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特開2022-110780ボールペンリフィール及びこれを用いたボールペン
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  • 特開-ボールペンリフィール及びこれを用いたボールペン 図1
  • 特開-ボールペンリフィール及びこれを用いたボールペン 図2
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  • 特開-ボールペンリフィール及びこれを用いたボールペン 図4
  • 特開-ボールペンリフィール及びこれを用いたボールペン 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022110780
(43)【公開日】2022-07-29
(54)【発明の名称】ボールペンリフィール及びこれを用いたボールペン
(51)【国際特許分類】
   B43K 7/02 20060101AFI20220722BHJP
   B43K 1/08 20060101ALI20220722BHJP
【FI】
B43K7/02
B43K1/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021006397
(22)【出願日】2021-01-19
(71)【出願人】
【識別番号】000005957
【氏名又は名称】三菱鉛筆株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101878
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100187506
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 優子
(72)【発明者】
【氏名】山田 雅也
【テーマコード(参考)】
2C350
【Fターム(参考)】
2C350GA03
2C350HC05
2C350KC05
(57)【要約】
【課題】ボールペンリフィールの廃棄時において、インク収用管からボールペンチップを容易に分離可能にすることで、分別廃棄を容易にすること。
【解決手段】非金属素材により筒状に形成されたインク収容管12と、インク収容管の先端部に金属素材により形成されたボールペンチップ13もしくは前記ボールペンチップを支持する継手部材14が嵌合されて取り付けられたボールペンリフィール11において、ボールペンチップ13におけるインク収容管もしくは継手部材から露出する筆記ボール13a側の外周面には、外周面に沿って一巡する凹溝13eが施されている。この場合、好ましくは凹溝13eを形成する筆記ボール側の立下がり面13fが、ボールペンチップの軸方向に直交した状態で形成される。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非金属素材により筒状に形成されたインク収容管と、前記インク収容管の先端部に金属素材により形成されたボールペンチップもしくは前記ボールペンチップを支持する継手部材が嵌合されて取り付けられたボールペンリフィールであって、
前記ボールペンチップにおける前記インク収容管もしくは継手部材から露出する筆記ボール側の外周面には、前記外周面の表面から軸心方向に凹んだ凹溝が施されていることを特徴とするボールペンリフィール。
【請求項2】
前記凹溝は、前記外周面に沿って一巡すると共に、前記外周面からの深さが、凹溝の周回方向に沿って均等に形成されている請求項1に記載のボールペンリフィール。
【請求項3】
前記凹溝を形成する筆記ボール側の立下がり面が、前記ボールペンチップの軸方向に直交した状態で形成されている請求項1または2に記載のボールペンリフィール。
【請求項4】
前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載したボールペンリフィールを、軸筒内に収容したボールペンであって、
前記軸筒の先端部もしくは軸筒の先端部に取り付けた口金には、前記ボールペンチップの先端部を突出させる先端開口が形成されると共に、前記先端開口からボールペンチップを突出させた筆記可能な状態において、前記凹溝の全ては先端開口の内側に位置していることを特徴とするボールペン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、分別廃棄を容易にしたボールペンリフィール及びこれを用いたボールペンに関する。
【背景技術】
【0002】
先端部に筆記ボールを保持するボールペンチップは、その殆どがステンレス鋼などの金属素材を用いて成形されており、このボールペンチップは、インク収用管の一端部(前端部)に、圧入などにより取り付けられてボールペンリフィールを構成している。
そして、インク収用管は成形の容易性とインク残量の視認性を確保するために、透明または半透明の樹脂素材、例えばポリプロピレンが用いられている。
【0003】
このボールペンリフィールは、インクが使い終わった場合には、新たなボールペンリフィールに交換して利用できる体制が整えられており、したがってボールペンの外装体として機能する軸筒本体に対して、ボールペンリフィールは、従来より使い捨ての部材として取り扱われている。
このために、金属素材によるボールペンチップを、樹脂素材などによるインク収用管から容易に取り外すことができるように工夫を施すことで、分別廃棄を容易にして、環境への影響に配慮したボールペンリフィールについての提案がなされており、これは特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-1047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示されたボールペンリフィールによると、ボールペンチップが圧入されるインク収用管の端部には、軸方向に沿って複数の溝部が施された構成が採用される。
これによると、リフィール本体に所定以上の荷重が加わると、インク収用管のボールペンチップの圧入部は、前記した複数の溝部の存在により変形または破損するので、樹脂製のインク収用管から金属製のボールペンチップを容易に分離させることができる。
【0006】
しかしながら、インク収用管に施される前記した複数の溝部の存在は、インク収用管におけるボールペンチップの圧入部を、機械的に脆弱にするものであるために、これを製品化した場合のボールペンチップの結合強度の調整及び管理が難しい。
すなわち、強い筆記荷重を伴う利用や、落下による衝撃が加わった場合などには、インク収用管におけるボールペンチップの圧入部において、インク漏れが生ずるなどの弊害が発生し得る。
【0007】
この発明は、従来の前記したボールペンリフィールの問題点に着目してなされたものであり、ボールペンチップ側に、インク収用管側からの取り外しを助けるための工夫を施すことにより、ボールペンリフィールの廃棄時において、インク収用管からボールペンチップを容易に分離することを可能にしようとするものであり、これにより分別廃棄を容易にすることで、環境への影響に配慮したボールペンリフィール及びこれを用いたボールペンを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係るボールペンリフィールは、非金属素材により筒状に形成されたインク収容管と、前記インク収容管の先端部に金属素材により形成されたボールペンチップもしくは前記ボールペンチップを支持する継手部材が嵌合されて取り付けられたボールペンリフィールであって、前記ボールペンチップにおける前記インク収容管もしくは継手部材から露出する筆記ボール側の外周面には、前記外周面の表面から軸心方向に凹んだ凹溝が施されていることを特徴とする。
【0009】
この場合、前記凹溝は、外周面に沿って一巡すると共に、前記外周面からの深さが、凹溝の周回方向に沿って均等に形成されていることが望ましい。
さらに、前記凹溝を形成する筆記ボール側の立下がり面が、前記ボールペンチップの軸方向に直交した状態で形成されていることが望ましい。
【0010】
一方、この発明に係るボールペンは、前記したボールペンリフィールを、軸筒内に収容したボールペンであって、前記軸筒の先端部もしくは軸筒の先端部に取り付けた口金には、前記ボールペンチップの先端部を突出させる先端開口が形成されると共に、前記先端開口からボールペンチップを突出させた筆記可能な状態において、前記凹溝の全ては前記先端開口の内側に位置していることを特徴とする。
【0011】
この場合、前記軸筒本体の先端部もしくは前記口金に形成された先端開口内には、前記ボールペンチップの前記凹溝に係止して、ボールペンチップを前記筆記ボール側に向かって牽引可能な段差部が形成されていることが望ましい。
また好ましくは、前記段差部は、前記先端開口に対して内径が拡大することにより形成される。
【発明の効果】
【0012】
この発明に係るボールペンリフィールによると、ボールペンチップにおけるインク収容管もしくは継手部材から露出する筆記ボール側の外周面には、この外周面に沿って一巡する凹溝が施される。したがって、この凹溝に工具やボールペンの外装部を構成する口金などの一部を係止させて、ボールペンチップを前記筆記ボール側に向かって牽引することで、金属素材により形成されたボールペンチップを、樹脂素材などの非金属素材により形成されたインク収容管側から、容易に分離させることができる。
これにより分別廃棄を容易にし、環境への影響に配慮したボールペンリフィール及びこれを用いたボールペンを提供することが可能となる。
【0013】
一方、この発明に係るボールペンによると、軸筒の先端部もしくは軸筒の先端部に取り付けた口金に形成された先端開口から、ボールペンチップを突出させた筆記可能な状態において、ボールペンチップに施された前記凹溝の全ては、先端開口の内側に位置した状態となるように構成される。
したがって、ボールペンチップは前記凹溝を避けた筆記ボール側の外周面において、前記先端開口との間でクリアランスの小さな状態で支持されることになる。これにより、筆記の安定性を確保したボールペンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】この発明に係るボールペンの実施例を示し、(A)は正面図、(B)は中央断面図、(C)は筆記先端部の拡大断面図である。
図2図1に示すボールペンに利用されるボールペンリフィールの実施例を示し、(A)は正面図、(B)は中央断面図、(C)はリフィール先端部の拡大断面図である。
図3】ボールペンチップの単品構成を示し、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は中央断面図である。
図4】口金の単品構成を示し、(A)は正面図、(B)は斜視図、(C)は中央断面図である。
図5】口金を用いてボールペンチップを牽引する例を示し、(A)は正面図、(B)は中央断面図、(C)は口金とボールペンチップの部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
この発明に係るボールペンリフィール及びこれを用いたボールペンについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1はこの発明に係るボールペンリフィールをノック式ボールペンに用いた実施の形態を示している。このノック式ボールペン1は、外装体を構成する軸筒2の前端部に施された雄ねじに、口金3に施された雌ねじが螺合されることで、口金3は軸筒2の前端部に着脱可能に取り付けられている。
そして、軸筒2の後端部には、クリップ4を一体に成形したクリップ支持筒5が挿入されて軸筒2に取り付けられており、クリップ支持筒5の後部には、軸方向に移動可能にノック棒6が装着されている。
【0016】
軸筒2内にはボールペンリフィール11が収容されており、このボールペンリフィール11の詳細については、図2に基づいて後で説明するが、この実施の形態においては、インク収容管12の先端部に継手部材14を介してボールペンチップ13が取り付けられている。
そして、図1に示す状態はボールペンチップ13が、口金3に形成された先端開口3aから突出して、筆記が可能な状態を示している。
【0017】
前記口金3とボールペンリフィール11の継手部材14との間には、軸スプリング8が配置されており、この軸スプリング8により、ボールペンリフィール11を軸筒2内において後退させる方向に付勢力を与えている。
これにより、軸スプリング8によって、インク収容管12を介してノック用回転子7、及びノック棒6に対しても、軸筒2の後端部側に向かう付勢力が与えられている。
【0018】
インク収容管12とノック棒6との間に介在するノック用回転子7は、周知のカーンノック機構を構成するものであり、ノック用回転子7が収容されたクリップ支持筒5の内周面には、軸方向に沿って長・短の切欠き(図示せず)が、周方向に配列されている。
また、ノック用回転子7の先端外周には外径方向に突起が形成された構成(図示せず)が採用されている。
これにより、軸スプリング8の付勢力に対抗したノック棒6のノック操作により、ボールペンチップ13を、口金3の先端開口3aから突出させた筆記可能な状態、及びボールペンチップ13を口金3内に収納した状態が繰り返されるように作用する。
【0019】
なお、ボールペンリフィール11の交換にあたっては、軸筒2の前端部に螺合された口金3を取り外すことで、ボールペンリフィールを軸筒2から引き出すことができ、新たなボールペンリフィール11を軸筒2内に装着して、口金3を軸筒2に螺合させることで、ボールペンリフィール11の交換は終了する。
この場合、前記した軸スプリング8は、口金3の内径部に沿って自身の弾発力を利用して取り付けることが可能であり、これにより軸スプリング8の紛失を防ぐことができる。
【0020】
そして、軸筒2の前端部側の周面には、樹脂弾性材による滑り止めが形成され、これが軸筒2の把持部2aとして機能するように構成されている。
なお、この実施の形態における前記した軸筒2、口金3、クリップ4、クリップ支持筒5、ノック棒6、ノック用回転子7は、それぞれ樹脂素材により形成されている。
【0021】
図2は、ボールペンリフィール11を示しており、このボールペンリフィール11は、すでに説明したとおり、インク収容管12の前端部に継手部材14を介してボールペンチップ13が取り付けられている。
インク収容管12は、例えばポリプロピレンなどの樹脂材料を利用して、前端部から後端部に向かって同一の肉厚により筒状に形成されて、ストレート状に構成されている。
このインク収容管12内には、インク逆流防止体(フォロアー)12aが収容されており、これはインク収容管12内のインクの後端部と接触し、インクの消費に追従して前進する。
【0022】
継手部材14も、好ましくはポリプロピレンなどの樹脂材料を利用して構成されており、この継手部材14は、インク収容管12の前端部において、インク収容管12の内径部と外径部とを挟み込むようにしてインク収容管12に圧入接続されている。
そして、継手部材14の前端部には、その内周面に沿ってステンレス鋼などの金属素材により形成されたボールペンチップ13の後部が、圧入されて取り付けられている。
【0023】
ボールペンチップ13は、図3に示すように、その先端部は円錐形状に成形され、円錐形状の頂端部に筆記ボール13aが装着されている。そして、図示例においてはボールペンチップ13の内部空間内に、スプリング13bが装着されている。このスプリング13bの先端部分は、真っ直ぐな棒状に形成されて押し棒13cを構成しており、この押し棒13cによって筆記ボール13aを前端方向に押圧している。
なお、ボールペンチップ13の後端部の一部は、内向きにかしめられており、このかしめ部13dにより、スプリング13bの後端部を係止している。
【0024】
また、ボールペンチップ13の長手方向の中央部から前方に向かう位置には、円筒状のボールペンチップ13の外周面に沿って一巡する凹溝13eが施されている。この凹溝13eはボールペンチップ13の表面から軸心方向に凹むように形成されている。また、ボールペンチップ13の外周面からの深さが、凹溝13eの周回方向に沿って均等となるように形成されており、また溝幅も周回方向に沿って同一幅となるように形成されている。
そして、図3(C)に示すように、凹溝13eを形成する筆記ボール13a側の立下がり面13fは、ボールペンチップ13のa-a線で示す軸方向に直交した状態で形成されている。
【0025】
すなわち、凹溝13eにおける筆記ボール13a側の立下がり面13fが、a-a線に対して直角になされることで、この凹溝13eに工具の先端部や、後述するボールペンの口金3などの一部を係止させ易くすることができる。
これにより、ボールペンチップ13を、筆記ボール13側に向かって、中継部材14やインク収容管12側から引き抜いて分離させる操作が容易になし得るものとなる。
なお、前記した凹溝13eは、工具やボールペンの口金3の一部を係止させる機能を持たせるものであることから、図2(C)に示すように、凹溝13eは継手部材14から露出する筆記ボール13a側の外周面に形成されることが必要となる。
これは、ボールペンチップ13が継手部材14を介さずに、インク収容管12に接続される場合においても、同様である。
【0026】
一方、前記した凹溝13eは、図1(C)に示すように口金3の先端開口3aからボールペンチップ13を突出させた筆記可能な状態において、好ましくは凹溝13eの全ては、先端開口3aの内側に位置するように構成される。
これにより、ボールペンチップ13は凹溝13eを避けた筆記ボール13a側の外周面において、前記先端開口3aとの間でクリアランスの小さな状態で支持されることになる。したがって、ボールペンチップ13は先端開口3aとの間で、余分ながたつきが生ずることなく、筆記の安定性を確保することができる。
なお、この実施の形態においては、ボールペンチップ13を口金3の先端開口3aにおいて支持しているが、これは別部材としての口金を備えることなく、軸筒の先端部に先端開口3aを備えたボールペンにおいても、同様の作用効果を得ることができる。
【0027】
図4は、ボールペンチップ13を、中継部材14やインク収容管12側から引き抜いて分離する際の治具として用いる口金3の具体的な構成を示し、図5はその引き抜き操作の例を示している。
口金3の単品構成を示した図4において、この口金3は周知のとおり前方に向かって円錐形状を構成し、その前端部に円筒内周面を有する先端開口3aを形成している。この先端開口3aは、ボールペンチップ13の外周面に対して、適正なクリアランスを持って、ボールペンチップ13が出没できるように、その内径が定められている。
【0028】
また、口金3の後部開口内には雌ねじ3bが形成されており、この雌ねじ3bが前記した軸筒2の前端部に形成された雄ねじに螺合することで、口金3は軸筒2に対して着脱可能に取り付けられる。
そして、雌ねじ3bの形成領域から内部に向かって内径が除々に細くされる内周面には、軸方向に沿って複数のリブ3cが形成されており、この複数のリブ3cによって、前記した軸スプリング8は径方向の弾発力で保持されることになる。
さらに、先端開口3aに向かって形成された円筒状の空間部3dと先端開口3aとの間には、先端開口3aに対して内径が拡大することにより形成された段差部3eが形成されている。
【0029】
図5は、口金3の前記段差部3eを、ボールペンチップ13に形成された凹溝13eの立下がり面13fに係止させて、ボールペンチップ13を筆記ボール13a側に向かって牽引する状態を示している。
すなわち、図5(C)に示すように、口金3の先端開口3aにボールペンチップ13を挿入して、口金3の後部が若干下向きとなるように傾けることにより、口金3の段差部3eがボールペンチップ13の前記立下がり面13fに係止する。この状態で口金3を牽引することで、ボールペンチップ13をインク収容管12側から引き抜くことができる。
【0030】
なお、図5に示す例は口金3をボールペンチップ13の牽引治具として利用する例を示しているが、別部材としての口金を備えることなく、軸筒の先端部に先端開口3aを備えたボールペンにおいても、軸筒の先端開口に対して内径が拡大する段差部を利用して、同様にボールペンチップ13をインク収容管12側から引き抜くことができる。
【0031】
以上の説明で明らかなとおり、この発明に係るボールペンリフィール及びボールペンによると、例えば樹脂素材により形成されたインク収用管側から金属素材により形成されたボールペンチップを容易に引き抜くことができる。
これにより、ボールペンリフィールの分別廃棄を容易にして、環境への影響に配慮したボールペンリフィール及びボールペンを提供することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 ボールペン
2 軸筒
2a 把持部
3 口金
3a 先端開口
3b 雌ねじ
3c リブ
3d 円筒状空間部
3e 段差部
4 クリップ
5 クリップ支持筒
6 ノック棒
7 ノック用回転子
8 軸スプリング
11 ボールペンリフィール
12 インク収容管
12a フォロアー
13 ボールペンチップ
13a 筆記ボール
13b スプリング
13c 押し棒
13d かしめ部
13e 凹溝
13f 立下がり面
14 継手部材
図1
図2
図3
図4
図5