(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022108263
(43)【公開日】2022-07-25
(54)【発明の名称】メッセンジャーアプリケーションのチャットルームに関連して検索サービスを提供する方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 51/046 20220101AFI20220715BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20220715BHJP
G06F 16/9032 20190101ALI20220715BHJP
【FI】
H04L51/046
H04L67/02
G06F16/9032
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021207548
(22)【出願日】2021-12-21
(31)【優先権主張番号】10-2021-0003761
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョン グレース ミンジュ
(72)【発明者】
【氏名】キム ボヘ
(72)【発明者】
【氏名】パク マリア
(72)【発明者】
【氏名】イ ジェグァン
(72)【発明者】
【氏名】キム ジヨン
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175FA01
5B175HA02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】メッセンジャーアプリケーションのチャットルームに検索サービスを提供する方法及び装置を提供する。
【解決手段】方法は、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行し、実行された検索サービスに入力される検索語に基づき、検索語に対応する検索結果と該当の検索語の少なくとも1つの自動補完検索語を検索エントリー領域に表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータシステムが実行する検索サービスを提供する方法であって、
メッセンジャーアプリケーションと関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行する段階、および
前記検索サービスに入力される検索語に基づき、前記検索語に対応する検索結果と前記検索語の少なくとも1つの自動補完検索語を検索エントリー領域に表示する段階
を含む、検索サービスを提供する方法。
【請求項2】
前記検索エントリー領域は、前記検索サービスの実行によって前記チャットルームにオーバレイで表示され、前記検索語の入力のための第1領域と、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を表示するための第2領域を含み、
前記表示する段階は、前記第2領域の上端に前記検索語に対応する検索結果を表示して、前記検索語に対応する検索結果の下に前記自動補完検索語を表示する、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項3】
前記表示する段階は、ユーザから、前記検索語に対する検索結果を表示するための前記検索サービスに対する前記検索語を使用した検索要請がなくても、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記検索エントリー領域に表示し、
前記検索語に対応する検索結果は、
前記検索語に対する検索結果の一部または前記検索語の第1自動補完検索語に対する検索結果の一部を含む、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項4】
前記検索語が不完全クエリに該当する場合、
前記表示する段階は、前記自動補完検索語と前記第1自動補完検索語に対する検索結果を前記検索エントリー領域に表示し、
前記第1自動補完検索語は、前記検索サービスに対するユーザの検索語入力履歴に基づいて決定されたものである、
請求項3に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項5】
前記検索語に対応する検索結果は、
前記検索語と関連するイメージ、前記検索語と関連する動画、前記検索語と関連する映画情報、前記検索語と関連するTV番組情報、前記検索語と関連する場所情報、前記検索語と関連する公式アカウント情報、または前記検索語と関連する人物情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項6】
前記検索エントリー領域に表示された前記検索語に対応する検索結果のうちから選択された検索結果を前記チャットルームで共有する段階
をさらに含む、請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項7】
前記共有する段階は、
前記検索語に対応する検索結果のうちの少なくとも1つのコンテンツに対する選択を受信する段階、
前記選択されたコンテンツを共有対象コンテンツとして識別する段階、
前記共有対象コンテンツを前記検索語に対応する検索結果のうちの他のコンテンツと区分して表示する段階、および
前記区分して表示された共有対象コンテンツに対する選択が受信されることにより、前記選択された共有対象コンテンツを前記チャットルームで共有する段階
を含む、請求項6に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項8】
前記表示する段階は、
前記検索サービスに入力される前記検索語が変化することにより、前記変化する検索語に対応する更新された検索結果と前記変化する検索語の少なくとも1つの更新された自動補完検索語を前記検索エントリー領域に表示する、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項9】
前記検索エントリー領域に表示された前記自動補完検索語に対する選択が受信されることにより、前記選択された自動補完検索語に対する検索結果を提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項10】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索サービスを提供するサーバにおいて前記検索語または前記検索語の自動補完検索語に対する検索結果としてモデリングされた検索結果を含む、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項11】
前記モデリングされた検索結果は、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語とは異なる検索語が組み合わされた検索語に対する検索結果を含み、
前記他の検索語は、ユーザが前記検索語または前記検索語の自動補完検索語とともに前記検索サービスに入力した他の検索語の検索語入力履歴に基づいて決定されるか、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語と関連するニュースまたは前記検索サービスで提供するイシュー情報に基づいて決定されるか、前記チャットルームと関連する情報に基づいて決定される、
請求項10に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項12】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語に対する検索結果として、前記チャットルームと関連する情報がさらに考慮された検索結果を含み、
前記チャットルームと関連する情報は、前記チャットルームのテーマ、前記チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、または前記チャットルームに含まれたユーザの位置のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項13】
前記検索サービスが実行されて前記検索サービスに前記検索語が入力される前に、前記検索エントリー領域に推薦コンテンツを表示する段階
をさらに含み、
前記表示する段階は、
前記検索サービスに前記検索語が入力されることにより、前記推薦コンテンツの代りに、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記検索エントリー領域に表示する、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項14】
前記推薦コンテンツは、前記チャットルームのテーマ、前記チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、または前記チャットルームに含まれたユーザの位置のうちの少なくとも1つを含む前記チャットルームと関連した情報に基づいて決定され、
前記推薦コンテンツは、前記チャットルームに含まれたユーザの位置に基づいて決定された場所に関する場所情報、前記決定されたキーワードに基づいて決定された推薦検索語、または前記チャットルームのテーマに基づいて決定された推薦検索語のうちの少なくとも1つを含む、
請求項13に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項15】
前記推薦コンテンツは、前記チャットルームに含まれた少なくとも1人のユーザが参加することが可能な参加型コンテンツを含み、
前記参加型コンテンツは、前記少なくとも1人のユーザがプレイすることが可能なゲームコンテンツ、前記少なくとも1人のユーザが参加することが可能なアンケート調査、または前記少なくとも1人のユーザが参加することが可能なテストコンテンツを含む、
請求項13に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項16】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索語が属するカテゴリに対して予め設定された種類の検索結果を含む、
請求項1に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項17】
請求項1~16のうちのいずれか一項に記載の検索サービスを提供する方法を前記コンピュータシステムに実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項18】
コンピュータシステムであって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
メッセンジャーアプリケーションと関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行し、前記検索サービスに入力される検索語に基づき、前記検索語に対応する検索結果と前記検索語の少なくとも1つの自動補完検索語を検索エントリー領域に表示する、
コンピュータシステム。
【請求項19】
メッセンジャーアプリケーションと関連するチャットルームで検索サービスを提供するサーバが実行する検索サービスを提供する方法であって、
前記チャットルームでのユーザ端末からの要請にしたがい、前記チャットルームと関連して前記ユーザ端末に前記検索サービスを提供する段階、および
前記ユーザ端末から前記検索サービスに検索語が入力されることにより、前記検索語に対応する検索結果と前記検索語の少なくとも1つの自動補完検索語が検索エントリー領域に表示されるように、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記ユーザ端末に提供する段階
を含む、検索サービスを提供する方法。
【請求項20】
前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を提供する段階は、
前記検索語に対する検索結果を表示するための前記検索サービスに対して前記検索語を使用した前記ユーザ端末からの検索要請がなくても、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記ユーザ端末に提供し、
前記検索語に対応する検索結果は、
前記検索語に対する検索結果の一部または前記検索語の第1自動補完検索語に対する検索結果の一部を含む、
請求項19に記載の検索サービスを提供する方法。
【請求項21】
前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を提供する段階は、
前記ユーザ端末が前記検索サービスに入力する前記検索語が変化することにより、前記変化する検索語に対応する更新された検索結果と前記変化する検索語の少なくとも1つの更新された自動補完検索語を前記ユーザ端末に提供する、
請求項19に記載の検索サービスを提供する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、メッセンジャーアプリケーションのチャットルームに関連して検索サービスを提供する方法および装置に関し、より詳細には、チャットルームで提供される検索サービスに入力される検索語の検索結果を、検索語に対する自動補完検索語とともに検索エントリー領域で提供する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ同士がメッセージやコンテンツを交換するツールとしてメッセンジャーアプリケーションが広く使用されている。このようなメッセンジャーアプリケーションがユーザのモバイル端末やPCにインストールされると、ユーザは、他のユーザとメッセージを交換したり、他のユーザにコンテンツを送信したりすることが可能となる。メッセンジャーアプリケーションを使用するユーザは、チャットルームで1以上の他のユーザとの対話を管理する。すなわち、ユーザと他のユーザは、チャットルーム内でメッセージやコンテンツを交換することができる。
【0003】
このようなメッセンジャーアプリケーションは、チャットルームに参加しているユーザ同士がメッセージを送受信する機能はもちろん、検索エンジンと連動して検索機能(検索サービス)を提供することができる。
【0004】
特許文献1(登録日2020年2月13日)は、メッセンジャーアプリケーションのチャットルーム画面内の特定の領域を選択し、該当の特定の領域が、テキストが表示されたふきだし領域であるかイメージが表示されたイメージ領域であるかによってテキスト検索またはイメージ検索を実行する方法を開示している。ここで説明した情報は、本発明の理解を助けるためのものに過ぎず、従来技術の一部を形成しない内容を含むこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2079221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一実施形態は、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行し、実行された検索サービスに入力される検索語に基づき、検索語に対応する検索結果と該当の検索語の少なくとも1つの自動補完検索語を検索エントリー領域に表示することによって検索サービスを提供する方法を提供する。
【0007】
一実施形態は、入力される検索語に基づき、自動補完検索語が表示される検索エントリー領域に、該当の検索語とこの自動補完検索語に対する検索結果を更新して提供する。
【0008】
一実施形態は、自動補完検索語が表示される検索エントリー領域に、入力される検索語だけでなく、チャットルームに関連する情報がさらに考慮された検索結果を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一側面において、コンピュータシステムが実行する検索サービスを提供する方法であって、メッセンジャーアプリケーションと関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行する段階、および前記検索サービスに入力される検索語に基づき、前記検索語に対応する検索結果と前記検索語の少なくとも1つの自動補完検索語を検索エントリー領域に表示する段階を含む、検索サービスを提供する方法を提供する。
【0010】
前記検索エントリー領域は、前記検索サービスの実行によって前記チャットルームにオーバレイで表示され、前記検索語の入力のための第1領域と、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を表示するための第2領域を含み、前記表示する段階は、前記第2領域の上端に前記検索語に対応する検索結果を表示して、前記検索語に対応する検索結果の下に前記自動補完検索語を表示してよい。
【0011】
前記表示する段階は、ユーザから、前記検索語に対する検索結果を表示するために前記検索サービスに対する前記検索語を使用した検索要請がなくても、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記検索エントリー領域に表示し、前記検索語に対応する検索結果は、前記検索語に対する検索結果の一部または前記検索語の第1自動補完検索語に対する検索結果の一部を含んでよい。
【0012】
前記検索語が不完全クエリに該当する場合、前記表示する段階は、前記自動補完検索語と前記第1自動補完検索語に対する検索結果を前記検索エントリー領域に表示し、前記第1自動補完検索語は、前記検索サービスに対するユーザの検索語入力履歴に基づいて決定されたものであってよい。
【0013】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索語と関連するイメージ、前記検索語と関連する動画、前記検索語と関連する映画情報、前記検索語と関連するTV番組情報、前記検索語と関連する場所情報、前記検索語と関連する公式アカウント情報、または前記検索語と関連する人物情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0014】
前記検索サービスを提供する方法は、前記検索エントリー領域に表示された前記検索語に対応する検索結果のうちから選択された検索結果を前記チャットルームで共有する段階をさらに含んでよい。
【0015】
前記共有する段階は、前記検索語に対応する検索結果のうちの少なくとも1つのコンテンツに対する選択を受信する段階、前記選択されたコンテンツを共有対象コンテンツとして識別する段階、前記共有対象コンテンツを前記検索語に対応する検索結果の他のコンテンツと区分して表示する段階、および前記区分して表示された共有対象コンテンツに対する選択が受信されることにより、前記選択された共有対象コンテンツを前記チャットルームで共有する段階を含んでよい。
【0016】
前記表示する段階は、前記検索サービスに入力される前記検索語が変化することにより、前記変化する検索語に対応する更新された検索結果と、前記変化する検索語の少なくとも1つの更新された自動補完検索語を前記検索エントリー領域に表示してよい。
【0017】
前記検索サービスを提供する方法は、前記検索エントリー領域に表示された前記自動補完検索語に対する選択が受信されることにより、前記選択された自動補完検索語に対する検索結果を提供する段階をさらに含んでよい。
【0018】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索サービスを提供するサーバにおいて、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語に対する検索結果としてモデリングされた検索結果を含んでよい。
【0019】
前記モデリングされた検索結果は、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語とは異なる検索語が組み合わされた検索語に対する検索結果を含み、前記他の検索語は、ユーザが前記検索語または前記検索語の自動補完検索語とともに前記検索サービスに入力した他の検索語の検索語入力履歴に基づいて決定されるか、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語と関連するニュースまたは前記検索サービスで提供するイシュー情報に基づいて決定されるか、前記チャットルームと関連する情報に基づいて決定されてよい。
【0020】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索語または前記検索語の自動補完検索語に対する検索結果として前記チャットルームと関連する情報がさらに考慮された検索結果を含み、前記チャットルームと関連する情報は、前記チャットルームのテーマ、前記チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、または前記チャットルームに含まれたユーザの位置のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0021】
前記検索サービスを提供する方法は、前記検索サービスが実行されて前記検索サービスに前記検索語が入力される前に、前記検索エントリー領域に推薦コンテンツを表示する段階をさらに含み、前記表示する段階は、前記検索サービスに前記検索語が入力されることにより、前記推薦コンテンツの代りに、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記検索エントリー領域に表示してよい。
【0022】
前記推薦コンテンツは、前記チャットルームのテーマ、前記チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、または前記チャットルームに含まれたユーザの位置のうちの少なくとも1つを含む前記チャットルームと関連する情報に基づいて決定され、前記推薦コンテンツは、前記チャットルームに含まれたユーザの位置に基づいて決定された場所の場所情報、前記決定されたキーワードに基づいて決定された推薦検索語、または前記チャットルームのテーマに基づいて決定された推薦検索語のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0023】
前記推薦コンテンツは、前記チャットルームに含まれた少なくとも1人のユーザが参加することが可能な参加型コンテンツを含み、前記参加型コンテンツは、前記少なくとも1人のユーザがプレイすることが可能なゲームコンテンツ、前記少なくとも1人のユーザが参加することが可能なアンケート調査、または前記少なくとも1人のユーザが参加することが可能なテストコンテンツを含んでよい。
【0024】
前記検索語に対応する検索結果は、前記検索語が属するカテゴリに対して予め設定された種類の検索結果を含んでよい。
【0025】
他の一側面において、コンピュータシステムであって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、メッセンジャーアプリケーションと関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行し、前記検索サービスに入力される検索語に基づき、前記検索語に対応する検索結果と前記検索語の少なくとも1つの自動補完検索語を検索エントリー領域に表示する、コンピュータシステムを提供する。
【0026】
また他の一側面において、メッセンジャーアプリケーションと関連するチャットルームで検索サービスを提供するサーバが実行する検索サービスを提供する方法であって、前記チャットルームでのユーザ端末からの要請にしたがい、前記チャットルームと関連して前記ユーザ端末に前記検索サービスを提供する段階、および前記ユーザ端末が前記検索サービスに検索語を入力することにより、前記検索語に対応する検索結果と前記検索語の少なくとも1つの自動補完検索語が検索エントリー領域に表示されるように、前記検索語に対応する検索結果と前記自動補完検索語を前記ユーザ端末に提供する段階を含む、検索サービスを提供する方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】一実施形態における、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供する方法を示した図である。
【
図2】一実施形態における、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供するコンピュータシステム(ユーザ端末)およびサーバを示した図である。
【
図3】一実施形態における、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供する方法を示したフローチャートである。
【
図4】一例として、検索エントリー領域に表示された検索結果をチャットルームで共有する方法を示したフローチャートである。
【
図5】一例として、検索エントリー領域に表示された検索結果をチャットルームで共有する方法を示した図である。
【
図6】検索エントリー領域に検索結果およびコンテンツを表示する方法を示した図である。
【
図7】検索エントリー領域に検索結果およびコンテンツを表示する方法を示した図である。
【
図8】検索エントリー領域に検索結果およびコンテンツを表示する方法を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態について詳しく説明する。各図面に提示する同一の参照符号は、同一の部分を示す。
【0029】
図1は、一実施形態における、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供する方法を示した図である。
【0030】
図1は、メッセンジャーアプリケーションを実行するコンピュータシステム110の画面を示している。コンピュータシステム110は、例えば、スマートフォンのようなモバイルユーザ端末であってもよいし、PCのようなコンピューティング装置であってもよい。
【0031】
メッセンジャーアプリケーションは、ユーザがメッセージやコンテンツを交換するために使用するプログラムまたはアプリケーションであってよい。メッセンジャーアプリケーションは、ユーザのモバイル端末やPCに該当するコンピュータシステム110にインストールされてよい。すなわち、メッセンジャーアプリケーションは、モバイル端末用やPC用のコンピュータプログラムであってよい。
【0032】
コンピュータシステム110のユーザは、このようなメッセンジャーアプリケーションを実行することにより、メッセンジャーアプリケーションが提供するチャットルームで他のユーザとメッセージを交換したり、他のユーザにコンテンツを送信したりすることが可能となる。このようなメッセージングサービスは、コンピュータシステムで構成されるメッセージングサービス提供サーバ130からコンピュータシステム110に提供されてよい。
【0033】
また、メッセンジャーアプリケーションは、検索エンジンと連動して検索機能(検索サービス)を提供してもよい。検索サービスは、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで提供されてよい。例えば、コンピュータシステム110のユーザは、チャットルームで提供されるユーザインタフェースを利用してこのような検索サービスを実行してよい。コンピュータシステム110は、メッセンジャーアプリケーションを終了したりチャットルームから退席したりしなくても(または、メッセンジャーアプリケーションがバックグラウンドで実行されるようにする動作がなくても)検索サービスを実行することができる。チャットルームに参加している各ユーザは、このような検索サービスに検索語を入力することにより、検索語に対する所期の検索結果を得ることができる。このような検索サービスは、コンピュータシステムで構成される検索サービス提供サーバ120からコンピュータシステム110に提供されてよい。ここで、検索語は、少なくとも1つのキーワード(または、単語)や、その一部で構成されてよい。
【0034】
図に示すように、メッセージングサービス提供サーバ130と検索サービス提供サーバ120は、個別のコンピュータシステムで実現されてもよいし、1つのサーバ150で実現されてもよい。また、メッセージングサービス提供サーバ130と検索サービス提供サーバ120それぞれは、複数のコンピュータシステムで実現されてよい。以下の詳細な説明では、説明の便宜上、メッセージングサービス提供サーバ130および/または検索サービス提供サーバ120をサーバ150と称して説明する。
【0035】
図1に示したコンピュータシステム110の画面では、チャットルームで提供される検索サービスが実行されている。検索サービスは、チャットルームのメッセージ入力インタフェースに含まれた検索ボタンが選択されることによって実行されてよい。検索ボタンは、例えば、
図5に示すように、メッセージ入力ウィンドウの右側の虫眼鏡マークのボタンのように構成されてよい。
【0036】
検索機能が実行されれば、コンピュータシステム110の画面には検索エントリー領域115が表示されてよい。検索エントリー領域115は、検索サービスの実行によってチャットルームにオーバレイで表示されてよい。言い換えれば、検索エントリー領域115が表示された状態でも、チャットルームで送受信されるメッセージの少なくとも一部を識別することができる。検索エントリー領域115は、メッセージおよび検索語を入力するために使用される仮想キーボードの上部に表示されてよい。
【0037】
検索エントリー領域115は、検索サービスの検索語を入力するための第1領域117と、自動補完検索語を表示するための第2領域116を含んでよい。実施形態では、第2領域116に、第1領域117に入力される検索語の少なくとも1つの自動補完検索語119を表示するだけでなく、第1領域117に入力される検索語に対応する検索結果118を表示してよい。図に示すように、検索語に対応する検索結果118は第2領域116の上端に表示されてよく、少なくとも1つの自動補完検索語119はその下に表示されてよい。
【0038】
検索エントリー領域115で提供される検索結果118は、検索語に対する検索結果を表示するために検索サービスに対する検索語を使用した検索要請(例えば、検索語の入力が完了してから仮想キーボードの「return(または、エンター)」キーがタッチされること)がなくても、第1領域117に検索語が入力される場合に検索エントリー領域115に表示されてよい。このような検索語に対応する検索結果は、入力される検索語に対する検索結果の一部を含むか、または入力される検索語の第1自動補完検索語に対する検索結果の一部を含んでよい。
【0039】
例えば、図に示すように「AAA image」が第1領域117に入力される場合、仮想キーボードの「return(または、エンター)」キーがタッチされなくても、検索エントリー領域115には、検索エンジンからの「AAA image」の検索結果に該当する少なくとも1つのイメージ(すなわち、イメージのサムネイル)が表示されてよい。または、図に示すものとは異なり、「AAA ima」のような不完全な検索語が入力される場合にも、該当の検索語「AAA ima」に対する自動補完検索語である「AAA image」の検索結果に該当する少なくとも1つのイメージが表示されてもよい。
【0040】
この場合、コンピュータシステム110は、入力された検索語に関連して予め定められたデフォルト順位に合うように検索結果を提供してよい。ここで、「AAA」は人物カテゴリであってよく、このとき、サーバ120または150またはコンピュータシステム110には、検索語が人物カテゴリに該当する場合にイメージ検索結果を優先して提供するように事前に定義されていてよい。この場合、コンピュータシステム110が第1領域117に「AAA」までしか入力していなくても、(検索結果118としてイメージを優先して提供するように定義されているため)検索エントリー領域115には「AAA image」の検索結果に該当する少なくとも1つのイメージが表示されてよい。
【0041】
このように、実施形態では、第1領域117に入力される検索語に対し、コンピュータシステム110が自動補完検索語119だけを検索エントリー領域115に提供するのではなく、入力される検索語に適した検索結果118もともに提供することができる。コンピュータシステム110は、提供された検索結果118を、ユーザの選択にしたがってチャットルーム内で共有することができる。
【0042】
したがって、実施形態では、チャットルームで提供される検索サービスの利便性と効用性を極大化することができる。
【0043】
実施形態の検索サービスを提供するコンピュータシステム110およびサーバ150の具体的な構成および動作と、チャットルームに関連して検索サービスを提供する具体的な方法については、
図2~8を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0044】
図2は、一実施形態における、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供するコンピュータシステム(ユーザ端末)およびサーバを示した図である。
【0045】
図に示したコンピュータシステム110は、
図1を参照しながら説明したユーザ端末に対応してよい。図面では、コンピュータシステム110としてスマートフォンおよびこれと類似の装置を示しているが、PC(personal computer)、ノートPC(laptop computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、タブレット(tablet)、モノのインターネット(Internet Of Things)機器、またはウェアラブルコンピュータ(wearable computer)などであってもよい。
【0046】
コンピュータシステム110は、サーバ150に対するクライアントであってよい。
【0047】
サーバ150は、メッセンジャーアプリケーションを通じてメッセージングサービスおよび/または検索サービスを提供するサーバであってよい。検索サービスを提供するサーバ150は、検索エンジンに基づき、コンピュータシステム110から受信した検索語に対する検索結果をコンピュータシステム110に提供してよい。サーバ150は、少なくとも1つのコンピュータシステムで実現されてよく、コンピュータシステム110から遠隔地に位置してよい。サーバ150は、無線(または、有線)ネットワーク170を介してコンピュータシステム110と通信してよい。
【0048】
コンピュータシステム110とサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。
【0049】
メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブなどのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータシステム110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、コンピュータシステム110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のためにコンピュータシステム110にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ150)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0050】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0051】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介してコンピュータシステム110とサーバ150が互いに通信するための機能を提供してよく、コンピュータシステム110および/またはサーバ150が他の電子機器および/または他のサーバと通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータシステム110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を介してコンピュータシステム110の通信モジュール213を通じてコンピュータシステム110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、コンピュータシステム110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0052】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、コンピュータシステム110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150と接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、コンピュータシステム110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や他の電子機器が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0053】
また、他の実施形態において、コンピュータシステム110およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータシステム110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、コンピュータシステム110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などの多様な構成要素が、コンピュータシステム110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0054】
例えば、コンピュータシステム110は、前記出力装置であるディスプレイ装置から、ユーザが入力した検索語およびメッセージを出力してよく、検索語に対する検索結果を出力してよい。ディスプレイ装置は、タッチスクリーンを含んでよい。コンピュータシステム110のユーザは、タッチスクリーンにより、チャットルームに出力されるメッセージを入力したり、チャットルームで提供される検索サービスに対する検索語を入力したりしてよい。すなわち、ディスプレイ装置は、入力装置の機能を含むように構成されてよい。ディスプレイ装置は、検索語やメッセージを入力するために使用される仮想キーボードを含んでよい。
【0055】
以下で説明するメッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供する方法は、プロセッサ212、222によって実行されてよい。メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供する方法のより具体的な内容と、コンピュータシステム110およびサーバ150のより詳細な動作および機能については、
図3~8を参照しながら詳しく説明する。
【0056】
以上、
図1を参照しながら説明した技術的特徴は、
図2に対してもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0057】
以下の詳細な説明において、コンピュータシステム110(または、ユーザ端末およびクライアント)やそこに含まれる構成、あるいはサーバ150やそこに含まれる構成によって実行される機能および/または動作は、説明の便宜上、該当の構成ではなく、コンピュータシステム110またはサーバ150によって実行されるものとして説明する。
【0058】
また、以下で説明するコンピュータシステム110が実行する動作および演算の少なくとも一部をサーバ150が実行するように実現されてもよいし、これとは反対に、サーバ150が実行する動作および演算の少なくとも一部をコンピュータシステム110が実行するように実現されてもよい。
【0059】
図3は、一実施形態における、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで検索サービスを提供する方法を示したフローチャートである。
【0060】
段階310で、コンピュータシステム110は、メッセンジャーアプリケーションに関連するチャットルームで提供される検索サービスを実行してよい。例えば、コンピュータシステム110のユーザは、チャットルームのメッセージ入力インタフェースに含まれた検索ボタンを選択して、サーバ150に検索サービスの実行を要請してよい。サーバ150は、チャットルームでのコンピュータシステム110からの要請にしたがい、チャットルームに関連して検索サービスをコンピュータシステム110に提供してよい。検索サービスとは、入力された検索語に対して検索エンジンが検索結果を提供することを意味してよい。検索サービスで提供する検索結果は、検索語に関連するウェブ文書、検索語に関連するイメージ、検索語に関連する動画、検索語に関連する映画情報、検索語に関連するTV番組情報、検索語に関連する場所情報(例えば、グルメ店情報やランドマーク情報など)、検索語に関連する公式アカウント情報(例えば、公式アカウントに対応する広告主の広告情報およびイベント情報など)、および検索語に関連する人物情報(例えば、インフルエンサー情報など)などを含んでよい。言い換えれば、検索サービスは、入力された検索語に対する多様なカテゴリ(または、ドメイン)のコンテンツを検索結果として提供してよい。
【0061】
段階320で、コンピュータシステム110は、実行された検索サービスでユーザからの検索語を受信してよい。検索語は、
図1を参照しながら説明したように、検索エントリー領域115に含まれた検索語入力ウィンドウ(第1領域)117に入力されてよい。ユーザが検索語の入力を完了してからコンピュータシステム110の仮想キーボードで「return(または、エンター)」キーをタッチすることにより、検索語に該当するクエリがサーバ150に送信されてよく、サーバ150は、該当の検索語に対する検索結果を取得してコンピュータシステム110に提供してよい。
【0062】
段階330で、コンピュータシステム110は、段階320で検索サービスに入力された検索語に基づき、検索語に対応する検索結果118と検索語の少なくとも1つの自動補完検索語119を検索エントリー領域115に表示してよい。検索結果118と自動補完検索語119は、サーバ150から提供されるものであってよい。コンピュータシステム110は、ユーザからの、検索語に対して検索結果を表示するための検索サービスに対する検索語を使用した検索要請(例えば、上述したコンピュータシステム110の仮想キーボードで「return(または、エンター)」キーをタッチする動作)がなくても、検索結果118および自動補完検索語119を検索エントリー領域115に表示(提供)してよい。言い換えれば、ユーザから個別の検索要請または検索命令が入力されなくても、コンピュータシステム110は、検索語入力ウィンドウ(第1領域)117に入力される検索語に対して、リアルタイムで(または、ほぼリアルタイムで)該当の検索語に対応する検索結果118および自動補完検索語119を検索エントリー領域115で提供してよい。
【0063】
図1に示すように、自動補完検索語119のそれぞれは、入力される検索語と一致する部分とそうでない部分が区分されて表示されてよい。
【0064】
検索エントリー領域115に表示される「検索語に対応する検索結果」は、検索語に対する検索結果(すなわち、検索エンジンに該当の検索語を入力した場合に出力される検索結果)の一部、または検索語の第1自動補完検索語に対する検索結果(すなわち、検索エンジンに該当の第1自動補完検索語を入力した場合に出力される検索結果)の一部を含んでよい。
【0065】
例えば、
図1に示すように、第1領域117に入力される検索語が「AAA image」である場合、検索エントリー領域115に表示される検索結果118は、「AAA」に対するイメージカテゴリ(または、ドメイン)の検索結果として複数のイメージを含んでよい。検索結果118として、第2領域116には、所定の数のイメージが提供されてよい。イメージは、例えば、横方向へのスワイプ入力によって第2領域116内でスクロールされてよい。検索結果118に表示されるイメージは、第1領域117に入力される検索語(例えば、「AAA」)に対する関連度によって順位化されてよい。
【0066】
検索結果118がイメージに限定されてはならず、多様なカテゴリ(または、ドメイン)としては、例えば、検索語に関連するイメージ、検索語に関連する動画、検索語に関連する映画情報、検索語に関連するTV番組情報、検索語に関連する場所情報(例えば、グルメ店情報やランドマーク情報など)、検索語に関連する公式アカウント情報(例えば、公式アカウントに対応する広告主の広告情報やイベント情報など)、または検索語に関連する人物情報(例えば、インフルエンサー情報など)のうちの少なくとも1つを含んでよい。検索エントリー領域115に表示される検索結果118は、コンテンツまたは検索結果そのものではなく、該当のコンテンツまたは検索結果のサムネイルであってよい。
【0067】
一例として、検索語として「AAAイメージ」のような検索語が入力されれば、検索結果118は「AAA」に関連するイメージを含むであろうし、検索語として「AAAビデオ」のような検索語が入力されれば、検索結果118は「AAA」に関連する動画を含むであろうし、検索語として「AAA映画」のような検索語が入力されれば、検索結果118は「AAA」に関連する映画情報を含むであろうし、検索語として「AAAレストラン」のような検索語が入力されれば、検索結果118は「AAA」に関連する場所情報としてグルメ店情報を含むであろうし、検索語として「AAA公式アカウント/OA」のような検索語が入力されれば、検索結果118は「AAA」に関連する広告情報やイベント情報を含むであろうし、検索語として「AAAインスタグラム/ブログ/ミニホームページ/フェイスブック/SNS/YouTube」のような検索語が入力されれば、検索結果118は「AAA」に関連する人物情報として「AAA」のインスタグラム(登録商標)/ブログ/ミニホームページ/facebook(登録商標)/SNS/YouTube(登録商標)で提供するコンテンツを含むであろう。
【0068】
一方、コンピュータシステム110は、第1領域117に入力される検索語が完全でない場合にも(すなわち、入力される検索語が不完全検索語(不完全クエリ)に該当する場合にも)、上述と同じように、検索結果118と少なくとも1つの自動補完検索語119を検索エントリー領域115に表示してよい。このとき、サーバ150は、入力される検索語が不完全検索語(不完全クエリ)に該当するかを判定してよく、該当の不完全クエリに対して最も適した自動補完検索語(例えば、上述した第1自動補完検索語)を決定してよい。サーバ150は、決定された第1自動補完検索語に対する検索結果が検索エントリー領域115に表示されるようにしてよい。例えば、第1領域117に入力される検索語が「AAA ima」のような不完全なクエリの場合にも、コンピュータシステム110は、「AAA ima」に対する第1自動補完検索語である「AAA image」の検索結果に該当する少なくとも1つのイメージを検索エントリー領域115に表示してよい。
【0069】
第1自動補完検索語は、検索サービスに対するユーザの検索語入力履歴に基づいて決定されてよい。サーバ150は、コンピュータシステム110のユーザまたは1以上の他のユーザによる検索語入力履歴を参照しながら、コンピュータシステム110が入力した不完全クエリに対する第1自動補完検索語を推論してよい。サーバ150は、例えば、コンピュータシステム110のユーザまたは1以上の他のユーザによる検索語入力履歴を参照して、コンピュータシステム110が入力した不完全クエリと最も一致する検索語または該当の不完全クエリを含む検索語のうちで入力の頻度が最も高いものを第1自動補完検索語として決定してよい。
【0070】
特定の検索語(例えば、「AAA image」)に対するコンピュータシステム110のユーザまたは1以上の他のユーザによる検索語入力履歴が存在しないか少ない場合には、第1領域117で特定の検索語をすべて入力した場合だけ、検索エントリー領域115に検索結果118が提供されてよく、特定の検索語(例えば、「AAA image」)に対するコンピュータシステム110のユーザまたは1以上の他のユーザによる検索語入力履歴が十分にある(すなわち、所定の量以上の)場合には、第1領域117に特定の検索語の一部だけしか入力されなくても、検索エントリー領域115に検索結果118が提供されてよい。
【0071】
例えば、検索語「AAA」またはこれに関連する検索語に対しては、サーバ150またはコンピュータシステム110から提供される検索結果の種類(カテゴリまたはドメイン)の優先順位が設定されていてよい。一例として、「AAA」が人物カテゴリに属する検索語の場合、コンピュータシステム110では、イメージを含む検索結果118を第1順位として検索エントリー領域115で提供してよい。
【0072】
第1領域117に入力される検索語が「AAA」の場合、少なくとも1つの自動補完検索語119としては、「AAA image」が優先的に(例えば、上端に)検索エントリー領域115に表示されてよい。また、イメージを含む検索結果118が自動補完検索語「AAA image」と同時に検索エントリー領域115に表示されてもよい。
【0073】
このように、コンピュータシステム110は、入力される検索語に対し、該当の検索語が属するカテゴリに対して予め設定された種類の検索結果を検索エントリー領域115に表示することができる。
【0074】
検索語が属するカテゴリ(例えば、人物、映画、TV番組、場所、スポーツなど)は、コンピュータシステム110またはサーバ150で予め定義されていてよい。また、コンピュータシステム110またはサーバ150には、検索語が属するカテゴリにより、どの種類の検索結果118を検索エントリー領域115に表示するか、検索語に対してどの自動補完検索語119を検索エントリー領域115に表示するかが予め定義されていてよい。
【0075】
例えば、コンピュータシステム110が検索語「AAA」を入力する場合、「ima・・・」のような追加の内容が入力される前であっても、サーバ150は、検索語「AAA」が属するカテゴリを識別してよい。これにより、検索語「AAA」に対応する種類の検索結果118を決定して検索エントリー領域115に表示されるようにしてよい。同じように、サーバ150は、「AAA」が属するカテゴリによって「AAA」の少なくとも1つの自動補完検索語119を決定して検索エントリー領域115に表示されるようにしてよい。一例として、入力される検索語が「人物」カテゴリに属するものであれば、検索エントリー領域115に表示される検索結果118はイメージを含んでもよく、入力される検索語が「スポーツ」カテゴリに属するものであれば、検索エントリー領域115に表示される検索結果118は動画を含んでもよい。
【0076】
検索エントリー領域115に表示される検索結果118の種類は、(検索語のカテゴリではなく)入力される検索語そのものに対して予め設定(定義)されていてもよい。このような場合には、検索語のカテゴリを決定するサーバ150(または、コンピュータシステム110)の動作は実行されなくてよい。
【0077】
検索語(または、検索語のカテゴリ)に基づいて検索エントリー領域115に表示される検索結果118の種類は、検索サービスにおける該当の検索語(または、検索語のカテゴリ)に対する過去の検索履歴に基づいて決定されてよい。例えば、前記検索語(または、前記検索語のカテゴリ)に対して最も多く選択された検索結果の種類または検索サービスで最も多く表示される検索結果の種類が、検索エントリー領域115に表示される検索結果118の種類として決定されてよい。検索エントリー領域115に表示される検索結果118の種類を決定するために使用される検索履歴は、コンピュータシステム110のユーザ個人の検索履歴であってよい。または、このような検索履歴は、検索サービスを使用する多数のユーザの検索履歴を含んでよい。
【0078】
一方、検索語のカテゴリは、検索サービスでの検索履歴、サーバ150またはコンピュータシステム110に予め定義された情報、および該当の検索語の含む単語が含まれたウェブ文書(例えば、ニュースなど)をパースした結果のうちの少なくとも1つに基づいて決定されてよい。
【0079】
これにより、実施形態では、検索語を入力するときに、検索語から得ようとする検索結果の種類(ドメインまたはカテゴリなど)を具体的に特定しなくても、該当の検索語や検索語が属するカテゴリに適した検索結果118が検索エントリー領域115に表示されるようにすることができる。
【0080】
したがって、実施形態では、検索サービスの使用の利便性を高めることができる。
【0081】
図1を参照しながら説明したように、検索エントリー領域115は、チャットルームによる検索サービスの実行によってチャットルームにオーバレイで表示されてよい。検索エントリー領域115は、図に示したものとは異なり、(チャットルームで送受信されたメッセージ表示の妨害を最小化するために)所定の透明度を有して表示されてもよい。検索エントリー領域115は、検索語の入力のための第1領域117と、検索語に対応する検索結果118と自動補完検索語119を表示するための第2領域116を含んで構成されてよい。
図1に示すように、第2領域116の上端に検索語に対応する検索結果118が表示され、検索結果118の下に自動補完検索語119が表示されてよい。図に示すものとは異なり、実施例によっては、検索エントリー領域115は、コンピュータシステム110の画面の上端や右側(または、左側)に配置されてもよい。
【0082】
一方、コンピュータシステム110は、検索サービスに入力される検索語(すなわち、第1領域117に入力される検索語)が変化することにより、変化する検索語に対応する更新された検索結果と、変化する検索語の少なくとも1つの更新された自動補完検索語を検索エントリー領域115に表示してよい。言い換えれば、コンピュータシステム110は、入力によって変化する検索語に対して適応的に、検索エントリー領域115に表示される検索語に対応する検索結果および自動補完検索語をリアルタイムで(または、ほぼリアルタイムで)更新してよい。例えば、検索語として「AAA image」が入力されている場合には、「AAA」の一般的なイメージ(イメージカテゴリの検索結果に該当するイメージ)が検索エントリー領域115に表示され、追加の入力によって検索語が「XAA image」および「AAA image background」などに変更された場合には、変更された検索語に対応する検索結果が更新された検索結果として検索エントリー領域115に表示されてよい。
【0083】
段階342で、コンピュータシステム110は、検索エントリー領域115に表示された検索語に対応する検索結果118のうちの選択された検索結果をチャットルームで共有してよい。コンピュータシステム110は、検索エントリー領域115に表示された検索結果118のうちでユーザが選択したもの(例えば、共有しようとするイメージ/コンテンツをタッチすることによって選択したもの)をチャットルーム内で共有してよい。検索結果118をチャットルームで共有する方法については、
図4および
図5を参照しながらより詳しく説明する。
【0084】
段階344で、コンピュータシステム110は、検索エントリー領域115に表示された自動補完検索語119に対する選択が受信されることにより、選択された自動補完検索語に対する検索結果を提供してよい。例えば、ユーザが、検索エントリー領域115に表示された自動補完検索語119のうちの1つをタッチした場合、これにしたがい、検索サービスの検索エンジンによって選択された自動補完検索語に対する検索結果がコンピュータシステム110に提供されてよい。検索結果は、ポップアップウィンドウの形態でメッセンジャーアプリケーション(例えば、チャットルーム)にオーバレイで表示されてよい。検索結果が表示されるポップアップウィンドウでは、チャットルーム内で該当の検索結果を共有するためのユーザインタフェース(例えば、共有するボタン)を提供してよく、このようなユーザインタフェースが選択されることによってチャットルームで検索結果が共有されてよい。
【0085】
一方、コンピュータシステム110は、ユーザが入力を完了した検索語に対する検索要請にしたがい、該当の検索語に対する検索結果を表示してよい。例えば、コンピュータシステム110は、検索語が入力されてから仮想キーボードで「return(または、エンター)」キーがタッチされる場合、検索サービスの検索エンジンから提供される該当の検索語に対する検索結果を表示してよい。検索結果は、ポップアップウィンドウの形態でメッセンジャーアプリケーション(例えば、チャットルーム)にオーバレイで表示されてよい。検索結果が表示されるポップアップウィンドウでは、チャットルーム内で該当の検索結果を共有するためのユーザインタフェース(例えば、共有するボタン)を提供してよく、このようなユーザインタフェースが選択されることによってチャットルームで検索結果が共有されてよい。
【0086】
また、実施形態では、段階315で、コンピュータシステム110が検索サービスを実行して検索サービスに(すなわち、第1領域117に)検索語を入力する前に、検索エントリー領域115に推薦コンテンツを表示してよい。表示される推薦コンテンツは、サーバ150から提供されるものであってよい。すなわち、実施形態では、検索語が入力される前に、ユーザが関心を示すと思われるコンテンツが検索エントリー領域115に表示されてよい。コンピュータシステム110は、ユーザの選択により、推薦コンテンツに関する詳細情報をポップアップウィンドウで提供してよい。ポップアップウィンドウは、メッセンジャーアプリケーション(例えば、チャットルーム)にオーバレイで表示されてよい。ポップアップウィンドウは、チャットルーム内で該当の推薦コンテンツ(または、その詳細情報)を共有するためのユーザインタフェース(例えば、共有するボタン)を提供してよく、このようなユーザインタフェースが選択されることにより、チャットルームで推薦コンテンツ(または、その詳細情報)が共有されてよい。
【0087】
検索サービスに(すなわち、第1領域117に)検索語が入力されることにより、コンピュータシステム110は、推薦コンテンツの代りに、該当の検索語に対応する検索結果118と自動補完検索語119を検索エントリー領域115に表示してよい。
【0088】
検索エントリー領域115で推薦コンテンツを提供する具体的な方法については、
図7を参照しながらより詳しく説明する。
【0089】
以上、
図1および
図2を参照しながら説明した技術的特徴は、
図3に対してもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0090】
以下では、
図4および
図5を参照しながら、検索エントリー領域115に表示された検索結果118のうちでユーザが選択した検索結果をチャットルームで共有する方法について説明する。
【0091】
図4は、一例として、検索エントリー領域に表示された検索結果をチャットルームで共有する方法を示したフローチャートである。
図5は、一例として、検索エントリー領域に表示された検索結果をチャットルームで共有する方法を示した図である。
図5は、上述したコンピュータシステム110で実行されるメッセンジャーアプリケーションの画面を示した図である。
【0092】
段階410で、コンピュータシステム110は、(第1領域117に入力される)検索語に対応する検索結果118のうちの少なくとも1つのコンテンツに対する選択を受信してよい。例えば、ユーザは、検索結果118として表示されるイメージ(サムネイル)のうちチャットルームで共有しようとする少なくとも1つのイメージを選択(タッチ)してよい。
【0093】
段階420で、コンピュータシステム110は、選択されたコンテンツを共有対象コンテンツ510として識別してよい。サーバ150は、コンピュータシステム110との通信により、選択されたコンテンツが共有対象コンテンツ510となったことを識別してよい。
【0094】
段階430で、コンピュータシステム110は、共有対象コンテンツ510を検索語に対応する検索結果118のうちの他のコンテンツと区分して表示してよい。すなわち、共有対象コンテンツ510と検索結果118に含まれた残りのコンテンツを視覚的に区分してよい。例えば、共有対象コンテンツ510は、他のコンテンツに比べて暗く表示されてよい。また、共有対象コンテンツ510は、図に示すようなインジケータ520を含んで表示されてよい。インジケータ520は、図に示すように紙飛行機マークのイメージであってよい。これにより、ユーザは、インジケータ520によって共有対象コンテンツ510であることを容易に識別することができる。
【0095】
段階440で、コンピュータシステム110は、区分して表示された共有対象コンテンツ510に対する選択を受信してよい。例えば、ユーザは、共有対象コンテンツ510をタッチするかインジケータ520をタッチすることにより、共有対象コンテンツ510を選択してよい。
【0096】
段階450で、コンピュータシステム110は、区分して表示された共有対象コンテンツ510に対する選択が受信されることにより、選択された共有対象コンテンツ510をチャットルームで共有してよい。
【0097】
チャットルームで共有されるコンテンツ530の一例は、
図5に示すとおりである。
【0098】
実施形態によると、コンピュータシステム110のユーザが、検索エントリー領域115に表示された検索結果118に含まれたイメージのうちで共有しようとするイメージをタッチすると、タッチされたイメージは共有対象イメージ510として識別され、視覚的に区分されて表示されるようになる。ユーザは、共有対象イメージ510をもう一度タッチすることにより(または、インジケータ520をタッチすることにより)、共有対象イメージ510をチャットルームで共有することができる。共有されたコンテンツ530は、チャットルーム内でメッセージのような形態で表示されてよい。
【0099】
以上、
図1~3を参照しながら説明した技術的特徴は、
図4および
図5に対してもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0100】
図6~8は、一例として、検索エントリー領域に検索結果およびコンテンツを表示する方法を示した図である。
【0101】
上述したように、検索エントリー領域115に提供される検索語に対応する検索結果118は、サーバ150から提供されてよい。
【0102】
検索サービスを提供するサーバ150では、入力される検索語および/または該当の検索語の自動補完検索語に対する検索結果がモデリングされていてよい。すなわち、検索語と該当の検索語に対応する検索結果は、サーバ150でインデキシングされていてよい。検索結果とインデキシングされる検索語は、キーワードの組み合わせであってよい。サーバ150に関連するデータベースは、検索語のそれぞれに対して、各検索語にマッピング(または、インデキシング)される検索結果に関する情報を格納していてよい。
【0103】
サーバ150は、このようなモデリングされた検索結果の少なくとも一部を、検索エントリー領域115に表示される検索結果としてコンピュータシステム110に提供してよい。例えば、検索エントリー領域115に表示される検索語に対応する検索結果118は、サーバ150で該当の検索語に対してモデリングされた検索結果の一部として、そのプレビューに該当してよい。
【0104】
このように、上述した第1領域117に入力される検索語に対応する検索結果118は、検索サービスを提供するサーバ150で該当の検索語または検索語の自動補完検索語に対する検索結果としてモデリングされた検索結果を含んでよい。
【0105】
これに関して、
図6は、一例として、検索エントリー領域115に、(モデリングされた検索結果に該当する)検索結果118としてのコンテンツ610~640と、入力された検索語の自動補完検索語を表示する方法を示した図である。
【0106】
図に示すように、入力された検索語「BBB」に対応する検索結果118は、場所情報として、グルメ店情報610、映画情報620、人物情報630(インフルエンサー情報)、または公式アカウント情報640などの多様なメッセンジャーサービス情報との連係を少なくとも1つ含んでよい。検索エントリー領域115には、多様なカテゴリ(ドメイン)のうちで特定のカテゴリに該当する検索結果118が表示されてもよいし、2つ以上のカテゴリ(ドメイン)に該当する検索結果118が表示されてもよい。
【0107】
検索エントリー領域115に表示される検索結果118のカテゴリは、入力される検索語の属性および/またはチャットルームに関連する情報に基づいて決定されてよい。
【0108】
検索語の属性に関連して、例えば、検索語が「イメージ」または「動画」のような特定のカテゴリを示すキーワードを含む場合、該当のカテゴリに対応する検索結果118が検索エントリー領域115に表示されてよい。または、入力される検索語が衆議的な意味を有する場合、サーバ150は、検索語入力履歴を参照して(例えば、より多い頻度で選択された検索結果に該当する意味として)入力される検索語の意味を決定してよく、該当の意味(例えば、映画のタイトル、場所名、人物名、会社名など)に関連する検索結果が検索語に対応する検索結果118として検索エントリー領域115に表示されるようにしてよい。
【0109】
チャットルームに関連する情報に関連して、検索語に対応する検索結果118は、検索語またはその自動補完検索語に対する検索結果として、チャットルームに関連する情報がさらに考慮された検索結果を含んでよい。このとき、チャットルームとは、検索サービスが実行されたチャットルームを意味してよい。チャットルームに関連する情報は、チャットルームのテーマ、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、またはチャットルームに参加しているユーザの位置のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0110】
チャットルームがオープンチャットチャットルームやグループチャットルームである場合、チャットルームのテーマは、チャットルームの生成時にチャットルーム生成者によって設定されてよい。または、チャットルームのテーマは、チャットルームのタイトルから決定されてもよいし、チャットルームで送受信されたメッセージに含まれたキーワードが分析されることによって決定されてもよい。例えば、チャットルームで送受信されたメッセージが「歌手A」に関するものである場合、該当のチャットルームのテーマとして「歌手A」が決定されてよい。このとき、チャットルームのテーマの決定は、サーバ150によって実行されてよい。検索エントリー領域115に表示される検索結果119は、このようなチャットルームのテーマをさらに反映してよい。例えば、入力される検索語が「Aイメージ」であり、チャットルームのテーマが歌手Aである場合、検索エントリー領域115に表示される検索結果119は歌手Aのイメージを含んでよい。また、チャットルームで送受信されたメッセージが「スポーツ」であり「野球」に関するものである場合、該当のチャットルームのテーマとして「野球」が決定されてよい。このとき、検索エントリー領域115に表示される検索結果118として、特定の時点に中継されるライブ視聴画面が提供されてよい。
【0111】
また、検索エントリー領域115に表示される検索結果119は、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワードをさらに反映してよい。例えば、チャットルームで送受信されたメッセージに含まれたキーワードの頻度を分析した結果により、チャットルームで歌手または音楽について論議されていると判定された場合に、入力される検索語が「Aイメージ」の場合の検索結果119は、歌手Aのイメージを含んでよい。または、検索結果119は、検索サービスの実行直前に送信または受信されたメッセージの内容を反映してもよい。例えば、検索サービスの実行直前に送信または受信されたメッセージが「グルメ店」に関するものである場合、入力される検索語に関連する飲食店に関する情報(すなわち、グルメ店情報)が検索結果119として提供されてよい。
【0112】
また、検索エントリー領域115に表示される検索結果119は、チャットルームに参加しているユーザの位置をさらに反映してよい。例えば、チャットルームに参加しているユーザ(一例として、検索サービスを実行したユーザ)の位置が「江南区」である場合に、入力される検索語が「A」の場合、江南区に位置する場所(グルメ店など)Aに関する情報が検索結果119として提供されてよい(すなわち、ユーザが位置する行政区域内の場所情報が検索結果119として提供される)。または、ユーザの位置の周辺に位置する場所(グルメ店など)Aに関する情報が検索結果119として提供されてよい。
【0113】
また、検索エントリー領域115に表示される検索結果119は、検索サービスを実行したユーザの情報をさらに反映してよい。ユーザの情報は、ユーザが予め設定するか、ユーザの検索語入力履歴や検索結果選択履歴などから把握されたユーザの関心情報、ユーザの年齢情報、またはユーザの位置情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。したがって、検索サービスを実行したユーザについてより関連性の高い検索結果119が検索エントリー領域115で提供されてよい。
【0114】
また、検索エントリー領域115に表示される検索結果119は、検索サービスにおけるイシュー情報をさらに反映してよい。イシュー情報は、検索サービスにおいて現在イシューとなっているテーマを含んでよい。イシュー情報は、所定の期間内にユーザが検索サービスに入力した検索語および/またはユーザが選択した検索結果に基づいて決定されてよい。または、イシュー情報は、ニュース(速報、多く閲覧されたニュースなど)に基づいて決定されてもよい。または、イシュー情報は、急上昇検索語、ホットトピックキーワードなどに基づいて決定されてもよい。したがって、現在のイシューが適切に反映された検索結果119を検索エントリー領域115で提供することができる。
【0115】
一方、検索エントリー領域115に表示される検索結果(サーバ150でモデリングされた検索結果)118は、第1領域117に入力される検索語またはその自動補完検索語とは異なる検索語が組み合わされた検索語に対する検索結果を含んでよい。他の検索語は、コンピュータシステム110のユーザが入力する検索語ではないが、サーバ150が検索結果118を提供するにあたり追加で考慮する検索語であってよい。
【0116】
このような他の検索語は、ユーザ(コンピュータシステム110のユーザまたは検索サービスを利用する1以上の他のユーザ)が、該当の検索語またはその自動補完検索語とともに検索サービスに入力した他の検索語の検索語入力履歴に基づいて決定されてよい。例えば、コンピュータシステム110のユーザが検索語とともに組み合わせて入力した履歴のある(または、所定の頻度以上入力した)検索語が前記他の検索語として決定されるか、他のユーザによって検索語とともに組み合わせて入力された頻度が高い(または、所定の頻度以上入力された)検索語が前記他の検索語として決定されてよい。例えば、サーバ150は、検索語入力履歴を分析した結果検索語として「AAA」を入力する場合に「歌手」がともに入力される頻度が多い場合、「歌手」を前記他の検索語として決定してよく、検索語として「AAA」だけが入力されたとしても、検索エントリー領域115に「AAA歌手」に対する検索結果が表示されるようにしてよい。
【0117】
または、前記他の検索語は、入力される検索語またはその自動補完検索語に関連するニュース(例えば、速報、多く閲覧されたニュースなど)、または検索サービスが提供するイシュー情報に基づいて決定されてよい。イシュー情報については、上述した内容と同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。例えば、サーバ150は、入力される検索語「AAA」に関連してニュースおよび/またはイシュー情報を分析し、分析によって「熱愛説」のようなキーワードを前記他の検索語として決定してよい。このとき、サーバ150は、検索語として「AAA」だけが入力されたとしても、検索エントリー領域115に「AAA熱愛説」に対する検索結果が表示されるようにしてよい。または、入力された検索語に関連するニュースを検索するために、他のユーザが入力した検索語に基づいて前記他の検索語が決定されてよい。
【0118】
または、前記他の検索語は、チャットルームに関連する情報に基づいて決定されてよい。このとき、チャットルームとは、検索サービスが実行されたチャットルームを意味してよい。チャットルームに関連する情報は、チャットルームのテーマ、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、またはチャットルームに参加しているユーザの位置のうちの少なくとも1つを含んでよい。チャットルームに関連する情報については、上述した内容が同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。例えば、前記他の検索語は、チャットルームに関連する情報に基づいて決定された推薦キーワード、チャットルームで送受信されたメッセージで所定の頻度以上で使用されたキーワード、検索サービスが実行される直前に送受信されたメッセージに含まれたキーワード、またはチャットルームのテーマを示すキーワードなどが決定されてよい。
【0119】
または、前記他の検索語は、検索サービスを実行したユーザの情報に基づいて決定されてよい。ユーザの情報については、上述した内容が同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0120】
これに関して、
図8では、第1領域117に入力される検索語とは異なる検索語が組み合わされた検索語に対する検索結果810、820を検索エントリー領域115で提供する方法を示している。
【0121】
図に示すように、入力された検索語「BBB」に対応する検索結果118は、例えば、他の検索語CCCがともに考慮されたコンテンツ810を含んでよい。このとき、「BBB」と組み合わされる他の検索語は「CCC」となってよい。コンテンツ810は、例えば、人物「BBB」と(ニュースまたはイシュー情報によって「BBB」に関連する人物であると判断された)人物「CCC」がともに含まれるイメージであってよい。
【0122】
また、入力された検索語「BBB」に対応する検索結果118は、特定のドメイン「D」の「BBB」に関連するコンテンツ820を含んでよい。このとき、「BBB」と組み合わされる他の検索語は、「(カテゴリまたはドメイン)D」となってよい。
【0123】
したがって、実施形態では、ユーザの情報やチャットルーム、または現在のイシューが適切に反映された検索結果119を検索エントリー領域115で提供することができる。
【0124】
以下では、上述した段階315である、推薦コンテンツを検索エントリー領域115で提供する方法について、
図7を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0125】
上述したように、コンピュータシステム110は、検索サービスが実行されて検索サービスに検索語が入力される前に、検索エントリー領域115に推薦コンテンツを表示してよい。
【0126】
このような推薦コンテンツは、チャットルームのテーマ、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワード、またはチャットルームに参加しているユーザの位置のうちの少なくとも1つを含むチャットルームに関連する情報に基づいて決定されてよい。チャットルームに関連する情報については、上述した内容を同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0127】
また、このような推薦コンテンツは、上述したイシュー情報および/またはユーザの情報に基づいて決定されてよい。イシュー情報およびユーザの情報については、上述した内容を同じように適用可能であるため、重複する説明は略する。
【0128】
例えば、検索エントリー領域115に表示される推薦コンテンツは、チャットルームに参加しているユーザ(例えば、検索サービスを実行したユーザ)の位置に基づいて決定された場所に関する場所情報(一例として、グルメ店情報710)、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて決定されたキーワードに基づいて決定された推薦検索語(一例として、推薦検索語740)、またはチャットルームのテーマに基づいて決定された推薦検索語のうちの少なくとも1つを含んでよい。推薦検索語740は、検索サービスにおけるリアルタイム検索語のうちで上位に位置する所定の数の検索語や、ホットイシュー検索語を含んでもよい。
【0129】
一例として、推薦コンテンツは、把握されたユーザの位置に対し、ユーザの位置周辺の場所に関する情報(例えば、グルメ店情報)を含むか、該当の場所に関連する推薦検索語を含んでよい。推薦の対象となる場所は、サーバ150によって決定されてよく、メッセンジャーアプリケーションでユーザが所定の頻度以上言及または共有した場所であるか、TV番組で言及された場所であってよい。
【0130】
また、推薦コンテンツは、現在ニュースまたはイシューになっている対象に関する情報を含むコンテンツ720を含んでよい。
【0131】
また、推薦コンテンツは、ユーザの関心情報に基づき、人物情報として、ユーザに関連する人物情報(例えば、友達情報)やインフルエンサー情報を含んでもよい。人物情報は、該当の人物のインスタグラム(登録商標)/ブログ/ミニホームページ/facebook(登録商標)/SNS/YouTube(登録商標)で提供するコンテンツを含んでよい。
【0132】
また、推薦コンテンツは、チャットルームに参加している少なくとも1人のユーザ(例えば、検索サービスを実行したユーザ)が参加することが可能な参加型コンテンツ730を含んでよい。このような参加型コンテンツ730は、ユーザがプレイすることが可能なゲームコンテンツ、ユーザが参加することが可能なアンケート調査、またはユーザが参加することが可能なテストコンテンツ(例えば、心理テストなど)を含んでよい。
【0133】
参加型コンテンツ730は、ユーザの選択にしたがい、コンピュータシステム110によってチャットルーム内でまたはチャットルームにオーバレイで表示されたポップアップウィンドウ内で実行されてよい。
【0134】
したがって、実施形態では、検索サービスは実行されたが検索語が入力されない状態でも、検索エントリー領域115で適切な推薦コンテンツを提供することができる。ユーザは、このような推薦コンテンツにより、検索語に対するヒントを得たり、現在ニュースまたはイシューになっている事項を容易に把握したり、参加型コンテンツ730を利用してチャットルーム内で娯楽を楽しんだりすることができる。
【0135】
以上、
図1~5を参照しながら説明した技術的特徴は、
図6~8に対してもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0136】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0137】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0138】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられてよい。
【0139】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0140】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0141】
110:コンピュータシステム
115:検索エントリー領域
116:第2領域
117:第1領域
118:検索結果
119:自動補完検索語
120:検索サービス提供サーバ
130:メッセージングサービス提供サーバ
150:サーバ
170:ネットワーク
211、221:メモリ
212、222:プロセッサ
213、223:通信モジュール
214、224:入力/出力インタフェース
215:入力/出力装置
510:共有対象コンテンツ
520:インジケータ
530:共有されるコンテンツ
610、620、630、640:検索結果としてのコンテンツ
710、720、730、740:推薦コンテンツ
810、820:検索結果としてのコンテンツ