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  • 特開-旗竿へ装着可能なカメラ装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022106430
(43)【公開日】2022-07-20
(54)【発明の名称】旗竿へ装着可能なカメラ装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/56 20210101AFI20220712BHJP
   G03B 17/17 20210101ALI20220712BHJP
   G03B 37/00 20210101ALI20220712BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20220712BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20220712BHJP
   H04N 5/232 20060101ALI20220712BHJP
   H04N 5/222 20060101ALI20220712BHJP
   A63B 71/06 20060101ALI20220712BHJP
【FI】
G03B17/56 A
G03B17/17
G03B37/00 A
G03B15/00 W
G03B15/00 P
H04N5/225
H04N5/232 300
H04N5/222 100
A63B71/06 U
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021001411
(22)【出願日】2021-01-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】592182746
【氏名又は名称】青沼 丈二
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】青沼 丈二
【テーマコード(参考)】
2H059
2H101
2H105
5C122
【Fターム(参考)】
2H059BA03
2H101FF08
2H105AA01
2H105AA06
5C122DA21
5C122FA01
5C122FA02
5C122FB11
5C122GC07
5C122GC52
5C122GD01
5C122GE11
(57)【要約】
【課題】グリーン上でカップに向かって転がるゴルフボールの様子をカップ側からカメラで撮像できるようにする。
【解決手段】旗竿は、筒部と、脚部と、大径部が前記筒部の一端部に連続して結合され、小径部が前記脚部に連続して結合する結合部とを有する。前記結合部は、傾斜壁に複数の窓部を有する。カメラ装置は、前記結合部の内部に反射器と、前記反射器からの光学像を撮像部で撮像するカメラを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップの底に脚部を起立させて使用する旗竿の軸方向の途中に配置されるカメラ装置であり、
前記旗竿は、筒部と、前記筒部の一端部の軸方向へ位置し、前記筒部の太さよりも小さい太さの前記脚部と、大径部が前記筒部の前記一端部に連続して結合され、小径部が前記脚部に連続して結合する結合部とを有し、
前記結合部は、前記大径部から小径部の間で前記軸方向の中心軸に対して傾斜した傾斜壁と、この傾斜壁に設けられた複数の窓部とを有し、
前記カメラ装置は、前記結合部の内部であって、外部から前記窓部を介して入射した光を反射して、前記筒部の他端部の方向へ導く反射器と、前記筒部の内部に配置され、前記反射器からの光学像を撮像部で撮像するカメラと、を備える、旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項2】
前記反射器は、複数の反射部品を固定台に貼り付けた構成である、請求項1記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項3】
前記カメラ装置は、前記カメラと前記カメラを保持して前記筒部に固定されるカメラホルダを有し、前記カメラホルダは、前記筒部に固定された固定部と、前記固定部により前記中心軸を中心に回転自在に保持された回転部とを有し、前記回転部が前記カメラを保持し、前記反射器は前記回転部にアームを介して取り付いている、
さらに前記筒部の内部には、基板が取り付けられ、前記基板は、前記カメラで撮像された映像信号を外部へ無線で送出する送信器、前記カメラを制御する制御部を搭載している、
請求項1記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項4】
前記カメラはカメラ保持手段を介して前記筒部の内部に配置されており、前記カメラホルダには、基板が取り付けられ、前記基板は、前記カメラで撮像された映像信号を外部へ無線で送出する送信器、前記カメラを制御する制御部を搭載している、
請求項1乃至2のいずれかに記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項5】
前記窓部には広角レンズ若しくは魚眼レンズが存在する、請求項1乃至4のいずれかに記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばゴルフを行うグリーン上で使用される旗竿へ装着可能なカメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフを行うプレーヤの映像は、様々なアングルから撮影され、視聴者に提供される。また、グリーン上で、プレーヤがパットしたボールがカップに向かう様子も、グリーン近くに設置された例えばタワー上のカメラから捕らえて視聴者に提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-515312号公報
【特許文献2】特開2008-167244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在のところグリーン上でゴルフボールがカップに向かう様子は、グリーンの外からのカメラで撮影されるのが一般的である。
【0005】
しかし、ゴルフをさらに楽しみたい、例えばグリーン上のボールがカップに向かう様子をカップ側から見たいという要望がある。またゴルフボールがカップの近くで曲がり、カップから離れる方向へ転がる様子を観察したいという要望もある。
【0006】
そこで本実施形態では、グリーン上で少なくともカップに向かって転がるゴルフボールの様子をカップ側から撮像できるようにした、旗竿へ装着可能なカメラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態によれば、
カップの底に脚部を起立させて使用する旗竿の軸方向の途中に配置されるカメラ装置であり、
前記旗竿は、筒部と、前記筒部の一端部の軸方向へ位置し、前記筒部の太さよりも小さい太さの前記脚部と、大径部が前記筒部の一端部に連続して結合され、小径部が前記脚部に連続して結合する結合部とを有し、
前記結合部は、前記大径部から小径部の間で軸に対して傾斜した傾斜壁と、この傾斜壁に設けられた複数の窓部とを有し、
前記カメラ装置は、前記結合部の内部であって、外部から前記窓部を介して入射した光を反射して、前記筒部の他端部の方向へ導く反射器と、前記筒部の内部に配置され、前記反射器からの光学像を撮像部で撮像するカメラと、を備える、旗竿へ装着可能なカメラ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は一実施形態に係る旗竿へ装着可能なカメラ装置の構成例を示す説明図である。
図2A図2A図1のA2-A2の線から結合部113をしたから見た断面図である。
図2B図2B図1のB12-B2の線から結合部113を上から見た断面図である。
図3図3はカメラ装置300が構築される筒部112の一部であって、マイクロ電子カメラ310を保持する方法の一例を示す説明図である。
図4図4図1に示した実施形態のカメラの信号処理系統の構成説明図である。
図5図5は他の実施形態に係る旗竿へ装着可能なカメラ装置の構成例を示す説明図である。
図6図6図5に示した実施形態のカメラの信号処理系統の構成説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は一実施形態に係るカメラ装着可能な旗竿の構成例を示す説明図である。11は、グリーンに設けられたホールであり、ホール11の中にはカップ12が配置され、カップ12の中心には、旗竿100が建てられる。旗竿100の竿下部(脚部)111の一端部は、カップ12の底に形成された旗竿挿入孔に挿入さる。これにより旗竿100が垂直方向に起立した状態となる。
【0010】
前記脚部111の他端は、旗竿100の筒部112が同軸的に連結されている。筒部112と脚部111とは径が異なるので、結合部113が利用される。結合部113は、連結具或は結合具と称される場合もある。
【0011】
結合部113は、一端部が底部を形成し、この底部が脚部111の他端部と例えば溶接により連結されている。結合部113の他端部は、開口しており、筒部113の開口と一体になりそして連結しており、一端部は先細りとなり底部として閉じている。
【0012】
したがって、結合部113は、傾斜した側壁を有する。この側壁の複数個所に、窓部201-204が形成されている。窓部201―204は例えば側壁を周回して並ぶ。この窓部201―204は、実施的には透明な合成樹脂、或はガラスなどの平板タイプでもよいが、広角レンズ、或は魚眼レンズを配置されていてもよい。
【0013】
つまり、旗竿100は、筒部112と、脚部111と、結合部113とを有する。脚部111は、筒部112の一端部の軸方向へ位置し、前記筒部112の太さよりも小さい太さである。結合部113は、大径部が筒部112の一端部に連続して結合され、小径部が脚部111に連続して結合する。さらに、結合部113は、その大径部から小径部の間で軸に対して傾斜した傾斜壁を有し、この傾斜壁に複数の窓部201-204を有する。
【0014】
ラインA1-A2で切断して、旗竿の上方を見た図を図2Aに示している。窓部201-204は、解放していてもよいが、通常は、ガラス或はプラスチックなどの窓部材がはめ込まれている。窓部201-204の奥には、反射器303が配置されている。反射器303は、例えば鏡であり、窓部201-204のそれぞれに対応した鏡(反射部品)を有する。
【0015】
これらの反射部品303a、303b、303c、303dは、図2Bに示すように、各窓部201-204に対応している。反射部品303a、303b、303c、303dは、ピラミッド形に組み合わせられ、軸周り(360度)の視野を確保する構造である。反射部品303a、303b、303c、303dは、固定台304に例えば貼り付けられて、反射角度を設定されている。したがって、固定台304において、反射部品303a、303b、303c、303dが配置されるそれぞれの面は、反射光を正確にマイクロ電子カメラ310のレンズに導入するように精密に製造されている。なお反射器303は、四角柱状の外観であるが、三角柱状であってもよい。また窓部は、三角柱状の反射器に対応して3つの窓で構成されていてもよい。さらにまた、前記反射部303は、円錐筒状のミラーであってもよい。そして後で説明するカメラの映像処理部は、撮像した映像の縦横の比(アスペクト比)を調整するひずみ調整機能を備えていてもよい。これにより例えば広角レンズ或は魚眼レンズのようなレンズで撮影された映像に対して、そのひずみ調整を行うことができる。
【0016】
上記の構成により、反射器303は、外部から窓部(窓と称してもよい)を介して入射した光を反射して、筒部112の他端部(上部)の方向へ導く。すると、反射器303で反射された光は、マイクロ電子カメラ310の撮像部に入射する。マイクロ電子カメラ310は、カメラホルダ311を介して、筒部112の内部に配置され固定されている。したがって、マイクロ電子カメラ310は、反射部器303、窓部201を介して、グリーン上の被写体(例えばゴルフボール)を撮像することができる。例えばグリーン上を転がってカップ12に向かってくるゴルフボールを撮像するためには、カメラのレンズから反射部品を介してグリーン上を見た場合、各反射部品の設置角度は、その前方であって斜め下方を捕らえるように調整されるほうが好ましい。
【0017】
さらにカメラホルダ311には、基板320も取り付けられており、この基板320には、マイクロ電子カメラ310を制御する制御部、映像処理部及び通信器が搭載されている。マイクロ電子カメラ310を保持したカメラホルダ311は、筒部112の空洞の内壁に突出して形成されたストッパー121-124により把持されている。尚、図示していないが筒部112の他方端部の延長上には、旗を結びつけることができる。
【0018】
筒部112内において、基板320の上方には、さらに電池ホルダ330が配置される。電池ホルダ330は、底を有するカップ形であり、その内部に薄型の電池1000を配置することができる。この電池1000からの電力が、先の基板320の各種回路及びマイクロ電子カメラ310に供給される。電池ホルダ330もまた、先のカメラホルダ311と同様に、筒部112の空洞の内壁に突出して形成されたストッパー131-134により把持されている。
【0019】
図3は、上記カメラ装置200の筒部112の一部であって、マイクロ電子カメラ310を保持する方法の一例を示している。筒部112は、例えば直径方向を2分割し軸方向へ対称化した半筒部112a,112bに分類することができる。半筒部112bは、カメラホルダ311を軸方向の上下方向から挟み付けるストッパー121-124が予め一体形成されている。カメラホルダ311は、半筒部112a,112bが組み合わせられる前に、半筒部112bの溝に押し込まれ、図1Aで示したようにストッパー121-124により保持され、さらに接着剤により固定される。
【0020】
また図示していないが、電池ホルダ330も同様な方法で半筒部112bに固定される。その後、半筒部112a、112bが組み立てられ一体化される。半筒部112a、112b一体化方法は、この実施形態に限らず各種の方法が可能である。例えば、万年筆の本体とキャップのようなキャップ方式、或はねじ構造による締め付け方式など各種の方法を採用することが可能である。
【0021】
図4は、上記マイクロ電子カメラ310と、基板320に設けられている各種回路部の説明図である。マイクロ電子カメラ310からの撮像信号は映像処理部331に入力し、圧縮処理(エンコード)などの処理を受ける。エンコードされたエンコード映像信号は、送信器、受信器を含む、送受信部332にて送信信号に変換されて、例えばブルーツース(登録商標)あるいはWi-Fi(登録商標)などの無線信号で利用者の無線受信機(図示せず)へ送られる。無線受信機は、例えば受信信号を中継し、記録装置へ送信することができる。或は、無線受信機は、受信信号を放送設備のモニタ室へ送信するこができる。なお映像処理部は、撮像した映像の縦横の比(アスペクト比)を調整するひずみ調整機能を備えていてもよいし、アスペクト比はモニタ室の信号処理部で調整されてもよい。
【0022】
送受信器332は、遠隔操作装置(リモコン)からの操作信号を受け取ることも可能であり、受け取った制御信号を制御部333が解釈し、マイクロ電子カメラ310を制御することができる。制御内容としては、例えばフォーカス、絞り、などがある。
【0023】
上記のように、結合部113は、大径部から小径部の間で軸に対して傾斜した傾斜壁と、この傾斜壁に設けられた複数の窓部201-204とを有する。カメラ装置300は、結合部113の内部であって、外部から窓部201-204を介して入射した光を反射して、筒部112の他端部の方向へ導く反射器303と、筒部112の内部に配置され、反射器303からの光学像を撮像部で撮像するカメラ310とを備える、
上記した実施形態は、反射器303及びマイクロ電子カメラ310が固定された固定タイプである。しかし本発明は上記した実施形態の限るものではない。基本的な考え方は、図1に示した実施形態と変わりはないが、他の実施形態は、マイクロ電子カメラ310が反射器303とともにモータにより回転し、その回転位置をリモートコントロールできるようにしている。
【0024】
図5は、他の実施形態であり、図1の実施形態と同一部分には図1と同じ符号を付している。以下、図1と異なる部分を説明する。この実施形態によると、電池ホルダ330に対して、さらにモータMが配置される。このモータMの回転軸SHは、基板320と,カメラホルダ311の底を貫通し、マイクロ電子カメラ310に接続されている。
【0025】
したがって、この実施形態では、モータMの回転を制御することで、マイクロ電子カメラ310を回転させることができる。
【0026】
マイクロ電子カメラ310が回転可能となるために、カメラホルダ311は、固定側と回転側に分離して構成される。そして固定側は、回転側をボールベアリングb11,b12,b21,b22を介して回転自在に支持している。またボールベアリングb12、b22は、スリップリング端子と同様にマイクロ電子カメラ310及び基板320の回路に対する給電用部品としても利用される。また、図に示していないが、スリップリング端子を利用した配線系統によって、基板320に設けられている制御部からモータMに対する制御信号も与えることができる。モータMの回転位置が制御されることにより、マイクロ電子カメラ310の回転位置も制御される。なおスリップリング端子は、一方の端子が固定側、他方の端子が回転側に設けられ、常に接触状態を維持する機構を持つものである。
【0027】
カメラホルダ311の回転側には、アーム502を介して、反射器303が取り付けられている。反射器303は、その回転位置に応じて、窓部201-204から入射した光を反射してマイクロ電子カメラ310のレンズに導くことができる。
【0028】
図6は、上記マイクロ電子カメラ310と、基板320に設けられている各種回路部の説明図である。マイクロ電子カメラ310からの撮像信号は映像処理部331に入力し、圧縮処理(エンコード)などの処理を受ける。エンコードされたエンコード映像信号は、送受信部332にて送信信号に変換されて、例えばブルーツース(登録商標)あるいはWi-Fi(登録商標)などの無線信号で利用者の無線受信機(図示せず)へ送られる。無線受信機は、例えば受信信号を中継し、記録装置へ送信することができる。或は、無線受信機は、受信信号を放送設備のモニタ室へ送信するこができる。
【0029】
送受信器332は、遠隔操作装置(リモコン)からの操作信号を受け取ることも可能であり、受け取った制御信号を制御部333が解釈し、例えばマイクロ電子カメラ310を制御することができる。制御内容としては、例えばフォーカス、絞り、などがある。また、制御部333は、モータMの回転位置(回転角)を制御することができる。これにより撮像方向の変更や調整が可能である。
【0030】
上記の脚部111の直径は約12.7mm、カップの直径は約108mm(±5mm)、カップの内壁から脚部の外周面までの距離は、約47.7mm(±5mm)が望ましい。またグリーン面から結合部の底までの高さは、7.62cm(±5mm)が望ましい。また、筒部の直径は、約25.5mm(±5mm)程度が望ましいが、これより大きくてもかまわない。
【0031】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また、複数の実施形態を組み合わせてもよく、この組み合わせで構成される実施例も発明の範疇である。
【0032】
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。また、使用している名称や用語についても限定されるものではなく、他の表現であっても実質的に同一内容、同趣旨であれば、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0033】
11・・・ホール、12・・・カップ、100・・・旗竿、111・・・脚部、112・・・筒部、113・・・結合部、300・・・カメラ装置、303・・・反射器、304・・・固定台、310・・・マイクロ電子カメラ、311・・・カメラホルダ、330・・・電池ホルダ。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2021-03-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップの底に脚部を起立させて使用する旗竿の軸方向の途中に配置されるカメラ装置であり、
前記旗竿は、筒部と、前記筒部の一端部の軸方向へ位置し、前記筒部の太さよりも小さい太さの前記脚部と、大径部が前記筒部の前記一端部に連続して結合され、小径部が前記脚部に連続して結合する結合部とを有し、
前記結合部は、前記大径部から小径部の間で前記軸方向の中心軸に対して傾斜した傾斜壁と、この傾斜壁に設けられた複数の窓部とを有し、
前記カメラ装置は、前記結合部の内部であって、外部から前記窓部を介して入射した光を反射して、前記筒部の他端部の方向へ導く反射器と、前記筒部の内部に配置され、前記反射器からの光学像を撮像部で撮像するカメラと、を備える、旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項2】
前記反射器は、複数の反射部品を固定台に貼り付けた構成である、請求項1記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項3】
前記カメラ装置は、前記カメラと前記カメラを保持して前記筒部に固定されるカメラホルダを有し、前記カメラホルダは、前記筒部に固定された固定部と、前記固定部により前記中心軸を中心に回転自在に保持された回転部とを有し、前記回転部が前記カメラを保持し、前記反射器は前記回転部にアームを介して取り付いている、
さらに前記筒部の内部には、基板が取り付けられ、前記基板は、前記カメラで撮像された映像信号を外部へ無線で送出する送信器、前記カメラを制御する制御部を搭載している、
請求項1記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項4】
前記カメラはカメラホルダを介して前記筒部の内部に配置されており、前記カメラホルダには、基板が取り付けられ、前記基板は、前記カメラで撮像された映像信号を外部へ無線で送出する送信器、前記カメラを制御する制御部を搭載している、
請求項1乃至2のいずれかに記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【請求項5】
前記窓部には広角レンズ若しくは魚眼レンズが存在する、請求項1乃至4のいずれかに記載の旗竿へ装着可能なカメラ装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
上記のように、結合部113は、大径部から小径部の間で軸に対して傾斜した傾斜壁と、この傾斜壁に設けられた複数の窓部201-204とを有する。カメラ装置300は、結合部113の内部であって、外部から窓部201-204を介して入射した光を反射して、筒部112の他端部の方向へ導く反射器303と、筒部112の内部に配置され、反射器303からの光学像を撮像部で撮像するカメラ310とを備える、
上記した実施形態は、反射器303及びマイクロ電子カメラ310が固定された固定タイプである。しかし本発明は上記した実施形態限るものではない。基本的な考え方は、図1に示した実施形態と変わりはないが、他の実施形態は、マイクロ電子カメラ310が反射器303とともにモータにより回転し、その回転位置をリモートコントロールできるようにしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
カメラホルダ311の回転側には、アーム305を介して、反射器303が取り付けられている。反射器303は、その回転位置に応じて、窓部201-204から入射した光を反射してマイクロ電子カメラ310のレンズに導くことができる。