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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022107561
(43)【公開日】2022-07-22
(54)【発明の名称】自転車用携帯駐輪装置
(51)【国際特許分類】
   B62H 3/02 20060101AFI20220714BHJP
【FI】
B62H3/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021002482
(22)【出願日】2021-01-11
(71)【出願人】
【識別番号】000250432
【氏名又は名称】理研軽金属工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】杉山 諒介
(57)【要約】
【課題】 ロードバイク等の自立式スタンドを持たない自転車を駐輪することができ、かつ、一部を人手で行う半自動式にすることで組立てが容易な自転車用携帯駐輪装置を提供する。
【解決手段】自転車50のサドル51を引っ掛けて支持可能な支持棒11と、支持棒11の左右に配置された脚部20と、支持棒11と脚部20を接続する金具30と、を備える。左右の脚部20A、20Bは、支持棒11に対して金具30A、30Bを介して水平な状態まで折り畳み可能に接続され、かつ、支持棒11および金具30は、脚部20を使用状態に固定する半自動のロック手段40を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒と、
前記支持棒の左右に配置された脚部と、
前記支持棒と前記脚部を接続する金具と、
を備え、
左右の前記脚部は、前記支持棒に対して前記金具を介して水平な状態まで折り畳み可能に接続され、
前記支持棒および前記金具は、前記脚部を使用状態に固定する半自動のロック手段を備えていることを特徴とする、自転車用携帯駐輪装置。
【請求項2】
前記金具は、前記支持棒を支持する側面の先端が内方に向けて傾斜するガイド部を有し、前記支持棒は、一方の側面から突出したダボピンを備え、
前記ガイド部は、前記ダボピンを前記金具の内方に半自動で案内することを特徴とする、請求項1に記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項3】
前記支持棒は、内部に弾性体が挿入され、前記弾性体は、一方の側面に前記ダボピンを備え、
前記支持棒の一方の側面には、前記ダボピンが出没可能に突出するダボ孔を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項4】
前記ロック手段は、前記弾性体と、前記金具のダボ孔および前記ガイド部とからなり、
前記脚部を使用状態にするために前記金具を介して回動すると前記金具の前記ダボ孔から前記ダボピンが突出し、前記脚部が使用状態に固定されることを特徴とする、請求項3に記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項5】
前記金具は、前記支持棒を支持する支持棒支持部と、前記脚部を支持する脚部支持部とからなり、
前記支持棒支持部の下面には、上方に向けて突出した複数の凸部を備え、
前記凸部が前記支持棒の下面を支持していることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項6】
左右の前記脚部は、前記支持棒に対して回動可能に接続されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項7】
左右の前記脚部は、折り畳んだときに前記支持棒からの高さが互い違いに相違するように、高さの異なる金具によって前記支持棒に接続されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項8】
前記脚部は、使用状態のときは略V字形に開くことができる一対の棒状部材を備え、
左右の前記脚部を折り畳んだときに、一方の前記脚部を構成する前記一対の棒状部材が、他方の前記脚部に取り付けられた前記金具によって開かないように保持されることを特徴とする、請求項6または7記載の自転車用携帯駐輪装置。
【請求項9】
前記脚部の先端には、排水孔を備えたカバー材が取り付けられていることを特徴とする、請求項6から8のいずれかに記載の自転車用携帯駐輪装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロードバイク等の自立式スタンドを持たない自転車を駐輪することができ、かつ、組立てや持ち運びが容易な半自動式の自転車用携帯駐輪装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒と、支持棒の左右に配置された脚部を備え、左右の脚部は支持棒に対して水平な状態まで回動可能、折り畳み可能に接続されるためのダボピンが支持棒に設けられ、作業者が操作部を押すことでダボピンを凹ませ、ダボピンが凹んだ状態で脚部を支持棒に対して回動させて使用状態に変形する自転車用携帯駐輪装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3210378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記したような構造では、作業者が操作部を押し込む操作をしながら脚部を支持棒に対して回動させなければならず、操作部を押し込んでいる作業者の手を連結箇所で挟む恐れがあり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、ロードバイク等の自立式スタンドを持たない自転車を駐輪することができ、かつ、一部を人手で行う半自動式にすることで組立てが容易な自転車用携帯駐輪装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒と、前記支持棒の左右に配置された脚部と、前記支持棒と前記脚部を接続する金具と、を備え、左右の前記脚部は、前記支持棒に対して前記金具を介して水平な状態まで折り畳み可能に接続され、前記支持棒および前記金具は、前記脚部を使用状態に固定する半自動のロック手段を備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴点に加え、前記金具は、前記支持棒を支持する側面の先端が内方に向けて傾斜するガイド部を有し、前記支持棒は、一方の側面から突出したダボピンを備え、前記ガイド部は、前記ダボピンを前記金具の内方に半自動で案内することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の特徴点に加え、前記支持棒は、内部に弾性体が挿入され、前記弾性体は、一方の側面に前記ダボピンを備え、前記支持棒の一方の側面には、前記ダボピンが出没可能に突出するダボ孔を備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の特徴点に加え、前記ロック手段は、前記弾性体と、前記金具のダボ孔および前記ガイド部とからなり、前記脚部を使用状態にするために前記金具を介して回動すると前記金具の前記ダボ孔から前記ダボピンが突出し、前記脚部が使用状態に固定されることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記金具は、前記支持棒を支持する支持棒支持部と、前記脚部を支持する脚部支持部とからなり、前記支持棒支持部の下面には、上方に向けて突出した複数の凸部を備え、前記凸部が前記支持棒の下面を支持していることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、左右の前記脚部は、前記支持棒に対して回動可能に接続されていることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、左右の前記脚部は、折り畳んだときに前記支持棒からの高さが互い違いに相違するように、高さの異なる金具によって前記支持棒に接続されていることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項6または7記載の発明の特徴点に加え、前記脚部は、使用状態のときは略V字形に開くことができる一対の棒状部材を備え、左右の前記脚部を折り畳んだときに、一方の前記脚部を構成する前記一対の棒状部材が、他方の前記脚部に取り付けられた前記金具によって開かないように保持されることを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項6から8のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記脚部の先端には、排水孔を備えたカバー材が取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒と、支持棒の左右に配置された脚部と、支持棒と脚部を接続する金具と、を備えているため、ロードバイク等の自立式スタンドを持たない自転車を駐輪することができ、使い勝手が良い。
【0016】
また、左右の脚部は、支持棒に対して金具を介して水平な状態まで折り畳み可能に接続されているため、折り畳めることで持ち運びが容易であり、使い勝手が良い。また、接続されているため、組立てが容易であり、作業性が良い。
【0017】
また、支持棒および金具は、脚部を使用状態に固定する半自動のロック手段を備えているため、半自動のロック手段によって脚部の固定ができるので、ロックのし忘れがなく、作業性が良い。
【0018】
請求項2に記載の発明は上記の通りであり、金具は、支持棒を支持する側面の先端が内方に向けて傾斜するガイド部を有し、支持棒は、一方の側面から突出したダボピンを備え、ガイド部は、ダボピンを金具の内方に半自動で案内するため、ガイド部に沿ってダボピンが半自動でロックされるので、作業者が支持棒と金具との間に指を挟み辛く、使い勝手が良い。
【0019】
請求項3に記載の発明は上記の通りであり、支持棒は、内部に弾性体が挿入され、弾性体は、一方の側面にダボピンを備え、支持棒の一方の側面には、ダボピンが出没可能に突出するダボ孔を備えているため、弾性力のあるダボピンがダボ孔から出没することによって使用状態に固定したり、折り畳み状態にするために固定を解除したりできるので、スムーズに変形動作ができ、使い勝手が良い。
【0020】
請求項4に記載の発明は上記の通りであり、ロック手段は、弾性体と、金具のダボ孔およびガイド部とからなるため、自転車用携帯駐輪装置の部材の一部にロック手段を備えているので、部品コストが抑えられる。
【0021】
また、脚部を使用状態にするために金具を介して回動すると金具のダボ孔からダボピンが突出し、脚部が使用状態に固定されるため、作業者が回動するだけでダボピンが金具のダボ孔から突出し、脚部の固定ができるので、半自動で操作ができ、作業性が良い。
【0022】
請求項5に記載の発明は上記の通りであり、金具は、支持棒を支持する支持棒支持部と、脚部を支持する脚部支持部とからなり、支持棒支持部の下面には、上方に向けて突出した複数の凸部を備え、凸部が支持棒の下面を支持しているため、凸部の高さ分だけ支持棒支持部の下面と支持棒の下面との間に間隙が生じるので、使用状態のときに金具内に支持される支持棒が、支持棒支持部と脚部支持部を接続するリベット等の止具と干渉しなく、かつ、複数の凸部での支持により、複数の接触箇所と接触面積で支持棒をガタツキ等がない安定した支持ができ、使い勝手が良い。
【0023】
請求項6に記載の発明は上記の通りであり、左右の脚部は、支持棒に対して回動可能に接続されているため、脚部を回動させるだけで組立てや折り畳みが容易にでき、使い勝手が良い。
【0024】
請求項7に記載の発明は上記の通りであり、左右の脚部は、折り畳んだときに支持棒からの高さが互い違いに相違するように、高さの異なる金具によって支持棒に接続されているため、脚部が互い違いに収納されるので、凹凸のない持ち運びし易い形状に折り畳むことができる。
【0025】
請求項8に記載の発明は上記の通りであり、脚部は、使用状態のときは略V字形に開くことができる一対の棒状部材を備えているため、駐輪装置の設置が迅速に行える。
【0026】
また、左右の脚部を折り畳んだときに、一方の脚部を構成する一対の棒状部材が、他方の脚部に取り付けられた金具によって開かないように保持されるため、一対の棒状部材を閉じ状態に維持することができる。
【0027】
請求項9に記載の発明は上記の通りであり、脚部の先端には、排水孔を備えたカバー材が取り付けられているため、脚部内に雨水等が浸入しても排水孔から排水されるので、使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】折り畳み状態の自転車用携帯駐輪装置の外観図である。
図2】使用状態の自転車用携帯駐輪装置の外観図である。
図3】折り畳み状態から使用状態へと変形する様子を示す図であって、(a)脚部を開き始めたときの図、(b)脚部を開ききった状態の図である。
図4】折り畳み状態から使用状態へと変形する様子を示す図であって、(a)脚部を回動しているときの図、(b)脚部を固定した状態の図である。
図5】(a)図4(a)を側面からみた図、(b)図4(b)を側面からみた図である。
図6】(a)脚部端部カバー材の正面図、(b)脚部端部カバー材を脚部に取り付けた状態の図である。
図7】(a)金具の正面図、(b)金具の斜視図である。
図8】(a)弾性体の正面図、(b)図8(a)の一部拡大図である。
図9】自転車を引っ掛けた状態の自転車用携帯駐輪装置の外観図である。
図10】自転車用携帯駐輪装置の変形例を示す、折り畳み状態から使用状態へと変形する様子を示す図であって、(a)脚部を開き始めたときの図、(b)脚部を開ききった状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
【0030】
本実施形態に係る自転車用携帯駐輪装置10は、例えば、ロードバイク等の自立式スタンドを持たない自転車50を駐輪するためのものであり、携帯可能に折り畳めるようになっている。この自転車用携帯駐輪装置10は、図2図9に示すように、自転車50のサドル51を引っ掛けて支持可能な支持棒11と、支持棒11の左右に配置された脚部20(右脚部20Aおよび左脚部20B)と、支持棒11と脚部20を接続する金具30(右金具30Aおよび左金具30B)と、を備えて構成される。
【0031】
最初に、図1図9を用いて実施例1について説明する。
支持棒11は、図9に示すように、自転車50のサドル51を引っ掛けて支持可能な棒状の部材である。本実施形態に係る支持棒11は、図2に示すように、長手方向に長尺なアルミ等の金属から構成されている。具体的には、図5(a)等に示すように、断面が円弧状に形成された上面11aと、上面11aから垂下する一対の側面11bと、一対の側面11bに連接する下面11cからなる断面角形状とによって中空材が構成されている。本実施形態に係る支持棒11は、1本の支持棒11からなるが、支持棒11を長手方向に伸縮可能な分割型にすることで自転車50の駐輪台数によって支持棒11を伸縮させても良い(図示なし)。
【0032】
なお、支持棒11の下面11cには、使用状態のときに後述する金具30の支持棒支持部31の下面31cに当接されるように形成されている。具体的には、図5(a)、図5(b)に示すように、下面11cには、平坦部11dと、平坦部11d間に設けられた下方に向けて開口した凹部11eとから構成され、使用状態のときに、金具30の下面31cの凸部31d、31eに当接される。
【0033】
また、支持棒11の一方の側面11bには、図5(a)、図5(b)に示すように、後述する複数のダボピン41b、41cが設けられている。この複数のダボピン41b、41cは、金具30を使用状態に固定したり、折り畳み状態にするために金具30の固定を解除したりするためのものである。このダボピン41b、41cは、図4(a)、図4(b)に示すように、一方の側面11bに貫通されているダボ孔11f、11gに係合され、支持棒11の表面から出没可能となっている。
【0034】
また、支持棒11の一対の側面11bには、図5(a)、図5(b)に示すように、回動軸33が回動可能に取り付けられている。この回動軸33は、金具30を折り畳み状態または使用状態へと変形させるときの軸となるものである。この回動軸33は、一対の側面11bに貫通されている軸孔11hおよび金具30の軸孔31bに回動可能に取り付けられている。
【0035】
また、支持棒11の一対の側面11bと下面11cは、図5(a)、図5(b)に示すように、角形状に形成されているため、支持棒11の中空部内に支持される弾性体41が、一対の側面11bおよび下面11cに当接される。これにより、複数のダボピン41b、41cが取り付けられた弾性体41が支持棒11の中空部内に安定して支持されているので、折り畳み状態または使用状態へと変形しても、ダボ孔11f、11gからダボピン41b、41cが外れ難く、使い勝手が良い。また、角形状により、子どもが鉄棒のように遊ぶことができないので、不正使用を防止できる。
【0036】
また、支持棒11の上面11aは、図5(a)、図5(b)に示すように、円弧状に形成されているため、図9に示すように、円弧状の上面11aが自転車50のサドル51にフィットして安定的に自転車50を保持できるようになっている。
【0037】
次に脚部20について説明する。
脚部20は、図2に示すように、支持棒11の左右に配置されて、使用状態のときに支持棒11を水平に支持するためのものである。左右の脚部20(右脚部20Aおよび左脚部20B)は、図1に示すように、それぞれ支持棒11に対して水平な状態まで折り畳み可能に接続されている。具体的には、後述する金具30によって、支持棒11に対して回動可能に接続されており、金具30が回転することで脚部20も一体的に支持棒11に対して回動するように構成されている。
【0038】
この脚部20は、図2に示すように、略V字形に開くことができる一対の棒状部材21との間に架設可能な開き防止機構22と、を備える。具体的には、使用状態のときに開き防止機構22によって、一対の棒状部材21を所定の角度で開いた状態に維持し、支持棒11を水平に支持するように構成されている。なお、上記に示すように、脚部20を支持棒11の上方に水平な状態に折り畳む際は、図3(b)に示すように、後述の金具30によって回転する前に開き防止機構22を閉じることで一対の棒状部材21が略V字形から略I字形に閉じられるので、その状態から図1に示すような折り畳み状態へ変形でき、使い勝手が良い。
【0039】
また、一対の棒状部材21の上部は、それぞれ金具30に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、図5(a)、図5(b)に示すように、一対の棒状部材21の上部を第1支軸23aおよび第2支軸23bによって金具30の脚部支持部32に回動可能に接続固定されている。本実施形態に係る第1支軸23aおよび第2支軸23bは、リベット部材からなるが、リベット部材に限らず、ボルト止め等にしても良い。
【0040】
なお、一対の棒状部材21間に止めピン23cを設けても良い。止めピン23cを設けることにより、図5(b)に示すように、一対の棒状部材21が開くと一対の棒状部材21の内側側面と止めピン23cのピン部23dが当接した状態となる。そして、図2に示すように、開き防止機構22を開くことで、ピン部23dに一対の棒状部材21の内側側面が圧着され、ガタツキのない脚部20が構成されている。これにより、脚部20に支持された支持棒11が真上または斜め方向からの荷重に耐えることができ、安定した自転車用携帯駐輪装置10が設置できる。
【0041】
一対の棒状部材21の下部は、脚部端部カバー材24が取り付けられている。本実施形態に係る脚部端部カバー材24は、図6(a)に示すように、断面が略山字形で地面に接する面に凹凸部24e、24fを施した地面接地面24aと、地面接地面24aのほぼ中央から上方に延びる挿入片24bと、挿入片24bの先端にはビスホール24gが形成され、地面接地面24aの両側部には挿入片24bより短く上方に延びる側部片24cと、一方の側部片24cと挿入片24b間の溝内の平坦部と、他方の側部片24cの上面の平坦部に脚部接地面24dと、を備えて構成される。
【0042】
この脚部端部カバー材24は、図6(a)、図6(b)に示すように、一対の棒状部材21の下部から挿入片24bを挿入し、一対の棒状部材21の表面のネジ孔21aとビスホール24gをネジ等の止具25で固定すると、一方の側部片24c側の脚部接地面24dと、他方の側部片24c側の脚部接地面24dが一対の棒状部材21の下面に当接する。当接すると、一対の棒状部材21の下面と地面接地面24aとの間に脚部接地面24dの高さ分だけ間隙P、Uが生じる。この間隙P、Uにより、一対の棒状部材21の内部に浸入した雨水等を外部へ排水できる。また、地面接地面24aの凹凸部24e、24fにより、地面に接するのが凸部24fのみで自転車用携帯駐輪装置10の荷重を受けることで垂直抗力が大きくなり、摩擦力が上昇するので、脚部端部カバー材24に滑り止め機能の効果を兼ね備えて構成される。
【0043】
次に金具30について説明する。
金具30は、図2に示すように、支持棒11と脚部20とを回動可能に接続するためのものである。本実施形態に係る左右の金具30(右金具30Aおよび左金具30B)は、図7(a)、図7(b)に示すように、支持棒11を支持する支持棒支持部31と、脚部20を支持する脚部支持部32とからなり、リベット等の止具34で両者を固定し、略L字形に配置したものである。
【0044】
支持棒支持部31は、図5(b)、図7(a)、図7(b)に示すように、支持棒11を挟み込んで保持する一対の側面31aと、支持棒11の下面11cを支持する下面31cとから構成されている。
【0045】
なお、一対の側面31aには、支持棒11の軸孔11hと揃うように貫通された軸孔31bが形成されている。この軸孔31bは、支持棒11の軸孔11hとともに回動軸33を取り付けるものである。この回動軸33は、図3(a)、図3(b)に示すように、支持棒11と金具30を接続し、支持棒11に対して金具30を介して脚部20を折り畳み状態または使用状態へと変形させるときの軸となっている。これにより、支持棒11および脚部20が接続されたままでも、駐輪装置および収納や搬送状態に変形ができる。
【0046】
また、一方の側面31aには、支持棒11のダボ孔11gと揃うように貫通されたダボ孔42aが形成されている。このダボ孔42aは、後述するロック用ダボピン41cを係合することで脚部20を使用状態に固定するためのものである。このロック用ダボピン41cは、図4(b)、図5(b)に示すように、一方の側面31aに貫通されているダボ孔42aに係合され、金具30の表面から出没可能となっている。
【0047】
また、支持棒支持部31の一対の側面31aの先端は、図7(a)に示すように、内部に向けて傾斜するガイド部42bを備えている。このガイド部42bは、図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b)に示すように、脚部20を固定して駐輪装置を設置するときに、作業者が後述する操作用ダボピン41bを支持棒11に押し込む操作を行わずに回動動操作を行うだけで、ガイド部42bに沿ってロック用ダボピン41cが引っ込み、ダボ孔42aにロック用ダボピン41cが到達するとロック用ダボピン41cが突出する。すなわち、図5(a)に示すように、ガイド部42bにロック用ダボピン41cが当接すると、ガイド部42bの傾斜角度とロック用ダボピン41cの傾斜角度がほぼ平行なため、ガイド部42bに沿って、板バネ41aの弾性力により、ロック用ダボピン41cが凹むことができる。これにより、作業者が脚部20を持って回動操作を行うだけで、支持棒11が金具30の内部に進入ができる。
【0048】
支持棒支持部31の下面31cには、支持棒11の下面11cを支持するための凸部31d、31eが形成されている。本実施形態に係る凸部31d、31eは、図7(a)、図7(b)に示すように、一対の側面31a近くから上方に延びる複数の凸部31dと、凸部31d間に形成され、凸部31dより高く上方に延び、先端が下面31cと平行に延びた断面T字形の凸部31eとから形成され、凸部31dと下面31cとの高さ分だけの間隙Sを備え、脚部支持部32を取り付けるためのリベット等の止具34が収まるだけの高さを有している。
【0049】
また、凸部31eの先端は、図5(b)等に示すように、脚部20が使用状態で固定されたときには、支持棒11の凹部11eを凸部31eの横長の先端部で凹部11eの短手方向(幅方向)をほぼ支持する。さらに、凸部31dの先端は、支持棒11の平坦部11dを支持しているため、凸部31d、31eでの支持により、複数の接触箇所と接触面積で支持棒11をガタツキ等がない安定した支持を行うことができる。
【0050】
脚部支持部32は、図7(a)、図7(b)に示すように、下方が開口したコ字形からなり、脚部20を挟み込んで保持する一対の挟持片32aと、支持棒支持部31と接続する上面32bとから構成されている。
【0051】
なお、一対の挟持片32aには、脚部20を構成する一対の棒状部材21がそれぞれ回動可能に取り付けられる。すなわち、図5(a)、図5(b)に示すように、一対の挟持片32aで一対の棒状部材21を挟み込み、一対の挟持片32aと一方の棒状部材21とを貫通するように第1支軸23aを取り付けるとともに、一対の挟持片32aと他方の棒状部材21とを貫通するように第2支軸23bを取り付けることで、脚部支持部32は一対の棒状部材21を回動可能に支持し、駐輪状態のときには略V字形に開くように構成されている。
【0052】
左右の金具30(右金具30A、左金具30B)は、図1等に示すように、互いに高さが異なっている。具体的には、左金具30Bの支持棒支持部31が、右金具30Aの支持棒支持部31よりも長く形成されている。このように高さの異なる金具30を介して脚部20を支持棒11に接続することで、左右の脚部20(右脚部20A、左脚部20B)を折り畳んだときに、支持棒11からの高さが互いに異なることで、支持棒11と左脚部20Bとの間に隙間が形成され、この隙間に折り畳まれた右脚部20Aが収容される。これにより、支持棒11、右脚部20A、左脚部20Bの順に互いに平行に収容され、折り畳んだ状態が凹凸のない四角形状となり、持ち運びがし易い。また、右脚部20Aの先端が左金具30B内に収納されているため、右脚部20Aの一対の棒状部材21を閉じ状態で維持することができる。
【0053】
次に、ロック手段40について説明する。
ロック手段40は、左右の脚部20(右脚部20A、左脚部20B)を使用状態に固定するためのものである。本実施形態に係るロック手段40は、図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b)に示すように、支持棒11の中空部内に支持されている弾性体41と、金具30のダボ孔42aおよびガイド部42bとから構成されている。
【0054】
弾性体41は、図5(b)等に示すように、金具30に支持棒11を固定させるためのものである。この弾性体41は、図8(a)に示すように、断面U字型で弾性力のある板バネ41aと、板バネ41aの一方の側面に操作用ダボピン41bとロック用ダボピン41cが設けられている。具体的には、図5(b)に示すように、支持棒11の一対の側面11bの中空部内に板バネ41aの反発力によって一対の側面11bに支持されている。この反発力により、折り畳み状態または使用状態へと変形することで弾性体41が変位しても、支持棒11の下面11cでも支持しているため、支持棒11のダボ孔11f、11gの位置と操作用ダボピン41bおよびロック用ダボピン41cの位置がずれ難く、スムーズな操作が行える。
【0055】
また、板バネ41aの弾性力によって操作用ダボピン41bおよびロック用ダボピン41cは、支持棒11の一方の側面11bの表面から出没可能となっている。この弾性力により、作業者が回動操作を行うだけでガイド部42bに沿ってロック用ダボピン41cがスムーズに凹むことができる。
【0056】
また、図8(b)に示すように、ロック用ダボピン41cは、先端が円弧状に形成されているため、支持棒11のダボ孔11gおよび金具30のダボ孔42aにロック用ダボピン41cが引っ掛かり辛く、スムーズな出没操作ができる。なお、図5(a)に示すように、折り畳み状態から使用状態へと変形するときに金具30の支持棒支持部31のガイド部42bの傾斜角度と、ロック用ダボピン41cの円弧状の傾斜角度がほぼ平行に接した状態で支持棒11が金具30の内方に案内されるため、支持棒11がスムーズに金具30に固定される。
【0057】
ロック手段40は、脚部20を使用状態に固定するときに、作業者が操作用ダボピン42bを押し込む操作は行わず、脚部20を持って金具30を回動させる操作を行うだけでロック用ダボピン41cが金具30のダボ孔42aから突出される。すなわち、図4(a)、図5(a)に示すように、支持棒11を金具30の内部に進入させると、支持棒11のダボ孔11gから突出したロック用ダボピン41cが金具30のガイド部42bに沿ってロック用ダボピン41cが凹み、図4(b)、図4(b)に示すように、金具30のダボ孔42aに凹んだロック用ダボピン41cが到達すると、ロック用ダボピン41cがダボ孔42aから突出して係合される。これにより、操作用ダボピン41bを押し込む操作は行わず、金具30を回動させる操作だけでロックができる(半自動でロックがされた)ため、指を支持棒11と金具30との間に挟み辛く、使い勝手が良い。
【0058】
上記した自転車用携帯駐輪装置10を折り畳み状態から使用状態へと変形するときには、図4(a)、図4(b)に示すように、左右の金具30(右金具30A、左金具30B)および脚部20(右脚部20A、左脚部20B)を支持棒11に対して約270度回転させると、ガイド部42bに沿ってロック用ダボピン41cが凹み、凹んだ状態で一対の側面31aに支持棒11が進入し、金具30のダボ孔42aでロック用ダボピン41cを突出させ、ロックする。このように左右の金具30および脚部20を支持棒11に対して約270度回転させると、左右の金具30の下面31cの凸部31d、31eが支持棒11の下面11cの平坦部11d、凹部11eに当接した状態となる。
【0059】
そして、図2に示すように、一対の棒状部材21を開くと開き防止機構22も開くことで複数の自転車50を駐輪することができる。以上で設置が完了する。
【0060】
なお、自転車用携帯駐輪装置10を折り畳む際には、一対の棒状部材21と開き防止機構22を閉じて、操作用ダボピン41bを押すことでロック用ダボピン41cを凹ませ(すなわち、ロック用ダボピン41cと金具30のダボ孔42aとの係合を解除して)、左右の金具30(右金具30A、左金具30B)および脚部20(右脚部20A、左脚部20B)を支持棒11に対して折り畳み方向に約270度回転させれば良い。なお、折り畳みの構成は上記した実施形態のものに限らず、支持棒11および脚部20が接続され、ロック手段40によって半自動でロックされれば良く、以下のような構成を採用しても良い。
【0061】
例えば、実施例1の自転車用携帯駐輪装置10では、支持棒11の上方に左右の脚部20(右脚部20A、左脚部20B)を水平方向に折り畳まれていたが、実施例2の自転車10’では、支持棒11の下方に左右の脚部20’(右脚部20A’、左脚部20B’)を水平方向に折り畳み、脚部20’を約90度回転させて駐輪装置を設置した構成にしても良い。すなわち、折り畳み状態から使用状態へと変形するときには、図10(a)、図10(b)に示すように、左右の金具30’(右金具30A’、左金具30B’)および脚部20’(右脚部20A’、左脚部20B’)を支持棒11に対して約90度回転させると、ガイド部42bに沿ってロック用ダボピン41cが凹み、凹んだ状態で一対の側面31aに支持棒11が進入し、金具30のダボ孔42aでロック用ダボピン41cを突出させることでロック(ロック手段40’)し、左右の金具30の一対の側面31a内に支持棒11が支持される。
【0062】
そして、実施例1の図2に示すように、一対の棒状部材21を開くと開き防止機構22も開くことで複数の自転車50を駐輪することができる。
【0063】
なお、自転車用携帯駐輪装置10’を折り畳む際には、一対の棒状部材21と開き防止機構22を閉じて、操作用ダボピン41bを押すことでロック用ダボピン41cを凹ませ(すなわち、ロック用ダボピン41cと金具30のダボ孔42aとの係合を解除して)、左右の金具30’(右金具30A’、左金具30B’)および脚部20’(右脚部20A’、左脚部20B’)を支持棒11に対して折り畳み方向に約90度回転させれば良い。
【0064】
以上説明したように、本実施形態によれば、自転車50のサドル51を引っ掛けて支持可能な支持棒11と、支持棒11の左右に配置された脚部20(右脚部20Aおよび左脚部20B)と、支持棒11と脚部20を接続する金具30(右金具30Aおよび左金具30B)と、を備えているため、ロードバイク等の自立式スタンドを持たない自転車50を駐輪することができ、使い勝手が良い。
【0065】
また、左右の脚部20は、支持棒11に対して金具30を介して水平な状態まで折り畳み可能に接続されているため、折り畳めることで持ち運びが容易であり、使い勝手が良い。また、接続されているため、組立てが容易であり、作業性が良い。
【0066】
また、支持棒11および金具30は、脚部20を使用状態に固定する半自動のロック手段40を備えているため、半自動のロック手段40によって脚部20の固定ができるので、ロックのし忘れがなく、作業性が良い。
【0067】
また、金具30は、支持棒11を支持する側面31aの先端が内方に向けて傾斜するガイド部42bを有し、支持棒11は、一方の側面11bから突出したダボピン41cを備え、ガイド部42bは、ダボピン41cを金具30の内方に半自動で案内するため、ガイド部42bに沿ってダボピン41cが半自動でロックされるので、作業者が支持棒11と金具30との間に指を挟み辛く、使い勝手が良い。
【0068】
また、支持棒11は、内部に弾性体41が挿入され、弾性体41は、一方の側面にダボピン41b、41cを備え、支持棒11の一方の側面11bには、ダボピン41b、41cが出没可能に突出するダボ孔11f、11gを備えているため、弾性力のあるダボピン41b、41cがダボ孔11f、11gから出没することによって使用状態に固定したり、折り畳み状態にするために固定を解除したりできるので、スムーズに変形動作ができ、使い勝手が良い。
【0069】
また、ロック手段40は、弾性体41と、金具30のダボ孔42aおよびガイド部42bとからなるため、自転車用携帯駐輪装置10の部材の一部にロック手段40を備えているので、部品コストが抑えられる。
【0070】
また、脚部20を使用状態にするために金具30を介して回動すると金具30のダボ孔42aからダボピン41cが突出し、脚部20が使用状態に固定されるため、作業者が回動するだけでダボピン41cが突出し、脚部20の固定ができるので、半自動で操作ができ、作業性が良い。
【0071】
また、金具30は、支持棒11を支持する支持棒支持部31と、脚部20を支持する脚部支持部32とからなり、支持棒支持部31の下面31cには、上方に向けて突出した複数の凸部31d、31eを備え、凸部31d、31eが支持棒11の下面11cを支持しているため、凸部31dの高さ分だけ支持棒支持部31の下面31cと支持棒11の下面11cとの間に間隙Sが生じるので、使用状態のときに金具30内に支持される支持棒11が、支持棒支持部31と脚部支持部32を接続するリベット等の止具34と干渉しなく、かつ、複数の凸部31d、31eでの支持により、複数の接触箇所と接触面積で支持棒11をガタツキ等がない安定した支持ができ、使い勝手が良い。
【0072】
また、左右の脚部20(右脚部20Aおよび左脚部20B)は、支持棒11に対して回動可能に接続されているため、脚部20を回動させるだけで組立てや折り畳みが容易にでき、使い勝手が良い。
【0073】
また、左右の脚部20(右脚部20Aおよび左脚部20B)は、折り畳んだときに支持棒11からの高さが互い違いに相違するように、高さの異なる金具30(右金具30Aおよび左金具30B)によって支持棒11に接続されているため、脚部20が互い違いに収納されるので、凹凸のない持ち運びし易い形状に折り畳むことができる。
【0074】
また、脚部20は、使用状態のときは略V字形に開くことができる一対の棒状部材21を備えているため、駐輪装置の設置が迅速に行える。
【0075】
また、左右の脚部20(右脚部20Aおよび左脚部20B)を折り畳んだときに、一方の脚部20を構成する一対の棒状部材21が、他方の脚部20に取り付けられた金具30によって開かないように保持されるため、一対の棒状部材21を閉じ状態に維持することができる。
【0076】
また、脚部20の先端には、排水孔P、Uを備えたカバー材24が取り付けられているため、脚部20内に雨水等が浸入しても排水孔P、Uから排水されるので、使い勝手が良い。
【符号の説明】
【0077】
10、10’ 自転車用携帯駐輪装置
11 支持棒
11a 上面
11b 側面
11c 下面
11d 平坦部
11e 凹部
11f、11g ダボ孔
11h 軸孔
20、20’ 脚部
20A、20A’ 右脚部
20B、20B’ 左脚部
21 棒状部材
21a ネジ孔
22 開き防止機構
23a 第1支軸
23b 第2支軸
23c 止めピン
23d ピン部
24 脚部端部カバー材(カバー材)
24a 地面接地面
24b 挿入片
24c 側部片
24d 脚部接地面
24e 凹部
24f 凸部
24g ビスホール
25 止具
30、30’ 金具
30A、30A’ 右金具
30B、30B’ 左金具
31 支持棒支持部
31a 側面
31b 軸孔
31c 下面
31d、31e 凸部
32 脚部支持部
32a 挟持片
32b 上面
33 回動軸
34 止具
40、40’ ロック手段
41 弾性体
41a 板バネ
41b 操作用ダボピン(ダボピン)
41c ロック用ダボピン(ダボピン)
42a ダボ孔
42b ガイド部
50 自転車
51 サドル
S 間隙
P、U 間隙(排水孔)
図1
図2
図3
図4
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図10