に決定される重要度の重みを得る段階と、前記重要度の重み及び前記カテゴリ別比較結果に基づいて前記テスト情報を得る段階と、を含んでもよい。
【0016】
また、前記重要度の重みは、前記第2の結果値で示される前記カテゴリ別発生頻度に応じて決定されてもよい。
【0017】
また、前記テスト情報を得る段階は、前記カテゴリ別に異なるように決定される重要度の重み及び前記カテゴリ別に算出される前記第1の結果値と前記第2の結果値の差を用いてテストスコアを決定する段階と、前記テストスコアが既設定値未満の場合、テストに重大なエラーがあることを示す警告メッセージを前記テスト情報とともに出力する段階と、を含んでもよい。
【0018】
また、前記第1の応答を得る段階は、前記トランザクションヒストリーから前記第1の要請を得る段階と、前記第1の要請から前記従来の連携デバイスを示すIP情報及びポート情報、前記第1の要請が示す業務フィールド及び前記第1の要請を示す固有情報を得る段階と、前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を用いて決定されるマッチングキーを介して前記トランザクションヒストリーから前記第1の応答を得る段階と、をさらに含んでもよい。
【0019】
また、前記マッチングキーは、前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を併合する演算により決定されてもよい。
【0020】
本開示の第2の側面によるテスト情報を提供する仮想連携デバイスは、既存のデバイスと従来の連携デバイスとのトランザクションヒストリーを保存するメモリと、前記トランザクションヒストリーに基づいて前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得て、前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得て、前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて、前記新規デバイスに対するテスト情報を提供するプロセッサと、を含んでもよい。
【0021】
また、前記第1の要請は、既設定形式に従って羅列されたテキストを含む全文を含んでもよい。
【0022】
また、前記プロセッサは、前記第2の要請から前記仮想連携デバイスを示すIP情報及びポート情報を得て、前記第2の要請から前記第2の要請が示す業務フィールドを決定し、前記第2の要請から前記第2の要請を示す固有情報を得て、前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報に基づいて前記第2の応答を得ることができる。
【0023】
また、前記第1の要請は、過去の既設定期間中に前記既存のデバイスから前記従来の連携デバイスに伝送された要請を含んでもよい。
【0024】
また、前記プロセッサは、前記第1の応答が示す複数個の第1の結果値と前記第2の応答が示す複数個の第2の結果値を得て、前記第1の結果値と前記第2の結果値のうち異なる結果値の種類及び誤差の大きさに基づいて決定される前記テスト情報を得ることができる。
【0025】
また、前記プロセッサは、前記従来の連携デバイスの特性に応じて前記第1の結果値をカテゴライジングし、前記第1の結果値と前記第2の結果値をカテゴリ別に比較し、前記カテゴリ別に決定される重要度の重みを得て、前記重要度の重み及び前記カテゴリ別比較結果に基づいて前記テスト情報を得ることができる。
【0026】
また、前記重要度の重みは、前記第2の結果値で示される前記カテゴリ別発生頻度に応じて決定されてもよい。
【0027】
また、前記プロセッサは、前記トランザクションヒストリーから前記第1の要請を得て、前記第1の要請から前記従来の連携デバイスを示すIP情報及びポート情報、前記第1の要請が示す業務フィールド、及び前記第1の要請を示す固有情報を得て、前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を用いて決定されるマッチングキーを介して前記トランザクションヒストリーから前記第1の応答を得ることができる。
【0028】
また、前記マッチングキーは、前記IP情報、前記ポート情報、前記業務フィールド、及び前記固有情報を併合する演算により決定されてもよい。
【0029】
本開示の第3の側面によるテスト情報を提供するシステムは、既存のデバイスと従来の連携デバイス間のトランザクションヒストリーを保存するデータベースと、前記トランザクションヒストリーに基づいて前記既存のデバイスから提供された第1の要請及び前記第1の要請に対応して前記従来の連携デバイスから受信された第1の応答を得る新規デバイスと、前記第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイスから得て前記第2の要請に対応する第2の応答を得る仮想連携デバイスを含み、前記仮想連携デバイスは、前記第1の応答と前記第2の応答の比較結果に基づいて、前記新規デバイスに対するテスト情報を提供しうる。
【0030】
本開示の第4の側面は、第1の側面による方法をコンピュータで行うためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供しうる。または、本開示の第5の側面は、第1の側面による方法を具現するために記録媒体に保存されたコンピュータプログラムを提供しうる。
【発明の効果】
【0031】
本開示の一実施例によれば、実取引環境で発生するトランザクションを活用して検証を行うことにより、アウトバウンド(outbound)取引に対するテストを効果的に行うことができる。
【0032】
また、時間やメッセージタイプに関係なくテストを行うことができ、テスト過程において要求される連携機関システムと日程調整に対する負担、コスト及び時間的な側面で効率的な効果があり、アウトバウンド要請への応答を自動化できるため、自動化テストの対象となる業務範囲を拡張しうる。
【0033】
また、実取引メッセージを用いてテストを行うことにより、実際のユーザにテスト情報を公開せずに当該業務機能をあらかじめ開通してみるのと同じ結果が得られ、テスト後に業務知識のない人も従来のサーバから発生したメッセージが現在サーバで同じように処理されたか、未処理状態で残っているか、さらに発生した取引はないかなどを容易に確認できるため、テスト結果を即時に判断しうる。
【0034】
本開示の効果は、前記効果に限定されるものではなく、本開示の詳細な説明または特許請求の範囲に記載された発明の構成から推論可能な全ての効果を含むものと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】一実施例によるテスト情報を提供するシステムの構成を概略的に示す図である。
図2】一実施例による仮想連携デバイスの構成を示すブロック図である。
図3】一実施例による仮想連携デバイスがテスト情報を提供する方法を示すフローチャートである。
図4】一実施例によるテスト情報を提供するシステムがテスト情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、添付の図面を参照して本開示を説明する。しかし、本開示は、様々な異なる形態で具現されてもよく、したがって、ここで説明する実施例に限定されるものではない。また、図面において本開示を明確に説明するため、説明と関係のない部分は省略し、明細書全体を通じて類似の部分については、類似の図面符号を付けた。
【0037】
実施例で使用される用語は、本開示における機能を考慮しつつ、できるだけ現在広く使用されている一般的な用語を選択したが、これは当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などによって異なり得る。また、特定の場合においては、出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する発明の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示で使用される用語は、単なる用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されるべきである。
【0038】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているとするとき、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の部材を挟んで「間接的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに備えることができることを意味する。
【0039】
明細書全体において、「提供」とは、対象が特定の情報を得るか、または直接または間接的に特定の対象に送受信する過程を含み、その過程で要求される関連動作の遂行を包括的に含むものと解釈しうる。
【0040】
以下、添付の図面を参照して本開示の実施例について、本開示が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本開示は、様々な異なる形態で具現されてもよく、ここで説明する実施例に限定されない。
【0041】
以下、図面を参照して本開示の実施例を詳細に説明する。
【0042】
図1は、一実施例によるテスト情報を提供するシステム1000の構成を概略的に示す図である。
【0043】
図1を参照すると、一実施例によるテスト情報を提供するシステム1000は、既存のデバイス100-1、新規デバイス100-2、従来の連携デバイス300、及び仮想連携デバイス400のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0044】
既存のデバイス100-1、新規デバイス100-2、従来の連携デバイス300、及び仮想連携デバイス400のうち2つ以上は、ネットワークを介して連結されていてもよい。ここで、ネットワークは、有線及び無線などのような通信形態にかかわらず構成されてもよく、近距離通信網(LAN:Local Area Network)、都市圏通信網(MAN:Metropolitan Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)などの様々な通信網から構成されてもよい。
【0045】
仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300とのトランザクションヒストリーを得ることができる。一実施例において、仮想連携デバイス400は、実際の運用環境で発生した既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300とのトランザクションをデータベース200に保存及び管理でき、例えば、取引が発生するたびに、既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300に提供された要請及び当該要請に対応して従来の連携デバイス300から既存のデバイス100-1に提供された応答を含むトランザクションメッセージをデータベース200に保存してもよい。一実施例において、トランザクションヒストリーは、要請及び応答以外にも、要請または応答の過程で送受信されるユーザ入力、関連した機関サーバ(未図示)とのトランザクションなどを包括的に含むものと解釈されてもよい。例えば、データベース200には、実際の運用環境で既存のデバイス100-1及び/又は従来の連携デバイス300が送受信する全取引データが保存されてもよい。
【0046】
仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300とのトランザクションヒストリーに基づいて新規デバイス100-2に対するテスト情報を得ることができる。例えば、既存のデバイス100-1は、既存の第1の会社で使用中の既存の業務システムに該当し、新規デバイス100-2は、次世代業務システム切り替えなどの理由により、第1の会社(又は第2の会社)で現在開発中の新規業務システムに該当し、従来の連携デバイス300は、既存の業務システムである既存のデバイス100-1と連結されて実取引メッセージをやり取りする連携機関システムに該当しうる。このような場合、既存の業務システムが連携機関システムにまず要請メッセージを伝送して応答メッセージを受信する取引を示すアウトバウンド取引に対するテストを行うためには、連携機関システムである従来の連携デバイス300と通信しなければならないが、このとき、従来の連携デバイス300は、既存のデバイス100-1と現在連結されている状態であるため、アウトバウンド取引をテストするための環境を構成することが困難な側面がある。そこで、仮想連携デバイス400は、既存の業務システムである既存のデバイス100-1と連携機関システムである従来の連携デバイス300間のトランザクションメッセージを保存し、保存されたトランザクションメッセージに基づいて新規業務システムである新規デバイス100-2から受信される要請メッセージに対して適切な応答メッセージを提供する仮想の連携機関システムとして機能し、新規デバイス100-2に対してアウトバウンドテストを行うことができる。これによって、データベース200に保存された既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のアウトバウンド取引に対するトランザクションヒストリーを新規デバイス100-2に適用して過去のアウトバウンド取引を新規デバイス100-2と仮想連携デバイス400との間で再現させることができ、このような再現過程において、新規デバイス100-2の要請に対応して適切な応答を得たか否かを分析して新規デバイス100-2の要請に応じたアウトバウンド取引が適切に動作しているかどうかに対するテスト情報を生成しうる。これに関する詳細な内容は、以下で図2図4を参照して後述する。
【0047】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、本明細書で説明される機能を実現するためのコンピュータプログラムを介して動作するサーバを含む概念として理解されてもよい。
【0048】
データベース200は、仮想連携デバイス400の一構成であってもよく、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のトランザクションヒストリーを保存することができ、一実施例において、既存のデバイス100-1から受信されるトランザクションヒストリーを保存するか、他の一実施例において、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300との間で送受信されるネットワークパケットをキャプチャするか、またはログファイルを用いてトランザクションメッセージを取得、保存及び管理してもよい。
【0049】
従来の連携デバイス300は、新規デバイス100-2のアウトバウンド取引対象となるデバイス(例えば、既存の連携機関システム)であって、一実施例において、過去には既存のデバイス100-1のアウトバウンド取引対象に該当して既存のデバイス100-1とトランザクションを送受信したが、現在は、運営が中断されて存在しないことがある。
【0050】
仮想連携デバイス400は、新規デバイス100-2の仮想のアウトバウンド取引対象となるデバイス(例えば、仮想の連携機関システム)であって、一実施例において、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のトランザクションヒストリーに基づいて既保存されたアルゴリズムに従って新規デバイス100-2のアウトバウンド取引対象としての従来の連携デバイス300を模写し、新規デバイス100-2から要請が受信されると、受信された要請に対する応答を伝送しうる。
【0051】
一実施例において、既存のデバイス100-1及び新規デバイス100-2は、それぞれサーバとして具現されてもよく、明細書の全般においてそれぞれ従来のサーバ及び現在のサーバとして理解されてもよい。
【0052】
一実施例において、テスト情報を提供するシステム1000は、過去には、既存のデバイス100-1、データベース200、従来の連携デバイス300、及び仮想連携デバイス400を含み、現在には、新規デバイス100-2、データベース200、及び仮想連携デバイス400を含んでもよい。例えば、既存の業務システムである既存のデバイス100-1が現在ないとき、過去に既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間に収集されたトランザクションヒストリーのみを保有している状態で新規デバイス100-2と仮想連携デバイス400間のアウトバウンド取引に対するシミュレーションが行われてもよい。以下では、前述の実施例を中心に説明するが、これに限定されるものではなく、既存のデバイス100-1及び新規デバイス100-2の両方がある状態でシミュレーションが行われるなどの様々な形態で具現されてもよい。
【0053】
また、図1に示された構成要素の他に、他の汎用的な構成要素がテスト情報を提供するシステム1000にさらに含まれてもよく、例えば、既存のデバイス100-1または新規デバイス100-2と特定の業務目的のためにトランザクションを送受信する他の様々な端末またはサーバなどをさらに含んでもよい。
【0054】
図2は、一実施例による仮想連携デバイス400の構成を示すブロック図である。
【0055】
図2を参照すると、仮想連携デバイス400は、メモリ410及びプロセッサ420を含んでもよい。
【0056】
一実施例による仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300とのトランザクションヒストリーを保存するメモリ410と、トランザクションヒストリーに基づいて既存のデバイス100-1から提供された第1の要請及び第1の要請に対応して従来の連携デバイス300から受信された第1の応答を得て、第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイス100-2から得て第2要請に対応する第2の応答を得て、第1の応答と第2の応答の比較結果に基づいて新規デバイス100-2に対するテスト情報を提供するプロセッサ420を含んでもよい。
【0057】
前述した一連の動作及び構成については、以下で図3図4を参照して詳細に後述する。
【0058】
一実施例において、メモリ410は、仮想連携デバイス400の動作全般に必要な情報を保存できるSSD(Solid State Disk)またはHDD(Hard Disk Drive)のような不揮発性メモリで具現された補助記憶装置またはRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリで具現された主記憶装置を含んでもよい。また、一実施例において、メモリ410は、データベース200を含んでもよく、別途のストレージサーバとして具現され、有無線通信網を介して既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300とのトランザクションヒストリーを収集するためのストレージスペースを提供しうる。
【0059】
一実施例において、プロセッサ420は、テスト情報を提供する一連の動作を行うことができ、仮想連携デバイス400の動作全般を制御するCPU(central processor unit)として具現されてもよく、メモリ410及びその他の構成要素と電気的に連結されてこれらの間のデータの流れを制御しうる。
【0060】
また、図2に示された構成要素の他に、他の汎用的な構成要素が仮想連携デバイス400にさらに含まれてもよいことを関連技術分野で通常の知識を有する者であれば理解できる。例えば、仮想連携デバイス400は、他のデバイス(例えば、端末またはサーバ)とネットワークを介して通信するための通信装置、ユーザ入力を受信するか、または情報を出力するための入出力インタフェースなどをさらに含んでもよい。
【0061】
図3は、一実施例による仮想連携デバイス400がテスト情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【0062】
図3を参照すると、段階S310において、仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のトランザクションヒストリーを得ることができる。一実施例において、トランザクションヒストリーは、既存のデバイス100-1において従来の連携デバイス300に提供される要請及び当該要請に対応して従来の連携デバイス300から受信される応答を含むトランザクションメッセージを含んでもよい。
【0063】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、実際の運用環境において、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間の特定の取引に関連して、既存のデバイス100-1が従来の連携デバイス300とやり取りするネットワークパケットをキャプチャし、それを要請と応答からなるフロー単位のトランザクションメッセージに変換して要請、応答、及びメッセージ識別子をデータベース200に保存及び管理してもよい。例えば、仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1が実際の運営環境で発生する実際のアウトバウンド取引に関連して、窓口端末で取引を要請するユーザ入力、ユーザ入力によって取引を行うために従来の連携デバイス300に伝送した要請、当該要請に応じて1つ以上の連携機関(例えば、カード会社、VAN社など)サーバとのトランザクションを経て、従来の連携デバイス300から受信した応答などをすべて含む全トランザクションデータをデータベース200に記録することができ、このように取引が発生するたびに(または既設定期間中)、当該取引に関連した全トランザクションデータを収集する方式で、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のトランザクションヒストリーをデータベース200に継続的に収集及び管理してもよい。
【0064】
一実施例において、トランザクションメッセージは、システム情報(例えば、連携機関情報)と要請及び応答のうち少なくとも1つに対する暗号化及び/又は復号化のための情報をさらに含んでもよい。例えば、それぞれのトランザクションメッセージには、要請、応答、発信/着信IPアドレス、TCPポート、メッセージプロトコル、メッセージ長などを含む共通ヘッダ情報以外にも、送受信過程で要求される暗号化または復号化のための情報がさらに含まれてもよく、これによって要請及び応答を取得するか、または用いる過程で、要請または応答を復号化または暗号化する過程がさらに行われてもよい。
【0065】
段階S320において、仮想連携デバイス400は、トランザクションヒストリーに基づいて既存のデバイス100-1から提供された第1の要請及び第1の要請に対応して、従来の連携デバイス300から受信された第1の応答を得ることができる。例えば、仮想連携デバイス400は、トランザクションヒストリーを用いて既存のデバイス100-1が従来の連携デバイス300に伝送する第1要請及び第1要請に対応して、従来の連携デバイス300が既存のデバイス100-1に伝送した第1の応答を得て、第1の要請及び第1の応答を識別子を通じて管理することができ、新規デバイス100-2に対するアウトバウンド(outbound)テストを行うことを要請するユーザ入力が受信される場合、テストが要請された要請から識別子を抽出し、データベース200から当該要請に対応する既保存された既存のアウトバウンド取引における応答を照会しうる。
【0066】
一実施例において、第1の要請及び第1の応答は、それぞれ複数個の要請及び複数個の応答を含んでもよい。一実施例において、第1の要請は、過去の既設定期間中(例えば、過去の特定日の1日間)、既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300に伝送された複数個の要請を含んでもよく、第1の応答は、当該期間中に既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300から受信された当該複数個の要請に対する複数個の応答を含んでもよい。例えば、仮想連携デバイス400は、ユーザの入力によって過去の特定の1日間に既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300に伝送された要請に対して新規デバイス100-2に対するテストを行う場合、トランザクションヒストリーから当該特定された1日間の既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300に伝送されたすべての要請及び当該すべての要請のそれぞれについて、従来の連携デバイス300から既存のデバイス100-2に伝送されたすべての応答を抽出しうる。
【0067】
一実施例において、第1の要請は、既設定形式に従って羅列されたテキストを含む全文を含んでもよい。一実施例において、全文は、全文インタフェースに定義された桁数及び位置別コードに応じて数字が連続して羅列された数字ストリーム及び文字などが羅列された文字ストリームのうち少なくとも1つを含んでもよく、例えば、全文に羅列された数字のうち最初のM個の桁数は、要請コード(例えば、送金、決済など)に対応し、次のN個の桁数は、ユーザ識別子に対応し、次のO個の桁数は、口座番号に対応する方式で桁数別の内容形式が定義され得る。一実施例において、第1の要請における全文は、既存のデバイス100-1または従来の連携デバイス300に対して既保存された第1の全文インタフェースに基づいて決定され得る。
【0068】
一実施例において、第1の要請は、従来の連携デバイス300を示すIP情報及びポート情報、第1の要請が示す業務フィールド、及び第2の要請を示す固有情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。一実施例において、IP情報は、発信及び/又は着信IPアドレスを含み、ポート情報は、機関で内部的に用いるTCP情報を含み、IP情報及びポート情報を機関別に異なる値が割り当てられてもよい。一実施例において、業務フィールドは、第1の要請の業務の種類(例えば、送金、決済)を識別するための業務キーを含んでもよく、例えば、金融機関で用いる業務別の固有の一連番号を含んでもよい。一実施例において、固有情報は、第1の要請を識別するために指定された固有識別キーを含んでもよい。
【0069】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、トランザクションヒストリーから第1の要請を得て、第1の要請からIP情報、ポート情報、業務フィールド及び固有情報を得て、IP情報、ポート情報、業務フィールド、及び固有情報を用いて決定されるマッチングキーを介してトランザクションヒストリーから第1の要請に対する第1の応答を得ることができる。例えば、仮想連携デバイス400は、過去にデータベース200に既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300との間で送受信した第1の要請及び第1の応答を保存及び管理する過程で、第1の要請からIPアドレス、ポート情報、全文内の既設定された特定の桁数にある数字など、業務フィールドの業務キーなどを抽出してこれを組み合わせた固有のマッチングキーを決定し、マッチングキーを介して第1の要請と第1の応答をマッチングしてデータベース200に保存及び管理してもよい。これによって、以後の段階でデータベース200に保存された第1の要請を用いて新規デバイス100-2に対するテストを行うとき、新規デバイス100-2から得られる第1の要請に対応する第2の要請において有意義な識別情報を抽出してマッチングキーを探し出し、マッチングキーを介して当該要請にマッチングする応答をデータベース200から取り込むことができる。
【0070】
段階S330において、仮想連携デバイス400は、第1の要請に対応する第2の要請を新規デバイス100-2から得て第2の応答を得ることができる。一実施例において、仮想連携デバイス400は、既存の取引と同じ要件でテスト対象取引を再現する新規デバイス100-2からアウトバウンドテストのための第2の要請を受信することができ、受信された第2の要請から上述した実施例と同様の方式でマッチングキーを抽出することができ、データベース200からマッチングキーに対応する応答(例えば、第1の応答)を取り込んで第2の応答として得ることができ、変換過程が必要な場合、新規デバイス100-2で定義した構造と形式に従って第2の応答を変換して新規デバイス100-2に伝送して実取引基盤のテストを準備しうる。
【0071】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、全文インタフェースに基づいて、第1の応答を新規デバイス100-2に対応する形式に従って第2の応答に変換してもよく、他の一実施例において、新規デバイス100-2から受信される第1の要請を全文インタフェースに基づいて第2の要請に変換してもよい。一実施例において、第1の応答にある全文は、既存のデバイス100-1または従来の連携デバイス300に対応する第1の形式のうち第1の全文インタフェースに基づいて決定され、第2の応答にある全文は、新規デバイス100-2に対応するか、又は仮想連携デバイス400に既保存された連携機関システムのインタフェース変更内容を含む第2の形式のうち第2の全文インタフェースに基づいて決定され、第1及び第2の全文インタフェースは、互いに異なってもよい。例えば、仮想連携デバイス400は、ユーザ入力を通じて新規デバイス100-2の全文を定義する第2の全文インタフェースを含む形式情報を得て、第2の全文インタフェースと既存のデバイス100-2の全文を定義する既保存された第1の全文インタフェースを比較して形式変換のための規則情報(例えば、桁数変更、コード追加、桁数別内容変更、フィールド名に対応するバリュー変更、フィールド名変更など)を決定し、規則情報に応じて第1の応答の全文中に変更が要求される部分を新規デバイス100-2に適宜変更して第2の応答に変換しうる。
【0072】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、第2の要請から新規デバイス100-2を示すIP情報及びポート情報を得て、第2の要請から第2の要請が示す業務フィールドを決定し、第2の要請から第2の要請を示す固有情報を得ることができる。例えば、第2の要請からIPアドレス、ポート情報、全文内の既設定された特定桁数の数字など、業務フィールドの業務キーなどを抽出しうる。一実施例において、第2の要請から得られるIP情報、ポート情報、業務フィールド及び固有情報は、それぞれ第1の要請から得られるIP情報、ポート情報、業務フィールド及び固有情報に対応することができ、一実施例において、互いに同一であっても、少なくとも一部が互いに異なっていてもよい。
【0073】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、第2の要請から得られたIP情報、ポート情報、業務フィールド、及び固有情報に基づいて第2の応答を得ることができる。例えば、仮想連携デバイス400は、第2の要請から抽出されたIP情報、ポート情報、業務フィールド及び固有情報を用いてマッチングキーを決定し、マッチングキーを介してデータベース200からマッチングキーに対応する第1の応答を照会して第2の応答として得て、前記第2の応答を新規デバイス100-2に印加しうる。
【0074】
段階S340において、仮想連携デバイス400は、第1の応答と第2の応答の比較結果に基づいて新規デバイス100-2に対するテスト情報を提供しうる。一実施例において、仮想連携デバイス400は、第1の応答と第2の応答の比較のために従来の連携デバイス300で応答したメッセージを新規デバイス100-2で定義したメッセージ構造と形式に変換することができ、例えば、文字セット変換、URLデコード、BASE64デコード、復号化、メッセージID抽出及びマッピング、メッセージ項目マッピング及び変換などを行って第1の応答を変換した後、変換された第1の応答と第2の応答を比較することにより、実取引基盤のテストを行うことができる。
【0075】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、第1の応答が示す複数個の第1の結果値と第2の応答が示す複数個の第2の結果値を得て、第1の結果値と第2の結果値のうち異なる結果値の種類及び誤差の大きさに基づいて決定されるテスト情報を得ることができる。例えば、仮想連携デバイス400は、前述の段階によって、テストの遂行が要請された過去の特定の期間中(例えば、特定の1日間)、既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300に伝送されたすべての要請を含む第1の要請から変換された第2の要請が新規デバイス100-2で再現されるようにすることができ、これによって新規デバイス100-2から受信される第2の要請に基づいて第2の応答を得る場合、新規デバイス100-2の第2の応答によって発生する後続取引が成功的に処理されたか否か、従来の連携デバイス300の第1の応答と比較して相互一致するかどうか、もし異なる場合、応答または要請に対して既設定値以上の差があるフィールド種類、パラメータ値の差などを分析してこれに関するテスト情報を生成しうる。一実施例において、テスト情報は、既存の要請、応答の内容、既存のメッセージを用いてメッセージ変換処理などを介して最終的にテストに用いられた要請、応答の内容、メッセージ処理の最終的な成功または失敗の可否を含んでもよい。
【0076】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、第2の応答(または第2の要請)を新規デバイス100-2に対応する形式に変換された第1の応答(または第1の要請)と比較した結果に基づいて、新規デバイス100-2に対するテスト情報を得ることができ、例えば、第1の要請を第2の要請に変換するのに用いられる規則情報(例えば、桁数変更、コード追加、桁数別内容変更など)を用いて第1の応答を第2の応答に対応する形式に変換し、変換された第1の応答を第2の応答と比較し、それぞれの位置別フィールド、パラメータなどの値が相互に異なる程度を比較分析しうる。
【0077】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、比較結果によって既設定値以上のエラーが発生したトランザクションに関する詳細なエラー情報を保存し、データベース200に当該メッセージの状態を反映しうる。一実施例において、データベース200に反映されるメッセージの状態は、処理前、処理中または処理完了の状態で管理されてもよい。
【0078】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、従来の連携デバイス300の特性に応じて第1の結果値をカテゴライジングし、第1の結果値と第2の結果値をカテゴリ別に比較しうる。例えば、第1の応答と第2の応答は、それぞれ複数個の応答を含んでもよく、それぞれの応答は、既設定された複数個のカテゴリのいずれかで表現されてもよく、仮に従来の連携デバイス300が保険会社のサーバである場合、保険会社に関連して既設定された複数個のカテゴリ(例えば、保険の種類、満期年度、加入者年齢など)によって第1の結果値と第2の結果値を分類し、各カテゴリから第1の結果値と第2の結果値の差を算出しうる。
【0079】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、カテゴリ別に決定される重要度の重みを得て重要度の重み及びカテゴリ別比較結果に基づいてテスト情報を得ることができる。例えば、従来の連携デバイス300に対応する機関の種類(例えば、保険会社、銀行、カード会社など)によって複数個のカテゴリ及びカテゴリ別重要度の重みを異なる値に設定されてもよく、仮想連携デバイス400は、カテゴリ別第1結果値と第2結果値の差に重要度の重みを反映して合算した結果によってテストスコアを算出しうる。
【0080】
一実施例において、重要度の重みは、第2の結果値で示されるカテゴリ別発生頻度に応じて決定されてもよい。例えば、従来の連携デバイス300が銀行サーバである場合、送金、決済、融資などの様々な取引が発生することができ、そのうち、「残高」というカテゴリの発生頻度が既設定値以上に最も高い場合がある。このような場合、仮想連携デバイス400は、発生頻度が最も高い「残高」のカテゴリに最も高い重要度の重みを付与するか、または発生頻度が既設定レベル以上に高い1つ以上のカテゴリに対して、発生頻度に比例する重みを付与してテストスコアを算出しうる。
【0081】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、第1の結果値と第2の結果値の差が既設定の第1の値以上の場合には、第1の重要度の重みを付与し、カテゴリ別発生頻度が既設定の第2の値以上の場合には、第2の重要度の重みを付与し、従来の連携デバイス300の特性に応じて主要なカテゴリとして決定される1つ以上の特定カテゴリに第3の重要度の重みを付与し、第1~第3の重要度の重みを反映してテストスコアを算出しうる。一実施例において、第1の重要度の重みは、第2の重要度の重みよりも大きく、第2の重要度の重みは、第3の重要度の重みより大きいものとなり得る。
【0082】
一実施例において、特定の期間、例えば1日間のトランザクションをすべて検討する場合、1日間のトランザクションが100%同一である場合にのみ成功したものとみなすことは困難な場合があるので、一部が同一でない場合などを比較するための方法として重みが用いられてもよい。
【0083】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、テストスコアが第1の値より小さいとテストが失敗したと決定し、テストスコアが第1の値より小さい第2の値より小さいとテストに重大なエラーがあることを示す警告メッセージをテスト情報とともに出力してもよい。
【0084】
本発明の一実施例によれば、仮想連携デバイス400は、追って外部機関である従来の連携デバイス300がなくなる場合でも、大量のテストケースを作成するのではなく、過去の取引を活用して過去の要請を新規デバイス100-2で再現させ、新規デバイス100-2が適切に要請するか、当該要請に応じて仮想連携デバイス400で適切に応答するかなどを検証してもよい。
【0085】
また、新規デバイス100-2の要請に応じて仮想連携デバイス400が外部機関で実際の取引があるかのように模写できるようにして、実取引基盤の仮想環境において新規デバイス100-2のアウトバウンド取引に対して効果的にシミュレーションしてもよい。
【0086】
図4は、一実施例によるテスト情報を提供するシステム1000がテスト情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【0087】
図4を参照すると、段階S401~S403において、仮想連携デバイス400は、データベース200に既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のトランザクションヒストリーを保存してもよい。図4では、仮想連携デバイス400がトランザクションヒストリーを得る第1のパート及びトランザクションヒストリーを用いてテストを行う第2のパートに区別される実施例によって各段階を示しているが、これに限って解釈されず、内部構成要素間のメッセージ伝送が要求されない同一の仮想連携デバイス400で各動作が行われることもあり、仮想連携デバイス400に含まれた複数個のサーバから分割して各動作が行われることもあるなど、様々な実施例が可能である。
【0088】
段階S401において既存のデバイス100-1は、実際の運用環境の実取引過程で従来の連携デバイス300に要請を伝送し得、段階S402において従来の連携デバイス300から要請に対する応答を受信しうる。例えば、アウトバウンド取引の場合、既存の業務システムである既存のデバイス100-1から連携機関システムである従来の連携デバイス300に要請を伝送し、従来の連携デバイス300からその要請に対する応答を受信することになり、段階S403において仮想連携デバイス400で取引パケットやログファイルをキャプチャすることができ、キャプチャされたデータを要請及び応答に変換した後、データベース200に保存してもよい。
【0089】
段階S403において、仮想連携デバイス400は、要請及び応答を含んで既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300とのトランザクションを取引パケットやログファイルを用いてキャプチャしてもよい。
【0090】
段階S404において、仮想連携デバイス400は、キャプチャを通じて得られたキャプチャデータに基づいて、第1の要請及び第1の要請に対応する第1の応答を含むトランザクション過程で発生した全トランザクションデータをデータベース200に保存することができ、以後、実際の運用環境で類似段階が繰り返されることにより、データベース200には、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間の実取引によるトランザクションデータが持続的に収集されてもよい。
【0091】
一実施例において、仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1から従来の連携デバイス300に伝送した第1の要請から抽出されるIP情報、ポート情報、業務フィールド、及び固有情報を組み合わせてマッチングキーを生成し、マッチングキーを介してデータベース200に保存される当該第1の要請と第1の応答間のマッチング関係を管理してもよい。
【0092】
段階S405~S408において、既存のデバイス100-1及び/又は従来の連携デバイス300が現在ないとき、またはアウトバウンドテストのために構築されたテスト環境に基づいて、仮想連携デバイス400は、過去に既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間で行われたトランザクションヒストリーを保有している状態で新規業務システムである新規デバイス100-2に対するテストが行われてもよい。
【0093】
段階S405において、仮想連携デバイス400は、新規デバイス100-2から第2の要請を受信することができ、例えば、新規デバイス100-2において既存取引と同じ要件でテスト対象取引を再現することにより、仮想連携デバイス400に第2の要請を伝送しうる。図4では、アウトバウンドテストのための説明の便宜上、省略されているが、実施例によって仮想連携デバイス400から新規デバイス100-2にデータベース200に保存された第1の要請から得られた第2の要請が伝送されてトランザクションヒストリーに基づいてインバウンドテストが行われる実施例も可能である。
【0094】
段階S406において、仮想連携デバイス400は、第2の要請に対応する応答を照会し、変換によって第2の応答を得ることができ、例えば、第2の要請から抽出された識別情報を用いてマッチングキーを決定し、データベース200に保存された複数個の応答の中からマッチングキーに対応する応答を照会し、変換過程が必要な場合、照会された応答を全文インタフェースに従って変換して第2の応答を得ることができる。
【0095】
段階S407において、仮想連携デバイス400は、第2の応答を新規デバイス100-2に印加しうる。
【0096】
段階S408において、仮想連携デバイス400は、第1の応答と第2の応答の比較結果に基づいて、新規デバイス100-2に対するテスト情報を得ることができる。例えば、仮想連携デバイス400から新規デバイス100-2に伝送した第2の応答を通じて既存のデバイス100-1と新規デバイス100-2の比較分析を行うことができ、第1の応答を新規デバイス100-2に対応する形式に変換した後、第2の応答と比較するか、または第1の要請及び第2の要請を比較する方式で既存のシステムと検証対象システムの比較分析が可能であり、応答によって発生する後続取引に対するテストもともに行うことができる。例えば、新規デバイス100-1の第2の応答が第2の要請に応じて成功的に処理されたかどうか、第2の応答が従来の連携デバイス300の第1の応答と比較して相互一致するかどうか、第2の要請が既存のデバイス100-1の第1要請と比較して相互一致するかどうか、もし異なる場合、既設定値以上の差があるフィールドの種類、パラメータ値の差などに対する比較分析結果を含むテスト情報を生成して記録及びディスプレイしてもよい。
【0097】
一実施例によって、融資申請及び融資審査取引の過程によって例えば、ユーザが融資申請取引を要請する場合、既存のデバイス100-1は、内部ロジック処理後に審査機関に審査申請に関するアウトバウンド取引を要請し、審査機関である従来の連携デバイス300から審査結果に対する応答を受信しうる。このとき、仮想連携デバイス400は、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300間のトランザクションをキャプチャして当該要請と応答を含むトランザクションメッセージをデータベース200に保存し、当該取引を識別可能なメッセージ識別子(例えば、マッチングキー、固有情報など)とともに保存して管理してもよい。
【0098】
以後、新規デバイス100-2は、従来の連携デバイス300に対するアウトバウンドテストのために既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300との既存取引と同じ要件で取引を再現し、従来の連携デバイス300の代わりに仮想連携デバイス400に第2の要請を伝送することができ、仮想連携デバイス400は、受信した第2の要請から抽出された識別情報を用いてマッチングキーを生成し、データベース200において第2の要請に対応する第2の応答を照会し、第2の応答を第1の応答と比較してテストを行うことができ、テスト結果が成功の場合、既存の連携機関である従来の連携デバイス300との通信がなくても既存の機関と同じ応答を受信しうる。
【0099】
また、仮想連携デバイス400は、審査要請取引テスト後、正常処理された取引以外のさらなる分析が要求されるケースを確認し得、既保存された実取引データに基づいてメッセージ識別子(例えば、マッチングキー)を比較して新規デバイス100-2では発生していない審査取引メッセージを確認し、新規デバイス100-2で発生していない理由を分析しうる。
【0100】
また、仮想連携デバイス400は、データベース200に保存されていない状態でテストが要請された実取引メッセージを得る場合、要請が受信された条件に対する比較結果を提供しうる。例えば、データベース200に保存されていないが、新規デバイス100-2に入力される審査要請取引の場合、どのような条件で既存のデバイス100-1と異なって要請があったかを分析し、既存のデバイス100-1と新規デバイス100-2の比較結果が生成されてもよい。
【0101】
これによって、仮想連携デバイス400は、新規業務システムの開発や連携機関システムの変更などによって新規デバイス100-2のアウトバウンド取引に関するテストが必要な場合、既存のデバイス100-1と従来の連携デバイス300との実取引データに基づいて、従来の連携デバイス300の動作を模写して新規デバイス100-2の要請に対応する応答を伝送する方式で新規デバイス100-2のアウトバウンド機能をテストしてもよい。
【0102】
以上のように、図示された段階の順序及び組み合わせは一実施例であり、明細書に記載された各構成要素の本質的な特性から外れない範囲で順序、組み合わせ、分岐、機能及びその遂行主体が追加、省略または変形された形態で多様に行われることが分かる。
【0103】
一方、上述した方法は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を用いて前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現されてもよい。また、上述の方法で使用されたデータの構造は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に様々な手段を通じて記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、磁気保存媒体(例えば、ROM、RAM、USB、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的読み取り媒体(例えば、CDROM、DVDなど)のような保存媒体を含む。
【0104】
前述した本開示の説明は、例示のためのものであり、本開示が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本開示の技術的思想や必須的な特徴を変更することなく他の具体的な形態に容易に変形可能であることが理解できるだろう。したがって、前述した実施例はすべての点で例示的であり、限定的でないものと理解しなければならない。例えば、単一の形態で説明されている各構成要素は分散して行われてもよく、同様に分散されたものと説明されている構成要素も結合した形態で行われてもよい。
【0105】
本開示の範囲は、後述する特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その均等概念から導き出されるすべての変更または変形形態が本開示の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0106】
1000 テスト情報を提供するシステム
100-1 既存のデバイス
100-2 新規デバイス
410 メモリ
420 プロセッサ
200 データベース
300 従来の連携デバイス
400 仮想連携デバイス
図1
図2
図3
図4