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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022106312
(43)【公開日】2022-07-20
(54)【発明の名称】景品提供システム
(51)【国際特許分類】
   G07F 11/00 20060101AFI20220712BHJP
   A63F 9/00 20060101ALI20220712BHJP
【FI】
G07F11/00 Z
A63F9/00 513
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021001178
(22)【出願日】2021-01-07
(71)【出願人】
【識別番号】521011156
【氏名又は名称】株式会社FAREAST
(71)【出願人】
【識別番号】520455209
【氏名又は名称】株式会社ジーアンドティー
(74)【代理人】
【識別番号】100120086
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼津 一也
(74)【代理人】
【識別番号】100191204
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 春彦
(72)【発明者】
【氏名】東山 武司
(72)【発明者】
【氏名】八塚 寿
【テーマコード(参考)】
3E046
【Fターム(参考)】
3E046AA02
3E046BB07
3E046CA15
3E046DA01
3E046EB05
3E046GA10
(57)【要約】
【課題】従来にない新しい方式の景品提供システムを提供する。
【解決手段】カプセル14を収容するカプセル収容部16、及びカプセル収容部16よりカプセル14を外部に取り出すためカプセル取出部18を備えたカプセル払い出し装置10と、施錠可能な複数の景品ボックス30を備えた景品払い出し装置12と、を備え、カプセル払い出し装置10に収容されたカプセル14が、景品ボックス情報を記録したコードを具備すると共に、景品払い出し装置12が、コードをコード読取部32で読み取り、読み取ったコードの景品ボックス情報に対応する景品ボックス30の施錠を解錠して景品34を提供する景品提供システム1である。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カプセルを収容するカプセル収容部、及び前記カプセル収容部よりカプセルを外部に取り出すためカプセル取出部を備えたカプセル払い出し装置と、
施錠可能な複数の景品ボックスを備えた景品払い出し装置と、
を備えた景品提供システムであって、
前記カプセル払い出し装置に収容されたカプセルが、景品ボックス情報を記録したコードを具備すると共に、前記景品払い出し装置が、前記コードをコード読取部で読み取り、該読み取ったコードの景品ボックス情報に対応する景品ボックスの施錠を解錠して景品を提供することを特徴とする景品提供システム。
【請求項2】
前記カプセル払い出し装置及び景品払い出し装置が隣接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の景品提供システム。
【請求項3】
前記景品払い出し装置の景品ボックスが上下に重ねて設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の景品提供システム。
【請求項4】
前記景品ボックス情報を記録したコードが、QRコード(登録商標)又はバーコードであることを特徴とする請求項1~3のいずれか記載の景品提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、景品提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、硬貨を入れ、ハンドルを回すと、玩具等の景品が収容されたカプセルが払い出される、カプセルトイ自動販売機やガチャガチャ(登録商標)などと称される景品提供システムが提案されている。
【0003】
例えば、前側に開口が設けられた本体を有する景品提供システムにおいて、少なくとも一部が透明に構成された前壁と上部に物品入出口を有し且つ内部に物品が保持可能な容体を備え、この容体は開口を閉塞可能に構成され、その閉塞状態では前壁の透明箇所を通して内部の物品が視認できるように構成され、また、容体は所定の軸を中心に正逆に回転可能となるように設けられ閉塞状態と物品入出口露出状態とを取り得るようになっている景品提供システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、従来の景品提供システムにおいては、景品がカプセルに収容可能な大きさの景品に限られていたため、景品とできる商品が限られていた。このため、新たな方式の景品提供システムが求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001-209844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、従来にない新しい方式の景品提供システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、カプセル払い出し装置と、施錠可能な複数の景品ボックスを備えた景品払い出し装置とを別々に設けて、カプセル払い出し装置から払い出されるカプセルが具備するコードを、景品払い出し装置のコード読取部で読み取って特定の景品ボックスに収容された景品を提供する方式とすることにより、大小多様な商品を景品とすることができ、購入者の購買意欲を向上させることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]カプセルを収容するカプセル収容部、及び前記カプセル収容部よりカプセルを外部に取り出すためカプセル取出部を備えたカプセル払い出し装置と、
施錠可能な複数の景品ボックスを備えた景品払い出し装置と、
を備えた景品提供システムであって、
前記カプセル払い出し装置に収容されたカプセルが、景品ボックス情報を記録したコードを具備すると共に、前記景品払い出し装置が、前記コードをコード読取部で読み取り、該読み取ったコードの景品ボックス情報に対応する景品ボックスの施錠を解錠して景品を提供することを特徴とする景品提供システム。
[2]前記カプセル払い出し装置及び景品払い出し装置が隣接して設けられていることを特徴とする上記[1]記載の景品提供システム。
[3]前記景品払い出し装置の景品ボックスが上下に重ねて設けられていることを特徴とする上記[1]又は[2]記載の景品提供システム。
[4]前記景品ボックス情報を記録したコードが、QRコード(登録商標)又はバーコードであることを特徴とする上記[1]~[3]のいずれか記載の景品提供システム。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、従来にない新しい方式の景品提供システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第一実施形態に係る景品提供システムのカプセル払い出し装置の概略正面図である。
図2】本発明の第一実施形態に係る景品提供システムのカプセル及びコードの概略説明図である。
図3】本発明の第一実施形態に係る景品提供システムの景品払い出し装置の概略斜視図である。
図4】本発明の第一実施形態に係る景品提供システムの使用状態を説明する概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の景品提供システムは、カプセルを収容するカプセル収容部、及びカプセル収容部よりカプセルを外部に取り出すためカプセル取出部を備えたカプセル払い出し装置と、施錠可能な複数の景品ボックスを備えた景品払い出し装置と、を備えた景品提供システムであって、カプセル払い出し装置に収容されたカプセルが、景品ボックス情報を記録したコードを具備すると共に、景品払い出し装置が、コードをコード読取部で読み取り、読み取ったコードの景品ボックス情報に対応する景品ボックスの施錠を解錠して景品を提供することを特徴とする。
【0012】
本発明の景品提供システムを用いることにより、大小多様な景品を容易に提供することができる。また、購入者の購買意欲を向上させることができる。
【0013】
本発明の景品提供システムの景品としては、景品ボックスに収容できるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、ぬいぐるみ、人形、玩具、筆記用具、装飾品、被服、靴、菓子、飲料品等の大小多様な景品を挙げることができる。
【0014】
まず、本発明のカプセル払い出し装置について説明する。
[カプセル払い出し装置]
本発明のカプセル払い出し装置は、上記のようにカプセルを収容するカプセル収容部、及びカプセル収容部よりカプセルを外部に取り出すためカプセル取出部を備えている。カプセル払い出し装置は、カプセルを除いて一般にカプセルトイ自動販売機に用いられる公知のカプセル払い出し装置を採用することができる。
【0015】
(カプセル収容部)
カプセル収容部は、その内部に複数のカプセルを収容可能な箱状に形成されている。カプセル収容部は、その壁の一部又は全部が透明に形成されてもよい。これにより、外部から収容されたカプセルの残数を容易に把握することができる。
【0016】
(カプセル取出部)
カプセル取出部は、カプセル収容部より好ましくは1つのカプセルを外部に取り出すため手段であり、一般にカプセルトイ自販機に用いられる公知のカプセル取出部を用いることができる。具体的に例えば、硬貨や紙幣を投入することにより操作可能となるハンドルやボタンなどの操作部を備え、操作部を操作することにより、カプセル収容部から1つのカプセルをカプセル取出口に排出するものや、硬貨や紙幣を投入することにより自動でカプセル収容部から1つのカプセルをカプセル取出口に排出するものなどを挙げることができる。なお、硬貨や紙幣の代わりに、キャッシュレス決済により操作可能となるものであってもよい。
【0017】
[カプセル]
カプセルは、その内部に収容空間を有する球状の容器であり、例えば、2つの半球状の容器に分割可能に構成されている(図2参照)。カプセルの大きさとしては、特に制限されるものではないが、例えば、直径25~100mm程度であり、直径30~90mm程度であることが好ましく、直径40~80mm程度であることがより好ましい。カプセルの材質としては、特に制限されるものではなく、例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン等のプラスチック、ゴム、木材、ガラス、金属などを挙げることができ、プラスチックが好ましい。カプセルは、有色であってもよいし、無色であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。また、カプセルは、透明であってもよいし、不透明であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
【0018】
カプセルは、景品ボックス情報を記録したコードを具備している。景品ボックス情報は、景品払い出し装置における景品ボックスに関する情報であり、例えば、各景品ボックスに割り振られた番号やアルファベットなどの文字情報を挙げることができる。コードは、景品ボックス情報を記録するための標識であり、例えば、QRコード(登録商標)又はバーコードを挙げることができ、QRコードが好ましい。コードは、カプセルに収容された紙などに表示されたものであってもよいし、カプセルに直接表示されたものであってもよい。なお、カプセルには、おみくじや小さい玩具などが収容されていてもよい。
【0019】
また、カプセル払い出し装置に収容されるカプセルには、景品を受領できる当たりのカプセルに加えて、景品を受領できない外れのカプセルが含まれていてもよい。すなわち、収容されるカプセルには、景品ボックス情報を記録したコードを有しているカプセルに加えて、景品ボックス情報を記録したコードを有していないカプセルが含まれていてもよい。具体的に、景品ボックス情報を記録したコードを有していないカプセルとしては、例えば、空のカプセルや、白紙の紙が入ったカプセルや、「ハズレ」などの文字が表示された紙が入ったカプセルや、景品ボックス情報が記録されていない標識が表示された紙が入ったカプセル等を挙げることができる。
【0020】
続いて、本発明の景品払い出し装置について説明する。
[景品払い出し装置]
景品払い出し装置は、上記カプセル払い出し装置と離れて設けられるものであってもよいが、カプセル払い出し装置に隣接して設けられていることが好ましい。これにより、コンパクトに設置することができる。
【0021】
景品払い出し装置は、複数の景品ボックスを備えている。景品ボックスは、景品を出し入れ可能な取出口を有する箱状の容器であり、取出口は扉や蓋などで施錠可能に構成されている。その大きさや形状は、収容する景品の大きさ等の目的により適宜設定でき、特に制限されない。景品ボックスは、各ボックスが離れて設けられていてもよいし、隣接して設けられていてもよく、上下に重ねて設けられていることが好ましい。これにより、コンパクトに設置することができる。
【0022】
景品払い出し装置は、コード読取部を備えている。コード読取部は、景品ボックス情報を記録したコードを読み取り可能に構成され、景品ボックス情報を記録したコードを読み取り、読み取った景品ボックス情報に基づき、取出口に設けられた電磁ロックなどのロック機構の施錠や解錠を行う。コード読取部の読み取り方式としては、例えば、景品ボックス情報が記録された媒体に表示された標識を読み取る光学式の読み取り方式を挙げることができる。また、コード読取部は、コードを景品払い出し装置の景品ボックスと紐づけて対応させる記憶部としても機能する。具体的に例えば、予め、QRコード作成装置により、景品ボックスの番号などの景品ボックス情報が記録されたQRコードを作成し、このQRコードが表示された紙をコード読取部にかざすことにより、QRコードの景品ボックス情報を景品払い出し装置に記憶させる。これにより、同じQRコードが表示された紙をコード読取部にかざすことにより、対応する景品ボックスの施錠を解錠することができるようになる。
【0023】
また、景品払い出し装置は、上記景品ボックスやコード読取部のほか、電源スイッチ、電源コード、鍵穴、取出口を強制して開放するスイッチ、景品ボックス内の景品の有無を表示するLED、及びこれらの機器を制御する制御基板などのその他の機器を備えていてもよい。なお、これらの機器は、前面に設けられていることが好ましい。これにより、装置を動かすことなくメンテナンス等が可能となる。
【0024】
続いて、上記説明した本発明の景品提供システムの使用方法の一例について説明する。
本発明の景品提供システムの使用方法は、次のとおりである。
1.カプセル払い出し装置の硬貨投入口に硬貨を投入し、操作部としての操作ボタンを押して、カプセル収容部からカプセル取出口に排出されたカプセルを取り出す。
2.取り出したカプセルに収容されたQRコードが表示された紙を景品払い出し装置のコード読取部にかざして、対応する景品ボックスを解錠する。
3.景品払い出し装置の解錠された景品ボックスから景品を受け取る。
【0025】
以下、図面を用いて本発明の景品提供システムの実施形態を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態に制限されるものではない。
【0026】
ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係る景品提供システムのカプセル払い出し装置の概略正面図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る景品提供システムのカプセル及びコードの概略説明図である。図3は、本発明の第一実施形態に係る景品提供システムの景品払い出し装置の概略斜視図である。図4は、本発明の第一実施形態に係る景品提供システムの使用状態を説明する概略説明図である。なお、実施形態において参照する図面は、理解を深めるために模式的に記載したものである。例えば、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。
【0027】
本発明の第一実施形態に係る景品提供システム1は、図1に示すカプセル払い出し装置10と、図3に示す景品払い出し装置12を備えている。
【0028】
図1に示すように、カプセル払い出し装置10は、カプセル14を収容するカプセル収容部16と、カプセル収容部16より1つのカプセルを外部に取り出すためカプセル取出部18を備えている。
【0029】
カプセル収容部16は、その内部に複数のカプセル14を収容可能な箱状に形成されている。カプセル収容部16の前面の一部には透明な窓20が形成されており、外部から、収容されたカプセル14の残数を容易に把握することができる。
【0030】
カプセル取出部18は、硬貨を硬貨投入口22に投入することにより操作可能となる操作部としての操作ボタン24を備え、操作ボタン24を押すことにより、カプセル収容部16から1つのカプセル14が排出され、カプセル取出口26よりカプセル14を取り出すことができる。
【0031】
図2に示すように、カプセル14は、2つの半球状の容器に分割可能に構成された直径65mm程度の球状のプラスチック製容器であり、その内部に、QRコードが表示された紙28が収容されている。
【0032】
図3に示すように、景品払い出し装置12は、上下に重ねて設けられた6つの景品ボックス30と、読取カメラ(コード読取部)32とを備えている。
【0033】
図4に示すように、景品ボックス30は、景品34を出し入れ可能な景品取出口36を有する箱状の容器であり、景品取出口36の前面に設けられた扉38が、電磁ロック40により施錠可能に構成されている。読取カメラ32は、紙28のQRコードを読み取り可能な光学式カメラである。
【0034】
次に、上記景品提供システム1を用いた景品提供の手順について説明する。
まず、使用者は、硬貨投入口22に硬貨(例えば、500円硬貨)を投入し、操作ボタン24を押して、カプセル収容部16から排出されるカプセル14をカプセル取出口26より取り出す。
続いて、取り出したカプセル14内に収容されたQRコードが表示された紙28を景品払い出し装置12の読取カメラ32にかざし、対応する景品ボックス30の電磁ロック40を解錠する。
続いて、景品払い出し装置12の解錠された景品ボックス30から景品34を受け取る。これにより、1回の景品の提供が終了する。
次の使用者は、硬貨投入口22に硬貨を投入して上記と同様の手順を繰り返す。
なお、景品を取り出した景品ボックス30や、カプセル収容部16には、新たな景品やカプセルを適宜追加することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、玩具などの多様な景品を提供する景品提供システムを提供するものであることから、産業上有用である。
【符号の説明】
【0036】
1 景品提供システム
10 カプセル払い出し装置
12 景品払い出し装置
14 カプセル
16 カプセル収容部
18 カプセル取出部
20 窓
22 硬貨投入口
24 操作ボタン
26 カプセル取出口
28 紙
30 景品ボックス
32 読取カメラ(コード読取部)
34 景品
36 景品取出口
38 扉
40 電磁ロック

図1
図2
図3
図4