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▶ エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022105319
(43)【公開日】2022-07-13
(54)【発明の名称】発光表示装置及びその駆動方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/3233 20160101AFI20220706BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20220706BHJP
   H01L 27/32 20060101ALI20220706BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20220706BHJP
   H01L 33/00 20100101ALI20220706BHJP
【FI】
G09G3/3233
G09G3/20 611H
G09G3/20 623Z
H01L27/32
H05B33/14 A
H01L33/00 J
G09G3/20 670J
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021214617
(22)【出願日】2021-12-28
(31)【優先権主張番号】10-2020-0189763
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ユ, ジェイク
(72)【発明者】
【氏名】ペ, ジェユン
(72)【発明者】
【氏名】ホン, ソクヒョン
【テーマコード(参考)】
3K107
5C080
5C380
5F241
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107CC41
3K107EE03
3K107HH04
3K107HH05
5C080AA06
5C080AA10
5C080BB05
5C080CC03
5C080FF11
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080JJ05
5C080JJ06
5C080KK02
5C080KK20
5C080KK43
5C080KK47
5C380AA01
5C380AA02
5C380AB06
5C380AB18
5C380AB34
5C380AB36
5C380AB37
5C380AC07
5C380AC08
5C380AC11
5C380AC12
5C380BA21
5C380BA39
5C380BC13
5C380CA04
5C380CA12
5C380CA29
5C380CA32
5C380CB26
5C380CC03
5C380CC27
5C380CC33
5C380CC63
5C380CD013
5C380CE01
5C380CE19
5C380CF01
5C380CF07
5C380CF09
5C380CF13
5C380CF24
5C380CF48
5C380CF49
5C380CF51
5C380CF52
5C380CF56
5C380FA21
5F241AA21
5F241BB07
5F241BC03
5F241BC18
5F241BC26
5F241FF11
(57)【要約】
【課題】センシングの際に遂行されるソースフォロウィング時間の低減によって表示パネルのセンシング時間とともに補償時間を縮める発光表示装置及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】発光表示装置は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルを駆動するためのパネル駆動回路部及び前記表示パネルをセンシングするためのパネルセンシング回路部を有するデータ駆動部とを含み、前記データ駆動部は、前記パネル駆動回路部に含まれたデータ電圧出力部の少なくとも一つから出力された電圧に基づいて前記表示パネルのレファレンスラインをプリチャージする。
【選択図】 図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルを駆動するためのパネル駆動回路部及びレファレンスラインを介して前記表示パネルをセンシングするためのパネルセンシング回路部を有するデータ駆動部と、を含み、
前記データ駆動部は、前記パネル駆動回路部に含まれる複数のデータ電圧出力部の一つから出力されたプリチャージ電圧に基づいて前記レファレンスラインをプリチャージする、発光表示装置。
【請求項2】
複数の前記データ電圧出力部のそれぞれは、各データ電圧出力部と対応するデータラインとを接続するために、一つのサブピクセル、一つのデータライン及び一つのデータチャネルに対応し、
複数の前記データ電圧出力部に対応する複数のサブピクセルは、前記レファレンスラインに共通に接続される、請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項3】
前記表示パネルのレファレンスラインに充電された前記プリチャージ電圧はセンシング対象となるサブピクセルのセンシングノードに印加される、請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項4】
複数の前記データ電圧出力部のそれぞれは、前記表示パネルの駆動の際にデータ電圧を一つの対応するデータライン出力し、前記表示パネルのセンシングの際にセンシング用電圧、ブラックデータ電圧及びプリチャージ電圧の少なくとも一つを出力する、請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項5】
前記センシング用電圧及び前記ブラックデータ電圧はデータラインに出力され、前記プリチャージ電圧は前記レファレンスラインに出力される、請求項4に記載の発光表示装置。
【請求項6】
複数の前記データ電圧出力部の中の第1データ電圧出力部から出力される電圧が前記プリチャージ電圧として使われる場合、複数の前記データ電圧出力部の中の第2データ電圧出力部から出力される電圧は、前記第1データ電圧出力部に対応するデータチャネルを介して出力される、請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項7】
前記第2データ電圧出力部は、前記第1データ電圧出力部と隣接するか又は前記第1データ電圧出力部から隔離されている、請求項6に記載の発光表示装置。
【請求項8】
前記第2データ電圧出力部から出力される電圧は、前記第2データ電圧出力部に対応するデータチャネルを介しても出力される、請求項6に記載の発光表示装置。
【請求項9】
複数の前記データ電圧出力部の中の第3データ電圧出力部は、前記第3データ電圧出力部に対応するデータチャネルを介してセンシング用電圧を出力する、請求項6に記載の発光表示装置。
【請求項10】
前記データ駆動部は、複数の前記データ電圧出力部の一つから出力された電圧を、隣接するか又は離隔された他のデータ電圧出力部に対応するデータチャネルに伝達するようにそれぞれが構成された少なくとも一つのスイッチを含む、請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項11】
前記データ駆動部は、複数の前記データ電圧出力部の一つから出力された電圧を、前記レファレンスラインに接続されたセンシングチャネルに伝達するようにそれぞれが構成された少なくとも一つのスイッチを含む、請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項12】
前記データ駆動部は、前記表示パネルがセンシングされた際、複数の前記データ電圧出力部の一つから出力された電圧を対応するデータチャネルに伝達するように、または、複数の前記データ電圧出力部の他の一つから出力された電圧を前記レファレンスラインに接続されたセンシングチャネルに伝達するようにそれぞれが構成された複数のスイッチをさらに含む、請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項13】
前記データ駆動部は、
前記データ電圧、前記センシング用電圧又は前記ブラックデータ電圧を自らに対応するデータチャネルを介して出力するためにスイッチング動作を行うように構成された電圧出力用スイッチと、
前記ブラックデータ電圧を、前記ブラックデータ電圧を出力するデータ電圧出力部に対応する前記データチャネルとは異なる他のデータチャネルに伝達するためにスイッチング動作を行うように構成された電圧シェア用スイッチと、
前記プリチャージ電圧を前記レファレンスラインに接続されたセンシングチャネルを介して出力するためにスイッチング動作を行うように構成されたプリチャージ用スイッチとをさらに含む、請求項4に記載の発光表示装置。
【請求項14】
前記電圧出力用スイッチは、複数の前記データ電圧出力部の対応する一つの出力端子に接続された第1電極と、対応する前記データ電圧出力部に対応する前記データチャネルに接続された第2電極とを有し、自らの制御電極に印加された第1信号に応答して動作し、
前記電圧シェア用スイッチは、前記ブラックデータ電圧を出力する前記データ電圧出力部に対応する前記データチャネルに接続された第1電極と、前記他のデータチャネルに第2電極とを有し、自らの制御電極に印加された第2信号に応答して動作し、
前記プリチャージ用スイッチは、対応するデータ電圧出力部に接続された第1電極と、センシングチャネルに接続された第2電極とを有し、自らの制御電極に印加された第3信号に応答して動作する、請求項13に記載の発光表示装置。
【請求項15】
前記プリチャージ電圧は、装置の駆動時間、ストレス情報、プリチャージ電圧値及びしきい電圧値の少なくとも一つに基づいて変化する、請求項4に記載の発光表示装置。
【請求項16】
複数の前記データ電圧出力部に対応する複数のデータチャネルの中の少なくとも二つのデータチャネルが、一つのスイッチを介して互いに接続されており、
前記少なくとも二つのデータチャネルに対応する少なくとも二つのデータ電圧出力部のうちの少なくとも一つが、一つのスイッチを介して前記レファレンスラインに接続されている、請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項17】
複数の前記データ電圧出力部に対応する複数のデータチャネルの中の少なくとも二つのデータチャネルの対が、一つのスイッチを介して互いに接続されており、
前記少なくとも二つのデータチャネルの対に対応する少なくとも二つのデータ電圧出力部の中の少なくとも一つのデータ電圧出力部が、一つのスイッチを介して前記レファレンスラインに接続されている、請求項2に記載の発光表示装置。
【請求項18】
画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルを駆動するためのパネル駆動回路部及び前記表示パネルをセンシングするためのパネルセンシング回路部を有するデータ駆動部とを含む発光表示装置の駆動方法であって、
前記表示パネルをセンシングするために、センシング対象となるサブピクセルのデータラインにセンシング用電圧を印加し、センシング対象とならないサブピクセルのデータラインにブラックデータ電圧を印加する段階と、
前記センシング対象となるサブピクセルのレファレンスラインにプリチャージ電圧を印加する段階とを含み、
前記プリチャージ電圧は、前記パネル駆動回路部に含まれた複数のデータ電圧出力部の一つから出力される電圧である、発光表示装置の駆動方法。
【請求項19】
前記プリチャージ電圧は、装置の駆動時間、ストレス情報、プリチャージ電圧値及びしきい電圧値の少なくとも一つに基づいて変化する、請求項18に記載の発光表示装置の駆動方法。
【請求項20】
画像を表示する表示パネルであって、複数のサブピクセル、複数の前記サブピクセルに接続されたレファレンスライン、及び複数のデータラインを備え、複数の前記データラインのそれぞれは、複数の前記サブピクセルのなかの対応する一つに接続されている、表示パネルと、
複数の前記データラインを介して前記表示パネルを駆動するための複数のデータ電圧出力部及び前記レファレンスラインを介して前記表示パネルをセンシングするためのパネルセンシング回路部を有するデータ駆動部であって、複数の前記データ電圧出力部のそれぞれは、前記データラインの対応する一つに接続されている、データ駆動部と、を含み、 複数の前記データ電圧出力部のなかの第1データ電圧出力部は、前記第1データ電圧出力部に対応する複数の前記サブピクセルのなかの第1サブピクセルに接続された第1データラインにセンシング用電圧を出力するように構成され、
複数の前記データ電圧出力部のなかの第2データ電圧出力部は、前記センシング用電圧が前記第1サブピクセルに印加されている間、前記第1サブピクセルのセンシングノードに印加されるプリチャージ電圧を前記レファレンスラインに出力するように構成されている、発光表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発光表示装置及びその駆動方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
情報化技術が発達するのに伴い、使用者と情報との間の連結媒体である表示装置の市場が拡張している。これにより、発光表示装置(Light Emitting Display Device:LED)、量子ドット表示装置(Quantum Dot Display Device;QDD)、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device:LCD)などのような表示装置の使用が増加している。
【0003】
前述した表示装置は、サブピクセルを含む表示パネル、表示パネルを駆動する駆動信号を出力する駆動部、及び表示パネル又は駆動部に供給する電源を生成する電源供給部などを含む。
【0004】
このような表示装置は、表示パネルに形成されたサブピクセルに駆動信号、例えばスキャン信号及びデータ信号などが供給されれば、選択されたサブピクセルが光を透過させるか直接発光することによって画像を表示することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、センシングの際に遂行されるソースフォロウィング時間の低減によって表示パネルのセンシング時間とともに補償時間を縮める発光表示装置及びその駆動方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルを駆動するためのパネル駆動回路部及び前記表示パネルをセンシングするためのパネルセンシング回路部を有するデータ駆動部とを含み、前記データ駆動部は、前記パネル駆動回路部に含まれたデータ電圧出力部の少なくとも一つから出力された電圧に基づいて前記表示パネルのレファレンスラインをプリチャージする発光表示装置を提供する。
【0007】
前記表示パネルのレファレンスラインに充電されたプリチャージ電圧はセンシング対象となるサブピクセルのセンシングノードに印加されることができる。
【0008】
前記データ電圧出力部は、前記表示パネルの駆動の際にデータ電圧を出力し、前記表示パネルのセンシングの際にセンシング用電圧、ブラックデータ電圧及びプリチャージ電圧の少なくとも一つを出力することができる。
【0009】
前記データ電圧出力部の中で第1データ電圧出力部から出力された電圧が前記サブピクセルのセンシングノードをプリチャージするための電圧として使われる場合、前記第1データ電圧出力部と隣接するか離隔する第2データ電圧出力部から出力された電圧が前記第1データ電圧出力部に連結されたデータチャネルを介して出力されることができる。
【0010】
前記データ駆動部は、前記データ電圧出力部の少なくとも一つから出力された電圧を隣接するか離隔する他のデータチャネルに伝達するスイッチを含むことができる。
【0011】
前記データ駆動部は、前記データ電圧出力部の少なくとも他の一つから出力された電圧をデータチャネルではないセンシングチャネルに伝達するスイッチを含むことができる。
【0012】
前記データ駆動部は、前記表示パネルのセンシングの際、前記データ電圧出力部の少なくとも一つから出力された電圧を他のデータチャネルに伝達し、前記データ電圧出力部の少なくとも他の一つから出力された電圧をデータチャネルではないセンシングチャネルに伝達するためのスイッチを含むことができる。
【0013】
前記データ駆動部は、前記データ電圧、前記センシング用電圧又は前記ブラックデータ電圧を自分のデータチャネルを介して出力するためにスイッチング動作する電圧出力用スイッチと、前記ブラックデータ電圧を自分のデータチャネルではない他のデータチャネルに伝達するためにスイッチング動作する電圧シェア用スイッチと、前記プリチャージ電圧をセンシングチャネルを介して出力するためにスイッチング動作するプリチャージ用スイッチとを含むことができる。
【0014】
前記電圧出力用スイッチは、データ電圧出力部の出力端子に第1電極が連結され、自分のデータチャネルに第2電極が連結され、制御電極に印加された第1信号に応答して動作し、前記電圧シェア用スイッチは、自分のデータチャネルに第1電極が連結され、他のデータチャネルに第2電極が連結され、制御電極に印加された第2信号に応答して動作し、前記プリチャージ用スイッチは、自分のデータチャネルに第1電極が連結され、センシングチャネルに第2電極が連結され、制御電極に印加された第3信号に応答して動作することができる。
【0015】
前記プリチャージ電圧は、装置の駆動時間、ストレス情報、プリチャージ電圧値及びしきい電圧値の少なくとも一つによって可変することができる。
【0016】
他の側面で、本発明は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルを駆動するためのパネル駆動回路部及び前記表示パネルをセンシングするためのパネルセンシング回路部を有するデータ駆動部とを含む発光表示装置の駆動方法を提供する。前記発光表示装置の駆動方法は、前記表示パネルをセンシングするために、センシング対象となるサブピクセルのデータラインにセンシング用電圧を印加し、センシング対象とならないサブピクセルのデータラインにブラックデータ電圧を印加する段階と、前記センシング対象となるサブピクセルのレファレンスラインにプリチャージ電圧を印加する段階とを含み、前記プリチャージ電圧は、前記パネル駆動回路部に含まれたデータ電圧出力部の少なくとも一つから出力される電圧である。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに、データ電圧出力部の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧として活用し、センシングの際に行われるソースフォロウィング時間を低減することができる効果がある。
【0018】
また、本発明は、センシングの際に行われるソースフォロウィング時間の低減によって表示パネルのセンシング時間及び補償時間の短縮を期待することができる効果がある。
【0019】
また、本発明は、表示装置の駆動時に考慮することができる多様な情報に基づいて各種装置の制御条件を可変(特に、プリチャージ電圧可変)することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】発光表示装置を概略的に示すブロック図である。
図2図1に示すサブピクセルを概略的に示す構成図である。
図3】ゲートインパネル方式スキャン駆動部の配置例を示す図である。
図4】ゲートインパネル方式スキャン駆動部に関連した装置の構成例示図である。
図5】ゲートインパネル方式スキャン駆動部に関連した装置の構成例示図である。
図6】補償回路を有するサブピクセルを示す例示図である。
図7図6のサブピクセルとデータ駆動部を簡略に示す図である。
図8図7のパネルセンシング回路部をより詳細に示す図である。
図9】本発明の第1実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図10】本発明の第1実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図11】本発明の第1実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図12】本発明の第1実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図13】本発明の第1実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図14】本発明の第1実施例の利点を説明するための図である。
図15】本発明の第2実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図16】本発明の第2実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図17】本発明の第2実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図18】本発明の第3実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図19】本発明の第3実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図20】本発明の第3実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図21】本発明の第4実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図22】本発明の第4実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図23】本発明の第4実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図24】本発明の第5実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図25】本発明の第5実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図26】本発明の第5実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
図27】本発明の第6実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図28】本発明の第7実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図29】本発明の第8実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図30】本発明の第9実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図31】本発明の第10実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図32】本発明の第11実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図33】本発明の第12実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図34】本発明の第13実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
図35】プリチャージ電圧設定に関連した部分を説明するための例示図である。
図36】プリチャージ電圧設定に関連した部分を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明による表示装置は、テレビ、映像プレーヤー、パソコン(PC)、ホームシアター、自動車電気装置、スマートフォンなどに具現されることができるが、これに限定されるものではない。本発明による表示装置は、発光表示装置(Light Emitting Display Device:LED)、量子ドット表示装置(Quantum Dot Display Device;QDD)、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device:LCD)などに具現されることができる。しかし、以下では説明の便宜のために無機発光ダイオード又は有機発光ダイオードを基にして直接発光する発光表示装置を一例とする。
【0022】
図1は発光表示装置を概略的に示すブロック図、図2図1に示すサブピクセルを概略的に示す構成図である。
【0023】
図1及び図2に示すように、発光表示装置は、画像供給部110、タイミング制御部120、スキャン駆動部130、データ駆動部140、表示パネル150及び電源供給部180などを含むことができる。
【0024】
画像供給部110(セット又はホストシステム)は、外部から供給された画像データ信号又は内部メモリに保存された画像データ信号とともに各種の駆動信号を出力することができる。画像供給部110はデータ信号と各種の駆動信号をタイミング制御部120に供給することができる。
【0025】
タイミング制御部120は、スキャン駆動部130の動作タイミングを制御するためのゲートタイミング制御信号GDC、データ駆動部140の動作タイミングを制御するためのデータタイミング制御信号DDC、及び各種の同期信号(垂直同期信号であるVsync、水平同期信号であるHsync)などを出力することができる。タイミング制御部120は、データタイミング制御信号DDCとともに画像供給部110から供給されたデータ信号DATAをデータ駆動部140に供給することができる。タイミング制御部120はIC(Integrated Circuit)の形態に形成されてプリント基板上に実装されることができるが、これに限定されない。
【0026】
スキャン駆動部130は、タイミング制御部120から供給されたゲートタイミング制御信号GDCなどに応答してスキャン信号(又はスキャン電圧)を出力することができる。スキャン駆動部130は、ゲートラインGL1~GLmを介して表示パネル150に含まれたサブピクセルにスキャン信号を供給することができる。スキャン駆動部130はIC形態に形成されるかゲートインパネル(Gate In Panel)方式で表示パネル150上に直接形成されることができるが、これに限定されない。
【0027】
データ駆動部140は、タイミング制御部120から供給されたデータタイミング制御信号DDCなどに応答してデータ信号DATAをサンプリング及びラッチし、ガンマ基準電圧に基づいてデジタル形態のデータ信号をアナログ形態のデータ電圧に変換して出力することができる。データ駆動部140は、データラインDL1~DLnを介して表示パネル150に含まれたサブピクセルにデータ電圧を供給することができる。データ駆動部140はIC形態に形成されて表示パネル150上に実装されるかプリント基板上に実装されることができるが、これに限定されない。
【0028】
電源供給部180は、外部から供給される外部入力電圧に基づいて高電位の第1電源と低電位の第2電源を生成し、第1電源ラインEVDD及び第2電源ラインEVSSを介して出力することができる。電源供給部180は、第1電源及び第2電源だけでなくスキャン駆動部130の駆動に必要な電圧(例えば、ゲートハイ電圧とゲートロー電圧を含むゲート電圧)又はデータ駆動部140の駆動に必要な電圧(ドレイン電圧及びハーフドレイン電圧を含むドレイン電圧)などを生成及び出力することができる。
【0029】
表示パネル150は、スキャン信号、データ電圧を含む駆動信号、第1電源及び第2電源などに対応して画像を表示することができる。表示パネル150のサブピクセルは直接発光する。表示パネル150は、ガラス、シリコン、ポリイミドなどの剛性又は軟性を有する基板を基にして製作されることができる。そして、光を発光するサブピクセルは、赤色、緑色及び青色を含むピクセル、又は赤色、緑色、青色及び白色を含むピクセルからなることができる。しかし、これらに限定されない。例えば、サブピクセルは、マゼンタ、イエロー、及びシアンのサブピクセル、又は他の組み合わせのサブピクセルを含んでもよい。
【0030】
例えば、一つのサブピクセルSPは第1データラインDL1、第1ゲートラインGL1、第1電源ラインEVDD及び第2電源ラインEVSSに連結されることができ、スイッチングトランジスタ、駆動トランジスタ、キャパシタ、有機発光ダイオードなどからなるピクセル回路を含むことができる。発光表示装置に使われるサブピクセルSPは直接発光するので、回路の構成が複雑である。また、発光する有機発光ダイオードはもちろんのこと、有機発光ダイオードに駆動電流を供給する駆動トランジスタなどの劣化を補償する補償回路も多様である。よって、サブピクセルSPをブロック形態に単純に示したことに気をつける。
【0031】
一方、前記説明では、タイミング制御部120、スキャン駆動部130、データ駆動部140などをそれぞれ個別的な構成として説明した。しかし、発光表示装置の具現方式によって、タイミング制御部120、スキャン駆動部130、及びデータ駆動部140の一つ以上は単一のIC内に統合されることができる。
【0032】
図3はゲートインパネル方式スキャン駆動部の配置例を示す図、図4及び図5はゲートインパネル方式スキャン駆動部に関連した装置の構成例示図である。
【0033】
図3に示すように、ゲートインパネル方式スキャン駆動部130a、130bは表示パネル150の非表示領域NAに配置される。スキャン駆動部130a、130bは、図3(a)のように、表示パネル150の左右側の非表示領域NAに配置されることができる。また、スキャン駆動部130a、130bは、図3(b)のように、表示パネル150の上下側の非表示領域NAに配置されることができる。
【0034】
スキャン駆動部130a、130bは表示領域AAの左右側又は上下側に位置する非表示領域NAに配置されたものを一例として図示及び説明したが、左側、右側、上側又は下側に一つのみ配置されることができる。
【0035】
図4に示すように、ゲートインパネル方式スキャン駆動部130は、シフトレジスター131及びレベルシフター135を含むことができる。レベルシフター135は、タイミング制御部120及び電源供給部180から出力された信号及び電圧に基づいてクロック信号Clks、スタート信号Vstなどを生成することができる。クロック信号Clksは、2相、4相、8相などの位相の相異なるK(Kは2以上整数)相の形態に生成されることができる。
【0036】
シフトレジスター131はレベルシフター135から出力された信号Clks、Vstなどに基づいて動作し、表示パネルに形成されたトランジスタをターンオン又はターンオフにすることができるスキャン信号Scan[1]~Scan[m]を出力することができる。シフトレジスター131はゲートインパネル方式で表示パネル上に薄膜の形態に形成されることができる。よって、スキャン駆動部130で表示パネル上に形成される部分はシフトレジスター131であることができる。そして、図3で130a及び130bは131に相当することができる。
【0037】
図4及び図5に示すように、レベルシフター135は、シフトレジスター131とは違い、IC形態に独立して形成されるか電源供給部180の内部に含まれることができる。しかし、これは一例であるだけで、これに限定されない。
【0038】
図6は補償回路を有するサブピクセルを示す例示図、図7図6のサブピクセルとデータ駆動部を簡略に示す図、図8図7のパネルセンシング回路部をより詳細に示す図である。
【0039】
図6に示すように、一つのサブピクセルSPは、スイッチングトランジスタTR、駆動トランジスタDT、センシングトランジスタST、キャパシタCST及び有機発光ダイオードOLEDを含むことができる。
【0040】
駆動トランジスタDTは、キャパシタCSTの第1電極にゲート電極が連結され、第1電源ラインEVDDに第1電極が連結され、有機発光ダイオードOLEDのアノード電極に第2電極が連結されることができる。キャパシタCSTは、駆動トランジスタDTのゲート電極に第1電極が連結され、有機発光ダイオードOLEDのアノード電極に第2電極が連結されることができる。有機発光ダイオードOLEDは、駆動トランジスタDTの第2電極にアノード電極が連結され、第2電源ラインEVSSにカソード電極が連結されることができる。
【0041】
スイッチングトランジスタTRは、第1ゲートラインGL1に含まれたスキャンラインSCANにゲート電極が連結され、第1データラインDL1に第1電極が連結され、駆動トランジスタDTのゲート電極に第2電極が連結されることができる。スイッチングトランジスタTRはスキャンラインSCANを介して伝達されたスキャン信号に応じてターンオンになることができる。
【0042】
センシングトランジスタSTは、第1ゲートラインGL1に含まれたセンスラインSENSEにゲート電極が連結され、第1レファレンスラインREF1に第1電極が連結され、有機発光ダイオードOLEDのアノード電極に第2電極が連結されることができる。センシングトランジスタSTは、センスラインSENSEを介して伝達されたセンス信号に応じてターンオンになることができる。
【0043】
センシングトランジスタSTは駆動トランジスタDT又は有機発光ダイオードOLEDの劣化(しきい電圧など)を補償するために備えられた一種の補償回路である。センシングトランジスタSTは駆動トランジスタDTのソースフォロワー(Source Follower)の動作に基づいて物理的なしきい電圧をセンシングすることができる。センシングトランジスタSTは駆動トランジスタDTと有機発光ダイオードOLEDとの間に定義されたセンシングノードを介してセンシング電圧を取得することができるように動作することができる。
【0044】
一方、第1ゲートラインGL1は二つのゲートラインに区分されるものを一例としたが、二つのゲートラインは一つに統合されることができる。すなわち、スイッチングトランジスタTRとセンシングトランジスタSTは第1ゲートラインGL1に共通して連結され、同時にターンオンになるかターンオフになることができる。
【0045】
図7に示すように、データ駆動部140は、サブピクセルSPを駆動するためのパネル駆動回路部141と、サブピクセルSPをセンシングするためのパネルセンシング回路部145とを含むことができる。パネル駆動回路部141は第1データチャネルDCH1を介して第1データラインDL1に連結されることができ、第1センシングチャネルSIO1を介して第1レファレンスラインREF1に連結されることができる。パネル駆動回路部141は、第1データチャネルDCH1を介してサブピクセルSPを駆動するためのデータ電圧などを出力することができる。パネルセンシング回路部145は、第1センシングチャネルSIO1を介してサブピクセルSPからセンシングされたセンシング電圧を取得することができる。
【0046】
図8に示すように、パネルセンシング回路部145は、第1電圧回路部SPRE、第2電圧回路部RPRE、センシング制御部SIW、サンプリング回路部SAM、アナログデジタル変換部ADCなどを含むことができる。
【0047】
第1電圧回路部SPREと第2電圧回路部RPREは、サブピクセルSPに含まれたノード又は回路を初期化するか特定の電圧を印加するために、第1基準電圧源VPRESと第2基準電圧源VPRERから第1基準電圧と第2基準電圧をそれぞれ出力する役割を果たすことができる。第1基準電圧は劣化補償のためのセンシングモード(補償モード)で使うための電圧、第2基準電圧は画像表示のための駆動モード(ノーマルモード)で使うための電圧に定義することができる。そして、第1基準電圧は第2基準電圧より低い電圧に設定されることができるが、これに限定されない。
【0048】
センシング制御部SIWは、第1センシングチャネルSIO1を介して第1基準電圧及び第2基準電圧のいずれか一つを出力するか第1レファレンスラインREF1を介してセンシング電圧を取得するためのスイッチング動作を遂行することができる。センシング制御部SIWはスイッチ形態として示したが、これはセンシング方式によって省略されるか、時分割方式で駆動可能な装置(マルチプレクサー)から具現されることもできる。
【0049】
サンプリング回路部SAMはセンシング制御部SIWとともに動作し、第1レファレンスラインREF1を介してセンシング電圧を取得するためのサンプリング動作を遂行することができる。アナログデジタル変換部ADCは、サンプリング回路部SAMによって取得されたアナログ形態のセンシング電圧をデジタル形態のセンシング電圧に変換して出力することができる。
【0050】
以上で、パネルセンシング回路部145は、第1レファレンスラインREF1を介してサブピクセルSPに含まれた駆動トランジスタDT又は有機発光ダイオードOLEDの劣化を補償するためのセンシング電圧を取得して出力することができる。パネルセンシング回路部145から出力されたセンシング電圧はタイミング制御部120に伝達されることができる。タイミング制御部120は、センシング電圧に基づいてサブピクセルSPに含まれた駆動トランジスタDT又は有機発光ダイオードOLEDの劣化有無を判断し、これを補償するための補償動作を遂行することができる。
【0051】
図9は本発明の第1実施例による発光表示装置を示すブロック図、図10図13は本発明の第1実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図、図14は本発明の第1実施例の利点を説明するための図である。
【0052】
図9に示すように、パネル駆動回路部141は、第1データ電圧出力部、第2データ電圧出力部、第3データ電圧出力部、及び第4データ電圧出力部を含んだ4個のデータ電圧出力部(または、複数のデータ電圧出力回路)を含むものを一例として説明するが、これに限定されない。しかし、一つのピクセルPが赤色サブピクセルSPR、白色サブピクセルSPW、緑色サブピクセルSPG及び青色サブピクセルSPBを含むとともに、これに対応してパネル駆動回路部141のデータ電圧出力部が赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]を含むものを一例として説明する。
【0053】
赤色データ電圧出力部DAC[R]は第1データチャネルDCH1を介して赤色データ電圧を出力することができる。赤色データ電圧は第1データラインDL1に連結された赤色サブピクセルSPRに印加されることができる。白色データ電圧出力部DAC[W]は第2データチャネルDCH2を介して白色データ電圧を出力することができる。白色データ電圧は第2データラインDL2に連結された白色サブピクセルSPWに印加されることができる。緑色データ電圧出力部DAC[G]は第3データチャネルDCH3を介して緑色データ電圧を出力することができる。緑色データ電圧は第3データラインDL3に連結された緑色サブピクセルSPGに印加されることができる。青色データ電圧出力部DAC[B]は第4データチャネルDCH4を介して青色データ電圧を出力することができる。青色データ電圧は第4データラインDL4に連結された青色サブピクセルSPBに印加されることができる。
【0054】
赤色サブピクセルSPR、白色サブピクセルSPW、緑色サブピクセルSPG及び青色サブピクセルSPBはそれぞれ第1データラインDL1、第2データラインDL2、第3データラインDL3及び第4データラインDL4に区分されて連結されることができる。しかし、赤色サブピクセルSPR、白色サブピクセルSPW、緑色サブピクセルSPG及び青色サブピクセルSPBは第1レファレンスラインREF1を共有するように共通して連結されることができる。
【0055】
すなわち、一つのピクセルPに含まれた総四つのサブピクセルSPR、SPW、SPG、SPBは一つの第1レファレンスラインREF1を介してデータ駆動部140のパネルセンシング回路部145に連結される構造を有することができる。この構造により、一つのピクセルPに含まれた総四つのサブピクセルSPR、SPW、SPG、SPBはそれぞれ劣化(しきい電圧など)に対して補償されることができる。
【0056】
一方、パネルセンシング回路部145は第1レファレンスラインREF1を介して赤色サブピクセルSPR、白色サブピクセルSPW、緑色サブピクセルSPG及び青色サブピクセルSPBの中で選択された一つからセンシング電圧を取得することができ、これについての説明は以下で開示する。
【0057】
図10図13に示すように、パネルセンシング回路部145は第1センシングチャネルSIO1を介してプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)を印加することができる。プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)は第1センシングチャネルSIO1を介して出力された後、センシング対象となるサブピクセルのセンシングノードに印加されることができる。プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)はパネルセンシング回路部145のセンシング動作の際に選択されたサブピクセルのセンシングノードを特定レベルの電圧にプリチャージ(昇圧)するための電圧である。
【0058】
プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)は、図10のように白色データ電圧出力部DAC[W]から出力されるか、図11のように赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力されるか、図12のように緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されるか、図13のように青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されることができる。すなわち、プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)は内部電圧源又は外部電圧源から印加されるものではないデータ電圧出力部DAC[W]、DAC[R]、DAC[G]、DAC[B]の一つから出力されることができる。
【0059】
以下で、パネルセンシング回路部145のセンシング動作の際、緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)を白色サブピクセルSPWに印加し、センシング電圧を取得する場合を一例として本発明の第1実施例の利点を説明する。
【0060】
図8図9図12及び図14に示すように、センシング準備時間(Sensing Time)の間に白色サブピクセルSPWをセンシングするために、スキャン信号Scanとセンス信号Senseはロジックハイ(H)で印加されることができる。ロジックハイ(H)のスキャン信号Scanとセンス信号Senseが印加されれば、白色サブピクセルSPWに含まれたスイッチングトランジスタTRとセンシングトランジスタSTはターンオンになることができる。
【0061】
パネルセンシング回路部145はセンシング準備時間(Sensing Time)の間に緑色データ電圧出力部DAC[G]を駆動してプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)を出力することができる。緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)は白色サブピクセルSPWに印加されることができる。
【0062】
プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)はセンシング準備時間(Sensing Time)の間にターンオンになったスイッチを介して白色サブピクセルSPWに印加されることができる。プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)を伝達するスイッチはセンシング準備時間(Sensing Time)の間にロジックハイ(H)で印加されるスイッチ制御信号Swcに応じてターンオンになることを一例としたが、ロジックロー(L)のスイッチ制御信号Swcに応じてターンオンになることもできる。
【0063】
パネル駆動回路部141はセンシング準備時間(Sensing Time)の間に白色データ電圧出力部DAC[W]を駆動してセンシング用電圧(Sensing)を出力することができる。プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)はセンシング用電圧(Sensing)より低いレベルを有することができる。
【0064】
白色サブピクセルSPWはスキャン信号Scan及びセンス信号Senseに応じてターンオンになったスイッチングトランジスタTR及びセンシングトランジスタSTを介してセンシング用電圧(Sensing)及びプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)が印加されることによってセンシング可能な状態になることができる。
【0065】
センシング準備時間(Sensing Time)が完了すれば、スキャン信号Scan、センス信号Sense及びスイッチ制御信号Swcはロジックロー(L)に転換されることができる。そして、スキャン信号Scan、センス信号Sense及びスイッチ制御信号Swcがロジックロー(L)に転換されれば、サンプリング信号Samはロジックロー(L)からロジックハイ(H)に転換されることができる。
【0066】
サンプリング信号Samがロジックロー(L)からロジックハイ(H)に転換されれば、サンプリング回路部SAMは第1レファレンスラインREF1に連結された白色サブピクセルSPWを介してセンシング電圧(Vsen)を取得するためのサンプリング動作を遂行することができる。
【0067】
センシング電圧(Vsen)の変化を参考すれば分かるように、本発明の第1実施例は外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに緑色データ電圧出力部DAC[G]を介して出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)を使う。
【0068】
プリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)である“Data[G]”によってセンシング電圧(Vsen)のベースラインは“b”より高いレベルの“a”に設定されることができる。センシング電圧(Vsen)のベースラインを高めれば、白色サブピクセルSPWのセンシングのための駆動トランジスタDTのソースフォロウィング(Source Following)時間を低減することができる。
【0069】
このように、駆動トランジスタDTのソースフォロウィング(Source Following)の時間を低減すれば、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。センシング準備時間(Sensing Time)はプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)であるData[G]電圧の分だけ(すなわち、プリチャージ電圧のレベルの分だけ)縮めることができるが、プリチャージ電圧は駆動トランジスタDTのソースフォロウィング(Source Following)動作のためにセンシング用電圧(Sensing)より低く設定することが好ましい。
【0070】
以下、パネルセンシング回路部145のセンシング動作の際、特定のデータ電圧出力部から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)を特定のサブピクセルに印加するための装置の構成及びその動作に関連した部分を具体的に説明する。ただ、以下では第1実施例に比べて具体的に現れるか変更された部分を主に説明する。
【0071】
図15は本発明の第2実施例による発光表示装置を示すブロック図、図16及び図17は本発明の第2実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
【0072】
図15に示すように、データ駆動部140は、第1~第10スイッチSW1~SW10を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは、赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は他のチャネルに伝達するためのスイッチング動作を遂行することができる。
【0073】
本発明の第2実施例はデータ電圧出力部DAC[R]、DAC[W]、DAC[G]、DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総10個のスイッチSW1~SW10からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0074】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割をするので、表示パネルの駆動のための画像表示時間及び表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。第1スイッチSW1のように自分のデータチャネルを介して電圧が出力されるようにスイッチング動作するスイッチは電圧出力用スイッチに定義することができる。
【0075】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣接した赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。第2スイッチSW2のように自分のデータチャネルではない他のデータチャネルを介して電圧が出力されるようにスイッチング動作するスイッチは電圧シェア用スイッチに定義することができる。
【0076】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割をするので、表示パネルの駆動のための画像表示時間及び表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。
【0077】
第4スイッチSW4は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割をするので、表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。第4スイッチSW4のように自分のデータチャネルではないセンシングチャネルを介して電圧が出力されるようにスイッチング動作するスイッチはプリチャージ用スイッチに定義することができる。
【0078】
第5スイッチSW5は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。第5スイッチSW5は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割をするので、表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。
【0079】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。第6スイッチSW6は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割をするので、表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。
【0080】
第7スイッチSW7は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。第7スイッチSW7は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割をするので、表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。
【0081】
第8スイッチSW8は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割をするので、表示パネルの駆動のための画像表示時間及び表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。
【0082】
第9スイッチSW9は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第9スイッチ制御信号が伝達される第9スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第9スイッチSW9は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第9スイッチSW9は、互いに隣接した緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0083】
第10スイッチSW10は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第10スイッチ制御信号が伝達される第10スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第10スイッチSW10は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。第10スイッチSW10は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割をするので、表示パネルの駆動のための画像表示時間及び表示パネルのセンシングのためのセンシング時間に動作することができる。
【0084】
以下、緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を白色サブピクセルSPWのセンシング動作の際にプリチャージ電圧として用いることを一例として第2実施例の駆動方法及びそれによる装置の動作の一部を図示及び説明する。
【0085】
図16及び図17に示すように、センシング準備時間(Sensing Time)の間に第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第6スイッチ制御信号Sw6、第9スイッチ制御信号Sw9及び第10スイッチ制御信号Sw10はロジックハイ(H)で印加されることができる。
【0086】
ロジックハイ(H)の第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第6スイッチ制御信号Sw6、第9スイッチ制御信号Sw9及び第10スイッチ制御信号Sw10が印加されれば、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3、第6スイッチSW6、第9スイッチSW9及び第10スイッチSW10はターンオンになることができる。
【0087】
ここで、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び青色データ電圧出力部DAC[B]はブラックデータ電圧(0V)を出力することができ、緑色データ電圧出力部DAC[G]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力することができる。一方、白色データ電圧出力部DAC[W]は白色サブピクセルSPWをセンシングするためにセンシング用電圧(Sensing)を出力することができる。
【0088】
赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第1スイッチSW1を経て第1データチャネルDCH1を介して出力された後、第1データラインDL1に伝達されることができる。青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第10スイッチSW10を経て第4データチャネルDCH4を介して出力された後、第4データラインDL4に伝達されることができる。また、青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第9スイッチSW9を経て第3データチャネルDCH3を介して出力された後、第3データラインDL3に伝達されることができる。
【0089】
緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)はターンオンになった第6スイッチSW6を経て第1センシングチャネルSIO1を介して出力された後、第1レファレンスラインREF1に伝達されることができる。第1レファレンスラインREF1に伝達されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)は白色サブピクセルSPWのターンオンになったセンシングトランジスタSTを経てセンシングノードに印加されることができる。
【0090】
以上の動作を調べると、緑色データ電圧出力部DAC[G]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動するので、第3データラインDL3のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。これは、第3データチャネルDCH3と第4データチャネルDCH4との間に第9スイッチSW9が接続されており、そしてブラックデータ電圧(0V)の出力時間に対応してターンオンになることによる電圧シェアリングがなされるから可能である。
【0091】
反対の場合、すなわち青色データ電圧出力部DAC[B]がプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動するときにもこのように相互補完的な動作を遂行することができる。また、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]と同じスイッチ構造を有する赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]でもこのように相互補完的な動作を遂行することができる。
【0092】
その結果、緑色データ電圧出力部DAC[G]は自分の出力分であるブラックデータ電圧(0V)の代わりにプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力することができる動作条件を有することができる。一方、プリチャージ電圧(Pre-Charge)は、他の電圧と違い、一時的に印加されることができる。このために、これに関連した第6スイッチSW6を制御するための第6スイッチ制御信号Sw6が他のスイッチ信号に比べて短い時間の間にロジックハイ(H)で現れることを一例にしたが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第6スイッチSW6を制御するための第6スイッチ制御信号Sw6はプリチャージ電圧(Pre-Charge)のレベル又はこれを印加するための時間によって可変することができる。
【0093】
前述したように、第2実施例は、外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに、データ電圧出力部DAC[W]、DAC[R]、DAC[G]、DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0094】
図18は本発明の第3実施例による発光表示装置を示すブロック図、図19及び図20は本発明の第3実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
【0095】
図18に示すように、データ駆動部140は、第1~第8スイッチSW1~SW8を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは、赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0096】
本発明の第3実施例は赤色データ電圧出力部DAC[R]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総8個のスイッチSW1~SW8からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0097】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0098】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つ(特に、赤色データ電圧出力部DAC[R])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0099】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0100】
第4スイッチSW4は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0101】
第5スイッチSW5は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0102】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0103】
第7スイッチSW7は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第7スイッチSW7は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つ(特に、青色データ電圧出力部DAC[B])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0104】
第8スイッチSW8は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0105】
以下、青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を白色サブピクセルSPWのセンシング動作の際にプリチャージ電圧として用いることを一例として第3実施例の駆動方法及びそれによる装置の動作の一部を図示及び説明する。
【0106】
図19及び図20に示すように、センシング準備時間(Sensing Time)の間に第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第5スイッチ制御信号Sw5、第6スイッチ制御信号Sw6及び第7スイッチ制御信号Sw7はロジックハイ(H)で印加されることができる。
【0107】
ロジックハイ(H)の第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第5スイッチ制御信号Sw5、第6スイッチ制御信号Sw6及び第7スイッチ制御信号Sw7が印加されれば、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3、第5スイッチSW5、第6スイッチSW6及び第7スイッチSW7はターンオンになることができる。
【0108】
ここで、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]はブラックデータ電圧(0V)を出力することができ、青色データ電圧出力部DAC[B]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力することができる。一方、白色データ電圧出力部DAC[W]は白色サブピクセルSPWをセンシングするためにセンシング用電圧(Sensing)を出力することができる。
【0109】
赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第1スイッチSW1を経て第1データチャネルDCH1を介して出力された後、第1データラインDL1に伝達されることができる。緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第6スイッチSW6を経て第3データチャネルDCH3を介して出力された後、第3データラインDL3に伝達されることができる。また、緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第7スイッチSW7を経て第4データチャネルDCH4を介して出力された後、第4データラインDL4に伝達されることができる。
【0110】
青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)はターンオンになった第5スイッチSW5を経て第1センシングチャネルSIO1を介して出力された後、第1レファレンスラインREF1に伝達されることができる。第1レファレンスラインREF1に伝達されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)は白色サブピクセルSPWのターンオンになったセンシングトランジスタSTを経てセンシングノードに印加されることができる。
【0111】
以上の動作を調べると、青色データ電圧出力部DAC[B]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動するので、第4データラインDL4のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。これは、第3データチャネルDCH3と第4データチャネルDCH4との間に第7スイッチSW7が接続されており、そしてブラックデータ電圧(0V)の出力時間に対応してターンオンになることによる電圧シェアリングがなされるから可能である。
【0112】
これは、第1データチャネルDCH1と第2データチャネルDCH2との間に第2スイッチSW2が接続されている赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]でも同様である。ただ、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]では赤色データ電圧出力部DAC[R]のみプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動することができる。よって、第1データラインDL1のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う白色データ電圧出力部DAC[W]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。
【0113】
前述したように、第3実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに赤色データ電圧出力部DAC[R]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0114】
図21は本発明の第4実施例による発光表示装置を示すブロック図、図22及び図23は本発明の第4実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
【0115】
図21に示すように、データ駆動部140は、第1~第8スイッチSW1~SW8を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは、赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0116】
本発明の第4実施例は、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総8個のスイッチSW1~SW8からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0117】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0118】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つ(特に、赤色データ電圧出力部DAC[R])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0119】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0120】
第4スイッチSW4は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0121】
第5スイッチSW5は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0122】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0123】
第7スイッチSW7は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第7スイッチSW7は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、青色データ電圧出力部DAC[B])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0124】
第8スイッチSW8は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0125】
以下、緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を白色サブピクセルSPWのセンシング動作の際にプリチャージ電圧として用いることを一例として第4実施例の駆動方法及びそれによる装置の動作の一部を図示及び説明する。
【0126】
図22及び図23に示すように、センシング準備時間(Sensing Time)の間に第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第5スイッチ制御信号Sw5、第7スイッチ制御信号Sw7及び第8スイッチ制御信号Sw8はロジックハイ(H)で印加されることができる。
【0127】
ロジックハイ(H)の第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第5スイッチ制御信号Sw5、第7スイッチ制御信号Sw7及び第8スイッチ制御信号Sw8が印加されれば、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3、第5スイッチSW5、第7スイッチSW7及び第8スイッチSW8はターンオンになることができる。
【0128】
ここで、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び青色データ電圧出力部DAC[B]はブラックデータ電圧(0V)を出力することができ、緑色データ電圧出力部DAC[G]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力することができる。一方、白色データ電圧出力部DAC[W]は白色サブピクセルSPWをセンシングするためにセンシング用電圧(Sensing)を出力することができる。
【0129】
赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第1スイッチSW1を経て第1データチャネルDCH1を介して出力された後、第1データラインDL1に伝達されることができる。青色データ電圧出力部(DAC[B])から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第8スイッチSW8を経て第4データチャネルDCH4を介して出力された後、第4データラインDL4に伝達されることができる。また、青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第7スイッチSW7を経て第3データチャネルDCH3を介して出力された後、第3データラインDL3に伝達されることができる。
【0130】
緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)はターンオンになった第5スイッチSW5を経て第1センシングチャネルSIO1を介して出力された後、第1レファレンスラインREF1に伝達されることができる。第1レファレンスラインREF1に伝達されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)は白色サブピクセルSPWのターンオンになったセンシングトランジスタSTを経てセンシングノードに印加されることができる。
【0131】
以上の動作を調べると、緑色データ電圧出力部DAC[G]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動するので、第3データラインDL3のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。これは、第3データチャネルDCH3と第4データチャネルDCH4との間に第7スイッチSW7が接続されており、そしてブラックデータ電圧(0V)の出力時間に対応してターンオンになることによる電圧シェアリングがなされるから可能である。
【0132】
これは、第1データチャネルDCH1と第2データチャネルDCH2との間に第2スイッチSW2が接続されている赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]でも同様である。ただ、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]では赤色データ電圧出力部DAC[R]のみプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動することができる。よって、第1データラインDL1のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う白色データ電圧出力部DAC[W]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。
【0133】
前述したように、第4実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに赤色データ電圧出力部DAC[R]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0134】
図24は本発明の第5実施例による発光表示装置を示すブロック図、図25及び図26は本発明の第5実施例による発光表示装置のセンシング動作の一部を説明するための図である。
【0135】
図24に示すように、データ駆動部140は第1~第8スイッチSW1~SW8を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは、赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0136】
本発明の第5実施例は白色データ電圧出力部DAC[W]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総8個のスイッチSW1~SW8からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0137】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0138】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、赤色データ電圧出力部DAC[R])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0139】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0140】
第4スイッチSW4は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0141】
第5スイッチSW5は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0142】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0143】
第7スイッチSW7は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第7スイッチSW7は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つ(特に、青色データ電圧出力部DAC[B])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0144】
第8スイッチSW8は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0145】
以下、青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を白色サブピクセルSPWのセンシング動作の際にプリチャージ電圧として用いることを一例として第5実施例の駆動方法及びそれによる装置の動作の一部を図示及び説明する。
【0146】
図25及び図26に示すように、センシング準備時間(Sensing Time)の間に第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第5スイッチ制御信号Sw5、第6スイッチ制御信号Sw6及び第7スイッチ制御信号Sw7はロジックハイ(H)で印加されることができる。
【0147】
ロジックハイ(H)の第1スイッチ制御信号Sw1、第3スイッチ制御信号Sw3、第5スイッチ制御信号Sw5、第6スイッチ制御信号Sw6及び第7スイッチ制御信号Sw7が印加されれば、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3、第5スイッチSW5、第6スイッチSW6及び第7スイッチSW7はターンオンになることができる。
【0148】
ここで、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]はブラックデータ電圧(0V)を出力することができ、青色データ電圧出力部DAC[B]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力することができる。一方、白色データ電圧出力部DAC[W]は白色サブピクセルSPWをセンシングするためにセンシング用電圧(Sensing)を出力することができる。
【0149】
赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第1スイッチSW1を経て第1データチャネルDCH1を介して出力された後、第1データラインDL1に伝達されることができる。緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第6スイッチSW6を経て第3データチャネルDCH3を介して出力された後、第3データラインDL3に伝達されることができる。また、緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたブラックデータ電圧(0V)はターンオンになった第7スイッチSW7を経て第4データチャネルDCH4を介して出力された後、第4データラインDL4に伝達されることができる。
【0150】
青色データ電圧出力部DAC[B]から出力されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)はターンオンになった第5スイッチSW5を経て第1センシングチャネルSIO1を介して出力された後、第1レファレンスラインREF1に伝達されることができる。第1レファレンスラインREF1に伝達されたプリチャージ電圧(Pre-Charge)は白色サブピクセルSPWのターンオンになったセンシングトランジスタSTを経てセンシングノードに印加されることができる。
【0151】
以上の動作を調べると、青色データ電圧出力部DAC[B]はプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動するので、第4データラインDL4のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。これは、第3データチャネルDCH3と第4データチャネルDCH4との間に第7スイッチSW7が接続されており、そしてブラックデータ電圧(0V)の出力時間に対応してターンオンになることによる電圧シェアリングがなされるから可能である。
【0152】
これは、第1データチャネルDCH1と第2データチャネルDCH2との間に第2スイッチSW2が接続されている赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]でも同様である。ただ、赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]では白色データ電圧出力部DAC[W]のみプリチャージ電圧(Pre-Charge)を出力するために駆動することができる。よって、第2データラインDL2のブラックデータ電圧(0V)はこれに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力されたブラックデータ電圧(0V)に代替されることができる。
【0153】
前述したように、第5実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに白色データ電圧出力部DAC[W]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0154】
前述した実施例から分かるように、本発明は、スイッチグループSWGに含まれたスイッチの構成及び接続関係とこれらに関連した装置を制御する設定方式によって多様な例示を説明することができる。そして、この例示は前述した実施例の動作説明によって分かるので、以下ではスイッチグループSWGに含まれたスイッチの構成及び接続関係を主に説明する。
【0155】
図27は本発明の第6実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0156】
図27に示すように、データ駆動部140は、第1~第9スイッチSW1~SW9を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは、赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0157】
本発明の第6実施例はデータ電圧出力部DAC[R]、DAC[G]、DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総9個のスイッチSW1~SW9からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0158】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0159】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つ(特に、赤色データ電圧出力部DAC[R])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0160】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0161】
第4スイッチSW4は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0162】
第5スイッチSW5は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0163】
第6スイッチSW6は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0164】
第7スイッチSW7は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0165】
第8スイッチSW8は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第8スイッチSW8は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0166】
第9スイッチSW9は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第9スイッチ制御信号が伝達される第9スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第9スイッチSW9は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0167】
前述したように、第6実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに、赤色データ電圧出力部DAC[R]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0168】
図28は本発明の第7実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0169】
図28に示すように、データ駆動部140は第1~第9スイッチSW1~SW9を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0170】
本発明の第7実施例はデータ電圧出力部DAC[R]、DAC[W]、DAC[G]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総9個のスイッチSW1~SW9からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0171】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0172】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0173】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0174】
第4スイッチSW4は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0175】
第5スイッチSW5は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0176】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0177】
第7スイッチSW7は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0178】
第8スイッチSW8は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第8スイッチSW8は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(青色データ電圧出力部DAC[B])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0179】
第9スイッチSW9は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第9スイッチ制御信号が伝達される第9スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第9スイッチSW9は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0180】
前述したように、第7実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに、赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0181】
図29は本発明の第8実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0182】
図29に示すように、データ駆動部140は第1~第9スイッチSW1~SW9を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0183】
本発明の第8実施例はデータ電圧出力部DAC[R]、DAC[W]、DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総9個のスイッチSW1~SW9からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0184】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0185】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0186】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0187】
第4スイッチSW4は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0188】
第5スイッチSW5は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0189】
第6スイッチSW6は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0190】
第7スイッチSW7は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0191】
第8スイッチSW8は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第8スイッチSW8は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つ(特に、青色データ電圧出力部DAC[B])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0192】
第9スイッチSW9は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第9スイッチ制御信号が伝達される第9スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第9スイッチSW9は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0193】
前述したように、第8実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0194】
図30は本発明の第9実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0195】
図30に示すように、データ駆動部140は第1~第9スイッチSW1~SW9を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0196】
本発明の第9実施例はデータ電圧出力部DAC[W]、DAC[G]、DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総9個のスイッチSW1~SW9からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0197】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0198】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、赤色データ電圧出力部DAC[R])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0199】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0200】
第4スイッチSW4は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0201】
第5スイッチSW5は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0202】
第6スイッチSW6は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0203】
第7スイッチSW7は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0204】
第8スイッチSW8は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第8スイッチSW8は、互いに隣り合う緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0205】
第9スイッチSW9は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第9スイッチ制御信号が伝達される第9スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第9スイッチSW9は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0206】
前述したように、第9実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0207】
図31は本発明の第10実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0208】
図31に示すように、データ駆動部140は第1~第9スイッチSW1~SW9を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0209】
本発明の第10実施例はデータ電圧出力部DAC[W]、DAC[R]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総9個のスイッチSW1~SW9からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0210】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0211】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達するか緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに離隔している赤色データ電圧出力部DAC[R]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]の一つ(特に、赤色データ電圧出力部DAC[R])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0212】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0213】
第4スイッチSW4は、第2データチャネルDCH2に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達するか緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第4スイッチSW4は、互いに離隔している白色データ電圧出力部DAC[W]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(特に、緑色データ電圧出力部DAC[G])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0214】
第5スイッチSW5は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0215】
第6スイッチSW6は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0216】
第7スイッチSW7は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0217】
第8スイッチSW8は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0218】
第9スイッチSW9は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第9スイッチ制御信号が伝達される第9スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第9スイッチSW9は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0219】
前述したように、第10実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに白色データ電圧出力部DAC[W]及び赤色データ電圧出力部DAC[R]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0220】
図32は本発明の第11実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0221】
図32に示すように、データ駆動部140は第1~第8スイッチSW1~SW8を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0222】
本発明の第11実施例はデータ電圧出力部DAC[W]、DAC[G]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総8個のスイッチSW1~SW8からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0223】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0224】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第2データチャネルDCH2に伝達するか白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに隣り合う赤色データ電圧出力部DAC[R]及び白色データ電圧出力部DAC[W]の一つ(特に、白色データ電圧出力部DAC[W])がプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つ(赤色データ電圧出力部DAC[R])がブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0225】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0226】
第4スイッチSW4は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力される電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0227】
第5スイッチSW5は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0228】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0229】
第7スイッチSW7は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0230】
第8スイッチSW8は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0231】
前述したように、第11実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに白色データ電圧出力部DAC[W]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0232】
図33は本発明の第12実施例による発光表示装置を示すブロック図である。
【0233】
図33に示すように、データ駆動部140は第1~第8スイッチSW1~SW8を含むスイッチグループSWGを含むことができる。スイッチグループSWGは赤色データ電圧出力部DAC[R]、白色データ電圧出力部DAC[W]、緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧を自分のチャネル又は隣接した他のチャネルに伝達する役割を果たすことができる。
【0234】
本発明の第12実施例はデータ電圧出力部DAC[G]、DAC[B]の一つから出力されたプリチャージ電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達するので、総8個のスイッチSW1~SW8からスイッチグループSWGが構成されることができる。
【0235】
第1スイッチSW1は、赤色データ電圧出力部DAC[R]の出力端に第1電極が連結され、第1データチャネルDCH1に第2電極が連結され、第1スイッチ制御信号が伝達される第1スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第1スイッチSW1は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力された電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。
【0236】
第2スイッチSW2は、第1データチャネルDCH1に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第2スイッチ制御信号が伝達される第2スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第2スイッチSW2は赤色データ電圧出力部DAC[R]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達するか緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第1データチャネルDCH1に伝達する役割を果たすことができる。すなわち、第2スイッチSW2は、互いに離隔している赤色データ電圧出力部DAC[R]及び緑色データ電圧出力部DAC[G]の一つがプリチャージ電圧を出力するために駆動するとき、他の一つがブラックデータ電圧又はセンシング用電圧をその代わりに印加することができるように電圧シェアリングを助ける役割を果たすことができる。
【0237】
第3スイッチSW3は、白色データ電圧出力部DAC[W]の出力端に第1電極が連結され、第2データチャネルDCH2に第2電極が連結され、第3スイッチ制御信号が伝達される第3スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第3スイッチSW3は白色データ電圧出力部DAC[W]から出力された電圧を第2データチャネルDCH2に伝達する役割を果たすことができる。
【0238】
第4スイッチSW4は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第4スイッチ制御信号が伝達される第4スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第4スイッチSW4は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0239】
第5スイッチSW5は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第1センシングチャネルSIO1に第2電極が連結され、第5スイッチ制御信号が伝達される第5スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第5スイッチSW5は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第1センシングチャネルSIO1に伝達する役割を果たすことができる。
【0240】
第6スイッチSW6は、緑色データ電圧出力部DAC[G]の出力端に第1電極が連結され、第3データチャネルDCH3に第2電極が連結され、第6スイッチ制御信号が伝達される第6スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第6スイッチSW6は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0241】
第7スイッチSW7は、第3データチャネルDCH3に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第7スイッチ制御信号が伝達される第7スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第7スイッチSW7は緑色データ電圧出力部DAC[G]から出力される電圧を第4データチャネルDCH4に伝達するか青色データ電圧出力部DAC[B]から出力される電圧を第3データチャネルDCH3に伝達する役割を果たすことができる。
【0242】
第8スイッチSW8は、青色データ電圧出力部DAC[B]の出力端に第1電極が連結され、第4データチャネルDCH4に第2電極が連結され、第8スイッチ制御信号が伝達される第8スイッチ制御ラインに制御電極が連結されることができる。第8スイッチSW8は青色データ電圧出力部DAC[B]から出力された電圧を第4データチャネルDCH4に伝達する役割を果たすことができる。
【0243】
前述したように、第12実施例も外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりに緑色データ電圧出力部DAC[G]及び青色データ電圧出力部DAC[B]の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧(Pre-Charge Voltage)として使うことができる。その結果、サブピクセルをセンシングするためのセンシング準備時間(Sensing Time)を縮めることができる。
【0244】
以下、前述した第1~第12実施例の具現の際、センシング準備時間を縮めることができる方案に係る実施例を説明する。
【0245】
図34は本発明の第13実施例による発光表示装置を示すブロック図、図35及び図36はプリチャージ電圧の設定に関連した部分を説明するための例示図である。
【0246】
図34図36に示すように、センシング準備時間(Sensing Time)を決定して制御するロジック回路部STDLを含むことができる。ロジック回路部STDLはタイミング制御部などのようにロジック回路を内蔵した回路に統合されることができる。
【0247】
ロジック回路部STDLは、駆動時間(Driving Time)、ストレス情報(Stress Info)、プリチャージ電圧値(Pre-Charge Value)及びしきい電圧値(Vth Value)に基づいてセンシング準備時間(Sensing Time)の間に遂行される各種の装置の制御条件を可変することができるセンシング準備時間可変値(△Sensing Time)を備えることができる。
【0248】
装置の制御条件は、白色データ電圧Data[W]、赤色データ電圧Data[R]、緑色データ電圧Data[G]及び青色データ電圧Data[B]を出力するデータ電圧出力部の制御条件、サンプリング回路部SAMを制御するためのサンプリング信号Samの制御条件、スイッチグループを制御するためのスイッチ制御信号Swcの制御条件などを含むことができる。
【0249】
駆動時間(Driving Time)は表示パネル全体の駆動時間又はサブピクセル単位駆動時間に定義することができる。ストレス情報(Stress Info)は装置の駆動の際に引き起こされることができるストレス情報であり、表示パネル、データ駆動部、スキャン駆動部及び電源供給部の少なくとも一つが受けることができるストレスを含むことができる。
【0250】
プリチャージ電圧値(Pre-Charge Value)は、表示パネル全体に印加されたプリチャージ電圧の平均値、サブピクセル単位で印加されたプリチャージ電圧の個別値、以前に使用されたプリチャージ電圧値、現在使われているプリチャージ電圧値などを含むことができる。しきい電圧値(Vth Value)はサブピクセルに含まれた駆動トランジスタの以前しきい電圧値及び現在しきい電圧値と有機発光ダイオードの以前しきい電圧値及び現在しきい電圧値などを含むことができる。
【0251】
第1例として、プリチャージ電圧値(Pre-Charge Value)はルックアップテーブル(Pre Charge Ref LUT)から出力されたレファレンス電圧(Reference Voltage)に基づいて設定されるか可変されることができる。ルックアップテーブル(Pre Charge Ref LUT)のデータは駆動時間(Driving Time)及びストレス情報(Stress Info)に基づいて備えられることができる。
【0252】
駆動時間(Driving Time)は表示パネルの駆動時間をカウントすることができるカウンター(Counter)によって備えられることができ、ストレス情報(Stress Info)は表示パネルに印加された累積データ信号(累積Data)によって備えられることができるが、これに限定されない。
【0253】
第2例として、プリチャージ電圧値(Pre-Charge Value)はサブピクセルに含まれた素子の使用頻度によるしきい電圧(Vth)の変化値に基づいて備えられることもできる。プリチャージ電圧値(Pre-Charge Value)は素子の使用頻度によるしきい電圧(Vth)の変化によって異なる電圧レベルを有するように変わることができる。素子使用頻度によるしきい電圧(Vth)の変化値は実験値又はシミュレーション値に基づくことができる。
【0254】
前述した方式に従えば、発光表示装置の駆動の際に考慮することができる多様な情報に基づいて各種装置の制御条件を可変(特に、プリチャージ電圧の可変)することができるので、表示パネルのセンシング時間はもちろんのこと、補償時間の短縮を期待することができる。
【0255】
以上のように、本発明は、外部電圧源又は内部電圧源から印加された基準電圧の代わりにデータ電圧出力部の一つから出力された電圧をプリチャージ電圧として活用し、センシングの際に遂行されるソースフォロウィング時間を縮めることができる効果がある。また、本発明は、センシングの際に遂行されるソースフォロウィング時間の低減によって表示パネルのセンシング時間はもちろんのこと、補償時間の短縮を期待することができる効果がある。また、本発明は、表示装置の駆動の際に考慮することができる多様な情報に基づいて各種装置の制御条件を可変(特に、プリチャージ電圧の可変)することができる効果がある。
【符号の説明】
【0256】
120 タイミング制御部
130 スキャン駆動部
140 データ駆動部
150 表示パネル
141 パネル駆動回路部
145 パネルセンシング回路部
SWG スイッチグループ
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図2
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