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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022112017
(43)【公開日】2022-08-01
(54)【発明の名称】浮遊立体画像表示システム
(51)【国際特許分類】
   G02B 30/56 20200101AFI20220725BHJP
   G06F 3/04815 20220101ALI20220725BHJP
   H04N 13/307 20180101ALI20220725BHJP
【FI】
G02B30/56
G06F3/0481 150
H04N13/307
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022006433
(22)【出願日】2022-01-19
(31)【優先権主張番号】110102163
(32)【優先日】2021-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】520032480
【氏名又は名称】幻景▲ケイ▼動股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】楊 鈞翔
(72)【発明者】
【氏名】丁 志宏
(72)【発明者】
【氏名】張 凱傑
【テーマコード(参考)】
2H199
5C061
5E555
【Fターム(参考)】
2H199BA32
2H199BA52
2H199BA55
2H199BB03
2H199BB42
5C061AA06
5C061AB14
5C061AB16
5E555AA27
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC04
5E555BE16
5E555CA42
5E555DA11
5E555DB53
5E555EA19
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザーエクスペリエンスを高めるリッチなビジュアル環境を提供する。
【解決手段】浮遊立体画像表示システムは、コントローラ及び第1の浮遊画像表示装置を含む。コントローラは、電子装置における複数の画像情報及び複数の奥行き情報に基づいて電子装置における複数の画像情報を複数の第1の浮遊画像情報に変換する。そして、第1の浮遊画像表示装置によって、複数の第1の浮遊画像情報を第1の浮遊画像表示装置における第1の側方の上方空間に表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像情報または複数の制御信号を受信し得るように構成され、コントローラと、前記コントローラに電気的に接続される第1の浮遊画像表示装置と、を備える遊立体画像表示システムであって、
前記コントローラは、前記複数の画像情報及び前記複数の奥行き情報に基づいて、複数の第1の浮遊画像情報を生成し、前記第1の浮遊画像表示装置によって、前記複数の第1の浮遊画像情報を前記第1の浮遊画像表示装置における第1の側方の上方空間に表示させる、ことを特徴とする浮遊立体画像表示システム。
【請求項2】
前記コントローラに電気的に接続されると共に、脱着可能に前記第1の浮遊画像表示装置に接続する、第2の浮遊画像表示装置をさらに備え、
前記第1の浮遊画像表示装置と前記第2の浮遊画像表示装置とは所定の角度をなす、請求項1に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項3】
前記コントローラは前記電子装置による前記複数の画像情報に基づいて、複数の第2の浮遊画像情報を前記第2の浮遊画像表示装置における第1の側方の上方空間に表示させる、請求項2に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項4】
前記コントローラは、前記電子装置による前記複数の画像情報を前記複数の第1の浮遊画像情報及び前記複数の第2の浮遊画像情報に変換し、前記複数の第1の浮遊画像情報と前記複数の第2の浮遊画像情報は合わせて複数の統合浮遊画像情報となるように共同表示する、請求項3に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項5】
前記電子装置は少なくとも1つの周辺装置に接続され、前記少なくとも1つの周辺装置は、前記複数の統合浮遊画像情報を制御するための複数の制御信号を送信することが可能であり、前記周辺装置は、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ジョイスティック、ゲームパッド、リモコン、マウスデバイス、または体感型コントローラであり得る、請求項4に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項6】
ジェスチャー、電子対話用手袋、ペン型対話部材等で直接に前記複数の統合浮遊画像情報と対話を行うことが可能である、請求項4に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項7】
前記第1の浮遊画像表示装置と前記第2の浮遊画像表示装置とが互いに接続された場合、前記コントローラは、前記複数の統合浮遊画像情報を前記第1の浮遊画像表示装置と前記第2の浮遊画像表示装置との間の空間に表示させる、請求項4に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項8】
前記第1の浮遊画像表示装置は、平面画像情報を表示するための平面表示モジュールと、前記平面表示モジュールに配置されたレンズアレイ層とを備え、
前記平面画像情報は前記レンズアレイ層によって、浮遊的な立体画像情報を前記第1の浮遊画像表示装置における一側方の上方の空間に表示される、請求項1に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項9】
前記第1の浮遊画像表示装置はさらに微小構造層を含み、前記微小構造層は前記レンズアレイ層に配置される、請求項8に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項10】
前記第1の浮遊画像表示装置はさらに、前記第1の浮遊画像表示装置に表示された前記第1の浮遊画像情報、または前記第1の浮遊画像表示装置と前記第2の浮遊画像表示装置とが共同表示する前記統合浮遊画像情報を制御するための複数の制御信号を前記周辺装置から受信するように、前記周辺装置と接続する拡張接続モジュールを含む、請求項2に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項11】
前記拡張接続モジュールは接続用の固定素子である、請求項10に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項12】
前記コントローラ、前記第1の浮遊画像表示装置及び前記第2の浮遊画像表示装置を収納するハウジングをさらに備える、請求項11に記載の浮遊立体画像表示システム。
【請求項13】
前記浮遊立体画像表示システムは電子装置またはサーバーと接続し、
前記複数の画像情報及び前記複数の制御信号は、前記電子装置または前記サーバーで計算を済んだ後から提供されるものである、請求項12に記載の浮遊立体画像表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浮遊立体画像表示システムに関し、特に他の電子装置による画像情報を浮遊立体画像情報に変換する浮遊立体画像表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
フラットパネルディスプレイで再生するための立体映像情報を独自作成できる電子製品はすでに存在するが、フラットパネルディスプレイで再生するものに過ぎず、立体視覚体験としてはまだ物足りないことがある。
【0003】
そのため、通常の平面映像情報を、ユーザーがリアルタイムで閲覧・対話できる立体映像情報に変換する浮遊立体画像表示システムの提供は、この業界が取り組むべき最重要課題の一つとなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は既存の技術の不足に対し次のような浮遊立体画像表示システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本発明に採用された技術的手段の一つは、外部装置から複数の画像情報または複数の制御情報を受信することができる、次のような浮遊立体画像表示システムを提供することである。浮遊立体画像表示システムは、コントローラ及び前記コントローラに電気的に接続される第1の浮遊画像表示装置を含む。前記コントローラは、前記複数の画像情報及び前記複数の奥行き情報に基づいて前記複数の画像情報を複数の第1の浮遊画像情報に変換する。そして、前記第1の浮遊画像表示装置によって、前記複数の第1の浮遊画像情報を前記第1の浮遊画像表示装置における第1の側方の上方空間に表示させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明による有益の効果の1つとしては、本発明に適用される浮遊立体画像表示システムは、電子装置から受信した画像情報を変換することによって、立体の浮遊画像情報を提供することができるため、ユーザーエクスペリエンスを高めるリッチなビジュアル環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明にかかる第1の実施形態の浮遊立体画像表示システムを示す模式図である。
図2図1における電子装置と浮遊立体画像表示システムとの信号伝送状況を示す模式図である。
図3】本発明にかかる第2の実施形態の浮遊立体画像表示システムを示す模式図である。
図4】本発明にかかる第2の実施形態の浮遊立体画像表示システムを示す機能ブロック図である。
図5】本発明にかかる実施形態において、第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置がそれぞれ第1の浮遊画像情報及び第2の浮遊画像情報を表示することを示す模式図である。
図6】本発明にかかる実施形態において、第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置が統合浮遊画像情報を共同表示すること示す模式図である。
図7】本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置と拡張ゲームパッドとが接続されたことを示す模式図である。
図8】本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置が拡張ゲームパッドと接続されたことを示す模式図である。
図9】本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置と拡張ゲームパッドとが接続されたことを示す別の模式図である。
図10】本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置が拡張ゲームパッドと接続されたことを示す別の模式図である。
図11】本発明にかかる実施形態において、浮遊立体画像表示システムをハウジングに配置することを示す模式図である。
図12】第1の浮遊画像表示装置の構成を示す模式図である。
図13】本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置を示す分解模式図である。
図14】本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置のレンズアレイが整合的に配列されることを示す模式図である。
図15】本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置のレンズアレイが千鳥に配列されることを示す模式図である。
図16】本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置において単一のレンズのフォーカスの状況を示す模式図である。
図17】第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す模式図である。
図18】第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す他の模式図である。
図19】第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す他の模式図である。
図20】第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す他の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明の特徴及び技術内容がより一層分かるように、以下本発明に関する詳細な説明と添付図面を参照する。しかし、提供される添付図面は参考と説明のために提供するものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を制限するためのものではない。
【0009】
下記より、具体的な実施例で本発明が開示する実施形態を説明する。当業者は本明細書の公開内容により本発明のメリット及び効果を理解し得る。本発明は他の異なる実施形態により実行又は応用できる。本明細書における各細節も様々な観点又は応用に基づいて、本発明の精神逸脱しない限りに、均等の変形と変更を行うことができる。また、本発明の図面は簡単で模式的に説明するためのものであり、実際的な寸法を示すものではない。以下の実施形態において、さらに本発明に係る技術事項を説明するが、公開された内容は本発明を限定するものではない。また、本明細書に用いられる「又は」という用語は、実際の状況に応じて、関連する項目中の何れか一つ又は複数の組合せを含み得る。
[第1の実施形態]
【0010】
図1及び図2を参照されたい。図1は、本発明にかかる第1の実施形態の浮遊立体画像表示システムを示す模式図である。図2は、図1における電子装置と浮遊立体画像表示システムとの信号伝送状況を示す模式図である。
【0011】
浮遊立体画像表示システム1は電子装置EDに接続され、電子装置EDによる複数の画像情報または複数の制御信号を受信する。
【0012】
浮遊立体画像表示システム1はコントローラ11、記憶モジュール12、通信モジュール13及び第1の浮遊画像表示装置14を含む。
【0013】
コントローラ11は、接続記憶モジュール12、通信モジュール13及び第1の浮遊画像表示装置14に電気的に接続される。
【0014】
本実施形態において、コントローラ11は、電子装置EDによる複数の画像情報を複数の第1の浮遊画像情報に変換し得る。そして、第1の浮遊画像表示装置14によって、複数の第1浮遊画像情報を第1浮遊画像表示装置14における第1の側方の上方空間に表示させる。即ち、電子装置EDによる平面画像情報は浮遊立体画像表示システム1によって、第1浮遊画像情報G1に変換され、第1の浮遊画像表示装置14における第1側方の上方空間に表示される。
【0015】
図2を参照されたい。電子装置EDは、複数の平面画像情報IS以外、さらに複数の平面画像情報ISに対応した奥行き情報DSを提供することが可能である。これによって、浮遊立体画像表示システム1は平面画像情報ISを変換し得る。また、電子装置EDは複数の制御信号CSを浮遊立体画像表示システム1のコントローラ11に送信することによって、第1の浮遊画像表示装置14における第1の側方の上方空間に表示された第1の浮遊画像情報G1を制御することが可能である。
【0016】
本実施形態において、コントローラ11はさらに機械学習プロセスにより、電子装置EDによる複数の平面画像情報における少なくとも1つのオブジェクト画像情報に対し深度情報認識と評価を行うことによって、当該少なくとも1つのオブジェクト画像情報を浮遊の立体画像情報に変換することが可能である。
【0017】
電子装置EDは、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ゲーム機(例えばPlay station 4(登録商標)またはPlay station 5(登録商標))、デスクトップコンピュータ、ゲームパッドまたはゲームサーバであり得る。
【0018】
また、電子装置EDに接続された周辺装置PDによって、第1の浮遊画像表示装置14における第1の側方の上方空間に表示された第1の浮遊画像情報G1を制御(第1の浮遊画像情報G1と対話する)することが可能である。
【0019】
周辺装置PDは、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ジョイスティック、ゲームパッド、リモコン、マウスデバイス、または体感型コントローラであり得る。
【0020】
周辺装置PDは、電子装置EDを介して複数の制御信号を浮遊立体画像表示システム1のコントローラ11に送信することによって、第1の浮遊画像表示装置14における第1側方の上方空間に表示された第1の浮遊画像情報G1を制御することができる。
[第2の実施形態]
【0021】
図3図4図5及び図6を参照されたい。図3は、本発明にかかる第2の実施形態の浮遊立体画像表示システムを示す模式図である。図4は、本発明にかかる第2の実施形態の浮遊立体画像表示システムを示す機能ブロック図である。図5は、本発明にかかる実施形態において、第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置がそれぞれ第1の浮遊画像情報及び第2の浮遊画像情報を表示することを示す模式図である。図6は、本発明にかかる実施形態において、第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置が統合浮遊画像情報を共同表示すること示す模式図である。
【0022】
浮遊立体画像表示システム1はさらに第2の浮遊画像表示装置15を含んでもよい。
【0023】
完全な浮遊立体視画像を表示する前に、まずこの完全な画像をコンピュータアルゴリズムに従って異なるブロックに分割し、計算後に各ブロックの画像を区画するようになる。第1の浮遊画像表示装置14の複数の表示ユニットまたは第2の浮遊画像表示装置15の複数の表示ユニットから複数の光線が供給され、空間に集光してブロックを形成し、異なるブロックの画像を合成して完全な浮遊立体視画像を形成することができる。第1の浮遊画像表示装置14は、完全な浮遊立体視画像の一部を表示する。第2の浮遊画像表示装置15は、完全な浮遊立体視画像の別の部分を表示し、上記2つを組み合わせて、完全な浮遊立体視画像にするようになる。
【0024】
第2の浮遊画像表示装置15はコントローラ11に電気的に接続される。第2の浮遊画像表示装置15は脱着可能に第1の浮遊画像表示装置14に接続される。第1の浮遊画像表示装置14と第2の浮遊画像表示装置15との間に角度θが設けられる。第2の浮遊画像表示装置15は、接続モジュール19を介して第1の浮遊画像表示装置14に接続する。接続モジュール19としては蝶番(hinge)が挙げられる。他の実施形態において、両方の協働をさらに最適化するために、第1の浮遊画像表示装置14は、第2の浮遊画像表示装置15に電気的に接続されてもよい。電子装置EDによる複数の画像情報に基づいて、コントローラ11は、複数の第2の浮遊画像情報G2を第2の浮遊画像表示装置15における第1の側方の上方空間に表示させる。
【0025】
即ち、本実施形態において、第1の浮遊画像表示装置14が第2の浮遊画像表示装置15に接続すると、第1の浮遊画像表示装置14と第2の浮遊画像表示装置15はそれぞれ複数の第1の浮遊画像情報G1及び複数の第2の浮遊画像情報G2を提供することによって、統合浮遊画像情報GINを共同表示する。複数の第1の浮遊画像情報G1、複数の第2の浮遊画像情報G2及び統合浮遊画像情報GINはいずれも立体な浮遊画像情報である。即ち、ユーザーはいかなる視角からもそれらの浮遊画像情報を見ることができる。
【0026】
第1の浮遊画像表示装置14及び第2の浮遊画像表示装置15は別々に複数の浮遊画像情報を表示することが可能であるが、一方、第1の浮遊画像表示装置14及び第2の浮遊画像表示装置15は、複数の浮遊画像情報をそれぞれ提供することで、統合浮遊画像情報GINを共同表示することも可能である。
【0027】
コントローラ11は、電子装置EDによる前記複数の平面画像情報を複数の第1の浮遊画像情報及び複数の第2の浮遊画像情報に変換する。複数の第1の浮遊画像情報G1及び複数の第2の浮遊画像情報G2は、複数の統合浮遊画像情報を共同表示する。
【0028】
電子装置EDは、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ゲーム機(例えばPlay station 4(登録商標)またはPlay station 5(登録商標))、デスクトップコンピュータ、ゲームパッドまたはゲームサーバであり得る。
【0029】
また、電子装置EDに接続された周辺装置PDによって、第1の浮遊画像表示装置14における第1の側方の上方空間に表示された第1の浮遊画像情報G1を制御(第1の浮遊画像情報G1と対話する)することが可能である。
【0030】
周辺装置PDは、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ジョイスティック、ゲームパッド、リモコン、マウスデバイス、または体感型コントローラであり得る。
【0031】
周辺装置PDは、電子装置EDを介して複数の制御信号を浮遊立体画像表示システム1のコントローラ11に送信することによって、第1の浮遊画像表示装置14における第1側方の上方空間に表示された第1の浮遊画像情報G1を制御することができる。
【0032】
第1の表示モジュール141に表示された複数の画像情報または第2の表示モジュール151に表示された複数の画像情報は、電子装置EDによる平面画像情報、或いはコントローラ11が選択した電子装置EDによる平面画像情報の一部の背景内容のいずれであってもよい。なお、本発明は上記の例に制限されない。
【0033】
また、浮遊立体画像表示システム1におけるコントローラ11は、通信モジュールを介してサーバー9に通信接続される。浮遊立体画像表示システム1におけるコントローラ11は、複数の第1の浮遊画像情報G1、第2の浮遊画像情報G2及び統合浮遊画像情報GINをサーバー9に計算を行うために送信してもよい。
【0034】
電源モジュール17は、コントローラ11、記憶モジュール12、通信モジュール13、第1の浮遊画像表示装置14、第2の浮遊画像表示装置15、環境検知装置16及び視線追跡センサー18に電力を給電するために用いられる。
【0035】
なかでも、第1の浮遊画像情報G1、第2の浮遊画像情報G2、統合浮遊画像情報GIN、は、記憶モジュール12またはサーバー9に格納される。
【0036】
コントローラ11は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)またはマイクロプロセッサ(MCU)である。
【0037】
記憶モジュール12は、フラッシュメモリ、ROM、プログラマブルROM、電気的書替え可能ROM、消去可能プログラマブルROM、または電気的消去可能プログラマブルROMである。
【0038】
通信モジュール13は有線通信ユニット(図示せず)、及び無線通信ユニット(図示せず)を含む。有線通信ユニット(図示せず)は、独立してサーバー9と通信し、サーバー9からの制御信号やサーバー9のデータベースからのデータを受信するように設定することも可能である。通信モジュール13が無線通信ユニットである場合、通信モジュール13としては、Wi-Fi(登録商標)通信ユニット、Bluetooth(登録商標)通信ユニット、Zigbee(登録商標)通信ユニット、LoRa通信ユニット、Sigfox(登録商標)通信ユニットまたはNB-IoT通信ユニットであることが挙げられる。
【0039】
電源モジュール17は、直流-直流変換器、交流-直流変換器であってもよい。また、電源モジュール17は、電池ユニット(図示せず)を含んでもよい。電池ユニット(図示せず)としては、リチウムイオン電池、リチウムマンガン電池、リチウムポリマー電池、またはニッケル水素電池が挙げられる。
【0040】
また、浮遊立体画像表示システム1はマイクMP、及びスピーカーSPを含む。マイクMP及びスピーカーSPは接続コントローラ11に電気的に接続される。ユーザーは、マイクMP及びスピーカーSPを介し、音声制御信号を用いて、第1の浮遊画像情報G1、第2の浮遊画像情報G2又は統合浮遊画像情報GINに対し制御または対話を行うことができる。
【0041】
また、コントローラ11、記憶モジュール12、通信モジュール13、第1の浮遊画像表示装置14、第2の浮遊画像表示装置15、電源モジュール17、マイクMP及びスピーカーSPは、ハウジング(図示せず)に配置されてもよい。
【0042】
他の実施形態において、コントローラ11、記憶モジュール12、通信モジュール13、電源モジュール17、マイクMP及びスピーカーSPは、第1の浮遊画像表示装置14または第2の浮遊画像表示装置15に配置されてもよい。即ち、第1の浮遊画像表示装置14または第2の浮遊画像表示装置15のいずれも独立して平面画像情報または浮遊立体画像情報を処理することができる。第1の浮遊画像表示装置14と第2の浮遊画像表示装置15が電気的に接続された場合、第1の浮遊画像表示装置14と第2の浮遊画像表示装置15に搭載された各種コンポーネントは、リソースを共有し、互いに協調して動作することが可能である。
【0043】
図7図8図9及び図10を参照されたい。図7は、本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置と拡張ゲームパッドとが接続されたことを示す模式図である。図8は、本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置が拡張ゲームパッドと接続されたことを示す模式図である。図9は、本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置と拡張ゲームパッドとが接続されたことを示す別の模式図である。図10は、本発明に係る実施形態においての浮遊立体画像表示システムにおける第1の浮遊画像表示装置及び第2の浮遊画像表示装置が拡張ゲームパッドと接続されたことを示す別の模式図である。
【0044】
図7及び図9は第1の浮遊画像表示装置14がコントローラ11等の電子素子と組み合わせるように、一緒にハウジングに配置されたことを示す。また、第1の浮遊画像表示装置14の両側のそれぞれに、様々な拡張ゲームパッドEED1及び拡張ゲームパッドEED2と接続するために用いられる拡張接続モジュール(図示せず)が設けられる。拡張ゲームパッドEED1及び拡張ゲームパッドEED2によって、第1の浮遊画像表示装置14の上方空間に表示された統合浮遊画像情報を制御することが可能である。本実施形態において、浮遊立体画像表示システム1における第1の浮遊画像表示装置14及びコントローラ11は、外部の電子装置EDによる様々な画像情報または制御情報を受信することができる。他の実施形態において、拡張ゲームパッドEED1も、拡張ゲームパッドEED2も、第1の浮遊画像表示装置14と一体化に構成してもよい。本実施形態において、拡張接続モジュールは接続用の固定素子であるが、本発明はこの例に制限されない。
【0045】
また、浮遊立体画像表示システム1における第1の浮遊画像表示装置14及びコントローラ11は、立体画像を表示するために、外部サーバー(図示せず)による画像情報を受信するようにしてもよい。
【0046】
図8及び図10は第1の浮遊画像表示装置14及び第2の浮遊画像表示装置15がコントローラ11等の電子素子と組み合わせるように、一緒にハウジングに配置されたことを示す。図8及び図10において、第2の浮遊画像表示装置15は、第1の浮遊画像表示装置14と横に並べて配置されもよいし、第1の浮遊画像表示装置14と折り畳める状態で配置されてもよい。
【0047】
第1の浮遊画像表示装置14の両側のそれぞれに、様々な拡張ゲームパッドEED1及び拡張ゲームパッドEED2と接続するために用いられる拡張接続モジュール(図示せず)が設けられる。拡張ゲームパッドEED1及び拡張ゲームパッドEED2によって、第1の浮遊画像表示装置14と第2の浮遊画像表示装置15の間の空間に表示された統合浮遊画像情報を制御することが可能である。他の実施形態において、拡張ゲームパッドEED1も、拡張ゲームパッドEED2も、第1の浮遊画像表示装置14と一体化に構成してもよい。
【0048】
図11を参照されたい。図11は、本発明にかかる実施形態において、浮遊立体画像表示システムをハウジングに配置することを示す模式図である。
【0049】
浮遊立体画像表示システム1における各種電子部品またはデバイスは、開閉可能な筐体であるハウジング10に収容され、ハウジング10は、ユーザーのニーズに応じた設計が可能である。
【0050】
図12図13図14図15及び図16を参照されたい。図12は、第1の浮遊画像表示装置の構成を示す模式図である。図13は、本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置を示す分解模式図である。図14は、本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置のレンズアレイが整合的に配列されることを示す模式図である。図15は、本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置のレンズアレイが千鳥に配列されることを示す模式図である。図16は、本発明にかかる第1の浮遊画像表示装置において単一のレンズのフォーカスの状況を示す模式図である。
【0051】
第1の浮遊画像表示装置14及び第2の浮遊画像表示装置15の構成と機能は同様であるため、第1の浮遊画像表示装置14の実施例のみを詳しく説明し、第2の浮遊画像表示装置15の構造や機能についての説明は繰り返さない。
【0052】
第1の浮遊画像表示装置14は、第1の表示モジュール141及びレンズアレイ層142を含み、表示画像を変えることで、立体視画像の角度を変え、別の角度から立体画像を見ることができる。
【0053】
第1の浮遊画像表示装置14は、第1の表示モジュール141、レンズアレイ層142、及び微小構造層143を含む。このように、表示画像を変えることで、立体視画像の角度を変え、別の角度から立体視をすることができる。
【0054】
さらに、微小構造層143は、動的光学部品層である。すなわち、微小構造層143は、微小構造機能モード及び非微小構造機能モードを有する。微小構造層143は、制御信号に従って、微小構造機能モードまたは非微小構造機能モードに調整することができる。微小構造層143を微小構造機能モードに切り替えると、光の角度方向を変える。微小構造層143が非微小構造機能モードに切り替えられると、第1の浮遊画像表示装置14は平面画像情報の表示に用いられ、第1の浮遊画像表示装置14の側方の空間に浮かぶ立体画像情報を表示しないようになる。しかし、本実施形態では、第1の浮遊画像表示装置14は、平面画像情報及び浮遊画像情報の両方を表示することが可能である。
【0055】
微小構造層143は液晶レンズアレイ層(LiquidLensLayer)であって、複数の微小構成液晶レンズを含む。レンズアレイ層も、液晶レンズアレイ層(LiquidLensLayer)複数の光学調整液晶レンズを含む。即ち、第1の浮遊画像表示装置14は少なくとも2層の液晶レンズアレイ層を含む表示装置である。他の実施形態において、光線を調整するために、第1の浮遊画像表示装置14はさらに多い層の液晶レンズアレイ層を含むように構成されてもよい。また、他の実施形態において、第1の浮遊画像表示装置14は、光線を調整するために、異なる領域に第1の浮遊画像表示装置14を配置するようにしてもよい。また、レンズアレイ層142は、第1の構成レンズアレイ層(図示せず)、及び第2の構成レンズアレイ層(図示せず)を含む。第1の構成レンズアレイ層(図示せず)は光フィールドを変調するためにレンズ構成を有し、一方、第2の構成レンズアレイ層(図示せず)はレンズ構成を有しない。
【0056】
第1の表示モジュール141は、通用のフラットパネルディスプレイであってもよい。第1の表示モジュール141は画像を表示するために用いられる表示面1411を有する。レンズアレイ層142は、第1の表示モジュール141の近傍にある表示面1411に配置される。即ち、レンズアレイ層142は第1の表示モジュール141の上方に配置される。レンズアレイ層142は、第1の表示モジュール141の表示面1411に接触してもよい。レンズアレイ層142は、第1の表示モジュール141の表示面1411と間隔をあけて配置されてもよいし、第1の表示モジュール141における表示面1411とレンズアレイ層142との間に配置された中間層であってもよい。
【0057】
第1の表示モジュール141は、最下層に配置されてもよく、それは光再生が未だされていない平面画像を表示する役割を果たす。また、レンズアレイ層142のレンズアレイを介して光は再分配・合成されることで、再構成された立体画像を表示するようになる。第1層の第1の表示モジュール141は、対象画像を表示できればよいので、携帯電話、フラットパネル、フラットスクリーンなど、どのようなハードウェア構成であってもよく、ディスプレイ1の種類や構成は限定されるものではない。また、第1の表示モジュール141は、自発光型ディスプレイであってもよい。
【0058】
レンズアレイ層142は、最上層に配置し、光場を調節する効果を有する。レンズアレイ層142は、立体物の光角を調節し、元々再構成されていない平面画像を再分配して再構成し、視聴者に立体画像を見ることができるようにする。
【0059】
レンズアレイ層142は、光学特性の良い材料で作られており、レンズアレイ層142の材料は、特に限定されない。レンズアレイ層142は、基部1421及び複数のレンズ1422を含む。複数のレンズ1422は、基部1421の一面に配置される。即ち、複数のレンズ1422は基部1421における第1の表示モジュール141から離れる一面に配置される。レンズアレイ層142の配列及び構造は上記の例に制限されない。複数のレンズ1422は焦点を当てる機能を有する。表示面1411は未だ再構築されていない画像はレンズアレイ層142によって、統合された画像を再構成し、立体視画像を形成する。
【0060】
第1の表示モジュール141は、アルゴリズムの適用が可能であれば、どのような構成であってもよく、すなわち、第1の表示モジュール141は、図画像計算ユニット1412を有する。ディスプレイ1で使用される画像は、画像アルゴリズム計算の対象となり、この計算は、レンズアレイの構造と連動して、その光が通るさまざまな経路を予測し、画像の相対的な位置を計算する。
【0061】
本発明のレンズアレイ層142は,ディスプレイの効果に大きな関連性を有する。図9に示すように、レンズアレイは、隣接する2つの列のそれぞれのレンズ1422が互いに整合的に配列するように、矩形パターンで配置されてもよい。図10に示すように、レンズアレイはまた、レンズ1422の2つの隣接する列の各々が千鳥状に配置されるように、六角形のパターンで配置されてもよい。
【0062】
レンズアレイ層142上の微細構造は集光レンズである。この微細レンズの仕様は、材料の屈折率n値によって集光能力が決まり、使用できる光の波長範囲は300nmから1100nmである。小型レンズ1枚の焦点距離は図11のようになり、レンズメーカーの公式:1/f=(n-1)(1/R1-1/R2)に準拠する。ここで、R1、R2はレンズの両側の曲率半径、fはレンズの焦点距離、nはレンズの屈折率である。また、レンズの直径は、表示デバイスの画素サイズに合わせて、100umから5mmまで幅広く対応する。他の実施形態において、レンズアレイ層142の微小構造は、本発明において限定されることなく、非球面レンズまたは上記レンズメーカーの数式とは異なる光学特性を有する厚膜レンズであってもよい。他の実施形態では、レンズアレイ層142はまた、いかなる微小構造も含まなくてもよい。
【0063】
図17図18図19及び図20を参照されたい。図17は、第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す模式図である。図18は、第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す他の模式図である。図19は、第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す他の模式図である。図20は、第1の浮遊画像表示装置または第2の浮遊画像表示装置の浮遊画像情報とオブジェクトとが対話する状況を示す他の模式図である。
【0064】
ユーザーは、指、電子対話用手袋ECL、電子対話用手袋PTを用いて、第1の浮遊画像情報G1、第2の浮遊画像情報G2、または統合浮遊画像情報GINと対話することができる。
【0065】
すなわち、第1の浮遊画像表示装置14のセンサー149は、オブジェクトOB(ユーザの手)の所定の検出点の座標、例えばユーザーの人差し指、電子対話用手袋ECLの所定の座標、ペン型対話部材PTのペン先の所定の座標の少なくとも1つを検出するために使用することができる。センサー149は、オブジェクトOBの所定の検出点の軌跡を所定時間にわたって連続的に記録する。センサー149は、オブジェクトOBの所定の検出点の軌跡の複数の座標を、所定期間、コントローラ11に送信する。コントローラ11は、ユーザーの人差し指、電子対話用手袋ECLの所定座標、又はペン型対話部材のペン先の所定座標の少なくとも一方に基づいて、第1の浮遊画像情報G1の対話ステータスを決定する。本実施形態では、センサー149は、画像撮影ユニットである。
【0066】
同様に、第2の浮遊画像表示装置15に表示される第2の浮遊画像情報G2、第1の浮遊画像表示装置14及び第2の浮遊画像表示装置15が共同表示する統合浮遊画像情報GINは、指、或いは、電子対話用手袋ECL、ペン型対話部材P等で対話を行うことによって次に表示する画像を決めるようになる。
【0067】
さらに言えば、ユーザーは、第1の浮遊画像表示装置14、第2の浮遊画像表示装置15、または第1の浮遊画像表示装置14及び第2の浮遊画像表示装置15によって、空中に浮かぶ線、平面及び立体画像を表示してもよい。
【0068】
図17図18図19及び図20に示すように、ユーザーは手(オブジェクト)OB、ペン型対話部材PT、電子対話用手袋ECLによって、第1の浮遊画像表示装置14における側方の空間において複数の軌跡PH1-PHNを描くことが可能である。また、それらの軌跡をさらに、移動、調整または接続することによって、第1の浮遊画像情報G1を構築するようにしてもよい。
【0069】
また、第1の浮遊画像表示装置14はさらにプログラムを含んでもよい。プログラムは複数の立体機能トリガーFBNに対応した複数の機能処理プロセスを含む。複数の立体機能トリガーFBNは、第1の表示モジュール141を介して、第1の浮遊画像情報G1と同じように、第1の浮遊画像表示装置14における側方の空間で表示される。
【0070】
ユーザーは、着色、ズーム、素材の調整など、複数の立体機能トリガーFBNの中から1つを選択して、第1の浮遊画像情報G1の一部または全部の領域を編集することができる。
【0071】
つまり、平面領域、立体領域、あるいは複数の軌跡で形成された領域全体を、ユーザーが選択的に処理することができる。先の実施形態と同様に、第1の浮遊画像情報G1は、第1の浮遊画像表示装置14の一側方の空間に分解図として表示させることが可能である。
【0072】
さらに、第1の浮遊画像表示装置14は、コントローラ11及び通信モジュールを介してサーバー9に接続することができる。サーバーは、第1の浮遊画像情報G1の多数の軌跡の算出を負担できる。本実施形態では、平面画像情報及び立体画像情報の算出を、第1の浮遊画像表示装置14及びコントローラ11で処理し、又はクラウドコンピューティング用のリモートのサーバー9で処理し、算出した平面画像情報及び立体画像情報をコントローラ11に送信するようにしてもよい。
[実施形態の有益效果]
【0073】
本発明の有益な効果の1つは、本発明によって提供される浮遊立体画像表示システムは、電子装置による画像情報を変換することによって、立体の浮遊画像情報を表示することができるため、ユーザーエクスペリエンスを高めるリッチなビジュアル環境を提供することができると共に、立体浮遊画像と対話もできるようになる。
【0074】
以上に開示された内容は本発明の好ましい実施形態に過ぎず、これにより本発明の特許請求の範囲を制限するものではない。そのため、本発明の明細書及び添付図面の内容に基づき為された等価の技術変形は、全て本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0075】
1:浮遊立体画像表示システム
11:コントローラ
12:記憶モジュール
13:通信モジュール
14:第1の浮遊画像表示装置
ED:電子装置
PD:周辺装置
15:第2の浮遊画像表示装置
17:電源モジュール
19:接続モジュール
MP:マイク
SP:スピーカー
GIN:統合浮遊画像情報
141:第1の表示モジュール
151:第2の表示モジュール
149:センサー
G1:第1の浮遊画像情報
G2第2の浮遊画像情報
PT:ペン型対話部材
PH1-PHN:軌跡
FBN:立体機能トリガー
OB:オブジェクト
ECL:電子対話用手袋
142:レンズアレイ層
143:微小構造層
1421:レンズ
1411:表示面
9:サーバー
1412:図画像計算ユニット
CS:制御信号
IS:平面画像情報
DS:奥行き情報
θ:角度
f:レンズの焦点距離
EED1、EED2:拡張ゲームパッド
10:ハウジング
1422:レンズ
図1
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