(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022104925
(43)【公開日】2022-07-12
(54)【発明の名称】サービング周波数測定のためのビーム報告設定
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20220705BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20220705BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/28
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022045913
(22)【出願日】2022-03-22
(62)【分割の表示】P 2020536017の分割
【原出願日】2019-03-06
(31)【優先権主張番号】62/642,405
(32)【優先日】2018-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダ シルバ, イカロ エル. ジェイ.
(57)【要約】 (修正有)
【課題】維持するサービング周波数のためのビーム測定の最大数を規定する規則がなく、UEは任意の低い値を使用した。ネットワークによるハンドオーバ決定は、セル当たりのビームの数及びそれらの測定情報に依存し、ハンドオーバ性能は悪影響を受ける。
【解決手段】ビーム測定を実行する無線デバイスは、測定を報告するように無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信し、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定の数を決定、セル毎に報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づいて、維持されるべきビーム測定の数を決定し、維持されるべきビーム測定の対応する決定数に従って、サービング周波数の各々についてのビーム測定を維持し、測定報告において報告する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(50)において、ビーム測定を実行する方法(400)であって、
測定値を報告するために前記無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信すること(402)と、
サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定すること(404)であって、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく、ことと、
測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の前記対応する決定された数に従って、前記1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対してビーム測定値を維持すること(406)、を含む方法(400)。
【請求項2】
前記報告される測定値に対応するトリガに応答して、測定報告において、前記少なくとも1つのサービング周波数に対する前記維持されたビーム測定値のいくつかまたはすべてを報告することを更に含む、請求項1に記載の方法(400)。
【請求項3】
前記トリガに応答して報告される、維持されたビーム測定値の数は、前記トリガに基づいて決定される、請求項2に記載の方法(400)。
【請求項4】
前記決定すること(404)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータが1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも前記第1のサービング周波数に対して設定されていないことを決定することに応答して、維持されるべきビーム測定値がないことを決定することを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項5】
前記決定すること(404)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータが1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも前記第1のサービング周波数に対して非ゼロ値で設定されていることを決定することに応答して、少なくとも1つのビーム測定値が維持されるべきであることを決定することを含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法(400)。
【請求項6】
前記決定すること(404)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータと、報告されるべき数量を示すパラメータとが、1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも前記第1のサービング周波数に対して設定されていることを決定することに応答して、少なくとも1つのビーム測定値が維持されるべきであることを決定することを含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法(400)。
【請求項7】
前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数に対して維持されるべき前記少なくとも1つのビーム測定値は、参照信号受信電力(RSRP)測定値、および、参照信号受信品質(RSRQ)測定値を含む、請求項5または6に記載の方法(400)。
【請求項8】
信号対干渉雑音比(SINR)トリガが前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数に対して設定されることを決定することに応答して、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数に対するSINRビーム測定値を維持することをさらに含む、請求項7に記載の方法(400)。
【請求項9】
前記維持されるべきビーム測定値の数を決定すること(404)は、2つ以上の参照信号タイプのそれぞれに対して別々に実行される、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項10】
前記2つ以上の参照信号タイプは、チャネル状態情報参照シンボル(CSI-RS)タイプ、および、同期信号/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)タイプを含む、請求項9に記載の方法(400)。
【請求項11】
前記無線デバイス(50)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数に関連付けられた複数の測定設定を受信し、前記複数の測定設定のそれぞれは、パラメータを報告するためにそれぞれの最大数のビーム測定値を含み、前記方法(400)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数と前記2つ以上の参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプとに対して、前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプに関連付けられた測定設定について報告するために、前記最大数のビーム測定値を示すパラメータの中の第1の最大値を決定することによって、維持されるべきビーム測定値の数を決定することをさらに含む、請求項9または10に記載の方法(400)。
【請求項12】
前記方法(400)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数と前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプとに対して、前記第1の最大値に等しい参照信号受信電力(RSRP)測定値と、前記第1の最大値に等しい参照信号受信品質(RSRQ)測定値とを維持することをさらに含む、請求項11に記載の方法(400)。
【請求項13】
前記方法(400)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数と前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプとに対して、前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプに関連付けられ、SINRトリガを含む前記測定設定のためのパラメータを報告するために前記最大値のビーム測定値のうちの第2の最大値を決定することによって、維持されるべき信号対干渉雑音比(SINR)ビーム測定値の数を決定することをさらに含む、請求項12に記載の方法(400)。
【請求項14】
1つ以上の非サービング周波数のそれぞれに対して、および、1つ以上の参照信号タイプのそれぞれに対して、前記それぞれの非サービング周波数に対応する測定設定に対して報告するために最大数のビーム測定値の中の第2の最大値を決定し、それぞれの参照信号タイプに対して測定報告を設定することによって、維持されるべきビーム測定の数を決定することをさらに含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法(400)。
【請求項15】
無線デバイス(50)において、ビーム測定を実行するための方法(500)であって、
測定値を報告するために無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信すること(502)と、
1つ以上の周波数のそれぞれに対して、前記周波数に関連付けられた前記測定報告パラメータのうちの1つがセルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、前記周波数に関連付けられた前記測定報告パラメータのうちの別の1つが報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、前記周波数に対するビームごとに少なくとも1つの測定値を維持すること(504)と、を含む、方法(500)。
【請求項16】
維持されるべき少なくとも1つのビーム測定値は、参照信号受信電力(RSRP)測定、および、参照信号受信品質(RSRQ)測定を含む、請求項15に記載の方法(500)。
【請求項17】
前記決定は、2つ以上の参照信号タイプのそれぞれについて別々に実行される、請求項15または16に記載の方法(500)。
【請求項18】
前記2つ以上の参照信号タイプは、チャネル状態情報参照シンボル(CSI-RS)タイプ、および、同期信号/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)タイプを含む、請求項17に記載の方法(500)。
【請求項19】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)であって、
トランシーバ回路(56)と、
トランシーバ回路(56)と動作可能に関連付けられた処理回路(52)とを備え、
前記処理回路(52)は、
測定値を報告するために無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信し、
サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定し、ここで前記決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づき、
測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の前記対応する決定された数に従って、前記1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対してビーム測定値を維持する、ように構成された処理回路(52)と、を備える、無線デバイス(50)。
【請求項20】
前記処理回路(52)は、前記報告される測定値に対応するトリガに応答して、測定報告において、前記少なくとも1つのサービング周波数に対する前記維持されたビーム測定値のいくつかまたはすべてを報告するように構成される、請求項19に記載の無線デバイス(50)。
【請求項21】
前記トリガに応答して報告される、維持されたビーム測定値の数は、前記トリガに基づいて決定される、請求項20に記載の無線デバイス(50)。
【請求項22】
前記処理回路(52)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータが1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも前記第1のサービング周波数に対して設定されていないことを決定することに応答して、維持されるべきビーム測定値がないことを決定するように構成される、請求項19から21のいずれか1項に記載の無線デバイス(50)。
【請求項23】
前記処理回路(52)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータが1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも前記第1のサービング周波数に対して非ゼロ値で設定されていることを決定することに応答して、少なくとも1つのビーム測定値が維持されるべきであることを決定するように構成される、請求項19から21のいずれか1項に記載の無線デバイス(50)。
【請求項24】
前記処理回路(52)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータと、報告されるべき数量を示すパラメータとが、1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも前記第1のサービング周波数に対して設定されていることを決定することに応答して、少なくとも1つのビーム測定値が維持されるべきであることを決定するように構成される、請求項19から21のいずれか1項に記載の無線デバイス(50)。
【請求項25】
前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数に対して維持されるべき前記少なくとも1つのビーム測定値は、参照信号受信電力(RSRP)測定値、および、参照信号受信品質(RSRQ)測定値を含む、請求項23または24に記載の無線デバイス(50)。
【請求項26】
前記処理回路(52)は、信号対干渉雑音比(SINR)トリガが前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数に対して設定されることを決定することに応答して、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数に対するSINRビーム測定値を維持するように構成される、請求項25に記載の無線デバイス(50)。
【請求項27】
前記処理回路(52)は、2つ以上の参照信号タイプのそれぞれに対して別々に実行されるべきビーム測定値の数を決定するするように構成される、請求項19から26のいずれか1項に記載の無線デバイス(50)。
【請求項28】
前記2つ以上の参照信号タイプは、チャネル状態情報参照シンボル(CSI-RS)タイプ、および、同期信号/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)タイプを含む、請求項27に記載の無線デバイス(50)。
【請求項29】
前記無線デバイス(50)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数に関連付けられた複数の測定設定を受信し、前記複数の測定設定のそれぞれは、パラメータを報告するためにそれぞれの最大数のビーム測定値を含み、前記処理回路(52)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数と前記2つ以上の参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプとに対して、前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプに関連付けられた測定設定について報告するために、最大数のビーム測定値を示すパラメータの中の第1の最大値を決定することによって、維持されるべきビーム測定値の数を決定するように構成される、請求項27または28に記載の無線デバイス(50)。
【請求項30】
前記処理回路(52)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数と前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプとに対して、前記第1の最大値に等しい参照信号受信電力(RSRP)測定値と、前記第1の最大値に等しい参照信号受信品質(RSRQ)測定値とを維持するするように構成される、請求項29に記載の無線デバイス(50)。
【請求項31】
前記処理回路(52)は、前記1つ以上のサービング周波数のうちの前記第1のサービング周波数と前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプとに対して、前記2つ以上の参照信号タイプのうちの前記第1の参照信号タイプに関連付けられ、SINRトリガを含む前記測定設定のためのパラメータを報告するために前記最大数のビーム測定値のうちの第2の最大値を決定することによって、維持されるべき信号対干渉雑音比(SINR)ビーム測定値の数を決定するように構成される、請求項30に記載の無線デバイス(50)。
【請求項32】
前記処理回路(52)は、1つ以上の非サービング周波数のそれぞれについて、および、1つ以上の参照信号タイプのそれぞれに対して、前記それぞれの非サービング周波数に対応する測定設定に対して報告するために最大数のビーム測定値の中の第2の最大値を決定し、それぞれの参照信号タイプに対して測定報告を設定することによって、維持されるべきビーム測定の数を決定するように構成される、請求項19から31のいずれか1項記載の無線デバイス(50)。
【請求項33】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)であって、
トランシーバ回路(56)と、
トランシーバ回路(56)と動作可能に関連付けられた処理回路(52)とを備え、
前記処理回路(52)は、
測定値を報告するために無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信し、
1つ以上の周波数のそれぞれに対して、前記周波数に関連付けられた前記測定報告パラメータのうちの1つがセルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、前記周波数に関連付けられた前記測定報告パラメータのうちの別の1つが報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、前記周波数に対するビームごとに少なくとも1つの測定値を維持する、ように構成された処理回路(52)と、を備える、無線デバイス(50)。
【請求項34】
維持されるべき少なくとも1つのビーム測定値は、参照信号受信電力(RSRP)測定、および、参照信号受信品質(RSRQ)測定を含む、請求項33に記載の無線デバイス(50)。
【請求項35】
前記処理回路(52)は、前記測定報告パラメータのうちの1つが、セルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、前記測定報告パラメータのうちの他の1つが、2つ以上の参照信号タイプのそれぞれについて別々に報告されるべき数量を示すかどうかを決定するように構成される、請求項33または34に記載の無線デバイス(50)。
【請求項36】
前記2つ以上の参照信号タイプは、チャネル状態情報参照シンボル(CSI-RS)タイプ、および、同期信号/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)タイプを含む、請求項35に記載の無線デバイス(50)。
【請求項37】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)であって、請求項1から18のいずれかの1項に記載の方法(400、500)を実行するように適合された無線デバイス(50)。
【請求項38】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)の少なくとも1つの処理回路(52)において実行されたときに、前記無線デバイス(50)を、
測定値を報告するために前記無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信し、
サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定し、ここで、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づき、
測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の前記対応する決定された数に従って、前記1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対してビーム測定値を維持する、ように構成するプログラム命令を含むコンピュータプログラム(66)を記憶する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(64)。
【請求項39】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)の少なくとも1つの処理回路(52)において実行されたときに、無線デバイス(50)を、
測定値を報告するために無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信し、
1つ以上の周波数のそれぞれに対して、前記周波数に関連付けられた測定報告パラメータのうちの1つがセルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、前記周波数に関連付けられた前記測定報告パラメータのうちの別の1つが報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、前記周波数に対するビームごとに少なくとも1つの測定値を維持する、ように構成するプログラム命令を含むコンピュータプログラム(66)を記憶する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(64)。
【請求項40】
少なくとも1つの処理回路(52)において実行されると、前記少なくとも1つの処理回路(52)に、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法(400、500)を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム製品(66)。
【請求項41】
請求項40に記載のコンピュータプログラム製品(66)を含むキャリアであって、前記キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(64)のうちの1つである、キャリア。
【請求項42】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)であって、
測定値を報告するために無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信するための受信モジュール(1302)と、
サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定するための決定モジュール(1304)であって、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく、前記決定モジュールと、
測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の前記対応する決定された数に従って、前記1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対してビーム測定値を維持するための維持モジュール(1306)と、を備える無線デバイス(50)。
【請求項43】
ビーム測定を実行するように構成された無線デバイス(50)であって、
測定値を報告するために無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信するための受信モジュール(1302)と、
1つ以上の周波数のそれぞれに対して、前記周波数に関連付けられた測定報告パラメータのうちの1つがセルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、前記周波数に関連付けられた前記測定報告パラメータのうちの別の1つが報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、前記周波数に対するビームごとに少なくとも1つの測定値を維持するための維持モジュール(1306)と、を備える無線デバイス(50)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、無線通信システムに関し、より詳細には、そのようなシステムにおいてビーム測定を実行することに関する。
【背景技術】
【0002】
New Radio(NR)は、
図1に示されるようなカバレッジを提供するためにビームフォーミングに依存することが広く受け入れられている。これは、NRがしばしばビームベースシステムと呼ばれることを意味する。所与の送信ポイント(TRP(tranmission point))/アクセスノード/アンテナアレイにおいて良好なビーム方向を見つけるために、ビーム掃引手順が通常用いられる。典型的なビーム掃引手順では、ノードが同期信号および/またはビーム識別信号を含むビームを、いくつかの可能な方向のそれぞれに、一度に1つ以上の方向に向ける。これは
図2に示されており、図示されている各ローブはビームを表しており、ビームは連続的に、掃引方式で、または同時に、または何らかの組み合わせで送信され得る。同じカバレッジ特性が各ビームにおける同期信号とビーム識別信号の両方に適用される場合、UEはTRPに同期するだけでなく、所与の位置で最良のビーム知識を得ることができる。
【0003】
NRでは、測定報告をトリガしたセルについてビーム測定値を報告するようにUEを構成することができることが合意されている。NR仕様では、ビーム(BEAM)という用語がビームフォーミングされた参照信号(RS(reference signal))を指すために使用され、RSはチャネル状態情報RS(CSI(channel state information)-RS)または同期信号(synchronization signal)/公衆ブロードキャストチャネル(public broadcast channel)(SS/PBCHブロック)、またはSSBのいずれかとすることができる。次いで、ビームインデックスは、RSインデックスとして仕様書で参照することもできる。
【0004】
TS 38.331 NR無線リソース制御(RRC(radio resource control))仕様によれば、ネットワークは、SS/PBCHブロックごとの測定結果、SS/PBCHブロックに基づくセルごとの測定結果、またはSS/PBCHブロックインデックスなど、SS/PBCHブロックに基づいて測定情報を報告するようにUEを構成することができる。
【0005】
ネットワークは、CSI-RSリソースあたりの測定結果、CSI-RSリソースに基づくセルあたりの測定結果、またはCSI-RSリソース測定識別子を含む、CSI-RSリソースに基づいて測定情報を報告するUEを設定することができる。
【0006】
測定設定(構成)は、測定対象(MO(measurement objects))、報告設定(構成)、および/または測定アイデンティティなどのパラメータを含む。MOは、UEが測定を実行する対象(オブジェクト)のリストである。周波数内および周波数間測定では、測定対象がNRキャリア周波数に関連付けられる。このNRキャリア周波数に関連して、ネットワークはセル固有のオフセットのリスト、「ブラックリストされた」セルのリスト、および「ホワイトリストされた」セルのリストを構成することができる。ブラックリストされたセルは、イベント評価または測定報告に適用可能ではない。ホワイトリストされたセルは、イベント評価または測定報告に適用可能なセルのみである。UEは、サービングセル設定内のServingCellConfigCommonにおけるfrequencyInfoDLから、どのMOが各サービングセル周波数に対応するかを決定する。RAT間E-UTRA測定のために、測定対象は単一のE-UTRAキャリア周波数である。RAT間E-UTRA測定のために、測定対象は単一のE-UTRAキャリア周波数である。このE-UTRAキャリア周波数に関連して、ネットワークは、セル固有のオフセットのリスト、「ブラックリストされた」セルのリスト、および「ホワイトリストされた」セルのリストを構成することができる。
【0007】
測定対象ごとに1つ以上の報告設定を有する報告設定のリストが存在し得る。各報告設定は、報告基準、RSタイプ、または報告形式(フォーマット)で構成される。報告基準は、測定報告を送信するようにUEをトリガする基準である。これは、周期的なものであってもよいし、単一のイベント記述であってもよい。RSタイプは、UEがビームおよびセルの測定結果(SS/PBCHブロックまたはCSI-RS) に使用するRSである。報告形式に関しては、UEが参照信号受信電力(RSRP(reference signal received power))などの測定報告に含めるセル当たりおよび/またはビーム当たりの量、ならびにセルの最大数および報告するセル当たりの最大ビーム数などの他の関連情報。
【0008】
測定アイデンティティのリストがあってもよく、各測定アイデンティティは、1つの測定対象を1つの報告設定にリンクする。複数の測定アイデンティティを設定することによって、複数の測定対象を同じ報告設定にリンクすること、ならびに複数の報告設定を同じ測定対象にリンクすることが可能である。測定アイデンティティはまた、報告をトリガした測定報告に含まれ、ネットワークへの参照として機能する。
【0009】
reportConfigNRには、以下(reportConfigNRのASN.1セクション)に示すように、ビーム報告に関連する、現在のRRC仕様で定義された2つのパラメータがある:
--RSインデックス報告設定(RS index reporting configuration)
reportQuantityRsIndexes MeasReportQuantity OPTIONAL(オプション),-- Need M
maxNrofRSIndexesToReport INTEGER(整数)
(1..maxNrofIndexesToReport) OPTIONAL(オプション),-- Need M
includeBeamMeasurements BOOLEAN(ブーリアン),
-- 設定されている場合、UEはサービング周波数ごとの最良な隣接セルを含む
【0010】
3GPP TS 38.331のバージョン15.0.0では、フィールドmaxNrofRsIndexesToReportが、A1~A6イベントの測定報告に含めるRSインデックス当たりの測定情報の最大数として定義される。reportQualityRsIndexesは、UEがどのRSインデックスごとの測定情報を測定報告に含めるかを示す。
【0011】
また、これらのパラメータに関連する、特にサービング周波数上の測定に関連するUE動作の説明において、以下の説明は、RRC仕様38.331に見られる:
5.5.3 測定の実行
5.5.3.1 一般事項
...
UEは、以下のことを行う:
1> UEがmeasConfigを有するときはいつでも、以下のように各サービングセルについてRSRPおよびRSRQ測定を実行する:
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがssに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesを含む場合:
4> 5.5.3.3に記載されているように、、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセル測定結果を導出する;
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがcsi-rsに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesを含む場合:
4> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセル測定結果を導出する;
1> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがトリガ数量および/または報告数量としてSINRを含む場合:
2> 関連するreportConfigがssに設定されたrsTypeを含む場合:
3> measIdがreportQuantityRsIndexesを含む場合:
4> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたSINRをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルSINRを導出する;
2> 関連するreportConfigがcsi-rsに設定されたrsTypeを含む場合:
3> measIdがreportQuantityRsIndexesを含む場合:
4> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたSINRをのビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルSINRを導出する;
【発明の概要】
【0012】
本発明の実施形態は、無線デバイス(例えば、UE)がネットワークによって設定された1つ以上の報告パラメータを読み取り、セルごとに測定されるべきビームの数を識別することができる技術を含む。
【0013】
ある一組の実施形態では、これらのビーム測定(値)は、サービング周波数に関連付けられる。これらは、サービング周波数において、サービングセルまたは最良の隣接セルのいずれかであり得る。
【0014】
別の一組の実施形態では、ビームの数は、RSタイプ(SSB、CSI-RS等)ごと、及び、UEによって測定され維持されるべき数量(例えば、RSRP、参照信号受信品質(RSRQ(reference signal received quality))、信号対干渉雑音比(SINR(signal to interference plus noise ratio))、これらの組み合わせ等)ごとに決定される。この文脈において、維持されるとは、これらのビーム測定値がL3フィルタリングされ、これらの報告がトリガされたとき/トリガされた場合に、測定報告に含まれることを意味する。
【0015】
実施形態に開示された方法を適用することによって、問題を回避することができる。例えば、測定報告をトリガしたイベントは、報告されるべきセル当たりのビームの数(X1)を示した。しかしながら、維持するサービング周波数のためのビーム測定の最大数を規定する規則がなかったので、UEはその測定複雑性を低減するために、任意に低い値を使用することを決定した。したがって、UEは最大値を報告することができず、ネットワークはUEがサービング周波数におけるセルについてX1ビームを超えて検出しなかったと解釈することができる。ハンドオーバ決定は、セル当たりのビームの数及びそれらの測定情報に依存し得るので、ハンドオーバ性能は悪影響を受け得る。
【0016】
測定報告をトリガしたイベントは、報告されるべきビームの数(X2)を示した。しかしながら、維持するサービングセルのためのビーム測定(値)の最大数を定義する規則はなかったので、UEは報告に関する要件に確実に対処できるようにするために、任意の高い値を使用することを決定した。したがって、UEは示された最大値を、ネットワークにおいて解釈の問題なしに報告することができるが、コストはUEに必要なものよりも高くなる。
【0017】
実施形態は(不必要なレベルへの複雑さの増加を回避することによって)ハンドオーバ性能を改善し、UEの複雑さを最小限に抑える可能性を有する。
【0018】
いくつかの実施形態によれば、ビーム測定を実行するための無線デバイスにおける方法は、測定を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信することを含む。方法は、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定することを含み、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。方法は、測定報告で報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてビーム測定値を維持することを更に含む。
【0019】
いくつかの実施形態によれば、ビーム測定を実行するように構成された無線デバイスは、トランシーバ回路と、該トランシーバ回路と動作可能に関連付けられた処理回路を備える。処理回路は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信し、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定するように構成され、決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。処理回路はまた、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてのビーム測定値を維持するように構成される。
【0020】
いくつかの実施形態によれば、ビーム測定を実行するための無線デバイスにおける方法は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信することと、1つ以上の周波数のそれぞれに対して、周波数に関連付けられた測定報告パラメータのうちの1つがセルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、周波数に関連付けられた測定報告パラメータのうちの別の1つが報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、サービングセルの1つ以上のサービング周波数についてビームごとに少なくとも1つの測定値を維持することとを含む。
【0021】
いくつかの実施形態によれば、ビーム測定を実行するように構成された無線デバイスは、トランシーバ回路(送受信器回路)と、該トランシーバ回路と動作可能に関連付けられた処理回路とを含む。処理回路は測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信し、1つ以上の周波数のそれぞれに対してて、周波数に関連付けられた測定報告パラメータのうちの1つがセルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示し、周波数に関連付けられた測定報告パラメータのうちの別の1つが報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、サービングセルの1つ以上のサービング周波数についてビームごとに少なくとも1つの測定値を維持するように構成される。
【0022】
本発明の更なる態様は、上記に要約された方法に対応する装置、コンピュータプログラム製品、またはコンピュータ可読記憶媒体、ならびに上記に要約された装置および無線デバイスの機能的実装を対象とする。
【0023】
もちろん、本発明は上記の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を見れば、更なる特徴および利点を認識するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図3】
図3は、いくつかの実施形態による、無線デバイスのブロック図を示す。
【
図4】
図4は、いくつかの実施形態による、無線デバイスにおける方法を示す。
【
図5】
図5は、いくつかの実施形態による、無線デバイスにおける別の方法を示す。
【
図6】
図6は、いくつかの実施形態による、ネットワークノードのブロック図を示す。
【
図7】
図7は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを概略的に示す。
【
図8】
図8は、いくつかの実施形態による、基地局を介して部分無線接続を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの一般化されたブロック図である。
【
図12】
図9~
図12は、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置を含む通信システムにおいて実施される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、いくつかの実施形態による、無線デバイスの機能的実装を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下では、本発明の例示的な実施形態による概念を、添付の図面を参照しながらより詳細に説明する。例示された実施形態は、以下ではUEとも呼ばれる、無線デバイス、及び、アクセスノードによって実行される、そのような無線通信ネットワークにおける無線リンク監視に関する。無線通信ネットワークは、例えば、LTE RATまたは3GPP New Radio(NR)の発展などの5G無線アクセス技術(RAT(radio access technology))に基づき得る。しかしながら、図示の概念は他のRATにも適用可能であることを理解されたい。
【0026】
ビーム報告を制御するが、UEがどのようにビーム測定を実行するかは制御しない、2つのパラメータが存在する。3GPP TS 38.331のバージョン15.0.0における1つのパラメータは、maxNrofRsIndexesToReportであり、これは、このバージョンの標準において、A1~A6イベントに対する測定報告に含めるためのRSインデックス当たりの測定情報の最大数として定義された。別のパラメータはreportQuantityRsIndexesであり、これは、UEが測定報告に含めるべきRSインデックス当たりの測定情報を示す。仕様書のバージョン15.0.0は、これらのパラメータをオプションとして定義し、手順のテキストはこれらが構成されていないときのUE動作を定義しない、そしてこれは異なる方法で問題となることがある。
【0027】
第1の問題は、仕様において、ビーム測定値がL3フィルタリングされなければならず、それに関連するメモリ/複雑性コストが存在することである。仕様書のバージョン15.0.0の規則では、SSBに対して次のように記述されている:
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがssに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesを含む場合:
4> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
【0028】
この仕様は、UEが測定を実行するサービングセルのためのビームの数を指定せず、その結果、UEは、それが維持する必要があるL3フィルタリングされたビーム測定の数、またはそのRSタイプ(SSB)のためのビーム測定の数を知らない。UEはまた、測定報告がトリガされるときに、UEがビーム測定を利用可能にするために測定を実行する必要がある、reportQuantityRsIndexesに示される数量を知らない。したがって、サービングセルのためのビーム情報を報告するための既存の規則もまた、それらのフィールド記述に示されるように、これらのパラメータを使用することを考慮すると、パフォーマンスの問題が発生する可能性があり、コストは、UEのために必要とされるよりも高くなり得る。
【0029】
本発明の実施形態は、UEがネットワークによって構成(設定)された1つ以上の報告パラメータを読み取り、(特定のタイプのセルに対して)セルごとに測定されるべきビームの数を識別することを可能にする。ある一組の実施形態では、これらのビーム測定値がサービング周波数上のセルに関連付けられる。これらは、サービング周波数において、サービングセルまたは最良の隣接セルのいずれかであり得る。別のセットの実施形態では、ネットワークによって設定された報告パラメータは、UEによって測定され、維持されるべきRSタイプ当たりのビームの数、および数量当たりのビームの数をさらに示し得る。この文脈において、維持されるとは、これらのビーム測定値がL3フィルタリングされ、これらの報告がトリガされたとき/トリガされた場合に、測定報告に含まれることを意味する。
【0030】
次の実施形態では、ビーム測定値は、i)RSRP、ii)RSRQ、iii)SINR、iii)低RSRPおよびRSRQの両方、iv)低RSRPおよびSINRの両方、v)RSRQおよびSINRの両方、vi)低RSRP、RSRQおよびSINRを参照することができる。
【0031】
次の実施形態では、RSタイプは、i)SSB、ii)CSI-RS、iii)SSBおよびCSI-RSの両方であることができる。
【0032】
第1の実施形態では、UEがセルあたりに報告されるべきビームの最大数を定義する第2のパラメータが設定されている場合にのみ、ビーム測定(例えば、サービング周波数上のセルに対して)を実行する。38.331 バージョン15.0.0以降のNR仕様書のバージョンでは、これはmaxNrofRSIndexesToReport と呼ぶことができる。これは、バージョン15.0.0で使用されたものとは異なるmaxNrofRSIndexesToReportの定義であることに注意する。報告すべき数量を示す唯一のパラメータが設定されている場合(reportQuantityRsIndexes)、UEはビーム測定を実行しない。言い換えれば、両方とも、UEがビーム測定を実行することを示すように設定されなければならない。
【0033】
一例では、UEに設定された少なくとも1つの測定識別子が、i)セルごとに報告されるべきビームの最大数(例えば、後のNR仕様で定義されるmaxNrofRSIndexesToReportフィールド)と、ii)報告されるべき数量(例えば、NR仕様で定義されるreportQuantityRsIndexesフィールド)を表す(すなわち、設定されている)両方のパラメータを有するreportConfigに関連付けられている場合に、当該UEは、サービング周波数に対してビーム測定を実行する。この第1の例は、現在のNR仕様の場合であるRRCシグナリングにおいて両方のパラメータがオプションとして定義される場合に適しており、maxNrofRSIndexesToReportが1から始まる値で定義される場合に適している。
【0034】
この実施形態では、規則はRSタイプごとに適用することができる。つまり、各reportConfigは、SSBまたはCSI-RSのいずれかのRSタイプに関連付けられる。
【0035】
UEに設定された少なくとも1つの測定識別子が、SSBとしてRSタイプ、かつ、i)セルごとに報告されるべきビームの最大数(例えば、後のNR仕様で定義されるmaxNrofRSIndexesToReportフィールド)と、ii)報告されるべき数量(例えば、NR仕様で定義されるreportQuantityRsIndexesフィールド)を表す(すなわち、設定されている)両方のパラメータを有するreportConfigに関連付けられている場合に、UEは、SSBビーム測定のために、この第1の例における前の規則を適用することができる。
【0036】
UEに設定された少なくとも1つの測定識別子が、CSI-RSとしてRSタイプ、かつ、i)セルごとに報告されるべきビームの最大数(例えば、後のNR仕様で定義されるmaxNrofRSIndexesToReportフィールド)と、ii)報告されるべき数量(例えば、NR仕様で定義されるreportQuantityRsIndexesフィールド)を表す(すなわち、設定されている)両方のパラメータを有するreportConfigに関連付けられている場合に、UEは、CSI-RSビーム測定のために、この実施形態の第1の例における前の規則を適用する。
【0037】
第2の実施形態では、ビーム測定のために常に測定されるわけではない数量が存在し得る。例えば、第1の実施形態の規則が満たされる場合、UEは常に、サービング周波数(すなわち、サービングセルおよび/またはサービング周波数上の最良の隣接セル)に対してRSRPおよびRSRQビーム測定を実行するが、追加の規則はSINRビーム測定に適用される。したがって、両方のパラメータが少なくとも1つの測定識別子(セルごとに報告されるべきビームの最大数(例えば、maxNrofRSIndexesToReportフィールド))、および報告されるべき数量(例えば、後のNR仕様で定義されるようなreportQuantityRsIndexesフィールド)に対して設定され、その同じ測定識別子もまた、SINRトリガ数量または測定数量を有する場合、UEは、サービング周波数に対してSINRビーム測定を実行する。この提案された規則はまた、設定可能であり、仕様において後に追加される任意の追加数量、例えば、受信信号強度インジケータ(RSSI)にも適用することができる。
【0038】
RRC仕様の変更は、以下のように実装することができる:
UEは、以下のことを行う:
1> UEがmeasConfigを有するときはいつでも、以下のように各サービングセルについてRSRPおよびRSRQ測定を実行する:
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがssbに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesとmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセル測定結果を導出する;
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがcsi-rsに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesとmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセル測定結果を導出する;
1> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがトリガ数量および/または報告数量としてSINRを含む場合:
2> 関連するreportConfigがssbに設定されたrsTypeを含む場合:
3> measIdがreportQuantityRsIndexesとmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたSINRをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルSINRを導出する;
2> 関連するreportConfigがcsi-rsに設定されたrsTypeを含む場合:
3> measIdがreportQuantityRsIndexesとmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたSINRをのビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルSINRを導出する;
【0039】
第2の実施形態のさらに別の変形例では、セル当たりに報告すべきビームの最大回数を決定するパラメータ(例えば、maxNrofRSIndexesToReport)は、ネットワークによってゼロに設定することができる。その意味で、たとえパラメータが設定されたとしても、UEがビーム測定を実行することは確実ではない。したがって、その場合の追加の規則は、maxNrofRSIndexesToReportが設定され、0(ゼロ)に設定されていないことである。仕様テキストはその変形例を実装するために、以下のように修正することができる:
UEは、以下のことを行う:
1> UEがmeasConfigを有するときはいつでも、以下のように各サービングセルについてRSRPおよびRSRQ測定を実行する:
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがssbに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesと0より高く設定したmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセル測定結果を導出する;
2> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがcsi-rsに設定されたrsTypeを含む場合:
3> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがreportQuantityRsIndexesと0より高く設定したmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたRSRPおよびRSRQをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセル測定結果を導出する;
1> VarMeasConfig内のmeasIdListに含まれる少なくとも1つのmeasIdがトリガ数量および/または報告数量としてSINRを含む場合:
2> 関連するreportConfigがssbに設定されたrsTypeを含む場合:
3> measIdがreportQuantityRsIndexesと0より高く設定したmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたSINRをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、SS/PBCHブロックに基づいて、サービングセルSINRを導出する;
2> 関連するreportConfigがcsi-rsに設定されたrsTypeを含む場合:
3> measIdがreportQuantityRsIndexesと0より高く設定したmaxNrofRsIndexesToReportを含む場合:
4> 5.5.3.3aに記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルに対するレイヤ3フィルタリングされたSINRをビームごとに導出する;
3> 5.5.3.3に記載されているように、CSI-RSに基づいて、サービングセルSINRを導出する;
【0040】
第3の実施形態では、UEは、サービング周波数におけるビーム測定のために(L3フィルタされた測定において)測定され、維持されるビームの正確な数を導出する。これは、ネットワークによって提供される報告設定パラメータに基づいて行うことができる。所与のRSタイプについて、UEは、所与の数量(単数または複数)に対して維持するビームの数を決定する。RSタイプごとの、セルごとの、サービング周波数を維持および測定するためのビーム数は、次のように定義される
L3ビーム測定値を維持するビーム数
= maximum{maxNrofRSIndexesToReport(1), maxNrofRsIndexesToReport(2), ...,
maxNrofRsIndexesToReport(Y)}.
【0041】
この例では、Yは、設定された後にUEが現在有している測定識別子の総数である。例えば、UEは、現在、表1に示される設定を有し得る。
【0042】
この例では、SSBの場合はY=3、CSI-RS の場合はY=2である。したがって、SSBに対しては、維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(1), maxNrofRSIndexesToReport(2), maxNrofRSIndexesToReport(3)} = max{5, 10, 2} = 10である。したがって、測定報告をトリガするイベントが、5を有する、measId=1に関連するイベントである場合、UEは10のビームを維持し、最も強い5(または報告規則に従って5)を報告することができる。この例では、CSI-RSの場合、維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(4), maxNrofRsIndexesToReport(5)} = max{15, 15} = 15である。
【0043】
さらにこの例では、各RSタイプについてこれらの測定値を保持するための数量は、少なくともRSRPおよびRSRQとすることができる。次に、3番目の列は、これらの測定識別子のうち、SINRが設定(構成)されているものと、設定されていなものを示す。SSBの場合、measId = 1とmeasId = 3にはSINRが設定されている。従って、提案した方法によれば、UEは、最大5ビームに対してSINRを維持し、測定する。これはmeasId = 2がトリガされる場合、UEは、SINRビーム測定値を報告する必要なく、RSRPおよびRSRQのみを報告するためである。したがって、最大値に対する規則は、RSタイプごと、および、設定可能な数量ごとに、一般的な用語で定義できる。ここで、NRでは、設定可能な数量は、SINRのみである(RSRQおよびRSQは常に報告される)。
【0044】
したがって、以前の規則は、例えば、SINRビーム測定の場合に、以下のように設定可能な数量について定義することができる:
設定可能な数量(例えばSINR)ごとにL3ビーム測定を維持するためのビーム数
= maximum{maxNrofRsIndexesToReport(1), maxNrofRsIndexesToReport(2),...,
maxNrofRsIndexesToReport(Y)}
ここで、関連する測定識別子に対してSINRが設定されている場合のみ、値が含まれる。
【0045】
第4の実施形態では、UEは、非サービング周波数におけるビーム測定のために測定され、維持される(L3フィルタリングされた測定値において)、ビームの正確な数を導出する。先の実施形態および例で説明したのと同様の規則が、非サービング周波数上のセルにも適用可能であることに留意されたい。
【0046】
前述したように、UEに対する以下の設定が想定されるが、ここでは、設定されている正確なイベントA3を示す。これを表2に示す。
【0047】
以前の実施形態からの規則が適用される場合、UEは、各サービング周波数に対して、以下のL3ビーム測定値を維持する。すなわち、10ビームに対するSSBに基づくサービングセルごとのRSRP及びRSRQ L3ビームフィルタリング測定値、及び、5ビームに対するSSBに基づくサービングセルごとのSINR L3ビームフィルタリング測定値、を維持する。サービング周波数における最良近傍の報告が、関連する測定識別子に対して設定されている場合、RSRPおよびRSRQ L3ビームフィルタリングされた測定値は、10ビームに対するSSBに基づいて、サービングセルごとに維持される。サービング周波数における最良近傍の報告が、関連する測定識別子に対して設定されている場合、SINR L3ビームフィルタリングされた測定値は、5つのビームに対するSSBに基づいて、サービングセルごとに維持される。RSRPおよびRSRQ L3ビームフィルタリングされた測定値は、15ビームに対するCSI-RSに基づいて、サービングセルごとに維持される。SINR L3ビームフィルタリング測定値は、15ビームに対するCSI-RS に基づいて、サービングセルごとに維持される。サービング周波数における最良近傍の報告が、関連する測定識別子に対して設定されている場合、RSRPおよびRSRQ L3ビームフィルタリングされた測定は、15ビームに対するCSI-RSに基づいて、サービングセルごとに維持される。サービング周波数における最良近傍の報告が、関連する測定識別子に対して構成されている場合、SINR L3ビームフィルタリングされた測定値は、15ビームに対するCSI-RSに基づいて、サービングセルごとに維持される。
【0048】
非サービング周波数におけるセルの場合、各非サービング周波数は、測定対象{MO(1), MO(2), ..., MO(k)}に関連付けられる。また、各measIdは、reportConfig とmeasObject に関連付けられる。次いで、UEが所与のRSタイプおよび数量に対してビーム測定を実行するかどうか、ならびに、数量ごとおよびRSタイプごとに維持するためのL3フィルタリングされたビーム測定値の正確な数を決定するために、UEは、以下の規則を実行する。maxNrofRSIndexesToReportとreportQuantityRsIndexesが、非サービング周波数に関連付けられたmeasObjectを有する少なくとも1つの測定識別子のために、報告設定において設定される場合、UEは、その非サービング周波数におけるセルのためのビーム測定を実行する。その周波数におけるセルごとのビームの最大数は、その特定のRSタイプおよび報告される数量のための各関連するreportConfig /測定IDにおいて設定されたパラメータmaxNrofRSIndexesToReportに対して設定された値の最大値によって決定される。言い換えると、非サービング周波数におけるセルに対する規則は、数量ごとに、およびRSタイプごとに適用される。
【0049】
別の例では、非サービング周波数におけるセルに対するビームがここで決定される。この例では、Yは、設定された後にUEが、現在有している測定識別子の総数である。例えば、UEが現在、表3に示す設定を有する場合である。
【0050】
この例では、SSBの場合はY=3、CSI-RS の場合はY=2である。次に、その特定の周波数に対して、以下の規則が適用される。SSBに対しては、RSRP測定のために維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(1), maxNrofRSIndexesToReport(3)} = max{5, 2} = 5である。SSBに対しては、RSRQ測定のために維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(1), maxNrofRSIndexesToReport(2), maxNrofRSIndexesToReport(3)} = max{5, 10, 2} = 10である。SSBに対しては、SINR測定のために維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(3)} = max{2} = 2である。CSI-RSに対しては、RSRP測定のために維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(5)} = max{2} = 2である。CSI-RSに対しては、RSRQ測定のために維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(4), maxNrofRSIndexesToReport(5)} = max{5, 2} = 5である。CSI-RSに対しては、SINR測定のために維持するビームの数 = 関連するreportConfigにおける{maxNrofRSIndexesToReport(4)} = max{5} = 5である。
【0051】
以下は、RSタイプ(SSBとCSI-RS)ごと、および、測定数量(RSRP、RSRQ、SINR等)ごとに、L3フィルタリングされた測定値を測定および維持するビームの数を、UEが決定することを可能にする追加の実施形態である。これは、報告目的で定義された既存のパラメータを使用する規則に基づいて行われ得る。
【0052】
したがって、
図3は、無線デバイス50として示される、そのような技術を実行する無線デバイスの図を示す。無線デバイス50は、セルラーネットワークにおけるUEなどのネットワークにおいて動作することが可能な任意の無線端末を表すと見なすことができる。他の例は、通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイス・ツー・デバイス(D2D)UE、マシンタイプUE、またはマシン・ツー・マシン通信(M2M)が可能なUE、UEを備えたセンサ、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、タブレット、携帯端末、スマートフォン、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客宅内機器(CPE)等を含み得る。
【0053】
無線デバイス50は、アンテナ54およびトランシーバ回路(送受信器回路)56を介して広域セルラーネットワーク内の無線ノードまたは基地局と通信するように構成されている。トランシーバ回路56は、セルラー通信サービスを使用する目的で、無線アクセス技術に従って信号を送受信するように集合的に構成された送信器回路、受信器回路、および関連する制御回路を含み得る。この説明では、この無線アクセス技術はNRである。
【0054】
無線デバイス50はまた、無線トランシーバ回路56と動作可能に関連付けられた1つ以上の処理回路52を含む。処理回路52は、1つ以上のデジタル処理回路、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはそれらの任意の組み合わせを備える。より一般的には、処理回路52は、固定回路、または本明細書に教示された機能を実施するプログラム命令の実行を介して特別に適合化されたプログラム可能回路を含み得る。処理回路52はマルチコアであり得る。
【0055】
処理回路52はまた、メモリ64を有する。いくつかの実施形態では、メモリ64は、1つ以上のコンピュータプログラム66、およびオプション的に設定データ58を格納する。メモリ64は、コンピュータプログラム66に非一時的な記憶装置を提供し、ディスク記憶装置、固体メモリ記憶装置、またはそれらの任意の組み合わせなどの1つ以上の種類のコンピュータ可読媒体を含み得る。ここで、「非一時的」とは、恒久的、半永久的、または少なくとも一時的に持続的な記憶を意味し、例えばプログラム実行のための不揮発性メモリへの長期記憶と作業メモリへの記憶の両方を包含する。非限定的な例として、メモリ64は、SRAM、DRAM、EEPROM、およびフラッシュメモリのうちのいずれか1つ以上含み、これらは処理回路52内にあり、および/または処理回路52とは別個であり得る。一般に、メモリ64は、コンピュータプログラム66およびユーザ装置50によって使用される任意の設定データ68の非一時的記憶を提供する1つ以上の種類のコンピュータ可読記憶媒体を備える。処理回路52は、例えば、メモリ64に格納された適切なプログラムコードを使用することによって、以下に詳述される方法および/またはシグナリングプロセスのうちの1つ以上を実行するように構成され得る。
【0056】
無線デバイス50は、いくつかの実施形態によれば、ビーム測定を実行するように構成される。したがって、処理回路52は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信し、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定するように構成され、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。処理回路52はまた、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてのビーム測定値を維持するように構成される。
【0057】
いくつかの実施形態によれば、処理回路52は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信すること(ブロック402)を含む、
図4に示される方法400を実行するように構成される。方法400は、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定することを含み、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく(ブロック404)。方法400はさらに、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてビーム測定値を維持することを含む(ブロック406)。
【0058】
方法400は、報告された測定値に対応するトリガに応答して、測定報告において、少なくとも1つのサービング周波数に対して、維持されたビーム測定値のいくつかまたはすべてを報告することを含み得る。トリガに応答して報告されるいくつかの維持されたビーム測定値は、トリガに基づいて決定され得る。
【0059】
決定することは、1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータが、当該1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して設定されていないことを決定することに応答して、維持されるべきビーム測定値がないことを決定することを含み得る。
【0060】
決定することは、1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータが、当該1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して非ゼロ値で設定されていることを決定することに応答して、少なくとも1つのビーム測定値が維持されるべきであることを決定することを含み得る。
【0061】
決定することは、1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示すパラメータと、報告されるべき量を示すパラメータとが、当該1つ以上のサービング周波数のうちの少なくとも第1のサービング周波数に対して設定されていることを決定することに応答して、少なくとも1つのビーム測定値が維持されるべきであることを決定することを含み得る。
【0062】
1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数に対して維持されるべき少なくとも1つのビーム測定値は、RSRP測定値およびRSRQ測定値を含み得る。方法400は、SINRが当該1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数に対して設定されることを決定することに応答して、当該1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数に対するSINRビーム測定値を維持することをさらに含み得る。
【0063】
維持されるべきビーム測定値の数を決定することは、2つ以上の参照信号(基準信号)タイプの各々について別々に実行されてもよい。2つ以上の参照信号タイプは、CSI-RSタイプおよびSSBタイプを含んでもよい。
【0064】
いくつかの実施形態では、無線デバイスは、1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数に関連付けられた複数の測定設定を受信し、当該複数の測定設定のそれぞれは、パラメータを報告するためにそれぞれの最大数のビーム測定値を含む。これらの実施形態では、方法400は、1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数と、2つ以上の参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプとに対して、2つ以上bの参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプに関連付けられたそれらの測定設定に対して報告するために、最大数のビーム測定値を示すパラメータのうちの第1の最大値を決定することによって、維持されるべきビーム測定値の数を決定することをさらに含み得る。方法400は、1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数と、2つ以上の参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプとに対して、第1の最大値に等しいRSRP測定値の数と、第1の最大値に等しいRSRQ測定値の数とを維持することを更に含み得る。方法400はまた、1つ以上のサービング周波数のうちの第1のサービング周波数と、2つ以上の参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプとに対して、2つ以上の参照信号タイプのうちの第1の参照信号タイプに関連付けられ、SINRトリガを含むそれたの測定設定に対するパラメータを報告するために、最大数のビーム測定値のうちの第2の最大値を決定することによって、維持されるべきSINRビーム測定値の数を決定することを含み得る。
【0065】
方法400は、1つ以上の非サービング周波数のそれぞれについて、および1つ以上の参照信号タイプのそれぞれについて、それぞれの非サービング周波数に対応する測定設定に対して報告するために最大数のビーム測定値を示すパラメータのうちの最大値を決定することと、それぞれの参照信号タイプに対して測定報告を設定することによって、維持されるべきビーム測定値の数を決定することを含み得る。
【0066】
いくつかの実施形態によれば、処理回路52は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信するように構成され、測定報告パラメータのうちの1つが、セルごとに報告されるべきビーム測定値の最大数を示し、測定報告パラメータのうちの別の1つが、報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、サービングセルの1つ以上のサービング周波数に対してビームごとに少なくとも1つの測定値を維持するように構成される。
【0067】
いくつかの実施形態によれば、処理回路52は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信すること(ブロック502)と、測定報告パラメータのうちの1つが、セルごとに報告されるべき最大数のビーム測定値を示すこと、および、測定報告パラメータのうちの別の1つが、報告されるべき数量を示すことを決定することに応答して、測定報告において報告するために、サービングセルの1つ以上のサービング周波数に対してビームごとに少なくとも1つの測定値を維持すること(ブロック504)とを含む、
図5に示される方法500を実行するように構成される。
【0068】
維持されるべき少なくとも1つのビーム測定値は、RSRP測定値およびRSRQ測定値を含むことができる。決定は、CSI-RSタイプおよびSSBタイプを含み得る2つ以上の参照信号タイプのそれぞれに対して別々に実行され得る。
【0069】
図6は、上記の技術を用いて無線デバイスを補完またはサポートする1つ以上の技術を実行するように構成されてもよい、対応するネットワークノード30の図を示す。ネットワークノード30は、基地局、無線基地局、無線基地局、発展型ノードB(eNodeB)、ノードB、または中継ノードなどのネットワークアクセスノードを含むことができる任意の種類のネットワークノードとすることができる。以下に記載される非限定的な実施形態では、ネットワークノード30は、NRネットワークにおいてセルラーネットワークアクセスノードとして動作するように構成されているとして説明される。
【0070】
当業者であれば、例えば処理回路32による実行のための適切なプログラム命令の修正および/または追加を通じて、本明細書に記載の方法およびシグナリング処理のうちの1つ以上を実行するために各タイプのノードをどのように適合させるかを容易に理解するだろう。
【0071】
ネットワークノード30は、無線端末、他のネットワークアクセスノードおよび/またはコアネットワーク間の通信を容易にする。ネットワークノード30は、データおよび/またはセルラー通信サービスを提供する目的で、コアネットワーク内の他のノード、無線ノード、および/またはネットワーク内の他のタイプのノードと通信するための回路を含む通信インターフェース回路38を含み得る。ネットワークノード30は、アンテナ34およびトランシーバ回路(送受信器回路)36を使用してUEと通信する。トランシーバ回路36は、セルラー通信サービスを提供する目的で、無線アクセス技術に従って信号を送受信するように集合的に構成された送信器回路、受信器回路、および関連する制御回路を含み得る。
【0072】
ネットワークノード30はまた、トランシーバ回路36、および場合によっては通信インターフェース回路38と動作可能に関連付けられた1つ以上の処理回路32を含む。説明を容易にするために、1つ以上の処理回路32は、以後「処理回路(circuit)32」または「処理回路(circuitry)32」と呼ばれる。処理回路32は、1つ以上のデジタル処理回路、例えば1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、CPLD、ASIC、またはそれらの任意の組み合わせを備える。より一般的には、処理回路32は、固定回路、または本明細書に教示された機能を実施するプログラム命令の実行を介して特別に構成されたプログラム可能回路を含み得る。プロセッサ42は、マルチコア、すなわち、性能の向上、電力消費の低減、およびマルチタスクのより効率的な同時処理のために利用される2つ以上のプロセッサコアを有し得る。
【0073】
処理回路32はまた、メモリ44を有する。メモリ44は、ある実施形態では1つ以上のコンピュータプログラム46と、オプションで設定データ48とを記憶する。メモリ44は、コンピュータプログラム46に非一時的な記憶装置を提供し、ディスク記憶装置、固体メモリ記憶装置、またはそれらの任意の組み合わせなどの1つ以上の種類のコンピュータ可読媒体を含み得る。非限定的な例として、メモリ44は、SRAM、DRAM、EEPROM、およびフラッシュメモリのうちのいずれか1つ以上含み、これらは処理回路32内にあり、および/または、処理回路32とは別個であり得る。一般に、メモリ44は、コンピュータプログラム46およびネットワークアクセスノード30によって使用される任意の設定データ48の非一時的記憶を提供する1つ以上の種類のコンピュータ可読記憶媒体を備える。処理回路32は、例えば、メモリ44に格納された適切なプログラムコードを使用することによって、以下に詳述される方法、および/または、シグナリング処理のうちの1つ以上を実行するように構成され得る。
【0074】
ネットワークノード30は、いくつかの実施形態によれば、上述の無線デバイス技術をサポートして動作するように構成される。
【0075】
いくつかの実施形態では、例えば、異なるRSが各ビームで送信され、各RSはそれ自身のビーム識別子(BID)を搬送する。この場合、参照信号は、ビーム固有RS(BRS)と呼ばれることができ、UEは、ビームごとベースでRLMを実行することができる。すなわち、その特定のビームにおけるダウンリンク制御チャネルの送信品質に等しい、個々のビームごとのRSRPを測定することででRLMを実行することができる。他の実施形態では、同じRSが各ビームで送信されてもよく、各RSは同じ識別子を搬送する。この識別子は、BID、セル識別子セルID(CID)とすることができるグループ識別子、またはビームID+セルIDの両方とすることができる。これらの実施形態では、UEは、時間領域でビームを区別すること、および/または同じ識別子を搬送するビームにわたって単に平均化を実行することができる。
【0076】
様々な実施形態では、RSは、BID、ビームID+グループID(例えば、セルIDとして理解されてもよい)、または単にグループIDを搬送してもよい。ダウンリンク制御チャネル、例えば、PDCCHは、モビリティ目的のために使用されるRSと同じビームフォーミング特性を使用して送信される。これは、たとえ異なる時間に送信されたとしても、ダウンリンク制御チャネルをRSと「同じビーム」で送信することとして理解され得る。ダウンリンク制御チャネルは、チャネル推定およびチャネル復号化の目的で、異なるRSを搬送する(または関連付けることができる)ことに留意されたい。これらは、必ずしもそうとは限らないが、モビリティのために使用されるものとは完全に分離することができ、様々な実施形態では、セル固有、UE固有、および/またはビーム固有とすることができる。
【0077】
図7は、いくつかの実施形態による、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク711と、コアネットワーク714とを備える、3GPPタイプのセルラーネットワークなどの電気通信ネットワーク710を含む通信システムを示す。アクセスネットワーク711はNB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数の基地局712a、712b、712cを備え、それぞれは対応するカバレッジエリア713a、713b、713cを定義する。各基地局712a、712b、712cは、有線または無線接続715を介してコアネットワーク714に接続可能である。カバレッジエリア713cに位置する第1のユーザ装置(UE)791は、対応する基地局712cに無線で接続されるか、またはポケットベルされるように構成される。カバレッジエリア713aにおける第2のUE792は、対応する基地局712aに無線で接続可能である。本例では複数のUE791、792が図示されているが、開示された実施形態は、単独のUEがカバレッジエリアにある状況、または単独のUEが対応する基地局712に接続している状況に等しく適用可能である。
【0078】
電気通信ネットワーク710は、それ自体がホストコンピュータ730に接続され、ホストコンピュータ730は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバの、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで、またはサーバファーム内の処理リソースとして実施することができる。ホストコンピュータ730は、サービスプロバイダの所有または制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに運用されてもよい。電気通信ネットワーク710とホストコンピュータ730との間の接続721、722は、コアネットワーク714からホストコンピュータ730に直接延在することができ、または任意選択の中間ネットワーク720を介して進むことができる。中間ネットワーク720は、公衆ネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組み合わせとすることができ、中間ネットワーク720は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットとすることができ、特に、中間ネットワーク720は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含むことができる。
【0079】
図7の通信システム全体は、接続されたUE791、792の1つとホストコンピュータ730との間の接続を可能にする。接続性は、オーバー・ザ・トップ(OTT)接続750として説明することができる。ホストコンピュータ730および接続されたUE791、792は、アクセスネットワーク711、コアネットワーク714、任意の中間ネットワーク720、および、可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を介在物として使用して、OTT接続750を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTT接続750は、OTT接続750が通過する参加通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味で、トランスペアレント(透過的)であり得る。例えば、基地局712は、接続されたUE791に転送される(例えば、ハンドオーバされる)ホストコンピュータ730から発信されるデータとの着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されなくてもよく、または通知される必要がなくてもよい。同様に、基地局712は、UE791からホストコンピュータ730に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングを知っている必要はない。
【0080】
本節で説明したUE、基地局およびホストコンピュータの実施例は、実施形態に従い、
図8を参照して説明される。通信システム800では、ホストコンピュータ810が通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するように構成された通信インターフェース816を含むハードウェア(HW)815を備える。ホストコンピュータ810は、記憶および/または処理能力を有することができる処理回路818をさらに備える。具体的には、処理回路818は、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはインストラクションを実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。ホストコンピュータ810は、ホストコンピュータ810に格納されているか、またはホストコンピュータ810によってアクセス可能であり、処理回路818によって実行可能なソフトウェア(SW)811をさらに備える。ソフトウェア811は、ホストアプリケーション812を含む。ホストアプリケーション812は、UE830およびホストコンピュータ810で終端するOTT接続850を介して接続するUE830などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション812は、OTT接続850を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
【0081】
通信システム800はさらに、電気通信システムにおいて提供され、ホストコンピュータ810およびUE830と通信することを可能にするハードウェア825を備える基地局820を含む。ハードウェア825は、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース826、ならびに基地局820によってサービスされるカバレッジエリア(
図8には示されていない)内に位置するUE830との少なくとも無線接続870をセットアップおよび維持するための無線インターフェース827を含み得る。通信インターフェース826は、ホストコンピュータ810への接続860を容易にするように構成することができる。接続860は、直接的であってもよく、電気通信システムのコアネットワーク(
図8には示されていない)を通過してもよく、および/または電気通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示の実施形態では、基地局820のハードウェア825は、処理回路828をさらに含み、処理回路828は、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはインストラクションを実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。基地局820は、内部に格納された、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア821をさらに有する。
【0082】
通信システム800は、既に参照されたUE830をさらに含む。そのハードウェア835は、UE830が現在位置するカバレッジエリアにサービスを提供する基地局との無線接続880をセットアップし、維持するように構成された無線インターフェース837を含み得る。UE830のハードウェア835は、処理回路838をさらに含み、処理回路838は、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはインストラクションを実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。UE830は、UE830に格納されるか、またはUE830によってアクセス可能であり、処理回路838によって実行可能であるソフトウェア831をさらに備える。ソフトウェア831は、クライアントアプリケーション832を含む。クライアントアプリケーション832は、ホストコンピュータ810のサポートにより、UE830を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ810では、実行中のホストアプリケーション812がUE830およびホストコンピュータ810で終端するOTT接続850を介して、実行中のクライアントアプリケーション832と通信することができる。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション832は、ホストアプリケーション812から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続850は、要求データとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション832は、ユーザと相互作用して、それが提供するユーザデータを生成することができる。
【0083】
図8に示されるホストコンピュータ810、基地局820、およびUE830は、それぞれ、ホストコンピュータ630、基地局712a、712b、712cのうちの1つ、および
図7のUE791、792のうちの1つと同一であり得ることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は
図8に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは
図7のものであってもよい。
【0084】
図8では、OTT接続850を抽象的に描いて、基地局820を介したホストコンピュータ810とユーザ装置830との間の通信を示しているが、いかなる中間デバイスも明示的に基準せず、これらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングも示していない。ネットワークインフラストラクチャは、UE830から、またはホストコンピュータ810を操作するサービスプロバイダから、またはその両方から隠すように構成され得るルーティングを決定し得る。OTT接続850がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
【0085】
UE830と基地局820との間のワイヤレス接続870は、対応する方法400とともに無線デバイス50によって提供されるような、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。維持するサービング周波数のための最大数のビーム測定値(ビーム測定の最大回数)を定義する規則はないので、UE830は、その測定複雑性を低減するために任意に低い値を使用することを決定するのであろう。したがって、UE830は最大値を報告することができず、ネットワークはUE830がサービング周波数におけるセルに対してX1ビームを超えて検出しなかったと解釈することができる。ハンドオーバ決定は、セル当たりのビームの数およびそれらの測定情報に依存し得るので、ハンドオーバ性能は悪影響を受け得る。また、サービングセルが維持する最大数のビーム測定値(ビーム測定の最大回数)を定義する規則もない。UE830は、報告に関する要件に確実に対処できるようにするために、任意に高い値を使用することを決定することができる。したがって、UE830は、示された最大値を、ネットワークにおいて解釈の問題なしに報告することができるが、コストはUEに必要なものよりも高くなる。実施形態は(不必要なレベルへの複雑さの増加を回避することによって)ハンドオーバ性能を改善し、UEの複雑さを最小限に抑える可能性を有する。これは、OTT接続850を使用するネットワークおよびUE830に対するデータ速度、容量、待ち時間および/または電力消費を改善し、それによって、ユーザ待ち時間の削減、容量の増加、応答性の向上、および装置のバッテリ時間の改善などの利点を提供する。
【0086】
1つ以上の実施形態が改善するデータレート、レイテンシ(待ち時間)、および他の要因を監視する目的で、測定手順を提供することができる。さらに、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ810とUE830との間のOTT接続850を再構成するためのオプションのネットワーク機能があってもよい。OTT接続850を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ810のソフトウェア811、またはUE830のソフトウェア831、またはその両方において実装され得る。実施形態では、センサ(図示せず)がOTT接続850が通過する通信デバイスに配備されるか、またはそれに関連して配備されてもよく、センサは上で例示された監視された数量の値を供給することによって、またはソフトウェア811、831が監視量を計算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することができる。OTT接続850の再構成は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことができ、再構成は、基地局820に影響を及ぼす必要はなく、基地局820には知られていないか、または知覚できないことがある。このような手順および機能性は、当技術分野で公知であり、実践され得る。特定の実施形態では、測定がスループット、伝搬時間、待ち時間などのホストコンピュータ810の測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことができる。測定は、ソフトウェア811、831が伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続850を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施することができる。
【0087】
図9は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、および
図7および
図8を参照して説明したUEを含む。本開示を簡単にするために、
図9に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法の第1のステップ910において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。第1のステップ910の任意選択のサブステップ911において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第2のステップ920において、ホストコンピュータは、ユーザデータを搬送する送信をUEに開始する。任意選択の第3のステップ930において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。任意の第4のステップ940において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0088】
図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、および
図7および
図8を参照して説明したUEを含む。本開示を簡単にするために、
図10に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法の第1のステップ1010において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第2のステップ1020において、ホストコンピュータは、ユーザデータを搬送する送信をUEに開始する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して渡され得る。オプションの第3のステップ1030において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0089】
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、および
図7および
図8を参照して説明したUEを含む。本開示を簡単にするために、
図11に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法の任意選択の第1のステップ1110において、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。さらに、または代替的に、オプションの第2のステップ1120において、UEはユーザデータを提供する。第2のステップ1120の任意選択のサブステップ1121において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第1のステップ1110のさらなる任意選択のサブステップ1111において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、任意の第3のサブステップ1130において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。本方法の第4のステップ1140において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0090】
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、および
図7および
図8を参照して説明したUEを含む。本開示を簡単にするために、
図12に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の任意選択の第1のステップ1210では本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局はUEからユーザデータを受信する。任意選択の第2のステップ1220では、基地局が受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。第3のステップ1230において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信で搬送されたユーザデータを受信する。
【0091】
いくつかの実施形態によれば、ホストコンピュータを含む通信システムはユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ビーム測定を実行するように構成されたUEへの送信のためにセルラーネットワークにユーザデータを転送するように構成された通信インターフェースとを備え、UEは測定値を報告するようにUEを構成する測定報告パラメータを受信し、サービング周波数内のサービングセルまたは隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定するように構成された無線インターフェースと、処理回路とを備え、決定はセルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。処理回路はまた、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてのビーム測定値を維持するように構成される。通信システムは、UEと通信するように構成されたUEおよび/または基地局をさらに含んでもよい。ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように構成されてもよく、UEの処理回路は、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成されてもよい。
【0092】
いくつかの実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、ビーム測定を実行するように構成されたUEとを含む通信システムにおいて実施される方法であって、当該方法は、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、基地局を備えるセルラーネットワークを介してユーザデータを搬送する送信をUEに開始することを含む。UEにおける方法は、測定値を報告するためにUEを設定する測定報告パラメータを受信することと、サービングセルまたはサービング周波数内における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定することを含み、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。UEにおける方法はまた、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれのためのビーム測定値を維持することを含む。UEにおける方法は、基地局からユーザデータを受信することをさらに含むことができる。
【0093】
いくつかの実施形態によれば、ホストコンピュータを含む通信システムはUEから基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを備え、UEはビーム測定を実行するように構成され、UEの処理回路は測定値を報告するためにUEを設定する測定報告パラメータを受信し、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定するように構成され、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。処理回路はまた、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてのビーム測定値を維持するように構成される。通信システムはさらに、UEおよび/または基地局を含むことができ、ここで、基地局は、UEと通信するように構成された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送される(運ばれる)ユーザデータをホストコンピュータに転送するように構成された通信インターフェースとを含む。ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行するように構成されてもよく、UEの処理回路はホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成されてもよく、それによって、ユーザデータを提供する。ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように構成されてもよく、UEの処理回路はホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによって要求データに応答してユーザデータを提供するように構成されてもよい。
【0094】
いくつかの実施形態によれば、ビーム測定を実行するように構成されたUEにおいて実施される方法は、測定値を報告するためにUEを設定する測定報告パラメータを受信することと、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定することとを含み、当該決定することは、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。この方法はまた、測定報告で報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてビーム測定値を維持することを含むことができる。この方法はまた、ユーザデータを提供し、基地局への送信を介してユーザデータをホストコンピュータに転送することを含んでもよい。
【0095】
いくつかの実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、ビーム測定を実行するように構成されたUEとを含む通信システムにおいて実施される方法は、ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み、この方法はUEにおいて、測定値を報告するようにUEを設定する測定報告パラメータを受信することと、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定することとを含み、当該決定することは、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。この方法は、測定報告で報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれについてビーム測定値を維持することをさらに含む。UEにおける方法はまた、ユーザデータを基地局に提供することを含みうる。UEにおける方法は、クライアントアプリケーションを実行することを含み、それによって送信されるユーザデータを提供し、ホストコンピュータにおける方法は、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することを含み得る。UEにおける方法はクライアントアプリケーションを実行し、クライアントアプリケーションに入力データを受信することを含み、入力データはクライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータに提供され、ここで、送信されるユーザデータは入力データに応答して、クライアントアプリケーションによって提供される。
【0096】
いくつかの実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、ビーム測定を実行するように工程されたUEとを含む通信システムにおいて実施される方法は、ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを基地局から受信することを含み、UEにおける方法は、測定値を報告するようにUEを設定する測定報告パラメータを受信することと、サービング周波数内のサービングセルまたは隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定することとを含み、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。UEにおける方法は、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれのためのビーム測定値を維持することを備えることができる。基地局での方法はUEからユーザデータを受信し、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することを含み得る。
【0097】
上記で詳細に論じたように、例えば
図4および
図5のプロセスフロー図に示すように、本明細書に記載の技術は、1つ以上のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラム命令を使用して全体または部分的に実施できる。当然のことながら、これらの技法の機能的実装は、適切なプロセッサ内で実行されるソフトウェアの機能単位、または機能的デジタルハードウェア回路、またはその両方の何らかの組合せに対応する機能モジュールに関して表すことができる。
【0098】
図13は、無線通信ネットワークにおける動作に適合した無線デバイス50において実施され得るような例示的な機能モジュールまたは回路の構造を示す。この実装形態は、測定値を報告するために無線デバイスを設定する測定報告パラメータを受信するための受信モジュール1302と、サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれについて、維持されるべきビーム測定値の数を決定するための決定モジュール1304とを含み、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく。機能実装はまた、測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の対応する決定された数に従って、1つ以上のサービング周波数のそれぞれのためのビーム測定値を維持するための維持モジュール1306を含む。
【0099】
別の実施形態では、維持モジュール1306が測定報告パラメータのうちの1つが、セルごとに報告されるべきビーム測定値の最大数を示すことを決定することに応答して、測定報告パラメータのうちの別の1つが、報告されるべき数量を示すためのものであり、測定報告において報告するために、サービングセルの1つ以上のサービング周波数についてビームごとに少なくとも1つの測定値を維持するためのものである。
【0100】
本発明の概念の原理から実質的に逸脱することなく、実施形態に対して多くの変形および修正を行うことができる。全てのそのような変形及び修正は、本発明の概念の範囲内に含まれることが意図される。したがって、上記で開示された主題は例示的であり、限定的ではないと考えられるべきであり、実施形態の例は、本発明の概念の精神および範囲内にある、すべてのそのような修正、強化、および他の実施形態を包含することが意図される。したがって、本発明の概念の範囲は法律によって許容される最大限まで、実施形態の例およびその均等物を含む本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、前述の詳細な説明によって限定または限定されるべきではない。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(50)において、ビーム測定を実行する方法(400)であって、
測定値を報告するために前記無線デバイス(50)を設定する測定報告パラメータを受信すること(402)と、
サービングセルまたはサービング周波数における隣接セルに対応する1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対して、維持されるべきビーム測定値の数を決定すること(404)であって、当該決定は、セルごとに報告されるべきビームの最大数を示す1つ以上の測定報告パラメータに基づく、ことと、
測定報告において報告するために、維持されるべきビーム測定値の前記対応する決定された数に従って、前記1つ以上のサービング周波数のそれぞれに対してビーム測定値を維持すること(406)、を含む方法(400)。
【外国語明細書】