(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022107207
(43)【公開日】2022-07-21
(54)【発明の名称】トルクセンサ
(51)【国際特許分類】
G01L 3/10 20060101AFI20220713BHJP
【FI】
G01L3/10 311
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021002006
(22)【出願日】2021-01-08
(71)【出願人】
【識別番号】000105659
【氏名又は名称】日本電産コパル電子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高田 一広
(72)【発明者】
【氏名】井ノ口 貴敏
(57)【要約】
【課題】 センサ素子を水分や塵埃から保護することが可能なトルクセンサを提供する。
【解決手段】 第1構造体11と第2構造体12は、複数の第3構造体13により接続される。歪センサ20を構成する起歪体20aは、第1構造体と第2構造体との間に設けられる。固定部材21,22,23,24は、起歪体を第1構造体と第2構造体に固定する。起歪体を覆うキャップ14は、固定部材に係合される。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1構造体と、
第2構造体と、
前記第1構造体と前記第2構造体とを接続する複数の第3構造体と、
前記第1構造体と前記第2構造体との間に設けられ、歪センサを構成する起歪体と、
前記起歪体を前記第1構造体と前記第2構造体に固定する固定部材と、
前記固定部材に係合され、前記起歪体を覆うキャップと、
を具備することを特徴とするトルクセンサ。
【請求項2】
前記固定部材は、
前記起歪体の一端部に接触される第1固定プレートと、
前記起歪体の他端部に接触される第2固定プレートと、
前記第1固定プレートを前記第1構造体に固定する第1ネジと、
前記第2固定プレートを前記第2構造体に固定する第2ネジと、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のトルクセンサ。
【請求項3】
前記キャップは、前記第1ネジと前記第2ネジの少なくとも一方の頭部に係合される第1係合部を有することを特徴とする請求項2に記載のトルクセンサ。
【請求項4】
前記キャップの前記第1係合部は、前記キャップの幅方向の両側で、前記第1ネジと前記第2ネジの少なくとも一方に対応して配置されることを特徴とする請求項3に記載のトルクセンサ。
【請求項5】
前記第1固定プレートと前記第2固定プレートの少なくとも一方は、段部を有し、前記キャップは、前記段部に係合される第2係合部を有することを特徴とする請求項2に記載のトルクセンサ。
【請求項6】
前記キャップは、前記第1固定プレートと前記第2固定プレートの少なくとも一方の下面に係合される第2係合部を有することを特徴とする請求項2に記載のトルクセンサ。
【請求項7】
前記キャップの第2係合部は、前記キャップの幅方向の両側で、前記第1ネジと前記第2ネジの少なくとも一方に対応して配置されることを特徴とする請求項5又は6に記載のトルクセンサ。
【請求項8】
前記キャップは、前記キャップの長手方向で、前記第1ネジと前記第2ネジの一方の両側に対応して配置され、前記第1ネジと前記第2ネジの一方の頭部に係合される第3係合部を具備することを特徴とする請求項2記載のトルクセンサ。
【請求項9】
前記第1構造体、第2構造体、及び第3構造体に一体的に設けられた凹部をさらに具備し、
前記起歪体、前記第1固定プレート、前記第2固定プレート、前記第1ネジ、前記第2ネジ、及び前記キャップは、前記凹部内に配置されることを特徴とする請求項2に記載のトルクセンサ。
【請求項10】
前記キャップは、弾性を有する材料により構成され、前記キャップの幅は、前記凹部の幅より大きく、前記キャップの長さは、前記凹部の長さより長いことを特徴とする請求項9に記載のトルクセンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、例えばロボットアームの関節に設けられるトルクセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
トルクセンサは、トルクが印加される第1構造体と、トルクが出力される第2構造体と、第1構造体と第2構造体とを連結する梁としての複数の起歪部とを有し、これら起歪部にセンサ素子としての複数の歪ゲージが配置されている。これら歪ゲージによりブリッジ回路が構成されている(例えば特許文献1、2、3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-096735号公報
【特許文献2】特開2015-049209号公報
【特許文献3】特開2017-172983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トルクセンサは、精密機器であり、センサ素子は、水分、湿度、或いは塵埃により検出出力に影響を受ける。このため、センサ素子が配置された部分に水分や塵埃が進入することを防止する必要がある。
【0005】
本実施形態は、センサ素子を水分や塵埃から保護することが可能なトルクセンサを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態のトルクセンサは、第1構造体と、第2構造体と、前記第1構造体と前記第2構造体とを接続する複数の第3構造体と、前記第1構造体と前記第2構造体との間に設けられ、歪センサを構成する起歪体と、前記起歪体を前記第1構造体と前記第2構造体に固定する固定部材と、前記固定部材に係合され、前記起歪体を覆うキャップと、を具備する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本実施形態が適用されるトルクセンサを示す平面図。
【
図3】第1実施形態に係り、
図1のIII-III線に沿った断面図。
【
図4】第1実施形態に係り、
図1のIV-IV線に沿った断面図。
【
図5】第1実施形態に係り、
図1の一部分を取出して示す斜視図。
【
図6】第2実施形態に係り、
図4と同一部分を示す断面図。
【
図9】第3実施形態に係り、
図3と同一部分を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。図面において、同一部分には、同一符号を付している。
【0009】
図1は、本実施形態が適用されるトルクセンサ10の一例を示している。トルクセンサ10の構成は、これに限定されるものでなく、様々な構成のトルクセンサに適用することが可能である。また、トルクセンサに限らず、歪ゲージを用いた力覚センサなどに本実施形態を適用することも可能である。
【0010】
図1において、トルクセンサ10は、第1構造体11、第2構造体12、複数の第3構造体13、複数の防水用キャップ14、ケース15、ブッシュ16、ケーブル17を具備している。
【0011】
第1構造体11と、第2構造体12は、環状に形成され、第2構造体12の径は、第1構造体11の径より小さい。第2構造体12は、第1構造体11と同心状に配置され、第1構造体11と第2構造体12は、放射状に配置された複数の梁としての第3構造体13により連結されている。第3構造体13の数は、例えば8個であり、8個の第3構造体13が等間隔に配置されている。第3構造体13の数は、8個に限定されるものではない。
【0012】
第1構造体11は、例えば被計測体に連結され、第2構造体12は、図示せぬ別の構造体に接続され、複数の第3構造体13は、第1構造体11から第2構造体12にトルク(
図2に示すモーメント(Mz))を伝達する。逆に、第2構造体12を被計測体に連結し、第1構造体11を図示せぬ別の構造体に接続し、第2構造体12から第1構造体11に複数の第3構造体13を介してトルクを伝達してもよい。
【0013】
尚、力覚センサの場合、第1構造体11、第2構造体12、第3構造体13は、三次元に変形し、
図1に示す直交する3軸(x、y、z)に関して、力(Fx、Fy、Fz)とモーメント(Mx、My、Mz)を検出する。
【0014】
第1構造体11、第2構造体12、複数の第3構造体13は、金属、例えばステンレス鋼により構成されるが、印加されるトルクに対して機械的に十分な強度を得ることができれば、金属以外の材料を使用することも可能である。
【0015】
各第3構造体13に対応して、後述する歪センサ20が配置される。歪センサ20は、後述するキャップ14により覆われている。キャップ14は、凹部18内に圧入されている。
【0016】
本実施形態において、歪センサ20の数は、第3構造体13の数と同一とされているが、これに限定されるものではなく、歪センサ20の数は、第3構造体13の数より少なくてもよい。
【0017】
第2構造体12は、中空部12aを有しており、ケース15は、中空部12aの周囲の第2構造体12に取り付けられている。ケース15の内部には、歪センサ20から供給される電気信号を処理し、センサ信号としてのトルクの検出信号を生成する図示せぬ処理回路が設けられている。
【0018】
ケース15の一部分にケーブル17を保持するブッシュ16が設けられている。ケーブル17の図示せぬ一端は、ケース15内の処理回路に接続され、ケーブル17の他端は、例えば中空部12aに通される。ケーブル17は、処理回路に外部から電源を供給したり、処理回路により処理されたセンサ信号を外部に出力したりする。処理回路の構成は、本実施形態の本質ではないため、説明は省略する。
【0019】
図2、
図3に示すように、凹部18は、第1構造体11、第2構造体12、及び第3構造体13に一体的に形成されている。歪センサ20は、凹部18内において、第1構造体11と第2構造体12との間に配置される。歪センサ20は、例えば金属製の起歪体20aと、起歪体20aの表面に配置された複数の歪ゲージ20bを含み、複数の歪ゲージ20bは、例えばブリッジ回路を構成する。起歪体20aの一端部は、第1構造体11上に配置され、他端は第2構造体12上に配置される。
【0020】
固定部材は、第1固定プレート21、第2固定プレート22、第1ネジ23、第2ネジ24を含んでいる。第1固定プレート21は、第1構造体11と起歪体20aの一端部上に配置され、第1ネジ23により、第1構造体11に固定される。第2固定プレート22は、第2構造体12と起歪体20aの他端部上に配置され、第2ネジ24により第2構造体12に固定される。このため、起歪体20aの一端部は、第1固定プレート21と第1ネジ23により第1構造体11に固定され、他端部は、第2固定プレート22と第2ネジ24により第2構造体12に固定される。
【0021】
複数の歪ゲージ20bは、フレキシブル基板25の一端部に接続され、フレキシブル基板25の他端部は、ケース15内の処理回路に接続される。
【0022】
前述したように、各歪センサ20は、キャップ14により覆われている。キャップ14は、例えばシリコーンゴム、又は弾性を有する樹脂により構成され、凹部18内に圧入される。
【0023】
図1、
図4に示すように、キャップ14は、凹部18の平面形状と同様の平面形状を有し、キャップ14の幅(キャップ14の短手方向の長さ)W1は、凹部18の幅W2より僅かに大きくされており(W1>W2)、
図3に示すように、キャップ14の長さ(キャップ14の長手方向の長さ)L1は、凹部18の長さL2より僅かに大きくされている(L1>L2)。このため、キャップ14が凹部18内に圧入されることにより、キャップ14が変形してキャップ14と凹部18との間の隙間が除去される。
【0024】
また、
図4、
図5に示すように、キャップ14は、第1ネジ23と第2ネジ24と対応する位置で、幅方向の両側に例えば4つの脚部14aを有している。各脚部14aは、第1ネジ23と第2ネジ24に対向する面に、第1係合部14bを有しており、各第1係合部14bは、第1ネジ23と第2ネジ24の各頭部23a、24aに係合可能とされている。
【0025】
すなわち、第1固定プレート21の幅W3は、第1ネジ23の頭部23aの直径D1より小さく(W3<D1)、第1ネジ23の頭部が第1固定プレート21の幅方向の両側より外側に位置される。第2固定プレート22と第2ネジ24も第1固定プレート21と第1ネジ23と同様の構成とされている。このため、キャップ14の各第1係合部14bは、第1固定プレート21と第2固定プレート22より張出した第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aとに係合可能とされている。
【0026】
上記構成において、キャップ14が凹部18内に圧入されると、各脚部14aの第1係合部14bが第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aの下側に進入し、第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aに係合される。すなわち、各係合部14bは、第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aにスナップ・フィットされる。このため、キャップ14が凹部18から容易に外れず、防水、防塵効果が高められる。
【0027】
(第1実施形態の効果)
上記第1実施形態によれば、キャップ14は、歪センサ20の固定部材としての第1ネジ23、第2ネジ24に対応して複数の脚部14aを有し、キャップ14が凹部18内に圧入されると、各脚部14aに設けられた第1係合部14bが第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aに係合される。したがって、キャップ14が凹部18から容易に外れないため、歪センサ20に対する防水及び防塵効果を向上させることが可能である。
【0028】
また、キャップ14の幅W1は、凹部18の幅W2より僅かに大きくされ、キャップ14の長さL1は、凹部18の長さL2よりも長くされており、キャップ14が凹部18内に圧入されると、キャップ14が変形してキャップ14と凹部18との間の隙間が除去される。このため、歪センサ20に対する防水及び防塵効果を向上することが可能である。
【0029】
尚、第1実施形態において、キャップ14の各脚部14aに設けられた第1係合部14bは、第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aの両方に係合されている。しかし、十分な係合力を得ることができれば、第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aの一方のみにキャップ14の第1係合部14bが係合されてもよい。この構成は、後述する実施形態においても同様である。
【0030】
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態を示している。第1実施形態において、キャップ14の各脚部14aに設けられた第1係合部14bは、第1ネジ23の頭部23aと第2ネジ24の頭部24aに係合された。これに対して、第2実施形態において、キャップ14の各脚部14aに設けられた第1係合部14bは、固定部材としての第1固定プレート21と第2固定プレート22に係合される。
【0031】
具体的には、
図6、
図7に示すように、第1固定プレート21は、凹部18の幅方向の両側に第1固定プレート21の長さ方向に沿って段部21aを有している。第2固定プレート22も第1固定プレート21と同様に段部22a(図示せず)を有している。キャップ14の各脚部14a及び各脚部14aに設けられた第2係合部14dは、第1固定プレート21の段部21aと、第2固定プレート22の段部22aに係合可能な位置に配置されている。
【0032】
さらに、
図7に示すように、各第2係合部14dの長さL3は、例えば各段部21aの長さL4と等しくされている。しかし、段部21aとの係合力が十分であれば、第2係合部14dの長さは、段部21aの長さより短くてもよい。
【0033】
上記構成において、キャップ14が凹部18内に圧入されると、キャップ14の各脚部14aに設けられた第2係合部14dは、第1固定プレート21の段部21aと、第2固定プレート22の段部22aにそれぞれ係合される。すなわち、各第2係合部14dは、段部21a、段部22aにスナップ・フィットされる。
【0034】
(第2実施形態の効果)
上記第2実施形態によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
しかも、第2実施形態において、第1固定プレート21は、段部21aを有し、第2固定プレート22も段部22aを有し、段部21a及び段部22aは、第1固定プレート21と第2固定プレート22の長さ方向に沿って形成されている。また、キャップ14の第2係合部14dは、段部21aの長さL1とほぼ等しくされている。このため、キャップ14の第1係合部14bとの接触面積を第1ネジ23の頭部23a及び第2ネジ24の頭部24aとの接触面積に比べて大きくすることができる。したがって、キャップ14と第1固定プレート21及び第2固定プレート22との係合力を第1実施形態に比べて大きくすることができ、より一層キャップ14を凹部18から外れ難くすることができ、防水、防塵効果を向上させることが可能である。
【0035】
(第2実施形態の変形例)
図8は、第2実施形態の変形例を示している。第2実施形態において、第1固定プレート21及び第2固定プレート22は、それぞれ段部21a及び段部22aを有し、キャップ14の第2係合部14dは、段部21a及び段部22aに係合されている。
【0036】
これに対して、
図8に示す変形例において、第1固定プレート21及び第2固定プレート22は、段部21a及び段部22aを持たず、キャップ14の第2係合部14dは、第1固定プレート21及び第2固定プレート22の下面に係合される。第1固定プレート21と第2固定プレート22の長さと、第2係合部14dの長さの関係は、第2実施形態と同様である。
【0037】
上記変形例によっても、第2実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
しかも、変形例の場合、第2係合部14dは、第1固定プレート21と第2固定プレート22の下面に係合され、且つ凹部18の底面と接触されるため、より係合状態を保持することが可能である。
さらに、第1固定プレート21と第2固定プレート22は、段部を持たないため、製造が容易である。
【0038】
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態を示している。第1実施形態及び第2実施形態において、キャップ14は、その幅方向の両側に脚部14aを有し、各脚部14aに設けられた第1係合部14b又は第2係合部14dが、第1ネジ23の頭部23a、第2ネジ24の頭部24a、又は第1固定プレート21の段部21a又は下面、及び第2固定プレート22の段部22a又は下面に係合された。
【0039】
これに対して、
図9に示す第3実施形態において、キャップ14は、その長さ方向に所定距離離れて例えば2つの脚部14eを有している。これら脚部14eは、例えば第1ネジ23に対応して配置されている。2つの脚部14eの一方は、キャップ14の側面に設けられ、他方の脚部14eは、側面より内側に配置されている。各脚部14eは、第1ネジ23の頭部23aに係合可能な第3係合部14fを有している。第1ネジ23の頭部23aに第3係合部14fを係合させるため、第1固定プレート21の第3係合部14fと対応する位置に凹部21bを設けてもよい。
【0040】
上記構成において、キャップ14が凹部18内に圧入されると、キャップ14の各脚部14eに設けられた第3係合部14fは、第1ネジ23の頭部23aに係合される。すなわち、第3係合部14fは、第1ネジ23の頭部23aにスナップ・フィットされる。
【0041】
(第3実施形態の効果)
第3実施形態によっても、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
しかも、第3実施形態において、キャップ14の2つの脚部14e及び第3係合部14fは、キャップ14の長さ方向に設けられているため、トルク方向の力により外れ難く、防水、防塵効果を向上させることが可能である。
【0042】
その他、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10…トルクセンサ、11…第1構造体、12…第2構造体、13…第3構造体、14…キャップ、14a…脚部、14b…第1係合部、14c…第2係合部、14f…第3係合部、18…凹部、20…歪センサ、20a…起歪体、21…第1固定プレート、21a…段部、22…第2固定プレート、23…第1ネジ、23a…頭部、24…第2ネジ、24a…頭部。