(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022111009
(43)【公開日】2022-07-29
(54)【発明の名称】エネルギーサイクルシステムpart2
(51)【国際特許分類】
F23L 7/00 20060101AFI20220722BHJP
F01K 21/00 20060101ALI20220722BHJP
【FI】
F23C99/00 302
F01K21/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021037824
(22)【出願日】2021-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】517406401
【氏名又は名称】坂上 功
(72)【発明者】
【氏名】坂上 功
【テーマコード(参考)】
3K065
【Fターム(参考)】
3K065TA05
3K065TC10
3K065TF09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】地球温暖化の原因とされている二酸化炭素を分解し、再利用し、酸素を放出しマグネシウム火力発電にて電気エネルギー得る。
【解決手段】石炭火力発電などの、排ガスより二酸化炭素を集め、分解をマグネシウムとの燃焼反応で行い、その時の熱エネルギーを利用して、Mg炉火力発電で、電気エネルギーを得る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
石炭火力発電のように、CO2排出する装置などで、排ガスをタンクに集めて、CO2は重いので、下方置換により、底に溜まり易く、タンク下方からある流量で、別の複数のタンクに、送風し、CO2濃度の高いタンクを、多く作り、Mg炉に送風し、マグネシウムを燃やすと、CO2を分解して、CとMgOの燃えカスとなります。
このMgの燃焼熱エネルギーを利用して、火力発電の原理で発電し、Mg炉は、中間にMgを敷き詰め、Mgを敷き詰めた板をひっくり返す構造にして、シュートに落とし込み、混合炉へコンベアーにて運ぶ。CO2送風は、中間Mgの間に、送風する。混合炉で、反転板に混合粉末を乗せて、板は、空気を通す板を使用して、混合粉末の炭素と酸素を燃焼反応させて、MgOと分離させて、CO2をN2との混合排ガスとして、CO2分離タンクへと送り、MgOは、集めて、頑丈なタンクで、太陽光による、パルスレーザーを照射して、還元する。この還元方法は、東工大矢部グループによる、Mgエネルギーサイクル理論によります。
送風のタイムラグなど、窒素排出などの自然放出、窒素はCO2よりも軽いので、タンク上部より放出すればよい。
この様に、植物が光合成で、CO2を吸収し有機物を生成しO2を排出する様に、本システムにおいて、Mgエネルギーサイクル理論を利用して、CO2を吸収して火力発電により、電気エネルギーを得て、酸素を放出する。一定量のCO2とMgで、分離、分解、還元をサイクルして、発電して行く、永久機関の様なプラントです。
この様に、人工光合成の様に、CO2を燃料として、O2を放出し、電力を生み出し、公害を排出しない永久機関の様な、プラントです。
一連の流れのシステムを特許請求の範囲とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は産業廃棄される二酸化炭素の処理に関する
【背景技術】
【0002】
現在工場もしくは、石炭火力発電などから排出する、二酸化炭素の処理は、自然に放出されるだけで、地球温暖化の原因とされている。この二酸化炭素を利用して、マグネシウムエネルギーサイクル理論より燃焼反応させて、発電して、エネルギーを供給しながら二酸化炭素を分解して酸素を放出する。
【先行文献】
【0003】
CO2とMgの燃焼実験より
Mgエネルギーサイクル理論(東工大矢部グループによる)
下方置換法
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
産業廃棄による排ガス二酸化炭素放出による地球温暖化問題
【課題を解決するための手段】
【0005】
二酸化炭素を放出する装置などより、排ガスをタンクに一時的に集めて、燃料としてマグネシウムと燃焼反応させて、炭素と酸化マグネシウムに分解し、炭素は燃焼させて、MgOは太陽光によるパルスレーザー照射で、還元してMgとO2に分解し、MgはMg炉へ再利用、O2は自然放出。CO2はCO2収集タンクへ。
【発明の効果】
【0006】
ただ放出し地球温暖化の原因とされている二酸化炭素を分解し、再利用し、酸素を放出しマグネシウム火力発電にて電気エネルギー得る。又、CとMgOの混合粉末を混合炉にて、燃焼反応させて、電気エネルギーを得る。地球温暖化問題を解決する一助になる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
二酸化炭素を放出する装置などより、排ガスをタンクに一時的に集めて、二酸化炭素収集法として、下方置換法で、CO2は質量が重いので、下に沈み易い性質を利用して、タンク下方よりダクトより送風して、複数の別のタンクにCO2濃度を高めて集めて、この時一つ目のタンクの中央に接続し、タンク上部より質量の軽いN2を放出する。複数のタンクも同様にし、CO2濃度を高めて行き、下方置換する静止時間も、タイムラグを考慮しながら送風し、極力純粋なCO2を集めて、Mg炉に送風する。Mg炉では、炉中間部にMgを敷き詰め、CO2を送風させて、Mgを燃焼反応にて、CO2を分解する。CとMgOの灰が炉底に集まるように、敷板を反転出来る構造にして、シュートに落とし込み、コンベアーなどの運搬装置で混合炉へ運び、炭素とMgO分離のために空気を送風して、炭素と燃焼反応させて、分離する。MgOは強靭なタンクに集め、太陽光によるパルスレーザーを照射して還元して、MgとO2に分解し、O2は自然放出し、Mgはコンベアーなどの運搬装置でMg炉へと再利用する。混合炉の燃焼反応で発する熱を利用して、火力発電させて、電力を得る。
【産業上の利用の可能性】
【0008】
石炭火力発電などの、排ガスより二酸化炭素を集め、分解をマグネシウムとの燃焼反応で行い、その時の熱エネルギーを利用して、Mg炉火力発電で、電気エネルギーを得る。
MgOとCの混合粉末で、Cを分離させる為に、空気を送風して、燃焼反応させて、MgOと分離させ,その時の熱量で電気エネルギーを得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】 イメージフロー図 二酸化炭素を排ガスとして、排出する装置から、二酸化炭素を集めて、下方置換法より二酸化炭素濃度を高めて、Mg炉に送風して、MgとCO2を燃焼反応させて、燃えカスをコンベアーなどの運搬装置で集めて、MgOとCの灰混合粉末を、混合炉で燃焼反応にて、分離する。MgOは強靭なタンクに集めて、太陽光によるパルスレーザー照射で、MgとO2に分離する。MgはMg炉へコンベアーなどの運搬装置で投入し、再利用、O2は自然放出など、この混合炉にて、Cを燃焼反応させて得られるCO2は、CO2収集装置へ送り、Mg炉にて、分解する。この様に、一定のCO2とMgを燃料として、サイクルさせて、永久機関の様に、電気エネルギーを得て行く。一連の流れをイメージ図にしました。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
一定量のCO2を収集装置にて集め、Mg炉で燃焼反応させて、その熱量で蒸気タービン火力発電にて、電気エネルギーを得、燃焼反応でのCとMgOの混合粉末を混合炉にて燃焼分離し、その時の燃焼熱を利用して、蒸気タービン火力発電にて電気エネルギーを得る、CO2は収集装置へ送り再利用する、MgOは還元ホッパーでパルスレーザー照射で、MgとO2に分離し、Mgは再利用、O2は自然放出、この一連のシステム