(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022112004
(43)【公開日】2022-08-01
(54)【発明の名称】羽根なし扇風機
(51)【国際特許分類】
F04D 25/08 20060101AFI20220725BHJP
【FI】
F04D25/08 306H
F04D25/08 307F
F04D25/08 302B
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022003546
(22)【出願日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】202120149745X
(32)【優先日】2021-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522016785
【氏名又は名称】樊 偉民
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】樊 偉民
【テーマコード(参考)】
3H130
【Fターム(参考)】
3H130AA13
3H130AB02
3H130AB06
3H130AB26
3H130AB60
3H130AC25
3H130BA69H
3H130BA74A
3H130BA74Z
3H130BA76A
3H130BA76Z
3H130BA78A
3H130BA78H
3H130BA78Z
3H130CA24
3H130DF00Z
3H130DF01Z
3H130DF03Z
3H130DF04Z
3H130DJ06Z
3H130EA03Z
3H130EA07A
3H130EA07Z
3H130EB02A
(57)【要約】 (修正有)
【課題】凹凸して平らのない放置面でも転倒しにくい羽根なし扇風機を提供する。
【解決手段】扇風機本体は、台座110を含み、台座内に複数のガイド部材320が取り付けられ、各ガイド部材は、各伸び縮みブラケット310に対応的に設置され、ガイド部材が台座内に固定され、ガイド部材に貫通チャネルが設けられ、台座の底部に、台座の高さ方向に沿って設置される貫通チャネルに連通する貫通穴112が設けられ、貫通チャネルの内壁にゴム層322が設置され、伸び縮みブラケットは、支持部材311、及び支持部材に接続される手握り部312を含み、台座に台座の高さ方向に沿って設置されるガイド溝111が設けられ、手握り部がガイド溝に貫設されガイド溝に対して相対的に運動することができ、支持部材が貫通チャネルに取り付けられ、支持部材はゴム層に接触し、支持部材は、貫通チャネルに沿って、貫通穴に対して相対的に摺動することができる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
羽根なし扇風機であって、
扇風機本体、及び少なくとも三つの伸び縮みブラケットを含み、
前記扇風機本体は、台座を含み、前記台座内に複数のガイド部材が取り付けられ、各前記ガイド部材は、各前記伸び縮みブラケットに対応的に設置され、前記ガイド部材が前記台座内に固定され、前記ガイド部材に貫通チャネルが設けられ、前記台座の底部に、台座の高さ方向に沿って設置される貫通チャネルに連通する貫通穴が設けられ、前記貫通チャネルの内壁にゴム層が設置され、前記伸び縮みブラケットは、支持部材、及び前記支持部材に接続される手握り部を含み、前記台座に前記台座の高さ方向に沿って設置されるガイド溝が設けられ、前記手握り部がガイド溝に貫設されて前記ガイド溝に対して相対的に運動することができ、前記支持部材が前記貫通チャネルに取り付けられ、前記支持部材はゴム層に接触し、前記支持部材は、貫通チャネルに沿って、貫通穴に対して相対的に摺動することができる、
ことを特徴とする羽根なし扇風機。
【請求項2】
前記羽根なし扇風機は、第1の温度センサ、電気加熱装置、第2の給電装置、第2の温度センサ、及びコントローラを更に含み、
前記第2の給電装置と前記電気加熱装置とが電気接続され、前記電気加熱装置が前記扇風機本体内に設置され、前記扇風機本体より吹き出される風を加熱することに用いられ、前記第1の温度センサと前記コントローラとが信号接続され、前記第1の温度センサは、環境温度を検出して環境温度の情報を前記コントローラに送信することに用いられ、前記コントローラは、前記環境温度の情報を受信して前記環境温度の情報に基づいて前記第2の給電装置を制御して前記電気加熱装置に給電または停電させることにより、前記電気加熱装置の作動状態を制御することに用いられ、
前記第2の温度センサと前記コントローラ信号とが接続され、前記第2の温度センサは前記電気加熱装置の温度を検出して前記電気加熱装置の温度情報を前記コントローラに送信することに用いられ、前記コントローラは、前記電気加熱装置の温度情報を受信して前記電気加熱装置の温度情報に基づいて前記第2の給電装置を制御して前記電気加熱装置に給電または停電させることにより、前記電気加熱装置の作動状態を制御することに用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の羽根なし扇風機。
【請求項3】
前記扇風機本体は、前記台座に取り付けられるハンドピースを更に含み、前記羽根なし扇風機は、パワー機構を更に含み、前記台座にパワー機構を収納する前記収納チャンバが設置され、前記収納チャンバと前記ハンドピースとに連通し、前記パワー機構が前記収納チャンバ内に取り付けられ、前記パワー機構による気流がハンドピースを介して噴き出すことができる、
ことを特徴とする請求項2に記載の羽根なし扇風機。
【請求項4】
前記羽根なし扇風機は、トリガーユニットを更に含み、前記トリガーユニットが扇風機本体に設置され、トリガーユニットとコントローラとが電気接続され、前記トリガーユニットは、前記羽根なし扇風機が操作されるか否かを検出して、前記コントローラは、前記羽根なし扇風機が操作される場合、前記パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される、
ことを特徴とする請求項3に記載の羽根なし扇風機。
【請求項5】
前記トリガーユニットは、トリガーボタンを含み、前記扇風機本体に前記トリガーボタンが設置され、前記トリガーボタンは、前記トリガーボタンが押されるか否かを検出することに用いられ、前記コントローラは、前記トリガーボタンが押される場合、前記パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される、
ことを特徴とする請求項4に記載の羽根なし扇風機。
【請求項6】
前記トリガーユニットは、タッチ要素を含み、前記タッチ要素が前記扇風機本体に設置され、前記タッチ要素は、前記タッチ要素がタッチされるか否かを検出することに用いられ、前記コントローラは、前記タッチ要素がタッチされる場合、前記パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される、
ことを特徴とする請求項4に記載の羽根なし扇風機。
【請求項7】
前記電気加熱装置は、前記ハンドピース内に取り付けられ、前記ハンドピースの吹出口に設置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の羽根なし扇風機。
【請求項8】
前記羽根なし扇風機は、通知部を更に含み、前記通知部と前記コントローラとが電気接続され、前記コントローラは、前記パワー機構の作動状態と前記電気加熱装置の作動状態とに基づいて前記通知部の作動状態を制御するように構成される、
ことを特徴とする請求項3に記載の羽根なし扇風機。
【請求項9】
前記羽根なし扇風機には、更に、ブルートゥースモジュールが取り付けられ、前記ブルートゥースモジュールと前記コントローラとが信号接続される、
ことを特徴とする請求項2~8のいずれかに記載の羽根なし扇風機。
【請求項10】
前記手握り部は、ロッド状であり、前記支持部材は、ロッド状であり、前記手握り部の軸線と前記支持部材の軸線とが直交する、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の羽根なし扇風機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、扇風機技術の分野に関し、具体的に、羽根なし扇風機に関する。
【背景技術】
【0002】
羽根なし扇風機とは、エアマルチプライアーも称する。羽根なし扇風機は、羽根を備えなく、羽根に埃がたまらなく、人の指が傷されることも回避される。従来の羽根なし扇風機は、凹凸して平らのない放置面に適しなく、凹凸して平らのない放置面で転倒しやすくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、凹凸して平らのない放置面で転倒しやすいことを解決する羽根なし扇風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、以下のように実現される。羽根なし扇風機は、扇風機本体、及び少なくとも三つの伸び縮みブラケットを含み、扇風機本体は、台座を含み、台座内に複数のガイド部材が取り付けられ、各ガイド部材は、各伸び縮みブラケットに対応的に設置され、ガイド部材が台座内に固定され、ガイド部材に貫通チャネルが設けられ、台座の底部に、台座の高さ方向に沿って設置される貫通チャネルに連通する貫通穴が設けられ、貫通チャネルの内壁にゴム層が設置され、伸び縮みブラケットは、支持部材、及び支持部材に接続される手握り部を含み、台座に台座の高さ方向に沿って設置されるガイド溝が設けられ、手握り部がガイド溝に貫設されてガイド溝に対して相対的に運動することができ、支持部材が貫通チャネルに取り付けられ、支持部材はゴム層に接触し、支持部材は、貫通チャネルに沿って貫通穴に対して相対的に摺動することができる。
【0005】
ある具体的な実施形態において、
羽根なし扇風機は、第1の温度センサ、電気加熱装置、第2の給電装置、第2の温度センサ、及びコントローラを更に含み、
第2の給電装置と電気加熱装置とが電気接続され、電気加熱装置は、扇風機本体内に設置され、扇風機本体より吹き出される風を加熱することに用いられ、第1の温度センサとコントローラとが信号接続され、第1の温度センサは、環境温度を検出して環境温度の情報をコントローラに送信することに用いられ、コントローラは、環境温度の情報を受信して環境温度の情報に基づいて第2の給電装置を制御して電気加熱装置に給電または停電させることにより、電気加熱装置の作動状態を制御することに用いられる、
第2の温度センサとコントローラ信号とが接続され、第2の温度センサは、電気加熱装置の温度を検出して電気加熱装置の温度情報をコントローラに送信することに用いられ、コントローラは、電気加熱装置の温度情報を受信して電気加熱装置の温度情報に基づいて第2の給電装置を制御して電気加熱装置に給電または停電させることにより、電気加熱装置の作動状態を制御することに用いられる。
【0006】
ある具体的な実施形態において、扇風機本体は、台座に取り付けられるハンドピースを更に含み、羽根なし扇風機は、パワー機構を更に含み、台座にパワー機構を収納する収納チャンバが設置され、収納チャンバとハンドピースとに連通し、パワー機構が収納チャンバ内に取り付けられ、パワー機構による気流がハンドピースを介して噴き出すことができる。
【0007】
ある具体的な実施形態において、羽根なし扇風機は、トリガーユニットを更に含み、トリガーユニットは、扇風機本体に設置され、トリガーユニットとコントローラとが電気接続され、トリガーユニットは、羽根なし扇風機が操作されるか否かを検出して、コントローラは、羽根なし扇風機が操作される場合、パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される。
【0008】
ある具体的な実施形態において、トリガーユニットは、トリガーボタンを含み、扇風機本体にトリガーボタンが設置され、トリガーボタンは、トリガーボタンが押されるか否かを検出することに用いられ、コントローラは、トリガーボタンが押される場合、パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される。
【0009】
ある具体的な実施形態において、トリガーユニットは、タッチ要素を含み、タッチ要素が扇風機本体に設置され、タッチ要素は、タッチ要素がタッチされるか否かを検出することに用いられ、コントローラは、タッチ要素がタッチされる場合、パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される。
【0010】
ある具体的な実施形態において、電気加熱装置は、ハンドピース内に取り付けられ、ハンドピースの吹出口に設置される。
【0011】
ある具体的な実施形態において、羽根なし扇風機は、通知部を更に含み、通知部とコントローラとが電気接続され、コントローラは、パワー機構の作動状態と電気加熱装置の作動状態とに基づいて通知部の作動状態を制御するように構成される。
【0012】
ある具体的な実施形態において、羽根なし扇風機には、更に、ブルートゥースモジュールが取り付けられ、ブルートゥースモジュールとコントローラとが信号接続される。
【0013】
ある具体的な実施形態において、手握り部は、ロッド状であり、支持部材は、ロッド状であり、手握り部の軸線と支持部材の軸線とが直交する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益効果は、以下を少なくとも含む。本発明の羽根なし扇風機は、台座にガイド溝が設けられ、手握り部に力を付与する場合、手握り部がガイド溝に対して相対的に運動することができる。台座内に複数のガイド部材が取り付けられ、ガイド部材に貫通チャネルが設けられ、手握り部の動きに連動して支持部材が貫通チャネルに沿って運動する。貫通チャネルが台座の高さ方向に沿って設置されるため、支持部材が台座の高さ方向に沿って運動可能になり、貫通チャネルの内壁にゴム層が設置され、支持部材が摺動する場合、摩擦力が発生するため、力の大きさが十分である場合のみ、支持部材が貫通チャネル及び貫通穴から滑り出す可能になり、支持部材が延伸して、台座を支持する。力を付与しない場合、ゴム層による支持部材に対する阻害のため、支持部材がガイド部材に対して相対的に摺動することができなく、支持部材が貫通チャネル及び貫通穴から滑り出した後、台座を支持する場合、支持部材が任意に摺動しないことを確保し、支持の安定性を確保した。各伸び縮みブラケットが一つのガイド部材にそれぞれ対応するため、各伸び縮みブラケットの伸び縮み高さを独立的に制御する可能になり、台座の放置面が凹凸して平らのない場合、各伸び縮みブラケットの伸び縮み高さを調整することにより、台座が水平面に対して安定することができ、凹凸して平らのない放置面で転倒しにくい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の実施形態の技術方案を更に明確するように説明するために、以下には実施形態に必要な図面を簡易に説明する。以下の図面には、本発明のいくつかの実施例しか示されていないため、保護の範囲を限定するものであると見なさないべきである。当業者にとっては、創造的な工夫をしないことを前提として、これらの図面によれば他の関連の図面を取得する可能である。
【0016】
【
図1】本発明実施例により提供される羽根なし扇風機の全体構成模式図である。
【
図2】本発明実施例により提供される第1の状態の伸び縮みブラケットと台座断面図である。
【
図3】本発明実施例により提供される第2の状態の伸び縮みブラケットと台座断面図である。
【
図4】本発明実施例により提供される羽根なし扇風機の第1の機能モジュール模式図である。
【
図5】本発明実施例により提供される羽根なし扇風機の第2の機能モジュール模式図である。
【
図6】本発明実施例により提供される羽根なし扇風機の第3の機能モジュール模式図である。
【
図7】本発明実施例により提供される羽根なし扇風機の第4の機能モジュール模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明実施形態の目的、技術方案およびメリットがより明確するために、本発明実施形態における図面を参照しながら、本発明実施形態における技術方案を明確かつ全面的に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、全部の実施形態ではないことは、明らかである。
【0018】
さらに、「第1」および「第2」という用語は、目的を説明することに用いられ、相対的な重要性を示したり暗示したり、または、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものとして理解することはできない。 本発明において、他に明確に規定および特定されない限り、「取り付け」、「接続」、「設置」という用語および他の用語は広く解釈されるべきである。
【0019】
実施例本実施例は、羽根なし扇風機10を提供し、
図1を参照して、
図1は羽根なし扇風機10の全体構成模式図を示した。
【0020】
該羽根なし扇風機10は、扇風機本体100、パワー機構260、第1の温度センサ210、電気加熱装置220、第2の給電装置230、第2の温度センサ240、コントローラ250、及び少なくとも三つの伸び縮みブラケット310を含む。扇風機本体100は、台座110、及び台座110に取り付けられるハンドピース120を含み、台座110に収納チャンバ113が設置され、パワー機構260が収納チャンバ113内に取り付けられ、ハンドピース120は、環状を呈し、内部に吹出チャンネルを有し、ハンドピース120の円周方向に沿って吹出口が設置され、パワー機構260による気流が吹出チャンネルを経由して吹出口から吹出して環状気流を形成する。
【0021】
また、
図2および
図3を参照して、台座110内部に複数のガイド部材320が取り付けられ、即ちガイド部材320がいずれも収納チャンバ113内に取り付けられ、ガイド部材320が台座110内の収納チャンバ113内に固定される。本実施例において、少なくとも三つの伸び縮みブラケット310が設置され、ガイド部材320の設置数と伸び縮みブラケット310の設置数とは、同一であり、各ガイド部材320と各伸び縮みブラケット310とに対応的に設置される。
【0022】
なお、ガイド部材320に貫通チャネル321が設けられ、台座110の底部に貫通チャネル321に連通する貫通穴112が設けられ、貫通チャネル321が台座110の高さ方向に沿って設置され、貫通チャネル321の内壁にゴム層322が設置され、伸び縮みブラケット310は、支持部材311及び支持部材311に接続される手握り部312を含み、台座110にガイド溝111が設けられ、ガイド溝111が台座110の高さ方向に沿って設置され、手握り部312がガイド溝111に貫設されてガイド溝111に対して相対的に運動し、支持部材311が貫通チャネル321に取り付けられ、支持部材311が、貫通チャネル321に沿って、貫通穴112に対して相対的に摺動することができ、支持部材311は、ゴム層322と接触する。
【0023】
手握り部312に力を付与する場合、手握り部312が、ガイド溝111に対して相対的に運動することができる。即ち、手握り部312が台座110の高さ方向に沿って運動し、手握り部312の動きに連動して支持部材311が貫通チャネル321に沿って運動する。貫通チャネル321も台座110の高さ方向に沿って設置されるため、支持部材311も台座110の高さ方向に沿って運動することができる。本実施例において、手握り部312は、ロッド状であり、支持部材311は、ロッド状であり、手握り部312の軸線と支持部材311の軸線とが直交する。これにより、手握り部312に力を付与することがより便利である。
【0024】
貫通チャネル321の内壁にゴム層322が設置され、支持部材311が摺動する場合、摩擦力が発生する。力の大きさが十分である場合のみ、支持部材311を貫通チャネル321及び貫通穴112から滑り出せることができ、支持部材311が延伸して、台座110を支持する。力を付与しない場合、ゴム層322が弾力性を有し、支持部材311に対する阻害作用があり、支持部材311がガイド部材320に対して相対的に摺動することができなく、支持部材311が貫通チャネル321及び貫通穴112から滑り出した後、台座110を支持する場合、支持部材311が任意に摺動しないことを確保した。支持の安定性を確保した。
【0025】
各伸び縮みブラケット310が一つのガイド部材320にそれぞれ対応するため、各伸び縮みブラケット310の伸び縮み高さを独立的に制御することができ、台座110の放置面が凹凸して平らのない場合、各伸び縮みブラケット310の伸び縮み高さを調整することにより、台座110が水平面に対して安定することができる。また、伸び縮みブラケット310が台座110を支持することが形成される場合、更に、羽根なし扇風機10の台座110の放熱に有利である。また、本実施例の伸び縮みブラケット310は、少なくとも三つが設置され、例えば、三つ、四つまたは五つなどでも良い。
【0026】
本実施例において、パワー機構260は、電気モータと電気モータに電気接続される第1の給電装置を含み、電気モータは、空気を台座110内に吸い込み、ハンドピース120内に回転し、回転力に連動してハンドピース120に近い空気がハンドピース120に入り、高速で吹出口を介して噴き出す。第2の給電装置230と電気加熱装置220とが電気接続され、電気加熱装置220が扇風機本体100内に設置され、扇風機本体100より吹き出される風を加熱することに用いられる。本実施例において、電気加熱装置220がハンドピース120内に設置され、ハンドピース120の吹出口に位置するため、吹出口より吹き出される風が電気加熱装置220により加熱された後、温風で吹き出すことができる。
【0027】
第1の温度センサ210とコントローラ250とが信号接続され、第1の温度センサ210は、環境温度を検出して環境温度の情報をコントローラ250に送信することに用いられ、コントローラ250は、環境温度の情報を受信して環境温度の情報に基づいて第2の給電装置230を制御して電気加熱装置220に給電または停電させることにより、電気加熱装置220の作動状態を制御することに用いられる。コントローラ250は、PCまたはPLCプログラマブルコントローラを選択しても良い。
【0028】
図2を参照して、本実施例において、第1の温度センサ210は、外部の温度を検出して環境温度情報をコントローラ250に送信し、コントローラ250は、該環境温度情報を受信して予め設定される値よりも低いかを判定し、予め設定される値よりも低い場合、コントローラ250は、第2の給電装置230を制御して電気加熱装置220に給電し、電気加熱装置220が吹出チャンネルの風を加熱して吹出口から温風を吹き出する。コントローラ250は、環境温度が予め設定される値よりも高いと判定する場合、コントローラ250は、第2の給電装置230を制御して停電し、電気加熱装置220に給電しなくて、吹出口より吹き出される風は、加熱のない正常の温度である。
【0029】
第2の温度センサ240とコントローラ250とが信号接続され、第2の温度セン
サ240は、電気加熱装置220の温度を検出して電気加熱装置220の温度情報をコントローラ250に送信することに用いられ、コントローラ250は、電気加熱装置220の温度情報を受信して電気加熱装置220の温度情報に基づいて、第2の給電装置230を制御して電気加熱装置220に給電または停電させることにより、電気加熱装置220の作動状態を制御することに用いられる。
【0030】
温風モードの時間が長すぎる場合、即ち、電気加熱装置220が長時間の作動状態にある場合、電気加熱装置220が過熱することがあり、電気加熱装置220は、扇風機本体100内に温度の熱量を扇風機本体100のハウジングに伝送して、羽根なし扇風機10のハウジングが過熱することがある。
【0031】
第2の温度センサ240が電気加熱装置220の温度を検出して該温度をコントローラ250に送信することができ、コントローラ250は、該温度情報を受信して該温度が予め設定される値よりも超えるか否かを判定し、予め設定される値を超える場合、コントローラ250は、第2の給電装置230を制御して電気加熱装置220に停電させることにより、羽根なし扇風機10のハウジングが過熱する問題を回避する。予め設定される値を超えない場合、第2の給電装置230が電気加熱装置に給電することを保持する。
【0032】
更に、
図3を参照して、本実施例において、羽根なし扇風機10は、トリガーユニット270を更に含み、トリガーユニット270は、扇風機本体100に設置され、トリガーユニット270とコントローラ250とが電気接続され、トリガーユニット270は、羽根なし扇風機10が操作されるか否かを検出することに用いられ、コントローラ250は、羽根なし扇風機10が操作される場合、パワー機構260の作動状態を制御することに用いられるように構成される。
【0033】
トリガーユニット270が操作される場合、コントローラ250は、パワー機構260の作動状態を制御する。具体的に、コントローラ250は、第1の電源装置を制御して電気モータに給電または停電させることにより、パワー機構260の作動状態を制御する。具体的に、本実施例のトリガーユニット270は、トリガーボタンでも良いが、タッチ要素でも良い。トリガーボタンは圧力要素を有し、タッチボタンが扇風機本体100に取り付けられ、タッチボタン内の圧力要素は、トリガーボタンが押されるか否かを検出することができ、コントローラ250は、トリガーボタンが押される場合、パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される。タッチ要素は、静電容量式センサでもよく、タッチ要素は扇風機本体に設置され、タッチ要素は、タッチ要素がタッチされるか否かを検出することに用いられ、コントローラ250は、タッチ要素がタッチされる場合、パワー機構の作動状態を制御することに用いられるように構成される。
【0034】
選択可能として、羽根なし扇風機10は、更に、ブルートゥースモジュール290が取り付けられても良い。ブルートゥースモジュール290とコントローラ250とが信号接続され、
図4を参照して、ブルートゥースモジュール290は、携帯アプリに信号接続される可能であり、これにより、携帯アプリでコントローラ250を命令して扇風機の作動状態を制御し、例えば、羽根なし扇風機10の吹出、風量の大きさなどの作動状態を制御する。
【0035】
更に、羽根なし扇風機10が温風を吹き出すか否かを分かりやすくするように、本実施例の羽根なし扇風機10は、通知部280を更に含み、通知部280とコントローラ250とが電気接続され、コントローラ250は、パワー機構260の作動状態と電気加熱装置220の作動状態とに基づいて通知部280の作動状態を制御するように構成され、電気加熱装置220の作動状態は、第2の給電装置230が電気加熱装置220に給電するか否かに応じて決定される。
【0036】
即ち、パワー機構260と電気加熱装置220と共に作動する場合、温風を吹き出すことを示し、パワー機構260が独立的に作動し、電気加熱装置220が作動しない場合、正常の風を吹き出すことを示す。
【0037】
図5を参照して、通知部280に第2の制御スイッチ281が取り付けられても良い。通知部280と第2の制御スイッチ281とが電気接続され、第2の制御スイッチ281とコントローラ250とが電気接続され、パワー機構260と電気加熱装置220とがいずれも作動する場合、コントローラ250は、第2の制御スイッチ281をオフするように制御して、パワー機構260が作動する場合、コントローラ250は、第2の制御スイッチ281をオンするように制御する。通知部280が音声または光を発することができる。
【0038】
上記内容は、本発明の好ましい実施形態であるに過ぎなく、本発明を制限するものではない。当業者にとっては、本発明には各種の変更および変化があっても良い。本発明の趣旨と原則の範囲内で行われた変更、同等の置換、及び改善などは、本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【図面の説明】
【0039】
10 羽根なし扇風機、100 扇風機本体、110 台座、111 ガイド溝、112 貫通穴、113 収納チャンバ、120 ハンドピース、210 第1の温度センサ、220 電気加熱装置、230 第2の給電装置、240 第2の温度センサ、250 コントローラ、260 パワー機構、270 トリガーユニット、280 通知部、281 第2の制御スイッチ、290 ブルートゥースモジュール、310 伸び縮みブラケット、311 支持部材、312 手握り部、320 ガイド部材、321 貫通チャネル、322 ゴム層