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特開2022-112024無線通信システムにおけるチャネルアクセスを決定するための方法及び機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022112024
(43)【公開日】2022-08-01
(54)【発明の名称】無線通信システムにおけるチャネルアクセスを決定するための方法及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/08 20090101AFI20220725BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220725BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20220725BHJP
【FI】
H04W74/08
H04W72/04 136
H04W16/14
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022006817
(22)【出願日】2022-01-20
(31)【優先権主張番号】63/139529
(32)【優先日】2021-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】517114621
【氏名又は名称】華碩電腦股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】林 克彊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
5K067KK02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】無線通信システムにおけるチャネルアクセスを決定するための方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、ユーザ機器(UE)は、共有スペクトルで動作し、リッスンビフォアトーク(Listen Before Talk:LBT)を行わずに、プリアンブル送信である第1の送信を実行する。UEは、プリアンブル以外の信号で、サウンディング参照信号(SRS)及び物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を含む第2の信号の送信に関してLBTを実行する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)の方法であって、当該方法は、
リッスンビフォアトーク(LBT)なしで第1の送信を実行するステップであって、前記第1の送信はプリアンブル送信である、実行するステップと、
第2の送信に関してプリアンブル以外の信号についてLBTを実行するステップと、を含む、
方法。
【請求項2】
プリアンブル以外の前記信号はサウンディング参照信号(SRS)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
プリアンブル以外の前記信号は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記UEは共有スペクトルで動作する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記送信がプリアンブル送信であるか否かに基づいて、送信に関してLBTを実行するか否かを判定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
LBTなしで前記第1の送信を実行するステップは、前記第1の送信がプリアンブル送信であることに基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の送信に関してLBTを実行するステップは、前記第2の送信がプリアンブル送信ではないことに基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の送信に関してLBTを実行するステップは、前記第2の送信がサウンディング参照信号(SRS)送信であることに基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の送信に関してLBTを実行するステップは、前記第2の送信が物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信であることに基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の送信及び前記第2の送信は、
同じサービングセル上、
同じスペクトル上、又は
同じキャリア上でのうちの少なくとも1つの送信である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)の方法であって、当該方法は、
チャネル上で該チャネルを感知せずにプリアンブルを含む第1の信号を送信するステップと、
プリアンブルを含まない第2の信号の送信に関して前記チャネルを感知するステップと、
前記チャネルを感知した後に、前記第2の信号を前記チャネルで送信するステップと、を含む、
方法。
【請求項12】
前記第2の信号はサウンディング参照信号(SRS)である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の信号は物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)である、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記UEは共有スペクトルで動作する、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記チャネル上の送信がプリアンブル送信であるか否かに基づいて、前記チャネル上の前記送信に関して前記チャネルを感知するか否かを判定するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記チャネル上で該チャネルを感知せずに前記第1の信号を送信するステップは、プリアンブルを含む前記第1の信号に基づいて実行される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の信号の前記送信に関して前記チャネルを感知するステップは、プリアンブルを含まない前記第2の信号に基づいて実行される、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の信号及び前記第2の信号は、
同じサービングセル、
同じスペクトル、又は
同じキャリアのうちの少なくとも1つで送信される、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
ユーザ機器(UE)であって、当該ユーザ機器は、
制御回路と、
該制御回路に取り付けられたプロセッサと、
前記制御回路に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリに格納したプログラムコードを実行して動作を実行するように構成され、該動作には、
チャネル上で該チャネルを感知せずにプリアンブルを含む第1の信号を送信すること、
プリアンブルを含まない第2の信号の送信に関して前記チャネルを感知すること、及び
該チャネルを感知した後に、前記第2の信号を前記チャネルで送信すること、が含まれる、
ユーザ機器。
【請求項20】
前記動作には、前記チャネル上の送信がプリアンブル送信であるか否かに基づいて、前記チャネル上での前記送信に関して前記チャネルを感知するか否かを判定することが、さらに含まれる、請求項19に記載のユーザ機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は、2021年1月20日に出願した米国仮特許出願第63/139,529号の利益を主張するものであり、その開示全体は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、概して、無線通信ネットワークに関し、より具体的には、無線通信システムにおけるチャネルアクセスを決定するための方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
移動通信装置との間の大量のデータの通信に対する需要の急速な増加に伴い、従来の移動音声通信ネットワークは、インターネットプロトコル(IP)データパケットを用いて通信するネットワークに進化している。このようなIPデータパケット通信は、モバイル通信装置のユーザに、voice over IP、マルチメディア、マルチキャスト、及びオンデマンド通信サービスを提供することができる。
【0004】
例示的なネットワーク構造は、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)である。E-UTRANシステムは、上記のvoice over IP及びマルチメディアサービスを実現するために、高いデータスループットを提供することができる。次世代(5G等)の新しい無線技術は、現在3GPP標準化団体によって議論されている。従って、3GPP標準の現在の主要部への変更が現在提出されており、3GPP標準を進化させて最終化することを検討している。
【発明の概要】
【0005】
本開示によれば、1つ又は複数の装置及び/又は方法を提供する。一例では、ユーザ機器(UE)の観点から、UEは、リッスンビフォアトーク(Listen Before Talk:LBT)を行わずに、プリアンブル送信である第1の送信を実行する。UEは、第2の送信に関してプリアンブル以外の信号についてLBTを実行する。
【0006】
一例では、UEの観点から、UEは、チャネルを感知せずに、プリアンブルを含む第1の信号をチャネル上で送信する。UEは、プリアンブルを含まない第2の信号の送信に関するチャネルを感知する。UEは、チャネルを感知した後に、第2の信号をチャネルで送信する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】例示的な一実施形態による無線通信システムの図である。
図2】例示的な一実施形態による、送信機システム(アクセスネットワークとしても知られている)及び受信機システム(ユーザ機器又はUEとしても知られている)のブロック図である。
図3】例示的な一実施形態による通信システムの機能ブロック図である。
図4】例示的な一実施形態による図3のプログラムコードの機能ブロック図である。
図5】例示的な一実施形態によるアップリンク-ダウンリンクのタイミング関係を示す図である。
図6】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図7】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図8】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図9】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に説明する例示的な無線通信システム及び装置は、ブロードキャストサービスをサポートする無線通信システムを採用している。無線通信システムは、音声及びデータ等の様々なタイプの通信を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時間分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)LTE(Long Term Evolution)無線アクセス、3GPP LTE-A又はLTE-Advanced(Long Term Evolution Advanced)、3GPP2 UMB(Ultra
Mobile Broadband)、WiMax、5G用の3GPP NR(New Radio)無線アクセス、又は他のいくつか変調技術に基づき得る。
【0009】
特に、以下に説明する例示的な無線通信システム装置は、3GPP TS38.211 V15.7.0、“NR physical channels and modulation”;ドラフト3GPP TS37.213 V16.4.0、“NR Physical layer produceres for shared spectrum channel access”;RP-202925、“Revised WID: Extending current NR operation to 71 GHz”;3GPP TS38.214 V16.4.0、“NR Physical layer procedures for data”を含む、本明細書で3GPPと呼ばれる「第3世代パートナーシッププロジェクト」と名付けられたコンソーシアムによって提供される標準等の1つ又は複数の標準をサポートするように設計され得る。上記の標準及び文書は、その全体が参照により明示的に組み込まれる。
【0010】
図1は、本開示の1つ又は複数の実施形態による多元接続無線通信システムを提示する。アクセスネットワーク100(AN)は、複数のアンテナグループを含み、1つのグループは104及び106を含み、別のグループは108及び110を含み、追加のグループは112及び114を含む。図1では、各アンテナグループに対して2つのアンテナのみが示されているが、各アンテナグループに対してより多い又はより少ないアンテナを利用してもよい。アクセス端末116(AT)は、アンテナ112及び114と通信しており、アンテナ112及び114は、順方向リンク120を介してアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118を介してアクセス端末116から情報を受信する。AT122は、アンテナ106及び108と通信しており、アンテナ106及び108は、順方向リンク126を介して情報をAT122に送信し、逆方向リンク124を介してAT122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124、及び126は、通信に関して異なる周波数を使用し得る。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用し得る。
【0011】
アンテナの各グループ及び/又はそれらアンテナが通信するように設計されるエリアは、大抵の場合、アクセスネットワークのセクターと呼ばれる。一実施形態では、アンテナグループはそれぞれ、アクセスネットワーク100によってカバーされるエリアのセクター内のアクセス端末と通信するように設計され得る。
【0012】
順方向リンク120及び126を介した通信において、アクセスネットワーク100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116及び122の順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用し得る。また、アクセスネットワークがビームフォーミングを使用して、そのカバレッジ全体にランダムに分散したアクセス端末に送信すると、通常、アクセスネットワークが単一のアンテナを介してそのアクセス端末に送信することよりも、隣接するセル内のアクセス端末への干渉が少なくなる。
【0013】
アクセスネットワーク(AN)は、端末と通信するために使用される固定局又は基地局であり得、アクセスポイント、ノードB、基地局、拡張型基地局、eNodeB(eNB)、次世代NodeB(gNB)、又は他のいくつかの用語でも呼ばれ得る。アクセス端末(AT)は、ユーザ機器(UE)、無線通信装置、端末、アクセス端末、又は他のいくつかの用語でも呼ばれ得る。
【0014】
図2は、多入力多出力(MIMO)システム200における送信機システム210(アクセスネットワークとしても知られている)及び受信機システム250(アクセス端末(AT)又はユーザ機器(UE)としても知られている)の実施形態を提示する。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータは、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214に提供され得る。
【0015】
一実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、そのデータストリームに対して選択した特定のコーディングスキームに基づいて、各データストリームのトラフィックデータをフォーマットし、コード化し、インターリーブして、コード化データを提供する。
【0016】
各データストリームのコード化データは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を使用してパイロットデータと多重化することができる。パイロットデータは、典型的に、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり得、チャネル応答を推定するために受信機システムで使用され得る。次に、各データストリームの多重化パイロット及びコード化データは、特定の変調方式(例えば、変調シンボルを提供するために、そのデータストリームに対して選択した二位相偏移変調(BPSK)、直交相偏移変調(QPSK)、M-ary位相偏移変調(M-PSK)、又はM-ary直交振幅変調(M-QAM)))に基づいて変調(つまり、シンボルマッピング)され得る。各データストリームのデータレート、コーディング、及び/又は変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定され得る。
【0017】
次に、データストリームの変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ220に提供され、TX MIMOプロセッサ220は、(例えば、OFDMのために)変調シンボルをさらに処理し得る。次に、TX MIMOプロセッサ220は、N変調シンボルストリームをN送信機(TMTR)222a~222tに提供する。特定の実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルに及びシンボルが送信されているアンテナにビームフォーミングの重みを適用することができる。
【0018】
各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信及び処理して1つ又は複数のアナログ信号を提供し、さらにアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタリング、及び/又はアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を提供する。次に、送信機222a~222tからのN変調信号は、それぞれ、Nアンテナ224a~224tから送信され得る。
【0019】
受信機システム250において、送信した変調信号は、Nアンテナ252a~252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a~254rに提供され得る。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、及びダウンコンバート)し、調整した信号をデジタル化してサンプルを提供し、及び/又はサンプルをさらに処理して、対応する「受信」シンボルストリームを提供し得る。
【0020】
次に、RXデータプロセッサ260は、特定の受信機処理技術に基づいて、N受信機254からN受信シンボルストリームを受信及び/又は処理して、N個の「検出した」シンボルストリームを提供する。次に、RXデータプロセッサ260は、検出した各シンボルストリームを復調、デインターリーブ、及び/又は復号化して、データストリームのトラフィックデータを復元することができる。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210においてTX MIMOプロセッサ220及びTXデータプロセッサ214によって実行される処理を補完することができる。
【0021】
プロセッサ270は、使用するプリコーディング行列を定期的に決定することができる(以下で説明する)。プロセッサ270は、行列インデックス部分及びランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを作成する。
【0022】
逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信したデータストリームに関する様々なタイプの情報を含み得る。次に、逆方向リンクメッセージは、TXデータプロセッサ238によって処理され得、TXデータプロセッサ238はまた、データソース236からのいくつかのデータストリームのトラフィックデータを受信し、受信したデータは、変調器280によって変調され、送信機254a~254rによって調整され、及び/又は送信機システム210に返送され得る。
【0023】
送信機システム210において、受信機システム250からの変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された予備リンクメッセージを抽出する。次に、プロセッサ230は、ビームフォーミングの重みを決定するために使用するプリコーディングマトリックスを決定し、次に、抽出したメッセージを処理することができる。
【0024】
図3は、開示する主題の一実施形態による、通信装置の代替の簡略化した機能ブロック図を提示する。図3に示されるように、無線通信システムにおける通信装置300は、図1のUE(又はAT)116及び122、又は図1の基地局(又はAN)100を実現するために利用され得、無線通信システムは、LTEシステム又はNRシステムであり得る。通信装置300は、入力装置302、出力装置304、制御回路306、中央処理装置(CPU)308、メモリ310、プログラムコード312、及びトランシーバ314を含み得る。制御回路306は、CPU308を介してメモリ310内のプログラムコード312を実行し、それにより、通信装置300の動作を制御する。通信装置300は、キーボード又はキーパッド等の入力装置302を介してユーザが入力した信号を受信し、モニタ又はスピーカ等の出力装置304を介して画像及び音を出力することができる。トランシーバ314は、無線信号を送受信し、受信信号を制御回路306に配信し、制御回路306によって生成された信号を無線で出力するために使用される。無線通信システムにおける通信装置300は、図1のAN100を実現するために利用することもできる。
【0025】
図4は、開示する主題の一実施形態による図3に示されるプログラムコード312の簡略化したブロック図である。この実施形態では、プログラムコード312は、アプリケーションレイヤ400、レイヤ3部分402、及びレイヤ2部分404を含み、そしてレイヤ1部分406に結合される。レイヤ3部分402は、無線リソース制御を実行することができる。レイヤ2部分404は、リンク制御を実行することができる。レイヤ1部分406は、物理的接続を実行及び/又は実現することができる。
【0026】
無線アクセス技術(RAT)及び/又は新しいRAT(NR)(5Gに関連する)に関連する1つ又は複数のフレーム構造は、時間リソース及び/又は周波数リソースに関連する様々な要件(例えば、超低遅延(例えば、~0.5ms))を、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)の高いピークレートからMTCの非常に低いデータレートまでMTC(Machine Type Communication)の遅延耐性のあるトラフィックに適応させることができる。低遅延(例えば、短い伝送時間間隔(TTI))及び/又は異なるTTIの混合/適応は、様々なアプリケーションにとって重要になり得る。多様なサービス及び要件に加えて、NRの全ての特徴がNRの初期段階/リリースに含まれるわけではないため、上位互換性は、初期のNRフレーム構造設計における重要な考慮事項である。
【0027】
プロトコル遅延を短縮することは、異なる世代/リリースの間の重要な改善であり得、これは、効率を高めるだけでなく、新しいアプリケーション要件(例えば、リアルタイムサービス)を満たすことができる。遅延を減らすために採用された効果的な方法は、TTIの長さを3Gの10ミリ秒(ms)からLTEの1msに減らすことである。
【0028】
NRシステムでは、下位互換性は必要とされない場合がある。TTIのシンボル数を減らすことが、TTIの長さを変更する唯一の方法とならないように、数秘術(numerology)が調整され得る。LTE数秘術に関連する例では、14個の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルが、1ミリ秒及び/又は15KHzのサブキャリア間隔に関連付けられ得る。サブキャリア間隔が30KHzに増加すると、高速フーリエ変換(FFT)サイズ及び/又はサイクリックプレフィックス(CP)構造が変更されない場合に、1ミリ秒に28個のOFDMシンボルが存在するか、及び/又はTTI内のOFDMシンボルの数が同じ数に保たれる場合に、TTIが0.5ミリ秒になる可能性がある。従って、サブキャリア間隔でスケーラビリティを実行して、異なるTTI長さの間の設計を共通に保つことができる。FFTサイズ、物理リソースブロック(PRB)の規定/数、CP設計、サポート可能なシステム帯域幅、サブキャリア間隔の選択等の1つ又は複数を、サブキャリア間隔の選択に関連付けて構成することができる。NRが、より大きなシステム帯域幅及び/又はより大きなコヒーレンス帯域幅に関連付けられるため、より大きなサブキャリア間隔を含めることが有利になり得る。
【0029】
NRフレーム構造、チャネル、及び/又は数秘術の設計の詳細は、3GPP TS38.211 V15.7.0に記載されている。特に、“Uplink-downlink timing relation”という表題の、3GPP TS38.211 V15.7.0のセクション4.3.1の図4.3.1-1を、本明細書では図5として再現している。3GPP TS38.211 V15.7.0の1つ又は複数の部分を以下に引用する。
4 フレーム構造及び物理的リソース
4.1 概要
この仕様全体を通して、特に明記されない限り、時間領域の様々なフィールドのサイズは時間単位T=1/(Δfmax・N)で表され、ここで、Δfmax=480・10Hz及びN=4096である。定数k=T/T=64であり、ここで、T=1/(Δfref・Nf,ref)、ここで、Δfref=15・10Hz及びNf,ref=2048である。
4.2 数秘術(Numerologies)
表4.2-1に示されるように、複数のOFDM数秘術がサポートされており、ここで、μ及び帯域幅部分のサイクリックプレフィックスは、それぞれ上位レイヤパラメータsubcarrierSpacing及びCyclicPrefixから取得される。
【表1】
4.3 フレーム構造
4.3.1 フレーム及びサブフレーム
ダウンリンクとアップリンクの送信は、T=(Δfmax/100)・T=10msの期間を含むフレームに編成され、各フレームは、Tsf=(Δfmax/1000)・T=1ms期間の10個のサブフレームで構成される。サブフレーム毎の連続するOFDMシンボルの数は、
【数1】
である。各フレームは、5つのサブフレームから構成される2つの同じサイズのハーフフレームに分割され、それぞれ、ハーフフレーム0はサブフレーム0~4で構成され、ハーフフレーム1はサブフレーム5~9で構成される。
キャリアのアップリンクには1セットのフレームがあり、ダウンリンクには1セットのフレームがある。
UEからの送信用のアップリンクフレーム番号iは、NTA,offsetが[5,TS38.213]で与えられるUEでの対応するダウンリンクフレームの開始前に、TTA=(NTA+NTA,offset)で開始するものとする。
図4.3.1-1:アップリンク及びダウンリンクのタイミングの関係
4.3.2 スロット
サブキャリア間隔構成μの場合に、スロットには、サブフレーム内で昇順で
【数2】
の番号が付けられ、フレーム内で昇順で、
【数3】
の番号が付けられる。スロットには、
【数4】
個の連続したOFDMシンボルがあり、
【数5】
は、表4.3.2-1及び表4.3.2-2に示されるように、サイクリックプレフィックスに依存する。サブフレームのスロットの開始
【数6】
は、同じサブフレームのOFDMシンボルの開始
【数7】
の時間に合わせて整列される。
スロット内のOFDMシンボルは、「ダウンリンク」、「フレキシブル」、又は「アップリンク」に分類できる。スロットフォーマットのシグナリングは、[5,TS38.213]の11.1項に記載されている。
ダウンリンクフレームのスロットでは、UEは、ダウンリンク送信が「ダウンリンク」又は「フレキシブル」シンボルでのみ発生すると想定するものとする。
アップリンクフレームのスロットでは、UEは「アップリンク」又は「フレキシブル」シンボルでのみ送信するものとする。
全二重通信ができず、セルのグループ内の全てのセルの間でパラメータsimultaneousRxTxInterBandENDC、simultaneousRxTxInterBandCA、又はsimultaneousRxTxSUL[10, TS 38.306]で規定される同時送信及び受信をサポートしていないUEは、セルのグループ内の同じ又は異なるセルで、最後に受信したダウンリンクシンボルの終了後に、NRx-Txより前のセルのグループ内の1つのセルのアップリンクで送信することは期待されておらず、NRx-Txは表4.3.2-3で与えられる。
全二重通信ができず、セルのグループ内の全てのセルの間でパラメータsimultaneousRxTxInterBandENDC、simultaneousRxTxInterBandCA、又はsimultaneousRxTxSUL[10, TS 38.306]で規定される同時送信及び受信をサポートしていないUEは、セルのグループ内の同じ又は異なるセルで、最後に送信したアップリンクシンボルの終了後に、NRx-Txより前のセルのグループ内の1つのセルのダウンリンクで受信することは期待されておらず、NRx-Txは表4.3.2-3で与えられる。
全二重通信ができないUEは、同じセルで最後に受信したダウンリンクシンボルの終了後に、NRx-Txより前にアップリンクで送信することは期待されておらず、NRx-Txは表4.3.2-3で与えられる。
全二重通信ができないUEは、同じセルで最後に送信したアップリンクシンボルの終了後に、NRx-Txより前にダウンリンクで受信することは期待されておらず、NRx-Txは表4.3.2-3で与えられる。
【表2】
【表3】
【表4】
4.4 物理リソース
4.4.5 帯域幅部分
帯域幅部分は、所与のキャリアの帯域幅部分iの所与の数秘術μについて4.4.4.3項に規定される連続した共通リソースブロックのサブセットである。開始位置
【数8】
及び帯域幅部分のリソースブロック数
【数9】
は、それぞれ、
【数10】
及び
【数11】
を満たすものとする。帯域幅部分の構成は、[5,TS38.213]の12項に記載されている。
UEは、ダウンリンクに最大4つの帯域幅部分を設定でき、所与の時間に単一のダウンリンク帯域幅部分がアクティブになる。UEは、アクティブな帯域幅部分の外部でPDSCH、PDCCH、又はCSI-RS(RRMを除く)を受信することは期待されていない。
UEは、アップリンクに最大4つの帯域幅部分を設定でき、所与の時間に単一のアップリンク帯域幅部分がアクティブになる。UEが補助アップリンクで設定される場合に、UEはさらに、補助アップリンクに最大4つの帯域幅部分を設定でき、単一の補助アップリンク帯域幅部分は所与の時間にアクティブになる。UEは、アクティブな帯域幅部分の外部にPUSCH又はPUCCHを送信してはならない。アクティブセルの場合に、UEはアクティブ帯域幅部分の外部にSRSを送信してはならない。
特に明記していない限り、この仕様の説明は各帯域幅部分に適用される。混乱のリスクがない場合に、インデックスμは、
【数12】
から削除される可能性がある。
【0030】
ライセンス不要(unlicensed)スペクトル(例えば、共有スペクトル)にアクセスする場合に、装置(例えば、UE及び/又はアクセスノード等の基地局)がライセンス不要スペクトルにアクセスすることができるか否かを判定するための1つ又は複数のメカニズム(例えば、装置がライセンス不要スペクトルでの送信等の送信を実行できるかどうか)が、(例えば、ライセンス不要スペクトルでの一部及び/又は全ての装置の公平性を確保するために)必要になる場合がある。例えば、装置は、ライセンス不要スペクトル(例えば、ライセンス不要スペクトルに関連付けられたサービングセル)で信号を検出及び/又は受信して、スペクトルが利用可能か否かを判定(例えば、判断)することができる。いくつかの例では、装置が何も検出しない及び/又は(例えば、一定期間)サイレンス(silence:無音)を検出する場合に、装置は、ライセンス不要スペクトルが利用可能であると見なし、及び/又は送信(例えば、ライセンス不要スペクトルでの送信)を実行し得る。他方、装置がスペクトル上の1つ又は複数の信号(例えば、1つ又は複数の他の装置からの、1つ又は複数の強度がしきい値を超える1つ又は複数の信号)を検出する場合に、装置は、スペクトルが現在占有されていると見なすことができ、装置の送信を遅らせる(例えば、延期する)ことができる。この種のメカニズムは、リッスンビフォアトーク(Listen Before Talk:LBT)として知られ得る。LBTの実装方法に関して、1つ又は複数の追加の態様があり、例えば、装置が、チャネルが現在占有されているかどうかを判定する(例えば、判断する)(例えば、装置は、信号の強度がサイレンスのしきい値よりも小さいとみなす場合がある)、装置が検出を実行する期間、及び/又は装置がLBTの試行に失敗した後に続く方法(例えば、いつ及び/又は別の検出試行を実行する方法)のしきい値があり得る。チャネルアクセススキームの詳細は、以下に引用されるドラフト3GPP TS37.213 V16.4.0の1つ又は複数の部分に見出される。
4 チャネルアクセス手順
4.0 概要
特に明記していない限り、以下の規定は、この仕様で使用される次の用語に適用可能である。
- チャネルとは、チャネルアクセス手順が共有スペクトルで実行される連続したリソースブロック(RB)のセットで構成されるキャリア又はキャリアの一部を指す。
- チャネルアクセス手順は、送信を実行するためのチャネルの可用性を評価するセンシングに基づく手順である。センシングの基本単位は、期間Tsl=9us(μs)の感知スロットである。感知スロット期間Tslは、eNB/gNB又はUEが感知スロット期間中にチャネルを感知し、感知スロット期間内の少なくとも4usで検出した電力がエネルギー検出しきい値XThresh未満であると判定した場合に、アイドル状態であると見なされる。それ以外の場合に、感知スロット期間Tslはビジー状態であると見なされる。
- チャネル占有率とは、この項の対応するチャネルアクセス手順を実行した後のeNB/gNB/UEによるチャネルでの送信を指す。
- チャネル占有時間とは、eNB/gNB/UEがこの項に記載されている対応するチャネルアクセス手順を実行した後に、eNB/gNB/UE及びチャネル占有を共有するeNB/gNB/UEがチャネルで送信を実行する合計時間を指す。チャネル占有時間を決定するために、送信ギャップが25us以下である場合に、ギャップ期間はチャネル占有時間にカウントされる。チャネル占有時間は、eNB/gNBと対応するUEとの間で送信するために共有され得る。
- DL送信バーストは、ギャップが16usを超えない、eNB/gNBからの送信のセットとして規定される。16usを超えるギャップで分離されたeNB/gNBからの送信は、個別のDL送信バーストと見なされる。eNB/gNBは、対応するチャネルの可用性を感知することなく、DL送信バースト内のギャップの後に送信を行うことができる。
- UL送信バーストは、ギャップが16usを超えない、UEからの送信のセットとして規定される。16usを超えるギャップで分離されたUEからの送信は、個別のUL送信バーストと見なされる。UEは、対応するチャネルの可用性を感知することなく、UL送信バースト内のギャップの後に送信を行うことができる。
- ディスカバリバーストとは、ウィンドウ内に閉じ込められ、且つデューティサイクルに関連付けられた信号及び/又はチャネルのセットを含むDL送信バーストを指す。ディスカバリバーストは、次のいずれかになり得る。
- 一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、及びセル固有の参照信号(CRS)を含む、eNBによって開始される送信であり、非ゼロ電力のCSI参照信号(CSI-RS)を含み得る。
- 一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、関連する復調参照信号(DM-RS)を含む物理ブロードキャストチャネル(PBCH)で構成される少なくともSS/PBCHブロックを含むgNBによって開始される送信であり、SIB1を使用してPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及びSIB1及び/又は非ゼロ電力のCSI参照信号(CSI-RS)を搬送するPDSCH用のCORESETも含み得る。
4.1 ダウンリンクチャネルアクセス手順
チャネル上でLAA Sセルを操作するeNB及びチャネル上で送信を実行するgNBは、送信を実行するチャネルにアクセスするために、この項に記載されているチャネルアクセス手順を実行するものとする。
この項では、センシング用のXThreshは、該当する場合には4.1.5項に記載されているように調整される。
gNBは、上位レイヤパラメータChannelAccessMode-r16が提供され、ChannelAccessMode-r16='semistatic'でない限り、この項でチャネルアクセス手順を実行する。
4.1.1 タイプ1DLチャネルアクセス手順
この項では、ダウンリンク送信の前にアイドル状態であると感知された感知スロットが及ぶ期間がランダムである場合に、eNB/gNBによって実行されるチャネルアクセス手順について説明する。この項は、次の送信に適用可能である:
- eNBによって開始されるPDSCH/PDCCH/EPDCCHを含む送信、又は
- gNBによって開始されるユーザプレーンデータを使用するユニキャストPDSCH、又はユーザプレーンデータを使用するユニキャストPDSCH、及びユーザプレーンデータをスケジューリングするユニキャストPDCCHを含む送信、又は
- 送信期間が1ミリ秒より大きい場合、又は送信によってディスカバリバーストのデューティサイクルが1/20を超える場合に、gNBによって開始される、ディスカバリバーストのみ、又は非ユニキャスト情報と多重化されたディスカバリバーストを含む送信。
eNB/gNBは、延期期間(defer duration)Tの感知スロット期間中にアイドル状態であるチャネルを最初に感知した後に、及びステップ4でカウンタNがゼロになった後に、送信を行うことができる。カウンタNは、以下のステップに従った追加の感知スロット期間に亘ってチャネルを感知することによって調整される:
1)N=Ninitを設定する。ここで、Ninitは、0~CWの間で均一に分布する乱数であり、ステップ4に進む。
2)N>0で、eNB/gNBがカウンタをデクリメントすることを選択した場合に、N=N-1に設定する。
3)追加の感知スロット期間に亘ってチャネルを感知し、追加の感知スロット期間がアイドル状態の場合に、ステップ4に進む。それ以外の場合に、ステップ5に進む。
4)N=0の場合に、停止する。それ以外の場合に、ステップ2に進む。
5)追加の延期期間T内にビジー感知スロットが検出されるか、又は追加の延期期間Tの全ての感知スロットがアイドル状態であると検出されるまで、チャネルを感知する。
6)追加の延期期間Tの全ての感知スロット期間中にチャネルがアイドル状態であると感知された場合は、ステップ4に進む。それ以外の場合に、ステップ5に進む。
上記の手順のステップ4の後にeNB/gNBが送信を送信しなかった場合に、eNB/gNBが送信の準備が整ったときにチャネルが少なくとも感知スロット期間Tslでアイドル状態であると感知された場合であって、この送信の直前の延期期間Tの全ての感知スロット期間中にチャネルがアイドル状態であると感知された場合に、eNB/gNBはチャネルで送信を送信することができる。eNB/gNBが送信の準備が整った後に最初にチャネルを感知したときに、チャネルが感知スロット期間中にアイドル状態であると感知されなかった場合に、又はこの意図した送信の直前の延期期間Tの感知スロット期間Tslのいずれかの間にチャネルがアイドル状態でないと感知された場合に、eNB/gNBは、延期期間Tの感知スロット期間中にチャネルがアイドル状態であると感知した後に、ステップ1に進む。
延期期間Tは、期間T=16usの直後に続くmの連続感知スロット期間Tslで構成され、Tには、Tの開始時のアイドル感知スロット期間Tslが含まれる。
CWmin,p<=CW<=CWmax,pはコンテンションウィンドウである。CWの調整については、4.1.4項に記載されている。
CWmin,p及びCWmax,pは、上記の手順のステップ1の前に選択される。
表4.1.1-1に示されるように、m、CWmin,p、及びCWmax,pは、eNB/gNB送信に関連付けられたチャネルアクセス優先度クラスpに基づいている。
表4.1.1-1に示されるように、eNB/gNBは、eNB/gNB送信に関連付けられたチャネルアクセス優先度クラスpに基づいてチャネルアクセス手順が実行される場合に、Tm cot,pを超えるチャネル占有時間の間、チャネルで送信してはならない。
上記の手順でN>0の場合にeNB/gNBが4.1.2項に記載されているようにディスカバリバーストを送信する場合に、eNB/gNBは、ディスカバリバーストと重複する感知スロット期間中にNをデクリメントしてはならない。
gNBは、上記の手順を実行するために任意のチャネルアクセス優先度クラスを使用して、この項に記載されている条件を満たすディスカバリバーストを含む送信を送信することができる。
gNBは、PDSCHで多重化されたユニキャストユーザプレーンデータに適用可能なチャネルアクセス優先度クラスを使用して、上記の手順を実行し、ユーザプレーンデータを使用するユニキャストPDSCHを含む送信を送信するものとする。
p=3及び=4の場合に、チャネルを共有する他の任意の技術がないことを(例えば、規制のレベルによって)長期的に保証できる場合に、Tm cot,p=10msであり、それ以外の場合に、Tm cot,p=8msである。
【表5】
4.1.1.1 チャネル占有時間に関する地域的制限
日本では、上記の手順のステップ4でN=0の後にeNB/gNBが送信を送信した場合に、eNB/gNBは、チャネルが少なくともTjs=34usの感知間隔に亘ってアイドル状態であると感知した直後で、感知及び送信の合計時間が
【数13】
us以下の場合に、最大の期間T=4msに亘って次の連続的な送信を送信することができる。感知間隔Tjsは、期間T=16usとその直後の2つの感知スロットで構成され、TにはTの開始時にアイドル感知スロットが含まれる。チャネルは、Tjsの感知スロット期間中にアイドル状態であると感知された場合に、Tjsに対してアイドル状態であると見なされる。
4.1.2 タイプ2DLチャネルアクセス手順
この項では、ダウンリンク送信の前にアイドル状態であると感知された感知スロットが及ぶ期間が決定論的である場合に、eNB/gNBによって実行されるチャネルアクセス手順について説明する。
eNBがタイプ2DLチャネルアクセス手順を実行する場合に、4.1.2.1項に記載されている手順に従う。
4.1.2.1項に記載されているタイプ2Aチャネルアクセス手順は、eNB/gNBによって実行される次の送信に適用可能である:
- eNBによって開始される、ディスカバリバーストを含み、PDSCHを含まない送信であって、送信期間は最大1msである、又は
- gNBによって開始される、ディスカバリバーストのみ、又は非ユニキャスト情報と多重化されたディスカバリバーストを含む送信であり、送信期間は最大で1msであり、ディスカバリバーストのデューティサイクルは最大で1/20である、又は
- 4.1.3項に記載されているように、共有チャネル占有率で25usのギャップが発生した後に、UEが送信した後のeNB/gNBによる送信。
4.1.2.2項及び4.1.2.3項にそれぞれ記載されているタイプ2B又はタイプ2C DLチャネルアクセス手順は、4.1.3項に記載されているように共有チャネルの占有において、それぞれ16us又は16usまでのギャップの後にUEによる送信に続いてgNBによって実行される送信に適用可能である。
4.1.2.1 タイプ2A DLチャネルアクセス手順
eNB/gNBは、チャネルが少なくとも感知間隔Tshort_dl=25usの間アイドル状態であると感知した直後に、DL送信を送信することができる。Tshort_dlは、1つの感知スロットが直後に続く期間T=16usから構成され、TにはTの開始時に感知スロットが含まれる。Tshort_dlの両方の感知スロットがアイドル状態であると感知された場合に、チャネルはTshort_dlに亘ってアイドル状態であると見なされる。
4.1.2.2 タイプ2B DLチャネルアクセス手順
gNBは、T=16usの期間内にチャネルがアイドル状態であると感知された直後に、DL送信を送信することができる。Tには、Tの最後の9us以内に発生する感知スロットが含まれる。チャネルが少なくとも合計5usに亘ってアイドル状態であると感知され、感知スロットで少なくとも4usのセンシングが発生している場合に、チャネルは期間T内でアイドル状態であると見なされる。
4.1.2.3 タイプ2C DLチャネルアクセス手順
gNBがDL送信の送信についてこの項の手順に従う場合に、gNBはDL送信の送信前にチャネルを感知しない。対応するDL送信の期間は最大584usである。
4.1.3 共有チャネル占有におけるDLチャネルアクセス手順
gNBが4.2.1.1項に記載されているチャネルアクセス手順をチャネルで使用してUEによって開始されたチャネル占有を共有する場合に、gNBは、スケジュールされたリソースでのUL送信に続く送信、又は以下のギャップの後にUEにより構成されたリソースでのPUSCH送信を送信することができる:
- 送信には、チャネル占有を開始したUEへの送信が含まれるものとし、非ユニキャスト及び/又はユニキャスト送信を含めることができる。ユーザプレーンデータを使用するユニキャスト送信は、チャネル占有を開始したUEにのみ送信される。
- 上位レイヤパラメータul-toDL-COT-SharingED-Threshold-r16が提供されていない場合に、送信には、ユーザプレーンデータを使用するユニキャスト送信を含めてはならず、送信期間は、対応するチャネルのサブキャリア間隔がそれぞれ15、30、60kHzの場合に2、4、及び8シンボルの期間を超えない。
- ギャップが最大16usである場合に、gNBは、4.1.2.3項に記載されているように、タイプ2C DLチャネルアクセスを実行した後に、チャネルで送信を送信することができる。
- ギャップが25us又は16usである場合に、gNBは、4.1.2.1項及び4.1.2.2項にそれぞれ記載されているように、タイプ2A又はタイプ2B DLチャネルアクセス手順を実行した後に、チャネルで送信を送信することができる。
gNBが、構成された許可PUSCH送信を伴う、UEによって開始されたチャネル占有を共有する場合に、gNBは、以下のように、UEにより構成された許可PUSCH送信に続く送信を送信することができる:
- 上位レイヤパラメータul-toDL-COT-SharingED-Threshold-r16が提供される場合に、UEはcg-COT-SharingList-r16によって構成され、ここで、cg-COT-SharingList-r16は上位レイヤによって構成されたテーブルを提供する。表の各行は、上位レイヤパラメータCG-COT-Sharing-r16によって与えられるチャネル占有共有情報を提供する。表の1行は、チャネル占有共有が利用可能でないことを示すために構成される。
- スロットnで検出したCG-UCIの「COT共有情報」が、チャネル占有情報を提供するCG-COT-Sharing-r16に対応する行インデックスを示す場合に、gNBは、スロットn+O(O=offset-r16スロット)から開始する、チャネルアクセス優先度クラスp=channelAccessPriority-r16を想定してUEチャネル占有を共有することができ、D=duration-r16スロットの場合、及びduration-r16、offset-r16、channelAccessPriority-r16は、CG-COT-Sharing-r16によって提供される上位レイヤのパラメータである。
- 上位レイヤパラメータul-toDL-COT-SharingED-Threshold-r16が提供されておらず、CG-UCIの「COT共有情報」が「1」を示す場合に、gNBはUEチャネル占有を共有して、CG-UCIを検出したスロットの端部からDL送信X=cg-COT-SharingOffset-r16シンボルを開始することができ、ここで、cg-COT-SharingOffset-r16は上位レイヤによって提供される。送信には、ユーザプレーンデータを使用するユニキャスト送信を含めてはならず、送信期間は、対応するチャネルのサブキャリア間隔が15、30、及び60kHzの場合に、それぞれ2、4、及び8シンボルの期間を超えないものとする。
gNBが4.1.1項に記載されているチャネルアクセス手順を使用して送信を開始し、4.2.1.2項に記載されているように送信を送信するUEと対応するチャネル占有を共有する場合に、gNBは、gNBチャネル占有の任意の2つの送信の間のギャップが最大25usである場合に、UEの送信に続くチャネル占有内で送信を送信することができる。この場合に、以下が適用される:
- ギャップが25us又は16usである場合に、gNBは、4.1.2.1項及び4.1.2.2項にそれぞれ記載されているタイプ2A又は2B DLチャネルアクセス手順を実行した後に、チャネルで送信を送信することができる。
- ギャップが最大16usである場合に、gNBは、4.1.2.3項に記載されているように、タイプ2C DLチャネルアクセスを実行した後に、チャネルで送信を送信することができる。
4.1.4 コンテンション(contention)ウィンドウの調整手順
eNB/gNBが、チャネル上のチャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられた、PDSCHを含む送信を送信する場合に、eNB/gNBは、コンテンションウィンドウ値CWを維持し、この項に記載されているように、それらの送信について4.1.1項に記載されている手順のステップ1の前にCWを調整する。
4.1.4.2 gNBによるDL送信のコンテンションウィンドウ調整手順
gNBが、チャネル上のチャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられた、PDSCHを含む送信を送信する場合に、gNBは、コンテンションウィンドウ値CWを維持し、次のステップを使用して、それらの送信について、4.1.1項に記載されている手順のステップ1の前にCWを調整する:
1) 全ての優先度クラスp∈{1,2,3,4}に対して、CW=CWmin,pを設定する。
2) Wの最後の更新後にHARQ-ACKフィードバックが利用可能である場合に、ステップ3に進む。それ以外の場合に、4.1.1項に記載される手順後のgNB送信が、再送信を含まないか、又はCWの最後の更新後の最も早いDLチャネル占有に対応する参照期間の終了からTの期間内に送信される場合に、ステップ5に進む。それ以外の場合に、ステップ4に進む。
3) HARQ-ACKフィードバックが利用可能な最新のDLチャネル占有の参照期間のPDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックは以下のように使用される。
a. 少なくとも1つのHARQ-ACKフィードバックが、トランスポートブロックベースのフィードバックを伴うPDSCHに関して「ACK」である場合に、又はHARQ-ACKフィードバックの少なくとも10%が、コードブロックグループベースのフィードバックを伴う、チャネルで少なくとも部分的に送信されるPDSCH CBGに関して「ACK」である場合に、ステップ1に進む。それ以外の場合に、ステップ4に進む。
4) 全ての優先度クラスp∈{1,2,3,4}のCWを、次に高い許容値に上げる。
5) 全ての優先度クラスp∈{1,2,3,4}について、CWをそのまま維持する場合に、ステップ2に進む。
上記の手順での参照期間及び期間Tは、以下のように規定される:
- gNBによって開始されたPDSCHの送信を含むチャネル占有に対応する参照期間は、この項では、チャネル占有の開始から、少なくとも1つのユニキャストPDSCHがPDSCHに割り当てられた全てのリソースを介して送信される第1のスロットの終了までか、又はPDSCHに割り当てられた全てのリソースを介して送信されたユニキャストPDSCHを含む、gNBによる第1の送信バーストが終了するまでのいずれか早い方までの期間として規定される。チャネル占有に、ユニキャストPDSCHが含まれるが、そのPDSCHに割り当てられた全てのリソースを介して送信したユニキャストPDSCHが含まれていない場合に、次に、ユニキャストPDSCHを含むチャネル占有内のgNBによる第1の送信バーストの期間は、CWS調整の参照期間である。
- T=max(T,T+1ms)であり、ここで、Tは、参照期間の開始からの送信バーストの期間(ミリ秒)であり、チャネルを共有する他の技術がないことを(例えば、規制のレベルによって)長期的に保証できない場合には、T=5msであり、それ以外の場合に、T=10msである。
gNBが、チャネル上のチャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたタイプ1チャネルアクセス手順を使用して送信を送信し、送信が、対応するUEによる明示的なHARQ-ACKフィードバックに関連付けられていない場合に、gNBは、チャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたタイプ1チャネルアクセス手順を使用した、チャネルでのDL送信に使用される最新のCWを使用して、サブクラス4.1.1に記載されている手順のステップ1の前にCWを調整する。対応するチャネルアクセス優先度クラスpがチャネル上のDL送信に使用されていない場合に、CW=CWmin,pが使用される。
4.1.4.3 DL送信のCWS調整に関する一般的な手順
以下は、4.1.4.1項及び4.1.4.2項に記載されている手順に適用される。
- CW=CWmax,pの場合に、CWを調整するための次に高い許容値はCWmax,pである。
- CW=CWmax,pがNinitの生成にK回連続して使用される場合に、CWは、CW=CWmax,pであるpがNinitの生成にK回連続して使用される優先度クラスpに対してのみ、CWmin,pにリセットされる。Kは、各優先度クラスp∈{1,2,3,4}の値のセット{1,2,・・・,8}からeNB/gNBによって選択される。
4.1.5 エネルギー検出しきい値適応手順
送信が実行されるチャネルにアクセスするeNB/gNBは、エネルギー検出しきい値(XThresh)を最大エネルギー検出しきい値XThresh_max以下に設定するものとする。
Thresh_maxは以下のように決定される。
- チャネルを共有する他の技術がないことを(例えば、規制のレベルによって)長期的に保証できる場合に、以下のようにする。
【数14】
- Xは、そのような要件が規定されている場合には規制要件で規定された最大エネルギー検出しきい値(dBm)である。それ以外の場合に、X=Tmax+10dBである。
- それ以外は、
【数15】
ここで、
- 4.1.2項に記載されているディスカバリバーストを含む送信の場合にはT=5dBであり、それ以外の場合に、T=10dBである。
- P=23dBm;
- PTXは、チャネルに設定された最大eNB/gNB出力電力(dBm)である。
- eNB/gNBは、シングルチャネル又はマルチチャネルのどちらの送信が使用されるかに関係なく、シングルチャネルを介して設定された最大送信電力を使用する。
- Tmax(dBm)=10・log10(3.16228・10-8(mW/MHz)・BW MHz(MHz));
- BW MHzは、単一のチャネル帯域幅(MHz)である。
4.2 アップリンクチャネルアクセス手順
LAAセルで送信を実行するUE、LAAセルで送信を実行するUEのUL送信をスケジューリング又は構成するeNB、並びにチャネルで送信を実行するUE及びチャネル上で送信を実行するUEのUL送信をスケジューリング又は構成するgNBは、送信が実行されるチャネルにUEがアクセスするためにこの項に記載されている手順を実行するものとする。
この項では、UEからの送信は、送信同士の間にギャップがあるか否かに関係なく、個別のUL送信と見なされ、センシングのためのXThreshは、該当する場合には4.2.3項に記載されているように調整される。
UEは、上位レイヤパラメータChannelAccessMode-r16が提供され、ChannelAccessMode-r16='semistatic'でない限り、この項でチャネルアクセス手順を実行する。
UEが、gNBへの意図したUL送信の前にチャネルにアクセスできなかった場合に、レイヤ1は、チャネルアクセスの失敗について上位レイヤに通知する。
4.2.1 アップリンク送信のチャネルアクセス手順
UEは、タイプ1又はタイプ2 ULチャネルアクセス手順のいずれかに従ってUL送信が実行されるチャネルにアクセスすることができる。タイプ1のチャネルアクセス手順は、4.2.1.1項に記載されている。タイプ2チャネルアクセス手順は、4.2.1.2項に記載されている。
PUSCH送信をスケジュールするUL許可がタイプ1チャネルアクセス手順を示す場合に、UEは、この項で特に明記していない限り、PUSCH送信を含む送信を送信するためにタイプ1チャネルアクセス手順を使用するものとする。
UEは、この項で特に明記していない限り、構成されたULリソースに関する自律又は構成された許可PUSCH送信を含む送信を送信するためにタイプ1チャネルアクセス手順を使用するものとする。
PUSCH送信をスケジュールするUL許可がタイプ2チャネルアクセス手順を示す場合に、UEは、この項で特に明記していない限り、PUSCH送信を含む送信を送信するためにタイプ2チャネルアクセス手順を使用するものとする。
UEは、PUSCH送信を含まないSRS送信を送信するためにタイプ1チャネルアクセス手順を使用するものとする。表4.2.1-1のULチャネルアクセス優先度クラスp=1は、PUSCHを含まないSRS送信に使用される。
SRSをトリガーするがPUCCH送信をスケジュールしないDL割当てがタイプ2チャネルアクセス手順を示す場合に、UEは、タイプ2チャネルアクセス手順を使用するものとする。
UEが、間にギャップのない連続した送信でPUSCH及びSRSを送信するようにeNB/gNBによってスケジュールされている場合に、及びUEが、PUSCH送信用のチャネルにアクセスできない場合に、UEは、SRS送信に指定されているアップリンクチャネルアクセス手順に従ってSRS送信を試行するものとする。
UEが、非連続送信で単一のUL許可によってPUSCH及び1つ又は複数のSRSを送信するようにgNBによってスケジュールされている場合に、又はUEが、非連続送信で単一のDL割当てによってPUCCH及び/又はSRSを送信するようにgNBによってスケジュールされている場合に、UEは、スケジューリングDCIによってスケジュールされた第1のUL送信に対して、スケジューリングDCIによって示されたチャネルアクセス手順を使用するものとする。UEが第1の送信の送信を停止した後に、チャネルが継続的にアイドル状態であるとUEによって感知される場合に、UEは、更なるUL送信がgNBチャネル占有時間内にある場合にCP拡張を適用せずに、タイプ2チャネルアクセス手順又はタイプ2A ULチャネルアクセス手順を使用して、スケジューリングDCIによってスケジュールされた更なるUL送信を送信することができる。それ以外の場合に、UEが第1のUL送信の送信を停止した後に、UEによって感知されたチャネルが継続的にアイドル状態でないか、又は更なるUL送信がgNBチャネル占有時間外である場合に、UEは、CP拡張を適用せずに、タイプ1チャネルアクセス手順を使用して更なるUL送信を送信することができる。
UEは、この項で特に明記していない限り、PUCCH送信にタイプ1チャネルアクセス手順を使用するものとする。[7,TS38.213]の9.2.3項に従って決定されたDL許可、又はPUCCH送信をスケジュールするsuccessRARのランダムアクセス応答(RAR)メッセージが、タイプ2チャネルアクセス手順を示す場合に、UEは、タイプ2チャネルアクセス手順を使用するものとする。
UEが、PUCCH送信又はUL-SCHなしのPUSCHのみの送信にタイプ1チャネルアクセス手順を使用する場合に、UEは、表4.2.1-1のULチャネルアクセス優先度クラスp=1を使用するものとする。
UEは、チャネル占有を開始するランダムアクセス手順に関連するユーザプレーンデータを使用せずに、PRACH送信及びPUSCH送信にタイプ1チャネルアクセス手順を使用するものとする。この場合に、表4.2.1-1のULチャネルアクセス優先度クラスp=1がPRACH送信に使用され、PUSCH送信に使用されるULチャネルアクセス優先度クラスは、[9]の5.6.2項に従って決定される。
UEが、構成されたリソースでのPUSCH送信にタイプ1チャネルアクセス手順を使用する場合に、UEは、[9]の5.6.2項に記載されている手順に従って、表4.2.1-1の対応するULチャネルアクセス優先度pを決定する。
UEが、UL許可によって示されるユーザプレーンデータを使用するPUSCH送信にタイプ1チャネルアクセス手順を使用する場合に、又は対応するULチャネルアクセス優先度pが示されないランダムアクセス手順に関連する場合に、UEは、タイプ1チャネルアクセス手順を使用して、構成されたリソースでPUSCH送信を行う場合と同じ手順に従って表4.2.1-1のpを決定する。
UEが、UL許可によって示されるPUSCH送信にタイプ2A、タイプ2B、又はタイプ2CのULチャネルアクセス手順を使用する場合に、又は対応するULチャネルアクセス優先度pが示されないランダムアクセス手順に関連する場合に、UEは、チャネルアクセス優先度クラスp=4が、gNBによってチャネル占有時間に使用されると想定する。
表4.2.1-1に示されるように、UEは、Tulm cot,pを超えるチャネル占有時間の間、チャネルで送信してはならない。この場合に、チャネルアクセス手順は、UE送信に関連付けられたチャネルアクセス優先度クラスpに基づいて実行される。
UEが、4.1.3項に記載されているように、AUL-UCIの「COT共有指標」を自律的なアップリンク送信内のサブフレームで「1」に設定した場合に、次のDL送信を含む、この項のチャネルアクセス手順によって取得された自律的なプリンク送信の合計チャネル占有時間は、Tulm cot,pを超えてはならない。ここで、Tulm cot,pは表4.2.1-1で与えられる。
【表6】
4.2.1.0 チャネルアクセス手順及びUL関連のシグナリング
4.2.1.0.0 一般的なDCIの検出時のチャネルアクセス手順
[5]の5.3.3.1.4項に記載されているように、UEがDCIフォーマット1Cの「UL期間及びオフセット」フィールドを検出した場合に、以下が適用可能である:
- 「UL期間及びオフセット」フィールドがサブフレームnの「ULオフセット」l及び「UL期間」dを示す場合に、スケジュールされたUEは、UE送信の終了がサブフレームn+l+d-1内又はその前に発生した場合に、これらのサブフレームのUL許可で通知されたチャネルアクセスタイプに関係なく、サブフレームn+l+iでの送信にチャネルアクセス手順タイプ2を使用することができ、ここで、i=0,1,・・・d-1である。
- 「UL期間及びオフセット」フィールドが、サブフレームnの「ULオフセット」l及び「UL期間」dを示し、AULフィールドの「COT共有指標」が「1」に設定されている場合に、次に、自律的なULで構成されるUEは、サブフレームn+l+i(i=0,1,・・・d-1)の優先度クラスを想定して自律的なUL送信にチャネルアクセス手順タイプ2を使用することができ、UEの自律的なUL送信の終了がサブフレームn+l+d-1内に又はその前に発生した場合に、n+1とn+l+d-1との間の自律的なUL送信は連続しているものとする。
- 「UL期間及びオフセット」フィールドがサブフレームnの「ULオフセット」l及び「UL期間」dを示し、AULフィールドの「COT共有指標」が「0」に設定されている場合に、次に、自律的なULで構成されるUEは、サブフレームn+l+i(i=0,1,・・・d-1)で自律的なULを送信してはならない。
[7]の11.1.1項に記載されているように、UEが、DCIフォーマット2_0からgNBによって開始された残りのチャネル占有の時間領域での期間及び周波数領域での位置を決定する場合に、以下が適用可能である:
- UEは、4.2.1.1項に記載されているタイプ1チャネルアクセス手順から、残りのチャネル占有の周波数領域での時間及び位置の決定された期間内の対応するUL送信について、4.2.1.2.1項に記載されているタイプ2Aチャネルアクセス手順に切り替える。この場合に、UL送信が構成されたリソースでのPUSCH送信である場合に、UEは、gNBと共有されるチャネル占有の任意の優先度クラスを想定することができる。
4.2.1.0.1 連続UL送信のチャネルアクセス手順
連続するUL送信には、以下が適用可能である:
- UEが、UL許可を使用してPUSCHを含むUL送信のセットを送信するようにスケジュールされている場合に、及びUEが、タイプ1、タイプ2、又はタイプ2A ULチャネルアクセス手順のいずれかに従って最後の送信の前にセット内の送信のためのチャネルにアクセスできない場合に、UEは、UL許可に示されているチャネルアクセスタイプに従って次の送信を送信するように試行するものとする。それ以外の場合に、UEが、タイプ2B ULチャネルアクセス手順に従って最後の送信の前にセット内の送信のためのチャネルにアクセスできない場合に、UEは、タイプ2A ULチャネルアクセス手順に従って次の送信を送信するように試行するものとする。
UEが、UL許可を使用してPUSCH又はSRSシンボルを含むUL送信のセットを送信するようにgNBによってスケジュールされている場合に、UEは、第1のUL送信後で、チャネルにアクセスした後に、セット内の残りのUL送信にCP拡張を適用してはならない。
- UEが、1つ又は複数のUL許可を使用するPUSCH、1つ又は複数のDL許可を使用するPUCCH、又は1つ又は複数のDL許可又はUL許可を伴うSRSを含む、ギャップなしで連続するUL送信のセットを送信するようにスケジュールされており、UEが、タイプ1、タイプ2、タイプ2A、タイプ2B、又はタイプ2CのULチャネルアクセス手順のいずれかに従ってチャネルにアクセスした後に、セット内のスケジュールされたUL送信の1つを送信する場合に、UEは、セット内に残りのUL送信がある場合は、その送信を継続することができる。
- UEが、gNBによって構成されたリソースで連続したPUSCH又はSRS送信のセットを送信するように構成されている場合に、時間領域リソース構成は複数の送信機会を規定し、UEが、最後の送信機会の前の送信機会に送信する場合に、タイプ1 ULチャネルアクセス手順に従ってチャネルにアクセスできない場合に、UEは、タイプ1 ULチャネルアクセス手順に従って次の送信機会に送信するように試行するものとする。タイプ1 ULチャネルアクセス手順に従ってチャネルにアクセスした後に、UEが複数の送信機会のうちの1つで送信する場合に、UEは、セット内の残りの送信機会で送信を継続することができ、各送信機会は、COTの期間内にPUSCHを許可する構成された開始シンボルで開始する。
- UEが、PUSCH、定期的なPUCCH、又は定期的なSRSを含むギャップなしで連続するUL送信のセットを送信するようにgNBによって構成され、UEが、タイプ1 ULチャネルアクセス手順に従ってチャネルにアクセスした後に、セット内の構成されたUL送信のうちの1つを送信する場合に、UEは、セット内に残りのUL送信がある場合は、その送信を継続することができる。
- UEは、タイプ2B又はタイプ2CのULチャネルアクセス手順が連続するUL送信の最初の送信に識別される場合を除いて、送信同士の間にギャップのない連続するUL送信に対して異なるチャネルアクセスタイプを示すことは期待されていない。
送信の一時停止を含む連続したUL送信には、以下が適用可能である:
- UEが、1つ又は複数のUL許可を使用してギャップなしで連続するUL送信のセットを送信するようにスケジュールされている場合に、及びUEが、セット内のこれらのUL送信のうちの1つで又はその前に、セット内の最後のUL送信の前に送信を停止した場合に、及びUEが送信を停止した後にチャネルが継続的にアイドル状態であるとUEによって感知される場合に、UEは、CP拡張を適用せずに、タイプ2チャネルアクセス手順又はタイプ2A ULチャネルアクセス手順を使用して、セット内の後のUL送信を送信することができる。
- UEが送信を停止した後に、UEによって感知されたチャネルが継続的にアイドル状態でない場合に、UEは、UL送信に対応するDCIで示されるULチャネルアクセス優先度クラスを含むタイプ1チャネルアクセス手順を使用して、セット内の後のUL送信を送信することができる。
構成された許可UL送信に続くUL送信には、以下が適用可能である:
- UEが、対応するCAPCを使用したCP拡張なしのタイプ1チャネルアクセス手順を使用して、スロットnのシンボルiから開始するUL送信を送信するようにスケジュールされている場合に、及びUEが、対応するCAPCを使用したタイプ1チャネルアクセス手順を使用して、スロットnのシンボルiの前に構成されたUL許可送信を開始する場合に、スケジュールされたUL送信が、構成された許可UL送信によって占有される同じチャネルの全てのRB又はそのサブセットの全てのRBを占有し、実行されるチャネルアクセス手順のCAPC値が、スケジュールされたUL送信に対応するCAPC値以上である場合に、UEは、スケジュールされたUL送信をスロットnのシンボルiから対応するCAPCにギャップなしで送信するように直接続行することができる。構成された許可UL送信及びスケジュールされたUL送信の送信期間の合計が、構成された許可UL送信の送信に使用されるCAPC値に対応するMCOT期間を超えてはならない。それ以外の場合に、UEは、スロットnのシンボルiの前に少なくとも最後に構成された許可UL送信のシンボルに関する送信をドロップすることにより、構成された許可UL送信を終了し、対応するCAPCに従ってスケジュールされたUL送信を送信するように試行するものとする。スロットで許可が構成されたPUSCH送信のシンボルは、UEがスケジューリングDCIを検出したCORESETの最後のシンボルに関連して、[7,TS38.213]の11.1項のメカニズムに従ってドロップされる。この場合に、UEが構成された許可UL送信を終了できない場合に、UEはスケジューリングDCIを無視する。
4.2.1.0.2 タイプ1 ULチャネルアクセス手順を維持するための条件
UEが、タイプ1チャネルアクセス手順を使用してPUSCH送信をスケジュールするUL許可を示すDCI、又はタイプ1チャネルアクセス手順を使用してPUCCH送信をスケジュールするDL割当てを示すDCIを受信した場合に、及びUEが、PUSCH又はPUCCH送信開始時刻前に、進行中のタイプ1チャネルアクセス手順を有している場合に:
- 進行中のタイプ1チャネルアクセス手順に使用されるULチャネルアクセス優先度クラス値pが、DCIに示されるULチャネルアクセス優先度クラス値p以上である場合に、UEは、進行中のタイプ1チャネルアクセス手順を使用してチャネルにアクセスすることによるUL許可に応答して、PUSCH送信を送信することができる。
- 進行中のタイプ1チャネルアクセス手順に使用されるULチャネルアクセス優先度クラス値pが、DCIに示されるULチャネルアクセス優先度クラス値pよりも小さい場合に、UEは、進行中のチャネルアクセス手順を終了するものとする。
- UEは、進行中のタイプ1チャネルアクセス手順を使用してチャネルにアクセスすることによるDL許可に応答して、PUCCH送信を送信することができる。
4.2.1.0.3 タイプ2チャネルアクセス手順を示すための条件
eNB/gNBは、以下のように、チャネル上のPUSCH又はPUCCHをそれぞれ含むUL許可又はDL割当てスケジューリング送信のDCIでのタイプ2チャネルアクセス手順を示し得る:
UL送信がtで開始しt+TCOで終了する時間間隔内に発生する場合に、
- TCO=Tm cot,p+T
- tは、4.1.1項に記載されているチャネルアクセス手順に従って、eNB/gNBがキャリア上で送信を開始した時点である;
- Tm cot,p値は、4.1.1項に記載されているように、eNB/gNBによって決定される;
- Tは、eNB/gNBのDL送信とeNB/gNBによってスケジュールされたUL送信との間、及びtから開始するeNB/gNBによってスケジュールされた任意の2つのUL送信の間で発生する25usを超える期間の全てのギャップの合計期間である;
それから、
- 4.1.1項に記載されているチャネルアクセス手順に従ってeNB/gNBがチャネル上で送信された場合に、eNB/gNBは、DCIでタイプ2チャネルアクセス手順を示す場合がある、又は
- eNB/gNBは、チャネルでUL送信をスケジュールできる。これは、4.2.1.2.1項に記載されているように、25usの期間の後に、UL送信のタイプ2Aチャネルアクセス手順を使用して、そのチャネルでのeNB/gNBによる送信に続く。
eNB/gNBは、連続してスケジュールできる場合に、連続するUL送信の間にギャップなしでtとt+TCOとの間のUL送信をスケジュールするものとする。4.2.1.2.1項に記載されているように、タイプ2Aチャネルアクセス手順を使用して、そのチャネルでのeNB/gNBによる送信に続くチャネルでのUL送信の場合に、UEは、UL送信にタイプ2Aチャネルアクセス手順を使用することができる。
eNB/gNBがDCIのUEにタイプ2チャネルアクセス手順を示す場合に、eNB/gNBは、DCIのチャネルへのアクセスを取得するために使用されるチャネルアクセス優先度クラスを示す。
タイプ2チャネルアクセス手順を示すために、ギャップが少なくとも25us、又は16usに等しい、又は最大16usである場合に、4.2.1.2項に記載されるように、gNBは、タイプ2A、タイプ2B、又はタイプ2CのULチャネル手順をそれぞれ示す場合がある。
4.2.1.0.4 ULマルチチャネル送信のチャネルアクセス手順
- UEが、チャネルCのセットで送信するようにスケジュールされている場合、及びタイプ1チャネルアクセス手順が、チャネルCのセットでのUL送信のULスケジューリング許可によって示される場合に、及びUL送信が、チャネルCのセットの全てのチャネルで同じ時間で送信を開始するようにスケジュールされている場合に、又は
- UEが、タイプ1チャネルアクセス手順を使用して、チャネルCのセットで構成されたリソースに対してアップリンク送信を実行することを意図する場合、及びUL送信が、チャネルCのセットの全てのチャネルで同時に送信を開始するように構成されている場合に、
チャネルCのセットのチャネル周波数が[2]の5.7.4項で規定されたチャネル周波数のセットのうちの1つのサブセットである場合に、
- UEは、4.2.1.2項に記載されているように、タイプ2チャネルアクセス手順を使用してチャネルc∈Cで送信することができる、
- タイプ2チャネルアクセス手順がチャネルc∈C(i≠j)でのUE送信の直前にチャネルcで実行された場合に、及び
- UEが、4.2.1.1項に記載されているように、タイプ1チャネルアクセス手順を使用してチャネルcにアクセスした場合に、
- ここで、チャネルcは、チャネルCのセット内の任意のチャネルでタイプ1チャネルアクセス手順を実行する前に、チャネルCのセットからランダムにUEによって一様に選択される。
- UEが、ULリソースによってスケジュール又は構成されるキャリア帯域幅のチャネルのいずれかにUEがアクセスできない場合に、UEは、チャネルc∈Cでキャリアの帯域幅内で送信することができない。
4.2.1.1 タイプ1 ULチャネルアクセス手順
この項では、UL送信の前にアイドル状態であると感知された感知スロットが及ぶ期間がランダムであるUEによるチャネルアクセス手順について説明する。この項は、以下の送信に適用可能である:
- eNB/gNBによってスケジュール又は構成されたPUSCH/SRS送信、又は
- gNBによってスケジュール又は構成されたPUCCH送信、又は
- ランダムアクセス手順に関連する送信。
UEは、延期期間Tのスロット期間中にチャネルがアイドル状態であることを最初に感知した後に、及びステップ4でカウンタNがゼロになった後に、タイプ1チャネルアクセス手順を使用して送信を送信することができる。カウンタNは、以下に説明するステップに従って、追加のスロット期間に亘ってチャネルを感知することによって調整される。
1) N=Ninitを設定し、ここで、Ninitは、0とCWとの間で均一に分布する乱数であり、ステップ4に進む;
2) N>0で、UEがカウンタをデクリメントすることを選択した場合に、N=N-1に設定する;
3) 追加のスロット期間に亘ってチャネルを感知し、追加のスロット期間がアイドル状態である場合に、ステップ4に進む。それ以外の場合に、ステップ5に進む;
4) N=0の場合に、停止する。それ以外の場合に、ステップ2に進む;
5) 追加の延期期間T内にビジースロットが検出されるか、又は追加の延期期間Tの全てのスロットがアイドル状態であると検出されるまで、チャネルを感知する;
6) 追加の延期期間Tの全てのスロット期間中にチャネルがアイドル状態であると感知される場合に、ステップ4に進む。それ以外の場合に、ステップ5に進む。
上記の手順のステップ4の後にUL送信が実行されるチャネルでUEがUL送信を送信していない場合に、UEが送信を送信する準備が整っており、チャネルが少なくとも感知スロット期間Tslにおいてアイドル状態であると感知された場合、及び送信直前の延期期間Tの全てのスロット期間中にチャネルがアイドル状態であると感知された場合に、UEはチャネルで送信を送信することができる。UEが送信の準備が整った後にチャネルを最初に感知したときにチャネルが感知スロット期間Tslにおいてアイドル状態であると感知されなかった場合、又はチャネルが意図した送信の直前に延期期間Tの感知スロット期間中にアイドル状態であると感知されなかった場合に、UEは、延期期間Tのスロット期間中にチャネルがアイドル状態であると感知した後に、ステップ1に進む。
延期期間Tは、期間T=16usの直後に続くm個の連続スロット期間で構成され、ここで、各スロット期間は、Tsl=9usであり、Tには、Tの開始時のアイドルスロット期間Tslが含まれる。
CWmin,p<=CW<=CWmax,pは、コンテンションウィンドウである。CWの調整については、4.2.2項に記載されている。
CWmin,p及びCWmax,pは、上記の手順のステップ1の前に選択される。
、CWmin,p、及びCWmax,pは、表4.2.1-1に示されるように、UEに通知されるチャネルアクセス優先度クラスpに基づいている。
4.2.1.2 タイプ2ULチャネルアクセス手順
この項では、UL送信の前にアイドル状態であると感知された感知スロットが及ぶ期間が決定論的である、UEによるチャネルアクセス手順について説明する。
UEが、eNBによって、タイプ2ULチャネルアクセス手順を実行するように指示された場合に、UEは、4.2.1.2.1項に記載されている手順に従う。
4.2.1.2.1 タイプ2A ULチャネルアクセス手順
UEがタイプ2A ULチャネルアクセス手順を実行するように指示される場合に、UEは、タイプ2A ULチャネルアクセス手順をUL送信に使用する。UEは、少なくとも感知間隔Tshort_ul=25usに亘ってチャネルがアイドル状態であると感知した直後に、送信を送信することができる。Tshort_ulは、期間T=16usの直後に1つのスロット感知スロットが続いて構成され、Tには、Tの開始時に感知スロットが含まれる。Tshort_ulの両方の感知スロットがアイドル状態であると感知される場合に、チャネルは、Tshort_ulに亘ってアイドル状態であると見なされる。
4.2.1.2.2 タイプ2B ULチャネルアクセス手順
UEがタイプ2B ULチャネルアクセス手順を実行するように指示される場合に、UEは、タイプ2B ULチャネルアクセス手順をUL送信に使用する。UEは、T=16usの期間内にチャネルがアイドル状態であると感知した直後に送信を送信することができる。Tには、Tの最後の9us以内に発生する感知スロットが含まれている。チャネルが合計で少なくとも5usに亘ってアイドル状態であると感知され、感知スロットで少なくとも4usのセンシングが発生している場合に、チャネルは、期間T内でアイドル状態であると見なされる。
4.2.1.2.3 タイプ2C ULチャネルアクセス手順
UEがタイプ2C ULチャネルアクセス手順をUL送信に実行するように指示される場合に、UEは、送信前にチャネルを感知しない。対応するUL送信の期間は最大584usである。
4.2.2 コンテンションウィンドウの調整手順
UEが、チャネル上のチャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたタイプ1チャネルアクセス手順を使用して送信を送信する場合に、UEは、コンテンションウィンドウ値CWを維持し、4.2.1.1項に記載されている手順のステップ1の前に、この項に記載されているようにそれらの送信のCWを調整する。
4.2.2.2 gNBによってスケジュール/構成されたUL送信のコンテンションウィンドウ調整手順
UEが、チャネル上のチャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたタイプ1チャネルアクセス手順を使用して送信を送信する場合に、UEはコンテンションウィンドウ値CWを維持し、4.2.1.1項に記載されている手順のステップ1の前に、以下のステップを使用してそれらの送信のCWを調整する:
1) 全ての優先度クラスp∈{1,2,3,4}に対して、CW=CWmin,pを設定する;
2) CWの最後の更新後にHARQ-ACKフィードバックが利用可能である場合に、ステップ3に進む。それ以外の場合に、4.2.1.1項に記載されている手順後のUE送信に再送信が、含まれていないか、又はCWの最後の更新後の最も早いULチャネル占有に対応する参照期間の終了からTの期間内に送信される場合に、ステップ5に進む。それ以外の場合に、ステップ4に進む。
3) HARQ-ACKフィードバックが利用可能な最新のULチャネル占有の参照期間のPUSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックは以下のように使用される:
a. 少なくとも1つのHARQ-ACKフィードバックが、トランスポートブロック(TB)ベースのフィードバックを使用するPUSCHについて「ACK」である場合に、又はHARQ-ACKフィードバックの少なくとも10%が、コードブロックグループ(CBG)ベースのフィードバックを使用するチャネル上で少なくとも部分的に送信されたPUSCH CBGについて「ACK」である場合に、ステップ1に進む。それ以外の場合に、ステップ4に進む。
4) 全ての優先度クラスp∈{1,2,3,4}のCWを、次に高い許容値に上げる。
5) 全ての優先度クラスp∈{1,2,3,4}について、CWをそのまま維持し、ステップ2に進む。
上記の手順でのHARQ-ACKフィードバック、参照期間、及び期間Tは、以下のように規定される:
- この項のコンテンションウィンドウ調整の目的で、PUSCH送信のHARQ-ACKフィードバックは、明示的又は暗黙的にUEに提供されることが期待され、明示的なHARQ-ACKは、[7]の10.5項に記載されているように、対応するCG-DFIでの有効なHARQ-ACKフィードバックに基づいて決定され、暗黙的なHARQ-ACKフィードバックは、以下のようにDCIスケジューリングPUSCHでの新しい送信又は再送信の指標に基づいて決定される:
- 新しい送信が示される場合に、TBベース及びCBGベースの送信それぞれの対応するPUSCHでのトランスポートブロック又はコードブロックグループには、「ACK」が想定される。
- TBベースの送信で再送信が示される場合に、対応するPUSCHのトランスポートブロックには、「NACK」が想定される。
- CBGベースの送信で再送信が示される場合に、[8]の5.1.7.2項に記載されているように、コードブロックグループ送信情報(CBGTI)フィールドのビット値が「0」又は「1」である場合に、対応するPUSCHでの対応するCBGには、それぞれ「ACK」又は「NACK」が想定される。
- PUSCHの送信を含むUEによって開始されたチャネル占有に対応する参照期間は、この項では、チャネル占有の開始から、少なくとも1つのPUSCHがPUSCHに割り当てられた全てのリソースを介して送信される第1のスロットの終了までの期間、又はPUSCHに割り当てられた全てのリソースを介して送信されたPUSCHを含むUEによる第1の送信バーストの終了までの期間のいずれか早い方として規定される。チャネル占有に、PUSCHが含まれているが、そのPUSCHに割り当てられた全てのリソースを介して送信されたPUSCHが含まれていない場合に、次に、PUSCHを含むチャネル占有内のUEによる第1の送信バーストの期間が、CWS調整の期間参照になる。
- T=max(T,T+1ms)であり、ここで、Tは、参照期間の開始からの送信バーストの期間(ミリ秒)であり、チャネルを共有する他の技術がないことを(例えば、規制のレベルによって)長期的に保証できない場合には、T=5msであり、それ以外の場合に、T=10msである。
UEが、チャネル上のチャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたタイプ1チャネルアクセス手順を使用して送信を送信し、送信が、この項で上記されるように明示的又は暗黙的なHARQ-ACKフィードバックに関連付けられない場合に、UEは、4.2.1.1項に記載されている手順のステップ1の前に、チャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたタイプ1チャネルアクセス手順を使用するチャネル上のUL送信に使用される最新のCWを使用して、CWを調整する。対応するチャネルアクセス優先度クラスpがチャネル上のUL送信のためではない場合に、CW=CWmin,pが使用される。
4.2.2.3 UL送信のCWS調整の一般的な手順
以下は、4.2.2.1項及び4.2.2.2項に記載されている手順に適用される:
- CW=CWmax,pの場合に、CWを調整するための次に高い許容値はCWmax,pである。
- CW=CWmax,pがNinitの生成にK回連続して使用される場合に、CWは、CW=CWmax,pがNinitの生成にK回連続して使用されるその優先度クラスpに対してのみ、CWmin,pにリセットされる。Kは、各優先度クラスp∈{1,2,3,4}の値のセット{1,2,・・・,8}からUEによって選択される。
4.2.3 エネルギー検出しきい値適応手順
UL送信が実行されるチャネルにアクセスするUEは、エネルギー検出しきい値(XThresh)を最大エネルギー検出しきい値XThresh_max以下に設定するものとする。
Thresh_maxは以下のように決定される:
- UEが、上位レイヤパラメータmaxEnergyDetectionThreshold-r14又はmaxEnergyDetectionThreshold-r16で設定されている場合に、
- XThresh_maxは、上位レイヤパラメータによって通知された値と等しく設定される。
- それ以外は、
- UEは、4.2.3.1項に記載されている手順に従ってX’Thresh_maxを決定するものとする。
- UEが、上位レイヤパラメータenergyDetectionThresholdOffset-r14又はenergyDetectionThresholdOffset-r16で構成される場合に、
- XThresh_maxは、上位レイヤパラメータによって通知されたオフセット値に従ってX’Thresh_maxを調整することによって設定される。
- それ以外は、
- UEは、XThresh_max=X’Thresh_maxを設定するものとする。
上位レイヤパラメータabsenceOfAnyOtherTechnology-r16がUEに構成されておらず、上位レイヤパラメータul-toDL-COT-SharingED-Threshold-r16がUEに構成される場合に、gNBは、gNBの送信電力を使用して結果のエネルギー検出しきい値ul-toDL-COT-SharingED-Threshold-r16を決定する必要がある。
UEがUL送信に対して4.2.1.1項に記載されているチャネルアクセス手順を実行し、CG-UCIがUL送信に存在しないか、又はCG-UCIが、UL送信に存在し、「COT共有を可能でない」以外のCOT共有情報を示す場合に、XThresh_maxは、上位レイヤパラメータul-toDL-COT-SharingED-Threshold-r16(提供される場合に)によって提供される値と等しく設定される。
4.2.3.1 デフォルトの最大エネルギー検出しきい値の計算手順
上位レイヤパラメータabsenceOfAnyOtherTechnology-r14又はabsenceOfAnyOtherTechnology-r16が提供される場合に、
【数16】
- Xは、そのような要件が規定されている場合には規制要件によって規定された最大エネルギー検出しきい値(dBm)である。それ以外の場合に、X=Tmax+10dBである。
- それ以外は、
【数17】
ここで、
- T=10dB;
- P=23dBm;
- PTXは、[3]で規定されるようにPCMAX_H,cの値に設定される。
- Tmax(dBm)=10・log10(3.16228・10-8(mW/MHz)・BW MHz(MHz));
- BW MHzは、単一のチャネル帯域幅(MHz)である。
4.3 半静的(semistatic)チャネル占有のためのチャネルアクセス手順
この項に記載されている半静的チャネル占有に基づくチャネル評価手順は、例えば、規制のレベル、民間施設のポリシー等によって、他の技術が存在しないことが保証される環境を対象としている。gNBが、SIB1又は専用構成による上位レイヤパラメータChannelAccessMode-r16=’semistatic’をUEに提供する場合に、定期的なチャネル占有は、最大チャネル占有時間T=0.95Tを有するi・Tの偶数インデックス付き無線フレームから開始して、2つの連続する無線フレーム内のT毎にgNBによって開始することができ、ここでT=ミリ秒単位の期間は、SemiStaticChannelAccessConfig及びi∈{0,1,・・・,(20/T)-1}で提供される上位レイヤパラメータである。
この項の以下の手順では、gNB又はUEがチャネルの可用性を評価するためにセンシングを実行する場合に、センシングは、少なくとも感知スロット期間Tsl=9usの間に実行される。gNB又はUEによるセンシングを実行するための対応するXThresh調整は、それぞれ4.1.5項及び4.2.3項に記載されている。
gNBによって開始され、UEと共有されるチャネル占有は、次の条件を満たすものとする:
- gNBは、チャネルが少なくとも感知スロット期間Tsl=9usに亘ってアイドル状態であることを検出した直後に、チャネル占有時間の開始時に開始するDL送信バーストを送信するものとする。チャネルがビジーであると感知される場合に、gNBは、現在の期間中は送信を実行してはならない。
- DL送信バーストと以前の送信バーストとの間のギャップが16us以上である場合に、gNBは、チャネルが少なくとも感知スロット期間Tsl=9usに亘ってアイドル状態であると検出した直後に、チャネル占有時間内にDL送信バーストを送信することができる。
- DL送信バーストとUL送信バーストとの間のギャップが最大16usである場合に、gNBは、チャネル占有時間内にUL送信バーストの後にチャネルを感知せずにDL送信バーストを送信することができる。
- UEは、以下のように、チャネル占有時間内にDL送信バーストを検出した後にUL送信バーストを送信することができる:
- UL送信バーストとDL送信バーストとの間のギャップが最大16usである場合に、UEは、チャネル占有時間内にDL送信バーストの後にチャネルを感知せずにUL送信バーストを送信することができる。
- UL送信バーストとDL送信バーストとの間のギャップが16usを超える場合に、UEは、チャネルが、送信直前に終了する25us間隔内の少なくとも感知スロット期間Tsl=9usに亘ってアイドル状態であることを感知した後に、チャネル占有時間内にDL送信バーストの後にUL送信バーストを送信することができる。
- gNB及びUEは、次の期間の開始前に少なくともT=max(0.05T,100us)の期間に亘って、連続するシンボルのセットで送信を送信してはならない。
UEが、gNBへの意図したUL送信の前にチャネルにアクセスできなかった場合に、レイヤ1は、チャネルアクセスの失敗について上位レイヤに通知する。
【0031】
52.6ギガヘルツ(GHz)より高い周波数帯域での操作に関する研究がある。より低い従来の周波数帯域とは異なるいくつかの特性があるため(例えば、より広い利用可能な帯域幅の少なくとも1つ、より大きな位相ノイズ等のより大きなノイズ、より大きなセル間干渉(ICI)の差)等、いくつかの変更及び/又は修正が検討されている。従って、より大きなサブキャリア間隔(例えば、最大960kHz)及びセルの帯域幅をGHzレベル(例えば、1又は2GHz)に上げることが期待され得る。代替的に及び/又は追加的に、考慮される周波数帯域にライセンス不要スペクトルが存在し得るため、チャネルアクセススキームに必要な変更があるか否かが議論されている。例えば、装置がLBTなしで(例えば、No-LBT)チャネル及び/又はスペクトルにアクセスする場合があり得る。代替的に及び/又は追加的に、指向性LBT及び/又は受信機補助LBT等の、LBTに関する1つ又は複数の調整が考慮され得る。周波数帯域、LBT、及び/又はLBTの1つ又は複数の調整に関連する情報は、以下に引用されるRP-202925の1つ又は複数の部分で提供される:
52.6GHzを超えるNRのサポートと、可能な限りFR2設計を活用することに関する調査項目の結果によると、このWIは、以下の目的で、ライセンス要操作とライセンス不要操作との両方を考慮して、NR操作を71GHzまで拡張する。
■[RAN1]を含む物理層の態様:
〇120KHz SCSに加えて、新しいSCS、480KHz及び960kHzを指定し、最大帯域幅を規定する。データ及び制御チャネル及び参照信号のこの周波数範囲での操作には、NCPのみがサポートされる。
注:タイミングラインに関連する態様を除いて、480KHz~960kHzには共通の設計フレームワークを採用するものとする。
〇480KHz及び960kHzに適合したタイムライン関連の態様、例えば、BWP及びビームスイッチングのタイミング、HARQタイミング、UE処理、PDSCH、PUSCH/SRS、及びCSIのそれぞれの準備及び計算のタイムライン。
〇この周波数範囲でのライセンス要及びライセンス不要操作で最大64個のSSBビームをサポートする。
〇SSB用の120KHz SCS及び初期BWPの初期アクセス関連信号/チャネル用の120KHz SCSをサポートする。
■必要に応じて、SSB用の追加のSCS(240KHz、480KHz、960kHz)、及び初期BWPの初期アクセス関連の信号/チャネル用の追加のSCS(480KHz、960kHz)を調べて指定する。
■初期アクセス以外の場合に、必要に応じてSSB用の追加のSCS(480KHz、960kHz)を調べて指定する。
■注:SSBのカバレッジ拡張は追求されない。
〇新しいSCS(つまり、480KHz及び/又は960kHz)へのビームベースの操作に関連するタイミングを指定し、調査し、必要に応じて、共有スペクトル操作の潜在的な拡張を指定する。
■どのビーム管理が基礎として:RAN#91-eのR15/16又はR17使用されるかを調査する。
〇共有スペクトル操作でPSD制限下のRBの数を増やすために、PUCCHフォーマット0/1/4の拡張をサポートする。
〇単一のDCIによるマルチPDSCH/PUSCHスケジューリング及びHARQサポートの拡張をサポートする。
注:マルチPDSCH/PUSCHスケジューリングのカバレッジ拡張は追求されない。
〇ブラインド検出/CCEバジェットを含むPDCCHモニタリングの拡張、マルチスロットスパンモニタリング、UE PDCCH構成への潜在的な制限、及びPDCCHモニタリングに関連する能力をサポートする。
〇PRACHシーケンス長(つまり、L=139、L=571、L=1151)のサポートを指定し、調査し、必要に応じて、共有スペクトルでの操作のために時間領域での非連続RACH機会(RO)のRO構成のサポートを指定する。
〇120KHz SCS、480KHz SCS、及び/又は960kHz SCS用のPTRS拡張、及び480KHz SCS及び/又は960kHz SCS用のDMRS拡張を評価し、必要に応じて指定する。
■[RAN1]を含む物理層の手順:
〇52.6GHz~71GHzの間の周波数のライセンス不要スペクトルに適用可能な規制要件に準拠するために、ビームベースの操作を想定したチャネルアクセスメカニズム。
■LBTとNo-LBTとの両方に関連する手順を指定し、No-LBTの場合に、追加の感知メカニズムは指定されない。
■チャネルアクセスにおける無指向性(omini-directional:全指向性)LBT、指向性LBT、及び受信機支援を調査し、必要に応じて指定する。
■エネルギー検出しきい値の拡張を調査し、必要に応じて指定する。
【0032】
上記のように、少なくともいくつかの周波数帯域(例えば、52.6ギガヘルツ(GHz)より高い周波数帯域等のより高い周波数帯域)に対して、少なくとも2つのチャネルアクセスモード(例えば、LBT(Listen Before Talk)及びNo-LBT)があり得る。無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT等の少なくとも1つ等、様々なタイプのLBTが存在し得る。様々なタイプのLBT及び/又はチャネルアクセスモード(例えば、少なくとも2つのチャネルアクセスモード)の間でトレードオフが存在し得る。例えば、No-LBTモードでは、送信の遅延が減少し、スループットの面でメリットが得られる場合がある。例えば、送信と1つ又は複数の他の送信との間に衝突がない場合に(例えば、1つの受信機の観点から、送信と1つ又は複数の他の送信との衝突がない場合に、送信が、1つの受信機に送信され、1つの受信機に送信された1つ又は複数の他の送信と衝突しない場合に等)、遅延の減少及び/又はスループットの利点が提供され得る。一方、送信(例えば、1つの受信機への送信)が互いに衝突して復号化の失敗をもたらす(例えば、送信が送信された1つの受信機は、送信が互いに衝突するため、送信を正常に復号化できない場合等に、1つの受信機の観点から復号化に失敗する)場合に、LBTは、より良い選択肢になり得る。装置が、LBTを実行するか否か、及び/又はLBTを実行する方法を適切に決定(例えば、判断)するための1つ又は複数の基準が存在し得る。例えば、1つ又は複数の基準に基づいて、及び/又は本明細書の1つ又は複数の技術を使用して、装置は、送信に関してLBTチャネルアクセスモードを実行するか、又はNo-LBTチャネルアクセスモードを実行するかどうかを決定することができ、及び/又はUEは、(例えば、送信のためのLBTチャネルアクセスモードを実行することを決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0033】
本開示の概念は、送信の1つ又は複数の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定することである。例えば、1つ又は複数の特性に基づいて、装置は、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又はUEは、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。1つ又は複数の特性は、送信の優先順位を含み得る。1つ又は複数の特性は、送信に使用されるチャネルを含み得る。1つ又は複数の特性は、送信に使用される信号を含み得る。1つ又は複数の特性は、送信の内容を含み得る。1つ又は複数の特性は、送信によって搬送される情報を含み得る(例えば、送信は情報を送信することを含む)。一例では、(例えば、送信によって搬送される)情報は、ブロードキャスト情報(例えば、ブロードキャスト送信を介して複数の受信装置に送信される情報)を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、情報は、ユニキャスト情報(例えば、ユニキャスト送信を介して単一の受信装置に送信される情報)を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、情報は、制御情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、情報は、データ情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、情報は、LBT関連情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。
【0034】
いくつかの例では、装置は、送信の1つ又は複数の第1の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否かを判定する。
【0035】
一例(例えば、1つ又は複数の第1の特性が送信の優先度を含む例)では、装置は、送信の優先度に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否かを判定する。例えば、装置は、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行し得る。代替的に及び/又は追加的に、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。しきい値(例えば、優先順位しきい値)は、規定され(例えば、予め規定され)、構成され(例えば、予め構成され)、及び/又は示され得る(例えば、基地局によって示され得る)。例えば、装置は、しきい値を用いて構成され得る(例えば、予め構成され得る)(例えば、装置は、しきい値を含む構成で構成され得る)。代替的に及び/又は追加的に、装置はしきい値を構成し得る。代替的に及び/又は追加的に、装置(例えば、UE)は、(例えば、基地局から)しきい値の指標を受信し得る。代替的に及び/又は追加的に、装置(例えば、基地局)は、しきい値の指標を(例えば、UEに)送信し得る。
【0036】
一例(例えば、1つ又は複数の第1の特性が送信用のチャネルを含む例)では、装置は、送信に使用されるチャネルに基づいて、送信に関してLBTを実行するか否かを判定する。例えば、第1のチャネルが送信に使用される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルが送信に使用される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。
【0037】
第1のチャネルは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のチャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のチャネルは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のチャネルは、同期信号ブロック(SSB)であり得る。本明細書において、「SSB」は、同期信号/PBCHブロックを指す場合がある。第2のチャネルはPUSCHであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルは、PUCCHであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルはPRACHであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルは、PDCCHであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルは、PDSCHであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルは、PBCHであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネルは、SSBであり得る。
【0038】
一例(例えば、1つ又は複数の第1の特性が送信に使用される信号を含む例)では、装置は、送信に使用される信号に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否かを判定する。例えば、装置は、第1の信号が送信に使用される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、第2の信号が送信に使用される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。
【0039】
第1の信号は、サウンディング参照信号(SRS)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1の信号は、一次同期信号(PSS)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1の信号は、二次同期信号(SSS)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1の信号は、SSBであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1の信号はプリアンブルであり得る。代替的に及び/又は追加的に、プリアンブルはPRACHで実行される。第2の信号はSRSであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2の信号はPSSであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2の信号は、SSSであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2の信号は、SSBであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2の信号はプリアンブルであり得る。
【0040】
一例(例えば、1つ又は複数の第1の特性が、送信によって搬送される情報を含む例)では、装置は、送信によって搬送される情報(例えば、送信を介して送信される情報)に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否かを判定する。例えば、装置は、第1の情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、第2の情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。
【0041】
第1の情報は、ブロードキャスト情報(例えば、ブロードキャスト情報)を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第1の情報は、ユニキャスト情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第1の情報は、制御情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第1の情報は、データ情報を含み得る(例えば、この情報あり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第1の情報は、LBT関連情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第1の情報は、LBTに関連しない情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。第2の情報は、ブロードキャスト情報(例えば、ブロードキャスト情報)を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第2の情報は、ユニキャスト情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第2の情報は、制御情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第2の情報は、データ情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第2の情報は、LBT関連情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、第2の情報は、LBTに関連しない情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。
【0042】
一例では、装置は、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、ユニキャスト情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。代替的に及び/又は追加的に、データが送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができる。データの例は、ユーザプレーンデータである。データの別の例は、ユニキャストデータである。データのさらに別の例は、制御チャネルによってスケジュールされたデータチャネル上のデータである。代替的に及び/又は追加的に、制御情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。制御情報は、チャネル状態情報(CSI)を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、制御情報は、肯定応答(AKK)/否定応答(NACK)情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)(例えば、AKK/NACK情報は、ACK指標及び/又はNACK情報を含み得る、及び/又は送信を成功裏に受信したか否かを示すフィードバックに対応し得る)。代替的に及び/又は追加的に、制御情報は、スロット形成情報を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、制御情報は、遅延フィードバック情報(DFI)を含み得る(例えば、この情報であり得る)。代替的に及び/又は追加的に、装置は、送信によって搬送される情報がLBTに関連していない場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、LBT関連情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関してLBTを実行することができない。
【0043】
いくつかの例では、装置は、送信の1つ又は複数の第2の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行する方法を決定する。例えば、送信に関してLBTを実行する方法の決定は、送信に関して実行するLBTのタイプの決定、及び/又は送信に関してLBTを実行するために使用するLBTパラメータの値の決定に対応し得る。いくつかの例では、送信に関してLBTを実行する方法の決定は、送信に関してLBTを実行する決定に応答して(及び/又は後に)実行され得る。代替的に及び/又は追加的に、送信に関してLBTを実行する方法の決定は、送信に関してLBTを実行するための決定と同時に(又は前に)実行され得る。一例では、装置は、送信の1つ又は複数の第2の特性に基づいて、送信に関して第1のタイプのLBT又は第2のタイプのLBTのどちらを実行するかを決定する。
【0044】
一例(例えば、1つ又は複数の第2の特性が送信の優先度を含む例)では、装置は、送信の優先度に基づいて、送信に関してLBTを実行する方法を決定する。例えば、装置は、送信の優先度に基づいて、送信に関して第1のタイプのLBT又は第2のタイプのLBTを実行するかを決定することができる。一例では、装置は、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、装置は、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0045】
一例(例えば、1つ又は複数の第2の特性が、送信に使用されるチャネル/信号を含む例)では、装置は、送信に使用されるチャネル/信号に基づいて、送信に関してLBTを実行する方法を決定する。例えば、装置は、送信に使用されるチャネル/信号に基づいて、送信に関して第1のタイプのLBT又は第2のタイプのLBTを実行するかどうかを決定することができる。一例では、装置は、第1のチャネル/信号が送信に使用される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、第2のチャネル/信号が送信に使用される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。本明細書では、「チャネル/信号」という用語は、チャネル及び/又は信号を指し得る。例えば、第1のチャネル/信号は、第1のチャネル及び/又は第1の信号に対応し得る。第2のチャネル/信号は、第2のチャネル及び/又は第2の信号に対応し得る。
【0046】
一例(例えば、1つ又は複数の第2の特性が送信によって搬送される情報を含む例)では、装置は、送信によって搬送される情報に基づいて、送信に関してLBTを実行する方法を決定する。例えば、装置は、送信によって搬送される情報に基づいて、送信に関して第1のタイプのLBT又は第2のタイプのLBTを実行するかどうかを決定することができる。一例では、装置は、第1の情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、装置は、第2の情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0047】
一例では、データが送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、制御情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、ユニキャスト情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、装置は、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、装置は、LBT関連情報が送信によって搬送される場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。代替的に及び/又は追加的に、装置は、送信によって搬送される情報にLBT関連情報が含まれない場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0048】
第1のタイプのLBTは、無指向性LBTであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、指向性LBTであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、受信機支援LBTであり得る。第2のタイプのLBTは、無指向性LBTであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、指向性LBTであり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、受信機支援LBTであり得る。
【0049】
いくつかの例では、異なるタイプのLBTは、1つ又は複数のLBTパラメータの異なる値に関連付けられ得る。一例では、第1のタイプのLBTは、LBTパラメータの第1の値に関連付けられ得る。第2のタイプのLBTは、LBTパラメータの第2の値に関連付けられ得る。LBTパラメータは、LBTのしきい値(例えば、エネルギー検出しきい値)であり得る。代替的に及び/又は追加的に、LBTパラメータは、LBTのウィンドウサイズ(例えば、コンテンション・ウィンドウサイズ)であり得る。
【0050】
いくつかの例では、第1のタイプのLBTは、第2のタイプのLBTとは異なる。一例では、第1のタイプのLBTは、無指向性LBTであり得、第2のタイプのLBTは、指向性LBT又は受信機支援LBTであり得る。一例では、第1のタイプのLBTは、指向性LBTであり得、第2のタイプのLBTは、無指向性LBT又は受信機支援LBTであり得る。一例では、第1のタイプのLBTは、受信機支援LBTであり得、第2のタイプのLBTは、無指向性LBT又は指向性LBTであり得る。一例では、第1のタイプのLBTと第2のタイプのLBTとの両方は、無指向性LBTであり得、ここで、第1のタイプのLBTのLBTパラメータの第1の値は、第2のタイプのLBTのLBTパラメータの第2の値とは異なる。一例では、第1のタイプのLBTと第2のタイプのLBTとの両方は、指向性LBTであり得、ここで、第1のタイプのLBTのLBTパラメータの第1の値は、第2のタイプのLBTのLBTパラメータの第2の値とは異なる。一例では、第1のタイプのLBTと第2のタイプのLBTとの両方は、受信機支援LBTであり得、ここで、第1のタイプのLBTのLBTパラメータの第1の値は、第2のタイプのLBTのLBTパラメータの第2の値とは異なる。
【0051】
上記の例等、本明細書で提供する1つ又は複数の実施形態に関して、装置は基地局であり得る。代替的に及び/又は追加的に、装置はUEであり得る。
【0052】
上記の例等、本明細書で提供する1つ又は複数の実施形態に関して、送信はPUSCH送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はPUCCH送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はPRACH送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はSRS送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はプリアンブル送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はPDCCH送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はPDSCH送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はPBCH送信であり得る。代替的に及び/又は追加的に、送信はSSB送信であり得る。
【0053】
一例では、第1のタイプのLBTは、ダウンリンク(DL)チャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ1 DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2 DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2A DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2B DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2C DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプAマルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプA1マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプA2マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプBマルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプB1マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプB2マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、アップリンク(UL)チャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ1 ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2 ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2A ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2B ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第1のタイプのLBTは、タイプ2C ULチャネルアクセス手順であり得る。
【0054】
一例では、第2のタイプのLBTは、DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ1 DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2 DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2A DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2B DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2C DLチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプAマルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプA1マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプA2マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプBマルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプB1マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプB2マルチチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ1 ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2 ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2A ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2B ULチャネルアクセス手順であり得る。代替的に及び/又は追加的に、第2のタイプのLBTは、タイプ2C ULチャネルアクセス手順であり得る。
【0055】
第1の実施形態では、UEは、送信の1つ又は複数の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定し、1つ又は複数の特性は、送信の優先度を含む。例えば、送信の優先度に基づいて、UEは、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又はUEは、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つを)実行するかを決定することができる。
【0056】
一例では、UEは、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。UEは、送信の優先度が高い(例えば、送信優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、UEは、LBTを行わずに送信を直接実行し得る)。
【0057】
一例では、UEは、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が優先順位しきい値等のしきい値よりもより低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0058】
一例では、UEは、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0059】
いくつかの例では、しきい値(例えば、優先順位しきい値)は、規定され(例えば、予め規定され)、構成され(例えば、予め構成され)、及び/又は示され得る(例えば、基地局によって示され得る)。例えば、UEは、しきい値を用いて構成され得る(例えば、予め構成され得る)(例えば、UEは、しきい値を含む構成で構成され得る)。代替的に及び/又は追加的に、UEは、しきい値を構成することができる。代替的に及び/又は追加的に、UEは、(例えば、基地局から)しきい値の指標を受信することができる。
【0060】
第2の実施形態では、基地局は、送信の1つ又は複数の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定し、ここで、1つ又は複数の特性は、送信の優先度を含む。例えば、送信の優先度に基づいて、基地局は、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又は基地局は、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0061】
一例では、基地局は、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない。
【0062】
一例では、基地局は、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が、例えば、優先順位しきい値のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0063】
一例では、基地局は、送信の優先度が低い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも低い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、送信の優先度が高い(例えば、送信の優先度が、優先順位しきい値等のしきい値よりも高い)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0064】
いくつかの例では、しきい値(例えば、優先順位しきい値)は、規定され(例えば、予め規定され)、構成され(例えば、予め構成され)、及び/又は示され得る。例えば、基地局は、しきい値を用いて構成され得る(例えば、予め構成され得る)(例えば、基地局は、しきい値を含む構成で構成され得る)。代替的に及び/又は追加的に、基地局は、しきい値を構成することができる。代替的に及び/又は追加的に、基地局は、しきい値の指標を(例えば、UEに)送信することができる。
【0065】
第3の実施形態では、UEは、送信の1つ又は複数の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定し、ここで、1つ又は複数の特性は、送信に使用されるチャネル/信号を含む。例えば、送信に使用されるチャネル/信号に基づいて、UEは、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又はUEは、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0066】
一例では、UEは、第1のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が、第1のチャネル及び/又は第1の信号を介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。第2のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が、第2のチャネル及び/又は第2の信号を介して実行され、第2のチャネルは第1のチャネルとは異なり、及び/又は第2の信号は第1の信号とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、UEは、送信に関してLBTを実行することができない(UEは、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0067】
一例では、UEは、PUSCHが送信に使用される(例えば、送信が、PUSCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。UEは、PUCCHが送信に使用される(例えば、送信がPUCCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、UEは、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0068】
一例では、UEは、第1のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が第1のチャネル及び/又は第1の信号を介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、第2のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が第2のチャネル及び/又は第2の信号を介して実行され、第2のチャネルが第1のチャネルとは異なり、及び/又は第2の信号が第1の信号とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0069】
一例では、UEは、PUSCHが送信に使用される(例えば、送信がPUSCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、PUCCHが送信に使用される(例えば、送信がPUCCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0070】
一例では、UEは、第1のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が第1のチャネル及び/又は第1の信号を介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、第2のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が第2のチャネル及び/又は第2の信号を介して実行され、第2のチャネルが第1のチャネルとは異なり、及び/又は第2の信号が第1の信号とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0071】
一例では、UEは、PUSCHが送信に使用される(例えば、送信がPUSCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、PUCCHが送信に使用される(例えば、送信がPUCCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0072】
第4の実施形態では、基地局は、送信の1つ又は複数の特性に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定し、ここで、1つ又は複数の特性は、送信に使用されるチャネル/信号を含む。例えば、送信に使用されるチャネル/信号に基づいて、基地局は、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又は基地局は、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0073】
一例では、基地局は、第1のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が第1のチャネル及び/又は第1の信号を介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、第2のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が第2のチャネル及び/又は第2の信号を介して実行され、第2のチャネルが第1のチャネルとは異なり、及び/又は第2の信号が第1の信号とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、基地局は、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0074】
一例では、基地局は、PDSCHが送信に使用される(例えば、送信がPDSCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、PDCCHが送信に使用される(例えば、送信がPDCCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、基地局はLBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0075】
一例では、基地局は、第1のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が、第1のチャネル及び/又は第1の信号を介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、第2のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が、第2のチャネル及び/又は第2の信号を介して実行され、第2のチャネルが第1のチャネルとは異なり、及び/又は第2の信号が第1の信号とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0076】
一例では、基地局は、PDSCHが送信に使用される(例えば、送信がPDSCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、PDCCHが送信に使用される(例えば、送信がPDCCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0077】
一例では、基地局は、第1のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が、第1のチャネル及び/又は第1の信号を介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、第2のチャネル/信号が送信に使用される(例えば、送信が、第2のチャネル及び/又は第2の信号を介して実行され、第2のチャネルが第1のチャネルとは異なり、及び/又は第2の信号が第1の信号とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0078】
一例では、基地局は、PDSCHが送信に使用される(例えば、送信がPDSCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、PDCCHが送信に使用される(例えば、送信がPDCCHを介して実行される)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0079】
第5の実施形態では、UEは、送信によって搬送される情報(例えば、送信を介して送信される情報)に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定する。例えば、送信によって搬送される情報に基づいて、UEは、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又はUEは、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0080】
一例では、UEは、第1の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第1の情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。UEは、第2の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第2の情報の送信を含み、第2の情報が第1の情報とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、UEは、LBTを行わずに送信を直接実行し得る)。
【0081】
一例では、UEは、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信が、ブロードキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。UEは、ユニキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がユニキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、UEは、LBTを行わずに送信を直接実行し得る)。
【0082】
一例では、UEは、データが送信によって搬送される(例えば、送信が、データの送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。UEは、制御情報が送信によって搬送される(例えば、送信が制御情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、UEは、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0083】
一例では、UEは、LBT関連情報が送信によって搬送されない(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含まない)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。UEは、LBT関連情報が送信によって搬送される(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、UEは、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0084】
一例では、UEは、第1の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第1の情報を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、第2の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が、第2の情報の送信を含み、第2の情報が第1の情報とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0085】
一例では、UEは、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信が、ブロードキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、ユニキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がユニキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0086】
一例では、UEは、データが送信によって搬送される(例えば、送信がデータの送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、制御情報が送信によって搬送される(例えば、送信が制御情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0087】
一例では、UEは、LBT関連情報が送信によって搬送されない(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含まない)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。UEは、LBT関連情報が送信によって搬送される(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0088】
一例では、UEは、第1の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第1の情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、第2の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第2の情報の送信を含み、第2の情報が第1の情報とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0089】
一例では、UEは、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がブロードキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、ユニキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がユニキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0090】
一例では、UEは、データが送信によって搬送される(例えば、送信がデータの送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、制御情報が送信によって搬送される(例えば、送信が制御情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0091】
一例では、UEは、LBT関連情報が送信によって搬送されない(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含まない)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。UEは、LBT関連情報が送信によって搬送される(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0092】
第6の実施形態では、基地局は、送信によって搬送される情報(例えば、送信を介して送信される情報)に基づいて、送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は送信に関してLBTを実行する方法を決定する。例えば、送信によって搬送される情報に基づいて、基地局は、送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又は基地局は、(例えば、送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0093】
一例では、基地局は、第1の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第1の情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、第2の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第2の情報の送信を含み、第2の情報が第1の情報とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(基地局は、LBTを行わずに送信を直接実行し得る)。
【0094】
一例では、基地局は、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がブロードキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、ユニキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がユニキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、基地局は、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0095】
一例では、基地局は、データが送信によって搬送される(例えば、送信がデータの送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、制御情報が送信によって搬送される(例えば、送信が制御情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができない(例えば、基地局は、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0096】
一例では、基地局は、LBT関連情報が送信によって搬送されない(例えば、送信がLBT関連情報送信を含まない)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することができる。基地局は、LBT関連情報が送信によって搬送される(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTを実行することはできない(例えば、基地局は、LBTなしで送信を直接実行し得る)。
【0097】
一例では、基地局は、第1の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第1の情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、第2の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第2の情報の送信を含み、第2の情報が第1の情報とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0098】
一例では、基地局は、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がブロードキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、ユニキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がユニキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0099】
一例では、基地局は、データが送信によって搬送される(例えば、送信がデータの送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、制御情報が送信によって搬送される(例えば、送信が制御情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0100】
一例では、基地局は、LBT関連情報が送信によって搬送されない(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含まない)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第1のタイプのLBTを実行することができる。基地局は、LBT関連情報が送信によって搬送される(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関して第2のタイプのLBTを実行することができる。
【0101】
一例では、基地局は、第1の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第1の情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、第2の情報が送信によって搬送される(例えば、送信が第2の情報の送信を含み、第2の情報が第1の情報とは異なる)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0102】
一例では、基地局は、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がブロードキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、ユニキャスト情報が送信によって搬送される(例えば、送信がユニキャスト情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0103】
一例では、基地局は、データが送信によって搬送される(例えば、送信がデータの送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、制御情報が送信によって搬送される(例えば、送信が制御情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0104】
一例では、基地局は、LBT関連情報が送信によって搬送されない(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含まない)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行することができる。基地局は、LBT関連情報が送信によって搬送される(例えば、送信がLBT関連情報の送信を含む)場合に(及び/又はそのとき及び/又はその決定に基づいて)、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行することができる。
【0105】
前述の技術及び/又は実施形態の1つ、いくつか及び/又は全てを、新しい実施形態に形成することができる。
【0106】
いくつかの例では、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態、及び第6の実施形態に関して説明した実施形態等の本明細書に開示する実施形態は、独立して及び/又は別々に実施され得る。代替的に及び/又は追加的に、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態、及び/又は第6の実施形態に関して説明した実施形態等の本明細書で説明した実施形態の組合せを実施することができる。代替的に及び/又は追加的に、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態、及び/又は第6の実施形態に関して説明した実施形態等の本明細書で説明した実施形態の組合せを同時に及び/又は一斉に実施することができる。
【0107】
本開示の様々な技術、実施形態、方法、及び/又は代替案は、互いに独立して及び/又は別々に実行され得る。代替的に及び/又は追加的に、本開示の様々な技術、実施形態、方法、及び/又は代替案は、組み合わせられ、及び/又は単一のシステムを使用して実施され得る。代替的に及び/又は追加的に、本開示の様々な技術、実施形態、方法、及び/又は代替案は、同時に及び/又は一斉に実施され得る。
【0108】
本開示の第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態、第6の実施形態、及び/又は他の実施形態に関して提供される1つ又は複数の実施形態等の、本明細書の1つ又は複数の実施形態に関して、装置(例えば、UE及び/又は基地局)が、あるタイプのLBT(例えば、第1のタイプのLBT及び/又は第2のタイプのLBT)を実行する例では、装置は、LBTのタイプに応じてLBTを実行することができる(例えば、LBTのタイプが無指向性LBTに対応している場合に、装置は、無指向性LBTを実行し得る)。
【0109】
本明細書の1つ又は複数の実施形態に関して、いくつかの例では、第1のタイプのLBTは、第2のタイプのLBTとは異なる。
【0110】
本明細書の1つ又は複数の実施形態に関して、いくつかの例では、LBTパラメータの第1の値は、LBTパラメータの第2の値とは異なる。
【0111】
本明細書の1つ又は複数の実施形態に関して、装置(例えば、UE及び/又は基地局)が、送信に関してLBTのLBTパラメータの値(例えば、第1の値及び/又は第2の値)を用いてLBTを実行する例では、装置は、LBTパラメータを値に設定してLBTを実行する。装置が、送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行する例では、装置は、LBTパラメータを第1の値に設定してLBTを実行する。代替的に及び/又は追加的に、装置が、送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行する例では、装置は、LBTパラメータを第2の値に設定してLBTを実行する。LBTパラメータがエネルギー検出しきい値であり、装置が送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行する例では、装置は、エネルギー検出しきい値を第1の値に設定してLBTを実行する。代替的に及び/又は追加的に、LBTパラメータがエネルギー検出しきい値であり、装置が送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行する例では、装置は、エネルギー検出しきい値を第2の値に設定してLBTを実行する。LBTパラメータがウィンドウサイズ(例えば、コンテンション・ウィンドウサイズ)であり、装置が送信に関してLBTのLBTパラメータの第1の値を用いてLBTを実行する例では、装置は、ウィンドウサイズを第1の値にしてLBTを実行する。代替的に及び/又は追加的に、LBTパラメータがウィンドウサイズ(例えば、コンテンション・ウィンドウサイズ)であり、装置が送信に関してLBTのLBTパラメータの第2の値を用いてLBTを実行する例では、装置は、ウィンドウサイズを第2の値に設定してLBTを実行する。
【0112】
本明細書の1つ又は複数の実施形態に関して、装置(例えば、UE及び/又は基地局)が送信に関してLBTを実行すると決定する(及び/又は送信に関してLBTを実行する)例では、LBTは、送信を実行する前に(装置によって)実行され得る。代替的に及び/又は追加的に、送信に関してLBTを実行することは、(例えば、送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かを判定することを含み得る。一例では、LBTを実行すること(及び/又はチャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かを判定すること)は、チャネル及び/又はスペクトル上の1つ又は複数の信号の有無を検出することを含み得る。装置は、チャネル及び/又はスペクトル上に1つ又は複数の信号がないことを検出する(例えば、チャネル及び/又はスペクトルのサイレンスを検出する)ことに基づいて、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であると判定することができる。チャネル及び/又はスペクトル上に1つ又は複数の信号がないことを検出することは、チャネル及び/又はスペクトル上に信号がないことを検出することを含み得る。代替的に及び/又は追加的に、チャネル及び/又はスペクトル上に1つ又は複数の信号がないことを検出することは、しきい値強度レベル(例えば、エネルギー検出しきい値)未満の1つ又は複数の強度レベルで、チャネル及び/又はスペクトル上で1つ又は複数の信号を検出することを含み得る。装置は、チャネル及び/又はスペクトル上で1つ又は複数の信号(例えば、エネルギー検出しきい値等のしきい値強度レベルを超える1つ又は複数の強度レベルを有する1つ又は複数の信号)の存在を検出することに基づいて、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能でないと判定することができる。装置は、チャネル及び/又はスペクトルがサイレンスである、及び/又は利用可能であると判定したとき、及び/又は判定した後に、送信を実行することができる。一例では、装置は、チャネル及び/又はスペクトルがサイレンスである、及び/又は一定期間に亘って利用可能であると判定したとき及び/又は判定した後に、送信を実行することができる(例えば、期間は、LBTのコンテンション・ウィンドウサイズ等のLBTのウィンドウサイズに等しくする等、このサイズに基づくことができる)。チャネル及び/又はスペクトルが利用可能でないと判定された例では、装置は、送信を遅延させることができる(例えば、送信は、装置が、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であると判定したとき及び/又は判定される後まで遅延させることができる)。
【0113】
本明細書の1つ又は複数の実施形態に関して、装置(例えば、UE及び/又は基地局)が、送信に関してLBTを実行しないと決定する(及び/又は送信に関してLBTを実行しない)例では、装置は、LBTを行わずに送信を実行する場合がある。代替的に及び/又は追加的に、送信は、(例えば、送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かを判定することなく、実行され得る。代替的に及び/又は追加的に、送信(及び/又は送信が実行される時間)は、(例えば、送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるであるか否かの決定に基づかない場合がある。代替的に及び/又は追加的に、送信を実行するか否かを判定するために、(例えば、送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルに対して感知を実行することができない。代替的に及び/又は追加的に、装置は、送信を遅延させるか否かを判定するために、(例えば、送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトル上の1つ又は複数の信号の存在を検出しようとしない場合がある。
【0114】
本開示を通して、LBTは、チャネルアクセススキームで置き換えられ得る。
【0115】
本開示を通して、LBTは、チャネルアクセス機構で置き換えられ得る。
【0116】
本開示は、特に断りのない限り、単一のサービングセルの挙動及び/又は動作を説明し得る。本明細書で提供する技術及び/又はシステムは、単一のサービングセルの挙動及び/又は動作に適用可能であり得る。本明細書で提供する技術及び/又はシステムは、単一のサービングセルに実装され得る。
【0117】
本開示は、特に断りのない限り、複数のサービングセルの挙動及び/又は動作を説明し得る。本明細書で提供する技術及び/又はシステムは、複数のサービングセルの挙動及び/又は動作に適用可能であり得る。本明細書で提供する技術及び/又はシステムは、複数のサービングセルに実装され得る。
【0118】
本開示は、特に断りのない限り、単一の帯域幅部分の挙動及び/又は動作を説明し得る。本明細書で提供する技術及び/又はシステムは、単一の帯域幅部分の挙動及び/又は動作に適用可能であり得る。本明細書で提供する技術及び/又はシステムは、単一の帯域幅部分に実装され得る。
【0119】
本開示を通して、基地局は、特に断りのない限り、UEに対して複数の帯域幅部分を構成することができる(例えば、基地局は、複数の帯域幅部分を用いてUEを構成する)。
【0120】
本開示を通して、基地局は、特に断りのない限り、UEに対して単一の帯域幅部分を構成することができる(例えば、基地局は、単一の帯域幅部分を用いてUEを構成する)。
【0121】
図6は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート600である。ステップ605において、UEは、第1の送信の1つ又は複数の特性に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は第1の送信に関してLBTを実行する方法を決定する。一例では、ステップ605において、第1の送信の1つ又は複数の特性に基づいて、UEは、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又はUEは、(例えば、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等のうちの少なくとも1つ)実行するかを決定することができる。
【0122】
図3及び図4を再び参照すると、UEの例示的な一実施形態では、装置300は、メモリ310に格納したプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、第1の送信の1つ又は複数の特性に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は第1の送信に関してLBTを実行する方法を決定できるようにし得る。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクション及びステップの1つ、いくつか、及び/又は全て、及び/又は本明細書で説明した他のものを実行することができる。
【0123】
図7は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート700である。ステップ705において、基地局は、第1の送信の1つ又は複数の特性に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は第1の送信に関してLBTを実行する方法を決定する。一例では、ステップ705において、第1の送信の1つ又は複数の特性に基づいて、基地局は、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することができ、及び/又は基地局は、(例えば、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することに応答して)送信に関して、どのタイプのLBT(例えば、無指向性LBT、指向性LBT、受信機支援LBT、第1のタイプのLBT、第2のタイプのLBT、LBTパラメータの第1の値を用いるLBT、LBTパラメータの第2の値を用いるLBT等の少なくとも1つ)を実行するかを決定することができる。
【0124】
図3及び図4を再び参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、装置300は、メモリ310に格納したプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、基地局が、第1の送信の1つ又は複数の特性に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行するか否か、及び/又は第1の送信に関してLBTを実行する方法を決定できるようにし得る。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクション及びステップの1つ、いくつか、及び/又は全て、及び/又は本明細書で説明した他のものを実行することができる。
【0125】
図6図7に関して、一実施形態では、第1の送信の1つ又は複数の特性は、第1の送信の優先度を含む。
【0126】
一実施形態では、第1の送信の1つ又は複数の特性は、第1の送信に使用されるチャネルを含む。一例では、第1の送信は、チャネル上での情報の送信を含む。
【0127】
一実施形態では、第1の送信の1つ又は複数の特性は、第1の送信に使用される信号を含む。一例では、第1の送信は、信号を介した情報の送信を含む。
【0128】
一実施形態では、第1の送信の1つ又は複数の特性は、第1の送信によって搬送される情報(例えば、第1の送信を介して送信される情報)を含む。
【0129】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信の優先度がしきい値(例えば、優先順位しきい値)よりも低いという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することを含む。例えば、第1の送信の優先度がしきい値よりも低いという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTが実行され得る。
【0130】
一実施形態では、送信の優先度がしきい値(例えば、優先順位しきい値)よりも低い場合に、LBTが送信に関して実行される。
【0131】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信の優先度がしきい値(例えば、優先順位しきい値)よりも高いという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行しないと決定することを含む。例えば、第1の送信の優先度がしきい値よりも高いという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行することができない(例えば、第1の送信は、LBTを行わずに実行され得る)。
【0132】
一実施形態では、送信の優先度がしきい値(例えば、優先順位しきい値)よりも高い場合に、LBTは送信に関して実行されない。
【0133】
一実施形態では、優先順位しきい値は、(例えば、第2の基地局によって)UE及び/又は基地局に示される。例えば、第2の基地局は、優先順位しきい値の指標をUE(及び/又は基地局)に送信することができる。
【0134】
一実施形態では、基地局は、1つ又は複数のUEに対して優先順位しきい値を示す。例えば、基地局は、優先順位しきい値の指標を1つ又は複数のUEに送信することができる。
【0135】
一実施形態では、優先順位しきい値は、規定される(例えば、予め規定される)及び/又は固定される(例えば、優先順位しきい値は、固定値である)。
【0136】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信が第1のチャネル/信号の第1のチャネル上で及び/又は第1のチャネル/信号の第1の信号において情報の送信を含むという決定に基づく等、第1のチャネル/信号が第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することを含む。例えば、第1のチャネル/信号が第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTが実行され得る。
【0137】
一実施形態では、第1のチャネル/信号が送信に使用される場合に、送信に関してLBTが実行され得る。
【0138】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信が第2のチャネル/信号の第2のチャネル上で及び/又は第2のチャネル/信号の第2の信号において情報の送信を含むという決定に基づく等、第2のチャネル/信号が第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行しないと決定することを含む。例えば、第2のチャネル/信号が第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行することができない(例えば、第1の送信は、LBTを行わずに実行され得る)。
【0139】
一実施形態では、第2のチャネル/信号が送信に使用される場合に、送信に関してLBTを実行することができない。
【0140】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信がデータチャネル上での情報の送信を含むという決定に基づく等、データチャネルが第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することを含む。データチャネルの例は、PDSCHであり得る。データチャネルの別の例は、PDSCHであり得る。データチャネルは、ユニキャストデータチャネルであり得る。データチャネルは、ユーザプレーンデータを搬送できる。データチャネルは、制御チャネルによってスケジュールされ得る。例えば、データチャネルが第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTが実行され得る。
【0141】
一実施形態では、データチャネルが送信に使用される場合に、送信に関してLBTが実行され得る。
【0142】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信が制御チャネル/信号の制御チャネル上で及び/又は制御チャネル/信号の制御信号において情報の送信を含むという決定に基づいて等、制御チャネル/信号が第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行しないと決定することを含む。例えば、制御チャネル/信号が第1の送信に使用されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行することができない(例えば、第1の送信は、LBTを行わずに実行され得る)。
【0143】
一実施形態では、制御チャネル/信号が送信に使用される場合に、LBTは送信に関して実行されない。
【0144】
一実施形態では、制御チャネル/信号の制御チャネルは、PUCCH、PDCCH等のうちの少なくとも1つであり得る。制御チャネル/信号の制御信号は、PUCCH信号、PDCCH信号等のうちの少なくとも1つであり得る。
【0145】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信が第1の情報の送信を含むという決定に基づいて等、第1の情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することを含む。例えば、第1の情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTが実行され得る。
【0146】
一実施形態では、第1の情報が送信によって搬送される場合に、LBTが送信に関して実行される。
【0147】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信が第2の情報の送信を含むという決定に基づく等、第2の情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行しないと決定することを含む。例えば、第2の情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行することができない(例えば、第1の送信は、LBTを行わずに実行され得る)。
【0148】
一実施形態では、第2の情報が送信によって搬送される場合に、LBTは送信に関して実行されない。
【0149】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、送信がブロードキャスト情報の送信を含むという決定に基づく等、ブロードキャスト情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行すると決定することを含む。例えば、ブロードキャスト情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTが実行され得る。
【0150】
一実施形態では、ブロードキャスト情報が送信によって搬送される場合に、送信に関してLBTが実行され得る。
【0151】
一実施形態では、第1の送信に関してLBTを実行するか否かを判定することは、第1の送信がユニキャスト情報の送信を含むという決定に基づく等、ユニキャスト情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行しないと決定することを含む。例えば、ユニキャスト情報が第1の送信によって搬送されるという決定に基づいて、第1の送信に関してLBTを実行することができない(例えば、第1の送信は、LBTを行わずに実行され得る)。
【0152】
一実施形態では、ユニキャスト情報が送信によって搬送される場合に、送信に関してLBTは実行されない。
【0153】
図8は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート800である。ステップ805において、UEは、LBTを行わずに、プリアンブル送信である第1の送信を実行する(例えば、第1の送信はプリアンブルの送信を含む)。例えば、UEは、第1の送信に関してLBTを実行しない。一例では、UEは、LBTを行わずに第1の送信を実行して、(例えば、第1の送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かを判定することができる。代替的に及び/又は追加的に、第1の送信(及び/又はUEが第1の送信を実行する時間)は、LBTに基づかない場合があり、及び/又は(例えば、第1の送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かの判定に基づかない場合がある。代替的に及び/又は追加的に、UEは、(例えば、第1の送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトル上の1つ又は複数の信号の存在を検出して、第1の送信を遅延させるか否かを判定しようとしない場合がある。ステップ810において、UEは、第2の送信に関してプリアンブル以外の信号についてLBTを実行する(例えば、プリアンブル以外の信号はプリアンブルを含まず、第2の送信はプリアンブルの送信を含まない)。一例では、UEは、第2の送信を実行する(例えば、第2の送信は、プリアンブル以外の信号を送信することを含む)。一例では、第2の送信に関するLBTは、第2の送信を実行する前に実行される。一例では、第2の送信に関してLBTを実行することは、(例えば、第2の送信が実行される)チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かを判定することを含む。一例では、LBTを実行すること(及び/又はチャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるか否かを判定すること)は、チャネル及び/又はスペクトル上の1つ又は複数の信号の有無を検出することを含み得る。UEは、チャネル及び/又はスペクトル上に1つ又は複数の信号がないことを検出する(例えば、チャネル及び/又はスペクトルのサイレンスを検出する)ことに基づいて、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であると判定することができる。チャネル及び/又はスペクトル上に1つ又は複数の信号がないことを検出することは、チャネル及び/又はスペクトル上に信号がないことを検出することを含み得る。代替的に及び/又は追加的に、チャネル及び/又はスペクトル上に1つ又は複数の信号がないことを検出することは、しきい値強度レベル未満の1つ又は複数の強度レベルで、チャネル及び/又はスペクトル上で1つ又は複数の信号を検出することを含み得る。UEは、チャネル/又はスペクトル上の1つ又は複数の信号(例えば、しきい値強度レベルを超える1つ又は複数の強度レベルを有する1つ又は複数の信号)の存在を検出することに基づいて、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能ではないと決定することができる。UEは、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であると判定したとき及び/又は判定した後に、第2の送信を実行することができる。チャネル及び/又はスペクトルが利用可能でないと判定される例では、UEは、第2の送信を遅延させることができる(例えば、第2の送信は、チャネル及び/又はスペクトルが利用可能であるとUEが判定する時点及び/又はその後まで遅延させることができる)。
【0154】
一実施形態では、プリアンブル以外の信号はSRSである。一例では、第2の送信はSRSの送信を含む。
【0155】
一実施形態では、プリアンブル以外の信号は、PUCCH(例えば、PUCCH信号)である。一例では、第2の送信はPUCCHの送信を含む。
【0156】
一実施形態では、UEは、共有スペクトル(例えば、ライセンス不要スペクトル)で動作する。一例では、UEは、共有スペクトルで第1の送信及び第2の送信を実行する。
【0157】
一実施形態では、UEは、送信がプリアンブル送信であるか否かに基づいて(例えば、送信がプリアンブルの送信を含むか否かに基づいて)、送信に関してLBTを実行するか否かを判定する。一例では、UEは、送信がプリアンブル送信ではないという判定に基づいて、送信に関してLBTを実行すると決定することができる(例えば、送信は、プリアンブル以外の信号の送信を含み、及び/又は送信は、プリアンブルの送信を含まない)。一例では、UEは、送信がプリアンブル送信である(例えば、送信がプリアンブルの送信を含む)という判定に基づいて、送信に関してLBTを実行しないと決定することができる。
【0158】
一実施形態では、送信がプリアンブル送信である場合(例えば、送信がプリアンブルの送信を含む場合)に、UEは、LBTを行わずに送信を実行する。
【0159】
一実施形態では、UEは、第1の送信がプリアンブル送信であることに基づいて、LBTを行わずに第1の送信を実行する(例えば、UEは、第1の送信がプリアンブルの送信を含むことに基づいて、LBTを行わずに第1の送信を実行する)。
【0160】
一実施形態では、UEは、送信がプリアンブル送信ではない場合に(例えば、送信がプリアンブルの送信を含まない場合に)、送信に関してLBTを実行する。
【0161】
一実施形態では、UEは、第2の送信がプリアンブル送信ではないことに基づいて、第2の送信に関してLBTを実行する(例えば、UEは、第2の送信がプリアンブルの送信を含まないことに基づいて、第2の送信に関してLBTを実行する)。
【0162】
一実施形態では、UEは、送信がSRS送信である場合(例えば、送信がSRSの送信を含む場合)に、送信に関してLBTを実行する。
【0163】
一実施形態では、UEは、第2の送信がSRS送信であることに基づいて、第2の送信に関してLBTを実行する(例えば、UEは、第2の送信がSRSの送信を含むことに基づいて、第2の送信に関してLBTを実行する)。
【0164】
一実施形態では、UEは、送信がPUCCH送信である場合(例えば、送信がPUCCHの送信を含む場合)に、送信に関してLBTを実行する。
【0165】
一実施形態では、UEは、第2の送信がPUCCH送信であることに基づいて、第2の送信に関してLBTを実行する(例えば、UEは、第2の送信がPUCCHの送信を含むことに基づいて、第2の送信に関してLBTを実行する)。
【0166】
一実施形態では、第1の送信及び第2の送信は、同じサービングセル上にある。
【0167】
一実施形態では、第1の送信及び第2の送信は、同じスペクトル上にある。
【0168】
一実施形態では、第1の送信及び第2の送信は、同じキャリア上にある。
【0169】
図3及び図4を再び参照すると、UEの例示的な一実施形態では、装置300は、メモリ310に格納したプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)LBTを行わずに、プリアンブル送信である第1の送信を実行できるようにし、(ii)第2の送信に関してプリアンブル以外の信号についてLBTを実行できるようにする。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクション及びステップの1つ、いくつか、及び/又は全て、及び/又は本明細書で説明した他のものを実行することができる。
【0170】
図9は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート900である。ステップ905において、UEは、チャネル上でチャネルを感知せずに、チャネル上でプリアンブルを含む第1の信号を送信する(例えば、第1の信号はプリアンブルである)。一例では、第1の信号を送信する前に、UEは、チャネルが利用可能であるか否か(例えば、第1の信号を送信するための利用可能であるか否か)を判定するためにチャネルを感知しない。一例では、UEは、チャネルが第1の信号を送信するために利用可能であるか否かを判定することなく、第1の信号を送信する。一例では、UEは、第1の信号を送信するためのチャネルを感知しない。ステップ910において、UEは、プリアンブルを含まない第2の信号の送信に関してチャネルを感知する。一例では、第2の信号の送信は、プリアンブルの送信を含まない。ステップ915において、UEは、チャネルを感知した後に、チャネル上で第2の信号を送信する。一例では、UEは、チャネルを感知することに応答して、第2の信号を送信する。一例では、第2の信号の送信に関してチャネルを感知することは、(例えば、第2の信号の送信が実行される)チャネルが利用可能であるか否かを判定するために実行される。一例では、UEは、チャネルを感知して、チャネル上の1つ又は複数の信号の有無を検出することができる。UEは、チャネル上に1つ又は複数の信号がないことを(チャネルを感知することによって)検出する(例えば、チャネルのサイレンスを検出する)ことに基づいて、チャネルが利用可能であると判定することができる。チャネル上に1つ又は複数の信号がないことを検出することは、チャネル上に信号がないことを検出することを含み得る。代替的に及び/又は追加的に、チャネル上に1つ又は複数の信号がないことを検出することは、しきい値強度レベル未満の1つ又は複数の強度レベルで、チャネル上の1つ又は複数の信号を検出することを含み得る。UEは、チャネル上の1つ又は複数の信号(例えば、しきい値強度レベルを超える1つ又は複数の強度レベルを有する1つ又は複数の信号)の存在を(チャネルを感知することによって)検出することに基づいて、チャネルが利用可能でないと判定することができる。UEは、チャネルが利用可能であると判定したとき、及び/又は判定した後に、第2の信号の送信を実行することができる。チャネルが利用可能でないと判定される例では、UEは、第2の信号の送信を遅延させることができる(例えば、第2の信号の送信は、UEが、チャネルが使用可能であると判定する時点及び/又はその後まで遅延させることができる)。
【0171】
一実施形態では、第2の信号はSRSである。
【0172】
一実施形態では、第2の信号は、PUCCH(例えば、PUCCH信号)である。
【0173】
一実施形態では、UEは、共有スペクトル(例えば、ライセンス不要スペクトル)で動作する。一例では、UEは、共有スペクトルで第1の信号及び第2の信号を送信する。
【0174】
一実施形態では、UEは、送信がプリアンブル送信であるか否かに基づいて(例えば、送信がプリアンブルの送信を含むか否かに基づいて)、送信(例えば、チャネル上の送信)に関してチャネルを感知するか否かを判定する。一例では、UEは、送信がプリアンブル送信ではない(例えば、送信がプリアンブル以外の信号の送信を含む、及び/又は送信がプリアンブルの送信を含まない)という判定に基づいて、送信(例えば、チャネル上の送信)に関してチャネルを感知すると決定することができる。一例では、UEは、送信がプリアンブル送信である(例えば、送信がプリアンブルの送信を含む)という判定に基づいて、送信(例えば、チャネル上の送信)に関してチャネルを感知しないと決定することができる。
【0175】
一実施形態では、UEは、送信がプリアンブル送信である場合に、チャネルを感知せずに(例えば、送信に関するチャネルを感知せずに)、チャネル上で送信を実行する。
【0176】
一実施形態では、UEは、第1の信号がプリアンブルを含むことに基づいて、チャネルを感知せずにチャネル上で第1の信号を送信する。
【0177】
一実施形態では、UEは、送信がプリアンブル送信でない場合に、チャネルを感知した後に(例えば、送信に関するチャネルを感知した後に)に、送信(例えば、チャネル上の送信)を実行する。
【0178】
一実施形態では、UEは、第2の信号がプリアンブルを含まないことに基づいて(例えば、第2の信号の送信がプリアンブルの送信を含まないことに基づいて)第2の信号の送信に関するのチャネルを感知する。
【0179】
一実施形態では、第1の信号及び第2の信号は、同じサービングセル上で送信される。
【0180】
一実施形態では、第1の信号及び第2の信号は、同じスペクトルで送信される。
【0181】
一実施形態では、第1の信号及び第2の信号は、同じキャリア上で送信される。
【0182】
図3及び図4を再び参照すると、UEの例示的な一実施形態では、装置300は、メモリ310に格納したプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)チャネルを感知せずに、チャネル上でプリアンブルを含む第1の信号を送信することができ、(ii)プリアンブルを含まない第2の信号の送信に関するチャネルを感知することができ、(iii)チャネルを感知した後に、第2の信号をチャネルで送信することができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクション及びステップの1つ、いくつか、及び/又は全て、及び/又は本明細書で説明した他のものを実行することができる。
【0183】
図8図9に関して提供される1つ又は複数の実施形態に関して、いくつかの例では、プリアンブルは、SRS、PUCCH信号、PUSCH信号等の少なくとも1つ等、プリアンブル以外のタイプの信号で置き換えられ得る。一例では、UEは、信号がそのタイプの信号であることに基づいて、送信に関してLBTを実行せずに(及び/又は送信に関するチャネルを感知せずに)信号の送信をチャネル上で実行することができる。一例では、UEは、送信がそのタイプの信号以外の信号の送信を含むことに基づいて(及び/又は送信がそのタイプの信号である信号の送信を含まないことに基づいて)、送信に関してLBTを実行する(及び/又はチャネルを感知する)ことができる。
【0184】
通信装置(例えば、UE、基地局、ネットワークノード等)が提供され得、通信装置は、制御回路、制御回路に取り付けられたプロセッサ、及び/又は制御回路に取り付けられ且つプロセッサに結合される(例えば、動作可能に結合される)メモリを含み得る。プロセッサは、メモリに格納したプログラムコードを実行して、図6図9に示される方法ステップを実行するように構成され得る。さらに、プロセッサは、プログラムコードを実行して、上記のアクション及びステップの1つ、いくつか、及び/又は全て、及び/又は本明細書で説明した他のものを実行することができる。
【0185】
コンピュータ可読媒体が提供され得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体であり得る。コンピュータ可読媒体は、フラッシュメモリ装置、ハードディスクドライブ、ディスク(例えば、磁気ディスク、及び/又はデジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)等の少なくとも1つ等の光ディスク、及び/又は静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)等の少なくとも1つ等のメモリ半導体等を含み得る。可読媒体は、プロセッサで実行可能な命令を含み得、実行されると、図6図9に示される1つ、いくつか、及び/又は全ての方法ステップの実行を生じさせ、及び/又は上記のアクション及びステップの1つ、一部及び/又は全て、及び/又は本明細書で説明した他のものの実行を生じさせる。
【0186】
本明細書に提示する技術の1つ又は複数を適用することは、装置同士(例えば、UE及び/又は/又は基地局)の間の通信の効率の向上及び/又は速度の向上を含むが、これに限定されない1つ又は複数の利益をもたらし得る。効率の向上及び/又は速度の向上は、装置が、LBTの有無にかかわらず、及び/又は異なるタイプのLBTを用いて、チャネルアクセス及び/又は送信をより効率的に実行できるようにする結果であり得る。代替的に及び/又は追加的に、効率の向上及び/又は速度の向上は、装置がLBTを実行するか否かを判定すること、及び/又はチャネルアクセス及び/又は送信に関してLBTのタイプを選択することを可能にする結果であり得る。
【0187】
本開示の様々な態様について上で説明している。本明細書の教示は多種多様な形態で具体化することができ、本明細書に開示する任意の特定の構造、機能、又はその両方が単に代表的なものであることは明らかであるはずである。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本明細書に開示する態様が他の態様とは独立して実施され得、これらの態様のうちの2つ以上を様々な方法で組み合わせることができることを理解すべきである。例えば、機器を実装することができ、又は方法を、本明細書に記載の任意の数の態様を使用して実施することができる。さらに、そのような機器は、本明細書に記載の1つ又は複数の態様に加えて又はそれ以外に、他の構造、機能、又は構造及び機能を使用して実施され得るか、又はそのような方法が実施され得る。上記の概念のいくつかの例として、いくつかの態様では、パルス繰返し周波数に基づいて同時チャネルを確立することができる。いくつかの態様では、同時チャネルは、パルス位置又はオフセットに基づいて確立され得る。いくつかの態様では、同時チャネルは、タイムホッピングシーケンスに基づいて確立され得る。いくつかの態様では、同時チャネルは、パルス繰返し周波数、パルス位置又はオフセット、及び時間ホッピングシーケンスに基づいて確立され得る。
【0188】
当業者は、情報及び信号が、様々な異なる技術及び技術のいずれかを使用して表され得ることを理解するだろう。例えば、上記の説明全体を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光場又は光粒子、又はそれらの組合せによって表され得る。
【0189】
本明細書に開示される態様に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、或いは両者の組合せ(ソースコーディング又は他の技術を使用して設計され得る))、様々な形態のプログラム又は命令を組み込んだ設計コード(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」又は「ソフトウェアモジュール」と呼ばれ得る)、又は両者の組合せとして実装され得ることをさらに理解するだろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップについて、一般にそれらの機能の観点から上で説明してきた。このような機能がハードウェアとして又はソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課せられた特定のアプリケーション及び設計上の制約によって異なる。当業者は、特定のアプリケーション毎に様々な方法で説明した機能を実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈すべきではない。
【0190】
さらに、本明細書に開示する態様に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、又はアクセスポイント内に実装されるか、又はそれらによって実行され得る。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジック装置、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気部品、光学部品、機械部品、又は本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せであり得、IC内、IC外、又はその両方に存在するコード又は命令を実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態マシンであり得る。プロセッサはまた、コンピュータ装置の組合せ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0191】
開示したプロセスにおけるステップの特定の順序又は階層は、サンプルアプローチの例であることが理解される。設計の好みに基づいて、プロセスのステップの特定の順序又は階層は、本開示の範囲内にとどまりながら再配置され得ることが理解される。付随する方法は、サンプルの順序で様々なステップの要素を提示することを主張し、提示した特定の順序又は階層に限定されることを意味するものではない。
【0192】
本明細書に開示する態様に関連して説明した方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組合せで直接具体化され得る。ソフトウェアモジュール(例えば、実行可能命令及び関連データを含む)及び他のデータは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPLOMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当技術分野で知られている他の形式のコンピュータ可読記憶媒体に存在し得る。サンプル記憶媒体は、例えば、コンピュータ/プロセッサ(本明細書では、便宜上、「プロセッサ」と呼ばれ得る)等のマシンに結合することができ、そのようなプロセッサは、記憶媒体から情報(例えば、コード)を読み出し、記憶媒体に情報を書き込むことができる。サンプル記憶媒体は、プロセッサに一体化され得る。プロセッサ及び記憶媒体はASCIに存在し得る。ASICはユーザ機器に存在し得る。代替案では、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ機器の個別のコンポーネントとして存在し得る。代替的に及び/又は追加的に、いくつかの態様では、任意の適切なコンピュータプログラム製品は、本開示の1つ又は複数の態様に関連するコードを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、パッケージ材料を含み得る。
【0193】
開示する主題について、様々な態様に関連して説明してきたが、開示する主題は、更なる修正が可能であることが理解されよう。本願は、一般に、開示する主題の原則に従い、開示する主題が関係する当技術分野における既知の慣習的な慣行の範囲内にあるような本開示からの逸脱を含む、開示する主題の任意の変形、使用、又は適合を網羅することを意図している。
図1
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【外国語明細書】