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▶ 中村 修弘の特許一覧

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  • 特開-静電気除去装置付ステッカー 図1
  • 特開-静電気除去装置付ステッカー 図2
  • 特開-静電気除去装置付ステッカー 図3
  • 特開-静電気除去装置付ステッカー 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022109841
(43)【公開日】2022-07-28
(54)【発明の名称】静電気除去装置付ステッカー
(51)【国際特許分類】
   H05F 3/04 20060101AFI20220721BHJP
   B60R 16/06 20060101ALI20220721BHJP
【FI】
H05F3/04 B
B60R16/06 Z
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021033916
(22)【出願日】2021-01-15
(71)【出願人】
【識別番号】596005322
【氏名又は名称】中村 修弘
(72)【発明者】
【氏名】中村 修弘
【テーマコード(参考)】
5G067
【Fターム(参考)】
5G067AA18
5G067DA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】駐車中の車や走行中の車に発生する静電気を確実に除去できるスパーク装置をステッカー内部に設置したステッカーを提供する。
【解決手段】ステッカーを2枚重ねにして内部に静電気除去装置を内蔵している。ステッカーの1枚部分で車のボディーからの静電気をステッカー内側に通し絶縁体に接着された絶縁体バネ状の上部の円盤状の金具が微細な振動でも揺れて静電気が伝わっている部分に触れる事で静電気をスパークさせて除去する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステッカーを2枚重ねにして内部に静電気除去装置を内蔵している。
2はステッカーの1枚部分で車のボディーに貼ってボディーからの静電気を、静電気を通す7からステッカー1面内側の8に通し絶縁体3に接着された絶縁体バネ状5の上部の円盤状の金具が微細な振動でも揺れて静電気が伝わっている8部分に触れる事で静電気をスパークさせて除去する仕組みである。その装置部分のカバー6がステッカー外部からの圧力から、静電気除去装置を衝撃から守り、同時にステッカー外部に静電気が漏れ出すのをふせいでいる仕組みで構成された事を特徴とする静電気除去装置付きステッカー。
【請求項2】
ステッカー表面9はアニメや色々デザインの印刷をしている。ステッカー表面の役割と車のボディーに接着するステッカー2の内側面1に設置された静電気除去装置を包み込み、ステッカー1と貼り合わせ静電気除去装置を密封する役目も兼ねている。
【請求項3】
ステッカー9、2内部1面に設置された静電気除去装置の原理は車のボディー接し面ステッカー2の面の静電気の通り道である。7は電気を通す素材は何でも良いとするが、今回は金属素材の薄いシートをステッカー中心部にドーナツ型に埋め込んだ物であるステッカー2の面から7を通り静電気はステッカー1の面に伝わり7と8に伝わる。ドーナツ型8の中心部には絶縁体3であり、その上には絶縁体とバネ状の絶縁体5が接続されていて上部には円盤状金具4が接続されている。
絶縁体5は微細な振動でも揺れ動き上部円盤状金具4を8に接触させ、車のボディーからの静電気をスパークさせて除去する仕組みである。
それ等の装置全体をカバー6が守り外部からの負荷で静電気除去装置の破損を防いでいる。
【請求項4】
カバー6はスパークの火花がステッカー外部に漏れない様にする役目も兼ねている。
【請求項5】
静電気除去装置に関しては円盤状4の形で説明しているが渦巻状の形状でも1本のニクロム線や4、5一体型バネ状の物でも星型等でも構わないものとする。
【請求項6】
ステッカー内部に静電気除去装置を設置した事が重要で有り、ステッカーの設置位置や静電気除去装置の仕組みも問わない事とすする。
【請求項7】
静電気除去装置は薄ければ薄いだけ良い所も有るが反対に厚くしてステッカー表面の絵柄に合わせても面白い。例を上げれば龍の絵柄のステッカーで龍が水晶を掴んでいる水晶の半円形に合わせるなどである。
【請求項8】
ステッカー自体を厚いプラスチックにして2枚を合わせた中に少しの空間を作りそこに一本の振動で震える極細のピアノ線等を設置してスパークさせて静電気を除去する簡素化した装置も考案した。
【請求項9】
線の形を蚊取り線香の様な渦巻状にしてステッカー絶縁体3に渦巻状の中心部を接続した事によりどんな揺れでも、螺旋状外側が8部分に接触し、スパークを起こし静電気を除去した。
【請求項10】
静電気除去装置の内側を、スパークを外部に漏らさない様に絶縁体でカバー6も全て覆った。
【請求項11】
ステッカー内部に静電気除去装置を何箇所かに別けて設置した静電気除去ステッカー。
【請求項12】
缶バッジの様な静電気除去装置付きステッカー。
【請求項13】
素材と静電気除去装置の仕組みは問わないが、ケース型静電気除去装置付きステッカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車の静電気を除去してホコリの吸着を無くすのに好適な静電気除去ステッカーに関する。
【背景技術】
【0002】
車のボディーの静電気除去を目的としては他に類を見ない。本出願の提案に係る静電気除去ステッカーは自動車のボディーに発生した静電気を車に貼られたステッカー内部に設置したスパーク装置にて自動車ボディーに発生した静電気を除去するステッカーである。
【0003】
各図を使い詳しく説明すると図1のステッカー1は車のボディーからの静電気を通す内側部分でステッカー2の車ボディー接し面の静電気を通す7部分から静電気が伝わる様な仕組みである。2のステッカー部分は静電気を通さない素材でできている。金属成分のシートがステッカー2の車ボディーに接した7は、車で発生した静電気をステッカー1の内部8に静電気を通す役割をしていている。8に通された静電気は絶縁体3部分に取り付けられた図2の静電気をスパークさせる装置で消滅する。
【0004】
図2の絶縁体付スパーク装置については、絶縁体5はスプリングの役目も兼ねていて静電気を通す円盤4は車両が駐車中でも風や他の走り去る車の微妙な振動でも揺れ動く仕組みに成っていて、図1の車のボディーからの静電気が伝わった8部分に接触してスパークし車から発生した静電気を消滅させる。
【0005】
図2のスパーク装置部分を真上からと真横から見た図で、5の絶縁体兼スプリング部分は厚さがわずかで図1の静電気を通す8部分に少しの振動で振れてスパークするのが分かる物である。
【0006】
図2のスパーク装置4、5は図3の強化プラスチックのカバーで守られていて外部からの圧力や熱に耐えられる素材で作られていてスパークが外部に漏れない様にも設計されたカバーで有る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の技術は車の後部からゴムの平たい棒状の内部に静電気を通す鉄線等を埋め込んで垂れ下げ、地面に接触させて静電気を地面に放射スパークさせていたのでゴムが摩擦で擦れ切れて短く成ると交換していた。
今現在は見た目が悪いので取り付けている車は全く見なくなった。
【0008】
また従来の静電気除去は車のキーやキーホルダーに内蔵されているがキーリモコンでドアを開ける車が増えて必要性も無くなった。
仮に静電気除去の付いたキーでドアを開けて静電気を除去しても車が走っている時に静電気が発生しボディーに溜まりホコリ等を吸い寄せボディにホコリが吸着してしまう。
また、静電気を除去する成分を練り込んだ素材のステッカーはあるが、黒い部分をタッチして除去するので、走ってる時は効き目がないし、アニメなどのカラフルな色を使用することができない。
【0009】
また車を停車中にも風や駐車中の横を走り去る車によっても静電気が発生し、車に溜まりホコリを吸着する原因にも成っている。
【0010】
本発明は車のボディーに貼るステッカーで駐車中の車や走行中の車に発生する静電気を確実に除去できるスパーク装置をステッカー内部に設置したステッカーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る静電気除去ステッカーはステッカーが2重構造に成っていて静電気をスパークして除去する特許装置がどら焼きのアンコの様に設置されていて、図1ステッカー2は車に貼られたボディーに接している面で7の静電気を通す部分から図1のステッカー1の8に静電気を通す役割を果していてる。
【0012】
即ち図1の2はステッカーの裏側で車のボディーに貼るボディー接し面で図1の1は2の裏側でステッカー内部に成り、1の面の絶縁体3部分に図2のスパーク装置4、5絶縁体バネである5が接着されていてそこに円盤状の4と一体に成っていて4、5のスパーク装置が破損したりスパークがステッカー外に漏れ出さない様に図3のドーム型カバー6が取り付けてある。
そこに表側ステッカー9で静電気除去装置を包み込むように貼られてステッカー1、2と完全に接着されている。
どら焼きの表現に成ったのはここにある。
【0013】
図4に全体の構図が解るように成っていているので今一度図4について解説する。
ステッカー1、2の2は車ボディー接し面でノリが付いて貼る面でステッカー1はステッカー内部面で7は車のボディーから発生した静電気をステッカー1内部に引き入れるコイルの役割を果たし、ステッカー1の面の絶縁体3に絶縁体5が取り付けてあり5の円盤状の4の金属部分が微細な振動でも揺れ動く絶縁体バネ5により4が7に接触する事により静電気をスパークさせ除去する。
尚カバー6によりステッカー外にスパークは漏れ出さず安全である。
更にステッカー9で完全に密封接着で2重の安心。
【発明の効果】
【0014】
本発明の静電気除去ステッカーを車に貼った後は車の停車中でも静電気が除去されて勿論のこと車が走行中にボディーに発生する静電気も1秒に数十回の割合で静電気が勝手に除去されるので車が走行中でも停車中でも静電気が除去され静電気に依るボディーのホコリの付着が最大限に防げる。
【0015】
またメッセージ性の有る「ベビーインカー」や「愛犬同乗」「子供が乗ってます」など、流行りのアニメとコラボしたりシルバーマーク、F1ステッカー等可能性は計り知れない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】車ボディー接し面ステッカー
図2】静電気スパーク装置
図3】静電気スパーク装置カバー
図4】静電気除去ステッカーの全体図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1図2図3を1つの図にそれぞれの位置に配置したのが図4であり、図4で簡単に説明するとステッカー1、2の1の面、絶縁体3部分に4、5のスパーク装置の5部分を接着しカバー6を4、5覆う様に設置接着する。4の円盤状の金具は絶縁体5がバネ状で少しの振動で揺れ動き車ボディーで発せられた静電気を7がステッカー内部に通しステッカー内部1では7が8で表現されていて8に4が接触する事でスパークし静電気を除去する。
ステッカー9をステッカー2、1の1の面に貼り合わせる事で完全密封の静電気除去ステッカーの製品に成る。
ステッカー9の外側部分にはあらゆるデザインが印刷できる。
これを車のボディーに貼るだけで24時間勝手に静電気除去が行われる。
【符号の説明】
【0018】
1ステッカー内側
2ステッカー車ボディー接し面
3ステッカー1内側絶縁体部分
4スパーク装置円盤状の金物
5円盤状の金具を3の絶縁体部分に固定し同時にバネの役目
6スパーク装置を守るカバー
7車の静電気をステッカー内部に誘導するコイル
8ボディー接し7がステッカー内側での表現方法
9ステッカー1、2の1の面に貼り合わせる表面ステッカー
図1
図2
図3
図4