(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022104894
(43)【公開日】2022-07-12
(54)【発明の名称】業務システムの自動警告装置、方法及びコンピュータ機器
(51)【国際特許分類】
G08B 21/00 20060101AFI20220705BHJP
G06Q 10/10 20120101ALI20220705BHJP
【FI】
G08B21/00 A
G06Q10/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021209631
(22)【出願日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】202011620166.5
(32)【優先日】2020-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521423821
【氏名又は名称】深▲ゼン▼市世強元件網絡有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN SEKORM COMPONENT NETWORK CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】Room 2401,2402,Building 3A,1st Phase,Tian an Cloud Park,No.2018 Xuegang Rd.,Bantian Street,Longgang District,Shenzhen,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】張継躍
【テーマコード(参考)】
5C086
5L049
【Fターム(参考)】
5C086AA60
5C086BA30
5C086CA30
5C086DA40
5L049AA11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】業務警告の統一された標準化管理を実現できる、業務システムの自動警告装置、方法及びコンピュータ機器を提供する。
【解決手段】業務システムの自動警告装置において、警告対象受信ユニット10は警告対象を定義するのに用いられ、警告経路受信ユニット20は警告経路を定義するのに用いられ、警告内容受信ユニット30は警告内容を受信するのに用いられる。警告起動インターフェースユニット40は、所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視するのに用いられ、各所定業務項目に1つの警告起動インターフェースユニットが対応する。各所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を定義して保存し、警告起動インターフェースユニットが所定業務項目の異常を検出したとき、所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
警告対象受信ユニット(10)、警告経路受信ユニット(20)、警告内容受信ユニット(30)、及び、警告起動インターフェースユニット(40)を含み、
前記警告対象受信ユニット(10)が警告対象を定義するのに用いられ、前記警告経路受信ユニット(20)が警告経路を定義するのに用いられ、前記警告内容受信ユニット(30)が警告内容を受信するのに用いられ、前記警告起動インターフェースユニット(40)が、所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視するのに用いられ、各前記所定業務項目に1つの前記警告起動インターフェースユニット(40)が対応し、
各前記所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を定義して保存し、前記警告起動インターフェースユニット(40)が前記所定業務項目の異常を検出したとき、前記所定業務項目に対応する前記警告経路により、対応する前記警告内容を対応する前記警告対象に送信することを特徴とする、業務システムの自動警告装置。
【請求項2】
前記警告対象受信ユニット(10)がカスタム対象ユニット(101)及びデフォルト対象ユニット(102)を含み、
前記カスタム対象ユニット(101)が、各前記所定業務項目の個別需要に対応するカスタム対象を定義するのに用いられ、
前記デフォルト対象ユニット(102)が、前記所定業務項目の警告のたびに送信されるデフォルト対象を定義するのに用いられることを特徴とする、請求項1に記載の業務システムの自動警告装置。
【請求項3】
前記警告対象受信ユニット(10)がさらに最終対象ユニット(103)を含み、前記最終対象ユニット(103)が最終送信対象を保存し、
ユーザが前記カスタム対象ユニット(101)及びデフォルト対象ユニット(102)を設定していないとき、前記最終送信対象を警告対象とすることを特徴とする、請求項2に記載の業務システムの自動警告装置。
【請求項4】
前記警告経路受信ユニット(20)が電子メール受信ユニット(201)を含み、前記電子メール受信ユニット(201)が前記警告対象の電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを受信するのに用いられ、及び/又は、
前記警告経路受信ユニット(20)がショートメッセージ受信ユニット(202)を含み、前記ショートメッセージ受信ユニット(202)が前記警告対象のショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを受信するのに用いられる、ことを特徴とする、請求項1に記載の業務システムの自動警告装置。
【請求項5】
前記警告内容受信ユニット(30)が警告テンプレートユニット(301)及び警告パラメータ取得ユニット(302)を含み、
前記警告テンプレートユニット(301)が警告内容書込みテンプレートを提供し、
前記警告パラメータ取得ユニット(302)が現在の警告に対応する警告パラメータを取得するのに用いられることを特徴とする、請求項1に記載の業務システムの自動警告装置。
【請求項6】
S1:各所定業務項目に対応する警告起動インターフェースユニット(40)、警告対象、警告経路及び警告内容を受信して保存する工程、
S2:前記警告起動インターフェースユニット(40)が前記所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視する工程、
S3:異常が出現している場合、前記所定業務項目に対応する前記警告経路により、対応する前記警告内容を対応する前記警告対象に送信する工程、
を含むことを特徴とする、業務システムの自動警告方法。
【請求項7】
前記警告対象がカスタム対象及びデフォルト対象を含み、
前記カスタム対象が各前記所定業務項目の個別需要に対応する対象であり、
前記デフォルト対象が前記所定業務項目の警告のたびに送信される対象である、ことを特徴とする、請求項6に記載の業務システムの自動警告方法。
【請求項8】
前記警告対象がさらに最終送信対象を含み、
ユーザが前記カスタム対象及び前記デフォルト対象を設定していないとき、前記最終送信対象を警告対象とすることを特徴とする、請求項7に記載の業務システムの自動警告方法。
【請求項9】
前記警告経路が電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを含み、工程S3において前記所定業務項目に対応する前記警告経路により、対応する前記警告内容を対応する前記警告対象に送信するのは、前記所定業務項目に対応する前記電子メールアドレス及び電子メールテンプレートにより、対応する前記警告内容を対応する前記警告対象に送信することを含み、及び/又は、
前記警告経路がショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを含み、工程S3において前記所定業務項目に対応する前記警告経路により、対応する前記警告内容を対応する前記警告対象に送信するのは、前記所定業務項目に対応する前記ショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートにより、対応する前記警告内容を対応する前記警告対象に送信することを含み、
前記警告内容が現在の警告に対応する警告パラメータを含むことを特徴とする、請求項6に記載の業務システムの自動警告方法。
【請求項10】
請求項1~5のいずれか1項に記載の業務システムの自動警告装置を含む、又は、
プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリがコンピュータプログラムを保存するのに用いられ、前記プロセッサが前記メモリに保存したコンピュータプログラムを実行して、請求項6~9のいずれか1項に記載の業務システムの自動警告方法を実現することを特徴とするコンピュータ機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は業務システムの管理分野に関し、より具体的には、業務システムの自動警告装置、方法及びコンピュータ機器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般の企業の業務システムは大小多くの業務を含み、各業務部門は異なるグループが担当している。部門上の業務に警告が発生した場合、速やかに関連するグループの責任者に通知する必要がある。ここでの責任者は業務責任者、運営、開発、試験、製品など各種役割のスタッフを含む可能性があり、何人かのスタッフには通知しなければならず、何人かには具体的な状況を判断して選択的に通知する。異なる業務警告は異なるスタッフが受け取る必要があり、異なる場面でも異なるスタッフが受け取る必要がある。既存の警告の通知は主に人為的であり、或いは各業務に異なる形式の警告方式を設けており、管理が混乱する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的課題は、既存技術の上記欠点に対して、業務システムの自動警告装置、方法及びコンピュータ機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明が、その技術的課題を解決するために採用した技術案は次の通りである。業務システムの自動警告装置を構成し、これは警告対象受信ユニット、警告経路受信ユニット、警告内容受信ユニット及び警告起動インターフェースユニットを含む。
警告対象受信ユニットは警告対象を定義するのに用いられ、警告経路受信ユニットは警告経路を定義するのに用いられ、警告内容受信ユニットは警告内容を受信するのに用いられる。警告起動インターフェースユニットは、所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視するのに用いられ、各所定業務項目に1つの警告起動インターフェースユニットが対応する。
各所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を定義して保存し、警告起動インターフェースユニットが所定業務項目の異常を検出したとき、所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信する。
【0005】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告装置において、警告対象受信ユニットはカスタム対象ユニット及びデフォルト対象ユニットを含む。
カスタム対象ユニットは、各所定業務項目の個別需要に対応するカスタム対象を定義するのに用いられる。
デフォルト対象ユニットは、所定業務項目の警告のたびに送信されるデフォルト対象を定義するのに用いられる。
【0006】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告装置において、警告対象受信ユニットはさらに最終対象ユニットを含み、最終対象ユニットは最終送信対象を保存する。
ユーザがカスタム対象ユニット及びデフォルト対象ユニットを設定していないとき、最終送信対象を警告対象とする。
【0007】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告装置において、警告経路受信ユニットは電子メール受信ユニットを含み、電子メール受信ユニットは警告対象の電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを受信するのに用いられる。並びに/又は
警告経路受信ユニットはショートメッセージ受信ユニットを含み、ショートメッセージ受信ユニットは警告対象のショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを受信するのに用いられる。
【0008】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告装置において、警告内容受信ユニットは警告テンプレートユニット及び警告パラメータ取得ユニットを含む。
警告テンプレートユニットは警告内容書込みテンプレートを提供する。
警告パラメータ取得ユニットは現在の警告に対応する警告パラメータを取得するのに用いられる。
【0009】
他に、本発明はさらに業務システムの自動警告方法を提供する。以下の工程を含む。
S1、各所定業務項目に対応する警告起動インターフェースユニット、警告対象、警告経路及び警告内容を受信して保存する。
S2、警告起動インターフェースユニットが所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視する。
S3、異常が出現している場合、所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信する。
【0010】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告方法において、警告対象はカスタム対象及びデフォルト対象を含む。
カスタム対象は、各所定業務項目の個別需要に対応する対象である。
デフォルト対象は、所定業務項目の警告のたびに送信される対象である。
【0011】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告方法において、警告対象はさらに最終送信対象を含む。
ユーザがカスタム対象及びデフォルト対象を設定していないとき、最終送信対象を警告対象とする。
【0012】
さらに、本発明に記載する業務システムの自動警告方法において、警告経路は電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを含む。工程S3で所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信するのは、所定業務項目に対応する電子メールアドレス及び電子メールテンプレートにより、対応する警告内容を対応する警告対象に送信することを含む。並びに/又は
警告経路はショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを含む。工程S3で所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信するのは、所定業務項目に対応するショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートにより、対応する警告内容を対応する警告対象に送信することを含む。
警告内容は、現在の警告に対応する警告パラメータを含む。
【0013】
他に、本発明はさらに上記業務システムの自動警告装置を含むコンピュータ機器を提供する。或いは
コンピュータ機器はプロセッサ及びメモリを含み、メモリはコンピュータプログラムを保存するのに用いられ、プロセッサはメモリに保存したコンピュータプログラムを実行して、上記業務システムの自動警告方法を実現する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の業務システムの自動警告装置、方法及びコンピュータ機器を実施すると、以下の有益な効果を有する。本発明は、統一され、配置可能な自動警告装置を使用して、各業務項目の警告対象及び警告経路を定義し、業務警告の統一された標準化管理を実現し、管理効率を高める。
【0015】
以下、図及び実施例を組み合わせて、本発明についてさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、実施例が提供する業務システムの自動警告装置の構造概要図である。
【
図2】
図2は、実施例が提供する業務システムの自動警告装置の構造概要図である。
【
図3】
図3は、実施例が提供する業務システムの自動警告装置の構造概要図である。
【
図4】
図4は、実施例が提供する業務システムの自動警告方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の技術的特徴、目的及び効果をより明確に理解できるようにするため、図を照らし合わせ、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。
【0018】
好ましい実施例において、
図1を参考にすると、本実施例の業務システムの自動警告装置は、警告対象受信ユニット10、警告経路受信ユニット20、警告内容受信ユニット30及び警告起動インターフェースユニット40を含み、1つの警告対象受信ユニット10、1つの警告経路受信ユニット20、1つの警告内容受信ユニット30及び1つの警告起動インターフェースユニット40が1つの自動警告装置を構成する。同じ自動警告装置の警告対象受信ユニット10、警告経路受信ユニット20、警告内容受信ユニット30及び警告起動インターフェースユニット40は相互に対応し、業務システムに複数の自動警告装置を含むことができる。
【0019】
警告対象受信ユニット10は警告対象を定義するのに用いられ、すなわちユーザは警告対象受信ユニット10により警告対象を入力することができる。警告経路受信ユニット20は警告経路を定義するのに用いられ、すなわちユーザは警告経路受信ユニット20により警告経路を入力することができる。警告内容受信ユニット30は警告内容を受信するのに用いられ、すなわちユーザは警告内容受信ユニット30により警告内容を入力することができる。警告起動インターフェースユニット40は所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視するのに用いられ、すなわちユーザは警告起動インターフェースユニット40により監視する必要がある所定業務項目を設定し、各所定業務項目に1つの警告起動インターフェースユニット40が対応する。各所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を定義して保存し、業務システムは複数の所定業務項目を含むことができる。各所定業務項目と警告対象、警告経路及び警告内容との対応関係を記憶装置に保存し、つまり、各警告起動インターフェースユニット40と警告対象、警告経路及び警告内容との対応関係を記憶装置に保存する。
【0020】
警告起動インターフェースユニット40が監視する所定業務項目に異常があるかどうかについて、監視内容及び監視基準は各所定業務項目の具体的な内容に基づいて設定することができる。警告起動インターフェースユニット40がある所定業務項目の異常を検出したとき、記憶装置における該所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を読み取り、すなわち記憶装置における該警告起動インターフェースユニット40に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を読み取る。該所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を読み取った後、所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信する。つまり、該所定業務項目は対応する警告対象、警告経路及び警告内容を有し、該所定業務項目に対応する警告内容を警告経路に読み込み、その後警告対象に送信する。
【0021】
本実施例は、統一され、配置可能な自動警告装置を使用して、各業務項目の警告対象及び警告経路を定義し、業務警告の統一された標準化管理を実現し、管理効率を高める。
【0022】
いくつかの実施例において、警告対象受信ユニット10はカスタム対象ユニット101及びデフォルト対象ユニット102を含む。このうちカスタム対象ユニット101は、各所定業務項目の個別需要に対応するカスタム対象を定義するのに用いられ、すなわちある特定の業務項目について、ユーザは通報する必要がある責任者を自由に設定することができる。デフォルト対象ユニット102は、所定業務項目の警告のたびに送信されるデフォルト対象を定義するのに用いられ、つまり、すべての所定業務項目の警告のたびに通知する必要がある責任者である。選択として、本実施例の業務システムの自動警告装置において、警告対象受信ユニット10はさらに最終対象ユニット103を含み、最終対象ユニット103は最終送信対象を保存する。ユーザがカスタム対象ユニット101及びデフォルト対象ユニット102を設定していないとき、最終送信対象を警告対象とする。つまり、ユーザがカスタム対象ユニット101及びデフォルト対象ユニット102を設定したとき、最終送信対象は警告対象とせず、警告が生じたとき、警告を最終送信対象に送信することはない。本実施例は、ユーザの警告対象に対する個別需要を満たすことができ、さらにユーザが設定していないとき、警告対象を残して置き、警告のたびに関連する責任者に通知することを保証することもできる。
【0023】
いくつかの実施例において、
図2を参考にすると、警告経路受信ユニット20は電子メール受信ユニット201を含み、電子メール受信ユニット201は警告対象の電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを受信するのに用いられる。すなわちユーザは電子メール受信ユニット201により、警告対象の電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを入力し、さらに各警告対象の電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを書き込む必要がある。警告起動インターフェースユニット40がある所定業務項目の異常を検出したとき、対応する電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを読み取り、電子メールテンプレートに警告内容を書き込み、電子メールアドレスに基づいて対応する警告対象に送信する。本実施例は、電子メール方式で警告を関連する責任者に送信することを実現する。
【0024】
いくつかの実施例において、
図2を参考にすると、警告経路受信ユニット20はショートメッセージ受信ユニット202を含み、ショートメッセージ受信ユニット202は警告対象のショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを受信するのに用いられる。すなわちユーザはショートメッセージ受信ユニット202により、警告対象のショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを入力し、さらに各警告対象に対応するショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを書き込む必要がある。警告起動インターフェースユニット40がある所定業務項目の異常を検出したとき、対応するショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを読み取り、ショートメッセージテンプレートに警告内容を書き込み、ショートメッセージアドレスに基づいて、書き込んだショートメッセージテンプレートを警告対象に送信する。選択として、ショートメッセージアドレスはスマートフォン番号、インスタントメッセージソフトウェアのアカウントなどを含むがこれに制限されない。本実施例は、ショートメッセージ方式で警告を関連する責任者に送信することを実現する。
【0025】
いくつかの実施例において、
図3を参考にすると、警告内容受信ユニット30は警告テンプレートユニット301及び警告パラメータ取得ユニット302を含む。このうち警告テンプレートユニット301は警告内容書込みテンプレートを提供し;警告パラメータ取得ユニット302は、現在の警告に対応する警告パラメータを取得するのに用いられる。すなわち警告起動インターフェースユニット40がある所定業務項目の異常を検出したとき、警告パラメータ取得ユニット302は該警告を引き起こす異常パラメータを取得する。異常パラメータを警告パラメータとして警告対象に送信し、関連する責任者に警告を引き起こした具体的原因を通知し、責任者が処理を行うのに便利である。
【0026】
好ましい実施例において、
図4を参考にすると、該業務システムの自動警告方法は以下の工程を含む。
S1、各所定業務項目に対応する警告起動インターフェースユニット40、警告対象、警告経路及び警告内容を受信して保存する。
【0027】
具体的に、本実施例の業務システムの自動警告装置は警告対象受信ユニット10、警告経路受信ユニット20、警告内容受信ユニット30及び警告起動インターフェースユニット40を含み、1つの警告対象受信ユニット10、1つの警告経路受信ユニット20、1つの警告内容受信ユニット30及び1つの警告起動インターフェースユニット40が1つの自動警告装置を構成する。同じ自動警告装置の警告対象受信ユニット10、警告経路受信ユニット20、警告内容受信ユニット30及び警告起動インターフェースユニット40は相互に対応し、業務システムに複数の自動警告装置を含むことができる。
【0028】
警告対象受信ユニット10は警告対象を定義するのに用いられ、すなわちユーザは警告対象受信ユニット10により警告対象を入力することができる。警告経路受信ユニット20は警告経路を定義するのに用いられ、すなわちユーザは警告経路受信ユニット20により警告経路を入力することができる。警告内容受信ユニット30は警告内容を受信するのに用いられ、すなわちユーザは警告内容受信ユニット30により警告内容を入力することができる。警告起動インターフェースユニット40は所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視するのに用いられ、すなわちユーザは警告起動インターフェースユニット40により監視する必要がある所定業務項目を設定し、各所定業務項目に1つの警告起動インターフェースユニット40が対応する。各所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を定義して保存し、業務システムは複数の所定業務項目を含むことができる。各所定業務項目と警告対象、警告経路及び警告内容との対応関係を記憶装置に保存し、つまり、各警告起動インターフェースユニット40と警告対象、警告経路及び警告内容との対応関係を記憶装置に保存する。
【0029】
S2、警告起動インターフェースユニット40が所定業務項目に異常が出現しているかどうかを監視する。各所定業務項目はいずれも対応する警告起動インターフェースユニット40を有し、所定業務項目に異常が出現しているかどうかは、具体的な需要に基づいて判定の設定を行うことができる。
【0030】
S3、警告起動インターフェースユニット40が所定業務項目に異常が出現したことを検出した場合、所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信する。
【0031】
具体的に、警告起動インターフェースユニット40がある所定業務項目の異常を検出したとき、記憶装置における該所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を読み取り、すなわち記憶装置における該警告起動インターフェースユニット40に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を読み取る。該所定業務項目に対応する警告対象、警告経路及び警告内容を読み取った後、所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信する。つまり、該所定業務項目は対応する警告対象、警告経路及び警告内容を有し、該所定業務項目に対応する警告内容を警告経路に読み込み、その後警告対象に送信する。
【0032】
本実施例は、統一され、配置可能な自動警告装置を使用して、各業務項目の警告対象及び警告経路を定義し、業務警告の統一された標準化管理を実現し、管理効率を高める。
【0033】
好ましい実施例において、警告対象はカスタム対象及びデフォルト対象を含み、カスタム対象は各所定業務項目の個別需要に対応する対象であり;デフォルト対象は所定業務項目の警告のたびに送信される対象である。選択として、警告対象はさらに最終送信対象を含む。ユーザがカスタム対象ユニット101及びデフォルト対象ユニット102を設定していないとき、最終送信対象を警告対象とする。つまり、ユーザがカスタム対象ユニット101及びデフォルト対象ユニット102を設定したとき、最終送信対象を警告対象とせず、警告が生じたとき、警告を最終送信対象に送信しない。本実施例は、ユーザの警告対象に対する個別需要を満たすことができ、さらにユーザが設定していないとき、警告対象を残して置き、警告のたびに関連する責任者に通知することを保証することもできる。
【0034】
好ましい実施例において、警告経路は電子メールアドレス及び電子メールテンプレートを含む。工程S3で所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信するのは、所定業務項目に対応する電子メールアドレス及び電子メールテンプレートにより、対応する警告内容を対応する警告対象に送信することを含む。つまり、警告内容を電子メールテンプレートに基づいて書き込み、書き込んだ後、電子メールアドレスに基づいて、警告対象に送信する。
【0035】
好ましい実施例において、警告経路はショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートを含む。工程S3で所定業務項目に対応する警告経路により、対応する警告内容を対応する警告対象に送信するのは、所定業務項目に対応するショートメッセージアドレス及びショートメッセージテンプレートにより、対応する警告内容を対応する警告対象に送信することを含む。つまり、警告内容をショートメッセージテンプレートに基づいて書き込み、書き込んだ後、ショートメッセージアドレスに基づいて、警告対象に送信する。
【0036】
好ましい実施例において、警告内容は現在の警告に対応する警告パラメータを含む。具体的に、警告内容受信ユニット30は警告テンプレートユニット301及び警告パラメータ取得ユニット302を含む。このうち警告テンプレートユニット301は警告内容書込みテンプレートを提供し;警告パラメータ取得ユニット302は、現在の警告に対応する警告パラメータを取得するのに用いられる。すなわち警告起動インターフェースユニット40がある所定業務項目の異常を検出したとき、警告パラメータ取得ユニット302は該警告を引き起こす異常パラメータを取得する。異常パラメータを警告パラメータとして警告対象に送信し、関連する責任者に警告を引き起こした具体的原因を通知し、責任者が処理を行うのに便利である。
【0037】
好ましい実施例において、コンピュータ機器は上記実施例の業務システムの自動警告装置を含む。
【0038】
好ましい実施例において、コンピュータ機器はプロセッサ及びメモリを含む。メモリはコンピュータプログラムを保存するのに用いられ、プロセッサはメモリに保存したコンピュータプログラムを実行して、上記実施例の業務システムの自動警告方法を実現する。
【0039】
本明細書中の各実施例は累加方式で記載しており、各実施例で重点的に説明するのは、いずれもその他の実施例と異なる部分である。各実施例間の同一、類似する部分は相互に参照すればよい。実施例で開示した装置は、実施例で開示した方法と対応するため、記載の比較は簡単であり、関連する部分は方法の一部の説明を参照すればよい。
【0040】
専門家は、本文で開示した実施例に記載する各例のユニット及びアルゴリズムを組み合わせた工程が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組合せにより実現することができることを認識することができ、ハードウェア及びソフトウェアの互換性を明確に説明するため、上記説明で機能に基づいて各例の構成及び工程を一般的に記載した。これらの機能は結果的にハードウェア又はソフトウェアの方式で実行され、技術案の特定の応用及び設計の制約条件によって決まる。専門技術者は各特定の応用に対して異なる方法を使用し、記載する機能を実現することができるが、この種の実現は本発明の範囲を超えるとみなされるべきではない。
【0041】
本文で開示した実施例に記載する方法又はアルゴリズムを組み合わせた工程は、ハードウェア、プロセッサが実行するソフトウェアモジュール、又は両者の組合せを直接使用して実施することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスクドライブ、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は技術分野で公知である任意のその他の形式の記憶媒体に含まれることができる。
【0042】
以上の実施例は本発明の技術的構想及び特徴を説明したに過ぎず、その目的は当業者が本発明の内容を理解し、これに基づいて実施できるようにすることであり、本発明の保護範囲を制限することはできない。本発明の特許請求の範囲に基づいて行う均等な変更及び修飾は、いずれも本発明の特許請求の範囲に包含される範囲に属するべきである。
【外国語明細書】