(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022105969
(43)【公開日】2022-07-15
(54)【発明の名称】粘着テープ剥離ツール
(51)【国際特許分類】
A47L 25/00 20060101AFI20220708BHJP
【FI】
A47L25/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021019370
(22)【出願日】2021-01-05
(71)【出願人】
【識別番号】594098247
【氏名又は名称】遠藤 忠雄
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 忠雄
(57)【要約】 (修正有)
【課題】容易に粘着テープを剥がすことが出来るツールを提供する。
【解決手段】手指先で摘む柄即ち把手部4と、把手部4の一端に形成された三角形状の刃体即ち剥離刃1とから成り、把手部4の表面にマーキングペン7を装着し、把手部4の裏面の適所にマグネットを設けて成る。本発明の使用は、ゴミが付着し、粘着力が無くなった時、付属のマーキングペン7で粘着テープの切り口面に付けた目印の部分に、本発明のきっ先を差込み、きっ先を支点に把手部4を前方に傾けると、粘着テープが剥がれ、粘着力が無くなった粘着テープを剥がし、切除て粘着テープの新しい面を出して再使用する。また本発明は、粘着テープ受けの軸にマグネットで磁着固定して保管するので即座に使用出来、また紛失を防ぐことが出来る。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手指先で摘む柄即ち把手部と、把手部の一端に形成された三角形状の刃体即ち剥離刃とから成り、把手部の表面にマーキングペンを装着し、把手部の裏面の適所にマグネットを設け、剥離刃は尖頂角から把手部側に下る二辺沿いに斜面を形成して、斜面底端縁が線状の薄刃なって、剥離刃を成していることを特徴とする粘着テープ剥離ツール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着テープクリーナーの粘着テープを剥がすツールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来粘着テープクリーナーは、ゴミが付着し、粘着力が無くなった時、ゴミが付着した粘着テープの切り口面より素手で剥がし、ゴミが付着した部分を切り取って未使用の粘着面を出して使用していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
ゴミが付着した粘着テープを剥がす際、剥がす部位が分かり難く、また粘着テープが薄く、粘着テープを素手で剥がし難く剥がすのに、てこずっていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
手指先で摘む柄即ち把手部と、把手部の一端に形成された三角形状の刃体即ち剥離刃とから成り、把手部の表面にマーキングペンを装着し、把手部の裏面の適所にマグネットを設け、剥離刃は尖頂角から把手部側に下る二辺沿いに斜面を形成して、斜面底端縁が線状の薄刃なって、剥離刃を成していることを特徴とする粘着テープ剥離ツール。
【発明の効果】
【0005】
付随のマーキングペンで剥がす部位に目印が付けられるので、剥がす位置が容易に分かる。
この目印しを付けた所に本発明のきっ先を差込み、把手部を前方に傾けるだけで、容易に粘着テープを剥がすことが出来、従来の煩わしさが解消できる。
また本発明は、粘着テープ受けの軸にマグネットで磁着固定し、保管出来るので、即座に使用出来、また紛失を防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図3】キャップからマーキングペンを引き出した状態の斜視図
【
図4】目印のところに本発明の切っ先を差込んだ斜視図
【
図5】本発明を前方に傾けて粘着テープを剥がす状態を示す斜視図
【
図6】[
図5]の状態で本発明をスライドし、粘着テープを剥がした状態を示す斜視図
【
図7】ゴミ付着粘着テープを一周剥がして、切除している状態を示す斜視図
【
図8】切除後粘着テープ切り口に目印を付ける状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1のように手指先で摘む柄即ち把手部(4)と、把手部の一端に形成された、三角形状の刃体即ち剥離刃(1)とから成り、把手部の表面にキャップ(6)を設け、キャップ(6)にマーキングペン(7)を挿入し、把手部の裏面の適所にマグネット(5)を設ける。
本発明は、以上のような構成である。
【0008】
本発明の使用は、先ず
図8のように粘着テープの切り口にマーキングペンで目印を付ける。
ゴミが付着し粘着力が無くなった時、
図4のように粘着テープの切り口に付けた目印の所に本発明のきっ先を差込み、
図5のようにきっ先を支点に前方に傾けると、粘着テープが剥がれ、この状態で本発明を左右にスライドして、
図6のようにゴミが付着し、粘着力が無くなった粘着テープを剥がし、
図7のようにゴミ付着粘着テープを切除し、
図8のように未使用面の粘着テープを出し、マーキングペンをキャップから引き出して、粘着テープの切り口に目印を付け、マーキングペンをキャップに戻して、本発明を粘着テープ受け軸に磁着固定する。
【符号の説明】
【0009】
1 剥離刃
2 きっ先
3 斜面
4 把手部
5 マグネット
6 キャップ
7 マーキングペン
8 ペン先
9 日印
10 ゴミ付着の粘着テープ
11 粘着テープの切り口
12 粘着テープの未使用面
13 粘着テープ受け軸