(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022110646
(43)【公開日】2022-07-29
(54)【発明の名称】床スラブおよびその構築方法
(51)【国際特許分類】
E04B 5/32 20060101AFI20220722BHJP
E04B 5/02 20060101ALI20220722BHJP
【FI】
E04B5/32 A
E04B5/32 B
E04B5/02 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021006179
(22)【出願日】2021-01-19
(71)【出願人】
【識別番号】000206211
【氏名又は名称】大成建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124084
【弁理士】
【氏名又は名称】黒岩 久人
(72)【発明者】
【氏名】谷 翼
(72)【発明者】
【氏名】中村 正寿
(57)【要約】
【課題】低コストで構築な、鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブを提供すること。
【解決手段】床スラブ1は、鉄筋コンクリート造の鉄筋コンクリート部10と、鉄筋コンクリート部10に埋設された半割丸太30と、を備える。本発明によれば、鉄筋コンクリート部10に半割丸太30を埋設したので、床スラブを鉄筋コンクリート部のみで構成した場合に比べて、床スラブ1を軽量化できる。また、半割丸太30を製造するための丸太として、汎用品や余剰品を用いることができるので、床スラブ1を低コストで構築できる。また、鉄筋コンクリート部10のコンクリートが薄くなる部分を半割丸太30で蓋をするため、火災時に熱の回りが遅くなり、耐火性能を向上できる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄筋コンクリート部と、前記鉄筋コンクリート部に埋設される木質部と、を備えることを特徴とする床スラブ。
【請求項2】
前記木質部は、断面が半円形であることを特徴とする請求項1に記載の床スラブ。
【請求項3】
前記鉄筋コンクリート部の下面には、木質板が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の床スラブ。
【請求項4】
鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブの構築方法であって、
木質板を底型枠材として設置する工程と、
前記木質板の上面に、丸太または半割丸太を設置し、前記丸太または半割丸太の上に補強筋を配筋し、前記補強筋の上方からコンクリートを打設して、鉄筋コンクリート部を形成する工程と、を備えることを特徴とする床スラブの構築方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブおよびその構築方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、鉄筋コンクリート等と木材とを組み合わせた合成スラブが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1には、端部が鉄骨梁の上に載せられた直交集成板と、直交集成板の上面および端面を覆うように打設されたコンクリートと、を備える床CLT構造が示されている。
特許文献2には、木質梁材と、木質梁材の上面に接合された直交集成板(CLT)の床材と、木質梁材の上面とCLTの床材の下面との間に配設されたブルドッグジベル接合具と、木質梁材とCLTの床材とを緊結するボルトと、を備える合成梁が示されている。
特許文献3には、木質版と、この木質版の上面に接合された鉄筋コンクリート版と、を含んで構成された合成スラブが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-105694号公報
【特許文献2】特開2017-128981号公報
【特許文献3】特開2019-39171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、低コストで構築可能な、鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブおよびその構築方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、合成スラブとして、鉄筋コンクリート部に木質部を埋設して床スラブを形成することで、スラブ断面が全てコンクリートの場合と比べて軽量化でき、かつ、コンクリートによって木質部に伝わる延焼熱を抑制できる点に着眼して、本発明の鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブを開発した。
第1の発明の床スラブ(例えば、後述の床スラブ1)は、鉄筋コンクリート部(例えば、後述の鉄筋コンクリート部10)と、前記鉄筋コンクリート部に埋設される木質部(例えば、後述の半割丸太30)と、を備えることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、鉄筋コンクリート部に木質部を埋設させることで、床スラブを鉄筋コンクリート部のみで構成した場合に比べて、床スラブを軽量化できる。
また、本発明の床スラブは、多く利用される普通強度相当の鉄筋コンクリートと、汎用品や余剰品である木質部と、を組み合わせて形成される。ここで、鉄筋コンクリート部に木質部が埋設されていることで、本発明の床スラブの外縁部分が鉄筋コンクリートで形成される。よって、床スラブの外縁部分には、木質部に比べて高剛性の鉄筋コンクリートが配置されることになる。その結果、床スラブの所定方向の両端部(床スラブの外縁部分の一部)は、床スラブの所定方向の中央部に比べて、高剛性となる。したがって、床スラブの所定方向両端部を梁部材で支持する際には、床スラブの外縁部分が梁部材に接合されるため、床スラブの構造安定性を確保できる。
また、木質部が鉄筋コンクリート部に埋設されているために、火災時にはコンクリートによって木質部に伝達される延焼熱を抑制でき、耐火性能に優れた床スラブを実現できる。
【0007】
第2の発明の床スラブでは、前記木質部は、断面が半円形であることを特徴とする。
この発明によれば、断面が半円形の木質部として、丸太を長さ方向に沿って二分割した半割丸太を用いることができる。このように、丸太を加工することにより、木質部の加工手間がかからない、丸太を用いることで無駄になる部分が少ない、丸太が曲がっていたり節があったりしても使用できる、といったメリットがあるので、床スラブを低コストで構築できる。
また、断面が半円形の木質部を用いたので、木質部が半円形のためコンクリートの充填性が良いうえに、木質部に角部が少ないため応力が集中しにくいから、構造安定性が高い。
【0008】
第3の発明の床スラブでは、前記鉄筋コンクリート部の下面には、木質板(例えば、後述の合板20)が設けられることを特徴とする。
この発明によれば、鉄筋コンクリート部の下面に木質板を設けたので、木質板を床スラブの底型枠や天井仕上げ材として利用できる。よって、床スラブの構築後にこの床スラブの下面に新たな仕上材を取り付ける必要がなく、天井面に仕上材が取り付けられた床スラブを低コストで構築できる。
【0009】
第4の発明の床スラブの構築方法は、鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブの構築方法であって、木質板を底型枠材として設置する工程(例えば、後述のステップS1)と、前記木質板の上面に、丸太または半割丸太を設置し、前記丸太または半割丸太の上に補強筋(例えば、後述のワイヤーメッシュ40)を配筋し、前記補強筋の上方からコンクリートを打設して、鉄筋コンクリート部を形成する工程(例えば、後述のステップS2、S3)と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、木質板を底型枠材として用いて、この木質板の上面に、丸太または半割丸太を設置し、さらに補強筋を配筋して、その上方からコンクリートを打設して鉄筋コンクリート部を形成する。よって、木質板、丸太または半割丸太、およびコンクリートが、特別な接合手段を用いなくても、木材とコンクリートとの付着特性で接合される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、低コストで構築な、鉄筋コンクリートと木材とを組み合わせた床スラブおよびその構築方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る床スラブの平面図である。
【
図2】
図1の床スラブのA-A断面図およびB-B断面図である。
【
図4】床スラブの構築手順のフローチャートである。
【
図5】本発明の第2実施形態に係る床スラブの断面図である。
【
図6】曲げ剛性の計算例に用いるSデッキスラブおよびWデッキスラブの寸法を示す断面図である。
【
図7】Wデッキスラブの断面二次モーメントの算出方法の説明図である。
【
図8】燃焼実験に用いた試験体の寸法を示す平面図および断面図である。
【
図9】燃焼実験に用いた試験体の温度センサおよび熱電対の配置を示す平面図および断面図である。
【
図10】
図8の木質部A(半割丸太の曲面を上向きに配置した部分)について、燃焼実験の実験結果を示す図である。
【
図11】
図8の木質部B(半割丸太の曲面を下向きに配置した部分)について、燃焼実験の実験結果を示す図である。
【
図12】本発明の変形例に係る床スラブの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、鉄筋コンクリート部の内部に木質部を埋設させた床スラブである。具体的に床スラブは、木質板の上面に複数の半割丸太を並列に配置し、その半割丸太の上にワイヤーメッシュを配筋して、その上方からコンクリートを打設することで、鉄筋コンクリート部を形成する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る床スラブ1の平面図である。
図2(a)は、
図1の床スラブ1のA-A断面図であり、
図2(b)は、
図1の床スラブ1のB-B断面図である。
図3は、
図1の床スラブ1のC-C断面図である。
【0014】
床スラブ1は、所定方向の両端部で鉄骨梁2に支持されている。この床スラブ1は、鉄筋コンクリート造の鉄筋コンクリート部10と、鉄筋コンクリート部10の下面に設けられた木質板としての合板20と、合板20の上に配置されて鉄筋コンクリート部10に埋設された断面が半円形の木質部としての半割丸太30と、半割丸太30の上に配置されて鉄筋コンクリート部10に埋設されたワイヤーメッシュ40と、を備える。
半割丸太30は、円柱形状の丸太を長さ方向に二分割したものであり、曲面31が上向きとなるように配置され、平面32が合板20上に当接している。この半割丸太30は、鉄筋コンクリート部10の所定方向に延びて複数並んで配置されている。半割丸太30の両端面は、鉄筋コンクリート部10の所定方向の両端面から露出していない。言い換えると、床スラブ1では、鉄筋コンクリート部10の内部に複数の半割丸太30が並列に設置され、半割丸太30の両端部は、鉄筋コンクリート部10に埋設されている。よって、床スラブ1の外縁部分は、鉄筋コンクリートで形成されている。
【0015】
以下、床スラブ1を構築する手順について、
図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1では、合板20を底型枠材として設置する。
ステップS2では、合板20の上面に、半割丸太30を設置し、半割丸太30の上に補強筋としてのワイヤーメッシュ40を配置する。
ステップS3では、ワイヤーメッシュ40の上からコンクリートを打設して、鉄筋コンクリート部10を形成する。
【0016】
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)鉄筋コンクリート部10に半割丸太30を埋設して、合成スラブである床スラブ1を構築した。よって、床スラブを鉄筋コンクリート部のみで構成した場合に比べて、床スラブ1を軽量化できる。
また、半割丸太30が鉄筋コンクリート部10に埋設されていることで、火災時には、コンクリートによって半割丸太30に伝達される延焼熱が抑制されるため、耐火性能に優れた床スラブ1を実現できる。
また、半割丸太30を製造するための丸太として、汎用品や余剰品を用いることができるので、床スラブ1を低コストで構築できる。よって、木材を有効活用できる。
【0017】
(2)合板20の上に鉄筋コンクリート部10を設けたので、合板20を床スラブ1の底型枠や天井仕上げ材として利用できる。よって、床スラブ1の構築後にこの床スラブ1の下面に新たな仕上材を取り付ける必要がなく、天井面に仕上材が取り付けられた床スラブ1を低コストで構築できる。
また、丸太を長さ方向に沿って二分割した半割丸太30を用いた。このように、丸太を加工することにより、加工手間がかからない、丸太を用いることで無駄になる部分が少ない、丸太が曲がっていたり節があったりしても使用できる、といったメリットがあるので、床スラブ1を低コストで構築できる。
また、断面が半円形の半割丸太30を用いたので、半割丸太30の曲面に沿ってコンクリートが充填されるため、コンクリートを比較的容易に充填できる。また、半割丸太30に角部が少ないため応力が集中しにくいから、構造安定性が高い。
【0018】
(3)半割丸太30を曲面31が上向きとなるように配置したので、この半割丸太30の曲面が鉄筋コンクリート部10内を伝わる音を放射状に反射するため、床スラブ1の遮音性が高くなる(説明図は省略)。また、半割丸太30の平面32を合板20上に載置するだけで、半割丸太30を合板20上に安定した姿勢でセットできるから、施工性が良い。
【0019】
〔第2実施形態〕
図5は、本発明の第2実施形態に係る床スラブ1Aの断面図である。
本実施形態では、半割丸太30の向きが第1実施形態と異なる。すなわち、半割丸太30は、曲面31が下向きとなるように配置されて、この半割丸太30の曲面31は、合板20の上に当接している。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)に加えて、以下のような効果がある。
(4)半割丸太30を曲面31が下向きとなるように配置したので、半割丸太31の曲面31と合板20との間にコンクリートが入り込むから、火災時に半割丸太30がより燃えにくくなり、耐火性能がさらに向上する。
【0020】
〔曲げ剛性の計算例〕
以下、従来の鋼製デッキを用いた合成スラブ(以下、Sデッキスラブと呼ぶ)、および、本発明の半割丸太および合板を用いた合成スラブ(以下、Wデッキスラブど呼ぶ)について、計算により曲げ剛性を求めた。
図6(a)は、本計算例に用いるSデッキスラブの寸法を示す断面図である。
図6(a)に示すように、鋼製デッキは、板厚1.2mm、山の高さ75mm、山の上端の幅120mm、山の下端の幅180mm、山同士の距離を120mmとした。また、Sデッキスラブのスラブ厚さを165mmとした。
【0021】
図6(b)は、本計算例に用いるWデッキスラブの寸法を示す断面図である。
図6(b)に示すように、半割丸太の直径を150mm、丸太間距離を200mm、合板の板厚を12mm、木材の等級をE110とした。また、Wデッキスラブのスラブ厚さを155mmとした。
その結果、Sデッキスラブは、ヤング係数Eが205000N/mm
2、断面二次モーメントIが1.63×10
6mm
4/m、曲げ剛性EIが3.34×10
11Nmm
2/mとなった。また、Wデッキスラブは、ヤング係数Eが11000N/mm
2、断面二次モーメントIが3.10×10
7mm
4/m、曲げ剛性EIが3.41×10
11Nmm
2/mとなった。よって、Wデッキスラブは、曲げ剛性EIがSデッキスラブとほぼ同等であることが判る。
【0022】
以下、Wデッキスラブの断面二次モーメントIの算出方法ついて、
図7に示す図を用いて説明する。
半割丸太の図心高さS
rおよび断面積A
rは、以下の式(1)で表わされる。
【数1】
合板の図心高さS
bおよび断面積A
bは、以下の式(2)で表わされる。
【数2】
半割丸太および合板を合わせた図形の図心高さSは、以下の式(3)で表わされる。
【数3】
以上より、半割丸太および合板を合わせた図形の図心に関する断面二次モーメントIは、以下の式(4)で表わされる。
【数4】
【0023】
〔燃焼実験〕
以下、本発明の、鉄筋コンクリート部、半割丸太、および合板を組み合わせた床スラブの試験体を製作し、この試験体を燃焼させる燃焼実験を行った。
図8(a)は、燃焼実験に用いた試験体の寸法を示す平面図であり、
図8(b)は、
図8(a)の試験体の断面図である。試験体に用いた半割丸太は外径150mmとし、合板は厚さ12mmとした。
この試験体について、
図9に示すように、温度センサおよび熱電対を配置した。センサAは、半割丸太が設けられた部分の温度を測定する温度センサであり、センサB
1は、試験体裏面の丸太がある部分の温度を測定する温度センサであり、センサB
2は、試験体裏面の丸太がない部分の温度を測定する温度センサである。センサCは、鉄筋が設けられた部分の温度を測定する温度センサである。熱電対とは、炉内に配置された熱源である。
【0024】
以上の試験体を加熱炉内に配置し、熱電対により所定の加熱曲線(
図8および
図9参照)で加熱した。
図10および
図11は、燃焼実験の実験結果である。
図10は、試験体のうち半割丸太の曲面を上向きに配置した木質部A(
図8および
図9に示す試験体の上側半分)の実験結果であり、
図11は、試験体のうち半割丸太の曲面を下向きに配置した木質部B(
図8および
図9に示す試験体の下側半分)の実験結果である。
図10および
図11より、以下のことが判る。1時間経過した時点では、温度変化がほとんど見られない。その後、半割丸太の曲面を上向きに配置した木質部Aでは、半割丸太が燃え尽きて、半割丸太や鉄筋が設けられた部分の温度が上昇していく。一方、半割丸太の曲面を下向きに配置した木質部Bでは、曲面の下側に入り込んだコンクリートによって半割丸太が熱から守られるため、燃焼の進行が遅くなり、半割丸太や鉄筋が設けられた部分の温度の上昇が抑制される。
【0025】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の第2実施形態では、半割丸太30を合板20の上に直接配置したが、これに限らず、
図12に示すように、モルタルブロック50を介して、半割丸太30を合板20の上に配置してもよい。あるいは、モルタルブロック50の代わりに、所定厚さのコンクリートを先行して打設し、この打設したコンクリート上に半割丸太30を配置してもよい。このようにすれば、半割丸太30と合板20との間のコンクリートがさらに厚くなるので、耐火性能がさらに向上する。
また、上述の実施形態および変形例では、鉄筋コンクリート部10の下面に木質板20を設置したが、これに限らず、木質板20を設けなくてもよい。また、鉄筋コンクリート部10内には、木質部として半割丸太30を埋設したが、半割丸太に限定することなく、丸太または断面が矩形状の製材であってもよい。
【符号の説明】
【0026】
1、1A、1B…床スラブ 2…鉄骨梁 10…鉄筋コンクリート部
20…合板(木質板) 30…半割丸太(木質部)
31…半割丸太の曲面 32…半割丸太の平面 40…ワイヤーメッシュ(補強筋)
50…モルタルブロック