(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022010618
(43)【公開日】2022-01-17
(54)【発明の名称】購入支援プログラム、代理購入方法及び購入支援サーバ
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220107BHJP
G06Q 20/40 20120101ALI20220107BHJP
G06Q 50/22 20180101ALI20220107BHJP
【FI】
G06Q30/06
G06Q20/40
G06Q50/22
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020111287
(22)【出願日】2020-06-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-08-11
(71)【出願人】
【識別番号】513279722
【氏名又は名称】HITOWAケアサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】袴田 義輝
【テーマコード(参考)】
5L049
5L055
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB58
5L049BB66
5L049BB72
5L055AA73
5L099AA13
(57)【要約】
【課題】 施設入居者に対して商品又はサービスを適切に配送できるプログラム及び代理購入方法を提供する。
【解決手段】 購入支援サーバ15は、端末装置11からの施設入居者のために商品又はサービスの購入に係る第1の発注指示を受けて、商品提供側サーバ13に第2の発注指示をする。商品提供側サーバ13では、介護施設3の住所に基づいて、予め配送元となる店舗が割り当てられている。商品提供側サーバ13は、第2の発注指示に基づいて、購入に係る施設入居者と、介護施設3とを指定した配送指示を該当する店舗の店舗端末14に送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、
前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと
通信を行う購入支援サーバが実行する購入支援プログラムであって、
前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、
前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、
前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた前記第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、
前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程と、
を前記購入支援サーバに実行させる購入支援プログラム。
【請求項2】
前記選択された施設入居者が入居する前記施設の認証処理を前記提供側サーバとの間で行う施設認証工程
を前記購入支援サーバにさらに実行させ、
前記施設認証工程後に、前記施設入居者選択工程を前記購入支援サーバに実行させる請求項1に記載の購入支援プログラム。
【請求項3】
前記施設入居者選択工程の後に前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置に検索させる検索工程
を前記購入支援サーバに実行させ、
前記購入選択工程は、前記検索工程で検索した前記商品又はサービスを選択して行われる
請求項1又は請求項2に記載の購入支援プログラム。
【請求項4】
前記検索工程では、前記商品又はサービスを提供する店舗であって、前記施設に予め対応付けられた前記店舗の在庫状況を反映させた検索結果画面を前記端末装置に表示させる
請求項3に記載の購入支援プログラム。
【請求項5】
前記第2の発注工程において、前記商品又はサービスの提供者と発注支援者との間で予め決められた配送日時情報を示す前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する
請求項1~4のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項6】
前記第1の発注工程の前に、複数の施設のそれぞれについて、施設単位で当該施設に入居する前記施設入居者を登録する施設入居者登録工程と、
前記第2の発注工程の前に、前記施設の住所を登録し、当該登録した住所を、前記施設と対応付けて前記提供側サーバに提供する住所提供工程と
を前記購入支援サーバに実行させる
請求項1~5のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項7】
前記施設に属し、前記端末装置を操作して前記施設入居者の代理で前記商品又はサービスを購入する代理購入者を認証する代理購入者認証工程
を前記購入支援サーバに実行させ、
前記代理購入者認証工程後に、前記施設入居者選択工程を行う
請求項1~6のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項8】
前記施設入居者選択工程は、前記施設入居者選択工程で登録された情報を基に、商品購入する前記施設入居者を選択する
請求項7に記載の購入支援プログラム。
【請求項9】
前記第2の発注工程の後に、前記提供側サーバから受信した決済画面情報を基に、前記端末装置に決済画面を表示させ、前記端末装置の操作に応じて前記決済画面上で決済処理が終了すると、前記端末装置に決済終了通知を表示させる決済工程
を前記購入支援サーバに実行させる請求項1~8のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項10】
前記第2の発注指示に応じた前記施設入居者の前記商品又はサービスの購入状況に基づいて、前記施設入居者への請求処理を行う施設入居者請求工程
を前記購入支援サーバに実行させる請求項1~9のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項11】
前記第2の発注指示に応じた前記施設入居者の前記商品又はサービスの購入状況に基づいて、前記商品又はサービスの提供を行う提供者に請求する手数料を計算し、当該手数料を前記提供側サーバに送信する提供者請求工程
を前記購入支援サーバに実行させる請求項1~10のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項12】
予め規定された介護度数、食事制限、咀嚼性の少なくとも一つのカテゴリーと、
当該カテゴリーに属する商品との対応付けを示す対応情報を記憶し、
前記検索工程では、前記対応情報内の各カテゴリーに予め割り当てられた名称と、前記商品又はサービスの名称とを組み合わせて新たな名称を前記商品の商品名として表記した検索結果画面を表示する
請求項4~11のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項13】
複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、
前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと、
前記端末装置から前記第1の発注指示を受信して前記提供側サーバに前記第2の発注指示を送信する購入支援サーバと
を用いて行う購入支援方法であって、
前記購入支援サーバが、前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、
前記購入支援サーバが、前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、
前記購入支援サーバが、前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、
前記購入支援サーバが、前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程と、
前記提供側サーバが、第2の発注工程で受信した第2の発注指示に関連付けられた前記施設に予め対応付けられた店舗を特定する店舗特定工程と、
前記提供側サーバが、前記第2の発注指示に関連付けられた前記施設、前記選択された施設入居者、前記選択された商品又はサービスを示す配送指示を、前記特定した店舗の端末装置に送信する配送指示工程と、
を有する購入支援方法。
【請求項14】
複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、
前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと
通信を行う購入支援サーバであって、
前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択手段と、
前記選択手段の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択手段と、
前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた前記第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注手段と、
前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注手段と、
を有する購入支援サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品又はサービスの購入を支援する購入支援プログラム、代理購入方法及び購入支援サーバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
介護施設には、複数の施設入居者がおり、それらの施設入居者のために個別に商品販売サイトを利用して商品を購入することがある。
この場合に、一般に利用される商品販売サイトでは、販売対象となる商品等の分野が多岐にわたり施設入居者に必要とする適切な商品を選択することが難しい。
そのような背景から、介護等の特定の事業を行う事業者がサービスサイトを運営し、自らが会員に対して適切な商品等を商品販売サイトから抽出して購入画面を提供する。そして、当該購入画面を基に会員が商品の購入手続を行い、当該購入手続を基に商品販売サイトに発注をして商品の購入及び提供をする介護商品代理購入方法がある。
当該介護商品代理購入方法では、購入された商品はそれぞれの会員の自宅近くの店舗に配送され、代理購入者等が当該店舗に出向いて商品の引き渡しを受ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の介護商品代理購入方方法では、商品の発注は会員単位であり、かつ会員の自宅への商品配送であり、介護施設の入居者が商品を購入する場合に、各入居者へどのように商品を適切に届けるかが不明である。
また、従来の介護商品代理購入方法では、商品の代理購入を行う代理購入者等の認証、並びに商品販売サイトが契約する施設の認証をどのようにするかが問題となる。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、施設入居者に対して商品又はサービスを適切に配送できる購入支援プログラム、代理購入方法及び購入支援サーバを提供することにある。
また、本発明は、商品又はサービスを代理購入する場合に、代理購入者、並びに商品又はサービスの提供に係る施設の認証を適切に行うことができる購入支援プログラム、代理購入方法及び購入支援サーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の購入支援プログラムは、複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと通信を行う購入支援サーバが実行する購入支援プログラムであって、前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた前記第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程とを前記購入支援サーバに実行させる。
【0007】
好適には、前記選択された施設入居者が入居する前記施設の認証処理を前記提供側サーバとの間で行う施設認証工程を前記購入支援サーバにさらに実行させ、前記施設認証工程後に、前記施設入居者選択工程を前記購入支援サーバに実行させる。
【0008】
好適には、前記施設入居者選択工程の後に前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置に検索させる検索工程を前記購入支援サーバに実行させ、前記購入選択工程は、前記検索工程で検索した前記商品又はサービスを選択して行われる。
【0009】
好適には、前記検索工程では、前記商品又はサービスを提供する店舗であって、前記施設に予め対応付けられた前記店舗の在庫状況を反映させた検索結果画面を前記端末装置に表示させる。
【0010】
好適には、前記第2の発注工程において、前記商品又はサービスの提供者と発注支援者との間で予め決められた配送日時情報を示す前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する。
【0011】
好適には、前記第1の発注工程の前に、複数の施設のそれぞれについて、施設単位で当該施設に入居する前記施設入居者を登録する施設入居者登録工程と、前記第2の発注工程の前に、前記施設の住所を登録し、当該登録した住所を、前記施設と対応付けて前記提供側サーバに提供する住所提供工程とを前記購入支援サーバに実行させる。
【0012】
好適には、前記施設に属し、前記端末装置を操作して前記施設入居者の代理で前記商品又はサービスを購入する代理購入者を認証する代理購入者認証工程を前記購入支援サーバに実行させ、前記代理購入者認証工程後に、前記施設入居者選択工程を行う。
【0013】
好適には、前記施設入居者選択工程は、前記施設入居者選択工程で登録された情報を基に、商品購入する前記施設入居者を選択する。
【0014】
好適には、前記第2の発注工程の後に、前記提供側サーバから受信した決済画面情報を基に、前記端末装置に決済画面を表示させ、前記端末装置の操作に応じて前記決済画面上で決済処理が終了すると、前記端末装置に決済終了通知を表示させる決済工程を前記購入支援サーバに実行させる。
【0015】
好適には、前記第2の発注指示に応じた前記施設入居者の前記商品又はサービスの購入状況に基づいて、前記施設入居者への請求処理を行う施設入居者請求工程を前記購入支援サーバに実行させる。
【0016】
好適には、前記第2の発注指示に応じた前記施設入居者の前記商品又はサービスの購入状況に基づいて、前記商品又はサービスの提供を行う提供者に請求する手数料を計算し、当該手数料を前記提供側サーバに送信する提供者請求工程を前記購入支援サーバに実行させる。
【0017】
好適には、予め規定された介護度数、食事制限、咀嚼性の少なくとも一つのカテゴリーと、当該カテゴリーに属する商品との対応付けを示す対応情報を記憶し、前記検索工程では、前記対応情報内の各カテゴリーに予め割り当てられた名称と、前記商品又はサービスの名称とを組み合わせて新たな名称を前記商品の商品名として表記した検索結果画面を表示する。
【0018】
本発明の購入支援方法は、複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと、前記端末装置から前記第1の発注指示を受信して前記提供側サーバに前記第2の発注指示を送信する購入支援サーバとを用いて行う購入支援方法であって、前記購入支援サーバが、前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、前記購入支援サーバが、前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、前記購入支援サーバが、前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、前記購入支援サーバが、前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程と、前記提供側サーバが、第2の発注工程で受信した第2の発注指示に関連付けられた前記施設に予め対応付けられた店舗を特定する店舗特定工程と、前記提供側サーバが、前記第2の発注指示に関連付けられた前記施設、前記選択された施設入居者、前記選択された商品又はサービスを示す配送指示を、前記特定した店舗の端末装置に送信する配送指示工程とを有する。
【0019】
本発明の購入支援サーバは、複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと通信を行う購入支援サーバであって、前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択手段と、前記選択手段の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択手段と、前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた前記第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注手段と、前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注手段とを有する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、施設入居者に対して商品又はサービスを適切に配送できる購入支援プログラム、代理購入方法及び購入支援サーバを提供することができる。
また、本発明によれば、商品又はサービスを代理購入する場合に、代理購入者、並びに商品又はサービスの提供に係る施設の認証を適切に行うことができる購入支援プログラム、代理購入方法及び購入支援サーバを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る介護商品代理購入システムの構成図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す商品提供側サーバの機能ブロック図である。
【
図4】
図4は、
図1に示す購入支援サーバの機能ブロック図である。
【
図5】
図5は、端末装置のディスプレイに表示される施設マスタ管理画面を説明するための図である。
【
図6】
図6は、端末装置のディスプレイに表示される入居者マスタ管理画面を説明するための図である。
【
図7】
図7は、端末装置のディスプレイに表示される施設入居者選択画面を説明するための図である。
【
図8】
図8は、端末装置のディスプレイ23に表示される検索画面を説明するための図である。
【
図9】
図9は、購入支援サーバが検索画面に表示する商品名の生成方法を説明するための図である。
【
図10】10は、端末装置のディスプレイに表示される各施設入居者の商品の発注履歴画面を説明するための図である。
【
図11】
図11は、端末装置のディスプレイに表示される購入明細出力画面171を説明するための図である。
【
図12】
図12は、購入支援サーバが商品提供側サーバから所定時間間隔で商品情報を取得するタイミングを説明するフローチャートである。
【
図13】
図13は、購入支援サーバが商品提供側サーバから商品情報を検索操作に応じて取得するタイミングを説明するフローチャートである。
【
図14】
図14は、
図1に示す介護商品代理購入システムを用いた介護商品の購入方法を説明するためのフローチャートである。
【
図15】
図15は、
図1に示す介護商品代理購入システムを用いた介護商品の購入方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態に係る介護商品代理購入方法について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る介護商品代理購入システム1の構成図である。
図1に示すように、介護商品代理購入システム1は、例えば、介護施設3において施設入居者のために代理購入者が使う端末装置11、商品提供事業者5が使用する商品提供側サーバ13、介護施設支援事業者7が使用する購入支援サーバ15、並びに商品提供事業者5が管理する複数の店舗に設置された店舗端末14を有し、これがネットワーク9を介して通信する。
【0023】
図1に示す介護商品代理購入システム1を用いて行われる本実施形態の介護商品代理購入方法では、施設入居者のために商品又はサービスの購入手続をする代理購入者が端末装置11に第1の発注指示を入力し、ネットワーク9を介して当該第1の発注指示を購入支援サーバ15に送信する。
購入支援サーバ15は、端末装置11から受信した第1の発注指示に応じて、商品提供側サーバ13に、商品又はサービスの提供を発注する第2の発注指示を送信する。
商品提供側サーバ13は、当該第2の発注指示に基づいて、商品提供側サーバ13との第2の認証に対応付けられた介護施設3に、第2の発注指示に係る商品又はサービスを提供する処理を行う。具体には、第2の発注指示に対応付けられた店舗の店舗端末14に配送指示を出す。
【0024】
以下、
図1に示す各構成要素について詳細に説明する。
[端末装置11]
図2は、
図1に示す端末装置11の機能ブロック図である。
端末装置11は、代理購入者が施設入居者の代理で商品を購入するために用いられる。
図2に示すように、端末装置11は、ディスプレイ23、操作部25、通信部27、メモリ29及び処理部31を有する。
【0025】
ディスプレイ23は、処理部31が生成した画面を表示する。
ディスプレイ23には、後述するよう、商品を購入するための購入画面が表示される。
操作部25は、ディスプレイ23のタッチパネルや、操作ボタン、音声入力等である。
操作部25は、代理購入者によって操作される。
通信部27は、ネットワーク9を介して購入支援サーバ15と通信をする。
メモリ29は、処理部31が実行するプログラムPRG1及びデータを記憶している。
処理部31は、プログラムPRG1を実行し、以下に示す端末装置11の処理を統括的に行う。
【0026】
[商品提供側サーバ13]
図3は、
図1に示す商品提供側サーバ13の機能ブロック図である。
商品提供側サーバ13は、商品提供事業者5によって運用される。
図3に示すように、商品提供側サーバ13は、通信部37、メモリ39、データベース43、処理部41を有する。
【0027】
通信部37は、ネットワーク9を介して購入支援サーバ15と通信をする。
メモリ39は、処理部41が実行するプログラムPRG2及びデータを記憶している。
データベース43は、商品提供側サーバ13に提供する商品やその第1の価格等の情報を検索可能に記憶している。当該第1の価格は、商品提供事業者5が介護施設支援事業者7に対して決定した商品の価格である。
処理部31は、プログラムPRG2を実行し、以下に示す商品提供側サーバ13の処理を統括的に行う。
【0028】
[購入支援サーバ15]
図4は、
図1に示す購入支援サーバ15の機能ブロック図である。
図4に示すように、購入支援サーバ15は、通信部5、メモリ59、データベース53、処理部51を有する。
【0029】
通信部57は、ネットワーク9を介して端末装置11及び購入支援サーバ15と通信をする。
メモリ59は、処理部51が実行する購入支援プログラムPRG3及びデータを記憶している。
データベース53は、端末装置11のディスプレイ23に表示する購入画面71に掲載する商品やその第2の価格等の情報を検索可能に記憶している。
処理部51は、購入支援プログラムPRG3を実行し、以下に示す購入支援サーバ15の処理を統括的に行う。
【0030】
処理部51は、端末装置11から受信した代理購入者(介護士等)のIDとパスワードについて代理購入者認証を行う。
また、処理部51は、介護施設3の施設入居者の商品購入操作を行う場合に、当該施設を認証する施設認証を商品提供側サーバ13との間で行う。
【0031】
図5は、端末装置11のディスプレイ23に表示される施設マスタ管理画面121を説明するための図である。
図5に示すように、施設マスタ管理画面121は、購入支援サーバ15による商品等の発注支援を受ける介護施設3の一覧を表示する管理画面である。
施設マスタ管理画面121には、介護施設3を検索するための施設名入力欄と、住所入力欄と、検索ボタン画像が設けられている。
検索指示に応じて、ヒットした介護施設3の施設コード、施設名、住所、電話番号、納品曜日(納品日)が表示される。
購入支援サーバ15には、後述する第2の発注工程を行う前に、介護施設3の住所が登録され、介護施設3のIDと関連付けて当該住所が商品提供側サーバ13に送信して登録させる住所提供工程が実行される。
【0032】
図6は、端末装置11のディスプレイ23に表示される入居者マスタ管理画面131を説明するための図である。
図6に示すように、入居者マスタ管理画面131は、購入支援サーバ15による商品等の発注支援を受ける施設入居者の一覧を表示する管理画面である。
入居者マスタ管理画面131には、介護施設3の施設入居者検索するための施設名入力欄と、利用者(施設入居者)コード入力欄、施設入居者の施設内の部屋番号の入力欄、施設入居者の指名の入力欄と、検索ボタン画像が設けられている。
検索指示に応じて、ヒットした施設入居者の施設名、利用者コード、部屋番号、氏名、性別が表示される。
購入支援サーバ15は、事前に、施設入居者の登録工程を行う。
【0033】
図7は、端末装置11のディスプレイ23に表示される施設入居者選択画面141を説明するための図である。
購入支援サーバ15は、施設入居者選択画面141上で、代理購入者が施設入居者を選択すると、その情報を記憶する。これにより、選択された代理購入者の購入画面に切り換わる。
【0034】
図8は、端末装置11のディスプレイ23に表示される検索画面151を説明するための図である。
購入支援サーバ15は、端末装置11から検索指示を入力すると、
図8に示す検索画面151を端末装置11に表示させる。
検索画面151は、施設入居者選択後に、当該施設入居者が購入する商品又はサービスを検索するために用いられる。代理購入者は、検索画面151を用いて、施設入居者のために商品を検索する。
購入支援サーバ15は、商品提供事業者5の複数の店舗のうち、選択された施設入居者が属する介護施設3に予め対応付けられた(紐付られた)店舗の在庫状況を反映させた検索画面151を表示する。当該表示は、商品提供側サーバ13からの当該店舗の財お情報を基に行われる。
【0035】
購入支援サーバ15は、検索画面151において、商品提供側サーバ13が提供する商品又はサービスのうち予め指定した商品又はサービスを、商品提供事業者5が提示する第1の価格を基に介護施設支援事業者7が決定した第2の価格と対応付けて表示する。当該第2の価格の決定は、第1の価格を基に購入支援サーバ15が自動的に行ってもよい。
【0036】
購入支援サーバ15は、上記検索によって商品の在庫数を表示する度に、商品提供側サーバ13から当該商品の在庫数情報を取得し、これを検索画面151に表示する。
【0037】
図9は、購入支援サーバ15が検索画面151に表示する商品名の生成方法を説明するための図である。
図9に示すように、購入支援サーバ15は、予め規定されたカテゴリーのカテゴリー名と、当該カテゴリーに割り当てられた商品の一般名称との対応関係を示す第1の対応関係情報を記憶する。カテゴリー名は、介護度数、食事制限、咀嚼性、食べ易さ等の商品を選択の属性を示している。
また、購入支援サーバ15は、上記カテゴリー名と、当該カテゴリーの検索画面に表示する当該カテゴリーの属性に応じて購買意欲を喚起させるために商品名に追記する表記である追記表記とを対応関係を示す第2の対応関係情報を記憶する。
追記表記は、例えば、咀嚼し易い、塩分控えめ、個包装された等である。
購入支援サーバ15は、検索工程において、上記第1の対応情報を基にカテゴリー名で検索された商品一般名称に、第2の対応情報を基に対応付けられた追記表記をふかして検索表示名称を制しし、これを検索画面151を表示する。例えば、「咀嚼し易いお菓子」、「塩分控えめ食品」、「個包装された果物」等の表記を行う。
【0038】
購入支援サーバ15は、上述したカテゴリー分類、新たな追加表記と、それを使った場合の販売実績(商品購入結果)等をモニターし、購入状況がよい(販売個数が多い)新たな追記表記(表示名)を特定し、それを優先的に使用するようしてもよい。また、季節等の期間を基にモニターに期間毎に表記する名称を変更してもよい。
【0039】
購入支援サーバ15は、学習モデルを用いて、カテゴリー分類と表示名の自動生成方法として、例えば、以下のようにしてもよい。
(入力)介護施設支援事業者7で作成したカテゴリー分類、表示名、それに紐づく商品デー。これらは解析データベースに蓄積されている。
(出力)販売実績、例えば、所定期間内での売上個数、閲覧回数、売上金額等。
購入支援サーバ15は、学習モデルに上記(入力)と(出力)とから、学習モデルに学習させ、学習済モデルを生成する。そして、学習済モデルを使って(出力)販売実績を最も高くする(入力)の組み合わせを特定する。
また、学習モデルにより、より購買実績が高まるように、第2の対応情報を更新する。
【0040】
図10は、端末装置11のディスプレイ23に表示される各施設入居者の商品の発注履歴画面161を説明するための図である。
図10に示すように、所定画面上で発注履歴が選択操作されると発注履歴画面161が表示される。
発注履歴画面161には、対応する施設入居者が過去に発注した商品に関する情報が表示されている。
【0041】
図11は、端末装置11のディスプレイ23に表示される購入明細出力画面171を説明するための図である。
図11に示すように、購入明細出力画面171は、施設名入力欄と、購入明細出力期間を入力する欄とを有している。
【0042】
図12は、購入支援サーバ15が商品提供側サーバ13から所定時間間隔で商品情報を取得するタイミングを説明するフローチャートである。
図12に示すように、購入支援サーバ15の処理部51は、例えば、前回取得を行ってから1日等の第1の読み込み期間が経過したと判断した場合に(ステップST31)、商品提供側サーバ13に商品情報取得要求を送信し、最新の商品情報を受信してデータベース53に記憶する(ステップST32)。
【0043】
図13は、購入支援サーバ15が商品提供側サーバ13から商品情報を検索操作に応じて取得するタイミングを説明するフローチャートである。
図13に示すように、購入支援サーバ15の処理部51は、代理購入者が端末装置11を操作して商品検索をしたタイミングで(ステップST41)、商品提供側サーバ13に商品情報取得要求を送信し、最新の商品情報を受信してデータベース53に記憶する(ステップST42)。
【0044】
以下、
図1に示す介護商品代理購入システム1を用いた介護商品の購入方法を説明する。
図14及び
図15は、
図1に示す介護商品代理購入システム1を用いた介護商品の購入方法を説明するためのフローチャートである。
【0045】
なお、ステップST31の前に、購入支援サーバ15は、介護施設3に入居する前記施設入居者を登録する施設入居者登録工程を実行する。当該登録には、各施設入居者について
図6に示す情報を登録する。また、介護施設3が複数ある場合は、それぞれについて、施設単位で当該施設に入居する施設入居者を登録する。
また、ステップST31の前に、購入支援サーバ15は、介護施設3の住所を登録し、当該登録した住所を、施設と対応付けて商品提供側サーバ13に送信する。
【0046】
ステップST31:
代理購入者が
図2に示す端末装置11の操作部25を操作して、通信部27及びネットワーク9を介して、介護施設支援事業者7が運用する購入支援サーバ15にアクセスする。
そして、購入支援サーバ15は、ログイン画面を端末装置11のディスプレイ23に表示させる。
【0047】
代理購入者が、例えば、操作部25を操作して、ディスプレイ23に表示されたログイン画面で、当該代理購入者のIDとパスワードを入力する。処理部31は、当該入力されたIDとパスワードを通信部27及びネットワーク9を介して購入支援サーバ15に送信する。
購入支援サーバ15の処理部51は、当該受信したIDとパスワードの正当性についての第1の認証を行う。
【0048】
ステップST32:
購入支援サーバ15は、ステップST31の第1の認証に成功するとステップST33に進む。
【0049】
ステップST33:
購入支援サーバ15の処理部51が、予めメモリ59に記憶した介護施設3のIDとパスワードを通信部57及びネットワーク9を介して商品提供側サーバ13に送信する。
購入支援サーバ15は、ステップST31で受信したIDとパスワードを基に介護施設3を特定し、それに対応するIDとパスワードをメモリ59から読み出す。
商品提供側サーバ13の処理部41は、当該受信したIDとパスワードの正当性について第2の認証を行う。処理部41は、当該第2の認証の結果を、通信部47及びネットワーク9を介して購入支援サーバ15に送信する。
【0050】
ステップST34:
購入支援サーバ15の処理部51は、ステップST13の第2の認証に成功したと「判断するとステップST33に進む。
【0051】
ステップST35:
購入支援サーバ15の処理部51は、端末装置11のディスプレイ23に購入手続を行う施設入居者を選択するための画面を表示する。
具体的には、処理部51は、所定の購入画面を端末装置11のディスプレイ23に表示し、購入画面上で入居者選択ボタン画像が選択操作されると、
図7に示す施設入居者選択画面141をディスプレイ23に表示する。代理購入者が施設入居者選択画面141上で施設入居者を選択する。
【0052】
ステップST36:
購入支援サーバ15の処理部51は、ステップST35で選択された施設入居者の購入手続を行うための
図8に示す検索画面151をディスプレイ23に表示する。
【0053】
ステップST37:
代理購入者が、ステップST36で表示された検索画面151上で、選択した施設入居者の商品購入手続を行う。このとき、代理購入者が、検索画面151で購入する商品の検索を行い、購入決定をする。端末装置11は、購入決定に係る第1の発注指示を購入支援サーバ15に送信する。第1の発注指示には、選択された施設入居者のIDと、選択された商品とが関連けられている(例えば、指示内に情報として含まれている)。
【0054】
ステップST38:
購入支援サーバ15の処理部51は、通信部57及びネットワーク9を介して商品提供側サーバ13に、第1の発注指示に基づいてステップST37で購入決定された商品の第2の発注指示を送信する。
【0055】
ステップST39:
購入支援サーバ15は、商品提供側サーバ13から商品提供事業者5の決済画面情報を受信し、端末装置11のディスプレイ23に商品提供事業者5の決済画面を表示する。
【0056】
ステップST40:
代理購入者が、ステップST9で表示された商品提供事業者5の決済画面上で決済操作を行う。購入支援サーバ15は、当該決済操作に応じて介護施設支援事業者7の決済処理を行う。
【0057】
ステップST41:
購入支援サーバ15は、ステップST40の決済が完了すると、決済完了画面を端末装置11のディスプレイ23に表示する。
【0058】
ステップST42:
商品提供側サーバ13の処理部41は、ステップST38で受信した第2の発注指示に基づいて、購入指示に係る商品を、第2の認証に係る介護施設3(施設入居者の部屋番号等を指定)に配送するための処理を行う。
具体的には、商品提供側サーバ13は、受信した第2の発注指示で示される介護施設3の住所に対応付けられた店舗を特定する。そして、商品提供側サーバ13は、当該特定した店舗の店舗端末14に、介護施設3と、選択された施設入居者及び商品とを示す配送指示を送信する。
【0059】
ステップST43:
ステップST42で配送指示を受信した店舗端末14は、当該配送指示に基づいて、指定された介護施設3に、選択された商品を配送するための処理を行う。このとき、各商品について、選択された(購入した)施設入居者を特定できるように包装等をする。
【0060】
ステップST44:
購入支援サーバ15は、第2の発注指示に応じた施設入居者の商品の購入状況に基づいて、当該施設入居者への請求処理を行う(施設入居者請求工程)。
購入支援サーバ15は、当該請求処理に応じた施設入居者からの入金を管理する。
【0061】
ステップST45:
購入支援サーバ15は、商品提供側サーバ13からの商品購入に係る請求を受信すると、それに応じた商品提供事業者5への支払い処理を行う。
【0062】
ステップST46:
購入支援サーバ15は、第2の発注指示に応じた施設入居者の商品の購入状況に基づいて、商品提供事業者5への手数料(紹介料)の請求処理を行う(施設入居者請求工程)。
【0063】
以上説明したように、介護商品代理購入システム1によれば、購入支援サーバ15から商品提供側サーバ13に、施設入居者だけでなく、その介護施設3の情報を自動的に送るため、商品提供側サーバ13は発注指示された商品を介護施設3に関連付けて配送処理できる。
【0064】
介護商品代理購入システム1によれば、購入支援サーバ15から商品提供側サーバ13に介護施設3の住所情報を提供し、商品提供側サーバ13において、当該住所情報を基に介護施設3に店舗を対応付ける。そのため、購入支援サーバ15は、商品購入時に、店舗との対応付けを行う必要がない。
また、購入支援サーバ15は、代理購入者による商品購入時に、商品購入に係る施設入居者の情報も商品提供側サーバ13に送るため、各店舗から介護施設3に商品を配送する際に、施設入居者別に仕分けることができる。
【0065】
介護商品代理購入システム1によれば、各介護施設3にその複数の施設入居者が登録されており、購入された商品を介護施設3単位で近くの店舗から配送できると共に、介護施設3内で受けとった商品を、当該商品に付された施設入居者の情報を基に容易に分配できる。
【0066】
介護商品代理購入システム1によれば、購入支援サーバ15を用いることで、商品提供側サーバ13に対してる発注指示だけでなく、介護施設3から施設入居者への請求処理、並びに介護施設3から商品提供事業者5への支払処理を一括して管理できる。
【0067】
また、介護商品代理購入システム1によれば、
図5~
図11に示すように、直感で視覚的に把握できるユーザインターフェースを提供することで、簡単に操作に慣れることができる。
【0068】
また、介護商品代理購入システム1によれば、
図9を用いて説明したように、商品提供事業者5が提供する商品を、介護施設支援事業者7が任意指定する組み合わせしてカテゴリー表示し販売を促進することができる。例えば、入居時セット、今月の特価品、季節の特集などのカテゴリー表示ができる。すなわち、介護施設支援事業者7独自のMDやキャンペーンをカテゴリー表示や商品表示に反映することができることで高利便性・高販売効率を達成できる。
【0069】
また、介護商品代理購入システム1によれば、代理購入者の選択から発注まで個々の施設入居者に紐づいたシステムガイディングに沿って代理購入者(発注担当者)が安全に発注できる。
【0070】
また、介護商品代理購入システム1によれば、施設入居者の代理で代理購入者が商品を代理購入する場合に、当該施設入居者が入居する介護施設3に商品提供事業者5から商品が配送されるように支援処理を行う。そのため、従来のように代理購入者である代理購入者は、店舗まで商品を引き取りにいく必要がなく、の負担を軽減できる。
【0071】
また、介護商品代理購入システム1によれば、代理購入者、並びに介護施設3の認証を適切に行い、不正な購入手続を防止すると共に、高い信頼性の決済処理を行うことができる。
【0072】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【0073】
上述した実施形態では、商品を代理購入する場合を例示したが、マッサージ、理美容等のサービスを代理購入するようにしてもよい。
【0074】
また、上述した実施形態では、購入支援サーバ15が一か所の介護施設3の端末装置11と代理購入処理をする場合を例示したが、複数の介護施設3の端末装置11と代理購入処理をするようにしてもよい。その場合は、購入支援サーバ15は、第1の発注指示を出した端末装置11に対応する介護施設3を特定して、当該介護施設3について第2の認証を行う。
【0075】
また、上述した実施形態では、介護施設3と介護施設支援事業者7とを別事業者としたが同一事業者でもよい。
【0076】
また、上述した実施形態では、代理購入者が端末装置11を操作して入力した場合を例示したが、音声入力にしてもよい。
【0077】
上述した実施形態では、施設入居者として施設入居者を例示し、代理購入者として代理購入者を例示したが、施設入居者は要介助者、要保護者、要補助者のいずれかであってもよいし、代理購入者は介助者、保護者、補助者のいずれかであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明は、介護等の商品又はサービスの代理購入に係るシステムに適用可能である。
【符号の説明】
【0079】
1…介護商品代理購入システム
3…介護施設
7…介護施設支援事業者
9…ネットワーク
11…端末装置
13…商品提供側サーバ
14…店舗端末
15…購入支援サーバ
23…ディスプレイ
25…操作部
27…通信部
29…メモリ
31…処理部
41…処理部
43…データベース
47…通信部
49…メモリ
5
57…通信部
59…メモリ1…処理部
53…データベース
【手続補正書】
【提出日】2021-03-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、
前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと
通信を行う購入支援サーバが実行する購入支援プログラムであって、
前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、
前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、
前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた前記第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、
前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程と、
を前記購入支援サーバに実行させる購入支援プログラム。
【請求項2】
前記選択された施設入居者が入居する前記施設の認証処理を前記提供側サーバとの間で行う施設認証工程
を前記購入支援サーバにさらに実行させ、
前記施設認証工程後に、前記施設入居者選択工程を前記購入支援サーバに実行させる請求項1に記載の購入支援プログラム。
【請求項3】
前記施設入居者選択工程の後に前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置に検索させる検索工程
を前記購入支援サーバに実行させ、
前記購入選択工程は、前記検索工程で検索した前記商品又はサービスを選択して行われる
請求項1又は請求項2に記載の購入支援プログラム。
【請求項4】
前記検索工程では、前記商品又はサービスを提供する店舗であって、前記施設に予め対応付けられた前記店舗の在庫状況を反映させた検索結果画面を前記端末装置に表示させる
請求項3に記載の購入支援プログラム。
【請求項5】
前記第2の発注工程において、前記商品又はサービスの提供者と発注支援者との間で予め決められた配送日時情報を示す前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する
請求項1~4のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項6】
前記第1の発注工程の前に、複数の施設のそれぞれについて、施設単位で当該施設に入居する前記施設入居者を登録する施設入居者登録工程と、
前記第2の発注工程の前に、前記施設の住所を登録し、当該登録した住所を、前記施設と対応付けて前記提供側サーバに提供する住所提供工程と
を前記購入支援サーバに実行させる
請求項1~5のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項7】
前記施設に属し、前記端末装置を操作して前記施設入居者の代理で前記商品又はサービスを購入する代理購入者を認証する代理購入者認証工程
を前記購入支援サーバに実行させ、
前記代理購入者認証工程後に、前記施設入居者選択工程を行う
請求項1~6のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項8】
前記施設入居者選択工程は、前記施設入居者選択工程で登録された情報を基に、商品購入する前記施設入居者を選択する
請求項7に記載の購入支援プログラム。
【請求項9】
前記第2の発注工程の後に、前記提供側サーバから受信した決済画面情報を基に、前記端末装置に決済画面を表示させ、前記端末装置の操作に応じて前記決済画面上で決済処理が終了すると、前記端末装置に決済終了通知を表示させる決済工程
を前記購入支援サーバに実行させる請求項1~8のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項10】
前記第2の発注指示に応じた前記施設入居者の前記商品又はサービスの購入状況に基づいて、前記施設入居者への請求処理を行う施設入居者請求工程
を前記購入支援サーバに実行させる請求項1~9のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項11】
前記第2の発注指示に応じた前記施設入居者の前記商品又はサービスの購入状況に基づいて、前記商品又はサービスの提供を行う提供者に請求する手数料を計算し、当該手数料を前記提供側サーバに送信する提供者請求工程
を前記購入支援サーバに実行させる請求項1~10のいずれかに記載の購入支援プログラム。
【請求項12】
予め規定された介護度数、食事制限、咀嚼性の少なくとも一つのカテゴリーと、
当該カテゴリーに属する商品との対応付けを示す対応情報を記憶し、
前記検索工程では、前記対応情報内の各カテゴリーに予め割り当てられた名称と、前記商品又はサービスの名称とを組み合わせて新たな名称を前記商品の商品名として表記した検索結果画面を表示する
請求項3に記載の購入支援プログラム。
【請求項13】
複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、
前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと、
前記端末装置から前記第1の発注指示を受信して前記提供側サーバに前記第2の発注指示を送信する購入支援サーバと
が協働して行う購入支援方法であって、
前記購入支援サーバが、前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、
前記購入支援サーバが、前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、
前記購入支援サーバが、前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、
前記購入支援サーバが、前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程と、
前記提供側サーバが、第2の発注工程で受信した第2の発注指示に関連付けられた前記施設に予め対応付けられた店舗を特定する店舗特定工程と、
前記提供側サーバが、前記第2の発注指示に関連付けられた前記施設、前記選択された施設入居者、前記選択された商品又はサービスを示す配送指示を、前記特定した店舗の端末装置に送信する配送指示工程と、
を有する購入支援方法。
【請求項14】
複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、
前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと
通信を行う購入支援サーバであって、
前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択手段と、
前記選択手段の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択手段と、
前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた前記第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注手段と、
前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた前記第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注手段と、
を有する購入支援サーバ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
本発明の購入支援方法は、複数の施設入居者が入居する施設において、前記施設入居者が購入する商品又はサービスを指定した第1の発注指示を入力するために用いられる端末装置と、前記第1の発注指示に応じた第2の発注指示を受け、発注された商品又はサービスを前記施設入居者に提供する処理を行う提供側サーバと、前記端末装置から前記第1の発注指示を受信して前記提供側サーバに前記第2の発注指示を送信する購入支援サーバとが協働して行う購入支援方法であって、前記購入支援サーバが、前記複数の施設入居者のうち商品を購入する前記施設入居者を前記端末装置で選択させる施設入居者選択工程と、前記購入支援サーバが、前記選択工程の選択された前記施設入居者が購入する商品又はサービスを前記端末装置で選択させる購入選択工程と、前記購入支援サーバが、前記選択された施設入居者と、前記選択された前記商品又はサービスと関連付けられた第1の発注指示を前記端末装置から受信する第1の発注工程と、前記購入支援サーバが、前記第1の発注指示に基づいて、前記選択された施設入居者、当該施設入居者が入居する前記施設、前記選択された商品又はサービスと関連付けられた第2の発注指示を前記提供側サーバに送信する第2の発注工程と、前記提供側サーバが、第2の発注工程で受信した第2の発注指示に関連付けられた前記施設に予め対応付けられた店舗を特定する店舗特定工程と、前記提供側サーバが、前記第2の発注指示に関連付けられた前記施設、前記選択された施設入居者、前記選択された商品又はサービスを示す配送指示を、前記特定した店舗の端末装置に送信する配送指示工程とを有する。