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特開2022-109043情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022109043
(43)【公開日】2022-07-27
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20220720BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20220720BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021004364
(22)【出願日】2021-01-14
(71)【出願人】
【識別番号】515161043
【氏名又は名称】ベルフェイス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】中島 一明
【テーマコード(参考)】
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5E555AA22
5E555AA26
5E555AA33
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA72
5E555BA87
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BC17
5E555CA02
5E555CA18
5E555CA42
5E555CB02
5E555CB40
5E555CB72
5E555DB18
5E555DB22
5E555DB41
5E555DB57
5E555DC18
5E555DC31
5E555DC34
5E555DC35
5E555DC84
5E555DD06
5E555DD07
5E555DD09
5E555EA05
5E555EA07
5E555EA08
5E555EA09
5E555EA23
5E555FA00
5L049AA12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】クライアント端末による営業面談において、担当者の表情や、営業に用いられた資料がどのようなものであったかを把握できる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示する情報処理装置であって、画面には、面談の動画データ601と、進行情報と、文章情報605と、が一覧性を有して表示される。進行情報は、動画データ中に登場する資料の情報602と、資料間の区切りの情報603と、を動画データの再生時間に対応付けた情報である。文章情報605は、面談の音声データがテキスト化された情報である。動画データの再生箇所に対応する文章情報は、強調表示606される。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
表示制御部を有し、
前記表示制御部は、
面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、
前記画面には、前記面談の動画データと、進行情報と、文章情報と、が一覧性を有して表示され、
前記進行情報は、前記動画データ中に登場する資料の情報と、前記資料間の区切りの情報と、を前記動画データの再生時間に対応付けた情報であり、
前記文章情報は、前記面談の音声データがテキスト化された情報であり、
前記動画データの再生箇所に対応する前記文章情報は、強調表示される、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記進行情報は、前記再生時間を示すオブジェクトと、前記資料の情報と、前記区切りの情報と、が含まれる態様で表示される、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記画面には、前記動画データの場面と類似する場面を含む動画データのオブジェクトが表示される、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記オブジェクトが選択された場合、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
前記画面には、前記動画データの場面と類似する場面を含む他の動画データのオブジェクトの一覧が表示される、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
前記表示制御部は、前記類似する場面を含む動画データの面談主催者の属性に基づいて、前記一覧に含まれるオブジェクトの表示態様を変更する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記面談は、営業の打ち合わせであり、
前記面談主催者の属性は、前記面談主催者の営業成績である、
情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置であって、
表示制御部を有し、
前記表示制御部は、
面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、
前記画面には、前記面談の動画データと、前記動画データの場面と類似する場面を含む動画データのオブジェクトと、が表示され、
前記オブジェクトが選択された場合、前記オブジェクトが選択された場合、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する、
情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
表示制御工程を含み、
前記表示制御工程では、
面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、
前記画面には、前記面談の動画データと、進行情報と、文章情報と、が一覧性を有して表示され、
前記進行情報は、前記動画データ中に登場する資料の情報と、前記資料間の区切りの情報と、を前記動画データの再生時間に対応付けた情報であり、
前記文章情報は、前記面談の音声データがテキスト化された情報であり、
前記動画データの再生箇所に対応する前記文章情報は、強調表示される、
情報処理方法。
【請求項10】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
表示制御工程を含み、
前記表示制御工程では、
面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、
前記画面には、前記面談の動画データと、前記動画データの場面と類似する場面を含む動画データのオブジェクトと、が表示され、
前記オブジェクトが選択された場合、前記オブジェクトが選択された場合、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する、
情報処理方法。
【請求項11】
コンピュータを、請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の表示制御部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には営業の録音データを容易に再生できる営業支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-28956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、営業の際の音声しか再生されないため、営業の際の担当者の表情や、営業に用いられた資料がどのようなものであったかを把握することは出来なかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、表示制御部を有する。表示制御部は、面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御する。画面には、面談の動画データと、進行情報と、文章情報と、が一覧性を有して表示される。進行情報は、動画データ中に登場する資料の情報と、資料間の区切りの情報と、を動画データの再生時間に対応付けた情報である。文章情報は、面談の音声データがテキスト化された情報である。動画データの再生箇所に対応する文章情報は、強調表示される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2図2は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3図3は、クライアント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4図4は、サーバ装置の機能構成の一例を示す図である。
図5図5は、サーバ装置の情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図6図6は、クライアント装置の表示部に表示された面談に関する画面の一例を示す図(その1)である。
図7図7は、クライアント装置の表示部に表示された面談に関する画面の一例を示す図(その2)である。
図8図8は、クライアント装置の表示部に表示された面談に関する画面の一例を示す図(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0009】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0010】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0011】
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。情報処理システム1000は、システム構成として、サーバ装置100と、クライアント装置110と、電話機120と、クライアント装置130と、電話機140と、クライアント装置150と、を含む。サーバ装置100、クライアント装置110、クライアント装置130、クライアント装置150は、ネットワーク160を介して通信可能に接続されている。また、電話機120と、電話機140と、は不図示の電話網を介して通話可能に接続されている。
クライアント装置110は、面談を主催する面談主催者が使用する装置である。クライアント装置130は、面談相手が使用する装置である。クライアント装置150は、後述する面談データを表示、参照するユーザが使用する装置である。クライアント装置110、クライアント装置130及びクライアント装置150は、PC(Personal Computer)であってもよいし、スマートフォンであってもよいし、タブレット型コンピュータであってもよい。但し、本実施形態では、説明の簡略化のため、クライアント装置の例としてPCを用いて説明を行う。なお、面談には、商談、営業の打ち合わせ等が含まれるものとする。サーバ装置100は、情報処理装置の一例である。
【0012】
2.ハードウェア構成
(1)サーバ装置100のハードウェア構成
図2は、サーバ装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、を含む。制御部201は、例えばCPU(Central Processing Unit)等であって、サーバ装置100の全体を制御する。記憶部202は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid Sate Drive)又はこれらの組み合わせであって、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶する。制御部201が、記憶部202に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって後述する図4に示すサーバ装置100の機能構成及び後述する図5に示すアクティビティ図の情報処理が実現される。通信部203は、サーバ装置100をネットワーク160に接続し、外部装置との通信を司る。
【0013】
(2)クライアント装置110のハードウェア構成
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント装置110は、ハードウェア構成として、制御部301と、記憶部302と、撮像部303と、入力部304と、表示部305と、通信部306と、を含む。制御部301は、例えばCPU等であって、クライアント装置110の全体を制御する。記憶部302は、ROM、RAM、HDD、SSD又はこれらの組み合わせであって、プログラム及び制御部301がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶する。制御部301が、記憶部302に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによってクライアント装置110の機能構成が実現される。撮像部303は、被写体を撮像する。被写体は、例えば、クライアント装置110の操作者である。入力部304は、例えば、キーボード及びマウス等であって、入力操作等に基づき入力情報を制御部301に送信する。表示部305は、例えば、ディスプレイ等であって、制御部301による情報処理の結果等を表示する。通信部306は、クライアント装置110をネットワーク160に接続し、外部装置との通信を司る。
クライアント装置130及びクライアント装置150のハードウェア構成もクライアント装置110のハードウェア構成と同様である。
【0014】
3.機能構成
図4は、サーバ装置100の機能構成の一例を示す図である。サーバ装置100は、機能構成として面談制御部401と、音声認識部402と、記憶制御部403と、表示制御部404と、を含む。
【0015】
(面談制御部401)
面談制御部401は、面談主催者の装置、本実施形態の例ではクライアント装置110と、面談相手が使用する装置、本実施形態の例ではクライアント装置130、との面談に関する制御を行う。例えば、面談制御部401は、面談主催者のクライアント装置110と、面談の利用者のクライアント装置130とを、ネットワーク160を介して接続し、面談に関する動画データ、音声データの受け渡し、等を制御する。
【0016】
(音声認識部402)
音声認識部402は、面談の音声データに基づき音声認識を行い、テキスト化する。音声認識部402は、音声認識を行う際に、分からない単語があれば、単語変換辞書のデータに基づき、単語を認識する。また、音声認識部402は、面談における音声の波形に基づき、面談における話者(面談を主催している面談主催者か、面談を受けている面談相手か)を分類し、話者ごとの文字列(テキスト)に変換する。更に、音声認識部402は、変換した文字列を解析し、解析結果に基づき、面談における話者を分類してもよい。
【0017】
(記憶制御部403)
記憶制御部403は、面談の動画データと、面談の音声データをテキスト化したテキストデータと、を関連付けて面談データとして記憶部202等の記憶領域に記憶する。なお、その他にも、面談データには、面談が行われた日時情報、営業の担当者、お客様の情報等が付加されて記憶部202等に記憶される。
【0018】
(表示制御部404)
表示制御部404は、要求に基づいて条件に該当する面談データを、記憶部202から検索し、該当する面談データを取得する。そして、表示制御部404は、取得した面談データに基づき面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御する。画面には、面談の動画データと、進行情報と、文章情報と、が一覧性を有して表示される。進行情報は、動画データ中に登場する資料の情報と、資料間の区切りの情報と、を動画データの再生時間に対応付けた情報である。文章情報は、面談の音声データがテキスト化された情報である。動画データの再生箇所に対応する文章情報は、強調表示される。
【0019】
4.情報処理
図5は、サーバ装置100の情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A501において、記憶制御部403は、面談主催者と面談相手との面談が終了した等の所定の条件を満たしたか否かを判定する。記憶制御部403は、所定の条件を満たしたと判定すると、処理をA502に進める。記憶制御部403は、所定の条件を満たしていないと判定すると、A501の処理を繰り返す。
A502において、記憶制御部403は、面談の動画データと、面談の音声データをテキスト化したテキストデータと、を関連付けて面談データとして記憶部202等の記憶領域に記憶する。
【0020】
A503において、表示制御部404は、クライアント装置150等の入力部304等を介して表示要求がなされたか否かを判定する。表示制御部404は、表示要求がなされたと判定すると処理をA504に進める。表示制御部404は、表示要求がなされていないと判定すると、A503の処理を繰り返す。例えば、表示制御部404は、クライアント装置150等の入力部304等を介して記憶領域に記憶された面談データが選択される操作がなされた場合、表示要求がなされたと判定する。
【0021】
A504において、表示制御部404は、該当する面談データに基づき面談主催者と面談相手との面談に関する画面を、表示要求を行ったクライアント装置150の表示部305に表示するよう制御する。図6は、クライアント装置150の表示部305に表示された面談に関する画面の一例を示す図(その1)である。図6に示されるように、画面には、面談の動画データ601が含まれる。また、画面には、進行情報が含まれる。進行情報は、動画データ中に登場する資料の情報602と、資料間の区切りの情報603と、を動画データの再生時間に対応付けた情報である。より具体的に説明すると、進行情報は、再生時間を示すシークバー604と、資料の情報602と、区切りの情報603と、が含まれる態様で表示される。文章情報605は、面談の音声データがテキスト化された情報である。動画データの再生箇所を示すシークバー604に対応する文章情報は、強調表示される(図6の606)。図6の例では、強調表示の例として、文字等の周りに模様を付加すると共に、文字を太文字とした例を示した。しかし、強調表示の例はこれに限られず、文字の色を変更したり、文字の背景を変更したりしてもよい。シークバー604は、再生時間を示すオブジェクトの一例である。
【0022】
A505において、表示制御部404は、図6に示されるような画面の表示を終了するか否かを判定する。表示制御部404は、画面の表示を終了すると判定すると、図5に示す画面の表示を終了する。表示制御部404は、画面の表示を終了しないと判定すると、A504の処理を繰り返す。
【0023】
以上、本実施形態によれば、営業の際の担当者の表情や、営業に用いられた資料がどのようなものであったかを把握することはできる。
【0024】
<変形例1>
図7は、クライアント装置150の表示部305に表示された面談に関する画面の一例を示す図(その2)である。図7に示されるように、画面には、同じ場面検索ボタン701が含まれる。クライアント装置150等の入力部304等を介して同じ場面検索ボタン701が選択されると、表示制御部404は、同じ場面検索ボタン701が選択され際の面談の場面(例えば、動画データ601で再生されている画像)と類似する場面(画像)を含む面談の動画データを検索する。ここで、制御部201は、面談の動画データを分割する。より具体的に説明すると、制御部201は、1面談の動画データを平均30シーンに分割する。その際、制御部201は、10秒以下のシーンはカットしている。また、制御部201は、分割した動画データのそれぞれを、機械学習を用いて、数値に変換し、面談データに含めて記憶している。表示制御部404は、同じ場面検索ボタン701が選択された際の面談の場面(例えば、動画データ601で再生されている画像)を数値化して、面談データを検索する。そして、表示制御部404は、類似する数値を含む面談データを検索結果として取得する。表示制御部404は、検索結果として該当する面談の動画データの一覧を702に表示する。すなわち、画面には、動画データの場面と類似する場面を含む動画データのアイコンが表示される。ここで、動画データのアイコンは、動画データのオブジェクトの一例である。動画データのアイコンは、動画データを簡単な絵柄で記号化して表現したものである。また、画面には、動画データの場面と類似する場面を含む他の動画データのオブジェクトの一覧が表示される。
【0025】
一覧に含まれる面談の動画データのうち、一の面談の動画データが選択された場合、表示制御部404は、選択された面談の動画データを、類似する場面から再生するよう制御する。すなわち、オブジェクトが選択された場合、表示制御部404は、類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する。
ここで、表示制御部404は、動画データ601で再生されている画像と最も類似する画像を一覧の一番上に表示するようにしてもよいし、一覧として取得した動画データのうち、面談主催者の営業成績が良い動画データから順に一覧の一番上から表示されているようにしてもよい。すなわち、表示制御部404は、類似する場面を含む動画データの面談主催者の属性に基づいて、一覧に含まれるオブジェクトの表示態様を変更する。一覧における動画データの順序は、表示態様の一例である。面談主催者の営業成績は、面談主催者の属性の一例である。
【0026】
他の例として、表示制御部404は、類似する場面を含む動画データの面談主催者の営業生成が良い動画データの周りに色を付すことで他の動画データと表示態様を変更してもよい。図8は、クライアント装置150の表示部305に表示された面談に関する画面の一例を示す図(その3)である。図8では、類似する場面を含む動画データの一覧のうち、面談主催者の営業生成が良い動画データの周りに色を付す
【0027】
更に他の例として、表示制御部404は、類似する場面を含む動画データの面談主催者の営業生成が良い動画データの近傍に金メダル、銀メダル等の所定のオブジェクトを付すことで他の動画データと表示態様を変更してもよい。
【0028】
本変形例の処理によれば、例えば、動画データ601で再生されている画像と類似する場面(画像)を含む面談の動画データの一覧を表示することができる。また、その一覧から選択された動画を再生することができる。また、本変形例の処理によれば、例えば、動画データ601で再生されている画像に類似する場面を含む動画データの面談主催者の属性に基づいて、一覧に含まれるオブジェクトの表示態様を変更することができる。
【0029】
<変形例2>
クライアント装置150等の入力部304等を介して同じ場面検索ボタン701が選択されると、表示制御部404は、同じ場面検索ボタン701が選択され際の面談の場面に含まれる資料(例えば、動画データ601で再生されている画像に含まれる資料の画像)と類似する資料(資料の画像)を含む面談の動画データを検索するようにしてもよい。そして、表示制御部404は、検索結果として該当する面談の動画データの一覧を表示する。
【0030】
本変形例の処理によれば、例えば、動画データ601で再生されている画像に含まれる資料の画像と類似する資料の画像を含む面談の動画データを検索し、該当する面談の動画データの一覧を表示することができる。
<付記>
次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置であって、前記進行情報は、前記再生時間を示すオブジェクトと、前記資料の情報と、前記区切りの情報と、が含まれる態様で表示される、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記画面には、前記動画データの場面と類似する場面を含む動画データのオブジェクトが表示される、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記オブジェクトが選択された場合、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記画面には、前記動画データの場面と類似する場面を含む他の動画データのオブジェクトの一覧が表示される、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む動画データの面談主催者の属性に基づいて、前記一覧に含まれるオブジェクトの表示態様を変更する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記面談は、営業の打ち合わせであり、前記面談主催者の属性は、前記面談主催者の営業成績である、情報処理装置。
情報処理装置であって、表示制御部を有し、前記表示制御部は、面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、前記画面には、前記面談の動画データと、前記動画データの場面と類似する場面を含む動画データのオブジェクトと、が表示され、前記オブジェクトが選択された場合、前記オブジェクトが選択された場合、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する、情報処理装置。
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、表示制御工程を含み、前記表示制御工程では、面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、前記画面には、前記面談の動画データと、進行情報と、文章情報と、が一覧性を有して表示され、前記進行情報は、前記動画データ中に登場する資料の情報と、前記資料間の区切りの情報と、を前記動画データの再生時間に対応付けた情報であり、前記文章情報は、前記面談の音声データがテキスト化された情報であり、前記動画データの再生箇所に対応する前記文章情報は、強調表示される、情報処理方法。
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、表示制御工程を含み、前記表示制御工程では、面談主催者と面談相手との面談に関する画面を表示するよう制御し、前記画面には、前記面談の動画データと、前記動画データの場面と類似する場面を含む動画データのオブジェクトと、が表示され、前記オブジェクトが選択された場合、前記オブジェクトが選択された場合、前記表示制御部は、前記類似する場面を含む他の動画データを再生する画面を表示する、情報処理方法。
コンピュータを、前記表示制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0031】
例えば、上述のプログラムを記憶する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
また、上述した実施形態等では、サーバ装置100が画面を生成してクライアント装置150等に送信する例を示した。しかし、サーバ装置100は、画面を生成するためのデータをクライアント装置150に送信し、そのデータを受け取ったクライアント装置150がデータに基づき画面を生成するようにしてもよい。
【0032】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0033】
100 :サーバ装置
110 :クライアント装置
120 :電話機
130 :クライアント装置
140 :電話機
150 :クライアント装置
160 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :通信部
301 :制御部
302 :記憶部
303 :撮像部
304 :入力部
305 :表示部
306 :通信部
401 :面談制御部
402 :音声認識部
403 :記憶制御部
404 :表示制御部
601 :動画データ
604 :シークバー
605 :文章情報
701 :場面検索ボタン
1000 :情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8