(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022108698
(43)【公開日】2022-07-26
(54)【発明の名称】容易に透明フィルムなどの貼り替えが出来る吸着カットテープ
(51)【国際特許分類】
B32B 27/00 20060101AFI20220719BHJP
B32B 27/32 20060101ALI20220719BHJP
C09J 7/38 20180101ALI20220719BHJP
B32B 5/18 20060101ALI20220719BHJP
【FI】
B32B27/00 M
B32B27/32 Z
C09J7/38
B32B5/18 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021029210
(22)【出願日】2021-01-13
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.セロテープ
(71)【出願人】
【識別番号】594082132
【氏名又は名称】坂本 由紀夫
(72)【発明者】
【氏名】坂本 由紀夫
【テーマコード(参考)】
4F100
4J004
【Fターム(参考)】
4F100AK07A
4F100BA04
4F100BA07
4F100CB05C
4F100DJ01B
4F100GB71
4F100JD14B
4F100JL13C
4F100JL14D
4J004AB01
4J004CA04
4J004CB03
4J004CB04
4J004DB02
4J004EA05
4J004FA08
(57)【要約】
【課題】被着体に透明フィルムなどを貼り付けたり交換をする場合に、透明フィルムなどを簡単に貼り付けたり剥がしたり、繰り返し貼り付けて固定が出来る吸着カットテープを提供する。
【解決手段】ポリプロピレンの基材層と、微細発泡樹脂化した吸着材より構成する基礎吸着フィルムを、被着体に合う形状にカットをし、粘着小口に埃が付着しないように基礎吸着フィルムカット材より内寸法にカットをした両面粘着カットシートの片面を基礎吸着フィルムカット材の基材層面に貼り付けた吸着カットテープで、両面粘着カットシートの残りの面を被着体に貼り付けを施した後、剥離フィルムを剥がし、吸着面に透明フィルムなどを貼り付けて使用するもので、容易に透明フィルムなどの貼り替えが出来る吸着カットテープ。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリプロピレンの基材層と、微細発泡樹脂化した吸着材より構成する基礎吸着フィルムを、被着体に合う形状にカットをし、粘着小口に埃が付着しないように基礎吸着フィルムカット材より内寸法にカットをした両面粘着カットシートの片面を基礎吸着フィルムカット材の基材層面に貼り付けた吸着カットテープで、両面粘着カットシートの残りの面を被着体に貼り付けを施した後、剥離フィルムを剥がし、吸着面に透明フィルムなどを貼り付けて使用するもので、容易に透明フィルムなどの貼り替えが出来る吸着カットテープ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェイスシールドなどを清潔に使い続ける為、飛沫カバー用に透明フィルムなどを交換用カバーとして使う方法において、容易に透明フィルムなどの貼り替えが出来る吸着カットテープに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、飛沫現場ではフェイスシールドなどをするが、表面が汚れると廃棄したり、アルコール消毒をして再使用をしている。
また、透明フィルムなどの薄く柔軟な素材を交換用カバーとして貼り付ける場合、セロテープや両面テープによる粘着力で貼り付け固定をする方法があるが手間が掛かり、貼り替えがスムーズに出来ない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)飛沫現場ではフェイスシールドなどの表面が汚れると廃棄をするので、購入費用 が多額になっていた。
(ロ)飛沫現場ではフェイスシールドなどの表面のアルコール消毒に多くの時間と手間 が掛けられていた。
(ハ)飛沫現場ではフェイスシールドの汚れた状態で長く使用をして、不衛生になる場 合があった。
(ニ)飛沫現場ではフェイスシールドのカバーとして透明フィルムなどをセロテープや 両面テープで固定をする方法において、透明フィルムなどは薄く柔軟な素材の為 、シワやズレになることがありスムーズに固定や貼り替えが出来なかった。
(ホ)透明フィルムなどの貼り付けで位置ズレになった場合、剥がすと破れて貼り直し が出来ず、材料ロスが生じていた。
(ヘ)飛沫現場ではフェイスシールドなどの飛沫防止具が不足する場合がある。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ポリプロピレンの基材層と、微細発泡樹脂化した吸着材より構成する基礎吸着フィルムを、被着体に合う形状にカットをし、粘着小口に埃が付着しないように基礎吸着フィルムカット材より内寸法にカットをした両面粘着カットシートの片面を基礎吸着フィルムカット材の基材層面に貼り付けた吸着カットテープで、両面粘着カットシートの残りの面を被着体に貼り付けを施した後、剥離フィルムを剥がし、吸着面に透明フィルムなどを貼り付けて使用するもので、容易に透明フィルムなどの貼り替えが出来る吸着カットテープである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、飛沫現場でのフェイスシールドなどの表面に飛沫カバー用として透明フィルムを使用する場合、フェイスシールドなどに飛沫カバー用透明フィルムを容易に貼り付け貼り替えが可能になり、費用負担を少なく出来、誰でもが短時間にストレスが少なく清潔な状態を保てるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)基礎吸着フィルム(1+2+3)をフェイスシールド(9)の左右の端近くに合 わせた形状にカットをした基礎吸着フィルムカット材(5)を作る。
(ロ)基礎吸着フィルムカット材(5)より内寸法にカットをした両面粘着カットシー ト(6)を基礎吸着フィルムカット材(5)からはみ出さない位置の基材層(1 )に貼り付けて吸着カットテープ(8)を用意する。
図2および
図3参照。
(ハ)吸着カットテープ(8)の両面粘着カットシート(6)の残りの面をフェイスシ ールド(9)の左右の端近くに貼り付ける。
図4参照。
(ニ)吸着カットテープ(8)の剥離フィルム(4)を剥がし、飛沫カバー用透明フィ ルム(10)を吸着貼り固定する。
図5および
図6参照
(ホ)セットアップの出来たフェイスシールド(9)を飛沫防止具として装着使用する 。
図7参照
(ヘ)飛沫カバー用透明フィルム(10)が汚れると、吸着カットテープ(8)から軽 い力で剥がします。
(ト)吸着カットテープ(8)に新しい飛沫カバー用透明フィルム(10)を貼り付け てフェイスシールド(9)を再装着をして使用する。
本発明は、以上のように再セットアップをして繰り返し使用します。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】本発明の基礎吸着フィルムカット材に両面粘着カットシートを貼り付けた平面図
【
図3】本発明の基礎吸着フィルムカット材に両面粘着カットシートを貼り付けた断面図
【
図4】本発明のフェイスシールドに吸着カットテープを貼り付けた正面図
【
図5】本発明のフェイスシールドに飛沫カバー用透明フィルムを貼り付けた正面図
【
図6】本発明のフェイスシールドに飛沫カバー用透明フィルムを貼り付けた断面図
【符号の説明】
【0008】
1 基材層
2 吸着材
3 剥離フィルム
4 基礎吸着フィルムカット材
5 両面粘着カットシート
6 吸着カットテープ
7 フェイスシールド
8 飛沫カバー用透明フィルム