(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022105812
(43)【公開日】2022-07-15
(54)【発明の名称】間接照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/02 20060101AFI20220708BHJP
F21S 8/00 20060101ALI20220708BHJP
F21V 21/00 20060101ALI20220708BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220708BHJP
【FI】
F21S8/02 420
F21S8/00 100
F21S8/02 410
F21V21/00 100
F21V21/00 300
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021000379
(22)【出願日】2021-01-05
(71)【出願人】
【識別番号】000131120
【氏名又は名称】株式会社サンレール
(74)【代理人】
【識別番号】100154014
【弁理士】
【氏名又は名称】正木 裕士
(74)【代理人】
【識別番号】100154520
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 祐子
(72)【発明者】
【氏名】広瀬 宣雄
(72)【発明者】
【氏名】加藤 文雄
(57)【要約】
【課題】間接照明を簡単容易に施工することができる間接照明装置を提供する。
【解決手段】金属や樹脂成型型材からなる間接照明装置本体10と、
間接照明装置本体10に設けられてなると共に、所定箇所に光を照射するテープ状に形成されたLED照明器具である光源部13を収納可能な収納部11と、を有し、
間接照明装置本体10を壁面Hに取り付けるにあたっては、該間接照明装置本体10の左側部10bを、固定具B1を用いて壁面Hに固定してなる。そして、間接照明装置本体10には、塵除け用の透明又は半透明からなる防塵パネル12が設けられている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属や樹脂成型型材からなる間接照明装置本体と、
前記間接照明装置本体に設けられてなると共に、所定箇所に光を照射する光源部を収納可能な収納部と、を有し、
前記間接照明装置本体を壁面に取り付けるにあたっては、該間接照明装置本体の一側部を、固定具を用いて壁面に固定してなる間接照明装置。
【請求項2】
金属や樹脂成型型材からなる間接照明装置本体と、
前記間接照明装置本体に設けられてなると共に、所定箇所に光を照射する光源部を収納可能な収納部と、を有し、
前記間接照明装置本体を壁面に取り付けるにあたっては、該間接照明装置本体の一側部を、壁面に固定されている取付部材に係止してなる間接照明装置。
【請求項3】
前記収納部は、凹状に形成され、前記間接照明装置本体内の任意の位置に固定されてなる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項4】
前記間接照明装置本体内には、所定箇所に嵌合受け部が取付固定され、
前記収納部には、前記嵌合受け部にスライド嵌合可能な嵌合部が設けられてなり、
前記嵌合部が前記嵌合受け部にスライド嵌合すると、前記収納部は、前記嵌合受け部を基点として任意の角度に傾動可能となる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項5】
前記間接照明装置本体内には、所定箇所に複数の係止片が取付固定され、
前記収納部には、前記係止片に係止可能な係止爪が設けられてなり、
前記係止爪が前記複数の係止片の何れかに係止することによって、前記収納部は、任意の角度に調整されてなる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項6】
前記収納部には、ビスが捻じ込み可能な突片が設けられ、
前記突片に捻じ込まれる前記ビスの捻じ込み深さによって、前記収納部は、任意の角度に調整されてなる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項7】
前記収納部の両側面には、突片が設けられ、
前記間接照明装置本体には、前記収納部の両側面に設けられた突片が噛み合うことが可能な複数の凹凸部が形成された一対の支持片が設けられてなり、
前記収納部は、前記複数の凹凸部に対する前記突片の噛み合い位置を変更することにより任意の角度に調整されてなる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項8】
前記収納部の一側面には、被係合部が設けられると共に、他側面には、複数の凹凸部が設けられ、
前記間接照明装置本体には、前記被係合部に係合可能な係合部が設けられると共に、前記複数の凹凸部のうち何れか一つの凹部に噛み合うことが可能な噛合部が設けられてなる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項9】
前記収納部の一側面には、複数の凹凸部が設けられ、
前記間接照明装置本体には、前記複数の凹凸部のうち何れか一つの凹部に噛み合うことが可能な噛合部が設けられ、
前記収納部は、前記噛合部に対する前記複数の凹凸部の噛み合い位置を変更することにより任意の角度に調整されてなる請求項1又は2に記載の間接照明装置。
【請求項10】
前記取付部材には、複数の凸部が設けられ、
前記間接照明装置本体の一側面には、前記複数の凸部に噛み合うことが可能な複数の凹凸部が設けられることよって、前記間接照明装置本体は、前記取付部材に回転可能に係止されてなる請求項2に記載の間接照明装置。
【請求項11】
前記光源部は、テープ状に形成されたLED照明器具である請求項1~10の何れか1項に記載の間接照明装置。
【請求項12】
前記間接照明装置本体には、塵除け用の透明又は半透明からなる防塵パネルが設けられてなる請求項1~11の何れか1項に記載の間接照明装置。
【請求項13】
前記間接照明装置本体には、複数箇所にスリットが設けられてなる請求項1~12の何れか1項に記載の間接照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、間接照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
住居をはじめとする建築物では、天井や壁面に光を反射させ、その反射光で周囲を照らす間接照明が用いられることがある(例えば、特許文献1参照)。間接照明を用いることで、天井や壁面に奥行きが出て、室内を広く見せることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来、上記のような間接照明を設置するにあたっては、躯体及び仕上げ材で箱型形状に仕上げてそこに照明器具を設置する工法が主流で大工仕事による工作物として制作されていた。そのため、一度造作すれば、改修等の工事が大掛かりとなり、多大な費用と工期が発生するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、間接照明を簡単容易に施工することができる間接照明装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、あくまで、後述する実施形態の参照符号を付したものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
請求項1の発明によれば、金属や樹脂成型型材からなる間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)と、
前記間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)に設けられてなると共に、所定箇所に光を照射する光源部(13)を収納可能な収納部(11,11B,11C,11F,11H,11I,11M,第2収納部11L)と、を有し、
前記間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)を壁面(H)に取り付けるにあたっては、該間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)の一側部(左側部10b,10Fb,10Hb,10Lb,10Mb)を、固定具(B1)を用いて壁面(H)に固定してなることを特徴としている。
【0008】
一方、請求項2の発明によれば、金属や樹脂成型型材からなる間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)と、
前記間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)に設けられてなると共に、所定箇所に光を照射する光源部(13)を収納可能な収納部(11,11J,11K,11N,11P,第1収納部11R1,第2収納部11R2)と、を有し、
前記間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)を壁面(H)に取り付けるにあたっては、該間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)の一側部(左側部10Ab,10Nb,10Ob,10Pb,10Qb,10Rc)を、壁面(H)に固定されている取付部材(2)に係止してなることを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記収納部(11,11B,11C)は、凹状に形成され、前記間接照明装置本体(10,10A)内の任意の位置に固定されてなることを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記間接照明装置本体(10F,10G)内には、所定箇所に嵌合受け部(10Ff)が取付固定され、
前記収納部(11F)には、前記嵌合受け部(10Ff)にスライド嵌合可能な嵌合部(11Fa)が設けられてなり、
前記嵌合部(11Fa)が前記嵌合受け部(10Ff)にスライド嵌合すると、前記収納部(11F)は、前記嵌合受け部(10Ff)を基点として任意の角度に傾動可能となることを特徴としている。
【0011】
請求項5の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記間接照明装置本体(10H)内には、所定箇所に複数の係止片(第1係止片10Hb1,第2係止片10Hb2,第3係止片10Hb3,第4係止片10Hb4)が取付固定され、
前記収納部(11H,11I)には、前記係止片(第1係止片10Hb1,第2係止片10Hb2,第3係止片10Hb3,第4係止片10Hb4)に係止可能な係止爪(第1係止爪11Ha,第2係止爪11Hb)が設けられてなり、
前記係止爪(第1係止爪11Ha,第2係止爪11Hb)が前記複数の係止片(第1係止片10Hb1,第2係止片10Hb2,第3係止片10Hb3,第4係止片10Hb4)の何れかに係止することによって、前記収納部(11H,11I)は、任意の角度に調整されてなることを特徴としている。
【0012】
請求項6の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記収納部(11J)には、ビス(N)が捻じ込み可能な突片(11Jb)が設けられ、
前記突片(11Jb)に捻じ込まれる前記ビス(N)の捻じ込み深さによって、前記収納部(11J)は、任意の角度に調整されてなることを特徴としている。
【0013】
請求項7の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記収納部(11K)の両側面には、突片(左突片11Kb,右突片11Kc)が設けられ、
前記間接照明装置本体(10K)には、前記収納部(11K)の両側面に設けられた突片(左突片11Kb,右突片11Kc)が噛み合うことが可能な複数の凹凸部(10Ka1,10Kb1)が形成された一対の支持片(左支持片10Ka,右支持片10Kb)が設けられてなり、
前記収納部(11K)は、前記複数の凹凸部(10Ka1,10Kb1)に対する前記突片(左突片11Kb,右突片11Kc)の噛み合い位置を変更することにより任意の角度に調整されてなることを特徴としている。
【0014】
請求項8の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記収納部(第2収納部11L)の一側面には、被係合部(11La2)が設けられると共に、他側面には、複数の凹凸部(11Ld1)が設けられ、
前記間接照明装置本体(10L)には、前記被係合部(11La2)に係合可能な係合部(10Ld)が設けられると共に、前記複数の凹凸部(11Ld1)のうち何れか一つの凹部に噛み合うことが可能な噛合部(10Lc1)が設けられてなることを特徴としている。
【0015】
請求項9の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の間接照明装置において、前記収納部(第2収納部11M)の一側面には、複数の凹凸部(11Ma2)が設けられ、
前記間接照明装置本体(10M)には、前記複数の凹凸部(11Ma2)のうち何れか一つの凹部に噛み合うことが可能な噛合部(10Md)が設けられ、
前記収納部(第2収納部11M)は、前記噛合部(10Md)に対する前記複数の凹凸部(11Ma2)の噛み合い位置を変更することにより任意の角度に調整されてなることを特徴としている。
【0016】
請求項10の発明によれば、上記請求項2に記載の間接照明装置において、前記取付部材(2N)には、複数の凸部(2Na1)が設けられ、
前記間接照明装置本体(10N,10O,10P,10Q,10R)の一側面には、前記複数の凸部(2Na1)に噛み合うことが可能な複数の凹凸部(10Nb1,10Pb1,10Rc1)が設けられることよって、前記間接照明装置本体(10N,10O,10P,10Q,10R)は、前記取付部材(2N)に回転可能に係止されてなることを特徴としている。
【0017】
請求項11の発明によれば、上記請求項1~10の何れか1項に記載の間接照明装置において、前記光源部(13)は、テープ状に形成されたLED照明器具であることを特徴としている。
【0018】
請求項12の発明によれば、上記請求項1~11の何れか1項に記載の間接照明装置において、前記間接照明装置本体(10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R)には、塵除け用の透明又は半透明からなる防塵パネル(12)が設けられてなることを特徴としている。
【0019】
請求項13の発明によれば、上記請求項1~12の何れか1項に記載の間接照明装置において、前記間接照明装置本体(10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R)には、複数箇所にスリット(SR)が設けられてなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0020】
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、あくまで、後述する実施形態の参照符号を付したものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0021】
請求項1に係る発明によれば、間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)は、金属や樹脂成型型材にて形成されているから、軽量化することができ、さらに、間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)を壁面(H)に取り付けるにあたっては、間接照明装置本体(10,10F,10G,10H,10L,10M)の一側部(左側部10b,10Fb,10Hb,10Lb,10Mb)を、固定具(B1)を用いて壁面(H)に固定するだけである。これにより、専門業者に依頼せず一般個人であっても、間接照明を簡単容易に施工することができる。
【0022】
また、請求項2に係る発明によれば、間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)は、金属や樹脂成型型材にて形成されているから、軽量化することができ、さらに、間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)を壁面(H)に取り付けるにあたっては、間接照明装置本体(10A,10J,10K,10N,10O,10P,10Q,10R)の一側部(左側部10Ab,10Nb,10Ob,10Pb,10Qb,10Rc)を、壁面(H)に固定されている取付部材(2)に係止するだけである。これにより、専門業者に依頼せず一般個人であっても、間接照明を簡単容易に施工することができる。
【0023】
請求項3の発明によれば、収納部(11,11B,11C)は、凹状に形成され、間接照明装置本体(10,10A)内の任意の位置に固定されているから、収納部(11,11B,11C)の位置を様々用意することが可能となり、もって、消費者に光の照射範囲や明るさを好みに合わせて選択させることができる。
【0024】
請求項4の発明によれば、収納部(11F)は、嵌合部(11Fa)が嵌合受け部(10Ff)にスライド嵌合すると、記嵌合受け部(10Ff)を基点として任意の角度に傾動可能となるから、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0025】
請求項5の発明によれば、収納部(11H,11I)は、係止爪(第1係止爪11Ha,第2係止爪11Hb)が複数の係止片(第1係止片10Hb1,第2係止片10Hb2,第3係止片10Hb3,第4係止片10Hb4)の何れかに係止することによって、任意の角度に調整されているから、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0026】
請求項6の発明によれば、突片(11Jb)に捻じ込まれるビス(N)の捻じ込み深さによって、収納部(11J)は、任意の角度に調整されているから、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0027】
請求項7の発明によれば、収納部(11K)は、複数の凹凸部(10Ka1,10Kb1)に対する突片(左突片11Kb,右突片11Kc)の噛み合い位置を変更することにより任意の角度に調整されているから、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0028】
請求項8の発明によれば、間接照明装置本体(10L)の係合部(10Ld)に被係合部(11La2)を係合させ、間接照明装置本体(10L)の噛合部(10Lc1)を複数の凹凸部(11Ld1)のうち何れか一つの凹部に噛合わせることにより、収納部(第2収納部11L)の角度位置を任意に決定して間接照明装置本体(10L)に取り付けることが可能となる。これにより、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0029】
請求項9の発明によれば、収納部(第2収納部11M)は、噛合部(10Md)に対する複数の凹凸部(11Ma2)の噛み合い位置を変更することにより任意の角度に調整されているから、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0030】
請求項10の発明によれば、間接照明装置本体(10N,10O,10P,10Q,10R)は、取付部材(2N)に回転可能に係止されているから、間接照明装置本体(10N,10O,10P,10Q,10R)を回転させることにより、照明角度・照明範囲を調整することができる。これにより、間接照明装置を設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できることとなり、もって、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。
【0031】
請求項11の発明によれば、光源部(13)は、テープ状に形成されたLED照明器具であるから、発熱しないため、防塵パネル(12)を設けることが可能となる。
【0032】
請求項12の発明によれば、間接照明装置本体(10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R)には、塵除け用の透明又は半透明からなる防塵パネル(12)が設けられているから、室内(R)に存する塵が光源部(13)に積もって、光の照射を遮ってしまう事態を低減させることができる。
【0033】
請求項13の発明によれば、間接照明装置本体(10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R)には、複数箇所にスリット(SR)が設けられているから、間接照明装置本体(10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R)を壁面(H)に取り付けることにより発生する間接照明装置本体(10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R)の影を無くすことができる。これにより、意匠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】(a)は本発明の第1実施形態に係る間接照明装置を室内に取り付けた状態を示す斜視図、(b)は室内に取り付けた間接照明装置の一部を拡大した状態を示す斜視図である。
【
図2】(a)は本発明の第1実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面、(b)は本発明の第2実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面である。
【
図3】(a)は本発明の第3実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面、(b)は本発明の第4実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面である。
【
図4】(a)は本発明の第5実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面、(b)は本発明の第6実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面である。
【
図5】(a)~(c)は本発明の第7実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る収納部を傾動させている状態を示している。
【
図6】(a)~(c)は本発明の第8実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る収納部を傾動させている状態を示している。
【
図7】(a)~(b)は本発明の第9実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る収納部を傾動させている状態を示している。
【
図8】(a)~(b)は本発明の第9実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る収納部を
図7に示す状態からさらに傾動させている状態を示している。
【
図9】(a)~(b)は本発明の第10実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る収納部を傾動させている状態を示している。
【
図10】(a)~(b)は本発明の第10実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る収納部を
図9に示す状態からさらに傾動させている状態を示している。
【
図11】(a)は本発明の第11実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図、(b)~(c)は同実施形態に係る収納部を傾動させる方法を説明するための説明図である。
【
図12】(a)は本発明の第12実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図、(b)~(c)は同実施形態に係る収納部を傾動させる方法を説明するための説明図である。
【
図13】(a)~(c)は本発明の第13実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る第2収納部を、角度を変えて固定している状態を示している。
【
図14】(a)~(c)は本発明の第14実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る第2収納部を傾動させている状態を示している。
【
図15】(a)~(c)は本発明の第15実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る間接照明装置本体を回転させている状態を示している。
【
図16】(a)~(c)は本発明の第16実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る間接照明装置本体を回転させている状態を示している。
【
図17】(a)~(c)は本発明の第17実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る間接照明装置本体を回転させている状態を示している。
【
図18】(a)~(c)は本発明の第18実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る間接照明装置本体を回転させている状態を示している。
【
図19】(a)~(c)は本発明の第19実施形態に係る間接照明装置を壁面に取り付けている状態を示す縦断面図であり、同実施形態に係る間接照明装置本体を回転させている状態を示している。
【
図20】本発明の第1実施形態~第19実施形態に係る間接照明装置本体に複数のスリットを設けた場合を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
<第1実施形態の説明>
以下、本発明に係る間接照明装置の第1実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
【0036】
本実施形態に係る間接照明装置1は、例えば、
図1に示すように、室内Rの壁面H上部の周方向に取り付けられるものである。このような間接照明装置1は、金属(例えば、アルミニウム)や樹脂成型型材にて形成されてなるもので、
図2(a)に示すように、間接照明装置本体10と、収納部11と、で一体的に構成されている。間接照明装置本体10は、
図2(a)に示すように、有底で上面が開放された断面視略矩形状からなる。より詳しく説明すると、間接照明装置本体10は、
図2(a)に示すように、略直線状の底部10aと、底部10aの左端部10a1より鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部10bと、底部10aの右端部10a2より鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている右側部10cとで、主に構成されている。これにより、
図2(a)に示すように、間接照明装置本体10の内部には空洞Kが形成されることとなる。なお、底部10aと、左側部10bと、右側部10cとは一体的に形成されている。
【0037】
またさらに、
図2(a)に示すように、間接照明装置本体10の左側部10bは、右側部10cよりも上方向に突出しており、この右側部10cよりも突出した突出部10b1には、固定ネジ又はアンカー金物からなる固定具B1が捻じ込まれている。そして、この固定具B1は、
図2(a)に示すように、壁面Hに捻じ込まれ、壁面Hの背面側に設けられているボード下地Sに固定されることとなる。これにより、間接照明装置本体10は、
図1に示すように、室内Rの壁面H上部に取り付けられることとなる。
【0038】
また一方、
図2(a)に示すように、間接照明装置本体10の左側部10bには、上部側に、右方向に突出して階段状に形成されている左載置片10dが一体的に突出して設けられている。そしてさらに、
図2(a)に示すように、間接照明装置本体10の右側部10cには、上部側に、左方向に突出して階段状に形成されている右載置片10eが一体的に突出して設けられている。しかして、このような左載置片10dと、右載置片10eとは、略同じ高さに形成されており、
図2(a)に示すように、断面視矩形状の防塵パネル12が載置できるようになっている。この防塵パネル12は、透明又は半透明からなる樹脂パネルで形成されているもので、室内Rに存する塵除けの役割を果たすものである。これにより、室内Rに存する塵が空洞K内に侵入してくる事態を低減させることができる。
【0039】
収納部11は、
図2(a)に示すように、断面視凹状に形成されており、防塵パネル12の下部に位置するように配置されている。より詳しく説明すると、収納部11は、
図2(a)に示すように、略直線状の底部11aと、底部11aの左端部11a1より鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部11bと、底部11aの右端部11a2より鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている右側部11cとで構成されている。そして、この右側部11cの上部11c1と、右載置片10eの先端部10e1とが一体的に設けられている。これにより、間接照明装置本体10と、収納部11とが一体的に構成されるようになっている。
【0040】
ところで、このように形成される収納部11内には、所定箇所に光を照射する光源部13が収納されている。この光源部13は、フレキシブル基板に複数のLEDチップが実装されたテープ状のLED照明器具からなるもので、このテープ状のLED照明器具のフレキシブル基板には、AC/DCアダプタ(図示せず)を備えた電源コード(図示せず)が電気的に接続されている。これにより、光源部13には、AC/DCアダプタを介して商用電源(交流電源)から変換された直流電源が供給されることとなる。なお、AC/DCアダプタ(図示せず)を備えた電源コード(図示せず)は、間接照明装置本体10内に収納されるようになっている。これにより、AC/DCアダプタ(図示せず)を備えた電源コード(図示せず)が外部から視認できなくなるから、意匠性を向上させることができる。
【0041】
かくして、このように収納部11内に収納された光源部13が所定箇所に光を照射すると、下方向の光は、収納部11の底部11aに遮られ、左方向の光は、収納部11の左側部11bに遮られ、右方向の光は、収納部11の右側部11cに遮られることとなる。それゆえ、収納部11内に収納された光源部13は、上方向にのみ光を照射することとなる。これにより、
図1に示すように、室内Rの壁面H上部に取り付けられた間接照明装置本体10の上部から、光Yが照射されることとなり、もって、間接照明装置1は、間接照明の役割を担うことができる。なお、収納部11の上部に設けられている防塵パネル12は、透明又は半透明からなるから、光源部13より照射された光を透過することとなる。また、光源部13が収納されている収納部11は、防塵パネル12の下部に設けられているから、室内Rに存する塵が光源部13に積もって、光の照射を遮ってしまう事態を低減させることができる。
【0042】
しかして、以上説明した本実施形態によれば、間接照明装置1は、金属(例えば、アルミニウム)や樹脂成型型材にて形成されているから、軽量化することができ、さらに、間接照明装置1を壁面Hに取り付けるにあたっては、間接照明装置本体10の左側部10bを固定具B1によって、壁面Hに固定するだけであるから、専門業者に依頼せず一般個人でも、間接照明を簡単容易に施工することができる。また、間接照明装置1を壁面Hに取り付けるにあたっては、間接照明装置本体10の左側部10bを固定具B1によって、壁面Hに固定するだけであるから、壁面Hに取り付ける高さを自由に設定することができる。さらに、施工が簡単容易であるから、低コストで間接照明装置1を市場に供給することができる。
【0043】
<第2実施形態の説明>
次に、本発明に係る間接照明装置の第2実施形態を、
図2(b)を参照して説明することとする。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0044】
第2実施形態と第1実施形態との相違は、間接照明装置1Aを、壁面Hに取り付ける方法が異なるだけである。すなわち、
図2(b)に示すように、壁面Hに間接照明装置1Aを取り付けるにあたっては、まず、壁面Hに取付部材2が取り付け固定されることとなる。この取付部材2は、金属(例えば、アルミニウム)や樹脂成型型材にて形成されてなるもので、
図2(b)に示すように、鉛直方向に略直線状に形成されている取付部材本体2aを備えている。この取付部材本体2aの上面2a1側には、フック状の第1鉤部2bが一体的に設けられ、さらに、取付部材本体2aの下面には、フック状の第2鉤部2cが一体的に設けられている。しかして、このように形成される取付部材2を壁面Hに取り付け固定するにあたっては、第1鉤部2bと第2鉤部2cとの間に位置する取付部材本体2aに固定具B1が捻じ込まれる。そして、この固定具B1は、
図2(b)に示すように、壁面Hに捻じ込まれ、壁面Hの背面側に設けられているボード下地Sに固定されることとなる。さらに、取付部材本体2aの上面2a1側には、取付部材2が壁面Hより外れてしまうことを防止するビスB2が捻じ込まれ、このビスB2が壁面Hに固定されることとなる。これにより、取付部材2は、壁面Hに取り付け固定されることとなる。
【0045】
次いで、取付部材2に間接照明装置1Aを取り付けるにあたっては、間接照明装置本体10Aの左側部10Abの上面10Ab1に逆フック状の第1鉤部10Ab1aを一体的に設け、間接照明装置本体10Aの左側部10Abの下面10Ab2側に逆フック状の第2鉤部10Ab2aを一体的に設けるようにする。これにより、間接照明装置本体10Aの第1鉤部10Ab1aが、取付部材2の第1鉤部2bに係止され、間接照明装置本体10Aの第2鉤部10Ab2aが、取付部材2の第2鉤部2cに係止されることとなり、もって、間接照明装置1Aを壁面Hに取り付けることができる。
【0046】
しかして、このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0047】
<第3実施形態の説明>
次に、本発明に係る間接照明装置の第3実施形態を、
図3(a)を参照して説明することとする。なお、第1~第2実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0048】
第3実施形態と第1実施形態との相違は、収納部11が設けられている位置が相違するだけである。すなわち、
図3(a)に示す間接照明装置1Bの収納部11Bは、逆L字状に形成されており、間接照明装置本体10の底部10aより一体的に突出して設けられている、鉛直方向に略直線状に形成されている左側部11Baと、左側部11Baと直交する方向に左側部11Baと一体的に設けられている上部11Bbとで構成されている。しかして、このように構成される収納部11B内には、
図3(a)に示すように、光源部13が収納されることとなる。これにより、光源部13より照射された光は、収納部11Bの左側部11Ba及び上部11Bb、並びに、間接照明装置本体10の底部10a及び右側部10cによって遮られることとなるから、結局のところ、防塵パネル12を透過した光Yのみが外部に放射されることとなる。
【0049】
しかして、このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、間接照明装置1Bは、第1実施形態に示す間接照明装置1とは、収納部11Bが設けられている位置が異なることから、第1実施形態に示す間接照明装置1とは、光の照射範囲や明るさが異なるものとなる。
【0050】
<第4実施形態の説明>
次に、本発明に係る間接照明装置の第4実施形態を、
図3(b)を参照して説明することとする。なお、第1~第3実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0051】
第4実施形態と第1実施形態との相違は、収納部11が設けられている位置が相違するだけである。すなわち、
図3(b)に示す間接照明装置1Cの収納部11Cは、間接照明装置本体10の底部10aより一体的に突出して設けられている、鉛直方向に略直線状に形成されている左側部11Caと、左側部11Caより一定間隔をあけて、間接照明装置本体10の底部10aより一体的に突出して設けられている、鉛直方向に略直線状に形成されている右側部11Cbとで構成されている。しかして、このように構成される収納部11C内には、
図3(b)に示すように、光源部13が収納されることとなる。これにより、光源部13より照射された光は、収納部11Cの左側部11Ca及び右側部11Cb、並びに、間接照明装置本体10の底部10a、左側部10b及び右側部10cによって遮られることとなるから、結局のところ、防塵パネル12を透過した光Yのみが外部に放射されることとなる。
【0052】
しかして、このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、間接照明装置1Cは、第1実施形態に示す間接照明装置1及び第3実施形態に示す間接照明装置1Bとは、収納部11Cが設けられている位置が異なることから、第1実施形態に示す間接照明装置1と第3実施形態に示す間接照明装置1Bとは、光の照射範囲や明るさが異なるものとなる。
【0053】
<第5実施形態の説明>
次に、本発明に係る間接照明装置の第5実施形態を、
図4(a)を参照して説明することとする。なお、第1~第4実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0054】
第5実施形態と第1実施形態との相違は、収納部11が設けられている位置が相違するだけである。すなわち、
図4(a)に示す間接照明装置1Dの収納部11は、右側部11cの下面と底部11aの右端部が、間接照明装置本体10の底部10aと一体的に設けられることにより、右斜め上向きに傾斜して、間接照明装置本体10の底部10aに設けられるようになっている。しかして、このように右斜め上向きに傾斜して、間接照明装置本体10の底部10aに設けられた収納部11内には、
図4(a)に示すように、光源部13が収納されることとなる。これにより、光源部13より照射された光は、収納部11の底部11a、左側部11b及び右側部11c、並びに、間接照明装置本体10の右側部10cによって遮られることとなるから、結局のところ、防塵パネル12を透過した光Yのみが外部に放射されることとなる。
【0055】
しかして、このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、間接照明装置1Dは、第1実施形態に示す間接照明装置1、第3実施形態に示す間接照明装置1B、及び、第4実施形態に示す間接照明装置1Cとは、収納部11が設けられている位置が異なることから、第1実施形態に示す間接照明装置1と、第3実施形態に示す間接照明装置1Bと、第4実施形態に示す間接照明装置1Cとは、光の照射範囲や明るさが異なるものとなる。
【0056】
<第6実施形態の説明>
次に、本発明に係る間接照明装置の第6実施形態を、
図4(b)を参照して説明することとする。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0057】
第6実施形態と第1実施形態との相違は、収納部11が設けられている位置が相違するだけである。すなわち、
図4(b)に示す間接照明装置1Eの収納部11は、左側部11bの下面と底部11aの左端部が、間接照明装置本体10の底部10aと一体的に設けられることにより、左斜め上向きに傾斜して、間接照明装置本体10の底部10aに設けられるようになっている。しかして、このように左斜め上向きに傾斜して、間接照明装置本体10の底部10aに設けられた収納部11内には、
図4(b)に示すように、光源部13が収納されることとなる。これにより、光源部13より照射された光は、収納部11の底部11a、左側部11b及び右側部11c、並びに、間接照明装置本体10の左側部10bによって遮られることとなるから、結局のところ、防塵パネル12を透過した光Yのみが外部に放射されることとなる。
【0058】
しかして、このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、間接照明装置1Eは、第1実施形態に示す間接照明装置1、第3実施形態に示す間接照明装置1B、及び、第4実施形態に示す間接照明装置1C、並びに、第5実施形態に示す間接照明装置1Dとは、収納部11が設けられている位置が異なることから、第1実施形態に示す間接照明装置1と、第3実施形態に示す間接照明装置1Bと、第4実施形態に示す間接照明装置1Cと、第5実施形態に示す間接照明装置1Dとは、光の照射範囲や明るさが異なるものとなる。
【0059】
かくして、第1実施形態~第6実施形態に示すように、収納部11,11B,11Cの位置を様々用意することにより、消費者に光の照射範囲や明るさを好みに合わせて選択させることが可能となる。
【0060】
<第7実施形態の説明>
ところで、第1実施形態~第6実施形態では、収納部11,11B,11Cを固定する例を示したが、それに限らず可動させるようにしても良い。この点、本発明に係る間接照明装置の第7実施形態として、
図5を参照して説明することとする。なお、第1実施形態~第6実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0061】
図5に示すように間接照明装置1Fは、間接照明装置本体10Fと、収納部11Fとで構成されている。この間接照明装置本体10Fの底部10Faは、一部が湾曲状に形成されてなるもので、この底部10Faの左端部10Fa1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部10Fbが一体的に形成されている。そして、この底部10Faの右端部10Fa2には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている右側部10Fcが一体的に形成されている。一方、
図5に示すように、間接照明装置本体10Fの左側部10Fbには、上面に、右方向に突出して階段状に形成されている左載置片10Fdが一体的に突出して設けられている。さらに、
図5に示すように、間接照明装置本体10の右側部10Fcの上面には、左方向に突出して階段状に形成されている右載置片10Feが一体的に突出して設けられている。しかして、このような左載置片10Fdと、右載置片10Feとは、左載置片10Fdの方が高い位置に形成されていることから、
図5に示すように、防塵パネル12を載置した際、防塵パネル12は、右斜め下に傾斜して載置されることとなる。
【0062】
一方、
図5に示すように、間接照明装置本体10Fの底部10Faの所定箇所には、空洞K方向に向かって、ビスホールからなる嵌合受け部10Ffが一体的に設けられている。そして、
図5に示すように、収納部11Fの底部11aの略中央部には、下方向に向かって、ビスホールからなる嵌合部11Faが一体的に設けられている。なお、嵌合部11Faは、嵌合受け部10Ffよりも若干径大に形成されている。
【0063】
しかして、このように構成される間接照明装置本体10Fと、収納部11Fとは、嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとがスライド嵌合することにより、嵌合することとなる。そしてその後、嵌合受け部10Ffに対し皿ビス(図示せず)を嵌合受け部10Ffが拡張するまで締めこむか、又は、割りピン(図示せず)を圧入して嵌合受け部10Ffを拡張させることによって、嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとの間の隙間を無くし圧着して摩擦で容易に動かないようにする。これにより、嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとの間に生じる摩擦抵抗によって、任意の角度で収納部11Fを固定することができる。そしてその後、間接照明装置本体10Fの左側部10Fbに固定具B1が捻じ込まれることによって、間接照明装置1Fは、室内R(
図1参照)の壁面H(
図1参照)に取り付けられることとなる。
【0064】
ところで、
図5(a)に示すように、任意の角度で固定された収納部11Fの角度を変更したい場合、ドライバ等の工具を用いて、嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとの間に隙間を設け、嵌合受け部10Ffを基点として矢印P1方向に嵌合部11Faを移動させれば、
図5(b)に示す位置に収納部11Fが傾動し、もって、光源部13が収納されている収納部11Fの角度を変更することができる。なお、収納部11Fの角度を変更した後は、上記説明した方法と同様に嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとの間の隙間を無くし圧着して摩擦で容易に動かないようにすれば良い。
【0065】
また、
図5(c)に示す位置に収納部11Fを移動させる場合は、ドライバ等の工具を用いて、嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとの間に隙間を設け、
図5(a)に示すように、嵌合受け部10Ffを基点として矢印P2方向に嵌合部11Faを移動させるようにすれば良い。このようにすれば、
図5(c)に示す位置に収納部11Fが傾動することとなり、もって、光源部13が収納されている収納部11Fの角度を変更することができる。なお、収納部11Fの角度を変更した後は、上記説明した方法と同様に嵌合部11Faと、嵌合受け部10Ffとの間の隙間を無くし圧着して摩擦で容易に動かないようにすれば良い。
【0066】
しかして、このようにすれば、間接照明装置1Fを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Fは、収納部11Fが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0067】
<第8実施形態の説明>
ところで、上記第7実施形態では、間接照明装置本体10Fの底部10Faの一部を湾曲状に形成する例を示したが、それに限らず、
図6に示す第8実施形態である間接照明装置1Gのように直線状に形成しても良い。すなわち、間接照明装置1Gの間接照明装置本体10Fは、底部10Gaが直線状に形成されているものである。なお、それ以外の構成は、第7実施形態と同一であるため、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0068】
しかして、このようにしても、第7実施形態と同様の効果を奏することとなる。
【0069】
<第9実施形態の説明>
他方、収納部を可動させるにあたっては、
図7及び
図8に示す間接照明装置1Hのようにすることもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第8実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0070】
図7及び
図8に示すように間接照明装置1Hは、間接照明装置本体10Hと、収納部11Hとで構成されている。この間接照明装置本体10Hの底部10Gaの左端部10Ga1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部10Hbが一体的に形成されている。この左側部10Hbの内周には、下面から上面に向かって、所定間隔置きに、鉤状の第1係止片10Hb1、鉤状の第2係止片10Hb2、鉤状の第3係止片10Hb3、鉤状の第4係止片10Hb4が、右方向に一体的に突出して設けられている。そして、収納部11Hの底部11aの左端部11a1からはL字状の第1係止爪11Haが突出して設けられ、収納部11Hの底部11aの右端部11a2からは、くの字状の第2係止爪11Hbが突出して設けられている。
【0071】
かくして、このように構成される間接照明装置本体10Hと、収納部11Hとは、
図7(a)に示すように、第1係止爪11Haが第1係止片10Hb1に係止されるか、
図7(b)に示すように、第1係止爪11Haが第2係止片10Hb2に係止されるか、
図8(a)に示すように、第1係止爪11Haが第3係止片10Hb3に係止されるか、又は、
図8(b)に示すように、第1係止爪11Haが第4係止片10Hb4に係止されることにより、係止されることとなる。なお、何れの場合においても、収納部11Iの位置を固定するため、第2係止爪11Hbは、間接照明装置本体10Hの底部10Gaに載置されることとなる。
【0072】
しかして、このように、第1係止片10Hb1~第4係止片10Hb4の何れかに第1係止爪11Haを係止するようにすれば、
図7及び
図8から明らかなように、収納部11Fに収納されている光源部13の位置や角度が変更されることとなる。
【0073】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Hを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Hは、収納部11Hが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0074】
<第10実施形態の説明>
ところで、上記第9実施形態では、間接照明装置本体10Hと、収納部11Hとを係止するにあたって、第1係止片10Hb1~第4係止片10Hb4の何れかに第1係止爪11Haを係止させるようにしたが、それに限らず、
図9及び
図10に示す第10実施形態である間接照明装置1Iのようにすることもできる。すなわち、間接照明装置1Iの収納部11Iの底部11aの左端部11a1からは第2係止爪11Hbが突出して設けられ、収納部11Hの底部11aの右端部11a2からは、第1係止爪11Haが突出して設けられているものである。なお、それ以外の構成は、第9実施形態と同一であるため、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0075】
かくして、このように構成される間接照明装置本体10Hと、収納部11Iとは、
図9(a)に示すように、第2係止爪11Hbが第1係止片10Hb1に係止されるか、
図9(b)に示すように、第2係止爪11Hbが第2係止片10Hb2に係止されるか、
図10(a)に示すように、第2係止爪11Hbが第3係止片10Hb3に係止されるか、又は、
図10(b)に示すように、第2係止爪11Hbが第4係止片10Hb4に係止されることにより、係止されることとなる。なお、何れの場合においても、収納部11Iの位置を固定するため、第1係止爪11Haは、間接照明装置本体10Hの底部10Gaに収納されることとなる。
【0076】
しかして、このようにしても、
図9及び
図10から明らかなように、収納部11Iに収納されている光源部13の位置や角度が変更されることとなるから、第9実施形態と同様の効果を奏することとなる。なお、間接照明装置1Iは、第1係止爪11Ha、第2係止爪11Hbを設ける位置を、第9実施形態にて示した位置とは反対にしているから、第9実施形態とは異なる照明角度や照明範囲に調整可能となる。
【0077】
<第11実施形態の説明>
他方、収納部を可動させるにあたっては、
図11(a)に示す間接照明装置1Jのようにすることもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第10実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0078】
図11(a)に示す間接照明装置1Jは、間接照明装置本体10Jと、収納部11Jとで構成されている。この間接照明装置本体10Jの底部10Jaは略直線状に形成されており、意匠性を向上させるため、僅かに波打たせた形状になっている。そして、この底部10Jaの左端部10Ja1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部10Abが一体的に形成されている。さらに、この底部10Jaの右端部10Ja2には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている右側部10Jcが一体的に形成されている。そしてさらに、右側部10Jcの上面には、左方向に突出して階段状に形成されている右載置片10Jeが一体的に突出して設けられている。しかして、このような左載置片10dと、右載置片10Jeとは、左載置片10dの方が高い位置に形成されていることから、
図11(a)に示すように、防塵パネル12を載置した際、防塵パネル12は、右斜め下に傾斜して載置されることとなる。なお、右側部10Jcは、意匠性を向上させるため、僅かに波打たせた形状になっている。
【0079】
一方、
図11(a)に示すように、間接照明装置本体10Jの底部10Jaの右端部10Ja2側には、空洞K方向に向かって、ビスホールからなる嵌合受け部10Jfが一体的に設けられている。そして、
図11(a)に示すように、収納部11Jの右側部11cには、外方向に向かって、ビスホールからなる嵌合部11Jcが一体的に突出して設けられている。なお、嵌合部11Jcは、嵌合受け部10Jfよりも若干径大に形成されている。
【0080】
しかして、このように構成される間接照明装置本体10Jと、収納部11Jとは、嵌合部11Jcと、嵌合受け部10Jfとがスライド嵌合することにより、嵌合部11Jcが嵌合受け部10Jfを基点として回動するように、嵌合することとなる。そして、
図11(a)に示すように、収納部11Jの左側部11bには、外方向に向かって、突片11Jbが一体的に突出して設けられている。さらに、この突片11Jbには、ビスNが捻じ込まれており、ビスNの先端面Naが底部10Jaに載置されるようになっている。しかして、このようなビスNが、
図11(b)に示すように、突片11Jbに深く捻じ込まれると、嵌合部11Jcが嵌合受け部10Jfを基点として、
図11(a)に示す矢印P1J方向に回動し、もって、収納部11Jが
図11(b)に示すように傾動し、光源部13が収納されている収納部11Jの角度が変更されることとなる。そして、ビスNが突片11Jbに浅く捻じ込まれると、嵌合部11Jcが嵌合受け部10Jfを基点として、
図11(a)に示す矢印P2J方向に回動し、もって、収納部11Jが
図11(c)に示すように傾動し、光源部13が収納されている収納部11Jの角度が変更されることとなる。
【0081】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Jを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Jは、収納部11Jが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0082】
<第12実施形態の説明>
他方、収納部を可動させるにあたっては、
図12(a)に示す間接照明装置1Kのようにすることもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第11実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0083】
図12(a)に示す間接照明装置1Kは、間接照明装置本体10Kと、収納部11Kとで構成されている。間接照明装置本体10Kの底部10Jaの右端部10Ja2側には、左支持片10Kaと、右支持片10Kbとが所定間隔をあけて、底部10Jaより鉛直方向に向かって、一体的に突出して設けられている。そして、この左支持片10Kaの内周面には、複数の凹凸部10Ka1が形成され、右支持片10Kbの内周面には、複数の凹凸部10Kb1が、複数の凹凸部10Ka1と同じ高さ位置に形成されている。
【0084】
一方、
図12(a)に示すように、収納部11Kの左側部11bには、外方向に向かって、左突片11Kbが一体的に突出して設けられ、収納部11Kの右側部11cには、外方向に向かって、右突片11Kcが一体的に突出して設けられている。
【0085】
しかして、このように構成される間接照明装置本体10Kと、収納部11Kとは、左支持片10Kaの複数の凹凸部10Ka1の何れかに収納部11Kの左突片11Kbが噛み合い、右支持片10Kbの複数の凹凸部10Kb1の何れかに収納部11Kの右突片11Kcが噛み合うことにより、
図12(a)に示すように、間接照明装置本体10Kと、収納部11Kとは、嵌合し合うこととなる。しかるに、間接照明装置本体10Kと、収納部11Kとが嵌合し合った状態で、収納部11Kを、
図12(a)に示す矢印P1K方向に回動させれば、複数の凹凸部10Ka1に噛み合っている左突片11Kbの位置が上方側に変更され、複数の凹凸部10Kb1に噛み合っている右突片11Kcの位置が下方側に変更されることとなる。これにより、
図12(b)に示すように、収納部11Kが傾動し、光源部13が収納されている収納部11Kの角度が変更されることとなる。また、収納部11Kを、
図12(a)に示す矢印P2K方向に回動させれば、複数の凹凸部10Ka1に噛み合っている左突片11Kbの位置が下方側に変更され、複数の凹凸部10Kb1に噛み合っている右突片11Kcの位置が上方側に変更されることとなる。これにより、
図12(c)に示すように、収納部11Kが傾動し、光源部13が収納されている収納部11Kの角度が変更されることとなる。
【0086】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Kを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Kは、収納部11Kが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0087】
<第13実施形態の説明>
他方、
図13に示す間接照明装置1Lのように、収納部を任意の位置に自由に固定することもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第12実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0088】
図13に示す間接照明装置1Lは、間接照明装置本体10Lと、第1収納部11と、第2収納部11Lとで構成されている。間接照明装置本体10Lは、略直線状に形成されている底部10Laを有し、この底部10Laの左端部10La1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部10Lbが一体的に形成されている。そして、左側部10Lbの上面には、第1収納部11の底部11aの左端部11a1が一体的に設けられており、これによって、第1収納部11は、右斜め下向きに傾斜した状態で位置が固定されることとなる。
【0089】
一方、
図13に示すように、左側部10Lbの略中間部分には、円弧状の支持片10Lcが右方向に一体的に突出して設けられている。そして、この支持片10Lcの略中間部分には、凸状の噛合部10Lc1が下方向に一体的に突出して設けられている。また一方、
図13に示すように、底部10Laの右端部10La2には、凸状の係合部10Ldが上方向に一体的に突出して設けられている。
【0090】
第2収納部11Lは、
図13に示すように、長尺状に形成された緩やかに湾曲されている略L字状の底部11Laを有している。この底部11Laの左端部11La1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部11Lbが一体的に形成されている。そして、左側部11Lbの上面には、右方向に向かって略直線状に形成されている上部11Lcが一体的に形成されている。
【0091】
かくして、このように形成される第2収納部11L内には、
図13に示すように、光源部13が収納されることとなる。そして、このような第2収納部11Lの上部11Lcには、円弧状に形成されている噛合片11Ldが取り付けられており、この噛合片11Ldの上面には複数の凹凸部11Ld1が形成されている。さらに、第2収納部11Lの底部11Laには、左端部11La1側に、凹状の被係合部11La2が下方向に一体的に突出して設けられている。
【0092】
しかして、このように構成される第2収納部11Lを、間接照明装置本体10Lに取り付けるにあたっては、第2収納部11Lの角度位置を決定した上で、第2収納部11Lの複数の凹凸部11Ld1のうち何れか1つの凹部に、間接照明装置本体10Lの噛合部10Lc1が噛み合わせ、そして、第2収納部11Lの被係合部11La2を、間接照明装置本体10Lの係合部10Ldに係合させるようにする。これにより、
図13(a)~(c)に示すように、第2収納部11Lの角度位置を任意に決定して固定することができることとなる。なお、間接照明装置本体10Lを壁面Hに取り付けるにあたっては、間接照明装置本体10Lの左側部10Lbに固定具B1が捻じ込まれることによって取り付けられることとなる。
【0093】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Lを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Lは、第2収納部11Lの傾斜位置を任意に決定することが可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0094】
<第14実施形態の説明>
他方、収納部を可動させるにあたっては、
図14に示す間接照明装置1Mのようにすることもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第13実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0095】
図14に示す間接照明装置1Mは、間接照明装置本体10Mと、第1収納部11と、第2収納部11Mとで構成されている。間接照明装置本体10Mは、略直線状に形成されている底部10Maを有し、この底部10Maの左端部10Ma1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部10Mbが一体的に形成されている。そして、左側部10Mbの上面には、第1収納部11の底部11aの左端部11a1が一体的に設けられており、これによって、第1収納部11は、水平方向を保った状態で位置が固定されることとなる。
【0096】
一方、
図14に示すように、左側部10Mbの略中間部分には、L字状の支持片10Mcが右方向に一体的に突出して設けられている。また一方、
図14に示すように、底部10Maの右端部10Ma2には、凸状の噛合部10Mdが上方向に一体的に突出して設けられている。
【0097】
第2収納部11Mは、
図14に示すように、長尺状に形成された緩やかに湾曲されている略L字状の底部11Maを有している。この底部11Maの左端部11Ma1には、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部11Mbが一体的に形成されている。そして、左側部11Mbの上面には、右方向に向かって略直線状に形成されている上部11Mcが一体的に形成されている。
【0098】
かくして、このように形成される第2収納部11M内には、
図14に示すように、光源部13が収納されることとなる。そして、このような第2収納部11Mの底部11Maの下面には、左端部11Ma1側に、複数の凹凸部11Ma2が形成されている。
【0099】
しかして、このように構成される第2収納部11Mを、間接照明装置本体10Mに取り付けるにあたっては、間接照明装置本体10Mの支持片10Mc先端10Mc1内周面に、第2収納部11Mの上部11Mcが当接するようにし、さらに、第2収納部11Mの複数の凹凸部11Ma2のうち何れか1つの凹部に、間接照明装置本体10Mの噛合部10Mdを噛み合わせるようにする。これにより、第2収納部11Mを、間接照明装置本体10Mに取り付けることができる。
【0100】
しかして、このように第2収納部11Mを、間接照明装置本体10Mに取り付けた後、
図14(a)に示す矢印P1M方向に移動させると、複数の凹凸部11Ma2のうち何れか1つの凹部に噛み合っている噛合部10Mdの噛み合い位置が右側に変更されることとなる。これにより、
図14(b)に示すように、第2収納部11Mが傾動し、光源部13が収納されている第2収納部11Mの角度が変更されることとなる。また、
図14(a)に示す矢印P2M方向に移動させると、複数の凹凸部11Ma2のうち何れか1つの凹部に噛み合っている噛合部10Mdの噛み合い位置が左側に変更されることとなる。これにより、
図14(c)に示すように、第2収納部11Mが傾動し、光源部13が収納されている第2収納部11Mの角度が変更されることとなる。
【0101】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Mを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Mは、第2収納部11Mが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0102】
<第15実施形態の説明>
ところで、第7実施形態~第14実施形態では、収納部11F,11H,11I,11J,11K、第2収納部11L,11Mを可動可能にする例を示したが、それに限らず、間接照明装置本体を可動可能にするようにしても良い。この点、本発明に係る間接照明装置の第15実施形態として、
図15を参照して説明することとする。なお、第1実施形態~第14実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0103】
図15に示すように間接照明装置1Nは、間接照明装置本体10Nと、収納部11Nとで構成されている。この間接照明装置本体10Nは、上部10Naが開放された断面視円形状に形成されており、左側部10Nbの外周面には、複数の凹凸部10Nb1が形成されている。そして、間接照明装置本体10N内には、上部側に略凹状の支持部10Ncが一体的に設けられている。
【0104】
収納部11Nは、
図15に示すように、略直線状の底部11Naを有し、この底部11Naの左端部より、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている左側部11Nbが一体的に形成され、底部11Naの右端部より、鉛直方向に向かって、略直線状に形成されている右側部11Ncが一体的に形成されている。そして、左側部11Nbの内周には、凸状の左載置片11Nb1が一体的に突出して設けられ、右側部11Ncの内周には、凸状の右載置片11Nc1が、左載置片11Nb1の高さと同一の高さとなる位置に一体的に突出して設けられている。しかして、この左載置片11Nb1と右載置片11Nc1とに光源部13が載置されることによって、光源部13は、収納部11Nに収納されることとなる。
【0105】
かくして、このように構成される収納部11Nを、間接照明装置本体10Nに取り付けるにあたっては、
図15に示すように、収納部11Nの底部11Naを間接照明装置本体10Nの支持部10Ncに載置し、ビスB1Nでビス固定することにより、収納部11Nを、間接照明装置本体10Nに取り付けることができることなる。なお、防塵パネル12は、
図15に示すように、光源部13の上部に位置するように間接照明装置本体10N内に取り付けられることとなる。
【0106】
ところで、このように構成される間接照明装置本体10Nを、壁面Hに取り付けるにあたっては、
図15に示すように、取付部材2Nを介して取り付けられることとなる。すなわち、取付部材2Nは、
図15に示すように、断面視略M状に形成されている取付部材本体2Naと、取付部材本体2Naの上面より、鉛直方向に向かって、延設されている略直線状の取付片2Nbとで構成されている。そして、取付部材本体2Naの右側面には、複数の凸部2Na1(図示では、2個)が形成されている。
【0107】
しかして、このように構成される取付部材2Nは、
図15に示すように、取付片2Nbに固定具B1が捻じ込まれ、そして、この固定具B1は、壁面Hに捻じ込まれ、壁面Hの背面側に設けられているボード下地Sに固定されることとなる。これにより、取付部材2Nは、壁面Hに取り付け固定されることとなる。
【0108】
しかして、このように、壁面Hに取付部材2Nを取り付け固定させた後、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Nの複数の凹凸部10Nb1を噛み合わせることにより、取付部材2Nに間接照明装置本体10Nが回転可能に取り付けられることとなる。これにより、間接照明装置本体10Nは、取付部材2Nを介して、壁面Hに取り付けられることとなる。しかるに、このように、間接照明装置本体10Nが取付部材2Nに回転可能に取り付けられると、
図15(a)に示す矢印P1N方向に、間接照明装置本体10Nを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Nの上方側に位置する複数の凹凸部10Nb1が噛み合わさることとなり、もって、
図15(b)に示す位置に間接照明装置本体10Nが回転することとなる。これにより、
図15(b)に示すように、収納部11Nが傾動し、光源部13が収納されている収納部11Nの角度が変更されることとなる。また、
図15(a)に示す矢印P2N方向に、間接照明装置本体10Nを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Nの下方側に位置する複数の凹凸部10Nb1が噛み合わさることとなり、もって、
図15(c)に示す位置に間接照明装置本体10Nが回転することとなる。これにより、
図15(c)に示すように、収納部11Nが傾動し、光源部13が収納されている収納部11Nの角度が変更されることとなる。
【0109】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Nを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Nは、間接照明装置本体10Nが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0110】
<第16実施形態の説明>
ところで、上記第15実施形態では、上方側を照らすように間接照明装置本体10Nを、取付部材2Nに取り付けるようにしたが、それに限らず、
図16に示す第16実施形態である間接照明装置1Oのようにすることもできる。すなわち、
図16に示す間接照明装置1Oの間接照明装置本体10Oは、
図15に示す間接照明装置本体10Nを180度回転させたものであり、180度回転させると、間接照明装置1Oの間接照明装置本体10Oの下部10Oaが開放されることとなる。そして、間接照明装置本体10Oの左側部10Obの外周面に、複数の凹凸部10Nb1が形成されることとなる。なお、それ以外の構成は、第15実施形態と同一であるため、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0111】
かくして、上記のような間接照明装置本体10Oを取付部材2Nに取り付けるにあたっては、壁面Hに取付部材2Nを取り付け固定させた後、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Oの複数の凹凸部10Nb1を噛み合わせるようにする。これにより、取付部材2Nに間接照明装置本体10Oが回転可能に取り付けられることとなる。しかるに、このように、取付部材2Nが間接照明装置本体10Oに回転可能に取り付けられると、
図16(a)に示す矢印P1O方向に、間接照明装置本体10Oを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Oの下方側に位置する複数の凹凸部10Nb1が噛み合わさることとなり、もって、
図16(b)に示す位置に間接照明装置本体10Oが回転することとなる。これにより、
図16(b)に示すように、収納部11Nが傾動し、光源部13が収納されている収納部11Nの角度が変更されることとなる。また、
図16(a)に示す矢印P2O方向に、間接照明装置本体10Oを回転させると、取付部材2Nの凸部2Na1に、間接照明装置本体10Oの上方側に位置する複数の凹凸部10Nb1が噛み合わさることとなり、もって、
図16(c)に示す位置に間接照明装置本体10Oが回転することとなる。これにより、
図16(c)に示すように、収納部11Nが傾動し、光源部13が収納されている収納部11Nの角度が変更されることとなる。
【0112】
しかして、このようにしても、第15実施形態と同様の効果を奏することとなる。
【0113】
<第17実施形態の説明>
ところで、上記第15実施形態~第16実施形態にて示した形状はあくまで一例であり、この形状に限定されるものではない。例えば、
図17に示す間接照明装置1Pのような形状にすることもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第17実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0114】
図17に示すように間接照明装置1Pは、間接照明装置本体10Pと、収納部11Pとで構成されている。この間接照明装置本体10Pは、上部10Paが開放された断面視楕円形状に形成されており、左側部10Pbの外周面には、複数の凹凸部10Pb1が形成されている。そして、間接照明装置本体10Pの略中央やや左側部10Pb寄りには、上部10Paから底部10Pcに向かって、やや湾曲状に形成されている支持部10Pdが一体的に形成されている。この支持部10Pdの上部側には、防塵パネル12の左端部を収納することができる凹状の上部収納部10Pd1が形成され、支持部10Pdの下部側には、光源部13の左端部を収納することができる凹状の下部収納部10Pd2が形成されている。
【0115】
収納部11Pは、
図17に示すように、略直線状の取付片11Paを有し、この取付片11Paの左端部には、防塵パネル12の左端部を収納することができる凹状の上部収納部11Pbが一体的に形成され、そして、この上部収納部11Pbの下端部には、やや湾曲直線状に形成されている収納片11Pcが間接照明装置本体10Pの上部10Paから底部10Pc側に向かって一体的に形成されている。この収納片11Pcの下部11Pc1は、L字状に形成されており、この下部11Pc1内に、光源部13の右端部側が収納できるようになっている。なお、このように構成される収納部11Pは、
図17に示すように、間接照明装置本体10Pの上部10Pa側に収納部11Pの取付片11Paを載置し、ビスB1Pでビス固定することにより、間接照明装置本体10Pに取り付けられるようになっている。
【0116】
ところで、光源部13は、
図17に示すように、間接照明装置本体10Pの底部10Pcに載置し、光源部13の左端部を間接照明装置本体10Pの下部収納部10Pd2に収納し、光源部13の右端部を収納部11Pの収納片11Pcの下部11Pc1に収納するようになっている。これにより、光源部13の位置が固定されることとなる。また、防塵パネル12は、
図17に示すように、防塵パネル12の左端部を、間接照明装置本体10Pの上部収納部10Pd1に収納し、防塵パネル12の右端部を、収納部11Pの上部収納部11Pbに収納するようになっている。これにより、防塵パネル12の位置が固定されることとなる。
【0117】
しかして、このように構成される間接照明装置本体10Pを、壁面Hに取り付け固定された取付部材2Nに取り付けるにあたっては、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Pの複数の凹凸部10Pb1を噛み合わせ、取付部材2Nに間接照明装置本体10Pを回転可能に取り付けるようにする。これにより、間接照明装置本体10Pは、取付部材2Nを介して、壁面Hに取り付けられることとなる。しかるに、このように、間接照明装置本体10Pが取付部材2Nに回転可能に取り付けられると、
図17(a)に示す矢印P1P方向に、間接照明装置本体10Pを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Nの上方側に位置する複数の凹凸部10Pb1が噛み合わさることとなり、もって、
図17(b)に示す位置に間接照明装置本体10Pが回転することとなる。これにより、
図17(b)に示すように、収納部11Pが傾動し、収納部11Pの角度が変更されることとなり、もって、光源部13の角度が変更されることとなる。また、
図17(a)に示す矢印P2P方向に、間接照明装置本体10Pを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Pの下方側に位置する複数の凹凸部10Nb1が噛み合わさることとなり、もって、
図17(c)に示す位置に間接照明装置本体10Pが回転することとなる。これにより、
図17(c)に示すように、収納部11Pが傾動し、収納部11Pの角度が変更されることとなり、もって、光源部13の角度が変更されることとなる。
【0118】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Pを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Pは、間接照明装置本体10Pが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0119】
<第18実施形態の説明>
ところで、上記第17実施形態では、上方側を照らすように間接照明装置本体10Pを、取付部材2Nに取り付けるようにしたが、それに限らず、
図18に示す第18実施形態である間接照明装置1Qのようにすることもできる。すなわち、
図18に示す間接照明装置1Qの間接照明装置本体10Qは、
図17に示す間接照明装置本体10Pを180度回転させたものであり、180度回転させると、間接照明装置1Qの間接照明装置本体10Qの下部10Qaが開放されることとなる。そして、間接照明装置本体10Qの左側部10Qbの外周面に、複数の凹凸部10Pb1が形成されることとなる。なお、それ以外の構成は、第17実施形態と同一であるため、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0120】
かくして、上記のような間接照明装置本体10Oを取付部材2Nに取り付けるにあたっては、壁面Hに取付部材2Nを取り付け固定させた後、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Qの複数の凹凸部10Pb1を噛み合わせるようにする。これにより、取付部材2Nに間接照明装置本体10Qが回転可能に取り付けられることとなる。しかるに、このように、取付部材2Nが間接照明装置本体10Qに回転可能に取り付けられると、
図18(a)に示す矢印P1Q方向に、間接照明装置本体10Qを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Qの上方側に位置する複数の凹凸部10Pb1が噛み合わさることとなり、もって、
図18(b)に示す位置に間接照明装置本体10Qが回転することとなる。これにより、
図18(b)に示すように、収納部11Pが傾動し、収納部11Pの角度が変更されることとなり、もって、光源部13の角度が変更されることとなる。また、
図18(a)に示す矢印P2Q方向に、間接照明装置本体10Qを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Qの下方側に位置する複数の凹凸部10Pb1が噛み合わさることとなり、もって、
図18(c)に示す位置に間接照明装置本体10Qが回転することとなる。これにより、
図18(c)に示すように、収納部11Pが傾動し、収納部11Pの角度が変更されることとなり、もって、光源部13の角度が変更されることとなる。
【0121】
しかして、このようにしても、第17実施形態と同様の効果を奏することとなる。
【0122】
<第19実施形態の説明>
ところで、第15実施形態~第18実施形態では、上方側、又は、下方側の何れか一方を照らす例を示したが、それに限らず、上方側及び下方側何れも照らすように、
図19に示す間接照明装置1Rのようにすることもできる。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態~第18実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略することとする。
【0123】
図19に示すように間接照明装置1Rは、間接照明装置本体10Rと、第1収納部11R1、第2収納部11R2とで構成されている。この間接照明装置本体10Rは、上部10Ra及び下部10Rbが開放された断面視円形状に形成されており、左側部10Rcの外周面には、複数の凹凸部10Rc1が形成されている。そして、間接照明装置本体10R内には、中央からやや上部側に略直線状の支持部10Rdが一体的に設けられている。さらに、間接照明装置本体10Rの略中央やや左側部10Rc寄りには、下部10Rbから支持部10Rdに向かって、やや湾曲状に形成されている下部支持部10Reが一体的に形成されている。この下部支持部10Reの下部側には、防塵パネル12の左端部を収納することができる凹状の下部収納部10Re1が形成され、下部支持部10Reの上部側には、光源部13の左端部を収納することができる凹状の上部収納部10Re2が形成されている。またさらに、間接照明装置本体10Rの略中央やや左側部10Rc寄りには、上部10Raから支持部10Rdに向かって、略L字状に形成されている上部支持部10Rfが一体的に形成されている。この上部支持部10Rfの上部側には、防塵パネル12の左端部を収納することができる凹状の上部収納部10Rf1が形成され、上部支持部10Reの下側には、光源部13の左端部を収納することができる凹状の下部収納部10Rf2が形成されている。
【0124】
第1収納部11R1は、
図19に示すように、略直線状の取付片11R1aを有し、この取付片11R1aの左端部には、防塵パネル12の左端部を収納することができる凹状の上部収納部11R1bが一体的に形成され、そして、この上部収納部11R1bの下端部には、L字状の収納片11R1cが形成されている。この収納片11R1c内には、光源部13の右端部側が収納できるようになっている。なお、このように構成される第1収納部11R1は、
図19に示すように、間接照明装置本体10Rの上部10Ra側に第1収納部11R1の取付片11R1aを載置し、ビスB1Raでビス固定することにより、間接照明装置本体10Rに取り付けられるようになっている。
【0125】
第2収納部11R2は、
図19に示すように、略直線状の取付片11R2aを有し、この取付片11R2aの左端部には、防塵パネル12の右端部を収納することができる凹状の下部収納部11R2bが一体的に形成され、そして、この下部収納部11R2bの上端部には、やや湾曲直線状に形成されている収納片11R2cが間接照明装置本体10Rの下部10Raから支持部10Rd側に向かって一体的に形成されている。この収納片11R2cの上部11R2c1は、L字状に形成されており、この上部11R2c1内に、光源部13の右端部側が収納できるようになっている。なお、このように構成される第2収納部11R2は、
図19に示すように、間接照明装置本体10Rの下部10Rb側に第2収納部11R2の取付片11R2aを載置し、ビスB1Rbでビス固定することにより、間接照明装置本体10Rに取り付けられるようになっている。
【0126】
ところで、
図19に示すように、上部側に位置する光源部13は、間接照明装置本体10Rの上部支持部10Rfに載置し、光源部13の左端部を間接照明装置本体10Rの下部収納部10Rf2に収納し、光源部13の右端部を第1収納部11R1の収納片11R1c内に収納するようになっている。これにより、光源部13の位置が固定されることとなる。また、
図19に示すように、下部側に位置する光源部13は、間接照明装置本体10Rの支持部10Rdに載置し、光源部13の左端部を間接照明装置本体10Rの上部収納部10Re2に収納し、光源部13の右端部を第2収納部11R2の収納片11R2cの上部11R2c1に収納するようになっている。これにより、光源部13の位置が固定されることとなる。
【0127】
一方、
図19に示すように、上部側に位置する防塵パネル12は、防塵パネル12の左端部を、間接照明装置本体10Rの上部収納部10Rf1に収納し、防塵パネル12の右端部を、第1収納部11R1の上部収納部11R1bに収納するようになっている。これにより、防塵パネル12の位置が固定されることとなる。また、
図19に示すように、下部側に位置する防塵パネル12は、防塵パネル12の左端部を、間接照明装置本体10Rの下部収納部10Re1に収納し、防塵パネル12の右端部を、第2収納部11R2の下部収納部11R2bに収納するようになっている。これにより、防塵パネル12の位置が固定されることとなる。
【0128】
しかして、このように構成される間接照明装置本体10Rを、壁面Hに取り付け固定された取付部材2Nに取り付けるにあたっては、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Rの複数の凹凸部10Rc1を噛み合わせ、取付部材2Nに間接照明装置本体10Rを回転可能に取り付けるようにする。これにより、間接照明装置本体10Rは、取付部材2Nを介して、壁面Hに取り付けられることとなる。しかるに、このように、間接照明装置本体10Rが取付部材2Nに回転可能に取り付けられると、
図19(a)に示す矢印P1R方向に、間接照明装置本体10Rを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Rの上方側に位置する複数の凹凸部10Rc1が噛み合わさることとなり、もって、
図19(b)に示す位置に間接照明装置本体10Rが回転することとなる。これにより、
図19(b)に示すように、第1収納部11R1及び第2収納部11R2が傾動し、第1収納部11R1及び第2収納部R2の角度が変更されることとなり、もって、光源部13の角度が変更されることとなる。また、
図19(a)に示す矢印P2R方向に、間接照明装置本体10Rを回転させると、取付部材2Nの複数の凸部2Na1に、間接照明装置本体10Rの下方側に位置する複数の凹凸部10Rc1が噛み合わさることとなり、もって、
図19(c)に示す位置に間接照明装置本体10Rが回転することとなる。これにより、
図19(c)に示すように、第1収納部11R1及び第2収納部11R2が傾動し、第1収納部11R1及び第2収納部R2の角度が変更されることとなり、もって、光源部13の角度が変更されることとなる。
【0129】
しかして、このようにしても、間接照明装置1Rを設置する場所毎に、照明角度・照明範囲が調整できるため、1部屋の中でも設置箇所ごとに必要な明るさに応じた設定をすることが可能となる。またさらには、間接照明装置1Rは、上方側及び下方側何れにおいても、光を照射することができる。それゆえ、間接照明装置1Rは、
図19に示すように、上部側に位置する光源部13を、間接照明装置本体10Rの上部10Raに近い位置となるように設置し、下部側に位置する光源部13を、間接照明装置本体10Rの下部10Rbよりも離れた位置となるように設置するようにしている。これにより、上部側に位置する光源部13は、光を拡散させて間接照明の役割を果たし、下部側に位置する光源部13は、光を集中照射させてスポットライトのように使用することができる。しかして、間接照明装置1Rは、上方側及び下方側何れにおいても、光を照射することができるから、光源部13の設置位置を様々変更することが可能となり、多彩な光の照射が可能となる。なお、言うまでもないが、間接照明装置1Rは、間接照明装置本体10Rが可動可能なだけであるから、第1実施形態と同様の効果も奏することとなる。
【0130】
ところで、第1実施形態~第19実施形態において例示した内容は、あくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。例えば、
図19に示すように、間接照明装置本体10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10Rの所定箇所に複数のスリットSRを形成するようにしても良い。このようにすれば、複数のスリットSRより光が漏れることとなり、間接照明装置本体10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10Rを壁面Hに取り付けることにより発生する間接照明装置本体10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10Rの影を無くすことができる。これにより、意匠性を向上させることができる。
【0131】
また、光源部13として、テープ状のLED照明器具を例示したがそれに限らず、所定箇所に光を照射できれば、どのような照明器具を用いても良い。しかしながら、光源部13として、テープ状のLED照明器具を用いた方が好ましい。テープ状のLED照明器具であれば、発熱をしないことから、防塵パネル12を設けることが可能となるためである。そのため、発熱を行う照明器具を用いた場合は、火災などが発生しないように、防塵パネル12を設けない方が好ましい。
【0132】
さらに、第1実施形態~第19実施形態の構成を適宜選択して、又は、適宜組み合わせて実施することも可能である。例えば、第7実施形態の間接照明装置1F,第8実施形態の間接照明装置1G,第9実施形態の間接照明装置1H,第10実施形態の間接照明装置1I,第9実施形態の間接照明装置1H,第13実施形態の間接照明装置1L,第14実施形態の間接照明装置1Mを壁面Hに取り付けるにあたって、取付部材2を介して壁面Hに取り付けるようにしても良い。また、第11実施形態の間接照明装置1J,第12実施形態の間接照明装置1Kを壁面Hに直接取り付けるようにしても良い。さらに、第13実施形態の間接照明装置1L,第14実施形態の間接照明装置1Mには、防塵パネル12を設けていないが勿論設けるようにしても良い。
【符号の説明】
【0133】
1,1A~1R 間接照明装置
2,2N 取付部材
2Na1 複数の凸部
10,10A,10F,10G,10H,10J,10K,10L,10M,10N,10O,10P,10Q,10R 間接照明装置本体
10b,10Fb,10Hb,10Lb,10Mb,10Ab,10Nb,10Ob,10Pb,10Qb,10Rc 左側部(一側部)
10Ff 嵌合受け部
10Hb1 第1係止片(係止片)
10Hb2 第2係止片(係止片)
10Hb3 第3係止片(係止片)
10Hb4 第4係止片(係止片)
10Ka 左支持片(支持片)
10Kb 右支持片(支持片)
10Ka1,10Kb1 複数の凹凸部
10Lc1 噛合部
10Ld 係合部
10Md 噛合部
10Nb1,10Pb1 複数の凹凸部
11,11B,11C,11F,11H,11I,11J,11K,11M,11N,11P 収納部
11L,11M 第2収納部(収納部)
11R1 第1収納部(収納部)
11R2 第2収納部(収納部)
11Fa 嵌合部
11Ha 第1係止爪(係止爪)
11Hb 第2係止爪(係止爪)
11Jb 突片
11Kb 左突片(突片)
11Kc 右突片(突片)
11La2 被係合部
11Ld1 複数の凹凸部
11Ma2 複数の凹凸部
12 防塵パネル
13 光源部
B1 固定具
H 壁面
N ビス
SR スリット