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  • 特開-締付管理システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022111000
(43)【公開日】2022-07-29
(54)【発明の名称】締付管理システム
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/003 20210101AFI20220722BHJP
   F24F 13/28 20060101ALI20220722BHJP
   F24F 13/08 20060101ALI20220722BHJP
   A61L 9/16 20060101ALI20220722BHJP
【FI】
F24F7/00 A
F24F13/28
F24F13/08 A
A61L9/16 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021035813
(22)【出願日】2021-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】521094115
【氏名又は名称】合同会社清流産業
(72)【発明者】
【氏名】馬場 廣実
【テーマコード(参考)】
3L081
4C180
【Fターム(参考)】
3L081AA01
4C180AA07
4C180DD09
4C180HH05
4C180HH19
(57)【要約】
【課題】飛沫を含んで汚染された空気を効果的に浄化する。
【解決手段】基台部11と、基台部11に立設された支柱12と、支柱12の上端部12bに取り付けられた本体部13とを備え、本体部13は、下部から吸引した空気を上方に排出する送風機構31と、送風機構31の外周面31bから外方に突出するように配設さた整流板32と、送風機構31に配設されたフィルター33とを備えている。この構成により、飛沫を含んで汚染された空気を効果的に浄化することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台部と、当該基台部に立設された支柱と、当該支柱の上端部に取り付けられた本体部とを備え、
前記本体部は、下部から吸引した空気を上方に排出する送風機構と、当該送風機構の外周面から外方に突出するように配設された整流板と、当該送風機構に配設されたフィルターとを備えている空気清浄機。
【請求項2】
前記整流板は、前記送風機構に対して着脱可能に構成されている請求項1記載の空気清浄機。
【請求項3】
前記フィルターは、前記送風機構に対して着脱可能に構成されている請求項1または2記載の空気清浄機。
【請求項4】
前記支柱は、長さを調整可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載の空気清浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気清浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の空気清浄機として、下記特許文献1に開示された空気清浄機が知られている。この空気清浄機では、配置された床面の近傍に設けられた給気孔から吸引された空気がフィルタによって浄化されて、床面の近傍に設けられたから排気口から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-109350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述した従来の空気清浄機には、解決すべき以下の課題がある。具体的には、従来の空気清浄機では、空気の吸引および排気が床面の近傍で行われる。一方、複数人が集合して会話や飲食を行ったときに、口から飛散する飛沫が他の人に吸引されることにより、飛沫に含まれる細菌やウイルスなどの病原体によって感染が広がる飛沫感染が問題となっている。このような飛沫感染を空気清浄機を用いて防止するには、飛沫を含んで汚染された空気を確実に吸引して浄化した後に排出する必要がある。しかしながら、従来の空気清浄機では、空気の吸引および排気が床面の近傍で行われるため、上方に流動する汚染された空気を確実に吸引することが困難で、十分に効果的な空気浄化を行うことが困難となっており、より効果的な空気浄化が可能な技術の開発が望まれている。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、飛沫を含んで汚染された空気を効果的に浄化し得る空気清浄機を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく請求項1記載の空気清浄機は、基台部と、当該基台部に立設された支柱と、当該支柱の先端部に取り付けられた本体部とを備え、前記本体部は、下部から吸引した空気を上方に排出する送風機構と、当該送風機構の外周面から外方に突出するように配設さた整流板と、当該送風機構に配設されたフィルターとを備えている。
【0007】
また、請求項2記載の空気清浄機は、請求項1記載の空気清浄機において、前記整流板は、前記送風機構に対して着脱可能に構成されている。
【0008】
また、請求項3記載の空気清浄機は、請求項1または2記載の空気清浄機において、前記フィルターは、前記送風機構に対して着脱可能に構成されている。
【0009】
また、請求項4記載の空気清浄機は、請求項1から3のいずれかに記載の空気清浄機において、前記支柱は、長さを調整可能に構成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る空気清浄機によれば、基台部に立設された支柱の先端部に取り付けられた本体部とを備え、本体部は、下部から吸引した空気を上方に排出する送風機構と、送風機構の外周面から外方に突出するように配設さた整流板と、送風機構に配設されたフィルターとを備えたことにより、利用者の口から飛散した飛沫を含んで上方に流動する空気を確実に吸引することができるため、飛沫を含んで汚染された空気を効果的に浄化することができる。
【0011】
また、本発明に係る空気清浄機によれば、整流板を送風機構に対して着脱可能にしたことにより、形状や長さが異なる複数種類の整流板を用意しておき、使用形態に応じて整流板を交換することで、より効果的に空気の浄化を行うことができる。
【0012】
また、本発明に係る空気清浄機によれば、フィルターを送風機構に対して着脱可能にしたことにより、汚れたフィルターを容易に交換することができるため、空気の浄化効率を良好な状態に維持することができる。また、機能(汚染物質の処理能力)が異なる複数種類のフィルターを用意しておき、使用形態に応じてフィルターを交換することで、より効果的に空気の浄化を行うことができる。
【0013】
また、本発明に係る空気清浄機によれば、支柱を長さ調整可能にしたことにより、使用形態に応じて支柱の長さを調整して本体部(送風機構)の高さを変更することで、より効果的に空気の浄化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】空気清浄機1の構成を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る空気清浄機の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0016】
最初に、図1に示す空気清浄機1の構成について説明する。空気清浄機1は、本発明に係る空気清浄機の一例であって、同図に示すように、基台部11、支柱12および本体部13を備えて構成されている。
【0017】
基台部11は、図1に示すように、一例として、円盤状に形成されている。また、基台部11の中心部には、支柱12を連結するための連結部11a(例えば、雄ねじ)が設けられている。
【0018】
支柱12は、図1に示すように、一例として、円筒で構成されている。また、支柱12の下端部12aには、基台部11の連結部11aと連結する連結部21a(例えば、雌ねじ)が設けられている。また、支柱12の上端部12bには、本体部13を連結するための連結部21bが設けられている。また、支柱12は、中央部の固定具21cを操作することにより、伸縮自在(長さを調整可能)に構成されている。
【0019】
本体部13は、図1に示すように、送風機構31、整流板32およびフィルター33を備えて構成されている。送風機構31は、下部の吸引口から吸引した空気を上方の排気口から排出する。また、送風機構31をオン/オフさせるスイッチ31cが支柱12に取り付けられている。また、送風機構31の下部には、支柱12の連結部21bと連結する連結部31aが設けられている。
【0020】
整流板32は、送風機構31の外周面31bから外方に向けて(斜め下向き)に突出するように外周面31bに配設され、上方に向かう空気を送風機構31の吸引口(下部)に案内する。また、整流板32は、送風機構31に対して着脱可能に構成されている。具体的には、整流板32は、送風機構31の外周面31bに設けられたレールにスライドさせることによって着脱するように構成されている。
【0021】
フィルター33は、送風機構31の排気口(上部)に配設されて、送風機構31によって、排出される空気を浄化する。また、フィルター33は、送風機構31に対して着脱可能に構成されている。具体的には、フィルター33は、面ファスナーを用いて送風機構31に対する着脱が可能となっている。
なお、フィルター33を送風機構31の排気口(上部)に配設してもよいし、吸引口と排気口の双方に配設してもよい。
また、送風機構下部にLEDを配設している。
【0022】
次に、空気清浄機1の使用方法および動作について説明する。
【0023】
この空気清浄機1は、例えば、飲食店の会議室のテーブル等の複数の人が近接する場所の近傍に設置される。この場合、この空気清浄機1では、支柱12の長さが調整可能となっているため、利用者が座った状態で使用するか、立った状態で使用するかといった使用形態に応じて、例えば、本体部13の送風機構31の吸引孔の位置が利用者の口の位置よりも上方となるように支柱12の長さを調整する。
【0024】
次いで、本体部13における送風機構31のスイッチ31cをオン状態とすることで、送風機構31が作動する。送風機構31の作動により、送風機構31の下部の吸引口から吸引される。この場合、この空気清浄機1では、送風機構31の吸引口が利用者の口の位置よりも上方に位置しているため、利用者の口から飛散した飛沫を含んで上方に流動する空気が確実に吸引される。
【0025】
また、送風機構31の吸引口から吸引された空気が上方の排気口から排出される。この際に、排気口に配置されたフィルター33によって排出される空気が浄化される。
【0026】
このように、この空気清浄機1によれば、基台部11に立設された支柱12の先端部に取り付けられた本体部13とを備え、本体部13は、下部から吸引した空気を上方に排出する送風機構31と、送風機構31の外周面31bから外方に突出するように配設さた整流板32と、送風機構31に配設されたフィルター33とを備えたことにより、利用者の口から飛散した飛沫を含んで上方に流動する空気を確実に吸引することができるため、飛沫を含んで汚染された空気を効果的に浄化することができる。
【0027】
また、この空気清浄機1によれば、整流板32を送風機構31に対して着脱可能にしたことにより、形状や長さが異なる複数種類の整流板32を用意しておき、使用形態に応じて整流板32を交換することで、より効果的に空気の浄化を行うことができる。
【0028】
また、この空気清浄機1によれば、フィルター33を送風機構31に対して着脱可能にしたことにより、汚れたフィルター33を容易に交換することができるため、空気の浄化効率を良好な状態に維持することができる。また、機能(汚染物質の処理能力)が異なる複数種類のフィルター33を用意しておき、使用形態に応じてフィルター33を交換することで、より効果的に空気の浄化を行うことができる。
【0029】
また、この空気清浄機1によれば、支柱12を長さ調整可能にしたことにより、使用形態に応じて支柱12の長さを調整して本体部13(送風機構31)の高さを変更することで、より効果的に空気の浄化を行うことができる。
【0030】
なお、上述した空気清浄機1は、本発明に係る空気清浄機の一例であって、適宜変更した構成を採用することができる。例えば、上述した例では、基台部11を用いているが、他の形状(例えば、矩形)の基台部11を用いることもできる。また、上述した例では、円筒状の支柱12を用いているが、他の形状(例えば、角柱状)の支柱12を用いることもできる。
【符号の説明】
【0031】
1 空気清浄機
11 基台部
12 支柱
13 本体部
31 送風機構
31b 外周面
32 整流板
33 フィルター
図1