(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022106631
(43)【公開日】2022-07-20
(54)【発明の名称】スマートボルトシステム
(51)【国際特許分類】
G01L 5/00 20060101AFI20220712BHJP
【FI】
G01L5/00 103D
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021022897
(22)【出願日】2021-01-07
(71)【出願人】
【識別番号】521068758
【氏名又は名称】宮城 泰文
(72)【発明者】
【氏名】宮城 泰文
(72)【発明者】
【氏名】境 泰輝
【テーマコード(参考)】
2F051
【Fターム(参考)】
2F051AA06
2F051AB09
2F051AC07
(57)【要約】
【課題】本発明は、建築構造物、機械構造物の劣化、破壊、またはボルト締結の締付トルクダウンに関し、常時モニタリングを行い、任意に設定した限界値に達するとアラームを発することで危険を予防できるシステムである。
【解決手段】六角ボルト(
図1-1)の頭中央から、ボルト首下に向けて45度の角度で貫通穴(
図1-2)をあけ、ひずみゲージ(
図1-3)をボルト円筒部に貼り付ける。六角ボルトを部材に締結した際、ひずみゲージで計測した値をひずみ計測ユニット(
図2-6)で収集し、信号を増幅させ簡易型のマイコン(
図2-4)を用い、専用プログラム(
図5)で演算し計測信号を荷重値に変換する。その結果をモニタ(
図2-5)に波形として出力させる事が可能で、常時荷重の変動をモニタリングすることが可能。また、任意の荷重を設定し、その荷重に達するとブザー(
図4-9)を発することが可能。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
六角ボルトを部材に締結した際、ひずみゲージで計測した値をひずみ計測ユニット(
図2-6)で収集し、信号を増幅させ簡易型のマイコン(
図2-4)を用い、専用プログラム(
図5)で演算し荷重値の結果をモニタ(
図2-5)に波形として出力させることを特徴とする。
【請求項2】
任意の荷重を設定し、その荷重に達するとブザー(
図4-9)を発することが可能。
【請求項3】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトを締結しただけで、構造物へかかる荷重負荷を常時モニタリングでき、任意に設定した限界値に達するとブザーを発することができるシステムである。
【背景技術】
【0002】
ひずみゲージを貼り付けたボルトは公知の物で存在する。しかし、本発明のシステムは、ボルトで計測した値を常時モニタリングでき、任意の荷重でブザーを発することが可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明のシステムを利用し、荷重を計測したい部材に締結すれば、常時部材にかかる負荷をモニタリングでき、部材を破壊に至る前に事前に検知することが可能。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ボルト(
図1-1)単体で計測することは不可能だが、システム(
図2)として活用することで、計測値を常時モニタリングすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【符号の説明】
【0006】
1 ボルト
2 貫通穴
3 ひずみゲージ
4 汎用小型マイコン(Arduino)
5 出力確認用モニター
6 ひずみ計測ユニット
7 ボルト ASSY
8 ひずみ計測ユニット回路図
9 ひずみ計測ユニット(ブザー部分)
10 制御プログラム