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  • 特開-昇降機の改修提案システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022010510
(43)【公開日】2022-01-17
(54)【発明の名称】昇降機の改修提案システム
(51)【国際特許分類】
   B66B 7/00 20060101AFI20220107BHJP
【FI】
B66B7/00 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020111143
(22)【出願日】2020-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルテクノサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 希穂子
【テーマコード(参考)】
3F305
【Fターム(参考)】
3F305DA15
(57)【要約】
【課題】既設の昇降機が実際に改修される前に、改修後の昇降機のイメージを利用者が容易に認識することができる昇降機の改修提案システムを得る。
【解決手段】昇降機の改修提案システムは、既設昇降機画像、既設昇降機特定情報、新設構成要素画像、および、新設構成要素特定情報を記憶する記憶部21と、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力され、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機の既設昇降機画像、および、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素の新設構成要素画像を記憶部21から取得し、取得された既設昇降機画像と新設構成要素画像とを用いて、改修後の昇降機の画像である改修後昇降機画像を作成し、作成された改修後昇降機画像を出力する画像処理部22と、を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
既設の昇降機の画像である既設昇降機画像、前記既設の昇降機を特定する情報である既設昇降機特定情報、前記既設の昇降機に新たに追加され、または、交換される昇降機の構成要素である新設構成要素の画像である新設構成要素画像、および、前記新設構成要素を特定する新設構成要素特定情報を記憶する記憶部と、
前記既設昇降機特定情報および前記新設構成要素特定情報が入力され、入力された前記既設昇降機特定情報によって特定される前記既設の昇降機の前記既設昇降機画像、および、入力された前記新設構成要素特定情報によって特定される前記新設構成要素の前記新設構成要素画像を前記記憶部から取得し、取得された前記既設昇降機画像と前記新設構成要素画像とを用いて、改修後の昇降機の画像である改修後昇降機画像を作成し、作成された前記改修後昇降機画像を出力する画像処理部と、
を備えている昇降機の改修提案システム。
【請求項2】
前記既設昇降機特定情報および前記新設構成要素特定情報が入力され、入力された前記既設昇降機特定情報によって特定される前記既設の昇降機に、入力された前記新設構成要素特定情報によって特定される前記新設構成要素を設置するための費用を算出し、算出した前記費用を出力する費用算出部をさらに備えている請求項1に記載の昇降機の改修提案システム。
【請求項3】
前記費用算出部は、前記既設の昇降機に特殊仕様が含まれる場合に、前記特殊仕様による追加費用を前記費用に含める請求項2に記載の昇降機の改修提案システム。
【請求項4】
前記既設昇降機特定情報および前記新設構成要素特定情報が入力され、入力された前記既設昇降機特定情報によって特定される前記既設の昇降機に、入力された前記新設構成要素特定情報によって特定される前記新設構成要素を設置することができるか否かを判定する設置判定部をさらに備えている請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の昇降機の改修提案システム。
【請求項5】
前記既設昇降機画像は、前記既設の昇降機が撮影された画像である請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の昇降機の改修提案システム。
【請求項6】
前記既設昇降機画像には、前記既設の昇降機における複数の構成要素のそれぞれの画像が含まれている請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の昇降機の改修提案システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、昇降機の改修提案システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、入力部と、処理部と、出力部と、を備えた昇降機の改修提案システムが知られている。入力部には、既設の昇降機を特定する情報である既設昇降機特定情報および既設の昇降機の構成要素の変更に関する情報が入力される。処理部は、構成要素の変更の可否を判定する。出力部は、処理部の判定結果を出力する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-184287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、既設の昇降機が実際に改修される前に、改修後の昇降機のイメージを利用者に認識させることが難しいという問題点があった。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、既設の昇降機が実際に改修される前に、改修後の昇降機のイメージを利用者が容易に認識することができる昇降機の改修提案システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る昇降機の改修提案システムは、既設の昇降機の画像である既設昇降機画像、既設の昇降機を特定する情報である既設昇降機特定情報、既設の昇降機に新たに追加され、または、交換される昇降機の構成要素である新設構成要素の画像である新設構成要素画像、および、新設構成要素を特定する新設構成要素特定情報を記憶する記憶部と、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力され、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機の既設昇降機画像、および、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素の新設構成要素画像を記憶部から取得し、取得された既設昇降機画像と新設構成要素画像とを用いて、改修後の昇降機の画像である改修後昇降機画像を作成し、作成された改修後昇降機画像を出力する画像処理部と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る昇降機の改修提案システムによれば、既設の昇降機が実際に改修される前に、改修後の昇降機のイメージを利用者が容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムを示すブロック図である。
図2図1の昇降機の改修提案システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムを示すブロック図である。実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムは、顧客である利用者に操作される第1端末装置1と、管理者に操作される第2端末装置2と、を備えている。第1端末装置1および第2端末装置2は、互いに通信可能となっている。図1では、1個の第1端末装置1が示されているが、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムは、複数個の第1端末装置1を備えている。複数個の第1端末装置1のそれぞれは、第2端末装置2と通信可能となっている。昇降機としては、例えば、エレベーターおよびエスカレーターが挙げられる。
【0010】
第1端末装置1は、入力部11と、表示部12と、を備えている。入力部11には、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。既設昇降機特定情報は、既設の昇降機を特定する情報である。具体的には、既設昇降機特定情報には、建物を特定する建物番号および建物における昇降機を特定する号機番号が含まれる。新設構成要素特定情報は、新設構成要素を特定する情報である。新設構成要素とは、既設の昇降機に新たに追加される構成要素、または、既設の昇降機における交換される構成要素である。昇降機の構成要素としては、例えば、巻上機、乗場釦およびかご内操作盤が挙げられる。表示部12には、第2端末装置2から出力された情報が表示される。
【0011】
第2端末装置2は、昇降機の改修を提案する時期に応じて、互いに異なる提案を行う。この例では、昇降機の改修の提案として、第1の提案および第2の提案が含まれている。なお、昇降機の改修の提案として、3個以上の提案が含まれてもよい。
【0012】
第1の提案は、昇降機の改修の提案であって初期の提案である。第1の提案では、既設の昇降機に設置される複数の新設構成要素の画像を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。また、第1の提案では、複数の新設構成要素の画像から1個の新設構成要素の画像が選択された場合に、既設の昇降機の画像に選択された新設構成要素の画像が組み込まれた合成画像を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。また、第1の提案では、既設の昇降機に新設構成要素を設置するための費用を第2端末装置2が算出し、算出された費用を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。第1の提案において算出される費用は、簡易見積りである。第1の提案は、利用者が第1端末装置1を操作することによって行われる。
【0013】
なお、第1の提案では、既設の昇降機に新設構成要素を設置するための費用を第2端末装置2が算出しなくてもよい。また、第1の提案では、既設の昇降機に新設構成要素を設置することができるか否かの判定を第2端末装置2が行わない。
【0014】
第2の提案は、第1の提案が行われた後に行われる昇降機の改修の提案であり、昇降機の改修の詳細な提案である。第2の提案では、第1の提案と同様に、既設の昇降機に設置される複数の新設構成要素の画像を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。また、第2の提案では、第1の提案と同様に、複数の新設構成要素の画像から1個の新設構成要素の画像が選択された場合に、既設の昇降機の画像に選択された新設構成要素の画像が組み込まれた合成画像を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。
【0015】
また、第2の提案では、既設の昇降機に新設構成要素を設置するための費用を第2端末装置2が算出し、算出された費用を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。第2の提案において算出される費用は、詳細見積りである。また、第2の提案では、既設の昇降機に新設構成要素を設置することができるか否かを第2端末装置2が判定し、第2端末装置2の判定結果を第2端末装置2が第1端末装置1に出力する。
【0016】
第2の提案は、利用者が第1端末装置1を操作することによって行われてもよく、管理者が第2端末装置2を操作することによって行われてもよい。第2の提案は、第1の提案が行われた後に行われる提案である。これにより、第2の提案が行われる昇降機が容易に選別される。
【0017】
第2端末装置2は、記憶部21と、画像処理部22と、費用算出部23と、設置判定部24と、制御部25と、を備えている。
【0018】
記憶部21には、既設の昇降機の画像である既設昇降機画像、既設昇降機特定情報、新設構成要素の画像である新設構成要素画像、および、新設構成要素特定情報が記憶されている。既設昇降機画像および既設昇降機特定情報は、互いに対応して、記憶部21に記憶されている。新設構成要素画像および新設構成要素特定情報は、互いに対応して、記憶部21に記憶されている。
【0019】
既設昇降機画像は、既設の昇降機の保守点検が行われる際に、保守点検者によって撮影される画像である。また、既設昇降機画像は、営業担当者が顧客を訪問した際に、営業担当者によって撮影される画像である。既設昇降機画像は、既設の昇降機が撮影された画像である。既設昇降機画像は、定期的に撮影される。既設昇降機画像には、既設の昇降機における複数の構成要素のそれぞれの画像が含まれている。昇降機の構成要素としては、例えば、昇降路、かご、乗場および機械室が挙げられる。既設昇降機画像には、360度カメラによって撮影された画像が含まれている。新設構成要素画像は、第1の提案の前に、予め撮影された画像である。
【0020】
画像処理部22には、制御部25を介して第1端末装置1の入力部11から既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。画像処理部22は、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機の既設昇降機画像、および、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素の新設構成要素画像を記憶部21から取得する。また、画像処理部22は、取得された既設昇降機画像と新設構成要素画像とを用いて、改修後昇降機画像を作成し、作成された改修後昇降機画像を、制御部25を介して第1端末装置1に出力する。改修後昇降機画像とは、改修後の昇降機の画像である。画像処理部22から第1端末装置1に出力された改修後昇降機画像は、第1端末装置1の表示部12に表示される。改修後昇降機画像は、360度カメラによって撮影された既設昇降機画像に新設構成要素画像が組み込まれた合成画像である。したがって、第1端末装置1における図示しない操作部を利用者が操作することによって、利用者が見たい既設昇降機画像の部分が表示部12に表示される。なお、図示していないが、画像処理部22から出力された改修後昇降機画像は、第2端末装置2の表示部に表示されてもよい。
【0021】
費用算出部23には、制御部25を介して第1端末装置1の入力部11から既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。費用算出部23は、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機に、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素を設置するための費用を算出する。また、費用算出部23は、算出した費用を、制御部25を介して第1端末装置1に出力する。費用算出部23から出力された費用は、第1端末装置1の表示部12に表示される。なお、図示していないが、費用算出部23から出力された費用は、第2端末装置2の表示部に表示されてもよい。
【0022】
既設の昇降機には、特殊仕様が含まれる場合がある。特殊仕様が含まれる既設の昇降機を改修する場合には、技術者による現場調査、技術者による技術検討などが必要となる場合がある。費用算出部23は、既設の昇降機に特殊仕様が含まれる場合に、特殊仕様による追加費用を費用に含めて、新設構成要素を設置するための費用を算出する。既設の昇降機に特殊仕様が含まれるか否かの判定は、記憶部21に記憶されている記憶昇降機画像を用いて行われる。既設の昇降機に特殊仕様が含まれるか否かの判定は、技術者によって行われてもよく、第2端末装置2によって行われてもよい。
【0023】
設置判定部24には、制御部25を介して第1端末装置1の入力部11から既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。設置判定部24は、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機に、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素を設置することができるか否かを判定する。また、設置判定部24は、設置判定部24の判定結果を、制御部25を介して第1端末装置1に出力する。設置判定部24から出力された設置判定部24の判定結果は、第1端末装置1の表示部12に表示される。なお、図示していないが、設置判定部24から出力された設置判定部24の判定結果は、第2端末装置2の表示部に表示されてもよい。
【0024】
制御部25は、記憶部21、画像処理部22、費用算出部23および設置判定部24のそれぞれを制御する。また、昇降機の改修提案システムが昇降機の改修を提案する場合に、制御部25は、今回の提案が第1の提案であるか否かを判定する。また、昇降機の改修提案システムが昇降機の改修を提案する場合に、制御部25は、今回の提案が第2の提案であるか否かを判定する。
【0025】
次に、昇降機の改修提案システムの動作について説明する。図2は、図1の昇降機の改修提案システムの動作を示すフローチャートである。まず、ステップS101において、利用者によって、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力部11に入力される。
【0026】
次に、ステップS102において、今回の提案が第1の提案であるか否かを制御部25が判定する。ステップS102において、今回の提案が第1の提案であると制御部25が判定する場合に、ステップS103において、画像処理部22が改修後昇降機画像を第1端末装置1に出力する。また、ステップS103において、費用算出部23が、費用算出部23によって算出した費用を第1端末装置1に出力する。これにより、第1端末装置1の表示部12には、改修後昇降機画像、および、算出された費用が表示される。
【0027】
ステップS102において、今回の提案が第1の提案ではないと制御部25が判定する場合に、ステップS104において、今回の提案が第2の提案であるか否かを制御部25が判定する。ステップS104において、今回の提案が第2の提案であると制御部25が判定する場合に、ステップS105において、画像処理部22が改修後昇降機画像を第1端末装置1に出力する。また、ステップS105において、費用算出部23が、費用算出部23が算出した費用を第1端末装置1に出力する。また、ステップS105において、設置判定部24が、設置判定部24の判定結果を第1端末装置1に出力する。これにより、第1端末装置1の表示部12には、改修後昇降機画像、算出された費用、および、設置判定部24の判定結果が表示される。
【0028】
ステップS104において、今回の提案が第2の提案ではないと制御部25が判定する場合に、処理は、ステップS102に戻る。以上により、昇降機の改修提案システムの動作が終了する。
【0029】
以上説明したように、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムは、記憶部21と、画像処理部22と、を備えている。記憶部21には、既設昇降機画像、既設昇降機特定情報、新設構成要素画像、および、新設構成要素特定情報が記憶される。画像処理部22には、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。画像処理部22は、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機の既設昇降機画像、および、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素の新設構成要素画像を記憶部21から取得する。また、画像処理部22は、取得された既設昇降機画像と新設構成要素画像とを用いて、改修後昇降機画像を作成し、作成された改修後昇降機画像を第1端末装置1に出力する。画像処理部22から出力された改修後昇降機画像は、第1端末装置1の表示部12に表示される。この構成によれば、既設の昇降機が実際に改修される前に、改修後の昇降機のイメージを利用者が容易に認識することができる。
【0030】
また、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムは、費用算出部23をさらに備えている。費用算出部23には、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。費用算出部23は、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機に、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素を設置するための費用を算出し、算出した費用を第1端末装置1に出力する。この構成によれば、既設の昇降機が実際に改修される前に、新設構成要素を設置するための費用を利用者が容易に認識することができる。
【0031】
また、費用算出部23は、既設の昇降機に特殊仕様が含まれる場合に、特殊仕様による追加費用を費用に含めて、新設構成要素を設置するための費用を算出する。この構成によれば、既設の昇降機に特殊仕様が含まれる場合であっても、新設構成要素を設置するための費用を算出することができる。
【0032】
また、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムは、設置判定部24をさらに備えている。設置判定部24には、既設昇降機特定情報および新設構成要素特定情報が入力される。設置判定部24は、入力された既設昇降機特定情報によって特定される既設の昇降機に、入力された新設構成要素特定情報によって特定される新設構成要素を設置することができるか否かを判定し、設置判定部24の判定結果を第1端末装置1に出力する。設置判定部24の判定結果は、第1端末装置1の表示部12に表示される。この構成によれば、既設の昇降機が実際に改修される前に、既設の昇降機に新設構成要素を設置することができるか否かを利用者が容易に認識することができる。
【0033】
また、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムでは、既設昇降機画像は、既設の昇降機が撮影された画像である。この構成によれば、改修後の昇降機のイメージを利用者がより明確に認識することができる。
【0034】
また、実施の形態1に係る昇降機の改修提案システムでは、既設昇降機画像には、既設の昇降機における複数の構成要素のそれぞれの画像が含まれている。この構成によれば、改修後の昇降機のイメージを利用者がより明確に認識することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 第1端末装置、2 第2端末装置、11 入力部、12 表示部、21 記憶部、22 画像処理部、23 費用算出部、24 設置判定部、25 制御部。
図1
図2