(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022108375
(43)【公開日】2022-07-26
(54)【発明の名称】回収サーバ、端末装置及び回収システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20120101AFI20220719BHJP
G06Q 50/26 20120101ALI20220719BHJP
G16Y 20/10 20200101ALI20220719BHJP
G16Y 20/20 20200101ALI20220719BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20220719BHJP
G16Y 40/30 20200101ALI20220719BHJP
【FI】
G06Q50/00
G06Q50/26
G16Y20/10
G16Y20/20
G16Y40/20
G16Y40/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021003324
(22)【出願日】2021-01-13
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】大熊 浩一
(72)【発明者】
【氏名】大西 久美子
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC35
5L049CC60
(57)【要約】
【課題】ごみ回収の利便性を向上できる回収サーバ、端末装置及び回収システムを提供する。
【解決手段】回収サーバは、回収作業者が使用する作業者端末が送信した物体の画像情報を含む画像判定要求を受信する通信部と、通信部が受信した画像判定要求に含まれる画像情報から得られる物体の画像と、記憶部に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果を作業者端末へ通知するための情報を作成する作成部とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回収作業者が使用する作業者端末が送信した物体の画像情報を含む画像判定要求を受信する通信部と、
前記通信部が受信した前記画像判定要求に含まれる前記画像情報から得られる物体の画像と、記憶部に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を前記作業者端末へ通知するための情報を作成する作成部と
を備える、回収サーバ。
【請求項2】
前記判定部は、物体の前記画像が複数の前記回収対象物の前記画像のいずれかに分類できるかを判定する、請求項1に記載の回収サーバ。
【請求項3】
前記記憶部は、複数の前記画像情報の各々と、複数の前記画像情報の各々について回収日を特定する情報とを関連付けて記憶し、
前記画像判定要求には、前記作業者端末が前記物体を撮像した日付情報が含まれ、
前記判定部は、前記画像判定要求に含まれる前記日付情報と記憶された複数の前記画像情報の各々について回収日を特定する情報とにさらに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する、請求項1又は請求項2に記載の回収サーバ。
【請求項4】
前記記憶部は、複数の前記画像情報の各々と、複数の前記画像情報の各々について回収場所の位置情報とを関連付けて記憶し、
前記画像判定要求には、前記作業者端末が前記物体を撮像した位置情報が含まれ、
前記判定部は、前記画像判定要求に含まれる前記位置情報と前記記憶部に記憶された複数の前記画像情報の各々について回収場所の位置情報とにさらに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回収サーバ。
【請求項5】
回収作業者が使用する作業者端末が送信した位置情報を含む回収リスト要求を受信する通信部と、
回収対象物の画像情報と前記回収対象物の回収場所を特定する情報とを関連付けた回収情報を複数記憶する記憶部から、前記通信部が受信した前記回収リスト要求に含まれる前記位置情報に基づいて複数の前記回収情報を並べ替え、並べ替えた複数の前記回収情報を含む回収リストを作成する処理部と、
前記処理部が作成した前記回収リストを含む回収リスト応答を作成する作成部と
を備える、回収サーバ。
【請求項6】
前記回収リスト要求には、回収日付を特定する情報が含まれ、
前記処理部は、前記記憶部から、前記通信部が受信した前記回収リスト要求に含まれる前記回収日付にさらに基づいて複数の前記回収情報を並べ替える、請求項5に記載の回収サーバ。
【請求項7】
撮像部と、
前記撮像部が撮像した物体の画像情報を含む画像判定要求を作成する処理部と、
前記処理部が作成した前記画像判定要求を送信する通信部と
を備え、
前記通信部は、前記画像判定要求に対する応答である画像判定応答を受信し、
前記処理部は、前記画像判定応答に含まれる前記画像情報から物体の画像と、複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて判定される前記物体が回収の対象であるか否かの判定結果を取得する、端末装置。
【請求項8】
回収対象物の画像情報と位置情報とを含む回収依頼を送信する利用者端末と、
前記利用者端末が送信した前記回収依頼を受信する通信部と、
前記通信部が受信した前記回収依頼に含まれる回収対象物の前記画像情報と前記位置情報とに基づいて、回収対象物の画像情報と回収対象物の回収場所を特定する情報とを関連付けた回収情報を記憶部に記憶する処理部と
を備える回収サーバと、
作業者が使用し、物体の画像情報を含む画像判定要求を送信する作業者端末と
を備え、
前記通信部は、前記作業者端末が送信した前記画像判定要求を受信し、
前記回収サーバは、
前記通信部が受信した前記画像判定要求に含まれる前記画像情報から得られる物体の画像と、記憶部に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を前記作業者端末へ通知するための情報を作成する作成部と
を備える、回収システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回収サーバ、端末装置及び回収システムに関する。
【背景技術】
【0002】
大型ごみの有料回収は、以下の(1)、(2)で行われることが主流である。
(1)大型ごみの回収を依頼する者(以下「依頼者」という)は、大型ごみの回収の受付をオンライン上で実施し、処理券を店舗で購入する。依頼者は、オンライン上に払い出された識別番号を、購入した処理券に手書きする。依頼者は、処理券をごみに貼り付けて排出する。回収事業者は、処理券に記載された識別番号を確認してごみの回収を行う。
(2)依頼者は、大型ごみの回収の受付を電話で実施し、処理券を店舗で購入する。依頼者は、電話で伝えられた識別番号を処理券に手書きする。依頼者は、処理券をごみに貼り付けて排出する。回収事業者は、処理券に記載された識別番号を確認してごみの回収を行う。
さらに、大型ごみの有料回収を以下によって行う自治体も存在する。
依頼者は、大型ごみの回収の受付・支払いをオンライン上で実施する。依頼者は、オンライン上で払い出された識別番号を、手持ちの紙に手書きする。依頼者は、紙をごみに貼り付けて排出する。
また、依頼者は、大型ごみの回収の受付をオンライン上で実施し、その際ごみの画像をアップロードする。アップロードされたごみの画像の画像解析が行われ、品目、回収金額などの自動応答が行われる。
【0003】
ごみの回収作業に関して、作業員による物品の回収作業の効率を向上し得る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、携帯電話機は、利用者が利用者情報と、回収物品情報と、回収希望場所及び希望回収日時と、回収希望物品の画像情報とからなる回収希望物品情報を、通信ネットワークを介して業者サーバへ送信する。業者サーバは、受信した回収希望物品情報に基づいて、回収日時、回収場所、回収代金などを決定し、回収代金及び利用者情報を代金処理サーバへ送信して決済処理をさせる。代金処理サーバからの決済処理済の承認情報を業者サーバが受信すると、回収場所、回収日時と共に作業端末へ回収物品情報の画像情報を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した大型ごみの有料回収方法では、依頼者は大型ごみの画像をアップロードし、アップロードした大型ごみの画像に対して大型ごみの品目、回収金額が回答され、支払いはオンライン上で完結する。依頼者には、大型ごみに貼り付けるための識別情報が送付される。
一方で、大型ごみの画像、物品の情報は、回収事業者に連携される。回収事業者は、画像を見て回収対象にあたりをつけ、大型ごみに貼り付けられた識別情報を確認することで回収の効率化を図る。
【0006】
しかし、依頼者は識別情報を手書きし、手書きしたものを大型ごみに貼り付ける手間がかかる。回収事業者は大型ごみに貼り付けられた識別情報を確認する手間がかかる。
仮にランダム又は受け付けた順に識別情報が並んだ回収リストを使用して回収事業者が大型ごみを回収する場合、回収事業者は目の前のごみ群から、回収リストの順にごみを探さなければならず、回収する大型ごみを特定するのに時間を要する。
仮に大型ごみが誤った指定日、誤った場所に排出された場合には、回収リストに回収対象がないため、確認に時間を要する。
また、作業者は、回収ミスがないように、大型ごみと画像とを見比べたり、識別情報を確認したりするために手間を要する。
また、回収場所について、戸建ての場合は、道路に面した自宅前もしくは集積所となり、集合住宅の場合は集積所となる等、自治体により方法が異なる。そのため、申込者、依頼者の住所情報のみからだと、実際の回収場所を正確に把握するのが困難という不便があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ごみ回収の利便性を向上できる回収サーバ、端末装置及び回収システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決する本発明の一態様は、回収作業者が使用する作業者端末が送信した物体の画像情報を含む画像判定要求を受信する通信部と、前記通信部が受信した前記画像判定要求に含まれる前記画像情報から得られる物体の画像と、記憶部に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果を前記作業者端末へ通知するための情報を作成する作成部とを備える、回収サーバである。
【0009】
また、本発明の一態様は、回収作業者が使用する作業者端末が送信した位置情報を含む回収リスト要求を受信する通信部と、回収対象物の画像情報と前記回収対象物の回収場所を特定する情報とを関連付けた回収情報を複数記憶する記憶部から、前記通信部が受信した前記回収リスト要求に含まれる前記位置情報に基づいて複数の前記回収情報を並べ替え、並べ替えた複数の前記回収情報を含む回収リストを作成する処理部と、前記処理部が作成した前記回収リストを含む回収リスト応答を作成する作成部とを備える、回収サーバである。
【0010】
また、本発明の一態様は、撮像部と、前記撮像部が撮像した物体の画像情報を含む画像判定要求を作成する処理部と、前記処理部が作成した前記画像判定要求を送信する通信部とを備え、前記通信部は、前記画像判定要求に対する応答である画像判定応答を受信し、前記処理部は、前記画像判定応答に含まれる前記画像情報から物体の画像と、複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて判定される前記物体が回収の対象であるか否かの判定結果を取得する、端末装置である。
【0011】
また、本発明の一態様は、回収対象物の画像情報と位置情報とを含む回収依頼を送信する利用者端末と、前記利用者端末が送信した前記回収依頼を受信する通信部と、前記通信部が受信した前記回収依頼に含まれる回収対象物の前記画像情報と前記位置情報とに基づいて、回収対象物の画像情報と回収対象物の回収場所を特定する情報とを関連付けた回収情報を記憶部に記憶する処理部とを備える回収サーバと、作業者が使用し、物体の画像情報を含む画像判定要求を送信する作業者端末とを備え、前記通信部は、前記作業者端末が送信した前記画像判定要求を受信し、前記回収サーバは、前記通信部が受信した前記画像判定要求に含まれる前記画像情報から得られる物体の画像と、記憶部に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、前記物体が回収の対象であるか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果を前記作業者端末へ通知するための情報を作成する作成部とを備える、回収システムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ごみ回収の利便性を向上できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施形態の回収システムの構成例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係る利用者端末と作業者端末と回収サーバとの詳細を示す図である。
【
図3】本実施形態に係る利用者端末に表示される申込み画面の一例を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る利用者端末に表示される支払い方法を入力するための画面の一例を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る作業者端末が表示するログイン画面の一例を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る作業者端末が表示する回収車用回収リストの一例を示す図である。
【
図7】本実施形態に係る作業者端末が表示する大型ごみの画像の表示画面の一例を示す図である。
【
図8】本実施形態に係る回収サーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図9】本実施形態に係る回収システムの動作の例1を示す図である。
【
図10】本実施形態に係る回収システムの動作の例2を示す図である。
【
図11】本実施形態に係る回収システムの動作の例3を示す図である。
【
図12】本実施形態に係る回収システムに含まれる作業者端末の動作の一例を示す図である。
【
図13】本実施形態に係る回収システムの動作の例4を示す図である。
【
図14】本実施形態の変形例に係る作業者端末の動作の一例を示す図である。
【
図15】本実施形態に係る回収システムを利用した回収方法の他の例を示す図である。
【
図16】本実施形態に係る回収システムを利用した回収方法の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本実施形態の回収サーバ、端末装置及び回収システムを、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
【0015】
(第1実施形態)
[回収システム]
図1は、本発明の実施形態の回収システムの構成例を示す図である。
図1において、回収システム1は、申込制のごみの回収を実行するユーザU2が使用するユーザ端末(以下「作業者端末200」という)と回収サーバ300とを備える。
申込制のごみの回収には、粗大ごみなどの大型ごみの回収が含まれる。以下、申込制のごみの回収の一例として、大型ごみの回収を行う場合について説明を続ける。
図1には、作業者端末200と回収サーバ300とに加え、回収を依頼するユーザU1が使用するユーザ端末(以下「利用者端末100」という)が示されている。
利用者端末100と作業者端末200と回収サーバ300とは、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
【0016】
ユーザU1は、大型ごみの有料回収を申し込む。ユーザU1は、大型ごみの有料回収を申し込む際に、利用者情報と日時情報と有料回収の対象の大型ごみを特定する情報とを利用者端末100に入力し、利用者端末100で大型ごみを撮像する。利用者情報には、利用者の氏名と利用者への連絡先とが含まれる。大型ごみを特定する情報には、大型ごみの種類を特定する情報と大型ごみの大きさを特定する情報と大型ごみの数量を特定する情報との少なくとも一方が含まれる。ここで、大型ごみの大きさを特定する情報は、利用者端末100が搭載している機能によって取得される。
利用者端末100は、ユーザU1の操作に基づいて、利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と利用者端末100の位置情報とを取得する。利用者端末100は、取得した利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と利用者端末100の位置情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収依頼を作成する。利用者端末100は、作成した回収依頼を回収サーバ300に送信する。
【0017】
回収サーバ300は、利用者端末100が送信した回収依頼を受信する。回収サーバ300は、受信した回収依頼に基づいてその回収依頼を識別するための情報を生成する。本実施形態では、回収依頼を識別するための情報の一例として受付番号を生成する場合について説明を続ける。回収サーバ300は、回収依頼に含まれる利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と利用者端末100の位置情報とを取得し、取得した利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と利用者端末100の位置情報とを、受付番号に関連付けて記憶する。
【0018】
回収サーバ300は、取得した大型ごみの画像情報に基づいて、その大型ごみの種別を判定する。回収サーバ300は、大型ごみの種別の判定結果と大型ごみを特定する情報とに基づいて、その大型ごみの回収の費用を見積もり、回収の費用の見積もり結果を特定する情報を取得する。回収サーバ300は、取得した日時情報に基づいて回収日時の候補を特定する情報を取得する。
回収サーバ300は、取得した利用者端末100の位置情報に基づいて回収場所の候補を特定する情報を取得する。回収サーバ300は、受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを含む、利用者端末100を宛先とする、回収応答を作成する。回収サーバ300は、作成した回収応答を利用者端末100へ送信する。
【0019】
利用者端末100は、回収サーバ300が送信した回収応答を受信する。利用者端末100は、受信した回収応答に含まれる受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを取得する。利用者端末100は、取得した回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを処理することによって、回収の費用の見積もり結果と回収日時の候補と回収場所の候補とを表示する。
ユーザU1は、利用者端末100に表示された回収の費用の見積もり結果と回収日時の候補と回収場所の候補とを参照し、回収を依頼しない場合には回収を依頼しない操作を行い、回収を依頼する場合には回収日時の候補から回収日時を選択し、回収場所の候補から回収場所を選択する操作を行う。
利用者端末100は、ユーザU1の操作に基づいて、受付番号と回収を依頼しないことを特定する情報を含む、回収サーバ300を宛先とする回収回答を作成する。利用者端末100は、作成した回収回答を、回収サーバ300へ送信する。又は、利用者端末100は、ユーザU1の操作に基づいて、受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収回答を作成する。利用者端末100は、作成した回収回答を、回収サーバ300へ送信する。
【0020】
回収サーバ300は、利用者端末100が送信した回収回答を受信する。回収サーバ300は、受信した回収回答に回収を依頼しないことを特定する情報が含まれる場合には処理を終了する。回収サーバ300は、受信した回収回答に回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とが含まれる場合には、回収回答から受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報とを取得する。回収サーバ300は、取得した受付番号に関連付けて記憶されている利用者情報を取得する。回収サーバ300は、回収の費用の見積もり結果を回収の費用として、回収の費用を特定する情報と取得した利用者情報とを含む、決済事業者サーバ400を宛先とする決済要求を作成する。回収サーバ300は、作成した決済要求を決済事業者サーバ400へ送信する。
【0021】
決済事業者サーバ400は、回収サーバ300が送信した決済要求を受信する。決済事業者サーバ400は、受信した決済要求に含まれる利用者情報と回収の費用を特定する情報とを取得する。決済事業者サーバ400は、取得した利用者情報と回収の費用を特定する情報とに基づいて、利用者端末100との間で回収の費用の決済を行う。決済事業者サーバ400は、決済が完了した場合に利用者情報と支払結果とを含む、利用者端末100を宛先とする決済応答を作成する。決済事業者サーバ400は、作成した決済応答を、回収サーバ300へ送信する。
【0022】
回収サーバ300は、決済事業者サーバ400が送信した決済応答を受信する。回収サーバ300は、受信した決済応答に含まれる利用者情報と支払結果とを取得する。回収サーバ300は、取得した支払結果に基づいて支払が完了したことを確認した後に利用者情報に基づいて、利用者情報と受付番号と回収日時を特定する情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けて回収リストに記憶する。回収サーバ300は、支払結果に基づいて手続き完了通知を作成し、作成した手続き完了通知と受付番号とを含む、利用者端末100を宛先とする回答応答を作成する。回収サーバ300は、作成した回答応答を利用者端末100へ送信する。
利用者端末100は、回収サーバ300は送信した回答応答を受信する。利用者端末100は、受信した回答応答に含まれる手続き完了通知と受付情報とを取得し、取得した手続き完了通知と受付番号とを表示する。
【0023】
回収サーバ300は、回収リストに記憶されている利用者情報と受付番号と回収日時を特定する情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けた一又は複数の情報のうち、回収日時に該当する利用者情報と受付番号と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けた回収情報を含む当日回収リストを取得する。回収サーバ300は、取得した当日回収リストに基づいて、回収車毎に、積載の組み合わせと回収ルートとを選定する。回収サーバ300は、渋滞情報などの交通情報にさらに基づいて、回収ルートを選定してもよい。また、回収サーバ300は、渋滞情報などの交通情報に基づいて、例えば交通情報が変更された場合に回収ルートを再選定してもよい。
回収サーバ300は、回収車毎に回収ルートを特定する情報と積載する大型ごみに関する情報を含む回収車用回収リスト含む、その回収車を運転するユーザU2が使用する作業者端末200を宛先とする回収ルート通知を作成する。ここで、積載する大型ごみに関する情報には、受付番号と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とが含まれる。回収サーバ300は、作成した回収ルート通知を作業者端末200へ送信する。
【0024】
作業者端末200は、回収サーバ300が送信した回収ルート通知を受信する。作業者端末200は、受信した回収ルート通知に含まれる回収ルートを特定する情報に基づいて、回収ルートを表示する。
ユーザU2は、作業者端末200に表示された回収ルートに基づいて、ごみ収集車で回収場所を巡回する。ユーザU2は、回収場所に到着する場合に、作業者端末200を操作することによって、回収ルート通知に含まれる回収車用回収リストを表示させる。ここで、作業者端末200は、測位を実施することによって得られる位置情報に基づいて、回収車用回収リストに含まれる回収日時に該当する利用者情報と受付番号と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けた複数の回収情報の表示の順序を変更してもよい。以下、一例として、作業者端末200が、測位を実行することによって得られる位置情報に基づいて、複数の回収情報の表示の順序を変更する場合について説明を続ける。
ユーザU2は、表示された回収車用回収リストを参照し、回収場所に排出されている一又は複数の大型ごみの各々を撮像する。作業者端末200は、一又は複数の大型ごみの各々を撮像することによって作成された画像情報と受付番号と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする画像判定要求を作成する。作業者端末200は、作成した画像判定要求を、回収サーバ300へ送信する。
【0025】
回収サーバ300は、作業者端末200が送信した画像判定要求を受信する。回収サーバ300は、受信した画像判定要求に含まれる画像情報と受付番号と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とを取得する。回収サーバ300は、回収リストと、取得した画像情報と受付番号と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定する。
回収サーバ300は、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されると判定される場合には、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収の対象であると判定する。回収サーバ300は、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれにも分類されないと判定される場合には、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収の対象でないと判定する。回収サーバ300は、画像情報と受付番号と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを含む、作業者端末200を宛先とする画像判定応答を作成する。回収サーバ300は、作成した画像判定応答を作業者端末200へ送信する。
【0026】
作業者端末200は、回収サーバ300が送信した画像判定応答を受信する。作業者端末200は、受信した画像判定応答に含まれる画像情報と受付番号と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得する。作業者端末200は、取得した画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とに基づいて、大型ごみの画像と回収の対象であるか否かの判定結果とを表示する。
作業者U2は、作業者端末200が表示した大型ごみの画像と回収の対象であるか否かの判定結果とを参照し、大型ごみが回収の対象である場合に、その大型ごみを回収する。作業者U2は、大型ごみの回収が完了した場合に、回収が完了したことを通知するための操作を行う。
作業者端末200は、作業者が行った回収が完了したことを通知するための操作に基づいて回収完了情報を取得する。作業者端末200は、回収した大型ごみの画像に関連付けられている受付番号と取得した回収完了情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収通知を作成する。作業者端末200は、作成した回収通知を回収サーバ300へ送信する。
【0027】
回収サーバ300は、作業者端末200が送信した回収通知を受信する。回収サーバ300は、受信した回収通知に含まれる受付番号と回収完了情報とを取得する。回収サーバ300は、取得した受付番号と回収完了情報とに基づいて、回収リストに含まれる大型ごみの画像情報のうち、取得した受付番号に該当するものを回収済に設定する。回収サーバ300は、受付番号と回収完了を通知するための情報を含む、利用者端末100を宛先とする回収完了通知を作成する。回収サーバ300は、作成した回収完了通知を利用者端末100に送信する。
利用者端末100は、回収サーバ300が送信した回収完了通知を受信する。利用者端末100は、受信した回収完了通知に含まれる受付番号と回収完了を通知するための情報を取得する。利用者端末100は、取得した受付番号と回収完了を通知するための情報に基づいて回収完了を通知するための情報を表示する。
【0028】
以下、利用者端末100と作業者端末200と回収サーバ300との各々の詳細について、順次説明する。
図2は、本実施形態に係る利用者端末と作業者端末と回収サーバとの詳細を示す図である。
(利用者端末100)
利用者端末100は、スマートフォン、携帯端末、又はパーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。
利用者端末100は、例えば、通信部11と、処理部12と、操作部13と、表示部14と、撮像部15と、測位部16と、記憶部17とを備える。
【0029】
通信部11は、通信モジュールによって実現される。通信部11は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部11は、例えば、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。また、通信部11は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。通信部11は、ネットワークNWを介して回収サーバ300及び決済事業者サーバ400と通信するために必要な通信情報を保持する。
通信部11は、処理部12が出力した回収依頼を回収サーバ300へ送信し、回収サーバ300が送信した回収応答を受信する。通信部11は、処理部12が出力した回収回答を回収サーバ300へ送信し、回収サーバ300が送信した回答応答を受信する。通信部11は、決済事業者サーバ400が送信した支払い方法要求を受信し、処理部12が出力した支払い方法応答を送信する。通信部11は、回収サーバ300が送信した回収完了通知を受信する。
【0030】
操作部13は、入力デバイスを備え、ユーザU1の操作を受け付ける。この入力デバイスには、キーボード等の文字情報を入力するデバイス、マウス、タッチパネル等のポインティングデバイス、釦、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッド等が含まれる。ユーザU1は、操作部13を操作することによって、大型ごみの有料回収を申し込む。ユーザU1は、操作部13を操作することによって、大型ごみの有料回収を申し込む際に、利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とを入力する。また、ユーザU1は、操作部13に対して回収を依頼しない操作又は、回収を依頼する場合に回収日時の候補から回収日時を選択し、回収場所の候補から回収場所を選択する操作を行う。また、ユーザU1は、操作部13に対して大型ごみの有料回収の費用を支払う操作を行う。
【0031】
記憶部17は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。
表示部14は、画像、GUI(Graphical User Interface)などを表示する。
撮像部15は、静止画、動画を記録することによって、画像情報を生成する。撮像部15は、ユーザU1の操作に基づいて、大型ごみを撮像することによって大型ごみの画像情報を作成する。
測位部16は、全地球測位システム(GPS)及び/もしくは他の衛星航法システムなどの衛星航法システム、セルラーネットワークによって提供され得る位置サービス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントから取得され得る位置情報を取得する。
【0032】
処理部12は、操作部13に対して大型ごみの有料回収を申し込む操作が行われた場合に、表示部14に申込み画面を表示させる。
図3は、本実施形態に係る利用者端末に表示される申込み画面の一例を示す図である。申し込み画面の一例には、大型ごみ特定する情報としてごみの種類を選択するためのリストボックスと数量を選択するためのリストボックスとが含まれる。さらに、申し込み画面の一例には、アップロードする画像が含まれる。
図2に戻り説明を続ける。
処理部12は、操作部13に対して大型ごみの有料回収を申し込む操作が行われた場合に、測位部16に測位させる。処理部12は、操作部13に入力された利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とを取得する。処理部12は、測位部16から利用者端末100の位置情報を取得する。処理部12は、アップロードする大型ごみの画像情報を取得する。処理部12は、利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と利用者端末100の位置情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収依頼を作成する。処理部12は、作成した回収依頼を通信部11に出力する。
【0033】
処理部12は、通信部11が受信した回収応答を取得する。処理部12は、取得した回収応答に含まれる受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを取得する。処理部12は、取得した受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを処理することによって、受付番号と回収の費用の見積もり結果と回収日時の候補と回収場所の候補とを表示部14に表示させる。
処理部12は、操作部13に対して回収を依頼しない操作が行われた場合に、受付番号と、回収を依頼しないことを特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収回答を作成する。又は処理部12は、ユーザU1の操作に基づいて、受付番号と、操作部13に入力された回収の費用の見積もり結果情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収回答を作成する。処理部12は、作成した回収回答を通信部11に出力する。
【0034】
処理部12は、通信部11が受信した支払い方法要求を取得する。処理部12は、取得した支払い方法要求を処理することによって表示部14に支払い方法を入力するための画面を表示させる。
図4は、本実施形態に係る利用者端末に表示される支払い方法を入力するための画面の一例を示す図である。支払い方法を入力するための画面の一例には、支払い方法を選択するための複数のボックスと、カード番号を入力するボックスと、有効期限を入力するボックスと、セキュリティコードを入力するボックスとが含まれる。支払方法を選択するための複数のボックスの各々は、支払い方法に対応する。
図2に戻り説明を続ける。
処理部12は、ユーザU1が操作部13を操作することによって、支払い方法を入力するための画面に対して入力された支払い方法を特定する情報と、カード番号を特定する情報と、有効期限を特定する情報と、セキュリティコードを特定する情報とを取得する。処理部12は、取得した情報を含む、決済事業者サーバ400を宛先とする支払い方法応答を作成する。処理部12は、作成した支払い方法応答を通信部11へ出力する。
処理部12は、通信部11が受信した回答応答を取得する。処理部12は、取得した回収応答に含まれる手続き完了通知と受付番号とを取得し、取得した手続き完了通知と受付番号とを表示部14に表示する。
処理部12は、通信部11が受信した回収完了通知を取得する。処理部12は、取得した回収完了通知に含まれる回収完了を通知するための情報と受付番号とを取得する。処理部12は、取得した回収完了を通知するための情報と受付番号とに基づいて回収完了を通知するための情報を表示部14に表示させる。
【0035】
処理部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部17に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0036】
(作業者端末200)
作業者端末200は、スマートフォン、携帯端末、又はパーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。
作業者端末200は、例えば、通信部21と、処理部22と、操作部23と、表示部24と、撮像部25と、測位部26と、記憶部27とを備える。
通信部21は、通信モジュールによって実現される。通信部21は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部21は、例えば、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。また、通信部21は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。通信部21は、ネットワークNWを介して回収サーバ300と通信するために必要な通信情報を保持する。
通信部21は、回収サーバ300が送信した回収ルート通知を受信する。通信部21は、処理部22が出力した画像判定要求を回収サーバ300へ送信し、回収サーバ300が送信した画像判定応答を受信する。通信部21は、処理部22が出力した回収通知を回収サーバ300へ送信する。
【0037】
操作部23は、入力デバイスを備え、ユーザU2の操作を受け付ける。この入力デバイスには、キーボード等の文字情報を入力するデバイス、マウス、タッチパネル等のポインティングデバイス、釦、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッド等が含まれる。ユーザU2は、操作部23に対して回収場所の大型ごみを撮像するための操作を行う。また、ユーザU2は、操作部23に対して回収が完了したことを通知するための操作を行う。
記憶部27は、HDD、フラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。
表示部24は、画像、GUIなどを表示する。
撮像部25は、静止画、動画を記録することによって、画像情報を生成する。撮像部25は、ユーザU2の操作に基づいて、大型ごみを撮像することによって大型ごみの画像情報を作成する。
測位部26は、全地球測位システム(GPS)及び/もしくは他の衛星航法システムなどの衛星航法システム、セルラーネットワークによって提供され得る位置サービス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントから取得され得る位置情報を取得する。
【0038】
作業者端末200のユーザU2は、大型ごみの回収を開始する場合に、回収アプリを起動し、起動した回収アプリにログインする。
図5は、本実施形態に係る作業者端末が表示するログイン画面の一例を示す図である。ログイン画面の一例には、「〇〇市 粗大ごみ 回収事業者画面」と表示され、ユーザIDとパスワードとを入力する領域が含まれる。ユーザU2は、ユーザIDとパスワードとを入力し、ログインボタンを押すことによって、作業者端末200は、ユーザIDとパスワードとを回収サーバ300へ送信する。
回収サーバ300は、作業者端末200が送信したユーザIDとパスワードとを受信し、受信したユーザIDとパスワードとの組み合わせが登録されている場合にはログインを許可し、登録されていない場合にはログインを許可しない。ここでは、回収サーバ300によってログインが許可された場合について説明を続ける。
処理部22は、通信部21が受信した回収ルート通知を取得する。処理部22は取得した回収ルート通知に含まれる回収ルートを特定する情報に基づいて、回収ルートを表示部24に表示する。
【0039】
処理部22は、測位部26に測位を実行させることによって位置情報を取得する。処理部22は、取得した位置情報に基づいて、回収車用回収リストに含まれる複数の回収情報の表示の順序を変更する。具体的には、処理部22は、位置情報に基づいて、位置情報に該当する回収場所と関連付けられているものが上位となるように複数の回収情報の表示の順序を変更する。
図6は、本実施形態に係る作業者端末が表示する回収車用回収リストの一例を示す図である。回収車用回収リストの一例には、「〇〇市 粗大ごみ 回収事業者画面」と表示され、「現在位置での候補」として受付番号「GM123456」と、金額(回収の費用)「700円」と、回収予定日「〇月〇日」と、氏名「ヤマダタロウ」とが表示され、「現在位置での候補」の下に、ごみの画像を表示する場合に押すための「画像を表示」ボタンと、大型ごみを回収した場合に押すための「このごみを回収」ボタンとが表示されている。さらに、回収ルート表示画面の一例には、「その他の候補」として受付番号「GM345644」と、金額「700円」と、回収予定日「〇月〇日」とが表示されている。
【0040】
回収ルート表示画面が表示されている状態で、ユーザU2が「画像を表示」を押すことで、作業者端末200は、受付番号「GM123456」に該当する大型ごみの画像を表示する。
図7は、本実施形態に係る作業者端末が表示する大型ごみの画像の表示画面の一例を示す図である。大型ごみの画像の表示画面の一例は、ソファの画像と、候補(回収車用回収リスト)に戻る場合に押すための「候補に戻る」ボタンが表示されている。ユーザU2は、回収する大型ごみを確認し、「候補に戻る」ボタンを押す。大型ごみの画像の表示画面で、「候補に戻る」ボタンが押されることによって、回収ルート表示画面に戻る。
図2に戻り説明を続ける。
【0041】
ユーザU2が操作部23に対して回収場所の大型ごみを撮像するための操作を行うことによって、処理部22は、撮像部25から一又は複数の大型ごみの各々を撮像することによって作成された画像情報を取得する。処理部22は、測位部26から作業者端末200の位置情報を取得する。処理部22は、一又は複数の大型ごみの画像情報と作業者端末200の位置情報と撮像した日時を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする画像判定要求を作成する。処理部22は、作成した画像判定要求を、通信部21へ出力する。
処理部22は、通信部21が受信した画像判定応答を取得する。処理部22は、取得した画像判定応答に含まれる一又は複数の大型ごみの画像情報と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得する。処理部22は、取得した一又は複数の大型ごみの画像情報と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とに基づいて、一又は複数の大型ごみの画像と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを表示部24に表示させる。
ユーザU2は、表示部24に表示された大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果に基づいて、回収の対象である場合に、その大型ごみを回収する。ユーザU2は、回収した大型ごみに対応する「このごみを回収」ボタンを押す。
処理部22は、ユーザU2によって「このごみを回収」ボタンが押された場合に、「このごみを回収」ボタンに該当する受付番号を取得する。処理部22は、取得した受付番号を含む、回収サーバ300を宛先とする回収通知を作成する。処理部22は、作成した回収通知を通信部21へ出力する。
【0042】
処理部22は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部27に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0043】
(回収サーバ300)
回収サーバ300は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。回収サーバ300は、例えば、通信部31と、画像判定部32と、料金算定部33と、回収日時算定部34と、積載・回収ルート計画部35と、回収リスト生成部36と、分類部37と、決済部38と、処理部39と、記憶部40とを備える。
通信部31は、通信モジュールによって実現される。通信部31は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部31は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。また、通信部31は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。通信部31は、ネットワークNWを介して利用者端末100、作業者端末200、及び決済事業者サーバ400と通信するために必要な通信情報を保持する。
【0044】
通信部31は、利用者端末100が送信した回収依頼を受信し、処理部39が出力した回収応答を利用者端末100へ送信する。通信部31は、利用者端末100が送信した回収回答を受信し、処理部39が出力した回答応答を利用者端末100へ送信する。通信部31は、処理部39が出力した決済要求を決済事業者サーバ400へ送信し、決済事業者サーバ400が送信した決済応答を受信する。通信部31は、処理部39が出力した回収ルート通知を作業者端末200へ送信する。通信部31は、作業者端末200が送信した画像判定要求を受信し、処理部39が出力した画像判定応答を作業者端末200へ送信する。通信部31は、作業者端末200が送信した回収通知を受信し、処理部39が出力した回収完了通知を利用者端末100へ送信する。
【0045】
記憶部40は、HDDやフラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。
図8は、本実施形態に係る回収サーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部40は、回収リスト40-1と、物品情報40-2と、料金情報40-3と、地図情報40-4と、カレンダー情報40-5とを記憶する。回収リスト40-1と、物品情報40-2と、料金情報40-3と、地図情報40-4と、カレンダー情報40-5との少なくとも一つがクラウド上に記憶されていてもよい。
回収リスト40-1は、利用者情報と受付番号と回収日時を特定する情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けた回収情報を複数含む。
物品情報40-2は、物品の画像情報とその物品を特定する情報との関係を表す学習モデルである。物品を特定する情報の一例は、物品の種別を特定する情報である。この学習モデルの一例は、物品の画像情報とその物品を特定する情報とに基づいて、物品の画像情報を説明変数又は特徴量とし、その物品を特定する情報を目的変数として教師あり学習を行うことによって得られる。
【0046】
料金情報40-3は、大型ごみの種別を特定する情報とその大型ごみを特定する情報とその大型ごみの回収の費用とを関連付けた情報である。
地図情報40-4は、回収ルートを設定するために使用される。
カレンダー情報40-5は、日時とその日時に回収する大型ごみの受付情報とが関連付けて記憶されている。カレンダー情報40-5は、回収日時の候補を求める際に使用される。
図2に戻り説明を続ける。
【0047】
画像判定部32は、通信部31が受信した回収依頼を取得する。画像判定部32は、取得した回収依頼に含まれる利用者情報と大型ごみの画像情報とを取得する。画像判定部32は、記憶部40に記憶された物品情報40-2を使用して、取得した大型ごみの画像情報に基づいて、その大型ごみの種別を判定する。
料金算定部33は、通信部31が受信した回収依頼を取得する。画像判定部32は、取得した回収依頼に含まれる利用者情報と大型ごみを特定する情報とを取得する。料金算定部33は、画像判定部32から大型ごみの種別の判定結果を取得する。料金算定部33は、記憶部40に記憶された料金情報40-3を使用して、取得した大型ごみを特定する情報と大型ごみの種別の判定結果とに基づいて、その大型ごみの回収の費用を取得し、取得した回収の費用を、回収の費用の見積もり結果として使用する。
回収日時算定部34は、通信部31が受信した回収依頼を取得する。回収日時算定部34は、取得した回収依頼に含まれる利用者情報と日時情報と利用者端末100の位置情報とを取得する。回収日時算定部34は、記憶部40に記憶されたカレンダー情報40-5を使用して、取得した日時情報に基づいて回収日時の候補を取得する。回収日時算定部34は、記憶部40に記憶された地図情報40-4を使用して、取得した利用者端末100の位置情報に基づいて回収場所の候補情報を取得する。例えば、回収日時算定部34は、利用者端末100の位置情報に基づいて、利用者端末100の位置に最も近い回収場所から順に回収場所の候補とする。
【0048】
積載・回収ルート計画部35は、記憶部40に記憶されている回収リスト40-1に記憶されている複数の回収情報から回収日時に該当する回収情報を取得する。積載・回収ルート計画部35は、取得した回収情報に基づいて、積載の組み合わせと回収ルートとを選定する。具体的には、積載・回収ルート計画部35は、回収車毎に、大型ごみを特定する情報に基づいて積載する大型ごみの組み合わせを選定し、回収場所を特定する情報に基づいて回収ルートを選定する。積載・回収ルート計画部35は、回収車毎に積載する大型ごみの組み合わせと回収ルートとを関連付ける。
【0049】
回収リスト生成部36は、通信部31が受信した回収回答を取得する。回収リスト生成部36は、取得した回収回答に回収を依頼しないことを特定する情報が含まれる場合には処理を終了する。回収リスト生成部36は、取得した回収回答に回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とが含まれる場合には、回収回答から受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とを取得する。
回収リスト生成部36は、取得した受付番号に関連付けて記憶されている利用者情報を取得する。回収リスト生成部36は、利用者情報と受付番号と回収日時を特定する情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けて回収情報として回収リスト40-1に記憶する。
【0050】
分類部37は、通信部31が受信した画像判定要求を取得する。分類部37は、取得した画像判定要求に含まれる画像情報と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とを取得する。分類部37は、回収リストと、取得した画像情報と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定する。
具体的には、分類部37は、回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、回収リスト40-1から該当する回収情報を取得する。分類部37は、画像判定要求から取得した画像情報を処理することによって得られる画像と、取得した回収情報に含まれる大型ごみの画像情報を処理することによって得られる画像との類似度を算出する。分類部37は、算出した類似度が閾値以上である場合に、画像判定要求から取得した画像情報によって示される大型ごみが、回収リストに含まれる回収情報に含まれる大型ごみの画像情報に分類されると判定する。
分類部37は、画像判定要求から取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されると判定される場合には、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収の対象であると判定する。分類部37は、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれにも分類されないと判定される場合には、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収の対象でないと判定する。
【0051】
決済部38は、通信部31が受信した回収回答を取得する。決済部38は、取得した回収回答に回収を依頼しないことを特定する情報が含まれる場合には処理を終了する。決済部38は、取得した回収回答に回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とが含まれる場合には、回収回答から受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報とを取得する。
決済部38は、回収リスト40-1から、取得した受付番号に関連付けて記憶されている利用者情報を取得する。決済部38は、回収の費用の見積もり結果を回収の費用として、回収の費用を特定する情報と取得した利用者情報とを含む、決済事業者サーバ400を宛先とする決済要求を作成する。決済部38は、作成した決済要求を通信部31へ出力する。
決済部38は、通信部31が受信した決済応答を取得する。決済部38は、受信した決済応答に含まれる利用者情報と支払結果とを取得する。決済部38は、支払結果に基づいて手続き完了通知を作成し、作成した手続き完了通知と受付番号とを含む、利用者端末100を宛先とする回収応答を作成する。決済部38は、作成した回収応答を通信部31へ出力する。
【0052】
処理部39は、料金算定部33から受付番号と回収の費用の見積もり結果情報とを取得する。処理部39は、回収日時算定部34から受付番号と回収日時の候補情報と回収場所の候補情報とを取得する。処理部39は、取得した受付番号と回収の費用の見積もり結果情報と回収日時の候補情報と回収場所の候補情報とを含む、利用者端末100を宛先とする、回収応答を作成する。処理部39は、作成した回収応答を通信部31へ出力する。
処理部39は、積載・回収ルート計画部35から、回収車毎に積載する大型ごみの組み合わせと回収ルートとを関連付けた情報を取得する。処理部39は、回収車毎に積載する大型ごみの組み合わせと回収ルートとを関連付けた情報を含む、その回収車を運転するユーザU2が使用する作業者端末200を宛先とする回収ルート通知を作成する。処理部39は、作成した回収ルート通知を通信部31へ出力する。
【0053】
処理部39は、分類部37から、受付番号と画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得する。処理部39は、取得した受付番号と画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを含む、作業者端末200を宛先とする画像判定応答を作成する。処理部39は、作成した画像判定応答を通信部31へ出力する。
処理部39は、通信部31が受信した回収通知を取得する。処理部39は、取得した回収通知に含まれる受付番号と回収完了情報とを取得する。処理部39は、取得した受付番号と回収完了情報とに基づいて、回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報のうち、取得した受付番号に該当するものを回収済に設定する。処理部39は、受付番号と回収完了を通知するための情報を含む、利用者端末100を宛先とする回収完了通知を作成する。処理部39は、作成した回収完了通知を通信部31へ出力する。
【0054】
画像判定部32、料金算定部33、回収日時算定部34、積載・回収ルート計画部35、回収リスト生成部36、分類部37、決済部38、及び処理部39は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部40に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0055】
(回収システム1の動作)
図9から
図14を参照して回収システム1の動作について説明する。
図9は、本実施形態に係る回収システム1の動作の例1を示す図である。
(ステップS1-1)
利用者端末100において、処理部12は、操作部13に対して大型ごみの有料回収を申し込む操作が行われた場合に、大型ごみの有料回収の申し込みを受け付ける。
(ステップS2-1)
利用者端末100において、処理部12は、操作部13に入力された利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とを取得する。
(ステップS3-1)
利用者端末100において、撮像部15は、ユーザU1の操作に基づいて、大型ごみを撮像することによって大型ごみの画像情報を作成する。処理部12は、撮像部15からアップロードする大型ごみの画像情報を取得する。
(ステップS4-1)
利用者端末100において、処理部12は、測位部16から利用者端末100の位置情報を取得する。
【0056】
(ステップS5-1)
利用者端末100において、処理部12は、利用者情報と日時情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と利用者端末100の位置情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収依頼を作成する。
(ステップS6-1)
利用者端末100において、処理部12は、作成した回収依頼を通信部11に出力する。通信部11は、処理部12が出力した回収依頼を取得する。通信部11は、取得した回収依頼を回収サーバ300へ送信する。
(ステップS7-1)
回収サーバ300において、通信部31は、利用者端末100が送信した回収依頼を受信する。
(ステップS8-1)
回収サーバ300において、画像判定部32は、通信部31が受信した回収依頼を取得する。画像判定部32は、取得した回収依頼に含まれる利用者情報と大型ごみの画像情報とを取得する。
(ステップS9-1)
回収サーバ300において、画像判定部32は、記憶部40に記憶された物品情報40-2を使用して、取得した大型ごみの画像情報に基づいて、その大型ごみの種別を判定する。
【0057】
(ステップS10-1)
回収サーバ300において、料金算定部33は、通信部31が受信した回収依頼を取得する。画像判定部32は、取得した回収依頼に含まれる利用者情報と大型ごみを特定する情報とを取得する。料金算定部33は、画像判定部32から大型ごみの種別の判定結果を取得する。料金算定部33は、記憶部40に記憶された料金情報40-3を使用して、取得した大型ごみを特定する情報と大型ごみの種別の判定結果とに基づいて、その大型ごみの回収の費用を取得し、取得した回収の費用を、回収の費用の見積もり結果として使用する。
(ステップS11-1)
回収サーバ300において、回収日時算定部34は、通信部31が受信した回収依頼を取得する。回収日時算定部34は、取得した回収依頼に含まれる利用者情報と日時情報と利用者端末100の位置情報とを取得する。回収日時算定部34は、記憶部40に記憶されたカレンダー情報40-5を使用して、取得した日時情報に基づいて回収日時の候補を取得する。
(ステップS12-1)
回収サーバ300において、回収日時算定部34は、記憶部40に記憶された地図情報40-4を使用して、取得した利用者端末100の位置情報に基づいて回収場所の候補情報を取得する。
(ステップS13-1)
回収サーバ300において、処理部39は、料金算定部33から受付番号と回収の費用の見積もり結果情報とを取得する。処理部39は、回収日時算定部34から受付番号と回収日時の候補情報と回収場所の候補情報とを取得する。処理部39は、取得した受付番号と回収の費用の見積もり結果情報と回収日時の候補情報と回収場所の候補情報とを含む、利用者端末100を宛先とする、回収応答を作成する。
【0058】
(ステップS14-1)
回収サーバ300において、処理部39は、作成した回収応答を通信部31へ出力する。通信部31は、処理部39が出力した回収応答を取得する。通信部31は、取得した回収応答を利用者端末100へ送信する。
(ステップS15-1)
利用者端末100において、通信部11は、回収サーバ300が送信した回収応答を受信する。
(ステップS16-1)
利用者端末100において、処理部12は、通信部11が受信した回収応答を取得する。処理部12は、取得した回収応答に含まれる受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを取得する。
(ステップS17-1)
利用者端末100において、処理部12は、取得した受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時の候補を特定する情報と回収場所の候補を特定する情報とを処理することによって、受付番号と回収の費用の見積もり結果と回収日時の候補と回収場所の候補とを表示部14に表示させる。
【0059】
図10は、本実施形態に係る回収システム1の動作の例2を示す図である。
図10では、ユーザU1が、大型ごみの回収を依頼する場合について説明する。
(ステップS1-2)
利用者端末100において、処理部12は、ユーザU1の操作に基づいて、受付番号と、操作部13に入力された回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする回収回答を作成する。
(ステップS2-2)
利用者端末100において、処理部12は、作成した回収回答を通信部11に出力する。通信部11は、処理部12が出力した回収回答を取得する。通信部11は、取得した回収回答を回収サーバ300へ送信する。
(ステップS3-2)
回収サーバ300において、通信部31は、利用者端末100が送信した回収回答を受信する。
(ステップS4-2)
回収サーバ300において、決済部38は、通信部31が受信した回収回答を取得する。決済部38は、取得した回収回答から受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報とを取得する。
【0060】
(ステップS5-2)
回収サーバ300において、回収リスト生成部36は、通信部31が受信した回収回答を取得する。回収リスト生成部36は、取得した回収回答から受付番号と回収の費用の見積もり結果を特定する情報と回収日時を特定する情報と回収場所を特定する情報とを取得する。回収リスト生成部36は、取得した受付番号に関連付けて記憶されている利用者情報を取得する。回収リスト生成部36は、利用者情報と受付番号と回収日時を特定する情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けて回収情報として回収リスト40-1に記憶する。
(ステップS6-2)
回収サーバ300において、決済部38は、取得した受付番号に関連付けて記憶されている利用者情報を取得する。決済部38は、回収の費用の見積もり結果を回収の費用として、回収の費用を特定する情報と取得した利用者情報とを含む、決済事業者サーバ400を宛先とする決済要求を作成する。
(ステップS7-2)
回収サーバ300において、決済部38は、作成した決済要求を通信部31へ出力する。通信部31は、決済部38が出力した決済要求を取得する。通信部31は、取得した決済要求を決済事業者サーバ400へ送信する。
(ステップS8-2)
利用者端末100と決済事業者サーバ400との間で大型ごみの回収費用の決済処理が行われる。
【0061】
(ステップS9-2)
決済事業者サーバ400は、回収サーバ300へ決済応答を送信する。
(ステップS10-2)
回収サーバ300において、通信部31は、決済事業者サーバ400が送信した決済応答を受信する。
(ステップS11-2)
回収サーバ300において、決済部38は、通信部31が受信した決済応答を取得する。決済部38は、受信した決済応答に含まれる利用者情報と支払結果とを取得する。
(ステップS12-2)
回収サーバ300において、決済部38は、支払結果に基づいて手続き完了通知を作成する。
【0062】
(ステップS13-2)
回収サーバ300において、決済部38は、作成した手続き完了通知と受付番号とを含む、利用者端末100を宛先とする回答応答を作成する。
(ステップS14-2)
回収サーバ300において、決済部38は、作成した回収応答を通信部31へ出力する。通信部31は、決済部38が出力した回答応答を利用者端末100へ送信する。
(ステップS15-2)
利用者端末100において、通信部11は、回収サーバ300が送信した回答応答を受信する。
(ステップS16-2)
利用者端末100において、処理部12は、通信部11が受信した回答応答を取得する。処理部12は、取得した回収応答に含まれる手続き完了通知と受付番号とを取得し、取得した手続き完了通知と受付番号とを表示部14に表示する。
【0063】
図11は、本実施形態に係る回収システム1の動作の例3を示す図である。
(ステップS1-3)
回収サーバ300において、積載・回収ルート計画部35は、記憶部40に記憶されている回収リスト40-1から回収日時に該当する利用者情報と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報とを関連付けた情報を取得する。
(ステップS2-3)
回収サーバ300において、積載・回収ルート計画部35は、取得した情報に基づいて、積載の組み合わせを選定する。
(ステップS3-3)
回収サーバ300において、積載・回収ルート計画部35は、回収ルートを選定する。積載・回収ルート計画部35は、回収車毎に積載する大型ごみの組み合わせと回収ルートとを関連付ける。
(ステップS4-3)
回収サーバ300において、処理部39は、積載・回収ルート計画部35から、回収車毎に積載する大型ごみの組み合わせと回収ルートとを関連付けた情報を取得する。処理部39は、回収車毎に積載する大型ごみの組み合わせと回収ルートとを関連付けた情報を含む、その回収車を運転するユーザU2が使用する作業者端末200を宛先とする回収ルート通知を作成する。
【0064】
(ステップS5-3)
回収サーバ300において、処理部39は、作成した回収ルート通知を通信部31へ出力する。通信部31は、処理部39が出力した回収ルート通知を作業者端末200へ送信する。
(ステップS6-3)
作業者端末200において、通信部21は、回収サーバ300が送信した回収ルート通知を受信する。
(ステップS7-3)
作業者端末200において、処理部22は、通信部21が受信した回収ルート通知を取得する。
(ステップS8-3)
作業者端末200において、処理部22は取得した回収ルート通知に含まれる回収ルートを特定する情報に基づいて、回収ルートを表示部24に表示する。
【0065】
(ステップS9-3)
作業者端末200において、ユーザU2が操作部23に対して回収場所の大型ごみを撮像するための操作を行うことによって、処理部22は、撮像部25から一又は複数の大型ごみの各々を撮像することによって作成された一又は複数の画像情報を取得する。
(ステップS10-3)
作業者端末200において、処理部22は、測位部26から作業者端末200の位置情報を取得する。処理部22は、一又は複数の大型ごみの画像情報と作業者端末200の位置情報と撮像した日時を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする画像判定要求を作成する。
(ステップS11-3)
作業者端末200において、処理部22は、作成した画像判定要求を、通信部21へ出力する。通信部21は、作成した画像判定要求を取得する。通信部21は、取得した画像判定要求を回収サーバ300へ送信する。
(ステップS12-3)
回収サーバ300において、通信部31は、作業者端末200が送信した画像判定要求を受信する。
【0066】
(ステップS13-3)
回収サーバ300において、分類部37は、通信部31が受信した画像判定要求を取得する。分類部37は、取得した画像判定要求に含まれる画像情報と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とを取得する。
(ステップS14-3)
回収サーバ300において、分類部37は、回収リスト40-1と、取得した画像情報と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定する。
(ステップS15-3)
回収サーバ300において、処理部39は、分類部37から、受付番号と画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得する。処理部39は、取得した受付番号と画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを含む、作業者端末200を宛先とする画像判定応答を作成する。
(ステップS16-3)
回収サーバ300において、処理部39は、作成した画像判定応答を通信部31へ出力する。通信部31は、処理部39が出力した画像判定応答を取得する。通信部31は、取得した画像判定応答を作業者端末200へ送信する。
【0067】
(ステップS17-3)
作業者端末200において、通信部21は、回収サーバ300が送信した画像判定応答を受信する。
(ステップS18-3)
作業者端末200において、処理部22は、通信部21が受信した画像判定応答を取得する。処理部22は、取得した画像判定応答に含まれる一又は複数の大型ごみの画像情報と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得する。
(ステップS19-3)
作業者端末200において、処理部22は、取得した一又は複数の大型ごみの画像情報と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とに基づいて、一又は複数の大型ごみの画像と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを表示部24に表示させる。
ユーザU2は、表示部24に表示された大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果に基づいて、回収の対象である判定結果の場合に、その大型ごみを回収する。
図12は、本実施形態に係る回収システムに含まれる作業者端末の動作の一例を示す図である。
図12に示す例では、作業者端末200には、回収の対象である大型ごみについて、回収日時(回収日)と回収場所(場所)と大型ごみの画像とが表示されている。ユーザU2は、作業者端末200に表示された内容を確認して、大型ごみを回収する。
【0068】
図13は、本実施形態に係る回収システム1の動作の例4を示す図である。ユーザU2が、大型ごみを回収した場合の動作について説明する。この場合、ユーザU2は、回収した大型ごみに対応する「このごみを回収」ボタンを押す。
(ステップS1-4)
作業者端末200において、処理部22は、ユーザU2によって「このごみを回収」ボタンが押された場合に、「このごみを回収」ボタンに該当する受付番号を取得する。
(ステップS2-4)
作業者端末200において、処理部22は、取得した受付番号を含む、回収サーバ300を宛先とする回収通知を作成する。
(ステップS3-4)
作業者端末200において、処理部22は、作成した回収通知を通信部21へ出力する。通信部21は、処理部22が出力した回収通知を取得する。通信部21は、取得した回収通知を回収サーバ300へ送信する。
(ステップS4-4)
回収サーバ300において、通信部31は、作業者端末200が送信した回収通知を受信する。
【0069】
(ステップS5-4)
回収サーバ300において、処理部39は、通信部31が受信した回収通知を取得する。処理部39は、取得した回収通知に含まれる受付番号と回収完了情報とを取得する。
(ステップS6-4)
回収サーバ300において、処理部39は、取得した受付番号と回収完了情報とに基づいて、回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報のうち、取得した受付番号に該当するものを回収済に設定する。
(ステップS7-4)
回収サーバ300において、処理部39は、受付番号と回収完了を通知するための情報を含む、利用者端末100を宛先とする回収完了通知を作成する。
(ステップS7-4)
回収サーバ300において、処理部39は、作成した回収完了通知を通信部31へ出力する。
(ステップS8-4)
回収サーバ300において、通信部31は、処理部39が出力した回収完了通知を取得する。通信部31は、取得した回収完了通知を利用者端末100へ送信する。
【0070】
(ステップS9-4)
利用者端末100において、通信部11は、回収サーバ300が送信した回収完了通知を受信する。
(ステップS10-4)
利用者端末100において、処理部12は、通信部11が送信した回収完了通知を取得する。処理部12は、取得した回収完了通知に含まれる回収完了を通知するための情報と受付番号とを取得する。
(ステップS11-4)
利用者端末100において、処理部12は、取得した回収完了を通知するための情報と受付番号とに基づいて回収完了を通知するための情報を表示部14に表示させる。
【0071】
図14は本実施形態に係る作業者端末の動作の一例を示すフローチャートである。
図14は、
図11のステップS8-3の処理の詳細を含む。
(ステップS1-5)
作業者端末200において、処理部22は、測位部26に測位を実行させることによって位置情報を取得する。処理部22は、取得した位置情報に基づいて、作業者端末200と回収車が向かっているごみ回収場所との間の距離が閾値以下になった場合に、作業者端末200がごみ収集場所に接近したと認識する。
(ステップS2-5)
作業者端末200において、処理部22は、収集条件と申込内容とが全て一致するか否かを判定する。収集条件には、(向かっている)回収場所、回収日時などが含まれる。申込内容には、回収車用回収リストに含まれる回収日時に該当する利用者情報と受付番号と大型ごみを特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とが含まれる。
(ステップS3-5)
作業者端末200において、処理部22は、収集条件と申込内容とが全て一致する回収情報について、現在地の回収リストに含めて表示部24に表示させる。
(ステップS4-5)
作業者端末200において、処理部22は、収集条件と申込内容との少なくとも一部が一致しない場合に、(向かっている)回収場所と申込内容に含まれる回収場所とに基づいて一致するか否かを判定する。これによって、接近中のごみ収集場所にある可能性がある大型ごみを判定する。
【0072】
(ステップS5-5)
作業者端末200において、処理部22は、(向かっている)回収場所と、申込内容に含まれる回収場所とが一致する回収情報について、候補リストの上位に含めて表示部24に表示させる。
(ステップS6-5)
作業者端末200において、処理部22は、(向かっている)回収場所と、申込内容に含まれる回収場所とが一致しないものについて、候補リストの下位に含めて表示部24に表示させる。
(ステップS7-5)
作業者端末200において、ユーザU2が操作部23に対して回収場所の大型ごみを撮像するための操作を行うことによって、処理部22は、撮像部25から一又は複数の大型ごみの各々を撮像することによって作成された一又は複数の画像情報を取得する。
(ステップS8-5)
作業者端末200において、処理部22は、測位部26から作業者端末200の位置情報を取得する。処理部22は、一又は複数の大型ごみの画像情報と作業者端末200の位置情報と撮像した日時を特定する情報とを含む、回収サーバ300を宛先とする画像判定要求を作成する。
【0073】
(ステップS9-5)
作業者端末200において、処理部22は、作成した画像判定要求を、通信部21へ出力する。通信部21は、作成した画像判定要求を取得する。通信部21は、取得した画像判定要求を回収サーバ300へ送信する。
(ステップS10-3)
作業者端末200において、通信部21は、回収サーバ300が送信した画像判定応答を受信する。
(ステップS11-5)
作業者端末200において、処理部22は、通信部21が受信した画像判定応答を取得する。処理部22は、取得した画像判定応答に含まれる一又は複数の大型ごみの画像情報と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得する。処理部22は、取得した一又は複数の大型ごみの画像情報と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とに基づいて、一又は複数の大型ごみの画像と、一又は複数の大型ごみの画像情報の各々について大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを表示部24に表示させる。
(ステップS12-5)
作業者端末200において、処理部22は、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定する。
【0074】
(ステップS13-5)
作業者端末200において、処理部22は、大型ごみが回収の対象でない場合には、回収の対象外の所定の処理を行う。
(ステップS14-5)
作業者端末200において、処理部22は、ユーザU2によって「このごみを回収」ボタンが押された場合に、「このごみを回収」ボタンに該当する受付番号を取得する。
(ステップS15-5)
作業者端末200において、処理部22は、取得した受付番号を含む、回収サーバ300を宛先とする回収通知を作成する。
(ステップS16-5)
作業者端末200において、処理部22は、作成した回収通知を通信部21へ出力する。通信部21は、処理部22が出力した回収通知を取得する。通信部21は、取得した回収通知を回収サーバ300へ送信する。
図14においてステップS12-5とS13-5は省略されてもよい。
【0075】
前述した実施形態では、回収サーバ300は、利用者端末100が送信した回収依頼に基づいて受付番号を生成する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、回収サーバ300は、利用者端末100が送信した回収依頼に基づいて任意の文字列を生成し、生成した文字列を、回収依頼を識別するための情報として使用してもよい。
前述した実施形態では、日時情報を使用する場合について説明したがこの例に限られない。例えば、日時情報の代わりに日付情報が使用されてもよい。また、前述した実施形態では、回収日時を使用する場合について説明したがこの例に限られない。例えば、回収日時の代わりに回収日が使用されてもよい。
前述した実施形態では、回収サーバ300が、利用者端末100が送信した回収依頼に含まれる日時情報を取得し、取得した日時情報に基づいて回収日時の候補を特定する情報を取得する場合について説明したが、この例に限られない。
例えば、ユーザU1が、回収日時の候補から回収日時を判断し、利用者端末100を操作することによって、回収日時を回収サーバ300に登録するようにしてもよい。この場合、ユーザU1は、登録できる回収日時を特定する情報を何らかの方法で取得できる。例えば、ユーザU1は、回収システム1にアクセスすることによって登録できる回収日時を特定する情報を取得してもよい。このように構成することによって、回収サーバ300において、日時情報に基づいて回収日時の候補を特定する情報を取得する処理、回収日時の候補を特定する情報を利用者端末100へ送信する処理を省略できる。
前述した実施形態では、作業者端末200が、測位を実施することによって得られる位置情報に基づいて、回収車用回収リストに含まれる回収日時に該当する利用者情報と受付番号と大型ごみ特定する情報とその大型ごみの画像情報と回収場所を特定する情報と回収の費用を特定する情報とを関連付けた複数の情報の表示の順序を変更する場合について説明したが、この例に限られない。
例えば、表示の順序の変更は、回収サーバ300で実行されてもよい。この場合、回収サーバ300において、通信部31は、作業者端末200が送信した位置情報を含む回収リスト要求を受信する。処理部39は、通信部31が受信した回収リスト要求を取得する。処理部39は、取得した回収リスト要求に含まれる位置情報に基づいて複数の回収情報を並べ替え、並べ替えた複数の回収情報を含む、作業者端末200を宛先とする回収リストを作成する。例えば、位置情報に最も近い回収場所を特定する情報を含む回収情報が上位となるように並べ替える。処理部39は、作成した回収リストを通信部31へ出力する。通信部31は、処理部39が出力した回収リストを取得する。通信部31は取得した回収リストを作業者端末200へ送信する。
さらに、回収リスト要求には、回収日時を特定する情報が含まれてもよい。回収リスト要求に回収日時を特定する情報が含まれる場合に、処理部39は、記憶部40から、通信部31が受信した回収リスト要求に含まれる回収日時にさらに基づいて複数の回収情報を並べ替える。例えば、現在に最も近い回収日時を特定する情報を含む回収情報が上位となるように並べ替える。
【0076】
前述した実施形態では、作業者端末200において、ユーザU2は、表示部24に表示された大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果に基づいて、回収の対象である場合に、その大型ごみを回収し、回収した大型ごみに対応する「このごみを回収」ボタンを押す。処理部22は、取得した受付番号を含む、回収サーバ300を宛先とする回収通知を作成し、通信部21は、処理部22が作成した回収通知を回収サーバ300へ送信する。回収サーバ300において、通信部31は回収通知を受信し、処理部39は、回収通知を取得し、取得した回収通知に含まれる受付番号と回収完了情報とに基づいて、回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報のうち、取得した受付番号に該当するものを回収済に設定する場合について説明したが、この例に限られない。
例えば、回収サーバ300において、通信部31は作業者端末200が送信した画像判定要求を受信し、分類部37は、通信部31が受信した画像判定要求を取得し、取得した画像判定要求に含まれる画像情報と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とを取得する。分類部37は、回収リスト40-1と、取得した画像情報と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定する。処理部39は、分類部37から、受付番号と画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とを取得し、取得した受付番号と画像情報と大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果とに基づいて、大型ごみが回収の対象である場合に、回収リスト40-1に含まれる大型ごみの画像情報のうち、取得した受付番号に該当するものを回収済に設定してもよい。このように構成することによって、作業者端末200において、回収通知を作成する処理を省略できる。
前述した実施形態では、申込制のごみの回収の一例として、粗大ごみなどの大型ごみの回収が有料で行われる場合について説明したが、この例に限られない。例えば、粗大ごみなどの大型ごみの回収が無料で行われる場合についても適用できる。大型ごみの回収が無料で行われる場合、利用者端末100と決済事業者サーバ400との間で行われる決済処理などは省略される。
前述した実施形態では、回収サーバ300において、回収リスト40-1と、取得した画像情報と受付番号と回収場所を特定する情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定する場合について説明したがこの例に限られない。
例えば、作業者端末200が、回収車用回収リストと、取得した画像情報と撮像した日時を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定してもよい。この場合、作業者端末200は、分類部を備える。このように構成することによって、作業者端末200において、画像判定要求を送信する処理と、画像判定応答を受信する処理を削減できる。回収サーバ300の処理負荷を低減できる。
【0077】
図15は、本実施形態に係る作業者端末の動作の他の例を示すフロー図である。
(ステップS1-6)
作業者端末200において、処理部22は、測位部26に測位を実行させることによって位置情報を取得する。処理部22は、取得した位置情報に基づいて、作業者端末200と回収車が向かっているごみ回収場所との間の距離が閾値以下になった場合に、作業者端末200がごみ収集場所に接近したと認識する。
(ステップS2-6)
作業者端末200において、ユーザU2が操作部23に対して回収場所の大型ごみを撮像するための操作を行うことによって、処理部22は、撮像部25から一又は複数の大型ごみの各々を撮像することによって作成された一又は複数の画像情報を取得する。
(ステップS3-6)
作業者端末200において、分類部は、回収車用回収リストと、取得した画像情報を特定する情報とに基づいて、取得した画像情報によって示される大型ごみが回収車用回収リストに含まれる大型ごみの画像情報によって示される大型ごみのいずれかに分類されるか否かを判定する。
【0078】
(ステップS4-6)
作業者端末200において、処理部22は、大型ごみが回収の対象でない場合には、回収の対象外の所定の処理を行う。
(ステップS5-6)
作業者端末200において、処理部22は、大型ごみが回収の対象であり、ユーザU2によって「このごみを回収」ボタンが押された場合に、「このごみを回収」ボタンに該当する受付番号を取得する。
(ステップS6-6)
作業者端末200において、処理部22は、取得した受付番号を含む、回収サーバ300を宛先とする回収通知を作成する。
(ステップS7-6)
作業者端末200において、処理部22は、作成した回収通知を通信部21へ出力する。通信部21は、処理部22が出力した回収通知を取得する。通信部21は、取得した回収通知を回収サーバ300へ送信する。
【0079】
前述した実施形態では、画像判定要求から取得した画像情報を処理することによって得られる画像と、取得した回収情報に含まれる大型ごみの画像情報を処理することによって得られる画像との類似度を算出し、算出した類似度に基づいて画像判定要求から取得した画像情報によって示される大型ごみが、回収リストに含まれる回収情報に含まれる大型ごみの画像情報に分類されるか否かを判定する場合について説明したが、この例に限られない。
例えば、分類部37は、記憶部40に記憶された物品情報40-2を使用して、画像判定要求から取得した大型ごみの画像情報に基づいて、回収情報に含まれる大型ごみの画像情報のいずれかに分類してもよい。また、例えば、分類部37は、類似するごみであっても傷や錆などのそのごみ固有の特徴を抽出し、抽出した固有の特徴を比較することによって一致度を求めるようにしてもよい。
分類部37は、求めた一致度に基づいて、画像判定要求から取得した画像情報によって示される大型ごみが、回収リストに含まれる回収情報に含まれる大型ごみの画像情報に分類されるか否かを判定してもよい。また、分類部37は、大きさ、場所、排出日などのパラメータにさらに基づいて、画像判定要求から取得した画像情報によって示される大型ごみが、回収リストに含まれる回収情報に含まれる大型ごみの画像情報に分類されるか否かを判定してもよい。
【0080】
前述した実施形態において、回収場所には、本実施形態に基づいて回収が申し込まれた大型ごみと、従来の方法で処理券が貼付された大型ごみとが混在していてもよい。
図16は、本実施形態に係る回収システムを利用した回収方法の他の例を示す図である。
図16の左に示されているように、処理券が貼付されているごみについては、回収事業者が処理券を確認する。回収事業者は、回収リストと処理券の金額等を照合・確認して、一致している場合に、回収する。
図16の左に示されているように、処理券が貼付されていないごみについては、回収事業者が作業者端末200で決済状況を確認する。回収予定日時・位置情報により、候補を表示し、画像にて確認、消込を行なう。
【0081】
前述した実施形態において、作業者端末200が複数のデバイスで構成されてもよい。例えば、作業者端末200が備える通信部21と、処理部22と、操作部23と、表示部24と、撮像部25と、測位部26と、記憶部27とのうち、少なくとも一つを備える複数のデバイスで構成されてもよい。
前述した実施形態において、回収サーバ300の機能を作業者端末200が備えてもよい。また、大型ごみの撮像をヘッドマウントカメラで実行し、撮像以外の処理を作業者端末200で実行するようにしてもよい。
作業者端末200として、スマートグラスなどのウェアラブル端末を使用してもよい。この場合、ウェアラブル端末で表示、撮像などの処理を行うようにしてもよい。
前述した実施形態では、一例として大型ごみを回収する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、物体を回収する場合に適用できる。物体には、大型ごみに加え、一般のごみが含まれてもよい。
【0082】
本実施形態に係る回収システム1によれば、回収サーバ300は、回収作業者が使用する作業者端末200が送信した物体としての大型ごみの画像情報を含む画像判定要求を受信する通信部31と、通信部31が受信した画像判定要求に含まれる画像情報から得られる大型ごみの画像と、記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定する分類部37としての判定部と、判定部による判定結果を作業者端末200へ通知するための情報を作成する処理部39としての作成部とを備える。
このように構成することによって、作業者端末200が送信した大型ごみの画像情報から得られる大型ごみの画像と、例えば記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定できる。このため、従来と比較して、ユーザU1にとっては識別情報を手書きして貼り付ける手間を削減でき、またユーザU2にとっては識別情報を確認したり、回収対象の大型ごみの画像と排出されている大型ごみとを見比べたりする手間を削減できる。
【0083】
また、回収サーバ300において、判定部は、物体の画像が複数の回収対象物の画像のいずれかに分類できるかを判定する。
このように構成することによって、作業者端末200が送信した大型ごみの画像情報から得られる大型ごみの画像が、例えば記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像のいずれかに分類できるか否かを判定できる。このため、従来と比較して、ユーザU1にとっては識別情報を手書きして貼り付ける手間を削減でき、またユーザU2にとっては識別情報を確認したり、回収対象のごみの画像と排出されているごみとを見比べたりする手間を削減できる。
また、回収サーバ300において、記憶部40は、複数の画像情報の各々と、複数の画像情報の各々について回収日時を特定する情報とを関連付けて記憶し、画像判定要求には、作業者端末が大型ごみを撮像した日時情報が含まれ、判定部は、画像判定要求に含まれる日時情報と記憶部に記憶された複数の画像情報の各々について回収日時を特定する情報とにさらに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定する。
このように構成することによって、画像判定要求に含まれる日時情報と記憶部に記憶された複数の画像情報の各々について回収日時を特定する情報とにさらに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定できる。記憶部に記憶された複数の画像情報から、回収日時に該当する画像情報を抽出できるため、画像判定要求に含まれる画像情報から得られる大型ごみの画像と、記憶部に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定する処理の回数を減少できる。
【0084】
また、回収サーバ300において、記憶部40は、複数の画像情報の各々と、複数の画像情報の各々について回収場所の位置情報とを関連付けて記憶し、画像判定要求には、作業者端末が大型ごみを撮像した位置情報が含まれ、判定部は、画像判定要求に含まれる位置情報と記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々について回収場所の位置情報とにさらに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定する。
このように構成することによって、画像判定要求に含まれる位置情報と記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々について回収場所の位置情報とにさらに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定できる。仮にユーザU1が回収場所を誤って大型ごみを排出したり、大型ごみを特定する情報を誤って入力していたりした場合でも、画像判定要求に含まれる画像情報から得られる大型ごみの画像と、記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定できる。
【0085】
本実施形態に係る回収システム1によれば、回収サーバ300は、回収作業者が使用する作業者端末200が送信した位置情報を含む回収リスト要求を受信する通信部31と、回収対象物の画像情報と回収対象物の回収場所を特定する情報とを関連付けた回収情報を複数記憶する記憶部40から、通信部31が受信した回収リスト要求に含まれる位置情報に基づいて複数の回収情報を並べ替え、並べ替えた複数の回収情報を含む回収リストを作成する処理部39と、処理部39が作成した回収リストを含む回収リスト応答を作成する処理部39としての作成部とを備える。
このように構成することによって、回収サーバ300は、位置情報に基づいて複数の回収情報を並べ替え、並べ替えた複数の回収情報を含む回収リストを作成できる。このため、仮に回収リストに含まれる複数の回収情報がランダムに並んでいたり、受付順に並んでいたりする場合には、回収作業者は、目の前のごみ群から回収対象の大型ごみを特定するのに時間を要するが、複数の回収情報の順序が並べ替えられているため、回収対象の大型ごみを特定するのに要する時間を短縮できる。また、仮にユーザU1が回収日時や回収場所を間違えて大型ごみを排出していた場合でも、回収リストにその大型ごみに該当する回収情報が含まれているため、回収を申し込んでいたことを確認できる。
作業者端末200は、回収車用回収リストに、回収場所が共通する回収情報ごとに表示してもよい。さらに、表示する順序を最適化してもよい。作業者端末200は、排出予定日が異なるごみについても表示するようにしてもよい。
【0086】
回収サーバ300において、回収リスト要求には、回収日時を特定する情報が含まれ、処理部39は、記憶部40から、通信部31が受信した回収リスト要求に含まれる回収日時にさらに基づいて複数の回収情報を並べ替える。
このように構成することによって、回収サーバ300は、回収日時を特定する情報にさらに基づいて複数の回収情報を並べ替え、並べ替えた複数の回収情報を含む回収リストを作成できる。このため、仮に回収リストに含まれる複数の回収情報がランダムに並んでいたり、受付順に並んでいたりする場合には、回収作業者は、目の前のごみ群から回収対象の大型ごみを特定するのに時間を要するが、複数の回収情報の順序が並べ替えられているため、回収対象の大型ごみを特定するのに要する時間を短縮できる。また、仮にユーザU1が回収日時や回収場所を間違えて大型ごみを排出していた場合でも、回収リストにその大型ごみに該当する回収情報が含まれているため、回収を申し込んでいたことを確認できる。
【0087】
本実施形態に係る作業者端末200としての端末装置は、撮像部25と、撮像部25が撮像した大型ごみの画像情報を含む画像判定要求を作成する処理部22と、処理部22が作成した画像判定要求を送信する通信部21とを備え、通信部21は、画像判定要求に対する応答である画像判定応答を受信し、処理部22は、画像判定応答に含まれる画像情報から大型ごみの画像と、複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて判定される大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果を取得する。
このように構成することによって、大型ごみの画像情報を含む画像判定要求に対する画像判定応答を受信し、受信した画像判定応答に含まれる画像情報から大型ごみの画像と、複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて判定される大型ごみが回収の対象であるか否かの判定結果を取得できる。大型ごみの画像が複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像のいずれかに分類できるか否かの判定結果に基づいて、ユーザU2に、回収対象の大型ごみであるか否かを知らせることができる。
【0088】
本実施形態に係る回収システム1は、回収対象物の画像情報と位置情報とを含む回収依頼を送信する利用者端末100と、利用者端末100が送信した回収依頼を受信する通信部31と、通信部31が受信した回収依頼に含まれる回収対象物の画像情報と位置情報とに基づいて、回収対象物の画像情報と回収対象物の回収場所を特定する情報とを関連付けた回収情報を記憶部40に記憶する処理部39とを備える回収サーバ300と、作業者が使用し、大型ごみの画像情報を含む画像判定要求を送信する作業者端末200とを備える。
通信部31は、作業者端末200が送信した画像判定要求を受信し、回収サーバ300は、通信部31が受信した画像判定要求に含まれる画像情報から得られる大型ごみの画像と、記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定する分類部37としての判定部と、判定部による判定結果を作業者端末200へ通知するための情報を作成する作成部とを備える。
このように構成することによって、作業者端末200が送信した大型ごみの画像情報から得られる大型ごみの画像と、記憶部40に記憶された複数の画像情報の各々から得られる回収対象物の画像とに基づいて、大型ごみが回収の対象であるか否かを判定できる。このため、従来と比較して、ユーザU1にとっては識別情報を手書きして貼り付ける手間を削減でき、またユーザU2にとっては識別情報を確認したり、回収対象の大型ごみの画像と排出されている大型ごみとを見比べたりする手間を削減できる。
【0089】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してコンピュータプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【符号の説明】
【0090】
1 回収システム、11 通信部、12 処理部、13 操作部、14 表示部、15 撮像部、16 測位部、17 記憶部、21 通信部、22 処理部、23 操作部、24 表示部、25 撮像部、26 測位部、27 記憶部、31 通信部、32 画像判定部、33 料金算定部、34 回収日時算定部、35 積載・回収ルート計画部、36 回収リスト生成部、37 分類部、38 決済部、39 処理部、40 記憶部、100 利用者端末、200 作業者端末、300 回収サーバ、400 決済事業者サーバ