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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022110423
(43)【公開日】2022-07-29
(54)【発明の名称】検知装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/14 20060101AFI20220722BHJP
   H05K 5/03 20060101ALI20220722BHJP
   G01D 11/24 20060101ALI20220722BHJP
【FI】
H05K7/14 C
H05K5/03 A
G01D11/24 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021005828
(22)【出願日】2021-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】000190301
【氏名又は名称】新コスモス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(74)【代理人】
【識別番号】100155608
【弁理士】
【氏名又は名称】大日方 崇
(72)【発明者】
【氏名】舩橋 祐一
【テーマコード(参考)】
4E360
5E348
【Fターム(参考)】
4E360AB02
4E360BA04
4E360BB22
4E360BD05
4E360CA02
4E360GA46
4E360GB99
5E348AA07
5E348AA16
5E348AA21
(57)【要約】
【課題】複数の基板に対する作業性を向上させることが可能な検知装置を提供する。
【解決手段】このガス検知装置100は、検知対象を検知する第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23および第4ガス検知部24と、複数の基板60および70と、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23および第4ガス検知部24および複数の基板60および70を収容する筐体5と、を備える。筐体5は、カバー5aと、本体ケース5bとを含む。ガス検知装置100は、カバー5aを取り外すと、複数の基板60および70に対してアクセス可能に構成されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検知対象を検知する検知部と、
複数の基板と、
前記検知部および前記複数の基板を収容する筐体と、を備え、
前記筐体は、カバーと、本体ケースとを含み、
前記カバーを取り外すと、前記複数の基板に対してアクセス可能に構成されている、検知装置。
【請求項2】
前記複数の基板は、主面が互いに交差するように配置されており、
前記カバーを取り外すと、前記複数の基板の各々の主面に対してアクセス可能に構成されている、請求項1に記載の検知装置。
【請求項3】
前記複数の基板は、平面視において、互いにオーバーラップするように配置されている、請求項2に記載の検知装置。
【請求項4】
前記筐体内に収容されるとともに、前記複数の基板を支持する支持構造をさらに備え、
前記支持構造は、略コ字状のコ字部と、前記コ字部の開いた対向部分を接続するように取り付けられるとともに、前記複数の基板のうちの少なくとも1つの基板を支持する基板支持部とを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の検知装置。
【請求項5】
前記複数の基板は、第1基板と、第2基板とを含み、
前記基板支持部は、前記第1基板を支持する第1基板支持部と、前記第2基板を支持する第2基板支持部とを含み、
前記第1基板支持部および前記第2基板支持部は共に、前記コ字部の開いた対向部分を接続するように取り付けられている、請求項4に記載の検知装置。
【請求項6】
前記複数の基板は、前記検知対象の検知に関する制御を行うための制御基板と、前記検知部に電力を供給するための電源基板とを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の検知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、検知装置に関し、特に、複数の基板を備える検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の基板を備える検知装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、筐体および蓋体からなる筐体部と、筐体部に収容される第1基板および第2基板の複数(2つ)の基板とを備える計測機器(検知装置)が開示されている。この計測機器は、蓋体を取り外すと、第2基板に対してアクセス可能なように構成されている。また、この計測機器は、蓋体を取り外して、さらに第2基板を取り外すことにより、第1基板に対してアクセス可能なように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016-161506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された計測機器では、蓋体を取り外して、さらに第2基板を取り外さなければ、第1基板に対してアクセス可能でないため、複数の基板に対するアクセスしやすさが十分に考慮されていない。このため、複数の基板に対する作業性を向上させることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の基板に対する作業性を向上させることが可能な検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による検知装置は、検知対象を検知する検知部と、複数の基板と、検知部および複数の基板を収容する筐体と、を備え、筐体は、カバーと、本体ケースとを含み、カバーを取り外すと、複数の基板に対してアクセス可能に構成されている。
【0008】
この発明の一の局面による検知装置では、上記のように、カバーを取り外すと、複数の基板に対してアクセス可能に構成されている。これにより、カバーを取り外すだけで、複数の基板に対してアクセスすることができるので、たとえばカバーを取り外して、さらに一の基板を取り外さなければ他の基板に対してアクセスできない場合に比べて、複数の基板に対するアクセスしやすさを向上させることができる。その結果、複数の基板に対する作業性を向上させることができる。
【0009】
上記一の局面による検知装置において、好ましくは、複数の基板は、主面が互いに交差するように配置されており、カバーを取り外すと、複数の基板の各々の主面に対してアクセス可能に構成されている。このように構成すれば、主面が互いに交差するように複数の基板が配置されているので、主面が互いに平行に積層されるように複数の基板が配置されている場合と異なり、複数の基板の各々の主面に対するアクセスしやすさを向上させることができる。その結果、作業が行われることが多い複数の基板の各々の主面に対する作業性を向上させることができる。
【0010】
この場合、好ましくは、複数の基板は、平面視において、互いにオーバーラップするように配置されている。このように構成すれば、複数の基板が平面視において互いにオーバーラップしないように配置されている場合に比べて、複数の基板をコンパクトに配置することができるので、検知装置が大型化するのを抑制することができる。その結果、検知装置の大型化を抑制しつつ、複数の基板の各々の主面に対する作業性を向上させることができる。
【0011】
上記一の局面による検知装置において、好ましくは、筐体内に収容されるとともに、複数の基板を支持する支持構造をさらに備え、支持構造は、略コ字状のコ字部と、コ字部の開いた対向部分を接続するように取り付けられるとともに、複数の基板のうちの少なくとも1つの基板を支持する基板支持部とを含む。このように構成すれば、基板を支持するための基板支持部を有効に利用して、たわみが発生しやすいコ字部の開いた対向部分を接続してコ字部の開いた対向部分のたわみを抑制することができる。その結果、部品点数の増加および構造の複雑化を抑制しつつ、コ字部の開いた対向部分のたわみを抑制することができる。また、コ字部の開いた対向部分のたわみを抑制することができるので、コ字部の開いた対向部分のたわみに起因して、支持構造に支持された複数の基板がたわむことを抑制することができる。
【0012】
この場合、好ましくは、複数の基板は、第1基板と、第2基板とを含み、基板支持部は、第1基板を支持する第1基板支持部と、第2基板を支持する第2基板支持部とを含み、第1基板支持部および第2基板支持部は共に、コ字部の開いた対向部分を接続するように取り付けられている。このように構成すれば、第1基板支持部および第2基板支持部の2つの基板支持部により、コ字部の開いた対向部分を接続することができるので、コ字部の開いた対向部分のたわみをより確実に抑制することができる。
【0013】
上記一の局面による検知装置において、好ましくは、複数の基板は、検知対象の検知に関する制御を行うための制御基板と、検知部に電力を供給するための電源基板とを含む。このように構成すれば、検知対象の検知に関するソフトウェアを書き換える作業などを行うことがある制御基板、および、電力を供給するためのコネクタを挿抜する作業などを行うことがある電源基板に対するアクセスしやすさを向上させることができる。その結果、制御基板および電源基板に対する作業性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、上記のように、複数の基板に対する作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】一実施形態による検知装置を示した模式図である。
図2】一実施形態による検知装置を示した斜視図である。
図3】一実施形態による検知装置のカバーを外した状態を示した分解斜視図である。
図4】一実施形態による検知装置のカバーおよび本体ケースを外した状態を示した斜視図である。
図5】一実施形態による検知装置のカバーおよび本体ケースを外した状態をZ1方向側から見た図である。
図6】一実施形態による検知装置のカバーおよび本体ケースを外した状態をZ1方向側から見た模式的な断面図である。
図7】一実施形態による検知装置のカバーおよび本体ケースを外した状態をY1方向側から見た図である。
図8図4の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1図8を参照して、一実施形態によるガス検知装置100の構成について説明する。なお、ガス検知装置100は、特許請求の範囲の「検知装置」の一例である。
【0018】
(ガス検知装置の構成)
ガス検知装置100は、図1に示すように、ガス導入部11から流入した被検知ガス1を検知するガス検知装置である。ガス検知装置100は、検査箇所に存在する被検知ガス1をガス導入部11から取得して、取得した被検知ガス1の濃度を検出するように構成されている。なお、被検知ガスとは、ガス検知装置100が検知すべき検知対象のガスである。
【0019】
ガス検知装置100は、ガス流路10と、第1ガス検知部21と、第2ガス検知部22と、第3ガス検知部23と、第4ガス検知部24と、制御部30と、第1ポンプ41と、第2ポンプ42と、希釈部50と、を備えている。図1に示した各部(第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23、第4ガス検知部24、制御部30、第1ポンプ41、第2ポンプ42、希釈部50)は、ガス検知装置100の筐体5内に収容されている。なお、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23、および、第4ガス検知部24は、いずれも、特許請求の範囲の「検知部」の一例である。
【0020】
ガス流路10は、ガス導入部11と排気口12および排気口13とを接続している。ガス流路10は、ガスを流通させるための管部材(ガスチューブなど)の組み合わせにより構成されている。第1ポンプ41および第2ポンプ42を含む吸引手段によって、外部の被検知ガス1がガス導入部11から吸引され、ガス流路10を通じて排気口12および排気口13へ送り出される。
【0021】
ガス流路10は、低濃度検知流路10aと、高濃度検知流路10bと、を含むように分岐部14において分岐している。ガス流路10は、上流端でガス導入部11と接続されるとともに、低濃度検知流路10aおよび高濃度検知流路10bの各下流端でそれぞれ別々の(合計2個の)排気口12および排気口13と接続されている。低濃度検知流路10aは、相対的に低濃度の被検知ガス1を検知するための流路である。高濃度検知流路10bは、相対的に高濃度の被検知ガス1を検知するための流路である。
【0022】
ガス導入部11と分岐部14との間に、第1ポンプ41が配置されている。第1ポンプ41は、ガス導入部11からガス流路10内に被検知ガス1を吸引して、下流側の低濃度検知流路10aおよび高濃度検知流路10bへ送り出す。低濃度検知流路10aでは、第1ポンプ41から送り出された被検知ガス1が、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22を通過して、排気口12へ送り出される。
【0023】
低濃度検知流路10aは、分岐部14と排気口12とを接続している。低濃度検知流路10aには、第1ガス検知部21、および、第2ガス検知部22が設けられている。低濃度検知流路10aの排気口12には、ガスの流入防止のための逆止弁が設けられている。
【0024】
高濃度検知流路10bは、低濃度検知流路10aと並列的に設けられており、分岐部14と排気口13とを接続している。高濃度検知流路10bには、第3ガス検知部23、および、第4ガス検知部24が設けられている。また、高濃度検知流路10bには、希釈部50、および、第2ポンプ42が設けられている。
【0025】
〈低濃度検知流路〉
第1ガス検知部21は、ガス流路10に導入された被検知ガス1を検知するように構成されている。第2ガス検知部22は、ガス流路10の第1ガス検知部21より下流において、被検知ガス1を検知するように構成されている。
【0026】
第1ガス検知部21および第2ガス検知部22は、いずれも、ガス検知素子により構成されている。ガス検知素子は、被検知ガス1との接触により、被検知ガス1の濃度に応じた信号を出力する。ガス検知素子は、特に限定されないが、本実施形態では接触燃焼式ガス検知素子である。接触燃焼式ガス検知素子は、ヒータ電極を構成する貴金属線コイルに、燃焼触媒を担持させた金属酸化物からなる感応層が設けられた構造を有する。接触燃焼式ガス検知素子は、通電発熱により動作温度まで加熱された感応層が被検知ガス1に接触すると、触媒作用により被検知ガス1の接触燃焼を生じ、接触燃焼に伴う温度変化に起因して素子の電気抵抗値が変化する。この電気抵抗値の変化が、図示しない検出回路を介して、ガス濃度に応じた出力信号として制御部30により取得される。
【0027】
第1ガス検知部21と第2ガス検知部22とは、複数の検知対象成分に対して感度を有するとともに、検知対象成分に対する感度特性が異なる。本実施形態では、第1ガス検知部21および第2ガス検知部22の両方の出力に基づいて、被検知ガス1に含まれるガス種が検知(識別)される。そして、第1ガス検知部21の出力に基づいて、識別されたガス種の濃度が検知される。このように、本実施形態のガス検知装置100は、複数種類の被検知ガス1(ガス種)を区別して、被検知ガス1の濃度を検知可能に構成されている。なお、ガス種および濃度の検知手法については、後述する。
【0028】
このように、低濃度検知流路10aでは、上流側から下流側に向かって、分岐部14、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、および、排気口12が、この順で配置されている。
【0029】
〈高濃度検知流路〉
高濃度検知流路10bでは、上流側から下流側に向かって、希釈部50、第4ガス検知部24、第3ガス検知部23、第2ポンプ42、および、排気口13が、この順で配置されている。
【0030】
希釈部50は、高濃度検知流路10bに流入する被検知ガス1を外部空気と混合することによって希釈するように構成されている。希釈部50は、空気導入部51と、絞り弁52と、を含んでいる。空気導入部51は、筐体5から外部に開口するように設けられた吸引口である。絞り弁52は、空気導入部51と分岐部14との間に設けられ、開度調整可能に構成されている。絞り弁52の開度調整により、分岐部14からの被検知ガス1と、空気導入部51からの外部空気との混合比率(つまり、被検知ガス1の希釈割合)が調整可能である。希釈部50は、たとえば、高濃度検知流路10bに流入する被検知ガス1を外部空気により25倍に希釈する。
【0031】
第3ガス検知部23および第4ガス検知部24は、第1ガス検知部21および第2ガス検知部22よりも高濃度の被検知ガス1を検知するように構成されている。
【0032】
第3ガス検知部23および第4ガス検知部24は、それぞれ、ガス検知素子により構成されている。本実施形態では、第3ガス検知部23は、第1ガス検知部21と同じガス検知素子により構成されている。第4ガス検知部24は、第2ガス検知部22と同じガス検知素子により構成されている。したがって、第3ガス検知部23と第4ガス検知部24とは、検知対象成分に対する感度特性が異なる。そして、第3ガス検知部23および第4ガス検知部24の両方の出力に基づいて、被検知ガス1に含まれるガス種が検知(識別)される。そして、第3ガス検知部23の出力に基づいて、識別されたガス種の濃度が検知される。
【0033】
第3ガス検知部23および第4ガス検知部24は、所定倍率(25倍)に希釈された被検知ガス1に対して信号出力を行う。第3ガス検知部23および第4ガス検知部24の出力に基づき、制御部30において、希釈倍率を考慮した実際の(希釈前の)被検知ガス1の濃度値が取得される。これにより、第3ガス検知部23および第4ガス検知部24では、第1ガス検知部21および第2ガス検知部22による測定濃度範囲よりも高い上限濃度値の濃度範囲における被検知ガス1が検知可能となっている。
【0034】
一例として、本実施形態では、被検知ガス1は、燃料ガスである。ガス検知装置100は、燃料ガスのうち、都市ガス(13Aの都市ガスなど)、LPガス、メタンガスの3種のガス種および濃度が検知可能である。低濃度検知流路10aの第1ガス検知部21および第2ガス検知部22では、測定濃度範囲として、0%LEL~100%LELまでのLEL濃度値が検知される。高濃度検知流路10bの第3ガス検知部23および第4ガス検知部24では、測定濃度範囲として、0%VOL~100%VOLまでのVOL濃度値が検知される。LELは、爆発下限界(Lower Explosive Limit)の略語であり、100%LELがそのガス種における爆発下限界濃度値である。VOL濃度値は、単位体積当たりの被検知ガス1の割合(体積比)を百分率で示した値である。ガス種によるが、100%LELは、数%VOL程度である。
【0035】
第2ポンプ42は、高濃度検知流路10bの第3ガス検知部23と排気口13との間に配置されている。第2ポンプ42は、希釈部50における空気導入部51から高濃度検知流路10b内に外部空気を吸引するとともに、絞り弁52から被検知ガス1を高濃度検知流路10b内に吸引して、被検知ガス1を希釈させる。第2ポンプ42は、希釈された被検知ガス1を排気口13まで送り出す。
【0036】
〈筐体および筐体の内部の構造〉
次に、図2図8を参照して、筐体5および筐体5の内部の構造について説明する。なお、上下方向をZ方向とし、上方向をZ1方向、下方向をZ2方向としている。また、Z方向と直交する水平面内において互いに直交する方向を、X方向およびY方向としている。X方向のうち、一方側をX1方向、他方側をX2方向としている。また、Y方向のうち、一方側をY1方向、他方側をY2方向としている。
【0037】
図2に示すように、筐体5は、箱状形状を有するガス検知装置100の外装である。筐体5は、カバー5aと、本体ケース5bとを含んでいる。カバー5aおよび本体ケース5bは、後述する支持構造90(図3および図4参照)に取り外し可能に取り付けられている。また、カバー5aおよび本体ケース5bは、支持構造90から、互いに独立して取り外すことが可能である。たとえば、本体ケース5bを支持構造90に取り付けた状態で、カバー5aを支持構造90から取り外すことが可能である。また、たとえば、カバー5aを支持構造90に取り付けた状態で、本体ケース5bを支持構造90から取り外すことが可能である。また、カバー5aおよび本体ケース5bの両方を支持構造90から取り外すことも可能である。
【0038】
カバー5aは、筐体5の上側部分を構成している。カバー5aは、本体ケース5bを上方(Z1方向側)から覆うように設けられている。また、カバー5aには、ガス導入部11と、空気導入部51とが外部に開口するように設けられている。ガス導入部11および空気導入部51は、それぞれ、カバー5aの凹状部分5aaおよび5abに、互いに反対方向を向くように設けられている。また、カバー5aの上面には、後述する表示部62を外部から視認可能にするための開口部5acが設けられている。ユーザは、開口部5acを介して表示部62の表示を視認することが可能である。また、カバー5aの上面には、後述する複数(4つ)の押しボタンスイッチ63(図3および図4参照)に対応する位置に、複数の押しボタンスイッチ63の操作位置を識別するための複数(4つ)の操作位置識別部5adが設けられている。ユーザは、操作位置識別部5adに対して押下操作を行うことにより、操作位置識別部5adの下側に配置された押しボタンスイッチ63に対して押下操作を行うことが可能である。
【0039】
本体ケース5bは、筐体5の下側部分を構成している。本体ケース5bには、排気口12および排気口13が外部に開口するように設けられている。排気口12および排気口13は、本体ケース5bの同じ側面(X2方向側の側面)に、同じ方向を向くように設けられている。
【0040】
図3および図4に示すように、筐体5内には、複数(2つ)の基板(基板60および基板70)と、複数(3つ)の検知ユニット(検知ユニット80a~80c)と、支持構造90とが収容されている。基板60および基板70と、検知ユニット80a~80cとは、支持構造90に支持された状態で、筐体5内に収容されている。なお、基板60および基板70は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1基板」および「第2基板」の一例である。
【0041】
ここで、本実施形態では、ガス検知装置100は、カバー5aを取り外すと、基板60および基板70に対してアクセス可能に構成されている。具体的には、本実施形態では、基板60および基板70は、主面が互いに交差するように配置されている。そして、ガス検知装置100は、カバー5aを取り外すと、基板60および基板70の各々の主面に対してアクセス可能に構成されている。すなわち、ガス検知装置100は、カバー5aを取り外すと、基板60および基板70の各々の主面が同時に露出し、基板60および基板70の各々の主面に対して作業を行うことが可能なように構成されている。なお、基板60および基板70の主面とは、電子部品が搭載された部品搭載面を意味している。
【0042】
また、本実施形態では、基板60は、検知対象のガスの検知に関する制御を行うための制御基板(制御回路基板)である。また、基板70は、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23、第4ガス検知部24、第1ポンプ41、第2ポンプ42、および、基板60などのガス検知装置100の各部に電力を供給するための電源基板(電源回路基板)である。電源基板である基板70は、電池などの電力源から供給された電力を、ガス検知装置100の各部に供給するように構成されている。基板60および基板70は、制御基板および電源基板を含んでいる。
【0043】
図3図5および図7に示すように、制御基板である基板60の主面(表面)には、スピーカ61と、表示部62と、複数(4つ)の押しボタンスイッチ63と、Blutooth(登録商標)通信部64と、コイン電池65と、ピン穴66とが設けられている。また、制御基板である基板60の裏面には、図示しないCPUが設けられている。スピーカ61は、CPUの制御の下、各種の音(ピーという音や音声など)を出力するように構成されている。表示部62は、たとえば液晶モニタであり、CPUの制御の下、検知対象のガスの検知に関する情報(ガス種およびガス濃度など)を表示するように構成されている。複数の押しボタンスイッチ63は、検知対象のガスの検知動作の開始操作、および、表示部62の表示の変更操作などのユーザの各種の操作を受け付けるように構成されている。Blutooth通信部64は、外部のBlutooth機器と通信するために設けられている。コイン電池65は、基板60に設けられた図示しない時計部(クロック)に電力を供給するように構成されている。ピン穴66は、基板60で用いられるソフトウェアの書き換え時に、図示しない操作ピンが挿入されるように構成されている。CPUは、制御部30を構成し、ガス検知装置100の各部を制御するように構成されている。
【0044】
制御基板である基板60の主面は、カバー5aを取り外すと、上方(Z1方向側)に露出するように構成されている。これにより、ユーザは、基板60の主面の表示部62の交換作業、基板60の主面のコイン電池65の交換作業、および、操作ピンの基板60の主面のピン穴66への挿入によるソフトウェアの書き換え作業などの基板60の主面に対する作業を行うことが可能である。また、カバー5aを取り外すと、基板60の主面が操作ピンの挿抜を行う側(Z1方向側)に露出するとともに、基板60に対して操作ピンの挿抜を行う側(Z1方向側)が開放されているため、ユーザは、操作ピンの基板60の主面のピン穴66への挿入によるソフトウェアの書き換え作業を容易に行うことが可能である。
【0045】
図3図4図7および図8に示すように、電源基板である基板70の主面には、複数(6つ)のコネクタ71が設けられている。複数のコネクタ71は、電源基板である基板70から電力供給先に電力を供給するための雌側のコネクタである。雌側のコネクタ71には、送電用のケーブル73が接続された雄側のコネクタ72が挿入されることにより接続されている。また、電力供給先は、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23、第4ガス検知部24、第1ポンプ41、および、第2ポンプ42の6つである。コネクタ71およびコネクタ72は、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23、第4ガス検知部24、第1ポンプ41、および、第2ポンプ42に対応するように6つずつ設けられている。
【0046】
電源基板である基板70の主面は、カバー5aを取り外すと、側方(Y1方向側)に露出するように構成されている。これにより、ユーザは、基板70の主面の複数のコネクタ72の挿抜作業などの基板70の主面に対する作業を行うことが可能である。また、カバー5aを取り外すと、基板70の主面がコネクタ72の挿抜を行う側(Y1方向側)に露出するとともに、基板70に対してコネクタ72の挿抜を行う側(Y1方向側)が開放されているため、ユーザは、基板70の主面の複数のコネクタ72の挿抜作業を容易に行うことが可能である。
【0047】
また、本実施形態では、図3および図4に示すように、基板60および基板70は、平面視において(Z1方向側から見て)、互いにオーバーラップするように配置されている。具体的には、基板60は、基板70に対して上側(Z1方向側)に、主面が水平方向に略平行になるように配置されている。また、基板70は、基板60に対して下側(Z2方向側)に、主面が上下方向に略平行になるように配置されている。基板60および基板70は、平面視において(Z1方向側から見て)、互いにオーバーラップするとともに、側方(X1またはX2方向側)から見て、主面が互いに略直交するように(略T字状になるように)配置されている。
【0048】
また、図4および図7に示すように、基板60および基板70は、細長形状の複数のケーブルを平面的に配置した帯状のフラットケーブル110により互いに接続されている。これにより、基板60および基板70を細長形状の複数のケーブルにより互いに接続する場合に比べて、ケーブルの取り回しを良くすることが可能である。また、基板60および基板70を可撓性を有するフラットケーブル110により互いに接続することにより、基板60および基板70を剛性が高いピンにより互いに接続する場合に比べて、ガス検知装置100に衝撃(落下の衝撃など)が加わった際に基板60および基板70の接続部分に発生する負荷を低減することが可能である。
【0049】
検知ユニット80a~80cは、第1ガス検知部21、第2ガス検知部22、第3ガス検知部23、および、第4ガス検知部24に対応するように設けられている。具体的には、検知ユニット80aは、第1ガス検知部21をケース内に含むように構成されている。また、検知ユニット80bは、第2ガス検知部22をケース内に含むように構成されている。また、検知ユニット80cは、第3ガス検知部23および第4ガス検知部24をケース内に含むように構成されている。
【0050】
図4図7に示すように、支持構造90は、複数の板金部材により構成されたシャーシであり、ガス検知装置100の筐体5内の各部品を支持するように構成されている。本実施形態では、支持構造90は、基板60および基板70と、検知ユニット80a~80cとを支持するように構成されている。支持構造90は、コ字部91と、基板支持部92と、検知ユニット支持部93とを含んでいる。コ字部91と、基板支持部92と、検知ユニット支持部93とは、別々の部材により構成されている。
【0051】
コ字部91は、側方(Y1方向側)から見て、略コ字状に形成された板金部材である。コ字部91は、一対の側板部91aと、底板部91bとを有している。一対の側板部91aは、水平方向(X方向)に互いに対向するように離間して設けられている。また、一対の側板部91aは、上下方向(Z方向)に略平行な姿勢で配置されている。底板部91bは、水平方向(X方向)に離間した一対の側板部91aを接続するように設けられている。また、底板部91bは、水平方向(X方向)に略平行な姿勢で配置されている。コ字部91は、一対の側板部91aと底板部91bとにより、略コ字形状を有するように形成されている。
【0052】
また、本実施形態では、基板支持部92は、基板60および基板70を支持するとともに、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)を接続するように取り付けられている。また、基板支持部92は、基板60を支持する第1基板支持部92a(図4および図7参照)と、基板70を支持する第2基板支持部92b(図6および図7参照)とを含んでいる。第1基板支持部92aおよび第2基板支持部92bは共に、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)を接続するように取り付けられている。
【0053】
具体的には、第1基板支持部92aは、板金部材であり、底板部91bと同様に、水平方向(X方向)に略平行な姿勢で配置されているとともに、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)のZ1方向側の端部を接続するように取り付けられている。すなわち、第1基板支持部92aは、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)のZ1方向側の端部を塞ぐように取り付けられている。第1基板支持部92aと、コ字部91とは、側方(Y1方向側)から見て、略ロ字形状を有するように配置されている。また、第1基板支持部92aは、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)の中央側(X方向の内側)へのたわみを制限する突っ張り部として機能する。
【0054】
また、第1基板支持部92aは、基板60の主面に略平行な姿勢で基板60の下側(Z2方向側)に配置されているとともに、基板60を上下方向(Z方向)に離間した状態で支持するように構成されている。基板60は、第1基板支持部92aと基板60との間に設けられたスペーサ120を介して、第1基板支持部92aに支持されている。また、第1基板支持部92aと基板60との間には、基板60の押しボタンスイッチ63に対応する位置に、スペーサ121が設けられている。スペーサ121は、ユーザによる押しボタンスイッチ63のZ2方向への押下操作時に、基板60がZ2方向にたわむことを抑制するように構成されている。スペーサ121は、複数(4つ)の押しボタンスイッチ63の各々の真下または真下の近傍に設けられている。
【0055】
第2基板支持部92bは、板金部材であり、上下方向(Z方向)に略平行な姿勢で配置されているとともに、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)をZ方向の端部から中央部にわたって接続するように取り付けられている。また、第2基板支持部92bは、コ字部91の一対の側板部91aおよび第1基板支持部92aの両方と略直交する姿勢で配置されている。また、第2基板支持部92bは、第1基板支持部92aと同様に、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)の中央側(X方向の内側)へのたわみを制限する突っ張り部として機能する。また、第2基板支持部92bは、基板70の主面に略平行な姿勢で基板70のY2方向側に配置されているとともに、基板70をY方向に離間した状態で支持するように構成されている。基板70は、第2基板支持部92bと基板70との間に設けられたスペーサ130を介して、第2基板支持部92bに支持されている。
【0056】
検知ユニット支持部93は、検知ユニット80aおよび80bの2つの検知ユニットを支持するように構成されている。また、検知ユニット支持部93は、板金部材であり、第1基板支持部92aと同様に、水平方向(X方向)に略平行な姿勢で配置されているとともに、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)のZ方向の中央部を接続するように取り付けられている。また、検知ユニット支持部93は、平面視において(Z1方向側から見て)、第1基板支持部92aと一部がオーバーラップし、他の一部がオーバーラップしないように、第1基板支持部92aに対して水平方向(Y1方向)にオフセットして、第1基板支持部92aの下側(Z2方向側)に配置されている。また、検知ユニット支持部93は、第1基板支持部92aおよび第2基板支持部92bと同様に、コ字部91の開いた対向部分(一対の側板部91a)の中央側(X方向の内側)へのたわみを制限する突っ張り部として機能する。
【0057】
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0058】
本実施形態では、上記のように、カバー5aを取り外すと、複数の基板(基板60および基板70)に対してアクセス可能に構成されている。これにより、カバー5aを取り外すだけで、複数の基板(基板60および基板70)に対してアクセスすることができるので、たとえばカバー5aを取り外して、さらに一の基板を取り外さなければ他の基板に対してアクセスできない場合に比べて、複数の基板(基板60および基板70)に対するアクセスしやすさを向上させることができる。その結果、複数の基板(基板60および基板70)に対する作業性を向上させることができる。
【0059】
また、本実施形態では、上記のように、複数の基板(基板60および基板70)は、主面が互いに交差するように配置されており、カバー5aを取り外すと、複数の基板(基板60および基板70)の各々の主面に対してアクセス可能に構成されている。これにより、主面が互いに交差するように複数の基板(基板60および基板70)が配置されているので、主面が互いに平行に積層されるように複数の基板(基板60および基板70)が配置されている場合と異なり、複数の基板(基板60および基板70)の各々の主面に対するアクセスしやすさを向上させることができる。その結果、作業が行われることが多い複数の基板(基板60および基板70)の各々の主面に対する作業性を向上させることができる。
【0060】
また、本実施形態では、上記のように、複数の基板(基板60および基板70)は、平面視において、互いにオーバーラップするように配置されている。これにより、複数の基板(基板60および基板70)が平面視において互いにオーバーラップしないように配置されている場合に比べて、複数の基板(基板60および基板70)をコンパクトに配置することができるので、ガス検知装置100が大型化することを抑制することができる。その結果、ガス検知装置100の大型化を抑制しつつ、複数の基板(基板60および基板70)の各々の主面に対する作業性を向上させることができる。
【0061】
また、本実施形態では、上記のように、ガス検知装置100は、筐体5内に収容されるとともに、複数の基板(基板60および基板70)を支持する支持構造90を備える。また、支持構造90は、略コ字状のコ字部91と、コ字部91の開いた対向部分を接続するように取り付けられるとともに、複数の基板(基板60および基板70)を支持する基板支持部92とを含む。これにより、複数の基板(基板60および基板70)を支持するための基板支持部92を有効に利用して、たわみが発生しやすいコ字部91の開いた対向部分を接続してコ字部91の開いた対向部分のたわみを抑制することができる。その結果、部品点数の増加および構造の複雑化を抑制しつつ、コ字部91の開いた対向部分のたわみを抑制することができる。また、コ字部91の開いた対向部分のたわみを抑制することができるので、コ字部91の開いた対向部分のたわみに起因して、支持構造90に支持された複数の基板(基板60および基板70)がたわむことを抑制することができる。
【0062】
また、本実施形態では、上記のように、基板支持部92は、基板60を支持する第1基板支持部92aと、基板70を支持する第2基板支持部92bとを含む。また、第1基板支持部92aおよび第2基板支持部92bは共に、コ字部91の開いた対向部分を接続するように取り付けられている。これにより、第1基板支持部92aおよび第2基板支持部92bの2つの基板支持部92により、コ字部91の開いた対向部分を接続することができるので、コ字部91の開いた対向部分のたわみをより確実に抑制することができる。
【0063】
また、本実施形態では、上記のように、複数の基板(基板60および基板70)は、検知対象のガスの検知に関する制御を行うための制御基板と、ガス検知部(21、22、23および24)に電力を供給するための電源基板とを含む。これにより、検知対象のガスの検知に関するソフトウェアを書き換える作業などを行うことがある制御基板、および、電力を供給するためのコネクタ72を挿抜する作業などを行うことがある電源基板に対するアクセスしやすさを向上させることができる。その結果、制御基板および電源基板に対する作業性を向上させることができる。
【0064】
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0065】
たとえば、上記実施形態では、本発明が、ガス検知装置としての検知装置に適用される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、検知対象を検知する検知装置であれば、ガス検知装置以外の検知装置に適用されてもよい。また、検知部は、ガス検知部以外の検知部であってもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、ガス検知装置が、4つのガス検知部を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガス検知装置が、1~3または5つ以上のガス検知部を備えていてもよい。
【0067】
また、上記実施形態では、ガス検知装置の検知対象のガスが、燃料ガス(都市ガス、LPガス、メタンガスなど)である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガス検知装置の検知対象のガスが、燃料ガス以外のガスであってもよい。
【0068】
また、上記実施形態では、基板が2つ設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、基板が3つ以上設けられていてもよい。
【0069】
また、上記実施形態では、複数の基板が、制御基板および電源基板を含んでいる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、複数の基板が、制御基板および電源基板以外の基板を含んでいてもよい。
【0070】
また、上記実施形態では、支持構造のコ字部と、基板支持部と、検知ユニット支持部とが別々の部材により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、支持構造のコ字部と、基板支持部と、検知ユニット支持部とが1つの部材により構成されていてもよい。また、支持構造のコ字部と、基板支持部と、検知ユニット支持部とのうちの2つが1つの部材により構成され、残りの1つが別の部材により構成されていてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、カバーおよび本体ケースの両方が、支持構造に取り外し可能に取り付けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本体ケースが、支持構造に取り外し可能に取り付けられるとともに、カバーが、本体ケースに取り外し可能に取り付けられていてもよい。
【符号の説明】
【0072】
5 筐体
5a カバー
5b 本体ケース
21 第1ガス検知部(検知部)
22 第2ガス検知部(検知部)
23 第3ガス検知部(検知部)
24 第4ガス検知部(検知部)
60 基板(第1基板)
70 基板(第2基板)
90 支持構造
91 コ字部
92 基板支持部
92a 第1基板支持部
92b 第2基板支持部
100 ガス検知装置(検知装置)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8