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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022108303
(43)【公開日】2022-07-26
(54)【発明の名称】折り畳み式シェード
(51)【国際特許分類】
   E04H 15/50 20060101AFI20220719BHJP
   E04F 10/00 20060101ALI20220719BHJP
【FI】
E04H15/50
E04F10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021003190
(22)【出願日】2021-01-13
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載年月日 令和2年10月15日 掲載アドレス https://www.youtube.com/watch?v=TQC5m8HOcB 公開者 日栄鋼材株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】500203846
【氏名又は名称】日栄鋼材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108442
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 義孝
(72)【発明者】
【氏名】菅沼 忠之
(72)【発明者】
【氏名】刈谷 俊人
【テーマコード(参考)】
2E105
2E141
【Fターム(参考)】
2E105AA01
2E105BB01
2E105CC03
2E105DD01
2E105FF01
2E105FF02
2E105GG11
2E105GG23
2E141AA09
2E141BB01
2E141CC01
2E141DD02
2E141DD11
2E141DD22
2E141DD24
2E141DD28
2E141EE02
(57)【要約】
【課題】コンパクトに折り畳んだ状態で任意の場所に搬送することができ、搬送した場所において所定容積の日よけスペースを速やかに作ることができる折り畳み式シェードを提供することにある。
【解決手段】折り畳み式シェード10は、第1側部フレーム14が底部フレーム12に対して旋回することで底部フレーム12から上方へ起立し、第2側部フレーム15が底部フレーム12に対して旋回することで底部フレーム12から上方へ起立し、第3側部フレーム16が頂部フレーム13及び第1側部フレーム14に対して旋回することで第1側部フレーム14から上方へ起立し、第4側部フレーム17が頂部フレーム13及び第2側部フレーム15に対して旋回することで第2側部フレーム15から上方へ起立し、組み立てた状態で底部フレーム12及び頂部フレーム13並びに第1~第4側部フレーム14~17に囲繞された所定容積の日よけスペース11が画成される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定面積の日よけ部材を備えた搬送可能な折り畳み式シェードにおいて、
前記折り畳み式シェードが、底部フレームと、前記底部フレームから上方へ離間対向して前記日よけ部材が取り付けられた頂部フレームと、前記底部フレームに旋回可能に連結され、幅方向内方へ折り畳まれて該底部フレームに重なる第1側部フレームと、前記底部フレームに旋回可能に連結されて前記第1側部フレームから幅方向へ離間対向し、幅方向内方へ折り畳まれて該底部フレームに重なる第2側部フレームと、前記頂部フレーム及び前記第1側部フレームの間に位置して該頂部フレーム及び該第1側部フレームに旋回可能に連結され、幅方向内方へ折り畳まれて該頂部フレーム及び該第1側部フレームに重なる第3側部フレームと、前記頂部フレーム及び前記第2側部フレームの間に位置し、該頂部フレーム及び該第2側部フレームに旋回可能に連結されて前記第3側部フレームから幅方向へ離間対向し、幅方向内方へ折り畳まれて該頂部フレーム及び該第2側部フレームに重なる第4側部フレームとから形成され、
前記第1側部フレームが、前記底部フレームに対して旋回することで該底部フレームから上方へ起立し、前記第2側部フレームが、前記底部フレームに対して旋回することで該底部フレームから上方へ起立し、前記第3側部フレームが、前記頂部フレーム及び前記第1側部フレームに対して旋回することで該第1側部フレームから上方へ起立し、前記第4側部フレームが、前記頂部フレーム及び前記第2側部フレームに対して旋回することで該第2側部フレームから上方へ起立し、組み立てた状態で前記底部フレーム及び前記頂部フレーム並びに前記第1~第4側部フレームに囲繞された所定容積の日よけスペースが画成されることを特徴とする折り畳み式シェード。
【請求項2】
前記底部フレームが、幅方向へ延びる底部第1ロッドと、前記底部第1ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びる底部第2ロッドと、前記底部第1及び第2ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びる底部第3ロッドと、前記底部第1及び第2ロッドの他方の端部に繋がり、前記底部第3ロッドから幅方向へ離間対向して前後方向へ延びる底部第4ロッドとから形成され、前記頂部フレームが、幅方向へ延びる頂部第1ロッドと、前記頂部第1ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びる頂部第2ロッドと、前記頂部第1及び第2ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びる頂部第3ロッドと、前記頂部第1及び第2ロッドの他方の端部に繋がり、前記頂部第3ロッドから幅方向へ離間対向して前後方向へ延びる頂部第4ロッドとから形成され、
幅方向内方へ折り畳まれた前記第1側部フレームが、幅方向へ延びていて前記底部第1ロッドの半分に重なる側部第1ロッドと、前記側部第1ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて前記底部第2ロッドの半分に重なる側部第2ロッドと、前記側部第1及び第2ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記底部第3ロッドに旋回可能に連結された側部第3ロッドと、前記側部第1及び第2ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記側部第3ロッドから幅方向へ離間対向する側部第4ロッドとから形成され、
幅方向内方へ折り畳まれた前記第2側部フレームが、幅方向へ延びていて前記底部第1ロッドの残余の半分に重なる側部第5ロッドと、前記側部第5ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて前記底部第2ロッドの残余の半分に重なる側部第6ロッドと、前記側部第5及び第6ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記底部第4ロッドに旋回可能に連結された側部第7ロッドと、前記側部第5及び第6ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記側部第7ロッドから幅方向へ離間対向する側部第8ロッドとから形成され、
幅方向内方へ折り畳まれた前記第3側部フレームが、幅方向へ延びていて前記側部第1ロッドに重なる側部第9ロッドと、前記側部第9ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて前記側部第2ロッドに重なる側部第10ロッドと、前記側部第9及び第10ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記側部第3ロッドに旋回可能に連結された側部第11ロッドと、前記側部第9及び第10ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記側部第11ロッドから幅方向へ離間対向して前記頂部第3ロッドに旋回可能に連結された側部第12ロッドとから形成され、
幅方向内方へ折り畳まれた前記第4側部フレームが、幅方向へ延びていて前記側部第5ロッドに重なる側部第13ロッドと、前記側部第13ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて前記側部第6ロッドに重なる側部第14ロッドと、前記側部第13及び第14ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記側部第7ロッドに旋回可能に連結された側部第15ロッドと、前記側部第13及び第14ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて前記側部第15ロッドから幅方向へ離間対向して前記頂部第4ロッドに旋回可能に連結された側部第16ロッドとから形成され、
前記第1側部フレームの側部第3ロッドが、前記底部フレームの底部第3ロッドに対して旋回することで、前記第1側部フレームの側部第1及び第2ロッドが、前記底部フレームの底部第3ロッドから上方へ起立し、前記第3側部フレームの側部第11ロッドが、前記第1側部フレームの側部第4ロッドに対して旋回し、前記第3側部フレームの側部第12ロッドが、前記頂部フレームの頂部第3ロッドに対して旋回することで、前記第3側部フレームの側部第9及び第10ロッドが、前記第1側部フレームの側部第4ロッドから上方へ起立し、
前記第2側部フレームの側部第7ロッドが、前記底部フレームの底部第4ロッドに対して旋回することで、前記第2側部フレームの側部第5及び第6ロッドが、前記底部フレームの底部第4ロッドから上方へ起立し、前記第4側部フレームの側部第15ロッドが、前記第2側部フレームの側部第8ロッドに対して旋回し、前記第4側部フレームの側部第16ロッドが、前記頂部フレームの頂部第4ロッドに対して旋回することで、前記第4側部フレームの側部第13及び第14ロッドが、前記第2側部フレームの側部第8ロッドから上方へ起立する請求項1に記載の折り畳み式シェード。
【請求項3】
前記頂部フレームが、前記頂部第1ロッドの上方に位置して幅方向へ延びる頂部第5ロッドと、前記頂部第2ロッドの上方に位置して幅方向へ延びる頂部第6ロッドと、前記頂部第3ロッドの上方に位置して前後方向へ延びる頂部第7ロッドと、前記頂部第4ロッドの上方に位置して前後方向へ延びる頂部第8ロッドと、前記第1頂部ロッド及び前記第5頂部ロッドの一方の端部どうしを繋ぐとともに前記第3頂部ロッド及び前記第7頂部ロッドの一方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第1ロッドと、前記第1頂部ロッド及び前記第5頂部ロッドの他方の端部どうしを繋ぐとともに前記第4頂部ロッド及び前記第8頂部ロッドの一方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第2ロッドと、前記第2頂部ロッド及び前記第6頂部ロッドの一方の端部どうしを繋ぐとともに前記第3頂部ロッド及び前記第7頂部ロッドの他方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第3ロッドと、前記第2頂部ロッド及び前記第6頂部ロッドの他方の端部どうしを繋ぐとともに前記第4頂部ロッド及び前記第8頂部ロッドの他方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第4ロッドとを含み、前記日よけ部材が、前記頂部フレームの第1~第4頂部ロッドに架け渡され、又は、前記頂部フレームの第5~第8頂部ロッドに架け渡されている請求項2に記載の折り畳み式シェード。
【請求項4】
前記折り畳み式シェードが、前記第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態で、前記底部第1ロッド又は前記底部第3ロッドに固定された固定プレート及び前記連結第1ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第1支持アングルと、前記底部第1ロッド又は前記底部第4ロッドに固定された固定プレート及び前記連結第2ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第2支持アングルと、前記底部第2ロッド又は前記底部第3ロッドに固定された固定プレート及び前記連結第3ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第3支持アングルと、前記底部第2ロッド又は前記底部第4ロッドに固定された固定プレート及び前記連結第4ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第4支持アングルとを含み、
前記第1~第4側部フレームが上方へ起立して前記日よけスペースが画成された状態で、前記L型第1支持アングルの固定プレートが前記底部第1ロッド又は前記底部第4ロッドに固定された状態で該L型第1支持アングルの連結プレートが前記側部第1ロッドに連結され、前記L型第2支持アングルの固定プレートが前記底部第1ロッド又は前記底部第4ロッドに固定された状態で該L型第2支持アングルの連結プレートが前記側部第5ロッドに連結され、前記L型第3支持アングルの固定プレートが前記底部第2ロッド又は前記底部第3ロッドに固定された状態で該L型第3支持アングルの連結プレートが前記側部第2ロッドに連結され、前記L型第4支持アングルの固定プレートが前記底部第2ロッド又は前記底部第4ロッドに固定された状態で該L型第4支持アングルの連結プレートが前記側部第6ロッドに連結される請求項3に記載の折り畳み式シェード。
【請求項5】
前記折り畳み式シェードが、前記第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態で、前記側部第1ロッド又は前記側部第9ロッドに回転可能に連結された短冊型第1支持プレートと、前記側部第5ロッド又は前記側部第13ロッドに回可能に連結された短冊型第2支持プレートと、前記側部第2ロッド又は前記側部第10ロッドに回転可能に連結された短冊型第3支持プレートと、前記側部第6ロッド又は前記側部第14ロッドに回転可能に連結された短冊型第4支持プレートとを含み、
前記第1~第4側部フレームが上方へ起立して前記日よけスペースが画成された状態で、前記短冊型第1支持プレートが前記側部第1ロッド及び前記側部第9ロッドに連結され、前記短冊型第2支持プレートが前記側部第5ロッド及び前記側部第13ロッドに連結され、前記短冊型第3支持プレートが前記側部第2ロッド及び前記側部第10ロッドに連結され、前記短冊型第4支持プレートが前記側部第6ロッド及び前記側部第14ロッドに連結される請求項2ないし請求項4いずれかに記載の折り畳み式シェード。
【請求項6】
前記折り畳み式シェードが、前記側部第9ロッドに連結された一端部及び前記連結第1ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から前記第3側部フレームの起立を助勢する第1スプリングダンパーと、前記側部第13ロッドに連結された一端部及び前記連結第2ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から前記第4側部フレームの起立を助勢する第2スプリングダンパーと、前記側部第10ロッドに連結された一端部及び前記連結第3ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から前記第3側部フレームの起立を助勢する第3スプリングダンパーと、前記側部第14ロッドに連結された一端部及び前記連結第4ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から前記第4側部フレームの起立を助勢する第4スプリングダンパーとを含む請求項3ないし請求項5いずれかに記載の折り畳み式シェード。
【請求項7】
前記折り畳み式シェードが、前記第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態で、前記連結第1ロッドの側に延びる前記頂部第5ロッドに着脱可能に連結された第1ブレースと、前記連結第2ロッドの側に延びる前記頂部第5ロッドに着脱可能に連結された第2ブレースと、前記連結第3ロッドの側に延びる前記頂部第6ロッドに着脱可能に連結された第3ブレースと、前記連結第4ロッドの側に延びる前記頂部第6ロッドに着脱可能に連結された第4ブレースとを含み、
前記第1~第4側部フレームが上方へ起立して前記日よけスペースが画成された状態で、前記第1ブレースの一端部が前記頂部第5ロッドに連結されるとともに該第1ブレースの他端部が前記側部第9ロッドに連結され、前記第2ブレースの一端部が前記頂部第5ロッドに連結されるとともに該第2ブレースの他端部が前記側部第13ロッドに連結され、前記第3ブレースの一端部が前記頂部第6ロッドに連結されるとともに該第3ブレースの他端部が前記側部第10ロッドに連結され、前記第4ブレースの一端部が前記頂部第6ロッドに連結されるとともに該第4ブレースの他端部が前記側部第14ロッドに連結される請求項3ないし請求項5いずれかに記載の折り畳み式シェード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定面積の日よけ部材を備えた折り畳み式シェードに関する。
【背景技術】
【0002】
日除け用のシート材を有して軒先に吊り下げるシェード本体と、シェード本体を吊り下げた状態でそのシェード本体を壁面側より支持する支持棒と、支持棒を所定の角度で固定する連結部材と、軒先に取り付けられてシェード本体を吊り下げるフック部材とを備えた日除けシェードが開示されている(特許文献1参照)。この日除けシェードは、シェード本体が日除け用のシート材の枠材として基部枠及び側枠を有し、その基部枠が軸支されるように軒先に取り付けられる。シェード本体の側枠が支持棒の一端に連結され、連結部材が側枠に取り付けられ、支持棒の他端が壁面に当接することでシェード本体が支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-143558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示の日除けシェードは、それが建物の軒先に設置されることで、建物に差し込む日差しを遮ることができる。しかし、日除けシェードは、それを自由に持ち運ぶことができず、異なる任意の箇所において所定容積の日よけスペースを作ることができない。又、日除け用のシート材に強い風や雨が吹付けた場合、軒先に吊り下げられたシェード本体が強風や風雨に煽られて不用意に倒壊する場合があり、その安全性を確保することができない。
【0005】
本発明の目的は、コンパクトに折り畳んだ状態で任意の場所に搬送することができるとともに、搬送した場所において容易に組み立てることができ、搬送した場所において複数の利用者を収容可能な所定容積の日よけスペース(日影が作られた空間)を速やかに作ることができる折り畳み式シェードを提供することにある。本発明の他の目的は、組み立てた状態で強風や風雨に煽られたとしても不用意に倒壊することはなく、高い安全性を備えて組み立てられた形態を保持することができる頑丈な折り畳み式シェードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の前提は、所定面積の日よけ部材を備えた搬送可能な折り畳み式シェードである。
【0007】
前記前提における本発明の特徴は、折り畳み式シェードが、底部フレームと、底部フレームから上方へ離間対向して日よけ部材が取り付けられた頂部フレームと、底部フレームに旋回可能に連結され、幅方向内方へ折り畳まれて底部フレームに重なる第1側部フレームと、底部フレームに旋回可能に連結されて第1側部フレームから幅方向へ離間対向し、幅方向内方へ折り畳まれて底部フレームに重なる第2側部フレームと、頂部フレーム及び第1側部フレームの間に位置して頂部フレーム及び第1側部フレームに旋回可能に連結され、幅方向内方へ折り畳まれて頂部フレーム及び第1側部フレームに重なる第3側部フレームと、頂部フレーム及び第2側部フレームの間に位置し、頂部フレーム及び第2側部フレームに旋回可能に連結されて第3側部フレームから幅方向へ離間対向し、幅方向内方へ折り畳まれて頂部フレーム及び第2側部フレームに重なる第4側部フレームとから形成され、第1側部フレームが、底部フレームに対して旋回することで底部フレームから上方へ起立し、第2側部フレームが、底部フレームに対して旋回することで底部フレームから上方へ起立し、第3側部フレームが、頂部フレーム及び第1側部フレームに対して旋回することで第1側部フレームから上方へ起立し、第4側部フレームが、頂部フレーム及び第2側部フレームに対して旋回することで第2側部フレームから上方へ起立し、組み立てた状態で底部フレーム及び頂部フレーム並びに第1~第4側部フレームに囲繞された所定容積の日よけスペースが画成されることにある。
【0008】
本発明の折り畳み式シェードの一例としては、底部フレームが、幅方向へ延びる底部第1ロッドと、底部第1ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びる底部第2ロッドと、底部第1及び第2ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びる底部第3ロッドと、底部第1及び第2ロッドの他方の端部に繋がり、底部第3ロッドから幅方向へ離間対向して前後方向へ延びる底部第4ロッドとから形成され、頂部フレームが、幅方向へ延びる頂部第1ロッドと、頂部第1ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びる頂部第2ロッドと、頂部第1及び第2ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びる頂部第3ロッドと、頂部第1及び第2ロッドの他方の端部に繋がり、頂部第3ロッドから幅方向へ離間対向して前後方向へ延びる頂部第4ロッドとから形成され、幅方向内方へ折り畳まれた第1側部フレームが、幅方向へ延びていて底部第1ロッドの半分に重なる側部第1ロッドと、側部第1ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて底部第2ロッドの半分に重なる側部第2ロッドと、側部第1及び第2ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて底部第3ロッドに旋回可能に連結された側部第3ロッドと、側部第1及び第2ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて側部第3ロッドから幅方向へ離間対向する側部第4ロッドとから形成され、幅方向内方へ折り畳まれた第2側部フレームが、幅方向へ延びていて底部第1ロッドの残余の半分に重なる側部第5ロッドと、側部第5ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて底部第2ロッドの残余の半分に重なる側部第6ロッドと、側部第5及び第6ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて底部第4ロッドに旋回可能に連結された側部第7ロッドと、側部第5及び第6ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて側部第7ロッドから幅方向へ離間対向する側部第8ロッドとから形成され、幅方向内方へ折り畳まれた第3側部フレームが、幅方向へ延びていて側部第1ロッドに重なる側部第9ロッドと、側部第9ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて側部第2ロッドに重なる側部第10ロッドと、側部第9及び第10ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて側部第3ロッドに旋回可能に連結された側部第11ロッドと、側部第9及び第10ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて側部第11ロッドから幅方向へ離間対向して頂部第3ロッドに旋回可能に連結された側部第12ロッドとから形成され、幅方向内方へ折り畳まれた第4側部フレームが、幅方向へ延びていて側部第5ロッドに重なる側部第13ロッドと、側部第13ロッドから前後方向へ離間対向して幅方向へ延びていて側部第6ロッドに重なる側部第14ロッドと、側部第13及び第14ロッドの一方の端部に繋がって前後方向へ延びていて側部第7ロッドに旋回可能に連結された側部第15ロッドと、側部第13及び第14ロッドの他方の端部に繋がって前後方向へ延びていて側部第15ロッドから幅方向へ離間対向して頂部第4ロッドに旋回可能に連結された側部第16ロッドとから形成され、第1側部フレームの側部第3ロッドが、底部フレームの底部第3ロッドに対して旋回することで、第1側部フレームの側部第1及び第2ロッドが、底部フレームの底部第3ロッドから上方へ起立し、第3側部フレームの側部第11ロッドが、第1側部フレームの側部第4ロッドに対して旋回し、第3側部フレームの側部第12ロッドが、頂部フレームの頂部第3ロッドに対して旋回することで、第3側部フレームの側部第9及び第10ロッドが、第1側部フレームの側部第4ロッドから上方へ起立し、第2側部フレームの側部第7ロッドが、底部フレームの底部第4ロッドに対して旋回することで、第2側部フレームの側部第5及び第6ロッドが、底部フレームの底部第4ロッドから上方へ起立し、第4側部フレームの側部第15ロッドが、第2側部フレームの側部第8ロッドに対して旋回し、第4側部フレームの側部第16ロッドが、頂部フレームの頂部第4ロッドに対して旋回することで、第4側部フレームの側部第13及び第14ロッドが、第2側部フレームの側部第8ロッドから上方へ起立する。
【0009】
本発明の折り畳み式シェードの他の一例としては、頂部フレームが、頂部第1ロッドの上方に位置して幅方向へ延びる頂部第5ロッドと、頂部第2ロッドの上方に位置して幅方向へ延びる頂部第6ロッドと、頂部第3ロッドの上方に位置して前後方向へ延びる頂部第7ロッドと、頂部第4ロッドの上方に位置して前後方向へ延びる頂部第8ロッドと、第1頂部ロッド及び第5頂部ロッドの一方の端部どうしを繋ぐとともに第3頂部ロッド及び第7頂部ロッドの一方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第1ロッドと、第1頂部ロッド及び第5頂部ロッドの他方の端部どうしを繋ぐとともに第4頂部ロッド及び第8頂部ロッドの一方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第2ロッドと、第2頂部ロッド及び第6頂部ロッドの一方の端部どうしを繋ぐとともに第3頂部ロッド及び第7頂部ロッドの他方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第3ロッドと、第2頂部ロッド及び第6頂部ロッドの他方の端部どうしを繋ぐとともに第4頂部ロッド及び第8頂部ロッドの他方の端部どうしを繋いで上下方向へ延びる連結第4ロッドとを含み、日よけ部材が、頂部フレームの第1~第4頂部ロッドに架け渡され、又は、頂部フレームの第5~第8頂部ロッドに架け渡されている。
【0010】
本発明の折り畳み式シェードの他の一例としては、折り畳み式シェードが、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態で、底部第1ロッド又は底部第3ロッドに固定された固定プレート及び連結第1ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第1支持アングルと、底部第1ロッド又は底部第4ロッドに固定された固定プレート及び連結第2ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第2支持アングルと、底部第2ロッド又は底部第3ロッドに固定された固定プレート及び連結第3ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第3支持アングルと、底部第2ロッド又は底部第4ロッドに固定された固定プレート及び連結第4ロッドに着脱可能に連結された連結プレートを有するL型第4支持アングルとを含み、第1~第4側部フレームが上方へ起立して日よけスペースが画成された状態で、L型第1支持アングルの固定プレートが底部第1ロッド又は底部第4ロッドに固定された状態でL型第1支持アングルの連結プレートが側部第1ロッドに連結され、L型第2支持アングルの固定プレートが底部第1ロッド又は底部第4ロッドに固定された状態でL型第2支持アングルの連結プレートが側部第5ロッドに連結され、L型第3支持アングルの固定プレートが底部第2ロッド又は底部第3ロッドに固定された状態でL型第3支持アングルの連結プレートが側部第2ロッドに連結され、L型第4支持アングルの固定プレートが底部第2ロッド又は底部第4ロッドに固定された状態でL型第4支持アングルの連結プレートが側部第6ロッドに連結される。
【0011】
本発明の折り畳み式シェードの他の一例としては、折り畳み式シェードが、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態で、側部第1ロッド又は側部第9ロッドに回転可能に連結された短冊型第1支持プレートと、側部第5ロッド又は側部第13ロッドに回可能に連結された短冊型第2支持プレートと、側部第2ロッド又は側部第10ロッドに回転可能に連結された短冊型第3支持プレートと、側部第6ロッド又は側部第14ロッドに回転可能に連結された短冊型第4支持プレートとを含み、第1~第4側部フレームが上方へ起立して日よけスペースが画成された状態で、短冊型第1支持プレートが側部第1ロッド及び側部第9ロッドに連結され、短冊型第2支持プレートが側部第5ロッド及び側部第13ロッドに連結され、短冊型第3支持プレートが側部第2ロッド及び側部第10ロッドに連結され、短冊型第4支持プレートが側部第6ロッド及び側部第14ロッドに連結される。
【0012】
本発明の折り畳み式シェードの他の一例としては、折り畳み式シェードが、側部第9ロッドに連結された一端部及び連結第1ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から第3側部フレームの起立を助勢する第1スプリングダンパーと、側部第13ロッドに連結された一端部及び連結第2ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から第4側部フレームの起立を助勢する第2スプリングダンパーと、側部第10ロッドに連結された一端部及び連結第3ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から第3側部フレームの起立を助勢する第3スプリングダンパーと、側部第14ロッドに連結された一端部及び連結第4ロッドに連結された他端部を有して幅方向内方へ折り畳まれた状態から第4側部フレームの起立を助勢する第4スプリングダンパーとを含む。
【0013】
本発明の折り畳み式シェードの他の一例としては、折り畳み式シェードが、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態で、連結第1ロッドの側に延びる頂部第5ロッドに着脱可能に連結された第1ブレースと、連結第2ロッドの側に延びる頂部第5ロッドに着脱可能に連結された第2ブレースと、連結第3ロッドの側に延びる頂部第6ロッドに着脱可能に連結された第3ブレースと、連結第4ロッドの側に延びる頂部第6ロッドに着脱可能に連結された第4ブレースとを含み、第1~第4側部フレームが上方へ起立して日よけスペースが画成された状態で、第1ブレースの一端部が頂部第5ロッドに連結されるとともに第1ブレースの他端部が側部第9ロッドに連結され、第2ブレースの一端部が頂部第5ロッドに連結されるとともに第2ブレースの他端部が側部第13ロッドに連結され、第3ブレースの一端部が頂部第6ロッドに連結されるとともに第3ブレースの他端部が側部第10ロッドに連結され、第4ブレースの一端部が頂部第6ロッドに連結されるとともに第4ブレースの他端部が前記側部第14ロッドに連結される。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る折り畳み式シェードによれば、第1及び第2側部フレームが底部フレームに重なるように幅方向内方へ折り畳まれ、第3側部フレームが頂部フレーム及び第1側部フレームに重なるように幅方向内方へ折り畳まれ、第4側部フレームが頂部フレーム及び第2側部フレームに重なるように幅方向内方へ折り畳まれるから、底部フレーム及び頂部フレームに対して第1~第4側部フレームが幅方向内方へ折り畳まれてコンパクトに折り畳むことができ、折り畳んだ状態において任意の場所に自由に搬送することができる。折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームが幅方向内方へ折り畳まれた状態から、第1及び第2側部フレームを底部フレームに対して旋回させてそれらフレームを底部フレームから上方へ起立させ、第3及び第4側部フレームを第1及び第2側部フレーム及び頂部フレームに対して旋回させてそれらフレームを第1及び第2側部フレームから上方へ起立させることで組み立てることができるから、コンパクトに折り畳んだ状態で任意の場所に搬送しつつ、搬送した場所において容易に組み立てることができ、搬送した場所において複数の利用者を収容可能な所定容積の日よけスペース(日影が作られた空間)を速やかに作ることができる。
【0015】
底部フレームが底部第1~第4ロッドから形成され、頂部フレームが頂部第1~第4ロッドから形成され、第1側部フレームが側部第1~第4ロッドから形成され、第2側部フレームが側部第5~第8ロッドから形成され、第3側部フレームが側部第9~第12ロッドから形成され、第4側部フレームが側部第13~第16ロッドから形成された折り畳み式シェードは、底部第1ロッドの半分に重なるように第1側部フレームの側部第1ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、底部第2ロッドの半分に重なるように第1側部フレームの側部第2ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、底部第1ロッドの残余の半分に重なるように第2側部フレームの側部第5ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、底部第2ロッドの残余の半分に重なるように第2側部フレームの側部第6ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、側部第1ロッドに重なるように第3側部フレームの側部第9ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、側部第2ロッドに重なるように第3側部フレームの側部第10ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、更に、側部第5ロッドに重なるように第4側部フレームの側部第13ロッドが幅方向内方へ折り畳まれ、側部第6ロッドに重なるように第4側部フレームの側部第14ロッドが幅方向内方へ折り畳まれるから、底部フレーム及び頂部フレームに対して側部第1~第16ロッドが幅方向内方へ折り畳まれてコンパクトに折り畳むことができ、折り畳んだ状態において任意の場所に自由に搬送することができる。折り畳み式シェードは、側部第1~第16ロッドが折り畳まれた状態から、第1側部フレームの側部第3ロッドを底部フレームの底部第3ロッドに対して旋回させて第1側部フレームの側部第1及び第2ロッドを底部フレームの底部第3ロッドから上方へ起立させ、第3側部フレームの側部第11ロッドを第1側部フレームの側部第4ロッドに対して旋回させるととも第3側部フレームの側部第12ロッドを頂部フレームの頂部第3ロッドに対して旋回させて第3側部フレームの側部第9及び第10ロッドを第1側部フレームの側部第4ロッドから上方へ起立させ、更に、第2側部フレームの側部第7ロッドを底部フレームの底部第4ロッドに対して旋回させて第2側部フレームの側部第5及び第6ロッドを底部フレームの底部第4ロッドから上方へ起立させ、第4側部フレームの側部第15ロッドを第2側部フレームの側部第8ロッドに対して旋回させるとともに第4側部フレームの側部第16ロッドを頂部フレームの頂部第4ロッドに対して旋回させて第4側部フレームの側部第13及び第14ロッドを第2側部フレームの側部第8ロッドから上方へ起立させることで組み立てることができるから、コンパクトに折り畳んだ状態で任意の場所に搬送しつつ、搬送した場所において容易に組み立てることができ、搬送した場所において複数の利用者を収容可能な所定容積の日よけスペース(日影が作られた空間)を速やかに作ることができる。
【0016】
頂部フレームが頂部第5~第8ロッドと連結第1~第4ロッドとを含み、日よけ部材が頂部フレームの第1~第4頂部ロッドに架け渡され又は頂部フレームの第5~第8頂部ロッドに架け渡されている折り畳み式シェードは、頂部フレームの第1~第4頂部ロッド又は第5~第8頂部ロッドに日よけ部材が架け渡されることで、その日よけ部材を利用して所定容積の日よけスペース(日影が作られた空間)を作ることができる。折り畳み式シェードは、頂部第1~第4ロッドの上方に位置する頂部第5~第8ロッドのいずれかを把持した状態で、底部フレーム及び頂部フレームに対して第1~第4側部フレーム(側部第1~第16ロッド)を起立させるから、底部フレーム及び頂部フレームに対して第1~第4側部フレーム(側部第1~第16ロッド)を容易に起立させることができ、組み立てが簡単であり、所定容積の日よけスペースを容易に作ることができる。
【0017】
L型第1~第4支持アングルを含む折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームが上方へ起立して日よけスペースが画成された状態において、L型第1支持アングルの固定プレートが底部第1ロッド又は底部第4ロッドに固定された状態でL型第1支持アングルの連結プレートが側部第1ロッドに連結され、L型第2支持アングルの固定プレートが底部第1ロッド又は底部第4ロッドに固定された状態でL型第2支持アングルの連結プレートが側部第5ロッドに連結され、L型第3支持アングルの固定プレートが底部第2ロッド又は底部第3ロッドに固定された状態でL型第3支持アングルの連結プレートが側部第2ロッドに連結され、L型第4支持アングルの固定プレートが底部第2ロッド又は底部第4ロッドに固定された状態でL型第4支持アングルの連結プレートが側部第6ロッドに連結されるから、第1側部フレームの側部第1ロッドの底部第3ロッドからの起立状態をL型第1支持アングルによって保持することができ、第2側部フレームの側部第5ロッドの底部第4ロッドからの起立状態をL型第2支持アングルによって保持することができるとともに、第1側部フレームの側部第2ロッドの底部第3ロッドからの起立状態をL型第3支持アングルによって保持することができ、第2側部フレームの側部第6ロッドの底部第4ロッドからの起立状態をL型第4支持アングルによって保持することができ、折り畳み式シェードの組み立てられた形態をそれら支持アングルによって保持することができる。折り畳み式シェードは、L型第1~第4支持アングルによって折り畳み式シェードの組み立てられた形態が保持されるから、組み立てた状態で強風や風雨に煽られたとしても不用意に倒壊することはなく、高い安全性を備えて組み立てられた形態を確実に保持することができる頑丈な折り畳み式シェードを提供することができる。折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態において、L型第1支持アングルの固定プレートが底部第1ロッド又は底部第3ロッドに固定されるとともに連結プレートが連結第1ロッドに着脱可能に連結され、L型第2支持アングルの固定プレートが底部第1ロッド又は底部第4ロッドに固定されるとともに連結プレートが連結第2ロッドに着脱可能に連結され、L型第3支持アングルの固定プレートが底部第2ロッド又は底部第3ロッドに固定されるとともに連結プレートが連結第3ロッドに着脱可能に連結され、L型第4支持アングルの固定プレートが底部第2ロッド又は底部第4ロッドに固定されるとともに連結プレートが連結第4ロッドに着脱可能に連結されるから、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだときにL型第1~第4支持アングルを連結第1~第4ロッドに連結することでL型第1~第4支持アングルが他方へ出っ張ることはなく、コンパクトに折り畳むことができるとともに、それらアングルが搬送時の邪魔になることはなく、シェードを安全に持ち運ぶことができる。
【0018】
短冊型第1~第4支持プレートを含む折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームが上方へ起立して前記日よけスペースが画成された状態において、短冊型第1支持プレートが側部第1ロッド及び側部第9ロッドに連結され、短冊型第2支持プレートが側部第5ロッド及び側部第13ロッドに連結されるとともに、短冊型第3支持プレートが側部第2ロッド及び側部第10ロッドに連結され、短冊型第4支持プレートが側部第6ロッド及び側部第14ロッドに連結されるから、第1側部フレームの側部第1ロッドの底部第3ロッドからの起立状態及び第3側部フレームの側部第9ロッドの側部第4ロッドからの起立状態を短冊型第1支持プレートによって保持することができ、第2側部フレームの側部第5ロッドの底部第4ロッドからの起立状態及び第4側部フレームの側部第13ロッドの側部第8ロッドからの起立状態を短冊型第2支持プレートによって保持することができるとともに、第1側部フレームの側部第2ロッドの底部第3ロッドからの起立状態及び第3側部フレームの側部第10ロッドの側部第4ロッドからの起立状態を短冊型第3支持プレートによって保持することができ、第2側部フレームの側部第6ロッドの底部第4ロッドからの起立状態及び第4側部フレームの側部第14ロッドの側部第8ロッドからの起立状態を短冊型第4支持プレートによって保持することができ、シェードの組み立てられた形態をそれら支持プレートによって保持することができる。折り畳み式シェードは、短冊型第1~第4支持プレートによってシェードの組み立てられた形態が保持されるから、組み立てた状態で強風や風雨に煽られたとしても不用意に倒壊することはなく、高い安全性を備えて組み立てられた形態を確実に保持することができる頑丈な折り畳み式シェードを提供することができる。折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態において、短冊型第1支持プレートが側部第1ロッド又は側部第9ロッドに回転可能に連結され、短冊型第2支持プレートが側部第5ロッド又は側部第13ロッドに回転可能に連結されるとともに、短冊型第3支持プレートが側部第2ロッド又は側部第10ロッドに回転可能に連結され、短冊型第4支持プレートとが側部第6ロッド又は側部第14ロッドに回転可能に連結されるから、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだときに短冊型第1~第4支持プレートを側部第1及び第2ロッドや側部第5及び第6ロッド、側部第9及び第10ロッド、側部第13及び第14ロッドに連結することで短冊型第1~第4支持プレートが他方へ出っ張ることはなく、コンパクトに折り畳むことができるとともに、それらプレートが搬送時の邪魔になることはなく、シェードを安全に持ち運ぶことができる。
【0019】
第1~第4スプリングダンパーを含む折り畳み式シェードは、第1スプリングダンパーが第3側部フレームの起立を助勢し、第2スプリングダンパーが第4側部フレームの起立を助勢するとともに、第3スプリングダンパーが第3側部フレームの起立を助勢し、第4スプリングダンパーが第4側部フレームの起立を助勢するから、シェードの組立時にそれらスプリングダンパーを利用して第1~第4側部フレーム(側部第1~第16ロッド)を容易に起立させることができ、、組み立てが簡単であり、所定容積の日よけスペースを容易に作ることができる。
【0020】
第1~第4ブレースを含む折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームが上方へ起立して日よけスペースが画成された状態において、第1ブレースの一端部が頂部第5ロッドに連結されるとともに第1ブレースの他端部が側部第9ロッドに連結され、第2ブレースの一端部が頂部第5ロッドに連結されるとともに第2ブレースの他端部が側部第13ロッドに連結され、第3ブレースの一端部が頂部第6ロッドに連結されるとともに第3ブレースの他端部が側部第10ロッドに連結され、第4ブレースの一端部が頂部第6ロッドに連結されるとともに第4ブレースの他端部が側部第14ロッドに連結されるから、第3側部フレームの側部第9ロッドの側部第4ロッドからの起立状態を第1ブレースによって保持することができ、第4側部フレームの側部第13ロッドの側部第8ロッドからの起立状態を第2ブレースによって保持することができるとともに、第3側部フレームの側部第10ロッドの側部第4ロッドからの起立状態を第3ブレースによって保持することができ、第4側部フレームの側部第14ロッドの側部第8ロッドからの起立状態を第4ブレースによって保持することができ、シェードの組み立てられた形態をそれらブレースによって保持することができる。折り畳み式シェードは、第1~第4ブレースによってシェードの組み立てられた形態が保持されるから、組み立てた状態で強風や風雨に煽られたとしても不用意に倒壊することはなく、高い安全性を備えて組み立てられた形態を確実に保持することができる頑丈な折り畳み式シェードを提供することができる。折り畳み式シェードは、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだ状態において、第1ブレースが連結第1ロッドの側に延びる頂部第5ロッドに着脱可能に連結され、第2ブレースが連結第2ロッドの側に延びる頂部第5ロッドに着脱可能に連結されるとともに、第3ブレースが連結第3ロッドの側に延びる頂部第6ロッドに着脱可能に連結され、第4ブレースが連結第4ロッドの側に延びる頂部第6ロッドに着脱可能に連結されるから、第1~第4側部フレームを幅方向内方へ折り畳んだときに第1~第4ブレースを頂部第5及び第6ロッドに連結することで第1~第4ブレースが他方へ出っ張ることはなく、コンパクトに折り畳むことができるとともに、それらブレースが搬送時の邪魔になることはなく、シェードを安全に持ち運ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】一例として示す折り畳んだ状態の折り畳み式シェードの斜視図。
図2】折り畳まれた状態で示す折り畳み式シェードの正面図.
図3】組み立てられた状態で示す折り畳み式シェードの斜視図。
図4】組み立てられた状態で示す折り畳み式シェードの正面図。
図5】組み立てられた状態で示す折り畳み式シェードの側面図。
図6】組み立てる途中の状態を示す折り畳み式シェードの斜視図。
図7】組み立てる途中の状態を示す折り畳み式シェードの側面図。
図8】組み立てられた折り畳み式シェードの斜視図。
図9】組み立てられた折り畳み式シェードの一方の側面図。
図10】組み立てられた折り畳み式シェードの他方の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
一例として示す折り畳んだ状態の折り畳み式シェード10の斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る折り畳み式シェードの詳細を説明すると、以下のとおりである。尚、図2は、折り畳まれた状態で示す折り畳み式シェード10の正面図であり、図3は、組み立てられた状態で示す折り畳み式シェード10の斜視図である。図4は、組み立てられた状態で示す折り畳み式シェード10の正面図であり、図5は、組み立てられた状態で示す折り畳み式シェード10の側面図である。図1~5では、所定面積の日よけ部材25(金属製フラクタル)の図示を省略している。図1,3では、前後方向を矢印A、幅方向を矢印Bで示し、上下方向を矢印Cで示す。
【0023】
折り畳み式シェード10は、図1,2に示す折り畳まれた状態から上方へ持ち上げる(伸長させる)ことで、図3図5に示す組み立てられた状態になり、組み立てられた状態において複数の利用者を収容可能な所定容積の日よけスペース11(日影が作られた空間)が画成される。又、組み立てられた状態から下方へ押し下げる(縮める)ことで、折り畳まれた状態になり、折り畳まれた状態で所定の場所へ持ち運ばれる。折り畳み式シェード10は、組み立てられた状態で日よけスペース11に入ることで、強い日差しを避けることができる。
【0024】
折り畳み式シェード10は、平面形状が四角形の底部フレーム12及び頂部フレーム13と、平面形状が四角形の第1側部フレーム14及び第2側部フレーム15と、平面形状が四角形の第3側部フレーム16及び第4側部フレーム17とから形成されている。折り畳み式シェード10は、L型第1~第4支持アングル18a~18dと、短冊型第1~第4支持プレート19a~19dと、第1~第4スプリングダンパー20a~20dと、第1~第4ブレース21a~21dとを備えている。
【0025】
頂部フレーム13は、底部フレーム12の上方に位置し、折り畳まれた状態及び組み立てられた状態において底部フレーム12から上方へ離間対向している。第1側部フレーム14は、底部フレーム12に旋回可能に連結され、幅方向内方へ折り畳まれた状態において底部フレーム12の上に重なっている。 第2側部フレーム15は、底部フレーム12に旋回可能に連結されて第1側部フレーム14から幅方向へ離間対向し、幅方向内方へ折り畳まれた状態において底部フレーム12の上に重なっている。第3側部フレーム16は、頂部フレーム13及び第1側部フレーム14の間に位置して頂部フレーム13及び第1側部フレーム14に旋回可能に連結され、幅方向内方へ折り畳まれた状態において頂部フレーム13及び第1側部フレーム14に重なっている。第4側部フレーム17は、頂部フレーム12及び第2側部フレーム15の間に位置し、頂部フレーム13及び第2側部フレーム15に旋回可能に連結されて第3側部フレーム16から幅方向へ離間対向し、幅方向内方へ折り畳まれた状態において頂部フレーム13及び第2側部フレーム15に重なっている。
【0026】
底部フレーム12は、底部第1ロッド22a、底部第2ロッド22b、底部第3ロッド22c、底部第4ロッド22d、底部第5ロッド22e、底部第6ロッド22fから形成されている。底部第1~第6ロッド22a~22fは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、四角柱状や中空の四角筒状に成形されている。尚、底部第1~第6ロッド22a~22fの長さに特に限定はなく、それらロッド22a~22fの長さを任意に決定することができ、底部第1~第4ロッド22a~22dに囲繞された底部フレーム12内側の枠内面積に特に限定はなく、底部第1~第6ロッド22a~22fの長さを調節することで枠内面積を任意に決定することができる。
【0027】
底部第1ロッド22aは、地上(地面)に当接した状態で幅方向へ延びている。底部第2ロッド22bは、底部第1ロッド22aから前後方向へ離間対向し、地上(地面)に当接した状態で幅方向へ延びている。底部第3ロッド22cは、底部第1及び第2ロッド22a,22bの一端部(一方の端部)に繋がり(接合され)、地上(地面)に当接した状態で前後方向へ延びている。底部第4ロッド22dは、底部第1及び第2ロッド22a,22bの他端部(他方の端部)に繋がり(接合され)、底部第3ロッド22cから幅方向へ離間対向し、地上(地面)に当接した状態で前後方向へ延びている。底部第5ロッド22eは、底部第1及び第2ロッド22a,22bの中央部に繋がり(接合され)、地上(地面)に当接した状態で前後方向へ延びている。底部第6ロッド22fは、底部第3及び第4ロッド22c,22dの中央部に繋がり(接合され)、地上(地面)に当接した状態で幅方向へ延びている。それら底部第1~第6ロッド22a~22fどうしは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によって接合されている。
【0028】
頂部フレーム13は、頂部第1ロッド23a、頂部第2ロッド23b、頂部第3ロッド23c、頂部第4ロッド23d、頂部第5ロッド23e、頂部第6ロッド23f、頂部第7ロッド23g、頂部第8ロッド23h、頂部第9ロッド23i、連結第1ロッド24a、連結第2ロッド24b、連結第3ロッド24c、連結第4ロッド24dから形成されている。頂部第1~第9ロッド23a~23iや連結第1~第4ロッド24a~24dは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、四角柱状や中空の四角筒状に成形されている。尚、頂部第1~第8ロッド23a~23hの長さは、底部第1~第4ロッド22a~22dのそれと同一であり、頂部フレーム13内側の枠内面積の大きさは、底部フレーム12内側の枠内面積のそれと同一である。
【0029】
頂部第1ロッド23aは、底部第1ロッド22aの上方に位置し、底部第1ロッド22aと並行して幅方向へ延びている。頂部第2ロッド23bは、頂部第1ロッド23aから前後方向へ離間対向して底部第2ロッド22bの上方に位置し、底部第2ロッド22bと並行して幅方向へ延びている。頂部第3ロッド23cは、頂部第1及び第2ロッド23a,23bの一端部(一方の端部)に繋がって(接合されて)底部第3ロッド22cの上方に位置し、底部第3ロッド22cと並行して前後方向へ延びている。頂部第4ロッド23dは、頂部第1及び第2ロッド23a,23bの他端部(他方の端部)に繋がり(接合され)、頂部第3ロッド23cから幅方向へ離間対向して底部第4ロッド22dの上方に位置し、底部第4ロッド22dと並行して前後方向へ延びている。
【0030】
頂部第5ロッド23eは、頂部第1ロッド23aの上方に位置し、頂部第1ロッド23aと並行して幅方向へ延びている。頂部第6ロッド23fは、頂部第5ロッド23eから前後方向へ離間対向して頂部第2ロッド23bの上方に位置し、頂部第2ロッド23bと並行して幅方向へ延びている。頂部第7ロッド23gは、頂部第5及び第6ロッド23e,23fの一端部(一方の端部)に繋がって(接合されて)頂部第3ロッド23cの上方に位置し、頂部第3ロッド23cと並行して前後方向へ延びている。頂部第8ロッド23hは、頂部第5及び第6ロッド23e,23fの他端部(他方の端部)に繋がり(接合され)、頂部第7ロッド23gから幅方向へ離間対向して頂部第4ロッド23dの上方に位置し、頂部第4ロッド23dと並行して前後方向へ延びている。
【0031】
頂部第9ロッド23iは、頂部第3及び第4ロッド23c,23dの中央部に繋がって(接合されて)幅方向へ延びている。頂部第1~第4ロッド23a~23d及び頂部第9ロッド23iどうしや頂部第5~第8ロッド23g~23hどうしは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によって接合されている。
【0032】
連結第1ロッド24aは、第1頂部ロッド23a及び第5頂部ロッド23eの一端部(一方の端部)と第3頂部ロッド23c及び第7頂部ロッド23gの一端部(一方の端部)との間に位置して上下方向へ延びている。連結第1ロッド24aは、第1頂部ロッド23aの一端部と第5頂部ロッド23eの一端部とに繋がっているとともに(連結されているとともに)、第3頂部ロッド23cの一端部と第7頂部ロッド23gの一端部とに繋がっている(連結されている)。連結第2ロッド24bは、第1頂部ロッド23a及び第5頂部ロッド23eの他端部(他方の端部)と第4頂部ロッド23d及び第8頂部ロッド23hの一端部(一方の端部)との間に位置し上下方向へ延びている。連結第2ロッド24bは、第1頂部ロッド23aの他端部と第5頂部ロッド23eの他端部とに繋がっているとともに(連結されているとともに)、第4頂部ロッド23dの一端部と第8頂部ロッド23hの一端部とに繋がっている(連結されている)。
【0033】
連結第3ロッド24cは、第2頂部ロッド23b及び前記第6頂部ロッド23fの一端部(一方の端部)と第3頂部ロッド23c及び第7頂部ロッド23gの他端部(他方の端部)との間に位置して上下方向へ延びている。連結第3ロッド24cは、第2頂部ロッド23bの一端部と第6頂部ロッド23fの一端部とに繋がっているとともに(連結されているとともに)、第3頂部ロッド23cの他端部と第7頂部ロッド23gの他端部とに繋がっている(連結されている)。連結第4ロッド24dは、第2頂部ロッド23b及び第6頂部ロッド23fの他端部(他方の端部)と第4頂部ロッド23d及び第8頂部ロッド23hの他端部(他方の端部)との間に位置して上下方向へ延びている。連結第4ロッド24dは、第2頂部ロッド23bの他端部と第6頂部ロッド23fの他端部とに繋がっているとともに(連結されるとともに)、第4頂部ロッド23dの他端部と第8頂部ロッド23hの他端部とに繋がっている(連結されている)。連結第1~第4ロッド24a~24dは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によってそれら頂部ロッド23a~23hに接合(連結)されている。
【0034】
日よけ部材25には、複数の金属製フラクタル(木の葉状ピース)を連結した金属製日よけが使用されている。尚、日よけ部材25には、シート状やすだれ状、ブラインド状、ネット状等の現在使用されているあらゆる種類の日よけ部材25を利用することができる他、将来開発されるあらゆる種類の日よけ部材25を利用することができる。日よけ部材25は、所定の連結手段(溶接やボルト締め、緊締具、紐等)によって頂部フレーム13の第1~第4頂部ロッド23a~23dに架け渡されている(連結されている)。尚、日よけ部材25が頂部フレーム13の第5~第8頂部ロッド23e~23hに架け渡されていてもよい。
【0035】
第1側部フレーム14は、側部第1ロッド26a、側部第2ロッド26b、側部第3ロッド26c、側部第4ロッド26dから形成されている。側部第1~第4ロッド26a~26dは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、四角柱状や中空の四角筒状に成形されている。側部第3ロッド26c及び側部第4ロッド26dの長さは、底部第3ロッド22cのそれと同一である。側部第1ロッド26a及び側部第2ロッド26bの長さは、90~120cmの範囲にある。側部第1ロッド26aは、第1側部フレーム14が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、底部第1ロッド22aの幅寸法の半分に重なって幅方向へ延びている。側部第2ロッド26bは、第1側部フレーム14が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第1ロッド26aから前後方向へ離間対向し、底部第2ロッド22bの幅寸法の半分に重なって幅方向へ延びている。
【0036】
側部第3ロッド26cは、側部第1ロッド26aの一端部(一方の端部)と側部第2ロッド26bの一端部(一方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第3ロッド26cは、前後方向へ並ぶ3つの蝶番27によって底部第3ロッド22cに連結され、底部第3ロッド22cに対して時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回可能である。側部第4ロッド26dは、第1側部フレーム14が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第3ロッド26cから幅方向へ離間対向し、側部第1ロッド26aの他端部(他方の端部)と側部第2ロッド26bの他端部(他方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第3及び第4ロッド26c,26dは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によって側部第1及び第2ロッド26a,26bに接合(連結)されている。第1側部フレーム14では、側部第3ロッド26cの旋回に伴って側部第1及び第2ロッド26a,26bや側部第4ロッド26dが時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回する。
【0037】
第2側部フレーム15は、側部第5ロッド26e、側部第6ロッド26f、側部第7ロッド26g、側部第8ロッド26hから形成されている。側部第5~第8ロッド26e~26hは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、四角柱状や中空の四角筒状に成形されている。側部第7ロッド26g及び側部第8ロッド26hの長さは、底部第4ロッド22dのそれと同一である。側部第5ロッド26e及び側部第6ロッド26fの長さは、側部第1ロッド26a及び側部第2ロッド26bのそれと同一である。側部第5ロッド26eは、第2側部フレーム15が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、底部第1ロッド22aの幅寸法の残余の半分に重なって幅方向へ延びている。側部第6ロッド26fは、第2側部フレーム15が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第5ロッド26eから前後方向へ離間対向し、底部第2ロッド22bの幅寸法の残余の半分に重なって幅方向へ延びている。
【0038】
側部第7ロッド26gは、側部第5ロッド26eの一端部(一方の端部)と側部第6ロッド26fの一端部(一方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第7ロッド26gは、前後方向へ並ぶ3つの蝶番27によって底部第4ロッド22dに連結され、底部第4ロッド22dに対して時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回可能である。側部第8ロッド26hは、第2側部フレーム15が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第7ロッド26gから幅方向へ離間対向し、側部第5ロッド26eの他端部(他方の端部)と側部第6ロッド26fの他端部(他方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第7及び第8ロッド26g,26hは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によって側部第5及び第6ロッド26e,26fに接合(連結)されている。第2側部フレーム15では、側部第7ロッド26gの旋回に伴って側部第5及び第6ロッド26e,26fや側部第8ロッド26hが時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回する。
【0039】
第3側部フレーム16は、側部第9ロッド26i、側部第10ロッド26j、側部第11ロッド26k、側部第12ロッド26lから形成されている。側部第9~第12ロッド26i~26lは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、四角柱状や中空の四角筒状に成形されている。側部第11ロッド26k及び側部第12ロッド26lの長さは、底部第3ロッド22cのそれと同一である。側部第9ロッド26i及び側部第10ロッド26jの長さは、90~120cmの範囲にある。側部第9ロッド26iは、第3側部フレーム16が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第1ロッド26aに重なって幅方向へ延びている。側部第10ロッド26jは、第3側部フレーム16が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第9ロッド26iから前後方向へ離間対向し、側部第2ロッド26bに重なって幅方向へ延びている。
【0040】
側部第11ロッド26kは、側部第9ロッド26iの一端部(一方の端部)と側部第10ロッド26jの一端部(一方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第11ロッド26kは、前後方向へ並ぶ3つの蝶番27によって側部第4ロッド26dに連結され、側部第4ロッド26dに対して時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回可能である。側部第12ロッド26lは、第3側部フレーム16が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第11ロッド26kから幅方向へ離間対向し、側部第9ロッド26iの他端部(他方の端部)と側部第10ロッド26jの他端部(他方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第12ロッド26lは、前後方向へ並ぶ3つの蝶番27によって頂部第3ロッド23cに連結され、頂部第3ロッド23cに対して時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回可能である。側部第11及び第12ロッド26k,26lは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によって側部第9及び第10ロッド26i,26jに接合(連結)されている。第3側部フレーム16では、側部第11ロッド26k及び側部第12ロッド26lの旋回に伴って側部第9及び第10ロッド26i,26jが時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回する。
【0041】
第4側部フレーム17は、側部第13ロッド26m、側部第14ロッド26n、側部第15ロッド26o、側部第16ロッド26pから形成されている。側部第13~第16ロッド26m~26pは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、四角柱状や中空の四角筒状に成形されている。側部第15ロッド26o及び側部第16ロッド26pの長さは、底部第4ロッド22dのそれと同一である。側部第13ロッド26m及び側部第14ロッド26nの長さは、側部第9ロッド26i及び側部第10ロッド26lのそれと同一である。側部第13ロッド26mは、第4側部フレーム17が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第5ロッド26eに重なって幅方向へ延びている。側部第14ロッド26nは、第4側部フレーム17が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第13ロッド26mから前後方向へ離間対向し、側部第6ロッド26fに重なって幅方向へ延びている。
【0042】
側部第15ロッド26oは、側部第13ロッド26mの一端部(一方の端部)と側部第14ロッド26nの一端部(一方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第15ロッド26oは、前後方向へ並ぶ3つの蝶番27によって側部第8ロッド26hに連結され、側部第8ロッド26hに対して時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回可能である。側部第16ロッド26pは、第4側部フレーム17が底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ折り畳まれた状態において、側部第15ロッド26oから幅方向へ離間対向し、側部第13ロッド26mの他端部(他方の端部)と側部第14ロッド26nの他端部(他方の端部)とに繋がって(連結されて)前後方向へ延びている。側部第16ロッド26pは、前後方向へ並ぶ3つの蝶番27によって頂部第4ロッド23dに連結され、頂部第4ロッド23dに対して時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回可能である。側部第15及び第16ロッド26o,26pは、図示はしていないが、溶接や固定ボルト、緊締具等によって側部第13及び第14ロッド26m,26nに接合(連結)されている。第4側部フレーム17では、側部第15ロッド26o及び側部第16ロッド26p旋回に伴って側部第13及び第14ロッド26m,26nが時計回り方向と反時計回り方向とへ旋回する。
【0043】
L型第1~第4支持アングル18a~18dは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られ、固定プレート28と、固定プレート28に直交する連結プレート29とを有する。L型第1支持アングル18aは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その固定プレート28が底部第1ロッド22aに着脱可能に固定され、その連結プレート29が連結第1ロッド24aに着脱可能に連結されている。尚、固定プレート28が底部第3ロッド22cに固定され、連結プレート29が連結第1ロッド24aに連結されていてもよい。L型第1支持アングル18aの固定プレート28と底部第1ロッド22aとは、プレート28及びロッド22aのネジ孔に挿入又は螺着された固定ボルト(図示せず)によって固定されている。L型第1支持アングル18aの連結プレート29と連結第1ロッド24aとは、プレート29及びロッド24aのネジ孔に挿入又は螺着された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0044】
L型第2支持アングル18bは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その固定プレート28が底部第1ロッド22aに着脱可能に固定され、その連結プレート29が連結第2ロッド24bに着脱可能に連結されている。尚、固定プレート28が底部第4ロッド22dに固定され、連結プレート29が連結第2ロッド24bに連結されていてもよい。L型第2支持アングル18bの固定プレート28と底部第1ロッド22aとは、プレート28及びロッド22aのネジ孔に挿入又は螺着された固定ボルト(図示せず)によって固定されている。L型第2支持アングル18bの連結プレート29と連結第2ロッド24bとは、プレート29及びロッド24bのネジ孔に挿入又は螺着された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0045】
L型第3支持アングル18cは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その固定プレート29が底部第2ロッド22bに着脱可能に固定され、その連結プレート29が連結第3ロッド24cに着脱可能に連結されている。尚、固定プレート28が底部第3ロッド22cに固定され、連結プレート29が連結第3ロッド24cに連結されていてもよい。L型第3支持アングル18cの固定プレート28と底部第2ロッド22bとは、プレート28及びロッド22bのネジ孔に挿入又は螺着された固定ボルト(図示せず)によって固定されている。L型第3支持アングル18cの連結プレート29と連結第3ロッド24cとは、プレート29及びロッド24cのネジ孔に挿入又は螺着された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0046】
L型第4支持アングル18dは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その固定プレート28が底部第2ロッド22bに着脱可能に固定され、その連結プレート29が連結第4ロッド24dに着脱可能に連結されている。尚、固定プレート28が底部第4ロッド22dに固定され、連結プレート29が連結第4ロッド24dに連結されていてもよい。L型第4支持アングル18dの固定プレート28と底部第2ロッド22bとは、プレート28及びロッド22bのネジ孔に挿入又は螺着された固定ボルト(図示せず)によって固定されている。L型第4支持アングル18cの連結プレート29と連結第4ロッド24dとは、プレート29及びロッド24dのネジ孔に挿入又は螺着された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0047】
短冊型第1~第4支持プレート19a~19dは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られて扁平板状に成形され、一端部30及び他端部31を有する。短冊型第1支持プレート18aは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部30が側部第9ロッド26iに回転可能に連結され、その他端部31が側部第9ロッド26iに当接(又は着脱可能に連結)している。尚、短冊型第1支持プレート19aの一端部30が側部第1ロッド26aに回転可能に連結され、その他端部31が側部第1ロッド26aに当接(又は着脱可能に連結)していてもよい。短冊型第1支持プレート19aの一端部30(及び他端部31)と側部第9ロッド26iとは、プレート19a及びロッド26iのネジ孔に挿入された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0048】
短冊型第2支持プレート19bは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部30が側部第13ロッド26mに回転可能に連結され、その他端部31が側部第13ロッド26mに当接(又は着脱可能に連結)している。尚、短冊型第2支持プレート19bの一端部31が側部第5ロッド26eに回転可能に連結され、その他端部31が側部第5ロッド26eに当接(又は着脱可能に連結)していてもよい。短冊型第2支持プレート18bの一端部30(及び他端部31)と側部第13ロッド26mとは、プレート18b及びロッド26mのネジ孔に挿入された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0049】
短冊型第3支持プレート19cは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部30が側部第10ロッド26jに回転可能に連結され、その他端部31が側部第10ロッド26jに当接(又は着脱可能に連結)している。尚、短冊型第3支持プレート19cの一端部30が側部第2ロッド26bに回転可能に連結され、その他端部31が側部第2ロッド26bに当接(又は着脱可能に連結)していてもよい。短冊型第3支持プレート19cの一端部30(及び他端部31)と側部第10ロッド26jとは、プレート19c及びロッド26jのネジ孔に挿入された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0050】
短冊型第4支持プレート19dは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部30が側部第14ロッド26nに回転可能に連結され、その他端部31が側部第14ロッド26nに当接(又は着脱可能に連結)している。尚、短冊型第4支持プレート19dの一端部30が側部第6ロッド26fに回転可能に連結され、その他端部31が側部第6ロッド26fに当接(又は着脱可能に連結)していてもよい。短冊型第4支持プレート19dの一端部30(及び他端部31)と側部第14ロッド26nとは、プレート19d及びロッド26nのネジ孔に挿入された連結ボルト(図示せず)によって連結されている。
【0051】
第1~第4ブレース21a~21dは、アルミや鋼鉄、ステンレス、合金等の金属から作られて扁平板状に成形され、一端部32及び他端部33を有する。第1ブレース21aは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部32が連結第1ロッド24aの側に延びる頂部第5ロッド23eに着脱可能に連結され、その他端部33が頂部第5ロッド23eに当接(又は着脱可能に連結)している。第2ブレース21bは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部32が連結第2ロッド24bの側に延びる頂部第5ロッド23eに着脱可能に連結され、その他端部33が頂部第5ロッド23eに当接(又は着脱可能に連結)している。
【0052】
第3ブレース21cは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部32が連結第3ロッド24cの側に延びる頂部第6ロッド23fに着脱可能に連結され、その他端部33が頂部第6ロッド23fに当接(又は着脱可能に連結)している。第4ブレース21dは、第1~第4側部フレーム14~17が幅方向内方へ折り畳まれた状態で、その一端部32が連結第4ロッド24dの側に延びる頂部第6ロッド23fに着脱可能に連結され、その他端部33が頂部第6ロッド23fに当接(又は着脱可能に連結)している。
【0053】
第1スプリングダンパー20aは、シリンダー34の端部(他端部)が連結第1ロッド24aに接続され、ロッド35の先端部(一端部)が側部第9ロッド26iに接続されている。第1スプリングダンパー20aは、折り畳み式シェード10が幅方向内方へ折り畳まれた状態から第3側部フレーム16の起立を助勢する。第2スプリングダンパー20bは、シリンダー34の端部(他端部)が連結第2ロッド24bに接続され、ロッド35の先端部(一端部)が側部第13ロッド26mに接続されている。第2スプリングダンパー20bは、折り畳み式シェード10が幅方向内方へ折り畳まれた状態から第4側部フレーム17の起立を助勢する。
【0054】
第3スプリングダンパー20cは、シリンダー34の端部(他端部)が連結第3ロッド24cに接続され、ロッド35の先端部(一端部)が側部第10ロッド26jに接続されている。第3スプリングダンパー20cは、折り畳み式シェード10が幅方向内方へ折り畳まれた状態から第3側部フレーム16の起立を助勢する。第4スプリングダンパー20dは、シリンダー34の端部(他端部)が連結第4ロッド24dに接続され、ロッド35の先端部(一端部)が側部第14ロッド26nに接続されている。第4スプリングダンパー20dは、折り畳み式シェード10が幅方向内方へ折り畳まれた状態から第4側部フレーム17の起立を助勢する。
【0055】
図6は、組み立てる途中の状態を示す折り畳み式シェード10の斜視図であり、図7は、組み立てる途中の状態を示す折り畳み式シェード10の側面図である。図8は、組み立てられた折り畳み式シェード10の斜視図であり、図9は、組み立てられた折り畳み式シェード10の一方の側面図である。図10は、組み立てられた折り畳み式シェード10の他方の側面図である。
【0056】
折り畳み式シェード10の組立手順の一例は、以下のとおりである。図1,2に示す折り畳まれた状態から折り畳み式シェード10を組み立てるには、L型第1支持アングル18aの連結プレート29と連結第1ロッド24aとを連結する連結ボルトを取り外し、L型第1支持アングル18aの連結プレート29と連結第1ロッド24aとの連結を解除し、L型第2支持アングル18bの連結プレート29と連結第2ロッド24bとを連結する連結ボルトを取り外し、L型第2支持アングル18bの連結プレート29と連結第2ロッド24bとの連結を解除するとともに、L型第3支持アングル18cの連結プレート29と連結第3ロッド24cとを連結する連結ボルトを取り外し、L型第3支持アングル18cの連結プレート29と連結第3ロッド24cとの連結を解除し、L型第4支持アングル18dの連結プレート29と連結第4ロッド24dとを連結する連結ボルトを取り外し、L型第4支持アングル18dの連結プレート29と連結第4ロッド24dとの連結を解除する。
【0057】
次に、頂部第5~第8ロッド23e~23hや連結第1~第4ロッド24a~24dのうちの互いに対向するロッド23e~23h,24a~24dを把持した状態で、底部フレーム12に対して頂部フレーム13を上方へ持ち上げる(伸張させる)。頂部フレーム13を上方へ持ち上げると、第1側部フレーム14の側部第3ロッド26cが底部フレーム12の底部第3ロッド22cに対して旋回し、第1側部フレーム14の側部第1及び第2ロッド22a,22bが底部フレーム12の底部第3ロッド22cから上方へ起立し、第3側部フレーム16の側部第11ロッド26kが第1側部フレーム14の側部第4ロッド26dに対して旋回するとともに、第3側部フレーム16の側部第12ロッド26lが頂部フレーム13の頂部第3ロッド23cに対して旋回し、第3側部フレーム16の側部第9及び第10ロッド26i,26jが第1側部フレーム14の側部第4ロッド26dから上方へ起立する。
【0058】
更に、第2側部フレーム15の側部第7ロッド26gが底部フレーム12の底部第4ロッド22dに対して旋回し、第2側部フレーム15の側部第5及び第6ロッド26e,26fが底部フレーム12の底部第4ロッド22dから上方へ起立し、第4側部フレーム17の側部第15ロッド26oが第2側部フレーム15の側部第8ロッド26hに対して旋回するとともに、第4側部フレーム17の側部第16ロッド26pが頂部フレーム13の頂部第4ロッド23dに対して旋回し、第4側部フレーム17の側部第13及び第14ロッド26m,26nが第2側部フレーム15の側部第8ロッド26hから上方へ起立する。
【0059】
第1側部フレーム14の側部第1及び第2ロッド26a,26bが起立し、第3側部フレーム16の側部第9及び第10ロッド26i,26jが起立すると、側部第1ロッド26aと側部第9ロッド26iとが上下方向へ直状に延びるとともに、側部第2ロッド26bと側部第10ロッド26jとが上下方向へ直状に延び、第1側部フレーム14が底部フレーム12に対して旋回して第1側部フレーム14が底部フレーム12から上方へ起立し、第3側部フレーム16が頂部フレーム13及び第1側部フレーム14に対して旋回して第3側部フレーム16が第1側部フレーム14から上方へ起立する。
【0060】
第2側部フレーム15の側部第5及び第6ロッド26e,26fが起立し、第4側部フレーム17の側部第13及び第14ロッド26m,26nが起立すると、側部第5ロッド26eと側部第13ロッド26mとが上下方向へ直状に延びるとともに、側部第6ロッド26fと側部第14ロッド26nとが上下方向へ直状に延び、第2側部フレーム15が底部フレーム12に対して旋回して第2側部フレーム15が底部フレーム12から上方へ起立し、第4側部フレーム17が頂部フレーム13及び第2側部フレーム15に対して旋回して第4側部フレーム17が第2側部フレーム15から上方へ起立する。
【0061】
尚、第1スプリングダンパー20aのロッド35がシリンダー34から延出し、第3スプリングダンパー20cのロッド35がシリンダー34から延出し、折り畳まれた状態から第1側部フレーム14及び第3側部フレーム15の起立を第1スプリングダンパー20a及び第3スプリングダンパー20bが助勢する。第2スプリングダンパー20bのロッド35がシリンダー34から延出し、第4スプリングダンパー20dのロッド35がシリンダー34から延出し、折り畳まれた状態から第2側部フレーム15及び第4側部フレーム17の起立を第2スプリングダンパー20b及び第4スプリングダンパー20dが助勢する。第1~第4側部フレーム14~17が起立すると、底部フレーム12及び頂部フレーム13並びに第1~第4側部フレーム14~17に囲繞された所定容積の日よけスペース11が画成される(作られる)。
【0062】
第1~第4側部フレーム14~17を上方へ起立させて日よけスペース11を作った後、一端部30を中心に短冊型第1支持プレート19aを側部第9ロッド26iにおいて回転させ、他端部31を側部第1ロッド26aに位置させた後、連結ボルトによって短冊型第1支持プレート19aの他端部31を側部第1ロッド26aに連結する。他端部31を側部第1ロッド26aに連結すると、短冊型第1支持プレート19aが側部第1ロッド26a及び側部第9ロッド26iに沿って上下方向へ延在し、短冊型第1支持プレート19aが側部第1ロッド26aと側部第9ロッド26iとを支持してそれらロッド26a,26iの起立状態が保持される。
【0063】
一端部30を中心に短冊型第2支持プレート19bを側部第13ロッド26mにおいて回転可能させ、他端部31を側部第5ロッド26eに位置させた後、連結ボルトによって短冊型第2支持プレート19bの他端部31を側部第5ロッド26eに連結する。他端部31を側部第5ロッド26eに連結すると、短冊型第2支持プレート20bが側部第5ロッド26e及び側部第13ロッド26mに沿って上下方向へ延在し、短冊型第2支持プレート20bが側部第5ロッド26eと側部第13ロッド26mとを支持してそれらロッド26e,26mの起立状態が保持される。
【0064】
一端部30を中心に短冊型第3支持プレート19cを側部第10ロッド26jにおいて回転させ、他端部31を側部第2ロッド26bに位置させた後、連結ボルトによって短冊型第3支持プレート19c他端部31を側部第2ロッド26bに連結する。他端部31を側部第2ロッド26bに連結すると、短冊型第3支持プレート19cが側部第2ロッド26b及び側部第10ロッド26jに沿って上下方向へ延在し、短冊型第3支持プレート19cが側部第2ロッド26bと側部第10ロッド26jとを支持してそれらロッド26b,26jの起立状態が保持される。
【0065】
一端部30を中心に短冊型第4支持プレート19dを側部第14ロッド26nにおいて回転させ、他端部31を側部第6ロッド26fに位置させた後、連結ボルトによって短冊型第4支持プレート19dの他端部31を側部第6ロッド26fに連結する。他端部31を側部第6ロッド26fに連結すると、短冊型第4支持プレート19dが側部第6ロッド26f及び側部第14ロッド26nに沿って上下方向へ延在し、短冊型第4支持プレート19dが側部第6ロッド26fと側部第14ロッド26nとを支持してそれらロッド26f,26nの起立状態が保持される。
【0066】
次に、L型第1支持アングル18aの固定プレート28が底部第1ロッド22aに固定された状態で、L型第1支持アングル18aの連結プレート29を連結ボルトによって側部第1ロッド26aに連結する。L型第1支持アングル18aの連結プレートを側部第1ロッド26aに連結することで、底部第1ロッド22aに対する側部第1ロッド26aの直交状態が保持される。L型第2支持アングル18bの固定プレート28が底部第1ロッド22aに固定された状態で、L型第2支持アングル18bの連結プレート29を連結ボルトによって側部第5ロッド26eに連結する。L型第2支持アングル18bの連結プレートを側部第5ロッド26eに連結することで、底部第1ロッド22aに対する側部第5ロッド26eの直交状態が保持される。
【0067】
更に、L型第3支持アングル18cの固定プレート28が底部第2ロッド22bに固定された状態で、L型第3支持アングル18cの連結プレート29を連結ボルトによって側部第2ロッド26bに連結する。L型第3支持アングル18cの連結プレート29を側部第2ロッド26bに連結することで、底部第2ロッド22bに対する側部第2ロッド26bの直交状態が保持される。L型第4支持アングル18dの固定プレート28が底部第2ロッド22bに固定された状態で、L型第4支持アングル18dの連結プレート29を連結ボルトによって側部第6ロッド26fに連結する。L型第4支持アングル18dの連結プレート29を側部第6ロッド26fに連結することで、底部第2ロッド22bに対する側部第6ロッド26fの直交状態が保持される。
【0068】
第1ブレース21aの一端部32を連結第1ロッド24aの側に延びる頂部第5ロッド23eに連結した状態で、第1ブレース21aの他端部33を側部第9ロッド26iに位置させた後、他端部33を連結ボルトによって側部第9ロッド26iに連結する。第1ブレース21aの他端部33を側部第9ロッド26iに連結することで、頂部第1ロッド23aに対する側部第9ロッド26iの直交状態が保持される。第2ブレース21bの一端部32を連結第2ロッド24bの側に延びる頂部第5ロッド23eに連結した状態で、第2ブレース21bの他端部33を側部第13ロッド26mに位置させた後、他端部33を連結ボルトによって側部第13ロッド26mに連結する。第2ブレース21bの他端部33を側部第13ロッド26mに連結することで、頂部第1ロッド23aに対する側部第13ロッド26mの直交状態が保持される。
【0069】
第3ブレース21cの一端部32を連結第3ロッド24cの側に延びる頂部第6ロッド26fに連結した状態で、第3ブレース21cの他端部33を連結ボルトによって側部第10ロッド26jに連結する。第3ブレース21cの他端部33を側部第10ロッド26jに連結することで、頂部第2ロッド23bに対する側部第10ロッド26jの直交状態が保持される。第4ブレース21dの一端部32を連結第4ロッド24dの側に延びる頂部第6ロッド26fに連結した状態で、第4ブレース21dの他端部33を連結ボルトによって側部第14ロッド26nに連結する。第4ブレース21dの他端部33を側部第14ロッド26nに連結することで、頂部第2ロッド23bに対する側部第14ロッド26nの直交状態が保持される。
【0070】
日よけスペース11(日影が作られた空間)が作られた折り畳み式シェード10を折り畳む手順の一例は、以下のとおりである。第1ブレース21aの他端部33と側部第9ロッド26iとの連結を解除し、第2ブレース21bの他端部33と側部第13ロッド26mとの連結を解除するとともに、第3ブレース21cの他端部33と側部第10ロッド26jとの連結を解除し、第4ブレース21dの他端部33と側部第14ロッド26nとの連結を解除する。短冊型第1支持プレート19aの他端部30と側部第1ロッド26aとの連結を解除し、短冊型第2支持プレート19bの他端部30と側部第5ロッド26eとの連結を解除するとともに、短冊型第3支持プレート19cの他端部30と側部第2ロッド26bとの連結を解除し、短冊型第4支持プレート19dの他端部30と側部第6ロッド26fとの連結を解除する。次に、L型第1支持アングル18aの連結プレート29と側部第1ロッド22aとの連結を解除し、L型第2支持アングル18bの連結プレート29と側部第5ロッド26eとの連結を解除するとともに、L型第3支持アングル18cの連結プレート29と側部第2ロッド22bとの連結を解除し、L型第4支持アングル18dの連結プレート29と側部第6ロッド26fとの連結を解除する。
【0071】
第1~第4ブレース21a~21dの他端部33と各ロッド26i,26m,26j,26nとの連結を解除し、短冊型第1~第4支持プレート19a~19dの他端部31と各ロッド26a,26b,26e,26fとの連結を解除するとともに、L型第1~第4支持アングル18a~18dの連結プレート29と各ロッド22a,22b,26e,26fとの連結を解除した後、頂部第5~第8ロッド23e~23hや連結第1~第4ロッド24a~24dのうちの互いに対向するロッド23e~23h、24a~24dを把持した状態で、頂部フレーム13を底部フレーム12に向かって下方へ押し下げる(縮める)。
【0072】
頂部フレーム13を下方へ押し下げると、第1側部フレーム14の側部第3ロッド26cが底部フレーム12の底部第3ロッド22cに対して旋回し、第1側部フレーム14の側部第1及び第2ロッド26a,26bが底部フレーム12の底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ倒れ(折れ曲がり)、第3側部フレーム16の側部第11ロッド26kが第1側部フレーム14の側部第4ロッド26dに対して旋回するとともに、第3側部フレーム15の側部第12ロッド26lが頂部フレーム13の頂部第3ロッド23dに対して旋回し、第3側部フレーム16の側部第9及び第10ロッド26i,26jが底部フレーム12の底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ倒れる(折れ曲がる)。
【0073】
更に、第2側部フレーム15の側部第7ロッド26gが底部フレーム12の底部第4ロッド22dに対して旋回し、第2側部フレーム15の側部第5及び第6ロッド26e,26fが底部フレーム12の底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ倒れ(折れ曲がり)、第4側部フレーム17の側部第15ロッド26oが第2側部フレーム15の側部第8ロッド26hに対して旋回するとともに、第4側部フレーム17の側部第16ロッド29pが頂部フレーム12の頂部第4ロッド23dに対して旋回し、第4側部フレーム17の側部第13及び第14ロッド26n,26oが底部フレーム12の底部第1及び第2ロッド22a,22bに向かって幅方向内方へ倒れる(折れ曲がる)。
【0074】
折り畳み式シェード10を折り畳むと、第1側部フレーム14が底部フレーム12の上に重なり(当接し)、第3側部フレーム16が頂部フレーム13及び第1側部フレーム14の上に重なるとともに(当接するとともに)、第2側部フレーム15が底部フレーム12の上に重なり(当接し)、第4側部フレーム17が頂部フレーム13及び第2側部フレーム15に重なり(当接し)、図1,2の状態に折り畳まれる。
【0075】
折り畳み式シェード10は、側部第1~第16ロッド26a~26p(第1~第4側部フレーム14~17)が幅方向内方へ折り畳まれた状態から、第1側部フレーム14の側部第3ロッド26cを底部フレーム12の底部第3ロッド22cに対して旋回させて第1側部フレーム14の側部第1及び第2ロッド26a,26bを底部フレーム12の底部第3ロッド22cから上方へ起立させ、第3側部フレーム16の側部第11ロッド26kを第1側部フレーム14の側部第4ロッド26dに対して旋回させるととも第3側部フレーム16の側部第12ロッド26lを頂部フレーム13の頂部第3ロッド23cに対して旋回させて第3側部フレーム16の側部第9及び第10ロッド26i,26jを第1側部フレーム14の側部第4ロッド26dから上方へ起立させ、更に、第2側部フレーム15の側部第7ロッド26gを底部フレーム12の底部第4ロッド22dに対して旋回させて第2側部フレーム15の側部第5及び第6ロッド26e,26fを底部フレーム12の底部第4ロッド22dから上方へ起立させ、第4側部フレーム17の側部第15ロッド26oを第2側部フレーム15の側部第8ロッド26hに対して旋回させるとともに第4側部フレーム17の側部第16ロッド26pを頂部フレーム13の頂部第4ロッド23dに対して旋回させて第4側部フレーム17の側部第13及び第14ロッド26m,26nを第2側部フレーム15の側部第8ロッド26hから上方へ起立させ、第1~第4側部フレーム14~17を底部フレーム12から上方へ起立させることで組み立てることができるから、コンパクトに折り畳んだ状態で任意の場所に搬送しつつ、搬送した場所において容易に組み立てることができ、搬送した場所において複数の利用者を収容可能な所定容積の日よけスペース11(日影が作られた空間)を速やかに作ることができる。
【0076】
折り畳み式シェード10は、底部第1ロッド22aの幅寸法の半分に重なるように第1側部フレーム14の側部第1ロッド26aが幅方向内方へ折り畳まれ、底部第2ロッド22bの幅寸法の半分に重なるように第1側部フレーム14の側部第2ロッド26bが幅方向内方へ折り畳まれ、底部第1ロッド22aの幅寸法の残余の半分に重なるように第2側部フレーム15の側部第5ロッド26eが幅方向内方へ折り畳まれ、底部第2ロッド22bの幅寸法の残余の半分に重なるように第2側部フレーム15の側部第6ロッド26fが幅方向内方へ折り畳まれ、側部第1ロッド22aに重なるように第3側部フレーム16の側部第9ロッド26iが幅方向内方へ折り畳まれ、側部第2ロッド22bに重なるように第3側部フレーム16の側部第10ロッド26jが幅方向内方へ折り畳まれ、更に、側部第5ロッド26eに重なるように第4側部フレーム17の側部第13ロッド26mが幅方向内方へ折り畳まれ、側部第6ロッド26fに重なるように第4側部フレーム17の側部第14ロッド26nが幅方向内方へ折り畳まれ、第1~第4側部フレーム14~17が底部フレーム12に向かって幅方向内方へ折り畳まれるから、底部フレーム12及び頂部フレーム13に対して側部第1~第16ロッド26a~26p(第1~第4側部フレーム14~17)が幅方向内方へ折り畳まれてコンパクトに折り畳むことができ、折り畳んだ状態において任意の場所に自由に持ち運ぶ(搬送する)ことができる。
【0077】
折り畳み式シェード10は、頂部フレーム13の第1~第4頂部ロッド23a~23d又は第5~第8頂部ロッド23e~23hに日よけ部材25が架け渡されることで、その日よけ部材25を利用して所定容積の日よけスペース11(日影が作られた空間)を作ることができる。折り畳み式シェード10は、頂部第1~第4ロッド23a~23dの上方に位置する頂部第5~第8ロッド23e~23hのいずれか又は連結第1~第4ロッド24a~24dのいずれかを把持した状態で、底部フレーム12及び頂部フレーム13に対して第1~第4側部フレーム14~17(側部第1~第16ロッド26a~26p)を起立させるから、底部フレーム12及び頂部フレーム13に対して第1~第4側部フレーム14~17(側部第1~第16ロッド26a~26p)を容易に起立させることができ、組み立てが簡単であり、所定容積の日よけスペース11を容易に作ることができる。
【0078】
折り畳み式シェード10は、第1スプリングダンパー20aが第3側部フレーム16の起立を助勢し、第2スプリングダンパー20bが第4側部フレーム17の起立を助勢するとともに、第3スプリングダンパー20cが第3側部フレーム16の起立を助勢し、第4スプリングダンパー20dが第4側部フレーム17の起立を助勢するから、シェード10の組立時にそれらスプリングダンパー20a~20dを利用して第1~第4側部フレーム14~17(側部第1~第16ロッド26a~26p)を容易に起立させることができ、、組み立てが簡単であり、所定容積の日よけスペース11を容易に作ることができる。
【0079】
折り畳み式シェード10は、第1~第4側部フレーム14~17が上方へ起立して日よけスペース11が画成された状態において、側部第1及び第2ロッド26a,26bや側部第5及び第6ロッド26e,26fの底部第1~第3ロッド22a~22cからの起立状態がL型第1~第4支持アングル18a~18dによって保持されるとともに、側部第1及び第2ロッド26a,26bや側部第5及び第6ロッド26e,26fの底部第1~第4ロッド22a~22dからの起立状態、側部第9及び第10ロッド26i,26jや側部第13及び第14ロッド26m,26nの側部第1及び第2ロッド26a,26bや側部第5及び第6ロッド26e,26fからの起立状態が短冊型第1~第4支持プレート19a~19dによって保持され、更に、側部第9及び第10ロッド26i,26jの側部第4ロッド26dからの起立状態、側部第13及び第14ロッド26m,26nの側部第8ロッド26hからの起立状態が第1~第4ブレース21a~21dによって保持されるから、折り畳み式シェード10の組み立てられた形態をL型第1~第4支持アングル18a~18dや短冊型第1~第4支持プレート19a~19d、第1~第4ブレース21a~21dによって確実に保持することができる。
【0080】
折り畳み式シェード10は、シェード10の組み立てられた形態がL型第1~第4支持アングル18a~18dや短冊型第1~第4支持プレート19a~19d、第1~第4ブレース21a~21dによって保持されるから、組み立てた状態で強風や風雨に煽られたとしても不用意に倒壊することはなく、高い安全性を備えて組み立てられた形態を確実に保持することができる頑丈な折り畳み式シェード10を提供することができる。
【0081】
折り畳み式シェード10は、第1~第4側部フレーム14~17を幅方向内方へ折り畳んだときに、L型第1~第4支持アングル18a~18dを連結第1~第4ロッド24a~24dに連結し、短冊型第1~第4支持プレート19a~19dを側部第1及び第2ロッド26a,26bや側部第5及び第6ロッド26e,26f、側部第9及び第10ロッド26i,26j、側部第13及び第14ロッド26m,26nに連結するとともに、第1~第4ブレース21a~21dを頂部第5及び第6ロッド23e,23fに連結することで、L型第1~第4支持アングル18a~18dや短冊型第1~第4支持プレート19a~19d、第1~第4ブレース21a~21dが他方(前後方向外方や幅方向外方)へ出っ張ることはなく、シェード10をコンパクトに折り畳むことができ、L型第1~第4支持アングル18a~18dや短冊型第1~第4支持プレート19a~19d、第1~第4ブレース21a~21dが搬送時の邪魔になることはなく、シェード10を安全に持ち運ぶことができる。
【符号の説明】
【0082】
10 折り畳み式シェード
11 日よけスペース
12 底部フレーム
13 頂部フレーム
14 第1側部フレーム
15 第2側部フレーム
16 第3側部フレーム
17 第4側部フレーム
18a~18d L型第1~第4支持アングル
19a~19d 短冊型第1~第4支持プレート
20a~20d 第1~第4スプリングダンパー
21a~21d 第1~第4ブレース
22a~22f 底部第1~第6ロッド
23a~23i 頂部第1~第9ロッド
24a~24d 連結第1~第4ロッド
25 日よけ部材
26a~26p 側部第1~第16ロッド
27 蝶番
28 固定プレート
29 連結プレート
30 一端部
31 他端部
32 一端部
33 他端部
34 シリンダー
35 ロッド
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10