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特開2022-108050配電設備情報管理装置および配電設備情報管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022108050
(43)【公開日】2022-07-25
(54)【発明の名称】配電設備情報管理装置および配電設備情報管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20120101AFI20220715BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20220715BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20220715BHJP
   H02J 13/00 20060101ALI20220715BHJP
【FI】
G06Q50/06
G09B29/00 Z
G09B29/10 A
H02J13/00 301A
H02J13/00 301J
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021002848
(22)【出願日】2021-01-12
(71)【出願人】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(72)【発明者】
【氏名】日下 稔浩
(72)【発明者】
【氏名】森安 邦
(72)【発明者】
【氏名】小笠原 悦生
(72)【発明者】
【氏名】中田 肇
(72)【発明者】
【氏名】山口 和彦
(72)【発明者】
【氏名】小山 英彦
(72)【発明者】
【氏名】松井 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】若林 良茂
(72)【発明者】
【氏名】上 敬次
【テーマコード(参考)】
2C032
5G064
5L049
【Fターム(参考)】
2C032HB11
2C032HC27
5G064AA04
5G064AC08
5G064BA02
5G064BA07
5G064CB06
5G064DA03
5L049CC06
(57)【要約】
【課題】配電設備に関する情報が実際に設置されている配電設備と一致していない場合に、配電設備に関する情報を迅速、かつ、適切に修正する。
【解決手段】配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を取得する手段(配電設備情報取得タスク451)と、配電設備が撮像された設備画像を取得する手段(設備画像取得タスク453)と、設備画像に基づいて、配電系統に設置されている配電設備を特定する手段(配電設備特定タスク454)と、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定する手段(配電設備情報判定タスク455)と、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、配電設備情報を、設備画像に基づいて特定された配電設備と一致するように修正する手段(配電設備情報修正タスク456)と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を取得する手段と、
前記配電設備が撮像された設備画像を取得する手段と、
前記設備画像に基づいて、前記配電系統に設置されている前記配電設備を特定する手段と、
前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定する手段と、
前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、前記配電設備情報を、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と一致するように修正する手段と、
を備えることを特徴とする配電設備情報管理装置。
【請求項2】
前記配電設備情報は、第1のデータベースと、第2のデータベースとにそれぞれ記憶されており、
前記第1のデータベースの前記配電設備情報、または前記第2のデータベースの前記配電設備情報の少なくとも一方を取得して、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と比較し、修正することを特徴とする請求項1に記載の配電設備情報管理装置。
【請求項3】
前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報とを比較し、前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報との間で一致していない配電設備を特定する手段を備え、
前記設備画像を取得する処理は、前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報との間で一致していない前記配電設備の設備画像を取得することを特徴とする請求項2に記載の配電設備情報管理装置。
【請求項4】
前記配電設備情報には、前記配電設備が工事中あるいは工事予定であるかを示す工事情報が含まれており、
前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報との間で一致していない前記配電設備は、前記工事中あるいは工事予定ではない配電設備のなかから特定されることを特徴とする請求項3に記載の配電設備情報管理装置。
【請求項5】
前記設備画像に基づいて前記配電設備を特定する処理を、前記設備画像が入力されると、前記設備画像により示されている前記配電設備に関する情報が出力されるように機械学習された学習済みモデルを用いて行うことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の配電設備情報管理装置。
【請求項6】
コンピュータを、
配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を取得する手段、
前記配電設備が撮像された設備画像を取得する手段、
前記設備画像に基づいて、前記配電系統に設置されている前記配電設備を特定する手段、
前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定する手段、および、
前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、前記配電設備情報を、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と一致するように修正する手段として機能させる、
ことを特徴とする配電設備情報管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、配電設備情報管理装置および配電設備情報管理プログラムに関し、具体的には、配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
配電系統に設置された配電設備に関する情報と、配電設備の写真データとをデータベースにより管理し、地図画像上に配電設備の設置位置を示す配電設備表示図形と、写真データの撮影位置および撮影方向を示す撮影位置表示図形とを表示し、撮影位置表示図形が選択された場合に、写真データに基づく配電設備の写真を表示する配電設備管理支援システムが知られている(特許文献1参照)。このようなシステムでは、例えば、配電設備の工事完了後に工事担当者によって配電設備の写真が撮像され、写真データが更新される。また、配電設備に関する情報は、工事完了の報告後に更新される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-126380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のシステムでは、工事完了の報告や、配電設備に関する情報の更新作業に遅れが生じたり、更新作業に誤りがあったりした場合に、システムにより管理されている配電設備の情報が、実際に設置されている配電設備と一致していない状態(不一致状態)となることがあった。
【0005】
そこで、この発明は、配電設備に関する情報が実際に設置されている配電設備と一致していない場合に、配電設備に関する情報を迅速、かつ、適切に修正することができる配電設備情報管理装置および配電設備情報管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を取得する手段と、前記配電設備が撮像された設備画像を取得する手段と、前記設備画像に基づいて、前記配電系統に設置されている前記配電設備を特定する手段と、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定する手段と、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、前記配電設備情報を、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と一致するように修正する手段と、を備えることを特徴とする配電設備情報管理装置である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の配電設備情報管理装置において、前記配電設備情報は、第1のデータベースと、第2のデータベースとにそれぞれ記憶されており、前記第1のデータベースの前記配電設備情報、または前記第2のデータベースの前記配電設備情報の少なくとも一方を取得して、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と比較し、修正することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の配電設備情報管理装置において、前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報とを比較し、前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報との間で一致していない配電設備を特定する手段を備え、前記設備画像を取得する処理は、前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報との間で一致していない前記配電設備の設備画像を取得することを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3に記載の配電設備情報管理装置において、前記配電設備情報には、前記配電設備が工事中あるいは工事予定であるかを示す工事情報が含まれており、前記第1のデータベースから取得された前記配電設備情報と、前記第2のデータベースから取得された前記配電設備情報との間で一致していない前記配電設備は、前記工事中あるいは工事予定ではない配電設備のなかから特定されることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1~4のいずれか1項に記載の配電設備情報管理装置において、前記設備画像に基づいて前記配電設備を特定する処理を、前記設備画像が入力されると、前記設備画像により示されている前記配電設備に関する情報が出力されるように機械学習された学習済みモデルを用いて行うことを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明は、 コンピュータを、配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を取得する手段、前記配電設備が撮像された設備画像を取得する手段、前記設備画像に基づいて、前記配電系統に設置されている前記配電設備を特定する手段、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定する手段、および、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と、前記配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、前記配電設備情報を、前記設備画像に基づいて特定された前記配電設備と一致するように修正する手段として機能させる、ことを特徴とする配電設備情報管理プログラムである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1および請求項6の発明によれば、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定し、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、配電設備情報を、設備画像に基づいて特定された配電設備と一致するように修正するので、配電設備に関する情報を迅速、かつ、適切に、実際に設置されている配電設備と一致するように修正することができる。これにより、誤った配電設備情報に基づいて、配電系統が管理されるのを防ぐことが可能となる。
【0013】
請求項2の発明によれば、配電設備情報が、第1のデータベースおよび第2のデータベースなどの複数のデータベースにそれぞれ記憶されている場合であっても、複数のデータベースの配電設備情報を、迅速、かつ、適切に、実際に設置されている配電設備と一致するように修正することが可能となる。
【0014】
請求項3の発明によれば、第1のデータベースから取得された配電設備情報と、第2のデータベースから取得された配電設備情報とを比較した結果に基づいて配電設備の設備画像を取得するので、配電設備情報の修正に必要な設備画像を迅速、かつ、適切に取得することが可能となる。
【0015】
請求項4の発明によれば、配電設備情報に含まれる工事情報を利用して、第1のデータベースから取得された配電設備情報と、第2のデータベースから取得された配電設備情報との間で一致していない配電設備を特定するので、不一致状態にある配電設備を迅速、かつ、適切に特定することが可能となる。
【0016】
請求項5の発明によれば、設備画像に基づいて配電設備を特定する処理が、機械学習された学習済みモデルを用いて行われるので、設備画像からの配電設備の特定を精度よく行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】この発明の実施の形態に係る配電設備情報管理装置を適用した配電システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
図2図1の配電地図システムにより表示される地図画面を示す図である。
図3図1の配電地図システムにより表示される地図画面及び設備画像を示す図である。
図4図1の高圧系統管理システムの設備台帳データベースのデータレイアウトの例を示す図である。
図5図1の配電地図システムの設備台帳データベースのデータレイアウトの例を示す図である。
図6図1の配電地図システムの設備画像データベースのデータレイアウトの例を示す図である。
図7図1の配電設備情報比較タスクにより作成されるアンマッチリストのデータレイアウトの例を示す図である。
図8】配電設備情報管理装置による配電設備情報の修正手順を示すフローチャートである。
図9】修正後の配電地図システムの設備台帳データベースのデータレイアウトの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0019】
図1は、この発明の実施の形態に係る配電設備情報管理装置を含む配電システム1の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の配電システム1は、高圧の配電系統を管理するためのシステムであり、高圧系統管理システム2、配電地図システム3、および配電設備情報管理装置4などから構成されている。高圧系統管理システム2、配電地図システム3、および配電設備情報管理装置4は、例えば、電力会社に設置され、相互に信号・情報の送受信を行うことができるように、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)を含む各種の無線/有線の通信回線網NWを介して接続されている。
【0020】
高圧系統管理システム2は、高圧配電系統に関する情報を管理するためのシステムである。高圧系統管理システム2は、詳しくは図示しないが、CPUなどの中央処理部、RAM(Random Access Memory)などのメモリ 、ハードディスクなどの記憶部、キーボードやマウス等の入力部 、ディスプレイ等の表示部 、通信回線網NWを通じて通信を行うための通信部などを備えた汎用のコンピュータにより構成されている。
【0021】
高圧系統管理システム2の記憶部には、系統図データベース(以下、データベースをDBともいう)21と、設備台帳データベース(第1のデータベース)22などが記憶されている。系統図DB21は、高圧配電系統の配電系統図が記憶されているデータベースである。設備台帳DB22は、高圧配電系統に設置されている各種配電設備に関する配電設備情報が記憶されているデータベースである。高圧系統管理システム2は、利用者による入力部の操作により、系統図DB21および設備台帳DB22に配電系統図や配電設備情報が入力され、系統図DB21および設備台帳DB22から読み出された配電系統図や配電設備情報が表示部に表示される。
【0022】
配電地図システム3は、地図画像上に高圧配電系統に関する情報を重ね合わせて表示することにより、配電設備の種類や数、設置位置などを確認できるようにするためのシステムである。配電地図システム3は、詳しくは図示しないが、高圧系統管理システム2と同様に、中央処理部、メモリ 、記憶部、入力部 、表示部 および通信部などを備えた汎用のコンピュータにより構成されている。
【0023】
配電地図システム3の記憶部には、地図情報データベース31と、設備台帳データベース(第2のデータベース)32と、設備画像データベース33などが記憶されている。地図情報DB31は、建築物、道路、鉄道線路、河川などの地図情報が記録・蓄積されているデータベースである。設備台帳DB32は、高圧配電系統に設置されている各種配電設備に関する配電設備情報が記憶されているデータベースである。高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とには、同じ配電設備情報がそれぞれ記憶されている。設備画像DB33は、配電設備がデジタルカメラやスマートフォンなどの携帯端末などにより撮像された設備画像(装柱画像ともいう)の画像データが記憶されているデータベースである。
【0024】
図2は、配電地図システム3により表示部に表示される地図画面34の一例を示している。地図画面34には、利用者の入力部の操作により選択された地図画像35が表示される。地図画像35には、高圧配線系統の線路名や電柱番号の他、電柱や電線、変圧器などの配電設備を示す設備記号35a~35iなどが重ね合わせるようにして表示される。この地図画像35において、入力部により設備記号を選択すると、選択された設備記号に該当する配電設備の設備画像が地図画面34の上に表示される。図3は、例えば、設備記号35cの電柱(電柱番号:5H6号)が選択された状態を示しており、地図画面34の右側には設備記号35cの電柱の設備画像36が表示される。
【0025】
配電設備情報管理装置4は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とにそれぞれ記憶されている配電設備情報の不一致部分を特定して修正するための装置である。配電設備情報管理装置4は、主として、入力部41、表示部42、記憶部43、メモリ44、メインタスク45、通信部46、およびこれらを制御などする中央処理部47を備える。
【0026】
配電設備情報管理装置4は、例えば、パーソナルコンピュータなどに、装置全体の制御プログラムや、配電設備情報の不一致を特定して修正するための各種処理を行うためのアプリケーション(配電設備情報管理プログラム431)がインストールされて構成される。
【0027】
入力部41は、利用者の命令などを受けて配電設備情報管理装置4へと入力する機能を備えるインターフェースであり、例えばキーボードやマウスによって構成される。
【0028】
表示部42は、入力部41を介して入力される内容を表示したり、配電設備情報管理装置4としての処理結果を表示したり、などする機能を備え、例えば液晶ディスプレイによって構成される。
【0029】
記憶部43は、各種の情報、プログラム、およびデータなどを記憶する機能を備える記憶領域/記憶装置であり、例えばハードディスクによって構成される。記憶部43には、配電設備情報管理装置4全体の制御プログラムや配電設備情報管理プログラム431が格納されている。また、記憶部43には、設備画像を画像解析して配電系統に設置されている配電設備を特定するための学習済みモデル432と、学習済みモデル432の機械学習に用いられる教師データのデータベース433とが格納されている。
【0030】
メモリ44は、中央処理部47が配電設備情報の不一致を特定して修正するための各種処理を実行する際に生成される情報・データを一時的に記憶などするための作業領域となる機能を備える記憶領域/記憶装置であり、例えばRAMにより構成される。
【0031】
メインタスク45は、記憶部43に格納されている配電設備情報管理プログラム431が実行されることによって実現される、配電設備情報の不一致部分を特定して修正するための各種処理を実行するタスク群である。
【0032】
通信部46は、通信回線網NWを介して伝送される信号・情報の送受信/入出力を行う機能を備える通信インターフェースである。
【0033】
中央処理部47は、配電設備情報管理装置4を構成する各部を統制して制御などする機能を備え、例えば、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)を含んで構成され、記憶部43に格納されている制御プログラムや配電設備情報管理プログラム431に従って各機能を実現する。
【0034】
配電設備情報管理装置4は、例えば、所定の期間(例えば、1月毎など)毎に、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とにそれぞれ記憶されている配電設備情報の不一致を特定して修正する処理を行う。この処理は、記憶部43に格納されている配電設備情報管理プログラム431が実行されることにより構成される、メインタスク45によって行われる。メインタスク45は、配電設備情報取得タスク451、配電設備情報比較タスク452、設備画像取得タスク453、配電設備特定タスク454、配電設備情報判定タスク455、配電設備情報修正タスク456、および学習タスク457を含む。
【0035】
配電設備情報取得タスク451は、配電系統に設置された配電設備に関する配電設備情報を取得する手段に相当する。配電設備情報比較タスク452は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB(第1のデータベース)22から取得された配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB(第2のデータベース)32から取得された配電設備情報とを比較し、設備台帳DB22と、設備台帳DB32との間で一致していない配電設備を特定する手段に相当する。設備画像取得タスク453は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB(第1のデータベース)22と、配電地図システム3の設備台帳DB(第2のデータベース)32との間で一致していない配電設備の設備画像を取得する手段に相当する。
【0036】
また、配電設備特定タスク454は、設備画像に基づいて、配電系統に設置されている配電設備を特定する手段に相当する。配電設備情報判定タスク455は、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定する手段に相当する。配電設備情報修正タスク456は、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、配電設備情報を、設備画像に基づいて特定された配電設備と一致するように修正する手段に相当する。学習タスク457は、設備画像が入力されると、設備画像により示されている配電設備に関する情報が出力されるように、教師データDB433を用いて学習済みモデル432を機械学習する手段に相当する。
【0037】
配電設備情報取得タスク451は、配電設備情報管理プログラム431が実行されると、通信回線網NWを介して、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とから、配電設備情報をそれぞれ取得する。取得された設備台帳DB22および設備台帳DB32の配電設備情報は、メモリ44に一時的に記憶される。
【0038】
配電設備情報比較タスク452は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報とを比較し、設備台帳DB22と、設備台帳DB32との間で一致していない配電設備が特定可能なアンマッチリストを作成する。なお、アンマッチリストについては、詳しくは後述する。
【0039】
設備画像取得タスク453は、配電設備情報比較タスク452により作成されたアンマッチリストに基づいて、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32との間で一致していない配電設備(不一致状態にある配電設備)を特定する。また、設備画像取得タスク453は、特定された配電設備の設備画像を、通信回線網NWを介して、配電地図システム3の設備画像DB33から取得する。取得された設備画像は、メモリ44に一時的に記憶される。
【0040】
配電設備特定タスク454は、設備台帳DB32から取得した設備画像に基づいて、配電系統に設置されている配電設備を特定する。上述したように、設備画像は、配電設備の工事完了後に撮像されて設備画像DB33に取り込まれるため、設備画像から配電設備を特定することにより、配電系統に実際に設置されている配電設備に関する情報を得ることができる。
【0041】
配電設備特定タスク454では、設備画像が入力されると、設備画像により示されている配電設備に関する情報(例えば、配電設備の種類、数など)が出力されるように機械学習された学習済みモデル432が用いられる。学習済みモデル432は、学習タスク457によって作成される。学習タスク457は、記憶部43に格納されている教師データDB433に記録・蓄積されている過去の実績データを用いて、ニューラルネットワーク等の公知の機械学習アルゴリズムにより学習済みモデル432を作成する。教師データDB433は、過去に撮像された設備画像と、この設備画像に基づいて特定された配電設備とに関する情報とが対応づけられた実績データが記録・蓄積されているデータベースである。
【0042】
学習タスク457は、ニューラルネットワークを利用した機械学習・深層学習を用い、教師データDB433に記録されている実績データに基づいて、例えば、設備画像を入力層とするとともに、設備画像に示されている配電設備に関する情報(例えば、配電設備の種類、数など)を出力層とする、中間層を含むニューラルネットワークを作成する。そして、学習タスク457は、教師データDB433の実績データを学習データ(教師データ)として用いて、中間層における各種パラメータについて学習を行う。学習タスク457は、設備画像から精度よく配電設備が特定されるように、中間層における各種パラメータの学習を行う。
【0043】
配電設備情報判定タスク455は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報、および配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報と、配電設備特定タスク454により設備画像から特定された配電設備とを比較し、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とのうち、どちらの配電設備情報が誤っているかを判定する。
【0044】
配電設備情報修正タスク456は、配電設備情報判定タスク455により誤っていると判定された設備台帳DBの配電設備情報を、配電設備特定タスク454により特定された配電設備と一致するように修正する。配電設備情報修正タスク456は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報が誤っていると判定された場合には、設備台帳DB22の配電設備情報を修正し、配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報が誤っていると判定された場合には、設備台帳DB32の配電設備情報を修正する。また、配電設備情報修正タスク456は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報とが両方とも誤っていると判定された場合には、設備台帳DB22および設備台帳DB32の配電設備情報を両方とも修正する。配電設備情報修正タスク456は、配電設備情報の修正後、修正結果を表示部42などに表示して利用者に通知する。
【0045】
図4は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22のデータレイアウトの一例を示す。なお、図4~7では各データを文字列で表記しているが、実際には、電算処理において利用可能であるように、適当なコード化処理が施されたり、例えば位置情報が緯度・経度に変換されるなどのような適当な変換処理が施されたりする。
【0046】
高圧系統管理システム2の設備台帳DB22には、配電設備情報として、高圧配電系統の線路名および電柱番号と、電柱、変圧器および開閉器に関する情報とが記憶されている。電柱に関する情報には、電柱の「本数」と、当該電柱が工事中あるいは工事予定であることを示す「設計中」(工事情報)とが含まれている。電柱が工事中あるいは工事予定である場合には、「設計中」の項目内に「※」などのフラグが登録される。
【0047】
変圧器に関する情報には、変圧器の「容量」と、「種別」と、「用途」と、当該変圧器が工事中あるいは工事予定あるかを示す「設計中」とが含まれている。変圧器が工事中あるいは工事予定である場合には、「設計中」の項目内に「※」などのフラグが登録される。
【0048】
開閉器に関する情報には、開閉器の「容量」と、「種別」と、当該開閉器が工事中あるいは工事予定であるかを示す「設計中」とが含まれている。開閉器が工事中あるいは工事予定である場合には、「設計中」の項目内に「※」などのフラグが登録される。
【0049】
「設計中」の項目は、設備画像取得タスク453により、配電設備情報比較タスク452により作成されたアンマッチリストに基づいて、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32との間で一致していない配電設備を特定する際に利用される。具体的には、「設計中」の項目内に「※」のフラグが登録されている配電設備情報は、工事前の配電設備が登録されているのか、それとも工事後の配電設備が登録されているのかが明確ではないため、設備画像取得タスク453による不一致状態の配電設備の特定から除外される。
【0050】
図5は、配電地図システム3の設備台帳DB32のデータレイアウトの一例を示す。配電地図システム3の設備台帳DB32には、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と同様に、高圧配電系統の線路名および電柱番号と、電柱、変圧器および開閉器に関する情報が記憶されている。線路名および電柱番号と、電柱、変圧器および開閉器に関する情報については、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と同様であるため、詳しい説明は省略する。なお、配電地図システム3の設備台帳DB32には、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22との相違点として、電柱の「位置情報」が記憶されている。
【0051】
図6は、配電地図システム3の設備画像DB33のデータレイアウトの一例を示す。配電地図システム3の設備画像DB33には、設備画像の「撮影位置情報」と、「ファイル名」とが対応付けて記憶されている。設備画像の画像データは、配電設備の工事完了後に撮像され、工事担当者によって配電地図システム3の設備画像DB33に取り込まれる。「撮影位置情報」は、設備画像の撮像に用いられたデジタルカメラや携帯端末に内蔵されているGNSS(Global Navigation Satellite System)受信器から取得され、画像データとともに設備画像DB33に取り込まれる。
【0052】
図7は、配電設備情報比較タスク452により作成されるアンマッチリスト4521の一例を示す。なお、図7に示すアンマッチリスト4521は、図4に示す高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報と、図5に示す配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報との比較結果を、「電柱」、「変圧器」、および「開閉器」毎に示している。
【0053】
アンマッチリスト4521には、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報とを比較しやすくするために、電柱、変圧器及び開閉器毎に、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報とが並べて作成される。
【0054】
また、アンマッチリスト4521には、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報との間で一致していない部分を特定しやすくするために、「エラー」という項目が追加されている。高圧系統管理システム2の設備台帳DB22の配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32の配電設備情報との間で一致していない部分には、「エラー」の項目内に「※」などのフラグが登録される。
【0055】
次に、図8に示すフローチャートに基づいて、上記実施の形態の作用について説明する。配電設備情報管理装置4は、例えば、所定の期間(例えば、1月毎など)毎に配電設備情報管理プログラム431を実行し、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とにそれぞれ記憶されている配電設備情報の不一致を特定して修正する処理を行う。
【0056】
配電設備情報管理プログラム431の実行により構成されたメインタスク45は、配電設備情報取得タスク451により、通信回線網NWを介して、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とから、配電設備情報をそれぞれ取得する(ステップS1)。取得された設備台帳DB22および設備台帳DB32の配電設備情報は、メモリ44に一時的に記憶される。
【0057】
配電設備情報比較タスク452は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報とを比較し、設備台帳DB22と、設備台帳DB32との間で一致していない配電設備が特定可能なアンマッチリストを作成する(ステップS2)。
【0058】
図7に示すアンマッチリスト4521では、破線枠4521aに示すように、高圧系統管理システム2の変圧器の台数が1台であるのに対し、配電地図システム3の変圧器の台数が2台である点で不一致状態が生じているため、配電地図システム3の変圧器の項目「エラー」にフラグが登録されている。また、破線枠4521bに示すように、高圧系統管理システム2の開閉器の種別が「LAB」であるのに対し、配電地図システム3の開閉器の種別が「LA」である点で不一致状態が生じているため、開閉器の項目「エラー」にフラグが登録されている。
【0059】
設備画像取得タスク453は、配電設備情報比較タスク452により作成されたアンマッチリスト4521に基づいて、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32との間で一致していない配電設備(不一致状態にある配電設備)を特定する(ステップS3)。また、設備画像取得タスク453は、特定された配電設備の設備画像を、通信回線網NWを介して、配電地図システム3の設備画像DB33から取得する(ステップS4)。
【0060】
図7に示すアンマッチリスト4521では、破線枠4521aに示すように、配電地図システム3の電柱番号「H318100 5 H06」の変圧器の項目「エラー」にフラグが登録されており、変圧器の台数が2台である点で不一致状態が生じている。そのため、設備画像取得タスク453は、配電地図システム3の設備台帳DB32に基づいて、電柱番号「H318100 5 H06」の位置情報を確認し、設備画像DB33から該当する位置情報の設備画像を取得する。取得された設備画像は、メモリ44に一時的に記憶される。
【0061】
なお、図7に示すアンマッチリスト4521では、破線枠4521bに示すように、電柱番号「H0A5027 7」の開閉器の項目「エラー」にフラグが登録されている。しかしながら、電柱番号「H0A5027 7」の開閉器には、「設計中」の項目内にフラグが登録されているため、設備画像取得タスク453による不一致状態の配電設備の特定からは除外される。
【0062】
配電設備特定タスク454は、設備台帳DB32から取得した設備画像に基づいて、配電系統に設置されている配電設備を特定する(ステップS5)。配電設備特定タスク454では、設備画像が入力されると、設備画像により示されている配電設備に関する情報が出力されるように機械学習された学習済みモデル432が用いられる。より具体的には、配電設備特定タスク454は、図3に示す設備画像36を学習済みモデル432に入力する。学習済みモデル432は、設備画像36から破線枠36a内に示される変圧器の個数を特定する。
【0063】
配電設備情報判定タスク455は、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報、および配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報と、配電設備特定タスク454により設備画像36から特定された配電設備(変圧器の個数)とを比較し、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22と、配電地図システム3の設備台帳DB32とのうち、どちらの配電設備情報が誤っているかを判定する(ステップS6)。
【0064】
配電設備情報修正タスク456は、配電設備情報判定タスク455により誤っていると判定された設備台帳DBの配電設備情報を、配電設備特定タスク454により特定された配電設備と一致するように修正する(ステップS7)。本実施形態では、配電地図システム3の設備台帳DB32の変圧器に関する情報が誤っているため、配電設備情報修正タスク456は、設備台帳DB32の配電設備情報を修正する。図9は、修正後の配電地図システム3の設備台帳DB32を示す。修正後の設備台帳DB32では、電柱番号「H318100 5 H06」の変圧器の台数が1台になっている。配電設備情報修正タスク456は、配電設備情報の修正後、修正結果を表示部42などに表示して利用者に通知する(ステップS8)。
【0065】
以上のように、この配電設備情報管理装置4および配電設備情報管理プログラム431によれば、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致しているか否かを比較して判定し、設備画像に基づいて特定された配電設備と、配電設備情報とが一致していないと判定された場合に、配電設備情報を、設備画像に基づいて特定された配電設備と一致するように修正するので、配電設備に関する情報を迅速、かつ、適切に、実際に設置されている配電設備と一致するように修正することができる。これにより、誤った配電設備情報に基づいて、配電系統が管理されるのを防ぐことが可能となる。
【0066】
また、この配電設備情報管理装置4および配電設備情報管理プログラム431によれば、配電設備情報が、高圧系統管理システム2および配電地図システム3などの複数のデータベースにそれぞれ記憶されている場合であっても、複数のデータベースの配電設備情報を、迅速、かつ、適切に、実際に設置されている配電設備と一致するように修正することができる。
【0067】
さらに、この配電設備情報管理装置4および配電設備情報管理プログラム431によれば、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報とを比較した結果に基づいて配電設備の設備画像を取得するので、配電設備情報の修正に必要な設備画像を迅速、かつ、適切に取得することができる。
【0068】
また、この配電設備情報管理装置4および配電設備情報管理プログラム431によれば、設備画像に基づいて配電設備を特定する処理が、機械学習された学習済みモデル432を用いて行われるので、設備画像からの配電設備の特定を精度よく行うことが可能となる。
【0069】
なお、上記の実施の形態では、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報と、配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報とを比較し、設備台帳DB22と、設備台帳DB32との間で一致していない配電設備を特定し、不一致状態が特定された配電設備の設備画像を取得するようにしたが、本発明は、これに限定されない。例えば、配電設備特定タスク454により、全ての設備画像に示されている配電設備を予め特定してデータベース化しておき、このデータベースに記憶されている配電設備の情報と、高圧系統管理システム2の設備台帳DB22から取得された配電設備情報、および配電地図システム3の設備台帳DB32から取得された配電設備情報とを比較してもよい。そして、設備画像から特定された配電設備と一致していない配電設備情報を特定し、修正するようにしてもよい。この配電設備情報管理装置4および配電設備情報管理プログラム431によれば、配電設備情報が、複数のデータベースにそれぞれ記憶されている場合であっても、複数のデータベースの配電設備情報を、迅速、かつ、適切に、実際に設置されている配電設備と一致するように修正することが可能となる。
【符号の説明】
【0070】
1 配電システム
2 高圧系統管理システム
22 設備台帳データベース(第1のデータベース)
3 配電地図システム
32 設備台帳データベース(第2のデータベース)
33 設備画像データベース
34 地図画面
35 地図画像
36 設備画像
4 配電設備情報管理装置
43 記憶部
431 配電設備情報管理プログラム
432 学習済みモデル
433 教師データデータベース
45 メインタスク
451 配電設備情報取得タスク
452 配電設備情報比較タスク
4521 アンマッチリスト
453 設備画像取得タスク
454 配電設備特定タスク
455 配電設備情報判定タスク
456 配電設備情報修正タスク
457 学習タスク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9