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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022112696
(43)【公開日】2022-08-03
(54)【発明の名称】スペーサ取付構造及び建具
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/26 20060101AFI20220727BHJP
   E06B 3/46 20060101ALI20220727BHJP
【FI】
E06B3/26
E06B3/46
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021008590
(22)【出願日】2021-01-22
(71)【出願人】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110319
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 恵司
(72)【発明者】
【氏名】川妻 洋介
(72)【発明者】
【氏名】上村 純三
【テーマコード(参考)】
2E014
【Fターム(参考)】
2E014AA03
2E014BA02
2E014BA08
2E014BB07
2E014BC08
2E014BD06
2E014FA10
2E014FB01
(57)【要約】
【課題】第1部材と第2部材が組み合わされた組合材のネジ挿入孔とスペーサの通し孔のずれを抑制して、ネジをスペーサの通し孔を通して組合材のネジ挿入孔に容易に挿入する。
【解決手段】第1部材50と第2部材60が組み合わされてスペーサ30の通し孔を通るネジが固定される組合材にスペーサ30が取り付けられる。スペーサ30は、通し孔が形成されたスペーサ本体32と、スペーサ本体32から組合材に向かって突出する係合突部33を有する。組合材は、通し孔を通ったネジが挿入されるネジ挿入孔と、係合突部33と係合した状態で通し孔の位置をネジ挿入孔の位置に一致させる係合孔65を有する。
【選択図】 図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部材と第2部材が組み合わされてスペーサの通し孔を通るネジが固定される組合材に前記スペーサが取り付けられたスペーサ取付構造であって、
前記スペーサは、前記通し孔が形成されたスペーサ本体と、前記スペーサ本体から前記組合材に向かって突出する係合突部と、を有し、
前記組合材は、前記通し孔を通った前記ネジが挿入されるネジ挿入孔と、前記係合突部と係合した状態で前記通し孔の位置を前記ネジ挿入孔の位置に一致させる係合孔と、を有するスペーサ取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載されたスペーサ取付構造において、
前記第1部材は、前記スペーサ本体を収容する収容孔を有し、
前記ネジ挿入孔と前記係合孔は、前記第2部材に設けられたスペーサ取付構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたスペーサ取付構造において、
前記組合材は、前記ネジ挿入孔の部分と前記係合孔の部分とを含む貫通孔を有するスペーサ取付構造。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載されたスペーサ取付構造において、
前記係合突部は、前記係合孔に対して前記スペーサ本体の反対側に位置する抜け止め部を有するスペーサ取付構造。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載されたスペーサ取付構造において、
前記スペーサ本体は、前記組合材に引っ掛かる外れ止め部を有するスペーサ取付構造。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載されたスペーサ取付構造を備えた建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1部材と第2部材が組み合わされた組合材にスペーサが取り付けられたスペーサ取付構造、及び、スペーサ取付構造を備えた建具に関する。
【背景技術】
【0002】
第1部材と第2部材が組み合わされた組合材として、建具の複合框材が知られている。複合框材では、例えば、第1部材は、室内側に位置する樹脂製の樹脂部材であり、第2部材は、室外側に位置する金属製の金属部材である。樹脂部材と金属部材が組み合わされて、組合材である複合框材が形成される。また、従来、断熱材製の室内側框材と金属製の室外側框材が組み合わされた断熱框に、筒体とネジを用いて、カムラッチハンドルを取り付ける断熱窓が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来の断熱窓では、筒体は、スペーサであり、第1部材である室内側框材の孔内に配置される。ネジは、カムラッチハンドルの取付用孔及び筒体の孔(通し孔)を通って、第2部材である室外側框材に設けられたパネル外れ止め金具の孔(ネジ挿入孔)に挿入される。筒体により、カムラッチハンドルの取り付けに伴って室内側框材が潰れるのが防止される。ところが、従来の断熱窓では、断熱框へのパネルの装着時等に、筒体が動いて、筒体の通し孔と室外側框材のパネル外れ止め金具のネジ挿入孔がずれる虞がある。この場合には、ネジを筒体の通し孔を通してネジ挿入孔に挿入するのが困難になり、カムラッチハンドルの取り付け作業に手間が掛かる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3328879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、第1部材と第2部材が組み合わされた組合材のネジ挿入孔とスペーサの通し孔のずれを抑制して、ネジをスペーサの通し孔を通して組合材のネジ挿入孔に容易に挿入することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1部材と第2部材が組み合わされてスペーサの通し孔を通るネジが固定される組合材に前記スペーサが取り付けられたスペーサ取付構造であって、
前記スペーサは、前記通し孔が形成されたスペーサ本体と、前記スペーサ本体から前記組合材に向かって突出する係合突部と、を有し、
前記組合材は、前記通し孔を通った前記ネジが挿入されるネジ挿入孔と、前記係合突部と係合した状態で前記通し孔の位置を前記ネジ挿入孔の位置に一致させる係合孔と、を有するスペーサ取付構造である。
また、本発明は、本発明のスペーサ取付構造を備えた建具である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1部材と第2部材が組み合わされた組合材のネジ挿入孔とスペーサの通し孔のずれを抑制して、ネジをスペーサの通し孔を通して組合材のネジ挿入孔に容易に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態の建具の正面図である。
図2】第1実施形態の建具の縦断面図である。
図3】第1実施形態の建具の横断面図である。
図4】第1実施形態の戸先框材へのパネルとハンドルの取り付け手順を示す斜視図である。
図5】第1実施形態の戸先框材へのパネルとハンドルの取り付け手順を示す斜視図である。
図6】第1実施形態の戸先框材へのパネルとハンドルの取り付け手順を示す斜視図である。
図7】第1実施形態の戸先框材へのパネルとハンドルの取り付け手順を示す斜視図である。
図8】第1実施形態の建具の戸先框材の周辺部を示す横断面図である。
図9】第1実施形態のスペーサ取付構造のスペーサを示す図である。
図10】第1実施形態の戸先框材を分解して示す斜視図である。
図11】第1実施形態の戸先框材へのスペーサの取り付け手順を示す斜視図である。
図12】第1実施形態の戸先框材の収容孔の箇所を室内側からみた正面図である。
図13】第1実施形態のスペーサ取付構造を示す図である。
図14】第2実施形態の建具の戸先框材の周辺部を示す横断面図である。
図15】第2実施形態のスペーサ取付構造のスペーサを示す図である。
図16】第2実施形態の戸先框材へのスペーサの取り付け手順を示す斜視図である。
図17】第2実施形態の戸先框材へのスペーサの取り付け手順を示す斜視図である。
図18】第2実施形態の戸先框材の収容孔の箇所を室内側からみた正面図である。
図19】第2実施形態のスペーサ取付構造を示す図である。
図20】第3実施形態の戸先框材の収容孔の箇所を室内側からみた正面図である。
図21】第4実施形態の戸先框材の収容孔の箇所を室内側からみた正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のスペーサ取付構造、及び、スペーサ取付構造を備えた建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のスペーサ取付構造では、少なくとも2つの部材が組み合わされた組合材にスペーサを取り付けて、スペーサを組合材に保持する。以下では、スライド式の障子を備えた建具を例にとり、スペーサ取付構造の複数の実施形態について説明する。建具は、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置される。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の建具1の正面図であり、建物2に設置された建具1を室内側からみて示している。図2は、第1実施形態の建具1の縦断面図であり、図3は、第1実施形態の建具1の横断面図である。
図示のように、建具1は、引き違い窓であり、開口部3Aを形成する枠体3と、枠体3の開口部3Aに配置された開閉可能な一対の障子4A、4B(第1障子4A、第2障子4B)を備えている。枠体3が建物2に設置されて、引き違い障子である一対の障子4A、4Bにより、枠体3の開口部3Aが開閉される。
【0011】
なお、建物2に設けた建具1を正面からみたときに(図1参照)、上下となる方向が上下方向であり、左右となる方向が左右方向である。図1では、上下方向は鉛直方向であり、左右方向は水平方向である。室内外方向S(図2図3参照)は、建物2に設けた建具1における室内外方向(屋内外方向)である。このように、建具1に関する方向は、建具1を建物2に設けた状態での方向で特定する。また、建具1に関して室内側、室外側とは、建具1を建物2に設けた状態での室内側、室外側である。
【0012】
枠体3は、方形状の開口枠(窓枠)であり、建物2の開口部に設置される。また、枠体3は、互いに組み合わされた4つの枠材10~13(上枠材10、下枠材11、一対の縦枠材12、13)を有し、枠材10~13により、方形状の開口部3Aを形成している。枠材10~13は、例えば、押出成形により形成された形材からなる。上枠材10と下枠材11は、枠体3の上下の横枠材であり、枠体3の上部と下部で左右方向(横方向)に沿って延びる。一対の縦枠材12、13は、枠体3の左右の側部で上下方向(縦方向)に沿って延びる。上枠材10、下枠材11、及び、左右の縦枠材12、13が枠組みされて、枠材10~13の端部同士が接続されている。
【0013】
一対の障子4A、4Bは、スライドにより移動するパネル状の可動障子(パネル体)であり、枠体3の開口部3A内で引き違い状にスライドする。障子4A、4Bは、それぞれ上枠材10のレール10A、10Bと下枠材11のレール11A、11Bにスライド可能に連結され、レール10A、10B、11A、11Bに沿って、水平方向にスライドして移動する。障子4A、4Bのそれぞれのスライドにより、枠体3の開口部3Aが開閉される。
【0014】
第1障子4Aは、室内外方向Sの一方側に位置する一方側障子であり、第2障子4Bは、室内外方向Sの他方側に位置する他方側障子である。ここでは、室内外方向Sの一方側は、室内側であり、室内外方向Sの他方側は、室外側である。従って、第1障子4Aは、室内側障子であり、第2障子4Bは、室外側障子である。
【0015】
障子4A、4Bのそれぞれは、方形状の框体20と、框体20内に配置されたパネル21を有している。框体20は、方形状に枠組みされた4つの框材22~25(上框材22、下框材23、戸先框材24、召合せ框材25)を有する。框材22~25は、例えば、押出成形により形成された形材からなる。パネル21は、例えば、複数のガラス板を有する複層ガラスであり、框体20に嵌め込まれている。
【0016】
上框材22と下框材23は、框体20の上下の横框材であり、框体20の上部と下部で左右方向(横方向)に沿って延びる。戸先框材24と召合せ框材25は、框体20の左右の縦框材であり、框体20の左右の側部で上下方向(縦方向)に沿って延びる。框材22~25が枠組みされて、框材22~25の端部同士が接続されている。一対の障子4A、4Bが閉じたときに、一対の障子4A、4Bの戸先框材24は、それぞれ枠体3の縦枠材12、13に隣接して配置され、一対の障子4A、4Bの召合せ框材25は、室内外方向Sにおいて互いに重なり合う。
【0017】
建具1は、障子4A、4Bの室外側でスライドする網戸5と、障子4A、4Bに取り付けられた施錠装置6及びハンドル7を備えている。施錠装置6は、クレセント錠とクレセント受けを有するクレセントであり、第1障子4Aと第2障子4Bのそれぞれの召合せ框材25に取り付けられている。一対の障子4A、4Bが閉じた状態で、施錠装置6により、一対の障子4A、4Bが施錠される。
【0018】
ハンドル7は、框体20の框材22~25に取り付けられる取付部品の一例である。ここでは、ハンドル7は、一対の障子4A、4Bのそれぞれの戸先框材24の室内側で戸先框材24に取り付けられて、戸先框材24の室内側に配置されている。ハンドル7は、戸先框材24から室内側に突出して、障子4A、4Bの開閉操作に用いられる。
【0019】
ハンドル7は、スペーサ30を含むスペーサ取付構造8(図3参照)を用いて、戸先框材24に取り付けられている。スペーサ取付構造8は、戸先框材24のハンドル7が取り付けられる箇所に設けられている。戸先框材24は、中空形状に形成されており、中空部内に収容された裏板40を有している。ネジ(図示せず)が裏板40のネジ孔に取り付けられて、ネジにより、ハンドル7が戸先框材24に取り付けられている。
【0020】
図4図7は、第1実施形態の戸先框材24へのパネル21とハンドル7の取り付け手順を示す斜視図であり、戸先框材24の長手方向(上下方向)の一部とパネル21の一部を示している。
図示のように、パネル21は、左右方向の端部に位置して上下方向に延びる縦縁部26を有している(図4参照)。戸先框材24は、上下方向に延びる収容溝27を有し、パネル21の縦縁部26を収容溝27内に収容する(図5参照)。パネル21の縦縁部26が戸先框材24の収容溝27に嵌め込まれて、パネル21が戸先框材24に取り付けられる。
【0021】
スペーサ30は、室内外方向Sに貫通する通し孔31を有し、戸先框材24に埋め込まれて、戸先框材24の室内側に露出する(図6参照)。2つのスペーサ30が、上下方向に互いに離隔して、戸先框材24に装着されている。ハンドル7は、2つの基部7Aと、基部7Aを室内外方向Sに貫通する取付孔7Bと、基部7Aに固定されるカバー7Cを有している。2つの基部7Aは、上下方向に互いに離隔して、戸先框材24に室内側から当接する。基部7Aは、それぞれ取付孔7Bの位置をスペーサ30の通し孔31の位置に一致させて、スペーサ30に当接する。
【0022】
ネジ9は、ハンドル7の取り付け用の取付ネジであり、室内側からハンドル7の取付孔7Bとスペーサ30の通し孔31を通って、裏板40(図3参照)のネジ孔に螺合する。これにより、ネジ9は、裏板40に取り付けられて、裏板40により、戸先框材24に固定される。ネジ9により、基部7Aが戸先框材24に取り付けられて、ハンドル7が戸先框材24に取り付けられて固定される。カバー7Cは、基部7Aに固定された状態(図7参照)で、ネジ9の室内側に位置して、ネジ9を室内側から覆う。ネジ9は、カバー7Cにより遮蔽される。
【0023】
図8は、第1実施形態の建具1の戸先框材24の周辺部を示す横断面図であり、図3に示す第1障子4Aの戸先框材24側の部分を示している。図8では、ハンドル7を二点鎖線で示している。
図示のように、戸先框材24は、ハンドル7が装着される第1部材50と、裏板40が取り付けられる第2部材60を有している。第1部材50は、第2部材60の室内側に位置する室内側部材であり、第2部材60は、第1部材50の室外側に位置する室外側部材である。また、第1部材50は、合成樹脂製の樹脂部材であり、第2部材60は、金属製(例えば、アルミニウム合金)の金属部材である。
【0024】
戸先框材24は、第1部材50と第2部材60が組み合わされた組合材である。スペーサ30は、裏板40を含む戸先框材24に取り付けられて、戸先框材24に装着される。第1部材50と第2部材60は、戸先框材24を構成する構成部材(第1構成部材、第2構成部材)であり、それぞれ中空形状に形成されている。第1部材50と第2部材60は、戸先框材24の長手方向に延び、室内外方向Sに対向した状態で、互いに連結されている。第1部材50の保持部51と第2部材60の保持部61は、室内外方向Sに対向して配置されて、互いの間に収容溝27を形成している。パネル21の縦縁部26は、保持部51、61の間に配置されて、保持部51、61に保持される。
【0025】
第1部材50は、スペーサ30が装着される中空部52と、ハンドル7が取り付けられる取付部53を有している。取付部53は、戸先框材24のハンドル7側(室内側)の見付け部であり、ハンドル7と当接する。また、取付部53は、中空部52の室内側の部分を区画する板状の壁部である。中空部52及び取付部53は、ハンドル7と第2部材60の間に配置されている。
【0026】
第2部材60は、裏板40を収容する中空部62と、室内外方向Sにおいて第1部材50と対向する対向部63を有している。裏板40は、中空部62の内側で戸先框材24の長手方向に延び、中空部62の内面に沿って配置されている。また、裏板40は、対向部63の室外側に位置して、対向部63に沿って配置されている。ネジ41は、裏板40の固定用の固定ネジであり、裏板40に取り付けられて、第2部材60に裏板40を固定している。対向部63は、中空部62の第1部材50側(室内側)の部分を区画する板状の壁部である。対向部63は、第1部材50に対して裏板40側(室外側)に位置して、第1部材50と裏板40の間に配置されている。
【0027】
図9は、第1実施形態のスペーサ取付構造8のスペーサ30を示す図である。図9Aは、スペーサ30の斜視図である。図9Bは、図9Aの矢印X1方向からみたスペーサ30を示す。図9Cは、図9Aの矢印X2方向からみたスペーサ30を示す。図9Dは、図9Aの矢印X3方向からみたスペーサ30を示す。
【0028】
図示のように、スペーサ30は、円筒状のスペーサ本体32と、スペーサ本体32から戸先框材24に向かって突出する係合突部33を有している。通し孔31は、スペーサ本体32に形成されて、スペーサ本体32を室内外方向Sに貫通する。それぞれハンドル7側(室内側)からみて、スペーサ本体32は、左右方向よりも上下方向に長い長円形状に形成され、通し孔31は、円形状に形成されている。
【0029】
スペーサ本体32は、戸先框材24に引っ掛かる2つの外れ止め部34を有している。外れ止め部34は、スナップフィット部であり、スペーサ本体32の左右方向の両側に設けられている。また、外れ止め部34は、弾性変形可能な弾性部34Aと、弾性部34Aから突出する係止部34Bを有している。外れ止め部34の係止部34Bは、スペーサ本体32の外方側に突出して、戸先框材24に係止される。係止部34Bは、弾性部34Aの弾性変形に伴い、スペーサ本体32の内方側に変位する。係合突部33は、スペーサ本体32の室外側に位置して、室外側に向かって突出する。
【0030】
図10は、第1実施形態の戸先框材24を分解して示す斜視図であり、戸先框材24の第1部材50及び第2部材60の長手方向の一部を示している。
図示のように、戸先框材24は、ハンドル7が取り付けられる2つの取付箇所にスペーサ取付構造8を備えている。2つの取付箇所のスペーサ取付構造8は、戸先框材24の長手方向に互いに離隔して設けられている。また、戸先框材24は、スペーサ取付構造8のそれぞれに、収容孔54、ネジ挿入孔64、及び、係合孔65を有している。
【0031】
収容孔54は、第1部材50に設けられて、スペーサ30のスペーサ本体32を収容する。第1部材50は、中空部52を室内外方向Sに貫通する収容孔54を有しており、収容孔54は、ハンドル7側(室内側)からみて、左右方向よりも上下方向に長い長円形状に形成されている。ネジ挿入孔64と係合孔65は、第2部材60に設けられて、収容孔54に対してハンドル7の反対側(室外側)に位置している。
【0032】
収容孔54は、ネジ挿入孔64及び係合孔65に対して室内側に位置して、ネジ挿入孔64とハンドル7の間、及び、係合孔65とハンドル7の間に配置されている。第2部材60は、対向部63を室内外方向Sに貫通するネジ挿入孔64及び係合孔65を有している。それぞれ室内側からみて、ネジ挿入孔64は、円形状に形成され、係合孔65は、矩形状に形成されている。
【0033】
図11は、第1実施形態の戸先框材24へのスペーサ30の取り付け手順を示す斜視図である。図12は、第1実施形態の戸先框材24の収容孔54の箇所を室内側からみた正面図である。図11A及び図12Aは、スペーサ30の取り付け前の戸先框材24を示し、図11B及び図12Bは、スペーサ30の取り付け後の戸先框材24を示している。図13は、第1実施形態のスペーサ取付構造8を示す図である。図13Aは、室内側からみたスペーサ取付構造8の正面図であり、図13Bは、図13AのX4―X4線で切断したスペーサ取付構造8の断面図である。
【0034】
図示のように、スペーサ30の戸先框材24への取り付け前に、戸先框材24の第1部材50と第2部材60を連結して組み合わせる(図11A図12A参照)。第2部材60のネジ挿入孔64の中心軸方向(室内外方向S)における室内側からみて、ネジ挿入孔64は、第1部材50の収容孔54からはみ出すことなく、収容孔54内の位置に配置される。また、係合孔65は、収容孔54の縁部に位置し、一部を除いて、収容孔54内の位置に配置される。係合孔65の一部は、収容孔54外の位置に配置される。
【0035】
2箇所のスペーサ取付構造8のそれぞれで、スペーサ30の係合突部33を第1部材50の収容孔54に向けて配置して、スペーサ30を収容孔54に室内側から挿入する。係合突部33は、スペーサ本体32から第2部材60の係合孔65に向かって突出しており、収容孔54を通って、第2部材60の係合孔65に挿入される(図11B図12B参照)。これにより、係合突部33は、係合孔65に嵌め込まれて、係合孔65に係合し、第2部材60に取り付けられる(図13参照)。
【0036】
係合突部33は、係合孔65を通って、裏板40に形成された矩形状の突部挿入孔42に挿入される。係合突部33は、第2部材60の対向部63を貫通して、第2部材60の中空部62の内側まで配置される。また、係合突部33は、係合孔65及び突部挿入孔42から室外側に向かって突出し、突部挿入孔42に係合する。
【0037】
スペーサ本体32は、第1部材50の収容孔54に室内側から挿入されて、収容孔54内に収容された状態で、第1部材50に装着される。スペーサ30の係合突部33が第2部材60の係合孔65に係合することで、通し孔31が第2部材60のネジ挿入孔64に室内側から重なる位置にスペーサ本体32が配置されて、スペーサ30が戸先框材24に取り付けられる。
【0038】
係合孔65は、係合突部33と係合した状態で、室内側からみて、スペーサ本体32の通し孔31の位置をネジ挿入孔64の位置に一致させて、スペーサ30を保持する。通し孔31の直径は、ネジ挿入孔64の直径よりも小さい。通し孔31の中心軸方向(室内外方向S)における室内側からみて、通し孔31は、ネジ挿入孔64からはみ出すことなく、ネジ挿入孔64内の位置に配置される。
【0039】
スペーサ30の外れ止め部34は、第1部材50の中空部52内に位置して(図8参照)、第1部材50の取付部53の室外側に配置される。外れ止め部34は、スペーサ本体32から中空部52の内部空間に向かって突出し、第1部材50の取付部53と対向して取付部53に係止可能な位置に配置される。スペーサ30が室外側に変位したときに、外れ止め部34は、第1部材50の取付部53に室外側から引っ掛かり、取付部53に係止される。スペーサ本体32は、外れ止め部34により、戸先框材24の第1部材50に係止される。外れ止め部34は、スペーサ本体32が戸先框材24の第1部材50から外れるのを阻止して、スペーサ本体32を第1部材50に保持する。ここでは、外れ止め部34により、第1部材50の収容孔54からスペーサ本体32が外れるのが阻止されて、スペーサ本体32が収容孔54内に保持される。
【0040】
ハンドル7の取り付け用のネジ9(図6参照)は、スペーサ30の通し孔31に挿入され、通し孔31を通って、戸先框材24に固定される。その際、通し孔31を通ったネジ9(図13参照)は、第2部材60のネジ挿入孔64に挿入され、ネジ挿入孔64を通って、裏板40に形成された円形状のネジ孔43に螺合する。ネジ孔43の直径は、通し孔31の直径及びネジ挿入孔64の直径よりも小さい。通し孔31の中心軸方向における室内側からみて、ネジ孔43は、通し孔31及びネジ挿入孔64からはみ出すことなく、通し孔31及びネジ挿入孔64内の位置に配置される。
【0041】
ハンドル7は、第1部材50の取付部53及びスペーサ30のスペーサ本体32に当接した状態で、ネジ9により戸先框材24に取り付けられる(図8参照)。スペーサ本体32は、ハンドル7と第2部材60の対向部63に当接して、ハンドル7と第2部材60の対向部63の間に挟まれる。スペーサ本体32は、第1部材50の収容孔54に収容された状態で、ハンドル7と第2部材60の対向部63の間にスペースを確保する。スペーサ本体32により、ネジ9の締め付けに伴い第1部材50が潰れるのが防止されて、第1部材50の形状が維持される。
【0042】
以上説明した建具1のスペーサ取付構造8では、戸先框材24のネジ挿入孔64とスペーサ30の通し孔31のずれを抑制して、ネジ9をスペーサ30の通し孔31を通して戸先框材24のネジ挿入孔64に容易に挿入することができる。そのため、ハンドル7を戸先框材24に簡単に取り付けることができる。
【0043】
第1部材50の収容孔54内のスペーサ本体32により、第1部材50が潰れるのを防止することができる。また、第2部材60に取り付けられたスペーサ30のスペーサ本体32により、第1部材50を保持して、第1部材50の位置の変化を抑制することができる。スペーサ本体32の外れ止め部34により、スペーサ本体32を戸先框材24の第1部材50に安定して保持することができる。
【0044】
なお、スペーサ30の係合突部33を裏板40の突部挿入孔42に係合することで、裏板40を第2部材60に係合突部33を介して保持することができる(図8参照)。そのため、ネジ41により、裏板40を第2部材60に固定しないようにしてもよい。また、第2部材60の係合孔65と裏板40の突部挿入孔42は、内周部が環状に連続した孔であってもよく、部分的に開放された孔(例えば、第2部材60又は裏板40の縁部から延びる溝状の長孔、又は、第2部材60又は裏板40の縁部に開口する孔)であってもよい。
【0045】
次に、他の実施形態のスペーサ取付構造8、及び、建具1について説明する。以下の各実施形態に関し、第1実施形態と同じ事項の説明は省略し、第1実施形態の構成に相当する構成には、第1実施形態の構成と同じ名称を用いる。
【0046】
(第2実施形態)
図14は、第2実施形態の建具1の戸先框材24の周辺部を示す横断面図であり、図8と同様に、第1障子4Aの戸先框材24側の部分を示している。図14では、ハンドル7を二点鎖線で示している。図15は、第2実施形態のスペーサ取付構造8のスペーサ70を示す図である。図15Aは、スペーサ70の斜視図である。図15Bは、図15Aの矢印X5方向からみたスペーサ70を示す。図15Cは、図15Aの矢印X6方向からみたスペーサ70を示す。図15Dは、図15Aの矢印X7方向からみたスペーサ70を示す。
【0047】
図示のように、第2実施形態の建具1のスペーサ取付構造8では、スペーサ70が第1実施形態のスペーサ取付構造8のスペーサ30と相違する。スペーサ70は、通し孔71が形成されたスペーサ本体72と、スペーサ本体72から戸先框材24に向かって突出する係合突部73を有している。係合突部73は、スナップフィット部であり、弾性変形可能な2つの係合部74と、係合部74の先端部に形成された抜け止め部75を有している。2つの係合部74は、互いに離隔して形成されて、互いに接近する方向に弾性変形する。抜け止め部75は、係合部74から係合突部73の突出方向に交差する方向に突出する。
【0048】
図16図17は、第2実施形態の戸先框材24へのスペーサ70の取り付け手順を示す斜視図である。図18は、第2実施形態の戸先框材24の収容孔54の箇所を室内側からみた正面図である。図18Aは、スペーサ70の取り付け前の戸先框材24を示し、図18Bは、スペーサ70の取り付け後の戸先框材24を示している。図19は、第2実施形態のスペーサ取付構造8を示す図である。図19Aは、室内側からみたスペーサ取付構造8の正面図であり、図19Bは、図19AのX8―X8線で切断したスペーサ取付構造8の断面図である。
【0049】
図示のように、戸先框材24の第1部材50と第2部材60を連結して組み合わせて、スペーサ70を第1部材50の収容孔54に室内側から挿入する(図16図17図18A参照)。スペーサ本体72は、収容孔54内に収容されて、第1部材50に装着される(図18B図19参照)。係合突部73の係合部74は、第2部材60の係合孔65に係合して、第2部材60に取り付けられる。
【0050】
係合突部73の2つの抜け止め部75は、第2部材60の係合孔65と裏板40の突部挿入孔42に挿入され、係合孔65と突部挿入孔42を通って、第2部材60の中空部62内に配置される。係合突部73が係合孔65に係合した状態で、抜け止め部75は、係合孔65及び突部挿入孔42に対してスペーサ本体72の反対側(室外側)に位置し、係合部74から中空部62の内部空間に向かって突出する。抜け止め部75は、裏板40の室外側で、裏板40と対向して裏板40に係止可能な位置に配置される。
【0051】
スペーサ70が室外側に変位したときに、抜け止め部75は、第2部材60に設けられた裏板40に室外側から引っ掛かり、裏板40に係止される。係合突部73は、抜け止め部75により、裏板40及び戸先框材24の第2部材60に係止される。抜け止め部75は、係合突部73が突部挿入孔42及び係合孔65から抜けるのを阻止して、係合突部73を突部挿入孔42及び係合孔65内に保持する。
【0052】
このように、第2実施形態のスペーサ取付構造8では、抜け止め部75により、スペーサ70の係合突部73が戸先框材24の第2部材60の係合孔65から抜けるのを阻止して、スペーサ70が戸先框材24から外れるのを防止することができる。なお、スペーサ70のスペーサ本体72に、第1実施形態のスペーサ30の外れ止め部34を設けるようにしてもよい。
【0053】
(第3実施形態)
図20は、第3実施形態の戸先框材24の収容孔54の箇所を室内側からみた正面図である。図20Aは、スペーサ30の取り付け前の戸先框材24を示し、図20Bは、スペーサ30の取り付け後の戸先框材24を示している。
図示のように、第3実施形態の建具1のスペーサ取付構造8では、第2部材60の係合孔65の形状が第1実施形態のスペーサ取付構造8の係合孔65と相違する。係合孔65は、円形状に形成されている。また、裏板40の突部挿入孔42は、係合孔65と同様に、円形状に形成されている。
【0054】
このように、係合孔65は、スペーサ30の係合突部33と係合可能な形状であればよく、突部挿入孔42は、係合突部33が挿入可能な形状であればよい。従って、係合孔65と突部挿入孔42は、円形状や矩形状以外の形状に形成してもよい。また、スペーサ30の通し孔31及び第2部材60のネジ挿入孔64は、ネジ9が挿入可能な形状であればよく、円形状以外の形状に形成してもよい。
【0055】
(第4実施形態)
図21は、第4実施形態の戸先框材24の収容孔54の箇所を室内側からみた正面図である。図21Aは、スペーサ30の取り付け前の戸先框材24を示し、図21Bは、スペーサ30の取り付け後の戸先框材24を示している。
図示のように、第4実施形態の建具1のスペーサ取付構造8では、第2部材60のネジ挿入孔64及び係合孔65が第1実施形態のスペーサ取付構造8のネジ挿入孔64及び係合孔65と相違する。
【0056】
戸先框材24は、第2部材60に形成された貫通孔66を有している。貫通孔66は、ネジ挿入孔64の部分と係合孔65の部分とを含む1つの孔であり、ネジ挿入孔64と係合孔65を繋いだ形状に形成されている。ネジ挿入孔64と係合孔65は、1つの貫通孔66の互いに異なる部分であり、貫通孔66として一体に形成されている。即ち、ネジ挿入孔64は、係合孔65の部分とは異なる貫通孔66の一部であり、係合孔65は、ネジ挿入孔64の部分とは異なる貫通孔66の一部である。
【0057】
このように、第4実施形態のスペーサ取付構造8では、1つの貫通孔66をネジ挿入孔64及び係合孔65として用いる。そのため、戸先框材24の第2部材60へのネジ挿入孔64と係合孔65の加工を容易にして、ネジ挿入孔64と係合孔65を戸先框材24の第2部材60に簡単に形成することができる。
【0058】
以上説明した第1~第4実施形態では、組合材が戸先框材24である例について説明したが、組合材は、框体20の戸先框材24以外の框材22、23、25であってもよく、枠体3の枠材10~13であってもよい。スペーサ本体32、72は、第1部材50に埋め込まれていてもよく、第1部材50から突出していてもよい。また、第1部材50は、第2部材60と同様に、金属製(例えば、アルミニウム合金)の金属部材であってもよい。
【0059】
ハンドル7の取り付け用のネジ9は、裏板40又はナット等の取付具に取り付けて、組合材に固定してもよい。第2部材60のネジ挿入孔64をネジ孔にして、ネジ9をネジ挿入孔64に直接に取り付けて組合材に固定してもよい。ハンドル7以外の取付部品(例えば、ストッパー、引手、装飾部品、鉤部品)を組合材に取り付けてもよい。取付部品は、組合材の室内側で組合材に取り付けてもよく、組合材の室外側で組合材に取り付けてもよい。取付部品の取り付け箇所に対応して、第1部材50が室外側部材で、第2部材60が室内側部材であってもよい。
【0060】
以上のように、本発明は、第1部材と第2部材が組み合わされてスペーサの通し孔を通るネジが固定される組合材に前記スペーサが取り付けられたスペーサ取付構造であって、
前記スペーサは、前記通し孔が形成されたスペーサ本体と、前記スペーサ本体から前記組合材に向かって突出する係合突部と、を有し、
前記組合材は、前記通し孔を通った前記ネジが挿入されるネジ挿入孔と、前記係合突部と係合した状態で前記通し孔の位置を前記ネジ挿入孔の位置に一致させる係合孔と、を有するスペーサ取付構造である。
従って、第1部材と第2部材が組み合わされた組合材のネジ挿入孔とスペーサの通し孔のずれを抑制して、ネジをスペーサの通し孔を通して組合材のネジ挿入孔に容易に挿入することができる。
【0061】
前記第1部材は、前記スペーサ本体を収容する収容孔を有し、
前記ネジ挿入孔と前記係合孔は、前記第2部材に設けられる。
第1部材の収容孔内のスペーサ本体により、第1部材が潰れるのを防止することができる。また、第2部材に取り付けられたスペーサのスペーサ本体により、第1部材を保持して、第1部材の位置の変化を抑制することができる。
【0062】
前記組合材は、前記ネジ挿入孔の部分と前記係合孔の部分とを含む貫通孔を有する。
従って、組合材へのネジ挿入孔と係合孔の加工を容易にして、ネジ挿入孔と係合孔を組合材に簡単に形成することができる。
【0063】
前記係合突部は、前記係合孔に対して前記スペーサ本体の反対側に位置する抜け止め部を有する。
抜け止め部により、スペーサの係合突部が組合材の係合孔から抜けるのを阻止して、スペーサが組合材から外れるのを防止することができる。
【0064】
前記スペーサ本体は、前記組合材に引っ掛かる外れ止め部を有する。
外れ止め部により、スペーサ本体を組合材に安定して保持することができる。
【0065】
本発明は、本発明のスペーサ取付構造を備えた建具である。
従って、建具において、第1部材と第2部材が組み合わされた組合材のネジ挿入孔とスペーサの通し孔のずれを抑制して、ネジをスペーサの通し孔を通して組合材のネジ挿入孔に容易に挿入することができる。
【符号の説明】
【0066】
1・・・建具、2・・・建物、3・・・枠体、3A・・・開口部、4A・・・第1障子、4B・・・第2障子、5・・・網戸、6・・・施錠装置、7・・・ハンドル、7A・・・基部、7B・・・取付孔、7C・・・カバー、8・・・スペーサ取付構造、9・・・ネジ、10・・・上枠材、10A・・・レール、10B・・・レール、11・・・下枠材、11A・・・レール、11B・・・レール、12・・・縦枠材、13・・・縦枠材、20・・・框体、21・・・パネル、22・・・上框材、23・・・下框材、24・・・戸先框材、25・・・召合せ框材、26・・・縦縁部、27・・・収容溝、30・・・スペーサ、31・・・通し孔、32・・・スペーサ本体、33・・・係合突部、34・・・外れ止め部、34A・・・弾性部、34B・・・係止部、40・・・裏板、41・・・ネジ、42・・・突部挿入孔、43・・・ネジ孔、50・・・第1部材、51・・・保持部、52・・・中空部、53・・・取付部、54・・・収容孔、60・・・第2部材、61・・・保持部、62・・・中空部、63・・・対向部、64・・・ネジ挿入孔、65・・・係合孔、66・・・貫通孔、70・・・スペーサ、71・・・通し孔、72・・・スペーサ本体、73・・・係合突部、74・・・係合部、75・・・抜け止め部、S・・・室内外方向。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21