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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022111773
(43)【公開日】2022-08-01
(54)【発明の名称】2液エアゾール噴射装置
(51)【国際特許分類】
   B05B 7/04 20060101AFI20220725BHJP
   B65D 83/68 20060101ALI20220725BHJP
   B05B 9/04 20060101ALI20220725BHJP
【FI】
B05B7/04
B65D83/68
B05B9/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021007418
(22)【出願日】2021-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100207756
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 昌浩
(74)【代理人】
【識別番号】100129746
【弁理士】
【氏名又は名称】虎山 滋郎
(72)【発明者】
【氏名】根間 紗織
(72)【発明者】
【氏名】牛見 建彦
(72)【発明者】
【氏名】松木 信緒
(72)【発明者】
【氏名】下島 健
(72)【発明者】
【氏名】柿本 悠
【テーマコード(参考)】
3E014
4F033
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB01
3E014PB05
3E014PD01
3E014PE30
3E014PF10
4F033QA01
4F033QB02Y
4F033QB03X
4F033QB13Y
4F033QB18
4F033QD02
4F033QD14
4F033QE06
4F033QE15
4F033QF02X
4F033QF16X
4F033QF21X
4F033RA02
4F033RB04
4F033RC01
4F033RC08
4F033RC24
(57)【要約】
【課題】2液エアゾール様式における流量を一定の流量に制御することで2液の混合比率を揃え、かつ使用毎の吐出量を一定とする2液エアゾール噴射装置を提供する。
【解決手段】イソシアネート組成物が加圧下に封入されている第1のエアゾール缶20と、ポリオール組成物が加圧下に封入されている第2のエアゾール缶30と、流量調整構造1とを備え、流量調整構造1が、イソシアネート組成物及びポリオール組成物の少なくともいずれかである圧力流体が流入する流入口10と、流入口10から流入した圧力流体の圧力を調整する圧力調整部11と、圧力調整部11で圧力を調整した圧力流体を外部へ流出する流出口12とを有し、流出口12から流出する圧力流体の流量を調整する、2液エアゾール噴射装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イソシアネート組成物が加圧下に封入されている第1のエアゾール缶と、
ポリオール組成物が加圧下に封入されている第2のエアゾール缶と、
流量調整構造とを備え、
前記流量調整構造が、前記イソシアネート組成物及び前記ポリオール組成物の少なくともいずれかである圧力流体が流入する流入口と、前記流入口から流入した前記圧力流体の圧力を調整する圧力調整部と、前記圧力調整部で圧力を調整した前記圧力流体を外部へ流出する流出口とを有し、前記流出口から流出する前記圧力流体の流量を調整する、2液エアゾール噴射装置。
【請求項2】
前記流量調整構造は、直動式減圧弁、背圧弁、ニードルバルブ、アンローダーバルブ、及び定流量弁からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の2液エアゾール噴射装置。
【請求項3】
前記圧力調整部は、前記流入口と前記流出口の間に位置する開口部と、前記開口部を通過する前記圧力流体の流量を低減させる流量調整弁とを備える、請求項1又は2に記載の2液エアゾール噴射装置。
【請求項4】
前記流量調整構造の前記流出口側に吹付けガンを備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の2液エアゾール噴射装置。
【請求項5】
前記流量調整構造が、前記第1のエアゾール缶及び前記第2のエアゾール缶の少なくともいずれかと、前記吹付けガンとの間に接続して設けられている、請求項4に記載の2液エアゾール噴射装置。
【請求項6】
前記流量調整構造が、前記吹付けガンに直接接続して設けられている、請求項4又は5に記載の2液エアゾール噴射装置。
【請求項7】
前記流量調整構造が、前記第1のエアゾール缶及び前記第2のエアゾール缶の少なくともいずれかに直接接続して設けられている、請求項1~5のいずれか1項に記載の2液エアゾール噴射装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2液エアゾール噴射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
汎用的なウレタン断熱材の吹付補修材として2液エアゾール様式の補修材が出回っており、不燃ウレタンの実機吹付用の製品が開発されているが、狭小地や施工後の補修用の補修材としては未だ開発されていない。すなわち、現在、不燃ウレタンの補修材として汎用的に使用可能な2液エアゾール様式の補修材の開発が求められている。
【0003】
ウレタンフォームにおける2液エアゾール様式のウレタンでは、断熱性、難燃性等の物性確保にはポリオール溶液とイソシアネート溶液とが規定の割合で安定して吐出され、混合されることが必要不可欠である。しかし、従来の2液エアゾール様式では噴射するごとに内圧の増減が発生し、それに伴って吐出量がばらついて一定の吐出比率を維持することが難しくなる。従来、2液エアゾール様式のように吐出比率を維持することが望まれる場面において、吐出される流量がばらついて一定の吐出比率を維持することは難しかったので、形成されるウレタンフォームの性状を一定のものにすることは困難であった。
そこで、内容物を外部に放出する際、容器本体内部の圧力に対応して、単位時間あたりの内容物の放出量が継続して一定となるようにしたエアゾール容器用流量調整構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7-242280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1における2液エアゾール様式は、初期の安定した吐出は可能となるが、その構造上、容器本体内部の内圧の低下が発生した後は、やはり安定した吐出量が得られにくくなる。また、特許文献1における2液エアゾール様式は、一定の吐出比率で吐出できたとしても、使用するにつれて吐出量が減少してしまうという問題がある。
【0006】
以上から、本発明は、2液エアゾール様式における流量を一定の流量に制御することで2液の混合比率を揃え、かつ使用毎の吐出量を一定とする2液エアゾール噴射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、2液エアゾール様式における流量を一定の流量に制御する流量調整構造によって上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち本発明は下記のとおりである。
[1]イソシアネート組成物が加圧下に封入されている第1のエアゾール缶と、ポリオール組成物が加圧下に封入されている第2のエアゾール缶と、流量調整構造とを備え、前記流量調整構造が、前記イソシアネート組成物及び前記ポリオール組成物の少なくともいずれかである圧力流体が流入する流入口と、前記流入口から流入した前記圧力流体の圧力を調整する圧力調整部と、前記圧力調整部で圧力を調整した前記圧力流体を外部へ流出する流出口とを有し、前記流出口から流出する前記圧力流体の流量を調整する、2液エアゾール噴射装置。
[2]前記流量調整構造は、直動式減圧弁、背圧弁、ニードルバルブ、アンローダーバルブ、及び定流量弁からなる群から選ばれる少なくとも1種である、[1]に記載の2液エアゾール噴射装置。
[3]前記圧力調整部は、前記流入口と前記流出口の間に位置する開口部と、前記開口部を通過する前記圧力流体の流量を低減させる流量調整弁とを備える、[1]又は[2]に記載の2液エアゾール噴射装置。
[4]前記流量調整構造の前記流出口側に吹付けガンを備える、[1]~[3]のいずれかに記載の2液エアゾール噴射装置。
[5]前記流量調整構造が、前記第1のエアゾール缶及び前記第2のエアゾール缶の少なくともいずれかと、前記吹付けガンとの間に接続して設けられている、[4]に記載の2液エアゾール噴射装置。
[6]前記流量調整構造が、前記吹付けガンに直接接続して設けられている、[4]又は[5]に記載の2液エアゾール噴射装置。
[7]前記流量調整構造が、前記第1のエアゾール缶及び前記第2のエアゾール缶の少なくともいずれかに直接接続して設けられている、[1]~[5]のいずれかに記載の2液エアゾール噴射装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、2液エアゾール様式における流量を一定の流量に制御することで2液の混合比率を揃え、かつ使用毎の吐出量を一定とする2液エアゾール噴射装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1の実施形態に係る2液エアゾール噴射装置の一例を説明するための概略構成図である。
図2】本発明の第1の実施形態に係る流量調整構造を説明するための概略構成図である。
図3】本発明の第2の実施形態に係る流量調整構造を説明するための概略構成図である。
図4】本発明の第3の実施形態に係る流量調整構造を説明するための概略構成図である。
図5】本発明の第4の実施形態に係る流量調整構造を説明するための概略構成図である。
図6】本発明の第5の実施形態に係る流量調整構造を説明するための概略構成図である。
図7】本発明の第6の実施形態に係る流量調整構造を説明するための概略構成図である。
図8】本発明の第7の実施形態に係る2液エアゾール噴射装置の一例を説明するための概略構成図である。
図9】本発明の第8の実施形態に係る2液エアゾール噴射装置の一例を説明するための概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る2液エアゾール噴射装置は、図1に示すように、第1のエアゾール缶20と、第2のエアゾール缶30と、流量調整構造1とを備える。
【0011】
[第1のエアゾール缶]
第1のエアゾール缶20には、イソシアネート組成物が加圧下に封入されている。第1のエアゾール缶20の内圧は、0.1MPaより高ければよいが、例えば、0.2~1MPa、好ましくは0.3~0.8MPaである。
イソシアネート組成物としては、脂肪族イソシアネート組成物、脂環族イソシアネート組成物、芳香族イソシアネート組成物、芳香脂肪族イソシアネート組成物等が挙げられ、トルエンジイソシアネート組成物(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート組成物(MDI)等、公知のものを使用することができる。
また、第1のエアゾール缶20には噴射剤として液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等の低沸点化合物や、窒素等の不活性ガスが封入されていることが好ましく、
【0012】
[第2のエアゾール缶]
第2のエアゾール缶30には、ポリオール組成物が加圧下に封入されている。第2のエアゾール缶30の内圧は、0.1MPaより高ければよいが、例えば、0.2~1MPa、好ましくは0.3~0.8MPaである。
ポリオール組成物としては、ポリラクトンポリオール組成物、ポリカーポネートポリオール組成物、芳香族ポリオール組成物、脂環族ポリオール組成物、脂肪族ポリオール組成物、ポリエステルポリオール組成物、ポリマーポリオール組成物、及びポリエーテルポリオール組成物等、公知のものを使用することができる。
また、第2のエアゾール缶30には噴射剤として液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等の低沸点化合物や、窒素等の不活性ガスが封入されていることが好ましく、その他に、適宜触媒、整泡剤、難燃剤、可塑剤、安定剤、着色剤等が封入されていることが好ましい。
【0013】
<フィラー>
ウレタンフォームの原料としてとしてのイソシアネート組成物及びポリオール組成物の少なくともいずれかは、フィラーを含有することが好ましい。イソシアネート組成物及びポリオール組成物の少なくともいずれかがフィラーを含有することで、イソシアネート組成物及びポリオール組成物からなるウレタンフォームの難燃性を向上させることができる。フィラーは、ポリオール組成物に含有されることが好ましい。
フィラーは、液状の原料組成物において固体分として含まれるものであり、一般的に原料組成物において粒状、粉状として存在する成分である。
フィラーは、常温(23℃)、常圧(1気圧)において、固体であり、かつ液状の原料組成物において溶解しない成分であればよい。
【0014】
フィラーとしては、固体難燃剤及び沈降防止剤などが挙げられる。
固体難燃剤としては、赤燐系難燃剤、ホウ素含有難燃剤、臭素含有難燃剤、リン酸塩含有難燃剤、塩素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤、金属水酸化物及び針状フィラー等が挙げられ、赤燐系難燃剤、ホウ素含有難燃剤及び臭素含有難燃剤からなる群から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
沈降防止剤としては、特に限定はないが、例えば、カーボンブラック、粉状シリカ、有機クレー等から選択される一種又は二種以上を使用することが好ましく、これらの中では粉状シリカがより好ましい。沈降防止剤に使用するカーボンブラックは、ファーネス法、チャンネル法、サーマル法等の方法で製造されたものを使用することができる。カーボンブラックは、市販品を適宜選択して使用すればよい。
また、粉状シリカとしては、フュームドシリカ、コロイダルシリカ、シリカゲルなどを使用できる。これらの中では、フュームドシリカが好ましい。ヒュームドシリカとしては、日本アエロジル社のアエロジル(登録商標)などを使用できる。
【0015】
[流量調整構造]
流量調整構造1は、イソシアネート組成物及びポリオール組成物の少なくともいずれかである圧力流体が流入する流入口10を有し、流入口10から流入した圧力流体の圧力を調整する圧力調整部11を有し、圧力調整部11で圧力を調整した圧力流体を外部へ流出する流出口12を有し、流出口12から流出する圧力流体の流量を調整する。
【0016】
流量調整構造1は、流出口12から流出する圧力流体の流量を調整することができる構造であればよく、フィラーを含有するポリオール組成物などであっても圧力流体の流量を調整することができる構造であれば好ましい。
【0017】
第1の実施形態における流量調整構造1は、直動式減圧弁であり、図2(a)に示すように、流入口10と、流出口12と、流入口10と流出口12の間に圧力調整部11とを備える。そして、流量調整構造1は、流入口10と流出口12の間に位置する開口部13と、開口部13を通過する圧力流体の流量を低減させる流量調整弁14とを備える。
流量調整弁14は、開口部13の開度を調整することが可能な弁であり、後述するとおり、外部へ流出する圧力流体が所定の圧力以上である場合に、開口部13を絞るように弾性的に付勢され、圧力流体の流量を一定の流量まで低減させる弁である。
【0018】
流量調整構造1は、圧力調整部11内に、流入口10が設けられている一次室Aと、流出口12が設けられている二次室Bとを有する。一次室Aと二次室Bとの間には、開口部13を有する境界板18が設けられ、流体は開口部13を通ることで一次室Aから二次室Bへ流入する。開口部13の開度は、流量調整弁14により調整され、一次室Aから二次室Bへ流入する流体の量を制御する。流量調整弁14は、一端側に第2弾性体17が設けられており、第2弾性体17の付勢力で開口部13を有する境界板18の方向に付勢されている。一次室Aの一部は、圧力の作用に応じて変位を生じるダイヤフラム16により形成されている。ダイヤフラム16は、一端側に弾性体台座15Bを介して第1弾性体15が設けられており、他端側に流量調整弁14と連結する連結部16Aが設けられており、第1弾性体15の付勢力で流量調整弁14が境界板18から離れる方向に付勢されている。
第1弾性体15及び第2弾性体17としては、コイルバネやゴムといった弾性体を採用することができる。
【0019】
一次室Aから二次室Bへ流入する流体の量は、一次室Aの流体の圧力(一次圧力)と二次室Bの流体の圧力(二次圧力)との差により調整することができる。一次圧力は、一次室Aの一部をなすダイヤフラム16を境として第1弾性体15の付勢力とのつりあいによって調整される。
【0020】
流量調整構造1は、圧力調整部11に、二次室Bとダイヤフラム15で隔てられ、第1弾性体15を内部に収容した弾性体収容部Cを有する。第1弾性体15は、一端側がバルブ19によって変位する弾性体当接面15Aに設けられている。第1弾性体15は、バルブ19によって弾性体当接面15Aを変位させることで、ダイヤフラム16に付勢する弾性力を調整することができる。バルブ19によって、第1弾性体15の付勢力を調整することで、開口部13の開度を調整し、二次室Bの二次圧力を選択することが可能となり、二次室Bの流出口12からの流出する流体の量を継続的に一定に制御することができる。
【0021】
流量調整構造1の動作について説明する。流量調整構造1において、図2(b)に示すように、一次室Aの一次圧力が所定の圧力以上である場合、一次室Aの流体が開口部13と流量調整弁14との隙間から二次室Bに流入することによって二次室Bの二次圧力が上昇していく。一次室Aの一次圧力が上昇することで、ダイヤフラム16が押し上げられ、開口部13と流量調整弁14との隙間が減少し、それに伴って開口部13の開度が絞られることにより二次室Bへの流体の流入が減少する。そして、ダイヤフラム16を境としたつりあいが取れたところで、一次圧力が安定する。一次圧力が安定することで、二次室Bの二次圧力も一次圧力と同様に安定することになり、流出口12からの流出する流体の量を一定に制御することができる。
つまり、流量調整弁14は、圧力流体による一次圧力が所定の圧力以上である場合に圧力流体による二次圧力を所望の圧力まで低減し、圧力流体の流量を低減する制御を行う。
【0022】
流入口10に流入される圧力流体は、例えば、エアゾール缶から吐出される吐出初期において、吐出圧が高圧であり、一次圧力が所定の圧力以上である場合でも、ダイヤフラム16を境としたつりあいを取ることで二次圧力が所望の圧力に安定し、流体の吐出状態を一定に維持することができる。
【0023】
[吹付けガン]
2液エアゾール噴射装置は、図1に示すように、流量調整構造1の流出口12側に吹付けガン40を備える。吹付けガン40は、その先端に吹付ノズル41が設けられており、チューブ接続部42Bからこの吹付ノズル41に向かう流路中にバルブの開閉を操作するトリガー(不図示)を有する。
【0024】
図1に示す2液エアゾール噴射装置は、流量調整構造1が、第1のエアゾール缶20及び第2のエアゾール缶30の少なくともいずれかと、吹付けガン40との間に接続して設けられている。具体的には、流量調整構造1の流入口10は、チューブ22,32が接続し、このチューブ22,32は圧力流体が充填された第1のエアゾール缶20及び第2のエアゾール缶30の少なくともいずれかのステム21,31に接続している。そして、流量調整構造1の流出口12は、チューブ22,32が接続し、このチューブ22,32は吹付けガン40後部にあるチューブ接続部42A,42Bに接続される。
【0025】
それぞれの流量調整構造1は、各ステム21,31に接続しているため第1のエアゾール缶20及び第2のエアゾール缶30の圧力流体はチューブ22,32を通ってバルブを閉じたトリガーまで吐出される。使用を開始する際にはこのトリガーを引くなどしてバルブを開いて圧力流体を被塗物に吐出する。圧力流体が所定の圧力以上である場合は、流量調整構造1によって所望の圧力まで低下させられ、吐出量が安定な状態を継続的に維持できる。
【0026】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。以下では、第2の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第2の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、背圧弁である点が相違する。
【0027】
流量調整構造1としての背圧弁は、図3(a)に示すように、流入口10と、流出口12と、流入口10と流出口12の間に圧力調整部11とを備える。そして、流量調整構造1は、流入口10と流出口12の間に位置する開口部13と、開口部13を通過する圧力流体の流量を低減させる流量調整弁14とを備える。
流量調整弁14は、開口部13の開度を調整することが可能な弁であり、後述するとおり、外部へ流出する圧力流体が所定の圧力以上である場合に、開口部13を絞るように弾性的に付勢され、圧力流体の流量を一定の流量まで低減させる弁である。
【0028】
流量調整構造1は、圧力調整部11内に、流入口10が設けられている一次室Aと、流出口12が設けられている二次室Bとを有する。一次室Aと二次室Bとの間には、開口部13を有する境界板18が設けられ、流体は開口部13を通ることで一次室Aから二次室Bへ流入する。開口部13の開度は、流量調整弁14により調整され、一次室Aから二次室Bへ流入する流体の量を制御する。流量調整弁14は、一端側に第2弾性体17が設けられており、第2弾性体17の付勢力で開口部13を有する境界板18の方向に付勢されている。二次室Bの一部は、圧力の作用に応じて変位を生じるダイヤフラム16により形成されている。ダイヤフラム16は、一端側に弾性体台座15Bを介して第1弾性体15が設けられており、他端側に流量調整弁14と連結する連結部16Aが設けられており、第1弾性体15の付勢力で流量調整弁14が境界板18から離れる方向に付勢されている。
第1弾性体15及び第2弾性体17としては、コイルバネやゴムといった弾性体を採用することができる。
【0029】
一次室Aから二次室Bへ流入する流体の量は、一次室Aの流体の圧力(一次圧力)と二次室Bの流体の圧力(二次圧力)との差により調整することができる。二次圧力は、二次室Bの一部をなすダイヤフラム16を境として第1弾性体15の付勢力とのつりあいによって調整される。
【0030】
流量調整構造1は、圧力調整部11に、二次室Bとダイヤフラム15で隔てられ、第1弾性体15を内部に収容した弾性体収容部Cを有する。第1弾性体15は、一端側がバルブ19によって変位する弾性体当接面15Aに設けられている。第1弾性体15は、バルブ19によって弾性体当接面15Aを変位させることで、ダイヤフラム16に付勢する弾性力を調整することができる。バルブ19によって、第1弾性体15の付勢力を調整することで、開口部13の開度を調整し、二次室Bの二次圧力を選択することが可能となり、二次室Bの流出口12からの流出する流体の量を継続的に一定に制御することができる。
【0031】
流量調整構造1の動作について説明する。流量調整構造1において、図3(b)に示すように、一次室Aの一次圧力が所定の圧力以上である場合、一次室Aの流体が開口部13と流量調整弁14との隙間から二次室Bに流入することによって二次室Bの二次圧力が上昇していく。二次室Bの二次圧力が上昇することで、ダイヤフラム16が押し上げられ、開口部13と流量調整弁14との隙間が減少し、それに伴って開口部13の開度が絞られることにより二次室Bへの流体の流入が減少する。そして、ダイヤフラム16を境としたつりあいが取れたところで、二次圧力が安定する。二次圧力が安定することで、二次室Bの流出口12からの流出する流体の量を一定に制御することができる。
つまり、流量調整弁14は、圧力流体による一次圧力が所定の圧力以上である場合に圧力流体による二次圧力を所望の圧力まで低減し、圧力流体の流量を低減する制御を行う。
【0032】
流入口10に流入される圧力流体は、例えば、エアゾール缶から吐出される吐出初期において、吐出圧が高圧であり、一次圧力が所定の圧力以上である場合でも、ダイヤフラム16を境としたつりあいを取ることで二次圧力が所望の圧力に安定し、流体の吐出状態を一定に維持することができる。
【0033】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。以下では、第3の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第3の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、ニードルバルブである点が相違する。
【0034】
流量調整構造1としてのニードルバルブは、図4(a)に示すように、流入口10と、流出口12と、流入口10と流出口12の間に圧力調整部11とを備える。そして、流量調整構造1は、流入口10と流出口12の間に位置する開口部13と、開口部13を通過する圧力流体の流量を低減させる流量調整弁14とを備える。
流量調整弁14は、開口部13の開度を調整することが可能な弁であり、後述するとおり、外部へ流出する圧力流体が所定の圧力となるように、開口部13を絞るように閉塞することで、圧力流体の流量を一定の流量まで低減させる弁である。
【0035】
流量調整構造1は、圧力調整部11内に、流入口10が設けられている一次室Aと、流出口12が設けられている二次室Bとを有する。一次室Aと二次室Bとの間には、開口部13を有する境界板18が設けられ、流体は開口部13を通ることで一次室Aから二次室Bへ流入する。開口部13の開度は、流量調整弁14により調整され、一次室Aから二次室Bへ流入する流体の量を制御する。流量調整弁14は、バルブ19が設けられており、バルブ19の操作によって開口部13の開度を調整することができる。
【0036】
一次室Aから二次室Bへ流入する流体の量は、図4(b)に示すように、開口部13の開度を調整することにより調整することができる。流量調整構造1は、バルブ19の操作によって開口部13の開度を調整することで、二次室Bの流出口12からの流出する流体の量を継続的に一定に制御することができる。
【0037】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。以下では、第4の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第4の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、アンローダーバルブである点が相違する。
【0038】
流量調整構造1としてのアンローダーバルブは、図5(a)に示すように、流入口10と、流出口12と、流入口10と流出口12の間に圧力調整部11とを備える。そして、流量調整構造1は、流入口10と流出口12の間に位置する開口部13と、開口部13を通過する圧力流体の流量を低減させる流量調整弁14とを備える。
流量調整弁14は、開口部13の開度を調整することが可能な弁であり、後述するとおり、圧力流体の流量を一定の流量に調整する弁である。
また、流量調整構造1は、流出口12から流出する流体の圧力を設定圧力に調整するためのバルブ19に第1弾性体15を介して接続されたピストン50と、圧力調整部11の圧力を調整するための圧力調整弁52と、ピストン50と圧力調整弁52とを連結する連結部51と、圧力調整部11内の余剰な圧力流体を排出する排出口53とを備える。圧力調整弁52は、排出口53の開度を調整することが可能な弁であり、後述するとおり、圧力調整部11内の圧力を一定に調整する弁である。
【0039】
流量調整構造1は、圧力調整部11内に、流入口10が設けられている一次室Aを有する。流量調整構造1は、吹付けガン40のトリガーにより開閉が操作される流量調整弁14によって開口部13の開度を調整することで、開口部13を通って流体が流出口12から流出することを制御する。
図5(b)に示すように、流量調整弁14が開放している状態においては、バルブ19によって圧縮された第1弾性体15の付勢力がピストン50を介して圧力調整弁52を排出口53に押し付け、圧力調整部11内の圧力を調整する。開口部13を通って流出口12から流出する流体の圧力は、圧力調整部11内の設定圧力と同等となり、流出口12からの流出する流体の圧力及び量を継続的に一定に制御することができる。
流量調整弁14が開口している状態において、圧力調整部11内の圧力が設定圧力以上になると、図5(c)に示すように、圧力調整部11内の圧力流体がバイパス54を通ってピストン50を押し上げることで、圧力調整弁52が押し上げられ、圧力調整部11内の余剰な圧力流体を排出口53から排出することで圧力を一定にすることができる。余剰な圧力流体は、排出口53から装置外部に排出されてもよいし、排出口53に接続された液だまりに貯められてもよい。
図5(d)に示すように、流量調整弁14が閉塞している状態においては、圧力調整部11内の圧力流体がバイパス54を通って、ピストン50を押し上げたまま保持することが可能となり、圧力調整弁52が押し上げられ、圧力調整部11内の圧力流体を排出口53から排出する。この状態から流量調整弁14が開放された場合、圧力調整部11内の圧力が下がり、ピストン50が降りることで開口部13を通って流出口12から流体を流出することができる。
【0040】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。以下では、第5の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第5の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、定流量弁(ワッシャー型)である点が相違する。
【0041】
流量調整構造1としての定流量弁(ワッシャー型)は、図6(a)に示すように、流入口10と、流出口12と、流入口10と流出口12の間に圧力調整部11とを備える。そして、流量調整構造1は、流入口10と流出口12の間に位置する開口部13と、開口部13を通過する圧力流体の流量を低減させる流量調整弁14とを備える。
流量調整弁14は、開口部13の開度を調整することが可能なワッシャー型の弁であり、後述するとおり、外部へ流出する圧力流体が所定の圧力以上である場合に、開口部13を絞るように変形し、圧力流体の流量を一定の流量まで低減させる弁である。
【0042】
流量調整構造1の動作について説明する。流量調整構造1において、図6(b)に示すように、流入口10から圧力流体が流入すると、流入した圧力流体の一部が流量調整弁14に衝突する。流量調整弁14に衝突する圧力が一定以上になると、流量調整弁14が開口部13を絞るように変形し、開口部13における流路断面積を小さくすることで、流出口12からの流出する流体の量を継続的に一定に制御することができる。
つまり、流量調整弁14は、圧力流体による圧力が所定の圧力以上である場合に圧力流体の圧力を所望の圧力まで低減し、圧力流体の流量を低減する制御を行う。
【0043】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。以下では、第6の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第6の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、定流量弁(ニードル型)である点が相違する。
【0044】
流量調整構造1としての定流量弁(ニードル型)は、図7(a)に示すように、流入口10と、流出口12と、流入口10と流出口12の間に圧力調整部11とを備える。そして、流量調整構造1は、流入口10と流出口12の間に位置する開口部13と、開口部13を通過する圧力流体の流量を低減させる流量調整弁14とを備える。
流量調整弁14は、開口部13の開度を調整することが可能なニードル型の弁であり、後述するとおり、外部へ流出する圧力流体が所定の圧力以上である場合に、開口部13を通る圧力流体の流量を一定の流量まで低減させる弁である。
また、流量調整構造1は、流量調整弁14を支持する弁座60と、弁座60に設けられ、流量調整弁14を開口部13の方向に付勢されている第3弾性体61とを備える。第3弾性体61としては、コイルバネやゴムといった弾性体を採用することができる。弁座60は、圧力流体が通るための孔(図示しない)が設けられ、圧縮可能なようにアクリル、ウレタン系の伸縮性エラストマーなどにより形成される。
また、流量調整構造1は、流入口10にネジ口62が設けられ、流出口12にネジ口63が設けられることで、チューブ22,32と嵌合させて接続することができる。
【0045】
流量調整構造1は、圧力調整部11内に、流入口10が設けられている一次室Aを有する。流量調整構造1において、図7(b)に示すように、流入口10から一次室Aに圧力流体が流入すると、一次室Aの圧力が上昇し、流量調整弁14が押し下げられ、開口部13と流量調整弁14との隙間が広がる。流量調整弁14が押し下げられる度合いは、弁座60によって決定されるので、開口部13と流量調整弁14との隙間は一定となり、流出口12からの流出する流体の量を継続的に一定に制御することができる。
つまり、流量調整弁14は、圧力流体による圧力が所定の圧力以上である場合に圧力流体の圧力を所望の圧力まで低減し、圧力流体の流量を低減する制御を行う。
【0046】
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態を説明する。以下では、第7の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第7の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、図8に示すように、吹付けガン40に流量調整構造10が直接接続する態様である点が相違する。
【0047】
一方の流量調整構造1の流入口10は、第1のエアゾール缶20のステム21から延びるチューブ22に接続され、流量調整構造1の流出口12は、吹付けガン40後部にあるチューブ接続部42Aに接続している。
同様に、他方の流量調整構造1の流入口10は、第2のエアゾール缶30のステム31から延びるチューブ32に接続され、流量調整構造1の流出口12は、吹付けガン40後部にあるチューブ接続部42Bに接続している。
吹付けガン40は、その先端に吹付ノズル41が設けられており、チューブ接続部42Bからこの吹付ノズル41に向かう流路中にバルブの開閉を操作するトリガー(不図示)を有する。
【0048】
それぞれの流量調整構造1は、各ステムから延びるチューブ22,32に接続しているため第1のエアゾール缶20及び第2のエアゾール缶30内の圧力流体はバルブを閉じたトリガーまで吐出される。使用を開始する際にはこのトリガーを引くなどしてバルブを開いて圧力流体を被塗物に吐出する。圧力流体が所定の圧力以上である場合は、流量調整構造1によって所望の圧力まで低下させられ、吐出量が一定の安定した状態を維持できる。
【0049】
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態を説明する。以下では、第8の実施形態について、第1の実施形態と重複するものについては説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第8の実施形態における2液エアゾール噴射装置の流量調整構造1は、図9に示すように、第1のエアゾール缶20及び第2のエアゾール缶30に流量調整構造10が直接接続する態様である点が相違する。
【0050】
一方の流量調整構造1の流入口10は、第1のエアゾール缶20のステム21に接続され、流量調整構造1の流出口12には、チューブ22が接続し、このチューブ22は吹付けガン40後部にあるチューブ接続部42Aに接続している。
同様に、他方の流量調整構造1の流入口10は、第2のエアゾール缶30のステム31に接続され、流量調整構造1の流出口12には、チューブ32が接続し、このチューブ32は吹付けガン40後部にあるチューブ接続部42Bに接続している。
吹付けガン40は、その先端に吹付ノズル41が設けられており、チューブ接続部42Bからこの吹付ノズル41に向かう流路中にバルブの開閉を操作するトリガー(不図示)を有する。
【0051】
それぞれの流量調整構造1は、各ステムに接続しているため第1のエアゾール缶20及び第2のエアゾール缶30内の圧力流体はチューブ22,32を通ってバルブを閉じたトリガーまで吐出される。使用を開始する際にはこのトリガーを引くなどしてバルブを開いて圧力流体を被塗物に吐出する。圧力流体が所定の圧力以上である場合は、流量調整構造1によって所望の圧力まで低下させられ、吐出量が安定な状態を維持できる。
【0052】
(その他の実施形態)
本発明は、以上の第1~第8の実施形態の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない限りいかなる改良、変更を行ってもよい。
例えば、上記第1~第6の実施形態において、流量調整構造1として示した、直動式減圧弁、背圧弁、ニードルバルブ、アンローダーバルブ、及び定流量弁は、同種又は異種のものを組み合わせて採用してもよく、2液エアゾール様式における流量を一定の流量に制御する観点から、同種のものを採用することが好ましい。
【0053】
例えば、第1及び第2の実施形態において、各流量調整構造において、圧力の変動に応じてダイヤフラム16により流量調整弁14が変位させられたが、ダイヤフラム以外の機構により変位させられてもよく、例えばピストンなどにより変位させられもよい。第1及び第2の実施形態において、バルブ19が設けられたが、バルブ19は省略されてもよい。バルブ19が省略されることで、第1の弾性体15の付勢力が調整できないが、二次圧力を一定にして、流出口から流出する流体の量を一定にできる。
【0054】
第6の実施形態において、流入口10、流出口12にネジ口62,63が設けられ、流入口10、流出口12にチューブ22,32が嵌合されて接続されたが、他の実施形態においても流入口10、流出口にネジ口が設けられ、流入口10、流出口12にチューブ22,32が嵌合されて接続されてもよい。また、流入口10及び流出口12のいずれか一方のみにネジ口が設けられ、チューブ22,32が嵌合されて接続されてもよい。また、ネジ口以外の構造によりチューブ22,32が流入口10、流出口12に嵌合されてもよい。
【符号の説明】
【0055】
1:流量調整構造
10:流入口
11:圧力調整部
12:流出口
13:開口部
14:流量調整弁
15:第1弾性体
15A,15B:弾性体当接面
16:ダイヤフラム
16A:連結部
17:第2弾性体
18:境界板
19:バルブ
20:第1のエアゾール缶
21:ステム
22:チューブ
30:第2のエアゾール缶
31:ステム
32:チューブ
40:吹付けガン
41:吹付けノズル
42A,42B:チューブ接続部
50:ピストン
51:連結部
52:圧力調整弁
53:排出口
54:バイパス
60:弁座
61:第3弾性体
62,63:ネジ口
A:一次室
B:二次室
C:弾性体収容部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9