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特開2022-111445自己発電装置、情報発信装置及び情報発信装置を用いた発見システム
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  • 特開-自己発電装置、情報発信装置及び情報発信装置を用いた発見システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022111445
(43)【公開日】2022-08-01
(54)【発明の名称】自己発電装置、情報発信装置及び情報発信装置を用いた発見システム
(51)【国際特許分類】
   H02N 2/18 20060101AFI20220725BHJP
   G08B 25/10 20060101ALI20220725BHJP
   H01L 41/12 20060101ALI20220725BHJP
   H01L 41/06 20060101ALI20220725BHJP
【FI】
H02N2/18
G08B25/10 Z
H01L41/12
H01L41/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021006867
(22)【出願日】2021-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】000107804
【氏名又は名称】スミダコーポレーション株式会社
(72)【発明者】
【氏名】金子 卓樹
(72)【発明者】
【氏名】寺尾 健治
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 史也
(72)【発明者】
【氏名】橋本 将輝
(72)【発明者】
【氏名】大塚 努
(72)【発明者】
【氏名】新垣 陽輔
【テーマコード(参考)】
5C087
5H681
【Fターム(参考)】
5C087BB19
5C087BB20
5C087DD05
5C087DD14
5C087DD20
5C087DD33
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF11
5C087GG10
5C087GG17
5C087GG83
5H681BB08
5H681DD30
5H681EE10
5H681EE20
(57)【要約】
【課題】 隠避性が高く、安価尚且つ小型化の情報発信装置、また、利用コスト低い発見システムを得ることができる。
【解決手段】 担体と、前記担体に搭載され、特定の関連情報を一方的に送信する情報発信装置と、複数のキャリアと、前記複数のキャリアに搭載され、前記発信装置から送信された関連情報を受信し、関連情報台帳に保存する中間通信体と、前記中間通信体と双方向通信するデータセンターと、を含む発見システムであって、前記中間通信体は、前記データセンターからの照合指令に基づいて、前記関連情報台帳から、前記特定の関連情報を探し、その結果を前記データセンターに報告する発見システム。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外力の下で自己発電材料と、
前記自己発電材料から電力を取り出す集電部品と、
前記集電部品から負荷回路に、前記電力を搬送する出力部と
を有する自己発電装置。
【請求項2】
前記請求項1に記載の自己発電装置からなる電源部と、
特定の関連情報を保存する記憶部と、
前記記憶部に保存されている前記関連情報を発信する発信部と、
前記電源部、前記記憶部及び前記発信部を制御する制御部と
を有する情報発信装置。
【請求項3】
担体と、
前記担体に搭載され、特定の関連情報を一方的に送信する情報発信装置と、
複数のキャリアと、
前記複数のキャリアに搭載され、前記発信装置から送信された関連情報を受信し、関連情報台帳に保存する中間通信体と、
前記中間通信体と双方向通信するデータセンターと、を含む発見システムであって、
前記中間通信体は、前記データセンターからの照合指令に基づいて、前記関連情報台帳から、前記特定の関連情報を探し、その結果を前記データセンターに報告する
発見システム。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自己発電装置、情報発信装置及び情報発信装置を用いた発見システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、車両盗難事件が頻繁に発生しており、盗難された車両を発見することは人力と時間を大変費やすことになる。そのため、例えば特許文献1には、GPS装置が搭載されている盗難車から発信された位置情報を、衛星などの通信ネットワークを通じて情報管理センターに自動報告するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-42282
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、衛星通信するためには、大型のアンテナ装置、大きな駆動電力が必要とされ、また、車載のGPS装置のコスト、体積または重量などの面においてはメリットが少ない点が指摘される。また、衛星通信を用いることにより、通信高いコストが高くなる問題も考えられる。
【0005】
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、自己発電装置を有する、隠避性が高く、安価尚且つ小型化の情報発信装置を第一目的とし、これらの自己発電装置及び情報発信装置により構成される、利用コスト低い発見システムを得ることを第二目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る自己発電装置は、外力の下で自己発電材料と、自己発電材料から電力を取り出す集電部品と、集電部品から負荷回路に、電力を搬送する出力部とを有する。
【0007】
本発明に係る情報発信装置は、自己発電装置からなる電源部と、特定の関連情報を保存する記憶部と、記憶部に保存されている関連情報を発信する発信部と、電源部、記憶部及び発信部を制御する制御部とを有する。
【0008】
本発明に係る発見システムは担体と、担体に搭載され、特定の関連情報を一方的に送信する情報発信装置と、複数のキャリアと、複数のキャリアに搭載され、発信装置から送信された関連情報を受信し、関連情報台帳に保存する中間通信体と、中間通信体と双方向通信するデータセンターと、を含む発見システムであって、中間通信体は、データセンターからの照合指令に基づいて、関連情報台帳から、特定の関連情報を探し、その結果をデータセンターに報告する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、隠避性が高く、安価尚且つ小型化の情報発信装置、また、利用コスト低い発見システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は本発明に係る発見システムを示す図である。
図2図2は本発明に係る中間通信体システムを示す模式図である。
図3図3は本発明に係る情報発信装置システムを示す模式図である。
図4図4は本発明に係る自己発電装置を示す図である。
図5図5は本発明に係る車両発見システムの動作を示すブログ図である。
図6図6は本発明の一変形例に係る車両発見システムの動作を示すブログ図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
実施の形態1.
【0013】
図1は本発明に係る発見システム10を示す図であり、当該発見システム10は、担体70と、担体70に搭載され、特定の関連情報50を一方的に送信する情報発信装置14と、複数のキャリア80と、複数のキャリア80に搭載され、情報発信装置14から送信された関連情報50を受信し、関連情報台帳90に保存する中間通信体12と、中間通信体12と双方向通信するデータセンター11と、を含む発見システム10であって、中間通信体12は、データセンター11からの照合指令に基づいて、関連情報台帳90から、特定の関連情報50を探し、その結果をデータセンター11に報告する。
【0014】
まず、データセンター11とは、情報発信装置14に関する情報を収集し、収集された情報により、情報発信装置14を追跡する機能を有するデータ蓄積、処理するシステムである。一般的に通信、記録、及び計算等の機能を備える1つまたは複数のサーバを指す。
【0015】
具体的に、データセンター11には、内部及び外部ネットワークを通じて複数の中間通信体12及び通報者13と双方向通信する通信装置111を有する。また、通報者の電話音声により通報があった場合、人工知能(Arttificial Intelligence)による音声文字変換機能、または人間の手入力による情報入力機能も備えている。
【0016】
また、データセンター11が、処理装置112を含む。処理装置112は、データセンター11における各種制御、計算、または指令等を行う装置で、その機能はハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合により実現されてよい。
【0017】
さらに、データセンター11には、記憶装置113が含まれる。記憶装置113は、通信装置111を通して入力された様々なデータを分類、保存する機能を有する。
【0018】
次に、図2は本発明に係る中間通信体12のシステムを示す模式図である。中間通信体12は、情報収集部121、記憶部122、受信部123、制御部124及び送信部125を少なくとも含む。また、中間通信体12が受信部123を用いて不特定複数の情報発信装置14から関連情報50を収集し、自身の記憶部122にある関連情報台帳90に保存すると同時に、情報収集部121は中間通信体12或いは中間通信体12が搭載されているキャリア80、例えばバスの主システムから時間、位置等に関する付加情報51を取得し、前記の関連情報50と一緒に記憶部122にある関連情報台帳90に保存する。
【0019】
また、データセンター11から外部ネットワークを通じて出された照合指令に基づいて、制御部124の指示の下で関連情報台帳90に保存されているデータに対して、照合指令に含まれている照合情報60と比較し、その結果を出力する。また、出力結果は両者一致になっている場合、関連情報台帳90に保存されている関連情報50及び付加情報51が送信部125を通じてデータセンター11に送付される。また、一致しない場合、一致しないことをデータセンター11に報告する。
【0020】
また、中間通信体12の前記機能はハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合により前記機能を実現されてよい。
【0021】
また、中間通信体12はキャリア80に搭載されている。キャリア80は、乗用車、トラック、自転車、バス、台車、ゴミ収集車などの移動体でも良く、信号機、ポスト、電柱、看板、充電装置、自動運転に係わる道路施設などの固定体でも良い。また、電線、ガス、水道、無接点充電用装置などと一緒に事前に地中に埋め込まれても良い。特に、各種車が街中の隅々まで巡回できる上、車間通信ネットワークを利用できるため、より効率良く情報収集できる面から、好ましい選択肢の1つとなる。
【0022】
さらに、車間通信は、RF( Radio Frequency) 帯、例えば、7 6 0 M H z 帯域、5 .9 G H z 帯域、さらに60GHz帯域の電波を利用し、複数の車両の相互間で無線通信を行う。また通信規格はブルートゥース(登録商標)、WIFI(登録商標)、enocean(登録商標)などの省電力の規格を使ってもよい。
【0023】
また、情報発信装置14の所有者のプライバシー保護および悪質な改ざん防止の観点から、中間通信体12にはブロックチェーンの技術を使うことができる。さらに、中間通信体12に保存されている履歴データに関しては、中間通信体12の所有者にも知られない、改ざんされないようにセキュリティ措置、例えば、全てのデータの暗号化などをとる。
【0024】
次に、図3は本発明に係る情報発信装置14のシステムを示す模式図である。情報発信装置14は、通報者13から通報があって、発見しようとする装置である。情報発信装置14は担体70に搭載されている。担体70とは、例えば、乗用車、トラック、金庫、スーツケース、バックなどの手荷物、またはパレット等の物流用容器等である。情報発信装置14には事前に独自の関連情報50が付与、保存され、情報発信装置14から周期的に光電磁信号を通じて外部に対してその関連情報50発信されている。
【0025】
また、情報発信装置14は、例えば担体70の製造後に、追加される装置でも良く、製造時に担体70の一部と一体化されている装置でも良い。また、盗難される場面を想定して、情報発信装置14を構成する電源やメモリや送信機などは、同じ担体70の他システムと共用せず、独立系であることが望ましい。さらに、容易に察知されないように、その外観を偽装すること、例えば特殊塗装、某部品を倣う形状などが好ましい。
【0026】
情報発信装置14は、自己発電装置からなる電源部141と、特定の関連情報50を保存する記憶部142と、記憶部142に保存されている関連情報50を発信する送信部144と、電源部141、記憶部142及び送信部144を制御する制御部143とを有する。情報発信装置14に対して簡素な構成、簡単な形状、及び軽量化であることが望ましい。
【0027】
また、情報発信装置14に関して、盗難された担体70などが窃盗者によりが分解され、主電源が切断されることを顧慮して主電源から駆動されている担体70に搭載されているGPS装置や、計時装置や車体情センサーなどからの情報を積極的に取得しないように設計される。
【0028】
また、情報発信装置14から発信されている関連情報50に関しては、事前に情報発信装置14の記憶部142に保存され、暗号化されている情報であって、例えば、車体番号など唯一な情報である。また、担体70、例えば車の移動速度及び通信速度の関係から、関連情報50はなるべく短時間内に送信を済む必要性があるため、長い情報に設定してはならない。そのため、関連情報50は256バイト(BYTE)以下であることが好ましい。また、高速道路の対向車両間の通信を考えると、128バイト以下であることがもっと好ましい。送信した情報中には通信用ヘッダ情報も含められているため、関連情報50は32バイト以下であることがもっと好ましい。したがって、本実施形態1においては、関連情報50には、GPS等の位置情報や時間情報などが含まれていない。また、位置情報及び時間情報の付加は、前述のように中間通信体12にて行う。
【0029】
こうすることにより、情報発信装置14から最小限の必須情報最短の時間内で送り出すことができ、また、中間通信体12から情報取得時間、場所等の情報を付加することにより、データセンター11が全面的な情報を得ることができる。
【0030】
さらに、関連情報50は情報発信装置14の記憶部142に永久或いは半永久に保存されている。記憶部142は光媒体、半導体或いは磁気媒体などから構成されるもので、その中に保存されているデータは容易に書き換えられないように工夫している。また、読み出す場合、電気を使う観点から磁気、或いは電気のデータ保存形式が望ましい。また、データの保持の面において、常に電気的に接続されていることは必要なく、不揮発性メモリが好ましい。
【0031】
さらに、情報発信装置14の電源部141に関しては、独立に発電できる自己発電装置141A及び蓄電できる2次電池部141Bを少なくとも含む。自己発電装置141Aは外力の下で自己発電できる装置、例えば光電変換素子、電磁変換素子、熱電変換素子などである。特に、圧電発電素子、磁歪発電素子など振動エネルギーを電気エネルギーに変換できる振動発電素子が好ましい。
【0032】
これから、図4を参照しながら、磁歪発電素子を使う自己発電装置141Aを一例として説明する。このような自己発電装置141Aは、外力の下で自己発電材料と、自己発電材料から電力を取り出す集電部品と、前記集電部品から負荷回路に、前記電力を搬送する出力部とを有する。
【0033】
図4は本発明に係る自己発電装置141Aを示す図である。図4に示すように、自己発電装置141Aは外力の下で自己発電材料である磁歪材1411、自己発電材料から電力を取り出す集電部品、すなわち、コイル1412、及び集電部品から負荷回路に、電力を搬送する出力部である出力回路1413を含む。また、三者を固定する固定材1414をさらに含むことが好ましい。磁歪材1411は車体から伝えてくる振動により、一部撓むようになり、周囲の磁場ベクトルを変える。そのため、磁歪材1411の周囲に配置されているコイル1412には、その磁場ベクトルの変動により電流Iが生じられ、その電流Iは出力部1413を経由して取り出される。
【0034】
また、発電部141Aから取り出される電力は、2次電池部141Bに蓄積されても良く、直接に電源部141の出力になっても良く、両方使えるようにハイブリッドの使い方でも良い。
【0035】
また、情報発信装置14は担体70或いは搭載対象の一部に埋め込まれる、または隠される。例えば、担体70は車両である場合、そのフレーム、車台、サスペンションアームまたはECUなどの一部に埋め込まれる、または隠すことができる。また、埋め込む際、車両のフレーム、車台、サスペンションアームの一部に空洞部を形成し、情報発信装置14を空洞部に設置した後、空洞部の開口を樹脂などの非磁性封止材料で封止する。
【0036】
次に、図5を参照しながら、盗難車の発見を例として、本発明に係る発見システム10に関して、説明する。ここでは、自己発電装置141Aは磁歪式振動発電装置141Aと、発見システム10は車両発見システム10と読み替えることができる。
【0037】
図5は本発明に係る車両発見システム10の動作を示すブログ図である。図5に示すように、それぞれの情報発信装置14に独自の番号、例えば車台番号が関連情報50として付与され、情報発信装置14の記憶部142にこの番号を書き込み、記憶させる。同時に、独自番号もデータセンター11に事前登録する。
【0038】
また、車製造時に、それぞれの車に1つまたは複数の情報発信装置14を車体の各部分に、分解できないように埋め込むか、秘密に取り付ける工程を実施する。または、車が製造した後、購入者の要求で車内に隠して情報発信装置14を取り付ける。
【0039】
情報発信装置14が搭載されている車両が盗まれた時、所有者はデータセンター11にAPPや電話などで通報し、プレート情報などの個人情報を渡す。データセンター11は、これらの個人情報に基づいて対応する独自番号を検索する。
【0040】
その後、独自番号を含む照合情報60が照合指令に加えられ、データセンター11の通信装置111から、外部のネットワークを通じて中間通信体12が搭載されているキャリアに送られる。各中間通信体12は照合指令を受信した後、照合情報60及び独自番号を取り出し、関連情報台帳90に保存されている複数の関連情報50と比較し、該当するものの有無を確認する。
【0041】
また、一致する関連情報50があった場合、中間通信体12からその関連情報50及び自身から付加した付加情報51をデータセンター11に報告する。また、一致する関連情報はなかった場合、一致しないとの報告をデータセンター11に報告する。
【0042】
データセンター11は複数中間通信体12から収集した時間及び位置情報を用いて盗難車の時間-位置情報を割り出し、警察及び/または通報者に連絡する。
【0043】
また、普段中間通信体12が搭載されているキャリアが街中巡回、或いは設置され、通り過ぎた車両から関連情報50を収集し、関連情報台帳90に保存する。
【0044】
変形例1
【0045】
実施の形態1には、情報発信装置にはGPS装置や、各種センサー、受信装置、時計などの装置を集成しないで、シンプルな構造の実施例が示されている。しかしながら、シンプルに構成できる場合、これらの装置やセンサーが情報発信装置に集成されても良い。特に、独立電源部141により駆動される場合、独立電源部141からの出力は、これらの装置及びセンサーの始動閾値を超えられる場合、情報発信装置に集成して良い。
【0046】
この場合、中間通信体12には、付加情報を追加しなくても良いので、中間通信体12の構成簡素化することができる。
【0047】
また、この変形例1においては、発見システムの動作は図6に示すようになる。図6は本発明の一変形例に係る車両発見システムの動作を示すブログ図である。前述の図5に示す動作との差異点は、中間通信体12は付加情報51を関連情報台帳90に追加せず、データセンター11の照合指令に基づき、情報発信装置14から得た関連情報50を直接データセンター11に渡すことにある。
【0048】
変形例2
【0049】
実施の形態1には、担体1つに対して情報発信装置1つが搭載されている実施例が示されている。しかしながら、担体1つに対して、複数の情報発信装置が搭載されても良い。特に、盗難車を分解して部品をバラ売りする犯罪の手口が多くなってきたため、重要な部品ごとに情報発信装置を搭載させるのは、盗難品であることを特定することもできるため、後の捜査及び検挙に役立つことができる。
【0050】
また、1つの担体に複数の情報発信装置が搭載されている場合、関連情報50に関して、例えば、それぞれの情報発信装置に異なる関連情報50を付与することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明は、例えば、盗難車の追跡や、物流の追跡、交通事故の記録など様々の場面に適用可能である。
【符号の説明】
【0052】
10 発見システム
11 データセンター
12 中間通信体12
13 通報者
14 情報発信装置
50 関連情報
51 付加情報
60 照合情報
70 担体
80 キャリア
90 関連情報台帳
111 通信装置
112 処理装置
113 記憶装置
121 情報収集部
122 記憶部
123 受信部
124 制御部
125 送信部
141 電源部
141A 自己発電装置
141B 2次電池部
142 記憶部
143 制御部
144 送信部
1411 磁歪材
1412 コイル
1413 出力回路
1414 固定材
図1
図2
図3
図4
図5
図6