(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022108232
(43)【公開日】2022-07-25
(54)【発明の名称】洗眼
(51)【国際特許分類】
A61H 35/02 20060101AFI20220715BHJP
【FI】
A61H35/02 503
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021026708
(22)【出願日】2021-01-12
(71)【出願人】
【識別番号】596005322
【氏名又は名称】中村 修弘
(72)【発明者】
【氏名】中村 修弘
【テーマコード(参考)】
4C094
【Fターム(参考)】
4C094AA05
4C094BC09
4C094BC30
4C094DD12
4C094GG08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】片手でも洗眼ができ、当日使い切り使い捨てにした事で防腐効果である添加物を極限まで無くして、更に薬剤も極限まで減らしホコリや異物の除去に特化したピアナチュラルウォーターや塩素水等や涙に近い成分でも洗眼を実施できる洗眼カップ容器を提供する。
【解決手段】洗眼カップ容器1とボトル容器5を合体させボトルキャップに逆止弁3を設置する事で、片手でラクラク洗眼から洗眼カップ容器の洗浄も可能にした。1日使用使い捨てにした事により添雑菌繁殖を防ぐ添加物や各薬液の分量を極限まで少なくした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗眼カップ容器1を溶液入りボトル5,6に予め取り付けた1日使用使い捨てにしたことを特徴とする洗眼溶液入りボトル。
【請求項2】
洗眼カップ容器1の縁2は丸みを帯び外側に巻き込まして洗顔時に目の周りに跡がつくのをローコストで予防した。
【請求項3】
洗眼カップ容器2をソフトビニールやシリコンにして使用時の目の周りに跡が付くのを防ぐ。
【請求項4】
図1、2、3の洗眼カップ容器1の縦付け横付けがそれぞれ有る。
【請求項5】
キャップ4の上部に設置して有る逆止弁3はボトルから押し出された洗眼溶液の逆流を防ぐのと洗眼後の洗眼カップ容器1内の洗眼溶液に入ったホコリ異物のボトル内の侵入を防いでいる。
【請求項6】
請求項1に記載した様にした事により水回りが無い場所でも洗眼前後の洗眼カップ容器1の洗浄が出来る様に成った。
【請求項7】
最大の利点は請求項1記載の仕様にした事で1日使用使い捨てを実施する事ができ完封後即日使い捨てが可能になり添加物や薬剤の過剰に濃縮し防腐効果を高める様な事をしなくて良くなった。
【請求項8】
請求項7記載の結果過剰な大量の添加物や濃厚薬剤の量を極限まで減らしたり無くす事が出来た。
【請求項9】
更に請求項7に記載した仕様にした事でピュアナチュラルウォーターや従来の洗眼薬液の濃度ではなくホコリ、花粉、異物の混入時の除去に特化した添加物無使用、薬液も30分の1、50分の1薬液無しの洗眼に特化した洗眼溶液でも大丈夫である。
【請求項10】
形状に関しては洗眼カップ容器と一体になったもので有れば三角の牛乳パックでも考えられる。
四角い牛乳パック両方での発売も考えている。
【請求項11】
洗眼カップ容器の色を不透明黒色と不透明白色にした物も開発した
この事により石膏ボードの様な異物は半透明黒色の洗眼カップ容器を使う事で眼に入っていた異物が鮮明に分かり、また不透明白色洗眼カップ容器を使う事でサビ片、炭、黒いホコリ等の異物が見える。
【請求項12】
今迄薬剤負けやアレルギー薬剤に依る副作用の症状が見受けられた方も安心して使用できる。
【請求項13】
従来の洗眼薬剤では1日使用回数が10回以下だったり一回の洗眼時間が数10秒以下や一回洗眼したら数10分開けるなど有ったが溶液が強くないのでかなり緩和した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗眼溶液入り容器と洗眼カップ容器を合体させ使い捨てにした洗眼に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の洗眼溶液ボトルと洗眼カップ容器として本出願の提案に係る使い捨て洗眼溶液入りボトルと洗眼容器を合体させたことである。各図の1は洗眼カップ容器で2は洗眼カップの縁で4のキャップと一体に成っている。3はキャップの上部に設けられた逆止弁で洗眼キャップにボトルから押し出された洗眼溶液がボトル内に逆流してボトル内に戻るのを防ぐ役目を果している。
溶液入りボトルを手に持ち洗眼カップを上に向け洗眼溶液入りボトルを軽く握りボトルから洗眼溶液を洗眼カップ内の目印ラインまで溶液を満たし握手を弱めると逆止弁が戻り洗眼溶液の逆流を防ぐ。軽く洗眼カップを目頭と目尻に合わせ当て洗眼し、カップ内の洗眼溶液を捨て新たに洗眼溶液入りボトルを軽く握りボトルから洗眼溶液を出し洗眼カップを濯ぎ汚れを洗い流しまた洗眼カップ内の洗眼溶液を捨てる。また洗眼溶液を出し洗眼する使用方法である。
【0003】
5と6は形の異なる溶液入りボトルで溶液の容器の形状は問わない。
【0004】
1日使い捨洗眼カップ一体溶液ボトルが好ましく使い捨てにする事により添加物や薬用液を濃くしなくてすんだ。
【0005】
容器の大きさを100ml前後に変えたり、形状6等様々に変える事でバックやポケットにも入る様に成る。さらにサイズも50ml、100ml、200ml、500ml、1000mlの5種類有る。
50ml、100mlは作業ポケットに、500ml、1000mlは近くに据置きにできえる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の洗眼溶液ボトルと洗眼カップは別々に成っていて両手で洗眼カップと洗眼溶液ボトルを持ち注いでいて目にホコリが入った時など速やかに眼の洗浄もできず足場が悪い工事現場やバイク走行中路肩に止まり手軽には洗眼ができなかった。
【0007】
また水道等の設備がない所では洗眼カップの洗浄もできなかった。
洗眼溶液ボトルも200ml~500mlと大きく持ち運びも不便だった。
【0008】
最大の問題点は防腐剤や添加物にあり全ては雑菌の繁殖を防ぐ為であり眼球は身体で1番敏感で角膜を涙腺排出管、粘液腺、脂腺からそれぞれ塩水、粘液、油分、が分泌されて網膜、眼球を保護している。
それ等が濃く強い薬液で流されたり強い薬液に長時間漬かる事により保護液が洗い流されたり濃くて強い薬液でアレルギー反応を起したりの事案も数多く報告されているのが現状である。防腐剤等の使用は無くなったものの添加物と言う名で、ホウ酸、ホウ砂、等なども有り、ビタミンや他の薬剤を薬方ギリギリ迄入れる事により雑菌の繁殖を防いでいるのが現状である。
【0009】
また眼にホコリ、異物等が入った時に過剰な薬用液で洗眼する執拗は無用で濃すぎる薬剤、添加物等で何らかの眼の異常に繋がっていた。
各社が薬用液で1回洗眼後に何十秒か間を開けるのも上記に有る。
これも全て薬用液ボトルが大きく使い切りでなく何ヶ月か保管する為の行為で有った。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は洗眼カップ容器と溶液入りボトルを合体し、ボトル内溶液分量も少くした事により手軽に片手で洗眼ができる様にした。形状も変え、更に洗眼カップ容器と溶液入りボトルを当日使い切り使い捨てにした。
【発明の効果】
【0011】
本発明は片手でも洗眼ができ、当日使い切り使い捨てにした事で防腐効果である添加物を極限まで無くして、更に薬剤も極限まで減らしホコリや異物の除去に特化したピアナチュラルウォーターや塩素水等や涙に近い成分でも洗眼を実施できる様にした。
【0012】
また添加物を極限まで減らし薬剤も極限まで減らせる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係る洗眼カップ容器縦付が合体した溶液入りボトルの図
【
図2】洗眼カップ容器横付けが合体した溶液入りボトルの図
【
図3】洗眼カップ容器が付いている平たい溶液入りボトルの図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1図2図3は形状の違いは有るものの使用方法は同じで
図3の洗眼容器が
図1図2の
図1の様に横では無く上部に設置して有る物も含めて説明すると5と6の異なる容器には予め洗眼溶液が充填されていてフタ4をひねり完封し5.6の容器本体を軽く握り3の逆止弁から洗眼カップ容器1に規定の目安線まで溶液をボトル5、6から押し出す。この時洗眼カップ容器1開口部分は上向きにして溶液が溢れない様にする。
1、2部分を目に当ててそのまま上部に顔を上げて洗眼カップ容器1内の溶液で目を洗眼してホコリ、異物等を洗い流す。
洗眼カップ容器1内に入ったホコリ、異物が混ざった溶液は洗眼カップ容器1を傾け捨てる、その後溶液入りボトル5,6を軽く握り溶液を洗眼カップ容器1内に貯めその溶液でホコリ、異物を洗い流す。
まだホコリ、異物が取り除けていない場合は同じやり方で洗顔する。
この一連の動作に重要な役割を果たして居るのが3の逆止弁で有る。
洗眼カップ容器1に溶液を満たす時に軽く握りボトル内から溶液を出し、力を緩めると逆止弁3が蓋の役目をしボトル内への溶液の逆流を防ぐ役割を果している。
洗眼カップ容器内の洗浄でもホコリや異物のボトル内への逆流混入を防ぐ役割を果している。
2は洗眼カップ容器の縁を丸く外側に巻き込んでいるシンプルでローコスト設計にした図でシリコン素材でもかまわない。目の周りに痕が付かなければ形態は問わない。
6のボトルは紙パックやアルミパックビニールパック素材は問わない。
【符号の説明】
【0015】
1洗眼カップ容器
2洗眼カップ容器の丸美を帯びた縁
3逆止弁
4ボトルキャップ
5ペットボトル形容器
6スリムアルミ等容器