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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022107929
(43)【公開日】2022-07-25
(54)【発明の名称】液体収納容器用縦型ポンプユニット
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20220715BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20220715BHJP
   B05B 11/00 20060101ALI20220715BHJP
【FI】
B65D47/34 100
B65D83/00 K
B05B11/00 101E
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021002633
(22)【出願日】2021-01-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-08-11
(71)【出願人】
【識別番号】390024372
【氏名又は名称】竹本容器株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】319010859
【氏名又は名称】コンテナー ピーティーワイ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100139033
【弁理士】
【氏名又は名称】日高 賢治
(72)【発明者】
【氏名】竹本笑子
(72)【発明者】
【氏名】ブレナン パトリック リストン
【テーマコード(参考)】
3E014
3E084
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB03
3E014PD12
3E014PE14
3E014PF10
3E084AA12
3E084AB01
3E084BA03
3E084CA01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084KB01
3E084KB05
3E084KB06
3E084LB02
3E084LB07
3E084LC01
3E084LD22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】左右2つのレバーを押圧することにより、容器内に収納されている液体内容物を外部に吐出可能なポンプユニットを提供する。
【解決手段】液体内容物を吸い上げるシリンダ9と、前記シリンダに連結される押下ヘッドと、前記押下ヘッドの上部に形成される吐出ノズル12と、前記押下ヘッドをその内部空間に収容する筒体2と、前記筒体の上部においてヒンジ連結された左右2つの押圧レバー3と、を含み、2つの前記押圧レバーと前記押下ヘッドは、2つの連結アームによってそれぞれ連結され、前記連結アームの一端は前記押圧レバーとの間で第1可動部を構成し、前記連結アームの他端は前記押下ヘッドとの間で第2可動部を構成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体収納容器に装着し、液体内容物を容器外に吐出する縦型ポンプユニットであって、
前記縦型ポンプユニットは、
液体内容物を吸い上げるシリンダと、前記シリンダに連結される押下ヘッドと、前記押下ヘッドの上部に形成される吐出ノズルと、前記押下ヘッドをその内部空間に収容する筒体と、前記筒体の外側に配置され、かつ前記筒体の上部においてヒンジ連結された左右2つの押圧レバーと、を含み、
2つの前記押圧レバーと前記押下ヘッドは、2つの連結アームによってそれぞれ連結され、
前記連結アームの一端は前記押圧レバーとの間で第1可動部を構成し、
前記連結アームの他端は前記押下ヘッドとの間で第2可動部を構成する、
ことを特徴とする液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項2】
左右2つの前記押圧レバーは、可動軸によるヒンジ連結、又は一体成形の薄肉ヒンジ連結によって連結されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項3】
前記第1可動部及び前記第2可動部は、可動軸によるヒンジ連結、又は一体成形の薄肉ヒンジ連結である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項4】
前記押圧レバーは半円筒形状であり、2つの前記押圧レバーは自然状態においてハ字状に開いており、使用者による押圧力によって閉じた状態で前記筒体を取り囲む円筒形状を呈する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項5】
前記押圧レバーには、前記吐出ノズルが上下動可能な長孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項6】
前記筒体には、前記吐出ノズル及び前記連結アームが上下動可能な2つの長孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項7】
前記筒体の下方部には、前記液体収納容器に装着するための容器装着部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者が左右2つのレバーを押圧することにより、容器内に収納されている液体内容物を外部に吐出可能なポンプユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
容器内部に収納されている液体物を、容器本体に装着したポンプユニットを用いて外部に吐出する技術は、従来からよく知られている。一般的なポンプユニットは、容器口頸部に嵌合させた装着筒からシリンダを容器内へ垂下すると共に、シリンダ内から上方付勢してノズル付き押下ヘッドを上端部に有する作動部材を起立させ、押下ヘッドを押し下げることで、容器内に収納されている液体を吸上げ、ノズルから吐出させている。
【0003】
こうした従来のポンプユニットを用いて、容器内の液体を外部に吐出させる際には、ノズルの方向を確認して吐出したい方向へ向けて押下ヘッドを押し下げる必要があるが、視力の弱い者や指の力が弱い者などにはこれらの操作が難しいことが問題となっていた。
【0004】
上記問題に対し特開2001-158462号公報(特許文献1)及び特開2007-168864号公報(特許文献2)には、テコの原理を用いて複数の指で握る動作により小さな力で吐出が可能であるとともに吐出位置を調整できる液体吐出ポンプユニットが開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の発明は手のひらへの吐出に特化したものであるため、手のひら以外に吐出する場合には使用できず、かつ吐出部と操作部が大きく横方向に張り出してしまうためコンパクト化が難しいという課題がある。また特許文献2の発明は左右方向からの押圧力で液体を吐出しているため、容器側に案内傾斜面となる特殊な形状を設ける必要があり、様々な既製容器に適用できないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001-158462号公報
【特許文献2】特開2007-168864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明は、上記した従来技術が有する課題を解決し、吐出方向が分かりやすく、小さな力で操作でき、また吐出対象となる場所を限定することなく、コンパクトで、かつ多様な既製容器にそのまま使用可能な縦型ポンプユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するため、本願発明は、液体収納容器に装着し、液体内容物を容器外に吐出する縦型ポンプユニットであって、
前記縦型ポンプユニットは、
液体内容物を吸い上げるシリンダと、前記シリンダに連結される押下ヘッドと、前記押下ヘッドの上部に形成される吐出ノズルと、前記押下ヘッドをその内部空間に収容する筒体と、前記筒体の外側に配置され、かつ前記筒体の上部においてヒンジ連結された左右2つの押圧レバーと、を含み、
2つの前記押圧レバーと前記押下ヘッドは、2つの連結アームによってそれぞれ連結され、
前記連結アームの一端は前記押圧レバーとの間で第1可動部を構成し、
前記連結アームの他端は前記押下ヘッドとの間で第2可動部を構成する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記構成を有する本願発明によれば、左右の押圧レバーを手で掴むようにして握ることで、その力が連結アームを介して押下ヘッドを押し下げる下方向の力に変換され、吐出ノズルから容器内の内容物を吐出することが出来る。即ち、テコの原理を応用することで小さな力で内容物を吐出できるとともに、押下げヘッドから吐出ノズルを突出させることで、ピンポイント吐出を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本願実施形態に係るポンプユニットの自然状態斜視図
図2】本願実施形態に係るポンプユニットの自然状態断面図
図3】本願実施形態に係るポンプユニットの吐出状態斜視図
図4】本願実施形態に係るポンプユニットの吐出状態断面図
図5】第1可動軸の構造斜視図
図6】第2可動軸の構造斜視図
図7】ヒンジ連結部の構造斜視図
図8】力学説明図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本願発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本願実施形態に係るポンプユニットの自然状態を示す斜視図であり、図2は、その内部構造を示す断面図である。ポンプユニット1は、液体内容物を吸い上げるためのシリンダ9と、当該シリンダ9に連結される押下ヘッド10と、当該押下ヘッド10の上部に形成される吐出ノズル12と、押下ヘッド10をその内部空間に収容する筒体2と、当該筒体2の外側に配置され、かつ筒体2の上部においてヒンジ連結された左右2つの押圧レバー3を有している。
【0012】
左右2つの押圧レバー3は、半円筒形状であって樹脂によって一体成形され、筒体2の上部(上面)に固定されたヒンジ連結部7によって薄肉ヒンジ連結されており、自然状態においてハ字状に開いている。また、左右2つの押圧レバー3と押下ヘッド10は、2つの連結アーム6によってそれぞれ連結されており、連結アーム6の一端は押圧レバー3との間で第1可動部4を構成し、連結アーム6の他端は押下ヘッド10との間で第2可動部5を構成している。
【0013】
押下ヘッド10の上下動によるポンプは従来周知の構造であり、ここでは特に説明しない。また押下ヘッド10は常に上方側に延びるよう付勢されているため、連結アーム6を介して押下ヘッド10に連結されている押圧レバー3は、上記のとおり自然状態において左右にハ字状に開くように付勢される。
【0014】
図6(a)(b)、図7(a)(b)にそれぞれ示すように、第1可動部4及び第2可動部5は、可動軸を用いたヒンジ連結であってもよく、また各パーツを樹脂で一体成形した薄肉ヒンジ連結であってもよい。さらに、左右2つの押圧レバー3は、樹脂によって一体成形したものに限らず、それぞれ別体に成形した後に、可動軸を用いてヒンジ連結してもよい。いずれにしても第1可動部4及び第2可動部5は、周知の手法を用いて、押圧レバー3、押圧ヘッド10、連結アーム6を可動自在に接続する。
【0015】
図3は、ポンプユニット1の押圧レバー3を閉じた状態(内容物を最大限に吐出した状態)を示す斜視図であり、図4は、その時の内部構造を示す断面図である。使用者による押圧力によって2つの押圧レバー3が筒体2に沿うように閉じられると、2つの押圧レバー3は円筒形状を呈する。この押圧レバー3が閉じる動作の過程で、連結アーム6が、第2可動部を介して押下ヘッド10を下方側に押下げることにより、容器内に収容されている液体が吐出ノズル12から吐出するようになっている。
【0016】
筒体2の下方部には、液体収納容器に装着するためのネジ式の容器装着部8が形成されており、これによって各種の既製容器にも装着可能となっている。この容器装着部8は、筒体2の上方側より径方向に突出する大径となっており、図3に示すとおり、2つの押圧レバー3が筒体2の上方側の小径部に沿って閉じた際に、2つの押圧レバー3によって呈される円筒と同径の円筒となるように構成されている。
【0017】
図8は、本発明で利用するテコの原理を力学的に説明する図であり、ヒンジ連結部7が支点、第1可動部4が作用点、押圧レバー3の先端側が力点となることを示している。図8の左半分は押圧レバー3が閉じた状態の断面図、右半分は押圧レバー3が開いた自然状態の断面図であり、図示するように押圧レバー3の押圧動作によって、押下ヘッド10はスロークSを上下動することができる。このスロークSは、押圧レバー3の長さL、第1可動部及び第2可動部の設置位置、押下ヘッドと自然状態の押圧レバーとのなす角度θによって適宜に調整することができる。
【0018】
なお、押圧レバー3の押圧動作が開始されると、この押圧動作に連動して押下ヘッド10の下方移動も始まり、これによって内容物の吐出ノズル12からの吐出も開始されるため、押下ヘッド10を必ずしもスロークSだけ下ける必要はなく、使用者が押圧レバー3を適宜の範囲で押圧することで、必要とする適宜料の内容物を吐出させることができる。
【0019】
また、筒体2の側面には、連結アーム6及び吐出ノズル12が上下動できる長孔13、14がそれぞれ形成され、さらに押圧レバー3にも、吐出ノズル12が上下動できる長孔15が形成されている。
【0020】
また、上記実施例では容器内に収容されている液体の吐出ポンプとして説明したが、スプレー式ポンプや泡ポンプであっても良い。
【0021】
以上のとおり本願発明によれば、左右の押圧レバーと吐出ノズルの存在により、吐出方向が容易に把握できるとともに、左右の押圧レバーの下半分を掴んで横方向に押すとテコの原理により軽い力で押下げヘッドを押し下げることができ、左右から押圧レバーをホールドできるため安定した吐出操作を行うことができる。
【0022】
また押圧レバーの押し幅を適宜に調節することで、使用者は吐出量を容易に調整でき、操作部が前方に張り出している一般的なトリガーポンプ等に比べて、前方への張り出しが小さくコンパクト化が可能である。また容器側に特殊な構造を設ける必要がないため様々な既製容器に適用することが出来る。
【符号の説明】
【0023】
1 縦型ポンプユニット
2 筒体
3 押圧レバー
4 第1可動部
5 第2可動部
6 連結アーム
7 ヒンジ連結部
8 容器装着部
9 シリンダ
10 押下ヘッド
11 小筒状体
12 吐出ノズル
13、14、15 長孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-03-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体収納容器に装着し、液体内容物を容器外に吐出する縦型ポンプユニットであって、
前記縦型ポンプユニットは、
液体内容物を吸い上げるシリンダと、前記シリンダに連結される押下ヘッドと、前記押下ヘッドの上部に形成される吐出ノズルと、前記押下ヘッドをその内部空間に収容する筒体と、前記筒体の外側に配置され、かつ前記筒体の上部においてヒンジ連結された左右2つの押圧レバーと、を含み、
2つの前記押圧レバーと前記押下ヘッドは、2つの連結アームによってそれぞれ連結され、
前記連結アームの一端は前記押圧レバーとの間で第1可動部を構成し、
前記連結アームの他端は前記押下ヘッドとの間で第2可動部を構成し、
前記押圧レバーは半円筒形状であり、2つの前記押圧レバーは自然状態において側面視でハ字状に開いており、使用者による押圧力によって閉じた状態で前記筒体を取り囲む円筒形状を呈する、
ことを特徴とする液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項2】
左右2つの前記押圧レバーは、可動軸によるヒンジ連結、又は一体成形の薄肉ヒンジ連結によって連結されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項3】
前記第1可動部及び前記第2可動部は、可動軸によるヒンジ連結、又は一体成形の薄肉ヒンジ連結である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項4】
前記押圧レバーには、前記吐出ノズルが上下動可能な長孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項5】
前記筒体には、前記吐出ノズル及び前記連結アームが上下動可能な2つの長孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【請求項6】
前記筒体の下方部には、前記液体収納容器に装着するための容器装着部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体収納容器用縦型ポンプユニット。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
上記した目的を達成するため、本願発明は、液体収納容器に装着し、液体内容物を容器外に吐出する縦型ポンプユニットであって、
前記縦型ポンプユニットは、
液体内容物を吸い上げるシリンダと、前記シリンダに連結される押下ヘッドと、前記押下ヘッドの上部に形成される吐出ノズルと、前記押下ヘッドをその内部空間に収容する筒体と、前記筒体の外側に配置され、かつ前記筒体の上部においてヒンジ連結された左右2つの押圧レバーと、を含み、
2つの前記押圧レバーと前記押下ヘッドは、2つの連結アームによってそれぞれ連結され、
前記連結アームの一端は前記押圧レバーとの間で第1可動部を構成し、
前記連結アームの他端は前記押下ヘッドとの間で第2可動部を構成し、
前記押圧レバーは半円筒形状であり、2つの前記押圧レバーは自然状態において側面視でハ字状に開いており、使用者による押圧力によって閉じた状態で前記筒体を取り囲む円筒形状を呈する、
ことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
図8は、本発明で利用するテコの原理を力学的に説明する図であり、ヒンジ連結部7が支点、第1可動部4が作用点、押圧レバー3の先端側が力点となることを示している。図8の左半分は押圧レバー3が閉じた状態の断面図、右半分は押圧レバー3が開いた自然状態の断面図であり、図示するように押圧レバー3の押圧動作によって、押下ヘッド10はストロークSを上下動することができる。このストロークSは、押圧レバー3の長さL、第1可動部及び第2可動部の設置位置、押下ヘッドと自然状態の押圧レバーとのなす角度θによって適宜に調整することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
なお、押圧レバー3の押圧動作が開始されると、この押圧動作に連動して押下ヘッド10の下方移動も始まり、これによって内容物の吐出ノズル12からの吐出も開始されるため、押下ヘッド10を必ずしもストロークSだけ下げる必要はなく、使用者が押圧レバー3を適宜の範囲で押圧することで、必要とする適宜量の内容物を吐出させることができる。