(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022106632
(43)【公開日】2022-07-20
(54)【発明の名称】車載音響装置
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20220712BHJP
【FI】
H02J7/00 302A
H02J7/00 303C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021022898
(22)【出願日】2021-01-07
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】508000995
【氏名又は名称】株式会社サイバーストーク
(72)【発明者】
【氏名】中田 知紀
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA04
5G503BA02
5G503BB01
5G503DA04
5G503FA03
(57)【要約】
【課題】本発明は車載用音響装置にバッテリーを搭載し、ポータブル機能とそれを用いた自動車に関するもので、音響装置の利便性を上げ、個別に充電、維持管理をしなくてはならないポータブルバッテリー、ジャンプスターターバッテリーを効率的にする事を目的とするものである。
【解決手段】本発明においては、一般的な自動車に設置される車載音響装置にスピーカーとバッテリーを搭載し、ワンタッチ式で取り外しができるようにする。
音響機能の他、モバイルバッテリーとしてUSB出力、DC出力を装備する。
ジャンプスターター機能は、ケーブルを使用して接続する。バッテリーの充電は車両から行う。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般的な自動車に設置される音響装置にスピーカーとバッテリーを搭載し、バッテリーは車両から充電する。
【請求項2】
脱着可能方式で車外でも使用できる。
音響機能Bluetooth(無線通信規格)通信、アンプ機能、スピーカー出力の他、モバイルバッテリーとしてUSB出力、DC出力を装備する。
ジャンプスターター機能は、ケーブルを使用して接続する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の内外を問わず使用可能となるバッテリーを備えた車載音響装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
多機能情報端末を使用する頻度が高くなっている現代であるため、外出先での充電需要が大きい。しかし、不測の事態に備えた用途のモバイルバッテリーを充電をして保持することは非効率である。自動車のバッテリーが上がった際に利用することができるジャンプスターター機能を備えたモバイルバッテリーも市販されているが、不測の事態のために充電を維持しなくてはならなく非経済的である。一般的な自動車には、車載音響装置が標準装備されている。
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、モバイルバッテリーが市販されているが、個別に充電をして保持しなくてはならない。自動車のバッテリーが上がった際に、救済車がなくても自力で復活させることができるジャンプスターターも市販されているが、そのために充電を保持し、個別に維持しなくてはならなく非効率である。また、車載音響装置は固定されていて車外で使用することはできない。
【0005】
本発明では、通常車両で使用する音響装置にバッテリー機能、ジャンプスターター機能を装備し、車外でも使用できるポーターブル性を持たせることで、無駄のない経済性の実現を目的とするものである。
【発明が解決するための手段】
【0006】
一般的な車両に設置される音響装置にスピーカーとバッテリーを搭載し、簡単に取り外せる。車外においては、音響機能の他、モバイルバッテリーとしてUSB出力、DC出力を可能とする。ジャンプスターター機能は、ケーブルを使用して接続する。バッテリーの充電は車両から行う。
【発明の効果】
【0007】
車両から充電できるバッテリーを備えたポータブル車載用音響装置は、スピーカー、アンプ、Bluetooth(無線通信規格)通信機能を備えて、車内外において音響装置として利用できる。
【0008】
車外においてはモバイルバッテリーとしてUSB出力、DC出力、自動車のバッテリーが上がった際のジャンプスターター機能として使用でき、個別に維持管理する必要がなく一般的な自動車の使用で目的を達成するものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態の車載音響装置を搭載可能な自動車を示す図。
【
図2】車両側ブラケット取り付け用ネジ穴を示す図。
【
図5】本発明音響装置を車両に取り付けた状態を示す図。
【
図7】本発明音響装置を車両に接続した状態の電気回路を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1において、1は車両の一例として用いた自動車で、その車内2の前方には運転席3と助手席4が設けられている。
【0011】
また、運転席3の前方にはハンドル6が配置され、さらに運転席3と助手席4の間にはセンターコンソール5が配置されている。
【0012】
一般的な自動車用音響装置は、車両前方のオーディオ収納箇所7に固定されている。
【0013】
本発明音響装置も、車両前方のオーディオ収納箇所7に設置する。
【0014】
本発明音響装置が車両に設置された時は、
図6が示す18の内臓スピーカーからの出音に加え、
図1が示す8と9の車両スピーカーからも出音する。
【0015】
本発明音響装置が車両に設置された状態での利用時は、
図7が示すように、車両電源線29を接続しアンプを駆動させスピーカーから出音する。USB、DC出力も車両電源線29を使用し、本発明音響装置のバッテリーの充電は、32で接続された車両から行う。
【0016】
本発明音響装置を車両に設置する時は、
図3の本発明音響装置を車両に取り付けるための取り付け用ブラケットを
図2で示す10の車両側取り付け穴と、
図3で示す12の取り付け穴を合わせてネジ止めする。
【0017】
本発明音響装置を車両に設置する時は、
図3と
図4が示す14と16のコネクタで接続され、
図3と
図4が示す、13と15のジョイントで固定される。
【0018】
本発明音響装置を車両から取り外す時は、
図6が示す17の取手を手前に引くことで、車両側から本発明音響装置が外れ、取り出すことができる。
【0019】
本発明音響装置を車両設置箇所以外で使用する場合は、
図4が示す28の内臓バッテリーを使用して
図7が示す31から給電し、
図6が示す21のBluetooth通信、18のスピーカー出音、23のDC出力、24と25と26のUSB入出力、27のジャンプスターター出力が使用できる。27のジャンプスターター出力使用時は、
図8のジャンプスターター用ケーブルを使用する。
【図符号の説明】
1.車両
2.車内
3.運転席
4.助手席
5.センターコンソール
6.ハンドル
7.ダッシュボード
8.車両スピーカー左
9.車両スピーカー右
10.取り付けブラケット固定ネジ穴
11.本発明音響装置取り付け用ブラケット
12.取り付け用ブラケット固定ネジ穴
13.本発明音響装置固定用ジョイント
14.電源、スピーカー配線接続用コネクタ
15.本発明音響装置固定用ジョイント
16.電源、スピーカー配線接続用コネクタ
17.取り付け、取り外し用取手
18.内臓スピーカー
19.液晶表示画面
20.内臓スピーカースイッチ
21.Bluetooth通信機、アンプ。
22.給電スイッチ
23.DC出力
24.USB出力
25.USB出力
26.USB出入力
27.ジャンプスターター出力
28.内臓バッテリー
29.車両側電源線
30.本発明音響装置接続線
31.内臓バッテリー給電線
32.内臓バッテリー充電線