(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022107574
(43)【公開日】2022-07-22
(54)【発明の名称】ロック機構
(51)【国際特許分類】
E05B 47/00 20060101AFI20220714BHJP
E05B 49/00 20060101ALI20220714BHJP
【FI】
E05B47/00 G
E05B49/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】24
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021091992
(22)【出願日】2021-06-01
(31)【優先権主張番号】17/145,922
(32)【優先日】2021-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】518154871
【氏名又は名称】ラチ システムズ,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100141025
【弁理士】
【氏名又は名称】阿久津 勝久
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】マイケル ブライアン ジョーンズ
(72)【発明者】
【氏名】ルーク アンドリュー シェーンフェルダー
(72)【発明者】
【氏名】サラ マーガレット プリス
(72)【発明者】
【氏名】ジョーン トーマス ジェイコブセン
(72)【発明者】
【氏名】ユアン スコット フォスター アブラハム
(72)【発明者】
【氏名】セージ ライト
(72)【発明者】
【氏名】マイケル ファリド ジャジャ
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250AA01
2E250FF23
2E250FF36
(57)【要約】
【課題】ロック機構およびロック機構を動作させる方法を提供すること。
【解決手段】一例では、ロック機構は、デッドボルトと結合可能な主ハブ組立体と、主ハブ組立体に結合されたクラッチ組立体と、クラッチ組立体に結合可能なアクチュエータ組立体とを含むことができる。アクチュエータ組立体は、クラッチ組立体および主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるように、第1の方向に沿ってキャリッジを付勢するように動作可能なアクチュエータを含むことができる。第2の方向は、第1の方向に直角である。ロック機構は、クラッチ組立体に結合され、ドアの外側に配置可能なサムターンを備えるサムターン組立体をさらに備えてもよい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロック機構であって、
デッドボルトと結合可能な主ハブ組立体と、
前記主ハブ組立体に結合されたクラッチ組立体と、
前記クラッチ組立体に結合されたアクチュエータ組立体であって、前記アクチュエータ組立体はアクチュエータを備え、前記クラッチ組立体および前記主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるように、第1の方向に沿ってキャリッジを付勢するように前記アクチュエータが動作可能であり、前記第2の方向は、前記第1の方向に直角である、アクチュエータ組立体と、
前記クラッチ組立体に結合されたサムターン組立体であって、前記サムターン組立体は、ドアの外側に配置可能なサムターンを備える、サムターン組立体とを備える、ロック機構。
【請求項2】
前記主ハブ組立体は、テール部ハブを備え、前記テール部ハブは、
ハブ壁を含む主シリンダと、
前記ハブ壁から延びるハブシャフトとを備え、前記ハブシャフトは、第1の係合面および第2の係合面を含み、前記第1の係合面および前記第2の係合面は、前記サムターン組立体のロック用タブに係合するように動作可能である、請求項1に記載のロック機構。
【請求項3】
前記サムターン組立体はシャフト内にピンハブを備え、前記シャフトは前記サムターンに接続され、前記ピンハブは、
前記ロック用タブを含む主本体と、
前記主本体から軸方向に延びるタブとを備え、前記タブは、前記クラッチ組立体の鍵式スロットに係合するように動作可能である、請求項2に記載のロック機構。
【請求項4】
前記サムターン組立体は、前記サムターン内に交換できるコアをさらに備え、前記ピンハブの1セットのピンは、前記交換できるコアの対応する開口部内で延びる、請求項3に記載のロック機構。
【請求項5】
前記サムターン組立体は、
前記サムターンに結合されるストッププレートと、
前記主ハブ組立体の回転を防ぐように前記ストッププレートの突出部に係合するように動作可能であるブロックリングと、をさらに備え、前記ブロックリングが前記突出部と係合されるときに、前記サムターンに加えられる力が閾値を超えるとき、前記サムターンは、前記シャフトから切り離されるように構成される、請求項4に記載のロック機構。
【請求項6】
前記サムターン組立体は、1つまたは複数の外部スロットを含むシャフトを備え、前記クラッチ組立体の係合突出部は、前記外部スロット内に受け入れられる、請求項2に記載のロック機構。
【請求項7】
前記テール部ハブは、前記ハブ壁を通って延びる1セットのハンディングねじをさらに備え、前記クラッチ組立体が資格を有する状態にあるときに、前記セットのハンディングねじの1つは、前記クラッチ組立体のアクチュエータプレートに係合するように動作可能である、請求項2に記載のロック機構。
【請求項8】
前記アクチュエータプレートは、
前記セットのハンディングねじの第1のねじを受け取るように動作可能である第1のスロットと、
前記セットのハンディングねじの第2のねじを受け取るように動作可能である第2のスロットと、
前記第1および第2のスロットを隣接した開口部であって、前記テール部ハブの前記ハブシャフトを受け取るように動作可能である開口部とを備え、
前記第1のねじが前記第1のスロット内に存在するとき、前記デッドボルトを作動させる前記サムターンの回転は、第1の方向に許可され、前記第2のねじが前記第2のスロット内に存在するとき、前記デッドボルトを作動させる前記サムターンの回転は、前記第1の方向と反対の第2の方向に許可される、請求項7に記載のロック機構。
【請求項9】
前記アクチュエータプレートの前記開口部は、鍵式スロットをさらに備え、前記鍵式スロットは、前記サムターン組立体のピンハブのキーシャフトを受け取るように動作可能である、請求項8に記載のロック機構。
【請求項10】
前記アクチュエータプレートの前記開口部は、半径方向内向きに延びる1つまたは複数の係合突出部を含むシリンダ壁によって定められ、前記テール部ハブと前記クラッチ組立体のドライバプレートの間で回転中に、前記1つまたは複数の係合突出部は、前記セットのハンディングねじに係合するように動作可能である、請求項8に記載のロック機構。
【請求項11】
前記ドライバプレートは、前記アクチュエータプレートに係合される1セットの圧力嵌めタブを含む、請求項10に記載のロック機構。
【請求項12】
前記ドライバプレートは、
第2の主側面と反対の第1の主側面と、
前記第1の主側面と第2の主側面の間の上側セクションと、
前記上側セクションを通るチャンネルであって、前記アクチュエータ組立体の前記キャリッジを受け取るように動作可能である、チャンネルとを備える、請求項11に記載のロック機構。
【請求項13】
前記アクチュエータ組立体の前記キャリッジは、キャリッジ本体から延びるキャリッジアームを備え、前記キャリッジアームは、前記ドライバプレートの前記チャンネル内に移動可能である、請求項12に記載のロック機構。
【請求項14】
前記アクチュエータは、有効な資格証明が受け取られたことを示す信号に応答して移動可能な電子アクチュエータであり、前記電子アクチュエータの後退により、前記クラッチ組立体および前記テール部ハブを前記第2の方向に沿って互いにより近づけるように、前記チャンネルの第1の端部と前記チャンネルの第2の端部の間で前記キャリッジアームを移動させる、請求項13に記載のロック機構。
【請求項15】
前記クラッチ組立体および前記テール部ハブが互いに係合されるときに、前記第1のねじは、前記第1のスロットを通って挿入され、または前記第2のねじは、前記第2のスロットを通って挿入される、請求項14に記載のロック機構。
【請求項16】
前記クラッチ組立体は、前記主ハブ組立体に結合されるリンク部を備え、前記リンク部は、
第1の脚部および第2の脚部と、
前記第1の脚部または前記第2の脚部の一方から延びるレバーアームとを備え、前記レバーアームは、前記アクチュエータ組立体の前記キャリッジに結合される、請求項1に記載のロック機構。
【請求項17】
前記アクチュエータ組立体の前記キャリッジは、前記レバーアームを受け取るように動作可能であるキャリッジスロットを備える、請求項16に記載のロック機構。
【請求項18】
ロック機構を動作させる方法であって、
テール部を備える主ハブ組立体を用意するステップであって、前記テール部がデッドボルトと結合可能である、主ハブ組立体を用意するステップと、
クラッチ組立体を前記主ハブ組立体に結合するステップと、
有効な資格証明の受け取りを示す信号をアクチュエータ組立体において受信するステップであって、前記アクチュエータ組立体はキャリッジと共に動作可能なアクチュエータを備える、信号を受信するステップと、
前記信号に応答して、前記クラッチ組立体および前記主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるように、前記キャリッジを第1の方向に沿って付勢するステップとを含み、前記第2の方向は、前記第1の方向に直角である、方法。
【請求項19】
サムターン組立体を前記クラッチ組立体に結合するステップをさらに含み、前記サムターン組立体のサムターンはドアの外側に配置可能であり、前記サムターンの回転により前記テール部を回転させて、デッドボルトを前記ドアのフレームから後退させる、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記アクチュエータ組立体のアクチュエータプレートおよび前記主ハブ組立体のテール部ハブの回転を可能にするように、前記アクチュエータプレートを前記主ハブ組立体のハンディングねじと係合するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記クラッチ組立体のドライバプレートのチャンネル内に前記キャリッジを配置するステップをさらに含み、前記チャンネルは、前記ドライバプレートの第1の主側面および第2の主側面に対してある角度で配置され、前記キャリッジが前記第1の方向に沿って付勢されるときに、前記キャリッジが前記チャンネルの第1の端部と第2の端部の間で移動する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記クラッチ組立体のリンク部を前記ロック機構のハウジングに結合するステップと、
前記キャリッジのスロット内に前記リンク部のレバーアームを配置するステップであって、前記キャリッジが前記第1の方向に沿って付勢されるときの前記リンク部の回転により、前記クラッチ組立体を前記主ハブ組立体の方へ移動させる、前記リンク部のレバーアームを配置するステップと
をさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記サムターン組立体のロック用タブが前記主ハブ組立体のハブシャフトの係合面に係合するまで、前記サムターンを回転させることによって、前記デッドボルトを前記ドアの前記フレームの中に突き出させるステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
ロック機構であって、
ハウジングに結合される主ハブ組立体であって、デッドボルトに結合可能なテール部を含む主ハブ組立体と、
前記主ハブ組立体に結合されたクラッチ組立体と、
前記クラッチ組立体に結合されたアクチュエータ組立体であって、前記アクチュエータ組立体はアクチュエータを備えており、有効な資格証明が受け取られたことを示す、前記ハウジング内の無線通信モジュールへの信号に応答して、第1の方向に沿ってキャリッジを付勢するように、前記アクチュエータは動作可能であり、前記第1の方向に沿って前記キャリッジを付勢することにより、前記クラッチ組立体および前記主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるように、前記クラッチ組立体のチャンネルの第1の端部と第2の端部の間で前記キャリッジを移動させ、前記第2の方向は、前記第1の方向に直角である、アクチュエータ組立体と、
前記クラッチ組立体に結合されたサムターン組立体であって、前記サムターン組立体は、ドアの外側に配置可能なサムターンを備える、サムターン組立体と
を備えるロック機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年1月21日に出願した米国仮出願第62/963,969号明細書の出願日の利益を主張するものであり、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施形態は、一般に、ドアロック機構に関する。より詳細には、本開示の実施形態は、アクチュエータ動作可能なクラッチ組立体(actuator enabled clutch assembly)を含むドアロック機構に関する。
【背景技術】
【0003】
アクセス制御システムは、読取装置、アクセス制御パネル、および電子ドア作動用ハードウェア装置を含むことができる。読取装置は、使用者から資格を受信し、受信した資格をアクセス制御パネルへ送信する。アクセス制御パネルは、認証された資格の予めセットされたリストを記憶し、読取装置から渡された情報を認証された資格の予めセットされたリストと照合して、使用者がその所望のアクション、例えば、規制されたエリアへのアクセスを行うように認証されているか判定する。使用者が、規制されたエリアにアクセスすることが認証されていると判定された場合、アクセス制御パネルは、電子ドア作動用ハードウェアのロックを解除することができる。
【0004】
いくつかのシステムでは、電子ドア作動用ハードウェアは、デッドボルト組立体を含む。例えば、鍵式デッドボルト組立体は、ドアノブまたはハンドルと一体で構成された単純な鍵式ロックによってもたらされる安全性のレベルを補足するために使用される。従来のデッドボルト組立体は、標準的なドアの表面から離れるように突き出る外部鍵式ロックシリンダおよびシリンダ本体を含むことができる。ロックシリンダは、デッドボルトの後退と張り出しを容易にするために、デッドボルト駆動機構に動作可能に接続されるテール部(tailpiece)を有する。内部ターンピース(interior turn piece)は、ドアの内側に設けられ、デッドボルト駆動機構にやはり動作可能に接続される。
【0005】
デッドボルトの電動式の後退を利用することができる電子デッドボルトの多数の例が存在する。しかしながら、そのような電子デッドボルトは、電力(例えば、バッテリー)集約的であり、物理的な鍵、スマートフォン、キーフォブなどを使用することなくデッドボルトをドアの外面から突き出すための手動のオプションを欠く。このおよび他の考慮事項に関して、本開示が提供される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
この概要は、詳細な説明において以下さらに説明される概念の選択を簡潔な形態で導入するために与えられる。この概要は、権利主張される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定するためのものではなく、権利主張される主題の範囲を決定するのを助けるものとしても意図されていない。
【0007】
本開示の一手法では、ロック機構は、デッドボルトと結合可能な主ハブ組立体と、主ハブ組立体に結合されたクラッチ組立体と、クラッチ組立体に結合可能なアクチュエータ組立体であって、クラッチ組立体および主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるように第1の方向に沿ってキャリッジを付勢するように動作可能なアクチュエータを備え、第2の方向は、第1の方向に直角である、アクチュエータ組立体とを含むことができる。ロック機構は、クラッチ組立体に結合され、ドアの外側に配置可能なサムターンを備えるサムターン組立体をさらに含むことができる。
【0008】
本開示の別の手法では、ロック機構を動作させる方法は、テール部を備える主ハブ組立体を用意するステップであって、テール部がデッドボルトと結合可能である、主ハブ組立体を用意するステップと、クラッチ組立体を主ハブ組立体に結合するステップとを含むことができる。この方法は、アクチュエータ組立体において有効な資格証明の受け取りを示す信号を受信するステップであって、アクチュエータ組立体はキャリッジと共に動作可能なアクチュエータを備える、信号を受信するステップと、信号に応答して、クラッチ組立体および主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるように、キャリッジを第1の方向に沿って付勢するステップとをさらに含むことができ、第2の方向は、第1の方向に直角である。
【0009】
本開示のさらに別の手法では、ロック機構は、ハウジングに結合された主ハブ組立体であって、デッドボルトに結合可能なテール部を含む主ハブ組立体と、主ハブ組立体に結合されたクラッチ組立体とを備えることができる。ロック機構は、クラッチ組立体に結合可能なアクチュエータ組立体であって、有効な資格証明が受け取られたことを示すハウジング内の無線通信モジュールへの信号に応答して第1の方向に沿ってキャリッジを付勢するように動作可能なアクチュエータを備えるアクチュエータ組立体をさらに備えることができ、第1の方向に沿ってキャリッジを付勢させることにより、クラッチ組立体および主ハブ組立体を第2の方向に沿って互いにより近づけるようにクラッチ組立体のチャンネルの第1の端部と第2の端部の間でキャリッジを移動させ、第2の方向は、第1の方向に直角である。ロック機構は、クラッチ組立体に結合され、ドアの外側に配置可能なサムターンを備えるサムターン組立体をさらに備えることができる。
【0010】
図面では、同じ参照符号は、概して、異なる図全体にわたって同じ部分を指す。以下の説明では、様々な本開示の実施形態が、以下の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の実施形態によるロックの斜視図である。
【
図2】本開示の実施形態によるロックの分解斜視図である。
【
図3】本開示の実施形態によるロックのバックプレート組立体の内側の斜視図である。
【
図4】本開示の実施形態によるクラッチ組立体の分解斜視図である。
【
図5A】本開示の実施形態による主ハブ組立体の分解斜視図である。
【
図5B】本開示の実施形態によるテール部ハブの斜視図である。
【
図5C】本開示の実施形態によるテール部ハブの斜視図である。
【
図6A】
図6A及びBは、それぞれ本開示の実施形態によるロックの現場交換可能なハンディング機能部(field-swappable handing feature)の正面図および背面図である。
【
図6B】
図6A及びBは、それぞれ本開示の実施形態によるロックの現場交換可能なハンディング機能部(field-swappable handing feature)の正面図および背面図である。
【
図7A】本開示の実施形態による主ハブ組立体、クラッチ組立体、およびピンハブの斜視図である。
【
図7B】本開示の実施形態による主ハブ組立体、クラッチ組立体、およびピンハブの斜視図である。
【
図8】
図8A及びBは、本開示の実施形態による資格を有さない状態におけるクラッチ組立体およびテール部ハブの側断面図である。
【
図9】本開示の実施形態によるアクチュエータ組立体の分解斜視図である。
【
図10】本開示の実施形態によるアクチュエータ組立体およびクラッチ組立体の動作を示す斜視図である。
【
図11】本開示の実施形態によるアクチュエータ組立体およびクラッチ組立体の動作を示す斜視図である。
【
図12A】本開示の実施形態によるロックの側断面図である。
【
図12B】本開示の実施形態によるサムターン組立体の一部の分解斜視図である。
【
図13】
図13A及びBは、本開示の実施形態によるサムターン組立体および主ハブ組立体の断面図である。
【
図14】本開示の実施形態によるサムターン組立体の斜視断面図である。
【
図15】
図15A及びBは、本開示の実施形態によるサムターン組立体の回転制限を示す図である。
【
図16A】本開示の実施形態によるロックの斜視図である。
【
図16B】本開示の実施形態によるロックの斜視図である。
【
図16C】本開示の実施形態によるロックの部分分解斜視図である。
【
図17】本開示の実施形態によるロックの分解斜視図である。
【
図18】本開示の実施形態によるロックのバックプレート組立体の内側を示す図である。
【
図19】本開示の実施形態によるクラッチ組立体の分解斜視図である。
【
図20】本開示の実施形態による主ハブ組立体の分解斜視図である。
【
図21】本開示の実施形態によるアクチュエータ組立体の分解斜視図である。
【
図22A】本開示の実施形態によるアクチュエータ組立体およびクラッチ組立体の斜視図である。
【
図22B】本開示の実施形態によるアクチュエータ組立体およびクラッチ組立体の斜視図である。
【
図23A】本開示の実施形態によるテール部ハブ、クラッチ組立体、およびサムターン組立体の斜視図である。
【
図23B】本開示の実施形態によるテール部ハブ、クラッチ組立体、およびサムターン組立体の斜視図である。
【
図24】
図24A及びBは、本開示の実施形態によるロックの現場交換可能なハンディング機能部のそれぞれ正面図および背面図である。
【
図25】本開示の実施形態によるロック機構を動作させる方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面は、必ずしも実寸でない。図面は、代表にすぎず、本開示の特定のパラメータを表現するものではない。図面は、本開示の例示的な実施形態を示すものであり、したがって、範囲の限定とみなされるものではない。図面では、同じ番号は、同じ要素を表す。
【0013】
さらに、一部の図のいくつかの要素は、説明を明確にするために、省略されてもよく、または原寸でなく示されてもよい。断面図は、明確に例示するために、「スライス」の形態であってもよく、または「ほぼ見える」断面図であってもよく、「真の」断面図であれば見えるいくつかの背景の線を省略してもよい。さらに、明確にするために、一部の参照番号は、いくつかの図面において省略され得る。
【0014】
次に、本開示によるシステム、装置、ロック機構、および方法は、1つまたは複数の実施形態が示されている添付図面を参照してより十分に説明される。システム、装置、ロック機構、および方法は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載された実施形態に限定されるものとみなされるべきではない。代わりに、これらの実施形態が与えられ、したがって、本開示は、全体にわたっており、および完全であり、システム、装置、および方法の範囲を当業者に十分伝える。本明細書に開示されたシステム、装置、ロック機構、および方法の各々は、従来のシステム、装置、および方法を1つまたは複数の上回る利点を与える。
【0015】
本開示の実施形態は、テール部に結合されたテール部ハブを含む主ハブ組立体を有するロック機構であって、テール部はデッドボルトと結合可能である、ロック機構と、主ハブ組立体に結合されたクラッチ組立体であって、クラッチ組立体はドライバプレートに結合されたアクチュエータプレートを備え、アクチュエータプレートは、ドライバプレートに対して回転するように動作可能である、クラッチ組立体とに向けられている。ロック機構は、クラッチ組立体に結合されたアクチュエータ組立体を備えることができ、アクチュエータ組立体は、第1の方向に沿ってキャリッジを付勢するように動作可能なアクチュエータと、クラッチ組立体に結合されたサムターン組立体であって、ドアの外側に配置可能なサムターンを備えるサムターン組立体と備える。
【0016】
いくつかの実施形態では、ロック機構は、クラッチ、常時ロック機能、現場交換可能なハンディング、マニュアルキー操作、および/またはオーバートルクフェイルセーフ保護といった機能の少なくとも1つを含むことができる。詳細には、いくつかの実施形態では、ロック機構は、少なくとも下記主機能を有利に行うことができる。第1に、アクチュエータ駆動式クラッチ機能は、サムターンとデッドボルトの間に接続をもたらすことができ、使用者がサムターンを用いて手動でデッドボルトを作動させることを可能にする。第2に、外部サムターンとデッドボルトに接続されたテール部との間の接続は、使用者が認証されていても、されていなくても、使用者がデッドボルトを常に突き出させることを可能にする。第3に、ロック機構は、現場で左手(「LH」)または右手(「RH」)ドアのために構成することができる。第4に、サムターンは、物理的な鍵を用いたデッドボルトの手動作動を可能にするために、外部からアクセス可能な鍵穴を有するコアを含むことができる。
【0017】
これらの機能の例示的実施形態は、本開示に説明されている。いくつかの実施形態では、デッドボルトが提供される。いくつかの実施形態では、外部サムターンおよびデッドボルトは係合されない資格を有さない状態が説明されており、したがって、デッドボルトはドアの外側の使用者によってロック解除することができない。いくつかの実施形態では、外部サムターンおよびデッドボルトが係合される資格を有する状態が説明されており、したがって、デッドボルトは、ドアの外側の使用者によってロック解除することができる。これは、例えば、ロック機構のユーザインタフェースにおいて、有効な資格証明が示された後に起こり得る。他の実施形態では、有効な資格証明は、モバイル装置がロック機構に近接しているときに検出され得る。
【0018】
図1~
図2は、本開示の実施形態によるロック機構(以下、「ロック」)100を示す。非限定であるが、ロック100は、建物入口のドア、予備用入口のドア、通用口のドア、コモンルームエリアのドア、運動ルームのドア、個々のユニットのドア、ユニット内のドア、および他の関連した入り口を含むが、これらに限定されない、単一またはマルチユニット建物のアクセスポイントドアと共に使用するのに適し得る。ロック100は、物理的な鍵管理システムに置き換わるおよび/またはこれを補足するためのモバイル装置、アクセス制御クラウドサービス、インストールされたアクセス制御ハードウェア/ソフトウェア、通信規格、およびクレデンシャルレイヤー(credentialing layer)を含むが、これらに限定されない、アクセスシステムの一部であり得る。場合によっては、システムは、物理的な鍵またはアクセスカードの必要性をなくすことができる。
【0019】
図示の通り、ロック100は、前プレート組立体103およびバックプレート組立体104によって一部画定されるハウジング102を備えることができる。前プレート組立体103およびバックプレート組立体104は、バックプレート組立体104のバックプレート106の開口部107を通って延びる1つまたは複数の締結具105(例えば、ねじ)によって一緒に固定されてもよい。バックプレート組立体104は、ドアチャンネルハウジング108と、バックプレート106から延びる1セットの(すなわち、1つまたは複数の)ピン109とを備えることができる。図示されていないが、ドアチャンネルハウジング108は、ドアの内部と外側の間に設けられた開口部を通って延びるように構成される。
図2に最もよく示されるように、前プレート組立体103は、周壁111によって画定される主空洞110、およびインタフェース(図示せず)を受け入れる開口部112、ならびにロック100を動作させるためのハードウェア/ソフトウェアを備えることができる。主空洞110内に、ロック100が組付けられると、ドアの外側に配置されるサムターン120を備えるサムターン組立体101があり得る。
【0020】
いくつかの実施形態では、開口部112は、無線送信機および無線受信機を介してすぐ近くの使用者のモバイル装置および他のアクセス制御装置と通信するように構成されている無線通信モジュールを含む1つまたは複数のプロセッサまたはモジュール(図示せず)を収容することができる。例えば、使用者のモバイル装置からの通信は、ドアを通り使用者のアクセスを認めることに関し得る。また、開口部112内に、バッテリーなどの1つまたは複数の電源があり得る。
【0021】
前プレート組立体103は、アクチュエータ組立体114を受け入れるアクチュエータハウジング113をさらに備えることができる。アクチュエータ組立体114は、キャリッジ116と動作可能に接続されている電子アクチュエータ115を備えることができ、キャリッジ116は、クラッチ組立体117と動作可能に接続されている。サムターン組立体101および主ハブ組立体119のピンハブ118は、クラッチ組立体117を通って延びるとともに、クラッチ組立体117と共に働くことができる。以下により詳細に説明されるように、クラッチ組立体117の線形変位は、主ハブ組立体119との係合を引き起こすことができ、これは、主ハブ組立体119のテール部147に結合されたサムターン120とデッドボルト(図示せず)の間の接続を引き起こし、それによって、使用者がドアの外側からデッドボルトを作動させることを可能にする。
【0022】
図3は、本開示の実施形態によるバックプレート組立体104の内側121を示す。図示の通り、ドアチャンネルハウジング108は、クラッチ組立体117内に延在し、クラッチ組立体117を支持するように動作可能である複数のピン122を含み、ことができる。ドアチャンネルハウジング108を通る中央開口部123は、主ハブ組立体119を受け入れる。
【0023】
図示されていないが、いくつかの実施形態では、バックプレート組立体104は、1つまたは複数のスイッチを備え、テール部147と回転可能に係合されたアクチュエータを切り替えることができる。例えば、使用中、テール部147のテール部フォロワ(tailpiece follower)は、デッドボルトがロック/ロック解除されるときに、1つまたは複数のスイッチを作動させるように回転することができる。次いで、スイッチの状態が、デッドボルトの位置を決定するために使用され得る。
【0024】
図4は、本開示の実施形態によるクラッチ組立体117の分解組立図である。図示の通り、クラッチ組立体117は、ドライバプレート124と、アクチュエータプレート125とを備える。ドライバプレート124は、ドアチャンネルハウジング108の対応する複数のピン122(
図3)を受け入れる複数の開口部126を備えることができる。いくつかの実施形態では、ドライバプレート124の上側セクション127は、角度の付いた溝またはチャンネル128を備えることができ、角度の付いた溝またはチャンネル128は、以下により詳細に説明されるように、アクチュエータ組立体114のキャリッジ116をつなぐ。図示の通り、チャンネル128は、ドライバプレート124の第1の主側面138に隣接した第1の端部137Aと、ドライバプレート124の第2の主側面139に隣接した第2の端部137Bとを備える。
【0025】
非限定であるが、ドライバプレート124は、プレートチャンネル168によってプレート壁167から分離された内側シリンダ166を備えることができる。内側シリンダ166は、アクチュエータプレート125をつなぐ1つまたは複数のスナップ嵌め機能129を備えることができる。より具体的には、スナップ嵌め機能129は、アクチュエータプレート125がドライバプレート124から係合解除されるのを防ぐとともにアクチュエータプレート125が内側リング面132、リッジ133、およびスナップ嵌め機能129によって画定されたドライバプレート124内、例えば、チャンネル131内で自由に回転することをさらに可能にするために、アクチュエータプレート125の外縁130と係合することができる。リッジ133は、アクチュエータプレート125が、例えばz軸に沿って、ドライバプレート124の開口部135の中により遠く移動するのを防ぐために、アクチュエータプレート125の内縁134と係合することができる。
【0026】
以下により詳細に説明されるように、アクチュエータプレート125は、第1のねじ(例えば、右手ねじ)を受け取るように動作可能である第1のスロット140と、第2のねじ(例えば、左手ねじ)を受け取るように動作可能である第2のスロット141とを備えることができる。アクチュエータプレート125は、鍵式スロット143を含む開口部142をさらに備えることができる。使用中、開口部142は、主ハブ組立体119のハブシャフト(図示せず)を受け入れることができ、一方、鍵式スロット143は、ピンハブ118のキーシャフト(図示せず)を受け入れることができる。キーシャフトの回転により、アクチュエータプレート125は、ドライバプレート124のチャンネル131内で回転することができる。
【0027】
図5Aは、主ハブ組立体119の分解組立図をより詳細に示す。主ハブ組立体119は、テール部ハブ144、第1のねじ145、第2のねじ146、テール部147、および締結具148を備えることができる。締結具148は、テール部147がハブスロット157の中に挿入されると、テール部ハブ144のハブ締結具チャンネル155およびテール部147のテール部開口部156を通過して、テール部147をテール部ハブ144に接続することができる。種々の締結機構、例えば、ねじ、ボルト、接着剤、圧力嵌め、または他の締結具が、テール部147をテール部ハブ144に結合するために使用され得る。
【0028】
第1および第2のねじ145、146は、テール部ハブ144の対応する穴149A、149Bに螺入され得る。ピンまたは他のタイプのハードウェアが、ねじ山付きねじの代わりに使用することもできる。ロック100は、第1のねじ145と第2のねじ146の両方を最初に備えることができる。設置中に、第1のねじ145または第2のねじ146が、右手(RH)または左手(LH)ドアのためのロック100を構成するように取り除かれてもよい。例えば、第1のねじ145がアクチュエータプレート125の第1のスロット140内に存在するとき(
図4)、RHドアについてのサムターン120の時計回り回転が可能とされる。一方、第2のねじ146がアクチュエータプレート125の第2のスロット141内に存在するとき、LHドアについてのサムターン120の反時計回り回転が可能とされる。
【0029】
図5B~
図5Cは、テール部ハブ144をより詳細に示す。いくつかの実施形態では、テール部ハブ144は、内壁159によって一部画定された内側空洞153を取り囲むハブ壁154を有する主シリンダ158を備えることができる。穴149A、149Bは、内壁159を通って形成することができる。内壁159から延びているのは、ハブシャフト152である。図示の通り、ハブシャフト152は、固着された第1の端部160と、自由な第2の端部161とを備えることができる。いくつかの実施形態では、第1の端部160は、第2の端部161の直径または厚さよりも大きい直径または厚さを有する。例えば、第2の端部161は、第1の係合面163と第2の係合面164の間に円筒状部分162を備えることができる。言い方を代えると、第1および第2の係合面163、164は、円筒状部分162の外面に沿って互いのものから周方向に間隔をおいて配置されてもよい。図示の通り、第1および第2の係合面163、164の各々によって画定される平面は、円筒状部分162から半径方向に概して延びることができる。第3の係合面165は、第2の端部161に面することができる。
【0030】
図6A~
図6Bは、本開示のロック100の現場交換可能なハンディング機能部をさらに示す。
図6Aは、主ハブ組立体119の一部の例示的背面図を示し、一方、
図6Bは、いくつかの実施形態による、ねじが存在するかに応じて、主ハブ組立体119と係合するクラッチ組立体117の例示的断面図を示す。示されたように、ロック100は、第1および第2のねじ145、146を備えることができる。設置中にハンディング構成(handing configuration)を設定するために、第1および第2のねじ145、146の一方は、第1の(例えば、RH)スロット140または第2の(例えば、LH)スロット141に挿入される。同様に、ロックは、第1のねじ145と第2のねじ146の両方が所定の位置にある状態で発送されてもよく、第1および第2のねじ145、146の一方は、同じ効果を実現するために設置前に選択的に取り除かれてもよい。
図6A~
図6Bの例示的実施形態では、たった1つのねじが、RHまたはLHモードでロック100を構成するために使用される。
【0031】
図7A~
図7Bは、本開示の実施形態による、サムターン組立体101の主ハブ組立体119、クラッチ組立体117、およびピンハブ118の間のアライメントおよび係合を示す。いくつかの実施形態では、ピンハブ118は、主本体151から軸方向に延びるキーシャフトまたはタブ150を備える。タブ150は、アクチュエータプレート125の鍵式スロット143内で延びるように構成される。図示の通り、タブ150および鍵式スロット143は、それらの間で係合を促すように相補的な形状を有する。
【0032】
さらに図示の通り、主ハブ組立体119のテール部ハブ144は、ハブ壁154によって画定された内側空洞153を備える。ハブシャフト152は、例えば、内壁159から内側空洞153内で軸方向に延びることができる。図示の通り、第1および第2のねじ145、146は、内側空洞153内で軸方向に延びることもできる。ハブシャフト152は、ピンハブ118の主本体151内で挿入のためにアクチュエータプレート125の開口部142を通って延びることができる。タブ150の回転により、アクチュエータプレート125は、ドライバプレート124に対して回転することができる。
【0033】
より具体的には、
図8Aを参照すると、ロック100の通信ネットワークおよびアクセス制御ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって決定され得る『資格を有さない』状態において、第1のねじ145は、アクチュエータプレート125から係合解除もされ、アクチュエータプレート125に接触しない。さらに、テール部ハブ144のハブ壁154は、(例えば、z軸に沿って)ドライバプレート124のプレートチャンネル168の中に十分に挿入されない可能性がある。
【0034】
図8Bに示されるように、『資格を有する』状態において、テール部ハブ144およびクラッチ組立体117は、第1のねじ145がアクチュエータプレート125の第1のスロット140に入るまで、アクチュエータ組立体114によって一緒により近くにもたらされ得る。テール部ハブ144のハブ壁154は、ドライバプレート124のプレートチャンネル168の中に挿入することもできる。いくつかの実施形態では、ドライバプレート124のチャンネル128内でキャリッジ116のキャリッジピン(図示せず)の移動によって、一部、テール部ハブ144およびドライバプレート124の互いに対しての移動が引き起こされる。
【0035】
図9は、非限定の一実施形態によるアクチュエータ組立体114の分解組立図である。図示の通り、アクチュエータ組立体114は、キャリッジ116と動作可能に接続された電子アクチュエータ115を備える。いくつかの実施形態では、電子アクチュエータ115は、アクチュエータ本体169と、このアクチュエータ本体169から延びるアクチュエータピン170とを備える。アクチュエータピン170は、キャリッジ116のキャリッジ本体172のキャリッジ開口部171内で延びることができる。図示されていないが、アクチュエータ組立体114は、アクチュエータ本体169の表面174およびキャリッジ本体172と接触するばねをさらに備えてもよい。いくつかの実施形態では、アクチュエータピン170の軸方向移動が、第1の方向(x軸)に沿ったばねからのばね力に逆らってキャリッジ本体172を付勢する(例えば、引っ張る)ように、アクチュエータピン170は、キャリッジ本体172に固着または脱着可能に結合される。上で述べたように、電子アクチュエータ115は、ハウジング102内の無線通信モジュールで受け取った信号に応答して通電/作動することができ、信号は、有効な資格証明がロック100で受け取られたことを示す。図示および説明されたアクチュエータ組立体114は、キャリッジ116を付勢する可能性のある手法の1つにすぎないことが理解されよう。他の実施形態では、アクチュエータ組立体114は、任意のタイプのまたは様々なモータ、ソレノイドなどを含むことができ、これは、ばね、ウォーム駆動、親ねじなどに接続されてもよく、またはキャリッジ本体172に直接接続されてもよい。本明細書における実施形態は、この文脈に限定されない。
【0036】
さらに図示の通り、キャリッジ116は、キャリッジ本体172から延びるキャリッジアーム175を備えることができる。キャリッジアーム175は、キャリッジ本体172の下方で(例えば、y方向に沿って)垂直に延びる第1のセクション177と、第1のセクション177から(例えば、z方向に沿って)直角に延びる第2のセクション178とを備えることができる。いくつかの実施形態では、キャリッジアーム175の第2のセクション178は、その下側に接続されたキャリッジピン176を備えることができる。図示の通り、キャリッジピン176は、アクチュエータピン170の中心軸に対してz方向およびy方向に沿って概してオフセットされる。他の実施形態において、異なるキャリッジ116の構成が可能である。本明細書中の実施形態は、この文脈に限定されない。
【0037】
図10~
図11にさらに示されるように、アクチュエータ組立体114は、資格を有する状態と資格を有さない状態の間でロック100を移行させるように動作可能である。
図10では、アクチュエータ組立体114は、アクチュエータピン170がアクチュエータ本体169から離れるように(例えば、x方向に沿って)延ばされる資格を有さない状態にある。他の実施形態では、アクチュエータ組立体114は、アクチュエータピン170がアクチュエータ本体169から離れるように延ばされるときに資格を有する状態にある。キャリッジ116は、アクチュエータハウジング113から離れ、周壁111の方へ配置され得る。キャリッジアーム175のキャリッジピン(図示せず)は、ドライバプレート124の第2の主側面139に隣接するチャンネル128の第2の端部137Bの近くに配置され得る。結果として、クラッチ組立体117は、ピンハブ118(図示せず)から分離され得る。
【0038】
資格を有さない状態から資格を有する状態へ移行するために、電子アクチュエータ115は、
図11に示されるように、キャリッジ116を左(例えば、負のx方向)へ引っ張る。キャリッジ116が移動するとき、キャリッジピンは、チャンネル128中で第2の端部137Bから第1の端部137Aの方へ摺動する。これにより、クラッチ組立体117は、キャリッジ116の移動方向に直角である軸(例えば、z軸)に沿って移動される。ドライバプレート124は、キャリッジピンがチャンネル128の第1の端部137Aに到達するまで、複数の開口部126を介して、バックプレート組立体104内でピン122(図示せず)に沿って摺動する。このとき、クラッチ組立体117は、資格を有する状態にあり、第1のねじ145がアクチュエータプレート125と係合することを可能にする。このとき、クラッチ組立体117は、クラッチ組立体117が資格を有する状態にあるときに、サムターン組立体101に接続することもできる。結果として、サムターン(図示せず)が回されると、主ハブ組立体119のテール部147は、デッドボルトを後退するように動作可能である。
【0039】
いくつかの実施形態では、クラッチ組立体117が、資格を有する状態にあると、自動的に再ロックする手順が開始可能であり、それによって、所定の期間の後にロックを、資格を有さない状態に戻す。例えば、5分、10分、20分、3時間などが終了した後に、電子アクチュエータ115は、キャリッジ116がアクチュエータハウジング113から離れ、周壁111の方へ移動するように、通電(または通電停止)されてもよい。キャリッジ116がアクチュエータハウジングから離れるように移動するとき、クラッチ組立体117は、主ハブ組立体119から係合解除することができ,これにより第1または第2のねじ145、146がアクチュエータプレート125から係合解除する。この機能は、自動再ロック、あるいは使用者によって設定され得る所望の期間にわたって『強化された(armed)』または『資格が承認された』状態にロック100を残す能力という結果になり得る。
【0040】
図12A~
図12Bは、より詳細にサムターン組立体101の態様を示す。図示の通り、いくつかの実施形態では、サムターン組立体101は、シャフト189から延びるサムターン120と、サムターン120内の交換できるコア(IC)シリンダ190とを備え、これにより使用者が、従来の物理的な鍵を用いてデッドボルトをロックするおよびロック解除することが可能である。いくつかの実施形態では、ICシリンダ190は、制御キー(図示せず)を用いてサムターン120で設置されてもよく、それから取り除かれてもよい。
【0041】
図示の通り、ピンハブ118は、シャフト189の内部内に受け入れることができる。ピンハブ118のピン193のセットは、第2のシリンダ192の対応する開口部194内で延びることができる。結果として、サムターン120は、ピンハブ118と係合され、ピンハブ118は、鍵式スロット143内に配置されたタブ150を介してアクチュエータプレート125と係合される。
図12Aに最もよく示されるように、サムターン組立体101は、サムターン120を前プレート組立体103に接続するナット195をさらに備えることができる。いくつかの実施形態では、ナット195は、サムターン120のシャフト189の雄ねじと係合される雌ねじを備えることができる。ストッププレート196の歯197は、例えば、デッドボルトの位置を表示するのを防ぐために、サムターン120を所望の位置に維持する/戻すようにばね207に係合する。内部割り座金198は、ストッププレート196とシャフト189の間に配置される。
【0042】
いくつかの実施形態では、ロック100は、サムターン120を回転させることによってドアの外側から、有効な資格証明を必要とすることなく、使用者にデッドボルトをロックする能力を与える「常時ロック」機能を有利に含むことができる。
図13A~
図13Bの断面図に示されるように、これは、テール部147(図示せず)を介してデッドボルトに接続されるサムターン組立体101と主ハブ組立体119の間のインタフェースによって達成することができる。
図13Aは、いくつかの実施形態による、デッドボルトがロックされるときに、ピンハブ118の主本体151の間の例示のインタフェースを示す。より具体的には、主本体151の内部から延びるロック用タブ199は、第1の係合面163と第2の係合面164の間でハブシャフト152の円筒状部分162の外面に隣接して配置される。ロック用タブ199は、第3の係合面165に隣接して延びることができる。
図13Bに示されるように、デッドボルトは、ロック解除され、ピンハブ118は、デッドボルトをロックし、すなわち、デッドボルトをドアフレームの中に突き出すために、ロック用タブ199が第1の係合面163または第2の係合面164のどちらかと接触させられるまで、時計回りまたは反時計回りで回転することができる。デッドボルトをロック解除するために、上述したように、クラッチ組立体117は、アクチュエータ組立体114によって作動され得る。
【0043】
ハブシャフト152は、ドアハンディング(door handing)に基づいて位置を変更することが理解される。例えば、
図13Bに示された状態は、RHドアであり、(ドアの外側からの眺めで)サムターン120の反時計回りにより、ロック用タブ199に、ハブシャフト152の第2の係合面164を係合させて、デッドボルトをロックする。LHドアに関しては、サムターン120の時計回り回転により、ロック用タブ199に、ハブシャフト152の第1の係合面163と係合させて、デッドボルトをロックする。
【0044】
図14に示されるように、ロック100が、例えば、サムターン120を用いて、ドアの外面からロックされると、ストッププレート196の下側に沿って配置されたブロックリング173は、まず資格を有しない場合、使用者が続いてドアをロック解除できないようにする。より具体的には、ブロックリング173は、ストッププレート196の突出部203の第1および第2の端部201、202にそれぞれ係合するように動作可能である第1の端部182および第2の端部188を備える。使用中、サムターン120のシャフト189が回転するとき、ピンハブ118の主本体151も回転し始める。ピンハブ118のロック用タブ199がハブシャフト152の第1の係合面163または第2の係合面164に係合することができる前に、デッドボルトに接続されたテール部147の回転の結果として、突出部203の第1の端部201または第2の端部202は、ブロックリング173の第1の端部182または第2の端部188のどちらかに係合する。
【0045】
いくつかの実施形態では、サムターン組立体101は、サムターン120に過剰な力をかけると入ることができないように、資格を有さない手動制御からさらに保護する。例えば、サムターン120は、時計回りと反時計回り方向の両方で回転制限を有する。上述したように、通常の使用中に、ストッププレート196の突出部203に係合するとき、ブロックリング173の第1および第2の端部182、188は止まる。しかしながら、例えば、有効な資格証明を持たずに空間に入ろうと試みる際に、サムターン120を時計回り方向にさらに回転させるように閾値を超える過剰な力が
図15Aのサムターン120に加えられる場合、外部サムターン120は、
図15Bに示されるように、シャフト189からせん断され、サムターン組立体101のシャフト189のまさに平らな面の背後に残ることができる。サムターン組立体101のシャフト189に対するサムターン120の幾何学的形状、厚さ、および/または材料は、破壊せん断点/量に影響を及ぼし得る。例示的な実施形態では、露出されたシャフト189は係合するための構成要素または表面を与えず、別の高い荷重をサムターン組立体101に加えることを難しくさせる。
【0046】
図16A~
図16Cは、本開示の別の実施形態によるロック機構(以下、「ロック」)300を示す。ロック300は、上述したロック100と同様であり得る。したがって、簡潔にするために、ロック300のほんのいくつかの態様が以下に説明される。図示の通り、ロック300は、前プレート組立体303およびバックプレート組立体304によって一部画定されるハウジング302を備えることができる。前プレート組立体303およびバックプレート組立体304は、バックプレート組立体304のバックプレート306の開口部307を通って延びる1つまたは複数の締結具305(例えば、ねじ)によって一緒に固定することができる。バックプレート組立体304は、バックプレート306から延びるドアチャンネルハウジング308および1つまたは複数のピン309をさらに備えることができる。図示されていないが、ドアチャンネルハウジング308は、ドアの内部と外側の間に設けられた開口部を通って延びるように構成される。前プレート組立体30は、周壁311によって画定される主空洞310と、インタフェース(図示せず)を受け入れる開口部312とを備えることができる。ロック300が組付けられると、主空洞内には、サムターン組立体301の一部があってよく、一方、サムターン320は、ドアの外側に配置される。サムターン320は、デッドボルト(図示せず)に結合されたテール部347を含む主ハブ組立体319と接続することができる。
【0047】
図17は、本開示の実施形態によるロック300の分解組立図を示す。ロック300は、アクチュエータハウジング313によってバックプレート306に結合されたアクチュエータ組立体314を備えることができる。アクチュエータ組立体314は、キャリッジ316に動作可能に接続された電子アクチュエータ315を備えることができ、キャリッジ316は、バックプレート306の開口部を通ってクラッチ組立体317と動作可能に接続される。クラッチ組立体317は、主ハブ組立体319にさらに結合されており、クラッチ組立体317の線形変位は主ハブ組立体319との係合を引き起こすことができ、これは、サムターンとデッドボルトの間の接続を引き起こす。図示の通り、クラッチ組立体317は、ドライバプレート324と結合可能なリンク部379を備えることができる。
【0048】
図18は、本開示の実施形態によるバックプレート組立体304の内側321を示す。図示の通り、ドアチャンネルハウジング308は、クラッチ組立体317を支持するように動作可能である1つまたは複数のピン322と、クラッチ組立体317のリンク部を支持するクロス支持体327とを備えることができる。ドアチャンネルハウジング308を通る中央開口部は、主ハブ組立体319を受け入れる。いくつかの実施形態では、主ハブ組立体319は、ハブ壁354から延びるハブタブ339を含むハブシャフト338を備えることができる。本明細書により詳細に説明されるように、ハブタブ339は、サムターン組立体301に係合して、主ハブ組立体319とサムターン320の間に回転係合を与えることができる。
【0049】
図19は、本開示の実施形態によるクラッチ組立体317の分解組立図を示す。図示の通り、クラッチ組立体317は、ドライバプレート324と、アクチュエータプレート325とを備える。ドライバプレート324は、ドアチャンネルハウジング308のピン322(
図18)を受け入れるチャンネル開口部326を備えることができる。いくつかの実施形態では、以下により詳細に説明されるように、ドライバプレート324は、リンク部379を受け入れる一対の受け口337を含むことができる。
【0050】
ドライバプレート324は、プレート壁367と、プレートチャンネル368とを備えることができる。プレート壁367は、アクチュエータプレート325をつなぐ1つまたは複数のスナップ嵌め機能329を備えることができる。スナップ嵌め機能329は、アクチュエータプレート325がドライバプレート324から係合解除するのを防ぐためにアクチュエータプレート325のフランジ330と係合することができ、またさらに、アクチュエータプレート325がドライバプレート324内、例えば、プレートチャンネル368内で自由に回転することを可能にする。リッジ333は、アクチュエータプレート325がドライバプレート324の開口部335の中により遠く移動するのを防ぐために、アクチュエータプレート325と係合することができる。
【0051】
いくつかの実施形態では、アクチュエータプレート325は、フランジ330から延びるシリンダ壁341によって画定される中央開口部340を備えることができる。半径方向に内向きに延びる1つまたは複数の係合突出部342は、シリンダ壁341の内部に沿っている。いくつかの実施形態では、係合突出部342の端部部分343は、アクチュエータプレート325およびドライバプレート324が共に結合されるとき、ドライバプレート324のリッジ333を過ぎて延びる。使用中、アクチュエータプレート325の中央開口部340は、主ハブ組立体319のハブシャフト(図示せず)を受け入れることができる。
【0052】
図20は、主ハブ組立体319の分解組立図をより詳細に説明する。主ハブ組立体319は、テール部ハブ344、第1のねじ345、第2のねじ346、テール部347、および締結具348を含むことができる。テール部347がテール部ハブ344のハブスロット357に挿入されると、締結具348は、テール部ハブ344のハブ締結具開口部355を通過して、テール部347をテール部ハブ344に接続することができる。図示の通り、主ハブ組立体319は、保持器プレート334をさらに備えてもよく、これは、第1のねじ345、第2のねじ346、締結具348、およびテール部347をそれぞれ受け入れる開口部のセットも含む。他の締結機構、例えば、ねじ、ボルト、接着剤、圧力嵌めタブ、または他の締結具が使用されることもできる。本明細書の実施形態は、この文脈に限定されない。
【0053】
第1および第2のねじ345、346は、テール部ハブ344の対応する第1および第2の穴349A、349Bに螺入することができる。ハードウェアのピンまたは他のタイプが、ねじ山付きねじの代わりに使用されることも可能である。ロック300は、第1のねじ345と第2のねじ346の両方を最初に備えてもよい。設置中に、第1のねじ345または第2のねじ346のどちらかは、右手(RH)ドアまたは左手(LH)ドアのためのロック300を構成するように取り除かれてもよい。例えば、第1のねじ345が第1の穴349A内に存在するとき、LHドアについて反時計回り回転が可能とされる。一方、第2のねじ346が第2の穴349B内に存在するとき、RHドアについての時計回り回転が可能となる、
【0054】
図21は、アクチュエータ組立体314の電子アクチュエータ315およびキャリッジ316の分解組立図を示す。いくつかの実施形態では、電子アクチュエータ315は、アクチュエータ本体369と、このアクチュエータ本体369から延びるアクチュエータピン370とを備える。アクチュエータピン370は、キャリッジ316のキャリッジ本体372のキャリッジ開口部371内で延びることができる。いくつかの実施形態では、アクチュエータピン370は、キャリッジ本体372に固着または脱着可能に固着または脱着可能に結合され、それにより電子アクチュエータ315が、通電時にx方向に沿ってキャリッジ本体372をバイアスすることができる。
【0055】
さらに図示の通り、キャリッジ316は、キャリッジ本体372から延びるキャリッジアーム375を備えてもよい。非限定であるが、キャリッジアーム375は、キャリッジ本体372の下方で(例えば、y方向に沿って)ほぼ垂直に延びることができる。いくつかの実施形態では、キャリッジアーム375は、第1の端部377Aおよび第2の端部377Bを有するキャリッジスロット376を備えてもよい。キャリッジスロット376は、第1の端部377Aが第2の端部377Bよりも高いようにx-y平面内で傾斜させられるまたは斜めにされる。
【0056】
図22A~
図22Bは、クラッチ組立体317、リンク部379、およびアクチュエータ組立体314の間の接続を示す。本実施形態では、リンク部379は、ドライバプレート324を跨ぐ第1の脚部380および第2の脚部381を備えることができる。第1の脚部380の第1の端部(図示せず)、および第2の脚部381の第1の端部382は、ドライバプレート324のそれぞれの受け口337内に受け入れられる。いくつかの実施形態では、第1および第2の脚部380、381は、ドライバプレート324の受け口337内に嵌められる。他の実施形態では、第1および第2の脚部380、381は、1つまたは複数の締結具によって受け口337内に固定される。第1および第2の脚部380、381は、クロス支持体327(
図18)を内部に受け入れる開口部384を有するリンク要素383によって接合されてもよい。リンク部379は、第2の脚部381から延びるレバーアーム385をさらに備えることができる。レバーアーム385の先端386は、キャリッジ316のキャリッジスロット376内に延びてもよい。
【0057】
図22Bに示されるとき、使用中、電子アクチュエータ315は、電子アクチュエータ315のアクチュエータ本体369の方へ、例えば、負のx方向に沿って、キャリッジ316を引っ張ることができる。キャリッジ316が移動するとき、レバーアーム385は、キャリッジスロット376内で第2の端部377Bの方へ移動し、これによりキャリッジ316の移動の方向に直角な軸(例えば、z軸)に沿ってクラッチ組立体317を押す。これにより、クラッチ組立体317を、資格を有さない状態から資格を有する状態に移行させる。いくつかの実施形態では、第1および第2の脚部380、381の第1の端部382はリンク部379が移動するときに受け口337内で枢動することができる。
【0058】
図23A~
図23Bは、本開示の実施形態による主ハブ組立体319、クラッチ組立体317、およびサムターン組立体301の間のアライメントおよび係合を示す。図示の通り、サムターン組立体301は、シャフト389から延びるサムターン320を備えることができ、シャフト389は、シャフト389の外面に沿って軸方向に延びる1つまたは複数の外部スロット350を備える。シャフト389がアクチュエータプレート325の中央開口部340を通って挿入されるとき、アクチュエータプレート325の係合突出部342は、シャフト389の外部スロット350内に受け入れられる。結果として、サムターン320は、クラッチ組立体317と回転可能に係合される。
【0059】
主ハブ組立体319のテール部ハブ344がアクチュエータプレート325の中央開口部340を通って挿入されるとき、主ハブ組立体319のハブシャフト338およびハブタブ339は、サムターン組立体301のシャフト389のシャフト開口部358内に受け入れられる。シャフト389は、シャフト389の内部に沿ったロック用タブ399が、ハブタブ339に係合される前に、ハブシャフト338を中心として回転することができる。より具体的には、ハブタブ339は、第1の係合面363と第2の係合面364とを備えることができる(
図23B)。図示の通り、第1のおよび2の係合面363、364は、ハブシャフト338に沿って円周方向に分離され、ハブシャフト338から半径方向に概して延びることができる。第3の係合面365は、自由端361に面していることができる。資格を有する状態または資格を有さない状態では、デッドボルトはロック解除され、サムターン320の回転により、ハブタブ339を回転させ、これによりテール部347を回転させてデッドボルトをロックする。
【0060】
第1のねじ345と第2のねじ346の両方が示されているが、使用中、たった1つが存在することになる。第1および第2のねじ345、346は、ロックが資格を有する状態にあるときに係合突出部342の上方のエリア内でプレート壁367の内面に係合するように構成される。アクチュエータプレート325は、係合突出部342の1つが第1のねじ345または第2のねじ346に遭遇するまで回転することになり、これによりそれらの間に(資格を有する状態における)回転係合をもたらすことになる。資格を有さない状態において、ハンディングの第1のねじ345または第2のねじ346は、アクチュエータプレート325に接触しない。
【0061】
図24A~
図24Bは、本開示のロック300の現場交換可能なハンディング機能部をさらに示す。
図24Aは、主ハブ組立体319の一部の例示的背面図を示し、一方、
図24Bは、どのねじが存在するかに応じていくつかの実施形態による主ハブ組立体319に係合するクラッチ組立体317の例示的断面図を示す。上述したように、ロック300は、第1および第2のねじ345、346を備えることができる。設置中にハンディング構成を設定するために、第1および第2のねじ345の一方は、設置中に(
図20に示された)第1の穴349Aまたは第2の穴349Bに挿入され、これによりねじに中央開口部340の中に突き出させる。同様に、ロックは、第1のねじ345と第2のねじ346の両方が所定の位置にある状態で発送されてもよく、第1および第2のねじ345、346の一方は、設置前に、同じ効果を実現するように選択的に取り除かれてもよい。
図24A~
図24Bの例示的実施形態では、たった1つのねじが、RHまたはLHモードでロック300を構成するために使用される。
【0062】
次に、
図25に移ると、本開示の実施形態による方法400のプロセス流れ図が示されている。ブロック401において、方法400は、有効な資格証明がロック機構のユーザインタフェースで受け取られたことを示す信号をアクチュエータ組立体で受け取ることを含むことができ、アクチュエータ組立体は、キャリッジと共に動作可能なアクチュエータを備える。ブロック402において、方法400は、信号に応答して第1の方向に沿ってキャリッジを付勢することを含むことができ、ただし、キャリッジは、クラッチ組立体に結合され、クラッチ組立体は、ドライバプレートに結合されたアクチュエータプレートを備える。ブロック403において、方法400は、キャリッジが第1の方向に沿って付勢されるときにクラッチ組立体を主ハブ組立体に係合させることを含むことができ、クラッチ組立体は、第1の方向にほぼ直角に向けられた第2の方向に沿って付勢される。アクチュエータプレートは、主ハブ組立体のテール部ハブの回転を可能にするように主ハブ組立体のハンディングねじ(handing screw)に係合することができる。例示的な実施形態では、回転は、主ハブを回転させるとともに、デッドボルトを作動させるようにサムターンを介してアクチュエータプレートによって与えられる。
【0063】
いくつかの実施形態では、方法400は、ドライバプレートのチャンネル内にキャリッジピンを配置することであって、このチャンネルは、ドライバプレートの第1の主側面および第2の主側面に対してある角度で配置され、キャリッジピンは、キャリッジが第1の方向に沿って付勢されるときにチャンネルの第1の端部と第2の端部の間で移動する、キャリッジピンを配置することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法400は、ロック機構のハウジングにクラッチ組立体のリンク部を結合することと、リンク部のレバーアームをキャリッジのスロット内に配置することであって、キャリッジが第1の方向に沿って付勢されるときに、リンク部の回転が、クラッチ組立体を主ハブ組立体の方へ移動させる、クラッチ組立体のリンク部を結合することを含むことができる。
【0064】
適宜のブロック404において、方法400は、サムターン組立体をクラッチ組立体に結合することであって、サムターン組立体のサムターンがドアの外側に配置可能であり、サムターンの回転が、ドアのフレームからデッドボルトを後退するためにテール部ハブのテール部の回転を引き起こす、サムターン組立体をクラッチ組立体に結合することを含むことができる。適宜のブロック405において、方法400は、サムターン組立体のロック用タブが主ハブ組立体のハブシャフトの係合面に係合するまでサムターンを回転させることによってデッドボルトをドアのフレームの中に突き出させることを含むことができる。
【0065】
上で述べたように、本明細書に説明されるロック100および300は、無線通信プロトコルによってロックと通信するように構成されている少なくとも1つのモバイル装置、ならびにロックおよびモバイル装置によって構成される遠隔またはアクセス制御クラウドサービスと共に動作可能なアクセス制御システムの一部であり得る。ロック100、300は、オフザシェルフ、カスタマイズ、またはレトロフィットのハードウェア装置、例えば、既存のハードウェアに加えられる無線センサ、または建物入口ドア、予備用入口ドア、通用口のドア、コモンルームエリアのドア、運動ルームのドア、個々のユニットのドア、ユニット内のドア、および他の関連した入り口を含むが、これらに限定されない、マルチユニット建物内の様々なアクセスポイントに設置できる既存の機械的ロックのための取付けに関するボルトであり得る。モバイル装置は、Bluetooth、Z-Wave、ZigBee、スレッド、または他の高周波(RF)通信ネットワーク等などの無線ローカル通信プロトコルを介してロック100、300と通信することができるスマートフォン、タブレット、ファブレット、または他のカスタマイズされた無線通信対応装置を含み得る。モバイル装置は、規制されたエリアへのアクセスのために使用者を認証するのに使用される使用者資格を記憶することもできる。
【0066】
非限定であるが、いくつかの実施形態では、アクセス制御クラウドサービスは、認識された資格を用いて認証が与えられるまで、規制されたエリアへのアクセスをできるようにすることなど様々な機能を作動させるために、ロック100、300をモバイル装置と接続することができる。いくつかの実施形態では、資格は、暗号化されたコードのラインのデジタルファイルであり得る。この資格は、それが使用者のモバイル装置とペアされるときに、使用者へ認証を与え、アクセスを許可することができる。例えば、ロック100、300は、適切な資格を記憶するモバイル装置を所持するテナントによって所有または貸借され得るユニットへのアクセスを許可することができる。使用者がそのユニットに近づくとき、ロック100、300および使用者のモバイル装置は、使用者アクセスを許可する、例えば、ドアをロック解除するようにユニットと無線通信することができる。また、いくつかの実施形態では、単一の資格により、開示されたシステムを実施する全ての建物および施設への使用者アクセスを許可することができる。例えば、使用者は、使用者のモバイル装置に記憶された資格を使用して、セキュリティで保護されたエリアへのアクセスを制御することができるアクセス制御装置を設置した使用者のオフィス、ジム、プライベートクラブ、または任意のエリアへアクセスすることができる。使用者は、同じインタフェース、例えば、使用者のモバイルフォンまたはウェブサイト上で実行するアプリを通した使用者のアクセスニーズの全てを都合よく管理することができる。
【0067】
当業者は、開示されたシステム、ロック、および方法がモバイル装置の使用法によって、より具体的にはモバイル装置の特定の特徴および人々がモバイル装置とどのように相互作用するかによって可能とされることについて理解されよう。例えば、人々は、モバイル装置をいつも身に着けている。モバイル装置は、時間の大部分でオンにされ、使用者の積極的な関与を必要とせずに、使用者の環境中のセンサと受動的に通信することができる。また、モバイル装置は、内蔵ハードウェアを介して幅広い高周波通信能力を有し、これは、異なるタイプの通信基準によって通信するためにそれを理想的にさせる。モバイル装置は、例えば、無線、カメラ、およびセキュリティで保護された生体認証センサなどの装置の固有ハードウェア属性を利用することによって、コンピュータ上で動作するウェブブラウザを通して利用できない機能性を可能にするアプリケーションまたはアプリをインストールおよび実行することができる。加えて、モバイル装置は、積極的なユーザ関与を必要とせずに、更新されたセキュリティで保護された鍵、命令、および許可を与えるために、バックグラウンドで自動更新することができる。
【0068】
本発明の実施形態によれば、アクセス制御クラウドサービスは、持続的なインターネット接続の必要性を不要にする。上述したように、他の先行技術の手法は、アクセス制御装置がインターネットに常に接続されていることを必要とする。対照的に、開示されたシステムは、アクセス制御クラウドサービスを通してアクセス制御装置をモバイル装置とリンクすることができる。モバイル装置は、メッシュネットワーク全体についてインターネットへの橋渡し役を務めることができる。これは、例えば、アクセス制御装置を動作および更新するために持続的なインターネット接続を必要とするシステムと比較して、低コストでかつ最小の所要電力でアクセス制御システムの動作を可能にする。説明されたシステムでは、アクセス制御装置は、互いに接続することができ、システムは、任意のシステム更新をアクセス制御装置へ渡すために使用者装置とアクセス制御装置の間で実行されるハンドシェイクを利用することができる。典型的には、使用者装置は、インターネット接続と、設置されたアクセス制御ハードウェアを用いて必要なハンドシェイク手順によってシステム更新パケットを受動的に渡すのに十分な能力とを有する。したがって、アクセス制御装置だけのために持続的なインターネット接続の設置についてのさらなる必要がない。
【0069】
本発明の実施形態によれば、開示されたロック100、300は、プレインストールされた鍵、例えば、認証情報を有することができる。これらのプレインストールされた鍵は、工場でロックにインストールされてもよく、設置中にロックに記憶されてもよく、または定期的または散発的に更新されてもよい。使用者またはゲストのために資格を生成することができるこれらの鍵は、サーバに反映することもできる。これは、ロックがインターネットまたはローカルエリアネットワークに断続的に接続されたり、または接続されなかったりするときでも、ロックの使用を可能にすることができる。サーバ上に反映された鍵は、アクセス制御装置に記憶された鍵に基づいて、ロックによって制御されるエリアへのアクセスを許可することができる適切な資格を生成することができる。
【0070】
本明細書に説明されるように、本開示の実施形態の技術的利点は、機構および制御部がドアの外側に完全にフィットするスリム設計、ドアへの物理的ロックを行う標準的なデッドボルトへの物理的接続、および認証されていない使用者がサムターンを手動で回転し、ドアをロックすることを可能にすることができるサムターンおよび主ハブ組立体を回転させることによって、ドアの外側から、有効な資格証明を必要とすることなくデッドボルトをロックする能力を含み得る。本開示の実施形態のさらなる技術的利点は、デッドボルト位置(「ロックされる」および「ロック解除される」十分に延びたまたは後退した位置)を検出すること、および(例えば、外部または内部のロックまたはロック解除の間の差を検出するために)外部サムターンのデッドボルトの伸びまたは後退を検出することを含む。いくつかの実施形態では、外部サムターンのデッドボルト作動の検出は、前プレート組立体内の磁気センサを用いて行われる。例えば、磁石が、サムターンに回転可能に接続されてもよく、磁石の近くに配置されるセンサは、磁石の位置的変化による磁場の変化を検出する。
【0071】
本開示の実施形態のまたさらなる技術的利点は、サムターン内の標準的な交換できるコアの統合を含み、例えば、アクチュエータのばね復帰を用いてニュートラルなサムターンのポジショニングへ戻ることができ、これは、デッドボルトの位置、およびロック解除(クラッチ機構の係合)タイムアウトについての資格を持っている認証を表示するのを防ぐ。この特徴により、自動再ロック、あるいは使用者によって設定可能な意図された期間にわたって『強化された』または『資格が承認された』状態にロック機構を残す能力になり得る。
【0072】
前述の議論は、例示および説明のために示されたものであり、本明細書中に開示された1つまたは複数の形態に本開示を限定することは意図されない。例えば、本開示の様々な特徴は、本開示を簡素化するために、1つまたは複数の態様、実施形態、または構成に一緒にグループ化されてもよい。しかしながら、本開示のいくつかの態様、実施形態、または構成の様々な特徴は、代替の態様、実施形態、または構成に組み合わされてもよいことを理解されたい。また、添付の特許請求の範囲は、この参照により本明細書によってこの詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、本開示の別個の実施形態としてそれ自体に基づいている。
【0073】
本明細書中で使用されるとき、単数形で記載されるとともに「a」または「an」という語で始まる要素またはステップは、複数の要素またはステップの除外を、そのような除外が明示的に記載されていない限り、行わないものとして理解されたい。さらに、本開示の「一実施形態」の参照は、記載された特徴をやはり組み込むさらなる実施形態の存在を除外するものとして解釈されるべきとは意図されない。
【0074】
本明細書中で使用されるとき、用語「システム」および「コンポーネント」、および「モジュール」は、コンピュータ関連エンティティを指すことが意図され、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中ソフトウェアのいずれでもよい。例えば、コンポーネントまたはモジュールは、コンピュータプロセッサ上で実行するプロセス、コンピュータプロセッサ、ハード・ディスク・ドライブ、(光および/または磁気記憶媒体の)複数の記憶装置、オブジェクト、実行可能な実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例示として、サーバ上で実行するアプリケーションとサーバの両方が、コンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントはプロセスおよび/または実行スレッド内にあってもよく、コンポーネントは1つのコンピュータ上に集中されてもよく、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散されてもよい。さらに、コンポーネントは、動作を調整するために様々なタイプの通信媒体によって互いに通信可能に結合することができる。調整は、単方向または双方向の情報交換を伴い得る。例えば、コンポーネントは、通信媒体上を通信される信号の形態で情報を通信することができる。情報は、様々な信号線に割り当てられる信号として実施することができる。そのような割り当てでは、各メッセージが信号である。しかしながら、代替として、さらなる実施形態は、データメッセージを用いてもよい。そのようなデータメッセージは、様々な接続を越えて送られてもよい。例示的な接続は、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース、およびバスインタフェースを含む。
【0075】
「含む」、「備える」、または「有する」、および本明細書におけるその変形の使用は、その後に挙げられる項目、およびその均等物、ならびにさらなる項目を包含することが意味される。したがって、用語「含む」、「備える」、または「有する」、およびその変形は、オープンエンドの表現であり、本明細書において交換可能に使用され得る。
【0076】
語句「少なくとも1つの」、「1つまたは複数の」、および「および/または」は、本明細書中で使用されるとき、働く際に接続的と離接的の両方であるオープンエンドの表現である。例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つ」、「A、B、またはCの少なくとも1つ」、「A、B、およびCの1つまたは複数」、「A、B、またはCの1つまたは複数」、および「A、B、および/またはC」という各表現は、A単独、B単独、C単独、AとB一緒、AとC一緒、BとC一緒、あるいはA、B、およびC一緒を意味する。
【0077】
全て方向の言及(例えば、近位、遠位、上側、下側、上向き、下向き、左、右、横、縦、前、後、上、下、上方、下方、垂直、水平、半径方向、軸方向、時計回り、および反時計回り)は、本開示の読者の理解を助けるように、特定の目的のために使用されるにすぎず、特に位置、向き、またはこの開示の使用に関して、限定をもたらさない。接続の言及(例えば、取り付けられる、結合される、接続されるおよび接合される)は、幅広く解釈されるべきであり、別段示されない限り、一群の要素間の中間部材、および要素間の相対的移動を含み得る。したがって、接続の言及は、2つの要素が互いに対して一定の関係で直接接続されると必ずしも示唆しない。
【0078】
さらに、識別参照(identification references)(例えば、一次の、二次の、第1の、第2の、第3の、第4のなど)は、重要性または優先度を暗示することは意図されず、ある特徴を別の特徴から区別するために使用される。図面は、例示のためのものであるにすぎず、本明細書に添付される図面に反映される寸法、位置、順番、および相対的サイズは、変更されてもよい。
【0079】
さらに、いくつかの実施形態では、用語「実質的な」または「実質的に」、および用語「おおよその」または「おおよそ」は、交換可能に使用され得るとともに、当業者によって受け入れられる任意の相対的測度を用いて説明することができる。例えば、これらの用語は、意図された機能を与えることができる逸脱を示すために、基準パラメータとの比較として働くことができる。非限定であるが、基準パラメータからの逸脱は、例えば、1%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満などの量であり得る。
【0080】
またさらに、例示の方法400は、一連の行為またはイベントとして上述されるが、本開示は、特に示されない限り、そのような行為またはイベントの例示された順序によって限定されない。例えば、一部の行為は、異なる順序で行われてもよく、および/または本開示による本明細書に例示および/または説明されるものとは別に他の行為またはイベントと同時に行われてもよい。加えて、例示した全ての行為またはイベントが、本開示による方法論を実施するために必要とされ得るのではない。さらに、方法400は、本明細書に例示および説明される構造の形成および/または処理に関連して、ならびに例示されていない他の構造に関連して実施されてもよい。
【0081】
本開示は、本明細書に説明される特定の実施形態による範囲に限定されるべきではない。実際には、本開示の他の様々な実施形態および修正形態は、本明細書に説明されるものに加えて、前述の説明および添付図面から当業者に明らかになろう。したがって、そのような他の実施形態および修正形態は、本開示の範囲内に入ることが意図される。さらに、本開示は、特定の目的のために特定の環境中で特定の実施の内容において本明細書に説明されている。当業者は、有効性はそれらに限定されず、本開示は、いくつもの目的のためにいくつもの環境の中で有益に実施され得ることを認識されよう。したがって、以下に記載される特許請求の範囲は、本明細書に説明されるような本開示の十分な範囲および趣旨の観点から解釈されたい。
【符号の説明】
【0082】
100 ロック
101 サムターン組立体
102 ハウジング
103 前プレート組立
104 バックプレート組立体
105 締結具
106 バックプレート
108 ドアチャンネルハウジング
109 ピン
110 主空洞
111 周壁
112 開口部
113 アクチュエータハウジング
114 アクチュエータ組立体
115 電子アクチュエータ
116 キャリッジ
117 クラッチ組立体
118 ピンハブ
119 主ハブ組立体
120 サムターン
121 内側
122 ピン
123 中央開口部
124 ドライバプレート
125 アクチュエータプレート
126 開口部
127 上側セクション
128 チャンネル
129 スナップ嵌め機能
130 外縁
131 チャンネル
132 内側リング面
133 リッジ
134 内縁
135 開口部
137A 第1の端部
137B 第2の端部
138 第1の主側面
139 第2の主側面
140 第1のスロット
141 第2のスロット
142 開口部
143 鍵式スロット
144 テール部ハブ
145 第1のねじ
146 第2のねじ
147 テール部
148 締結具
149A 穴
149B 穴
150 キーシャフトまたはタブ、タブ
151 主本体
152 ハブシャフト
153 内側空洞
154 ハブ壁
155 ハブ締結具チャンネル
156 テール部開口部
157 ハブスロット
158 主シリンダ
159 内壁
160 1の端部
161 第2の端部
162 円筒状部分
163 第1の係合面
164 第2の係合面
165 第3の係合面
166 内側シリンダ
167 プレート壁
168 プレートチャンネル
169 アクチュエータ本体
170 アクチュエータピン
171 キャリッジ開口部
172 キャリッジ本体
173 ブロックリング
174 表面
175 カートリッジアーム
176 カートリッジピン
177 第1のセクション
178 第2のセクション
182 第1の端部
188 第2の端部
189 シャフト
190 コア(IC)シリンダ、ICシリンダ
191 第1のシリンダ
192 第2のシリンダ
193 ピン
194 開口部
195 ナット
196 ストッププレート
197 歯
198 内部割り座金
199 ロック用タブ
201 第1の端部
202 第2の端部
203 突出部
207 ばね
300 ロック
301 サムターン組立体
302 ハウジング
303 前プレート組立体
304 バックプレート組立体
305 締結具
306 バックプレート
307 開口部
308 ドアチャンネルハウジング
309 ピン
310 主空洞
311 周壁
312 開口部
313 アクチュエータハウジング
314 アクチュエータ組立体
315 電子アクチュエータ
316 カートリッジ
317 クラッチ組立体
319 主ハブ組立体
320 サムターン
321 内側
322 ピン
324 ドライバプレート
325 アクチュエータプレート
326 チャンネル開口部
327 クロス支持体
329 スナップ嵌め機能
330 フランジ
333 リッジ
335 開口部
334 保持器プレート
337 受け口
338 ハブシャフト
339 ハブタブ
340 中央開口部
341 シリンダ壁
342 係合突出部
343 端部部分
344 テール部ハブ
345 第1のねじ
346 第2のねじ
347 テール部
348 締結具
349A 第1の穴
349B 第2の穴
350 外部スロット
354 ハブ壁
355 ハブ締結具開口部
357 ハブスロット
358 シャフト開口部
361 自由端
363 第1の係合面
364 第2の係合面
365 第3の係合面
367 プレート壁
368 プレートチャンネル
369 アクチュエータ本体
370 アクチュエータピン
371 カートリッジ開口部
372 カートリッジ本体
375 カートリッジアーム
376 カートリッジスロット
377A 第1の端部
377B 第2の端部
379 リンク部
380 第1の脚部
381 第2の脚部
382 第1の端部
383 リンク要素
384 開口部
385 レバーアーム
386 先端
389 シャフト
399 ロック用タブ
【外国語明細書】