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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022107421
(43)【公開日】2022-07-21
(54)【発明の名称】PC操作補助具
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/039 20130101AFI20220713BHJP
【FI】
G06F3/039
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021002364
(22)【出願日】2021-01-08
(71)【出願人】
【識別番号】521014652
【氏名又は名称】有限会社田中光学
(74)【代理人】
【識別番号】100129056
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 信雄
(72)【発明者】
【氏名】田中 隆明
【テーマコード(参考)】
5B087
【Fターム(参考)】
5B087AB02
5B087BB00
(57)【要約】
【課題】PCにおけるキーボードやマウスの操作において、手首等の疲れを軽減すると共に、縦横の動きの操作性を向上し得るPC操作補助具を提供する。
【解決手段】PC操作時に手首H等を載置し得るPC操作補助具10であって、所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも下面21が上縁部22から下縁部23にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成る手段を採る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
PC操作時に手首や手の付け根を載置し得るPC操作補助具であって、
所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも下面が上縁部から下縁部にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成ることを特徴とするPC操作補助具。
【請求項2】
前記PC操作補助具に、磁性体が埋設されて成ることを特徴とする請求項1記載のPC操作補助具。
【請求項3】
前記PC操作補助具の上面に、滑り止め加工が施されて成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のPC操作補助具。
【請求項4】
前記PC操作補助具の上面に、緩衝材が被覆されて成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のPC操作補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、PC操作時に使用される補助具に関し、詳しくは、PCのキーボードやマウスを操作する際の疲れを軽減すると共に、縦横の動きの操作性を向上すべく、手首や手の付け根を載置した状態で使用されるPC操作補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、PCのポインティングデバイスとしてのマウスの操作は、手のひらをマウス全体の上側から包み込むようにして保持し、人指し指は左クリックボタンに載せると同時に、中指は右クリックボタンに載せておいた状態で、移動させる際には手首や手の付け根(以下、「手首等」という場合がある。)を支点として左右前後にテーブル上を移動させて操作する方法が一般的である。
しかしながら、かかるマウスの移動操作に際し、手および手首を若干浮かせた状態で行われるため、繰り返しの移動が続くことで経時的に手や手首が疲れてしまう。そのため、疲れない様に手首等を机上に接した状態でマウスの移動操作を行うこともある。しかしながら、手首等を支点にマウスの移動操作を行うと、移動範囲に限界が生じて作業効率を悪化させ、それを補うために手首等を机上で擦り動かすことで操作範囲を拡大させると、手首等の擦られた箇所が痛くなったり固くなったりしてしまう。
【0003】
上記の様な作業効率の悪化や疲労度など身体的な苦痛といった問題を解決すべく、従来より種々提案がなされている。
例えば、作業者の手首から肘にかかる腕の部分の身体的状態や作業内容によってアームレストの最適な高さを自由に変えることが出来、またアームレスト底面の低摩擦面における滑り具合の調整が行える調節機構を備えた「机上作業補助用アームレスト」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。具体的には、手首から肘までの腕の一部または全体を載せる高摩擦面を有する部分とその反対側の作業台接触面に転がり部材等の低摩擦面を有する部分とを有するアームレストにおいて、高摩擦面の高さ調節機構または低摩擦面の摩擦抵抗調節機構を備えた技術提案である。
【0004】
しかしながら、かかる「机上作業補助用アームレスト」の提案によれば、作業者の手の動きに従い腕部分を楽に移動でき、かつ腕部分を安定して作業ができるため、作業者の疲労を軽減する効果があるものの、高摩擦面の高さ調節機構または低摩擦面の摩擦抵抗調節機構は複雑な構造であることから、製品のコスト高が懸念される、といった問題があった。
【0005】
また、マウスの小形化、軽量化を損ねることなく、快適であり、手首が自由に動かせるリストバンド形の「リストバンド形アームレスト」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。具体的には、コンピュータのポインティングデバイスであるマウスを操作する側の腕の手首に巻き付けて使用するものであって、手首に巻き付けられるリストバンド本体を具備しており、リストバンド本体の一部が他の部分より外側に向かって膨出している手段を採用した技術提案である。
【0006】
しかしながら、かかる「リストバンド形アームレスト」の提案によれば、マウスの小形化、軽量化が図られ、手首を自由に動かせることができるが、リストバンド自体が手首にぴったりと巻き付いているため、長時間の作業時において、手首を圧迫することによってかえって手首の疲労度が蓄積してしまう、といった問題があった。
【0007】
さらに、マウスを握ってマウスパット上を移動させるコンピュータなどの入力作業時に使用し、マウスを持つ手の手首あるいはその少し肘寄りの部分の一部を載せて支え、手の動きに伴って自在に楽に移動することにより、手の疲労を軽減することができる「アームレスト」(特許文献3)が提案され、公知技術となっている。具体的には、手首あるいはその少し肘寄りの部分の一部を載せる高摩擦面である載置面を天側に備え、さらに、マウスパットなどの操作平面と操作時に接して全方向に移動できる低摩擦面を底側に備えた手段を採用する技術提案である。
【0008】
しかしながら、かかる「アームレスト」の提案によれば、手の動きに伴って自在に楽に移動することにより、手の疲労を軽減することができるが、手首あるいはその少し肘寄りの部分の一部を載せる天側の高摩擦面で成る載置面に対し上方から常に均等に手の荷重を掛けねばならないことから、縦横前後左右に動きを頻繁に要求されるマウス操作においては操作が難しい、といった問題があった。
【0009】
またさらに、マウス操作を無理な姿勢をとることなく行い得る「マウスパッドおよびアームレスト」(特許文献4)が提案され、公知技術となっている。具体的には、ディスプレイに表示される画面を操作するマウスを載置するパッド部と、作業者の前腕部を載置する載置部とを有し、該載置部の左右方向の軸線に対してパッド部の左右幅方向の軸線が作業者側に鋭角を形成するよう相対的に傾斜している手段を採用した技術提案である。
【0010】
しかしながら、かかる「マウスパッドおよびアームレスト」の提案によれば、マウスを載置するパッド部が所定の移動範囲内に制約されることから、前後左右に大きくマウスを移動させる際において、作業者の前腕部を載置する載置部が障害となって操作がし難い、といった問題があった。
【0011】
本出願人は、PC操作時における手首等の疲労および操作性に着目し、疲労軽減と快適な操作性を実現し得るアームレストの提供ができないものかという着想下、PCにおけるキーボードやマウスの操作時に手首等を載置可能であって、手首等の疲労を軽減すると共に、縦横斜めの動きに対する操作性を向上し得るPC操作補助具を開発し、本発明にかかる「PC操作補助具」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】実用新案登録第3094830号公報
【特許文献2】特開2004-185125号公報
【特許文献3】特開平8-286782号公報
【特許文献4】特開2006-350584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、上記問題点に鑑み、PCにおけるキーボードやマウスの操作において、手首等の疲労を軽減すると共に、縦横斜めの操作性を向上し得るPC操作補助具の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するため、本発明は、PC操作時に手首等を載置し得るPC操作補助具であって、所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも下面が上縁部から下縁部にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成る手段を採る。
【0015】
また、本発明は、前記PC操作補助具に、磁性体が埋設されて成る手段を採る。
【0016】
さらに、本発明は、前記PC操作補助具の上面に、滑り止め加工が施されて成る手段を採る。
【0017】
またさらに、本発明は、前記PC操作補助具の上面に、緩衝材が被覆されて成る手段を採る。
【発明の効果】
【0018】
本発明にかかるPC操作補助具によれば、少なくとも下面が上縁部から下縁部にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されていることによって、縦横操作に際し机上との接触部分が線接触となるため、滑り易く移動が容易となって、操作可動域が大きくなり、快適な操作性を実現し得る、といった優れた効果を奏する。
【0019】
また、本発明にかかるPC操作補助具によれば、少なくとも下面が上縁部から下縁部にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されていることによって、前後に回動可能であって、手前に引いた時と先方に押し込んだ時に手首等に負担なく、自然で安定的なPC操作が可能となる、といった優れた効果を奏する。
【0020】
さらに、本発明にかかるPC操作補助具によれば、磁性体が埋設される態様を採用することによって、磁力による手や手首の疲労回復効果が期待できると共に、スチールなど磁着性を有する事務机上やマット上で使用されれば、磁性体の磁着作用で机上やマットに対し磁着状態となるため、紛失や落下のおそれがなくなる、といった優れた効果を奏する。
【0021】
またさらに、本発明にかかるPC操作補助具によれば、上面に滑り止め加工を施す態様を採用することで、PC操作補助具の上面から載置した手首が滑り落ちることなく馴染んで、誤動作を減少させ確実な操作を実現する、といった優れた効果を奏する。
【0022】
さらにまた、本発明にかかるPC操作補助具によれば、上面に緩衝材を被覆する態様を採用することで、載置した手首等への負担および疲労の軽減に資し、長時間操作を可能にして効率的な作業を実現し得る、といった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明にかかるPC操作補助具の実施形態を示す説明図である。(実施例1)
図2】本発明にかかるPC操作補助具の使用状態を示す説明図である。
図3】本発明にかかるPC操作補助具の他の実施形態を示す説明図である。(実施例2)
図4】本発明にかかるPC操作補助具の他の実施形態を示す説明図である。(実施例3)
図5】本発明にかかるPC操作補助具の他の実施形態を示す説明図である。(実施例4)
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明にかかるPC操作補助具10は、PCにおけるキーボードやマウスMの操作時に手首H等を載置して使用されるものであって、所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも下面21が上縁部22から下縁部23にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成る手段を採用したことを最大の特徴とする。
以下、本発明におけるPC操作補助具10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0025】
尚、本発明にかかるPC操作補助具10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や寸法、材質等の範囲内で、適宜変更することができる。
【実施例0026】
図1は、本発明にかかるPC操作補助具10の実施形態を示す説明図であり、(a)は全体斜視図、(b)乃至(e)は側面図である。また、図2は、本発明にかかるPC操作補助具10の使用状態を示す説明図である。
【0027】
本発明にかかるPC操作補助具10は、所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも下面21が上縁部22から下縁部23にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されている。
具体的な寸法については、手首H等を載置可能であれば特に限定するものではないが、例えば縦幅2cm・横幅6cm・高さ1cm程度とすることが考え得る。また、材質についても特に限定はないが、机上に接して滑り易い材質であることが好ましく、例えば硝子やセラミック、プラスチックなどの合成樹脂、木材等といった材質を単体で成形する態様が好適である。
【0028】
PC操作補助具10の下面21は、PC操作時に机上やマット等に線接触する面であって、図示の様に、上縁部22から下縁部23にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されており、かかる構成態様は本発明の構成における主要部である。
具体的な曲面寸法については、例えば半径10cmのR状を成して成形されるもので、かかるR状を成す半径寸法について特に限定はないが、少なくともPC操作補助具10の縦幅寸法の1/2以上とすることが好ましい。
【0029】
PC操作補助具10の上面20は、PC操作時に手首H等を載置する面であって、その形状は任意であり、種々形態を採り得るものである。図1(b)乃至(e)は、PC操作補助具10の側面図を通して上面20の種々形状を例示したものであり、図1(b)は、PC操作補助具10の上面20の形状として平面状を成す態様を示している。また図1(c)では、上面20の形状として凹部状を成す態様を示しており、図1(d)では、上面20の形状として膨出した円弧状を成す態様を示している。さらに図1(e)では、上面20の形状として膨出した台形状を成す態様を示している。このように、PC操作補助具10の上面20の形状は、手首H等を安定的に載置可能な形状であれば、種々形態を採用可能であって、特に限定されるものではない。
【0030】
以上の通り構成される本発明に係るPC操作補助具10について、その使用態様を説明する。
図2に示す様に、PC操作補助具10の下面23が机上等に接した状態で、手でキーボードやマウスMを操作する際の手首H部分や手の付け根部分を、該PC操作補助具10の上面20に載置する態様で使用される。図面では、マウスMを操作する場合について示している。このとき、PC操作補助具10の下面23は、机上やマット等に対し長手方向(横幅方向)に線接触状態を成す。この様に、PC操作補助具10の下面23と机上等との接触部分が線接触となっているため、滑り易く移動が容易となる。この状態で手および手首H等を前後左右および斜め方向に動かすと、PC操作補助具10も前後左右および斜め方向に滑動して追随する。よって、PC操作時に手を適宜移動させたとしても、手首H等がPC操作補助具10の上面から離れたり擦れたりすることなく、手首H部分や手の付け根部分は常にPC操作補助具10の上面20に載置されたまま維持されるため、手首H等を傷めたり疲労させることなしに、快適な操作性が実現される。
【0031】
また、PC操作補助具10の下面21は、上縁部22から下縁部23にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されているため、所定範囲で前後に回動可能となっている。よって、PC操作時に手を手前側に引いた時と先方側へ押し込んだ際、手首H等の角度変化に追随してPC操作補助具10も曲面に沿って回動するため、手首H等に負担なく操作可動域が大きくなり、自然で安定的なPC操作が可能である。
【実施例0032】
本発明の他の実施例について、図3に基づき説明する。上記実施例1と同様の構成については、説明を省略する。
図3は、本発明にかかるPC操作補助具10の他の実施形態を示しており、該PC操作補助具10に磁性体24が埋設されて成る手段を採用するものである。
【0033】
磁性体24は、例えば図示の様に、棒状の磁石をPC操作補助具10内に埋設する態様が考え得る。かかる磁性体24の形状については、棒状に限定されるものではなく、円盤状やキューブ状、シート状など種々の形状を採用し得る。また、磁性体24の数量についても限定はなく、さらに磁力の強さについても限定はない。
【0034】
PC操作補助具10に対し、磁性体24の埋設態様については、該磁性体24の形状やPC操作補助具10の材質、成形態様によって適宜選択されるもので、特に限定されるものではない。例えば、図示の様に棒状の磁性体24を用いる場合には、PC操作補助具10の側面を長手方向(横幅方向)に貫通する孔を開けて、該孔に棒状の磁性体24を挿嵌する埋設態様が考え得る。また、円盤状やキューブ状、シート状の磁性体24を用いる場合には、PC操作補助具10の成形段階で予め埋め込み成形する態様を採用し得る。その他にも、PC操作補助具10の外表面に磁性体24の形状に合った凹部を備えて、該凹部に磁性体24を嵌め込む態様も可能である。
【0035】
以上の通り、本実施例にかかるPC操作補助具10によれば、磁性体24の磁力により手や手首Hの疲労回復効果が期待できると共に、スチールなど磁着性を有する事務机上やマット上で使用されれば、磁性体24の磁着作用で机上やマットに対し磁着状態となるため、紛失や落下のおそれがなく、操作効率の向上に資する。
【実施例0036】
本発明の他の実施例について、図4に基づき説明する。上記実施例1および実施例2と同様の構成については、説明を省略する。
図4は、本発明にかかるPC操作補助具10の他の実施形態を示しており、該PC操作補助具10の上面20に滑り止め加工25が施されて成る手段を採用するものである。
【0037】
滑り止め加工25の具体的態様については、特に限定はなく、PC操作補助具10の上面20に直接形状加工を施す態様、例えば凹凸加工やエンボス加工、細溝加工、ローレット加工、ボッチ加工を施す態様のほか、PC操作補助具10の上面20にゴムなどの滑り止め材を貼着する態様等を採用し得る。
【0038】
以上の通り、本実施例にかかるPC操作補助具10によれば、PC操作補助具10に載置した手首H等が上面20から滑り落ちることなく馴染んで、誤動作を減少させ、確実な操作を実現し得る。
【実施例0039】
本発明の他の実施例について、図5に基づき説明する。上記実施例1乃至実施例3と同様の構成については、説明を省略する。
図5は、本発明にかかるPC操作補助具10の他の実施形態を示しており、該PC操作補助具10の上面20に緩衝材26が被覆されて成る手段を採用するものである。
【0040】
緩衝材26の具体的な被覆態様については、特に限定はなく、PC操作補助具10の上面20に緩衝用の樹脂コーティング加工を施す態様や、PC操作補助具10の上面20に皮革や合成樹脂板、スポンジ、フェルト、布、木片、ゴム等の緩衝材26を貼着する態様等を採用し得る。
【0041】
以上の通り、本実施例にかかるPC操作補助具10によれば、載置した手首H等への負担および疲労の軽減に資し、長時間操作を可能にして効率的な作業を実現し得る。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明にかかるPC操作補助具は、極めて単純な形状と安価な素材を用いて成形可能なものであって、例えば廃品を再利用したり他の成形品の廃材を有効活用したりすることで、本発明品を成形することも可能である。したがって、本発明にかかる「PC操作補助具」の産業上の利用可能性は、極めて大であるものと思料する。
【符号の説明】
【0043】
10 PC操作補助具
20 上面
21 下面
22 上縁部
23 下縁部
24 磁性体
25 滑り止め加工
26 緩衝材
M マウス
H 手首
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2022-05-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
PC操作時に手首や手の付け根を載置し得るPC操作補助具であって、
所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも机上に接する下面が上縁部から下縁部にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成ることを特徴とするPC操作補助具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
PC操作時に手首等を載置し得るPC操作補助具であって、所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも机上に接する下面が上縁部から下縁部にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成る手段を採る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
本発明にかかるPC操作補助具10は、PCにおけるキーボードやマウスMの操作時に手首H等を載置して使用されるものであって、所定の縦幅・横幅・高さを有して平面視略矩形状に形成されると共に、少なくとも机上に接する下面21が上縁部22から下縁部23にかけて曲面を成す側面視略円弧状に形成されて成る手段を採用したことを最大の特徴とする。
以下、本発明におけるPC操作補助具10の実施形態を、図面に基づいて説明する。