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特開2022-112833通信装置、サーバー装置、及び通信システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022112833
(43)【公開日】2022-08-03
(54)【発明の名称】通信装置、サーバー装置、及び通信システム
(51)【国際特許分類】
   H04W 40/02 20090101AFI20220727BHJP
   H04W 84/18 20090101ALI20220727BHJP
   H04W 40/12 20090101ALI20220727BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20220727BHJP
【FI】
H04W40/02 110
H04W84/18
H04W40/12
H04W24/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021008806
(22)【出願日】2021-01-22
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】石川 浩由
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB27
5K067EE22
5K067EE25
(57)【要約】
【課題】安定的な通信を可能にするメッシュネットワークの構築を支援する技術を提供する。
【解決手段】実施形態の通信装置は、第1の送信部と、第1の受信部と、検知部と、登録部と、第2の送信部とを備える。第1の送信部は、経路探索信号をブロードキャスト送信する。第1の受信部は、自装置とは異なる1以上の他の通信装置から、経路探索信号に対する応答であって、サーバー装置からのホップ数に基づくランクを含む応答を受信する。検知部は、応答の感度を検知する。登録部は、応答を送信した1以上の他の通信装置のうち自装置のランクよりも最も高いランクの他の通信装置を自装置とサーバー装置との間の通信経路として登録する。第2の送信部は、最も高いランクの他の通信装置についての感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報をサーバー装置へ送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバー装置とメッシュネットワークを構成する複数の通信装置に含まれる通信装置において、
経路探索信号をブロードキャスト送信する第1の送信部と、
自装置とは異なる1以上の他の通信装置から、前記経路探索信号に対する応答であって、前記サーバー装置からのホップ数に基づくランクを含む応答を受信する第1の受信部と、
前記応答の感度を検知する検知部と、
前記応答を送信した1以上の他の通信装置のうち自装置のランクよりも最も高いランクの他の通信装置を自装置と前記サーバー装置との間の通信経路として登録する登録部と、
前記最も高いランクの他の通信装置についての感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報を前記サーバー装置へ送信する第2の送信部と、
を備える通信装置。
【請求項2】
複数の伝送速度と関連付けられた複数の閾値を示す閾値情報を記憶する記憶部と、
前記サーバー装置から送信される伝送速度変更メッセージを受信する第2の受信部と、
前記閾値情報及び前記伝送速度変更メッセージに基づいて、前記閾値を前記伝送速度変更メッセージで示される変更後の伝送速度に関連付けられた閾値に変更する変更部と、
をさらに備える請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記第1の送信部は、前記変更部による閾値の変更に基づいて、前記経路探索信号をブロードキャスト送信する、請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
メッシュネットワークを構成する通信装置及びサーバー装置を備える通信システムにおいて、
前記通信装置は、
経路探索信号をブロードキャスト送信する第1の送信部と、
自装置とは異なる1以上の他の通信装置から、前記経路探索信号に対する応答であって、前記サーバー装置からのホップ数に基づくランクを含む応答を受信する受信部と、
前記応答の感度を検知する検知部と、
前記応答を送信した1以上の他の通信装置のうち自装置のランクよりも最も高いランクの他の通信装置を自装置と前記サーバー装置との間の通信経路として登録する登録部と、
前記最も高いランクの他の通信装置についての感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報を前記サーバー装置へ送信する第2の送信部と、
を備え、
前記サーバー装置は、
前記通信装置から前記通信不安定情報を受信する受信部と、
記憶部に前記通信不安定情報を保存する記憶制御部と、
を備える、
通信システム。
【請求項5】
複数の通信装置とメッシュネットワークを構成するサーバー装置であって、
経路探索信号をブロードキャスト送信し、自装置とは異なる1以上の他の通信装置から、前記経路探索信号に対する応答であって、前記サーバー装置からのホップ数に基づくランクを含む応答を受信し、前記応答の感度を検知し、前記応答を送信した1以上の他の通信装置のうち自装置のランクよりも最も高いランクの他の通信装置についての感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報を前記サーバー装置へ送信する通信装置から前記通信不安定情報を受信する受信部と、
前記通信不安定情報の受信に基づいて、伝送速度の変更指示を含む伝送速度変更メッセージを前記通信装置に送信する送信部と、
を備えるサーバー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、通信装置、サーバー装置、及び通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ノード間でメッシュネットワークを構築し、情報を基幹であるサーバーに集約するネットワークがある。例えば、メッシュネットワークを構築する際、ノードは、サーバーのアドレスを予め登録する。ノードの電源が投入されると、ノードは、通信経路探索信号を発信し、サーバーまでの通信経路を確立する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-92771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ノードが通信の安定しない他のノードを通信経路として選択すると、サーバーとノードとの間の通信は安定しない。
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、安定的な通信を可能にするメッシュネットワークの構築を支援する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の通信装置は、サーバー装置とメッシュネットワークを構成する複数の通信装置に含まれる通信装置である。通信装置は、第1の送信部と、第1の受信部と、検知部と、登録部と、第2の送信部と、を備える。第1の送信部は、経路探索信号をブロードキャスト送信する。第1の受信部は、自装置とは異なる1以上の他の通信装置から、経路探索信号に対する応答であって、サーバー装置からのホップ数に基づくランクを含む応答を受信する。検知部は、応答の感度を検知する。登録部は、応答を送信した1以上の他の通信装置のうち自装置のランクよりも最も高いランクの他の通信装置を自装置と前記サーバー装置との間の通信経路として登録する。第2の送信部は、最も高いランクの他の通信装置についての感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報をサーバー装置へ送信する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る通信システムの概要を示す図である。
図2図2は、サーバー装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、ノードの要部構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、サーバー装置によるメッシュネットワーク参入要求の送信処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、ノードによるメッシュネットワーク参入要求の受信処理の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、ノードによるランク要求の送信処理の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、ノードによるランク要求の受信処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、サーバー装置による経路要求の送信処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、ノードによる経路要求の受信処理の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、ノードによるランク要求の送信に伴う感度判定処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、ノードによる通信不安定情報の受信処理の一例を示すフローチャートである。
図12図12は、サーバー装置による通信不安定情報の受信処理の一例を示すフローチャートである。
図13図13は、ノードに記憶されている閾値テーブルの一例を示す図である。
図14図14は、サーバー装置による伝送速度変更メッセージの送信処理の一例を示すフローチャートである。
図15図15は、ノードによる伝送速度変更メッセージの受信処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態に係る通信システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
【0009】
図1は、実施形態に係る通信システム1の概要を示す図である。
通信システム1は、サーバー装置10及び複数のノード21~25を含む。サーバー装置10及び複数のノード21~25は、メッシュネットワーク2を構成している。メッシュネットワーク2は、マルチホップのネットワークである。各ノード21~25は、1又は複数の他のノードを経由して、あるいは他のノードを経由せずにサーバー装置10と通信する。すなわち、各ノード21~25は、サーバー装置10とマルチホップでの通信が可能である。また、各ノード21~25は、マルチホップの通信において中継器として機能する。図1には、5台のノードが示されているが、ノードの数はこれに限定されない。
【0010】
図2は、サーバー装置10の要部構成の一例を示すブロック図である。
サーバー装置10は、メッシュネットワーク2を統括及び管理するサーバーである。
サーバー装置10は、一例として、プロセッサー11、ROM(read-only memory)12、RAM(random-access memory)13、補助記憶デバイス14及び通信インターフェース15を含む。そして、バス16などが、これら各部を接続する。サーバー装置10は、サーバーの一例である。
【0011】
プロセッサー11は、サーバー装置10の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、サーバー装置10の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー11は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー11の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー11は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー11は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
【0012】
ROM12は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM12は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM12は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM12は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
【0013】
RAM13は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM13は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM13は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM13は、典型的には揮発性メモリである。
【0014】
補助記憶デバイス14は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス14は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス14は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス14は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー11での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。
【0015】
補助記憶デバイス14は、メッシュネットワーク2を構成するための複数のノードのアドレスを記憶する。ここでは、補助記憶デバイス14は、複数のノード21~25のアドレスを記憶するものとする。複数のノード21~25のアドレスは、ユーザ操作に基づいて補助記憶デバイス14に保存され得る。補助記憶デバイス14は、記憶部の一例である。
【0016】
通信インターフェース15は、サーバー装置10が無線通信するためのインターフェースである。通信インターフェース15は、無線通信用の回路及びアンテナなどを含む。
【0017】
バス16は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、サーバー装置10の各部で授受される信号を伝送する。
【0018】
図3は、ノード21の要部構成の一例を示すブロック図である。
ノード21は、PC(personal computer)、タブレットPC、スマートホン、ゲーム機、産業用機械、POS(point of sale)端末、プリンタ、通信用機器又はIoT(internet of things)機器などの無線通信機能を備えた各種機器である。ノード21は、キーボード、タッチスキャナ及びプリンタなどのユーザインターフェースを持たない機器であって、無線通信機能を備えた各種機器でもよい。ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に構成される。
ノード21は、一例として、プロセッサー211、ROM212、RAM213、補助記憶デバイス214、通信インターフェース215、出力デバイス216及び入力デバイス217を含む。そして、バス218などが、これら各部を接続する。なお、ノード21は、通信ノードの一例である。また、ノード21は、通信装置の一例である。
【0019】
プロセッサー211は、ノード21の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、ノード21の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー211は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー211の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー211は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー211は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
【0020】
ROM212は、プロセッサー211を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM212は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM212は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM212は、プロセッサー211が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
【0021】
RAM213は、プロセッサー211を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM213は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM213は、プロセッサー211が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM213は、典型的には揮発性メモリである。
【0022】
補助記憶デバイス214は、プロセッサー211を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス214は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス214は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス214は、プロセッサー211が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー211での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。補助記憶デバイス214は、記憶部の一例である。
【0023】
通信インターフェース215は、ノード21が無線通信するためのインターフェースである。通信インターフェース215は、無線通信用の回路及びアンテナなどを含む。
【0024】
出力デバイス216は、ノード21の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する。出力デバイス216は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイである。
【0025】
入力デバイス217は、ノード21の操作者による操作を受け付ける。入力デバイス217は、例えば、キーボード、キーパッド、タッチパッド又はマウスなどである。また、出力デバイス216及び入力デバイス217としては、タッチパネルを用いることもできる。すなわち、タッチパネルが備える表示パネルを出力デバイス216として用いることができる。そして、タッチパネルが備える、タッチ入力によるポインティングデバイスを入力デバイス217として用いることができる。なお、出力デバイス216及び入力デバイス217は、ノード21の種類によっては、ノード21に含まれないこともあり得る。
【0026】
バス218は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、ノード21の各部で授受される信号を伝送する。
【0027】
以下、実施形態に係る通信システム1の動作を説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
【0028】
各ノードのメッシュネットワークへの参入について説明する。
はじめに、メッシュネットワーク参入要求に関する処理について説明する。
メッシュネットワーク参入要求は、メッシュネットワークに参入していないノードに対するメッシュネットワークへの参入の要求である。メッシュネットワーク参入要求は、メッシュネットワーク参入要求メッセージまたはメッシュネットワーク参入要求信号ということもある。以下では、メッシュネットワーク参入要求は、参入要求ともいう。
【0029】
図4は、サーバー装置10による参入要求の送信処理の一例を示すフローチャートである。
サーバー装置10は、メッシュネットワークを構成する際に、参入要求の送信処理を行う。
プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0030】
プロセッサー11は、複数のノード21~25のアドレスをロードする(ACT1)。ACT1では、例えば、プロセッサー11は、補助記憶デバイス14に記憶されている複数のノード21~25のアドレスをRAM213にロードする。
【0031】
プロセッサー11は、複数のノード21~25のアドレスに基づいて複数のノード21~25に参入要求をブロードキャスト送信する(ACT2)。ACT2では、例えば、プロセッサー11は、通信インターフェース15を介して、複数のノード21~25のそれぞれのアドレスを宛先として、参入要求をブロードキャスト送信する。プロセッサー11は、各参入要求の終了アドレスに、複数のノード21~25のそれぞれのアドレスを設定する。終了アドレスは、最終目的のデバイスのアドレスである。終了アドレスは、宛先となるアドレスに対応する。通信インターフェース15は、参入要求をブロードキャスト送信するということもできる。 プロセッサー11は、複数のノード21~25のそれぞれのアドレスを宛先とする参入要求の送信を完了したか否かを判断する(ACT3)。ACT3では、例えば、プロセッサー11は、RAM213にロードされた未送信のアドレスが残っているか否かに応じて、参入要求の送信を完了したか否かを判断し得る。プロセッサー11は、参入要求の送信を完了していないと判断したことに応答して(ACT3、NO)、ACT2の処理を繰り返す。プロセッサー11は、参入要求の送信を完了したと判断したことに応答して(ACT3、YES)、処理を終了する。
【0032】
図5は、ノードによる参入要求の受信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0033】
プロセッサー211は、参入要求を受信する(ACT11)。ACT11では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、サーバー装置10から送信された参入要求を受信する。参入要求は、サーバー装置10から直接ノード21へ到達することもあるし、サーバー装置10から1以上の他のノードを中継してノード21へ到達することもある。通信インターフェース215は、参入要求を受信するということもできる。

プロセッサー211は、参入要求を受信しない場合(ACT11、NO)、参入要求を待ち受ける。プロセッサー211は、参入要求を受信したことに応答して(ACT11、YES)、参入要求の宛先が自ノードか否かを判断する(ACT12)。ACT12では、例えば、プロセッサー211は、参入要求に設定されている終了アドレスを自ノードのアドレスと比較する。ここでは、自ノードは、ノード21である。終了アドレスが自ノードのアドレスである場合、プロセッサー211は、参入要求の宛先が自ノードであると判断する。他方、終了アドレスが自ノードのアドレスではない場合、プロセッサー211は、参入要求の宛先が自ノードではないと判断する。自ノードは、自装置に対応する。
【0034】
プロセッサー211は、参入要求の宛先が自ノードではないことに応じて(ACT12、NO)、参入要求をブロードキャスト送信でホップさせる(ACT13)。ACT13では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、受信した参入要求をブロードキャスト送信でホップさせる。ホップさせることは、中継することに対応する。通信インターフェース215は、受信した参入要求をブロードキャスト送信するということもできる。なお、一例では、プロセッサー211は、参入要求に格納されているホップ数の情報を変更してもよい。ホップ数は、サーバー装置10から送信された参入要求をホップさせたノードの数である。ここでは、プロセッサー211は、ホップ数の1追加により、ホップ数の情報を変更する。これにより、各ノードは、参入要求が自ノードに到達するまでのホップ数を判断することができる。別の例では、プロセッサー211は、参入要求に、参入要求をホップさせたノードのアドレスとして自ノードのアドレス情報を格納してもよい。参入要求は、サーバー装置10から送信された参入要求をホップさせた全てのノードのそれぞれによるアドレス情報の格納により、全てのノードのアドレス情報を格納する。これにより、各ノードは、参入要求が自ノードに到達するまでのホップ数を判断することができる。
【0035】
プロセッサー211は、参入要求の宛先が自ノードであることに応じて(ACT12、YES)、参入要求のホップ数に基づいて自ノードのランクを登録する(ACT14)。ACT14では、例えば、プロセッサー211は、参入要求のホップ数を判断する。一例では、プロセッサー211は、参入要求に格納されているホップ数の情報に基づいて、ノード21に到達するまでのホップ数を判断する。別の例では、プロセッサー211は、参入要求に格納されているホップさせた全てのノードのアドレス情報に基づいて、ノード21に到達するまでのホップ数を判断する。プロセッサー211は、判断したホップ数に基づいて、自ノードのランクを決定する。ランクは、サーバー装置10からのホップ数に基づく。自ノードのランクは、自ノードとサーバー装置10との間のデータ通信に際して経由する他のノードの数に応じた値である。他のノードは、他の装置に対応する。自ノードとサーバー装置10との間のデータ通信に際して経由する他のノードの数が大きくなるにつれ、自ノードのランクは大きな値となる。ここでは、プロセッサー211は、ホップ数に1加えた値を自ノードのランクとして決定する。例えば、ホップ数が0の場合、参入要求は、サーバー装置10から直接ノード21へ到達している。この場合、ランクは1である。つまり、ノード21は、1以上の他のノードの中継を必要とすることなく、サーバー装置10とデータ通信可能である。例えば、ホップ数が1の場合、参入要求は、サーバー装置10から1台の他のノードを中継してノード21へ到達している。この場合、ランクは2である。つまり、ノード21は、1台の他のノードの中継により、サーバー装置10とデータ通信可能である。ホップ数が2以上の場合も同様である。プロセッサー211は、決定した自ノードのランクを登録する。プロセッサー211は、登録した自ノードのランクを補助記憶デバイス214に保存する。
【0036】
ここでは、ノード21は、ノード24、ノード25の順にホップされた自ノードを宛先とする参入要求を受信したものとする。ACT14において、プロセッサー211は、ホップ数を「2」と判断し、自ノードのランクを「3」と決定したものとする。プロセッサー211は、自ノードのランク「3」を登録したものとする。
【0037】
さらに、プロセッサー211は、参入要求の開始アドレスに設定されているサーバー装置10のアドレスを登録する。開始アドレスは、発信元のアドレスである。プロセッサー211は、登録したサーバー装置10のアドレスを補助記憶デバイス214に保存する。
【0038】
次に、ランク要求に関する処理について説明する。
ランク要求は、他のノードに対するランクの要求である。ランク要求は、ランク要求メッセージ、ランク要求信号または経路探索信号ということもある。例えば、ランク要求は、ビーコン信号である。
【0039】
図6は、ノードによるランク要求の送信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0040】
プロセッサー211は、ランク要求を送信する(ACT21)。ACT21では、例えば、プロセッサー211は、ACT14における自ノードのランクの登録に基づいて、通信インターフェース215を介して、ランク要求をブロードキャスト送信する。通信インターフェース215は、ランク要求を送信するということもできる。
【0041】
プロセッサー211は、自ノードとは異なる1以上の他のノードから、ランク応答を受信する(ACT22)。ACT22では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、ノード22~25のうちの1以上のノードからランク応答を受信する。ランク応答は、ランク要求に対する応答であって、他のノードのランクを含む応答である。ここでは、ノード21が自ノードであるものとし、ノード22~25が1以上の他のノードであるものとする。例えば、ノード22からのランク応答は、ノード22のランクを含む応答である。通信インターフェース215は、ランク応答を受信するということもできる。
【0042】
プロセッサー211がランク応答を受信しない場合(ACT22、NO)、プロセッサー211は、ACT21の処理を継続する。プロセッサー211がランク応答を受信したことに応答して(ACT22、YES)、処理は、ACT22からACT23へ遷移する。ここでは、ノード23は、ノード21からのランク要求に対するランク応答として、ノード23のランク「1」を含むランク応答をノード21へ送信したものとする。ノード25は、ノード21からのランク要求に対するランク応答として、ノード25のランク「2」を含むランク応答をノード21へ送信したものとする。ノード22は、ノード21からのランク要求に対するランク応答として、ノード22のランク「4」を含むランク応答をノード21へ送信したものとする。ノード24は、ノード21からのランク要求を受信しなかったので、ランク応答をノード21へ送信していないものとする。
【0043】
プロセッサー211は、ランク応答を送信した1以上の他のノードのランクの中で、登録された自ノードのランクよりも高いランクがあるか否かを判断する(ACT23)。ACT23では、例えば、プロセッサー211は、他のノードのランクをランク応答から取得する。プロセッサー211は、ランク応答を送信した1以上の他のノードのランクを自ノードのランクと比較する。プロセッサー211は、比較結果により、自ノードのランクよりも高い他のノードのランクがあるか否かを判断する。自ノードのランクよりも高い他のノードのランクがない場合(ACT23、NO)、プロセッサー211は、ACT21の処理を継続する。プロセッサー211が自ノードのランクよりも高い他のノードのランクがあると判断したことに応答して(ACT23、YES)、処理は、ACT23からACT24へ遷移する。
【0044】
プロセッサー211は、ランク応答を送信した1以上の他のノードのうち登録された自ノードのランクよりも最も高いランクの他のノードを、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路として登録する(ACT24)。ACT24では、例えば、プロセッサー211は、各ランク応答に含まれる他のノードのランクの中から、自ノードのランクよりも最も高いランクを抽出する。最も高いランクの他のノードを抽出するのは、自ノードとサーバー装置10との間のデータ通信に際して経由する他のノードの数を減らすためである。抽出された最も高いランクの他のノードは、ノード21が受信したノード21を宛先とする参入要求の送信元の場合もあるし、送信元ではない場合もある。後者の場合、ノード21は、抽出された最も高いランクの他のノードからノード21を宛先とする参入要求を受信できていない。他方、ノード21は、抽出された最も高いランクの他のノードとの間でランク要求及びランク応答を送受信可能である。これは、参入要求のブロードキャスト通信はトラフィック量が多くなり、本来通信可能なノード間でも通信できない可能性があるからである。抽出された最も高いランクの他のノードは、自ノードとサーバー装置10との間のデータ通信に際して経由可能であって、自ノードとの間で直接的にデータ通信可能なノードである。そのため、抽出された最も高いランクの他のノードは、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路となる。プロセッサー211は、抽出された最も高いランクの他のノードを、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路として登録する。プロセッサー211は、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路となる登録した他のノードのアドレスを補助記憶デバイス214に保存する。
【0045】
例えば、ACT24において、プロセッサー211は、ノード23のランク「1」、ノード25のランク「2」及びノード23のランク「4」の中から、登録された自ノードのランク「3」よりも最も高いランク「1」を抽出する。プロセッサー211は、抽出された最も高いランク「1」のノード23を自ノードとサーバー装置10との間の通信経路として登録する。プロセッサー211は、ノード23のアドレスをランク応答から取得する。プロセッサー211は、ノード23のアドレスを補助記憶デバイス214に保存する。
【0046】
ACT24では、さらに、プロセッサー211は、抽出された最も高いランクに基づいてACT14において登録した自ノードのランクを修正する。例えば、プロセッサー211は、ACT14において登録した自ノードのランクを、抽出された最も高いランクよりも一つ小さいランクに修正する。プロセッサー211は、修正後の自ノードのランクを登録する。プロセッサー211は、登録した自ノードのランクを補助記憶デバイス214に保存する。これは、最新の自ノードのランクをランク応答に含めることができるようにするためである。例えば、プロセッサー211は、抽出された最も高いランク「1」に基づいて、ACT14において登録した自ノードのランク「3」を「2」に修正する。プロセッサー211は、修正後の自ノードのランク「2」を登録する。プロセッサー211は、登録した自ノードのランク「2」を補助記憶デバイス214に保存する。なお、プロセッサー211は、抽出された最も高いランクによっては、ACT14において登録した自ノードのランクを修正する必要がないこともある。
【0047】
図7は、ノードによるランク要求の受信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0048】
プロセッサー211は、ランク要求を受信する(ACT31)。ACT31では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、他のノードであるノード22~25からランク要求を受信する。通信インターフェース215は、ランク要求を受信するということもできる。
【0049】
プロセッサー211は、ランク要求を受信しない場合(ACT31、NO)、ランク要求を待ち受ける。プロセッサー211は、ランク要求を受信したことに応答して(ACT31、YES)、ランク応答を送信する(ACT32)。ACT32では、例えば、プロセッサー211は、補助記憶デバイス214から、登録した自ノードのランクを取得する。プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、ノード21のランクを含むランク応答を、ランク要求を送信したノードへ送信する。通信インターフェース215は、ランク応答を送信するということもできる。
【0050】
次に、経路要求に関する処理について説明する。
経路要求は、ノードとサーバー装置10との間の通信経路に関する情報の要求である。通信経路に関する情報は、ノードとサーバー装置10との間の通信経路となるノードに関する情報である。例えば、通信経路となるノードに関する情報は、通信経路となるノードのアドレスの情報である。あるノードがサーバー装置10と他のノードを経由せずにデータ通信可能となる場合、通信経路に関する情報は、通信経路となるこのノードのアドレスの情報である。例えば、あるノードがサーバー装置10と1以上の他のノードを経由してデータ通信可能となる場合、通信経路に関する情報は、通信経路となるこのノード及び経由する1以上の他のノードのアドレスの情報である。経路要求は、経路要求メッセージまたは経路要求信号ということもある。
【0051】
図8は、サーバー装置10による経路要求の送信処理の一例を示すフローチャートである。
プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0052】
プロセッサー11は、複数のノード21~25のアドレスに基づいて複数のノード21~25に経路要求を送信する(ACT41)。ACT41では、例えば、プロセッサー11は、通信インターフェース15を介して、複数のノード21~25のそれぞれのアドレスを宛先として、経路要求をブロードキャスト送信する。プロセッサー11は、各経路要求の終了アドレスに、複数のノード21~25のそれぞれのアドレスを設定する。通信インターフェース15は、経路要求をブロードキャスト送信するということもできる。
【0053】
プロセッサー11は、経路応答を受信する(ACT42)。ACT42では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、複数のノード21~25のそれぞれから経路応答を受信する。経路応答は、経路要求に対する応答であって、ノードとサーバー装置10との間の通信経路に関する情報を含む応答である。
【0054】
ここでは、ノード21からの経路応答について説明する。ノード21は、ノード21のアドレスを宛先とした経路要求の受信に応答して、以下に例示する経路応答を送信する。ノード21は、経路応答の送信元アドレスにノード21のアドレスを設定する。送信元アドレスは、実際にパケットを発信するデバイスのアドレスである。ノード21は、経路応答の相手先アドレスにノード23のアドレスを設定する。相手先アドレスは、実際にパケットが送信される送信先のデバイスのアドレスである。これは、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路としてノード23のアドレスが補助記憶デバイス214に保存されているからである。ノード21は、経路応答の開始アドレスにノード21のアドレスを設定する。ノード21は、経路応答の終了アドレスにサーバー装置10のアドレスを設定する。サーバー装置10のアドレスは、ACT14の処理により、補助記憶デバイス214に保存されている。ノード21は、経路応答に含まれるノード21とサーバー装置10との間の通信経路に関する情報として、自ノードであるノード21のアドレスを格納する。
【0055】
ノード21から送信された上記経路応答は、ノード23によって受信される。ノード23は、ノード21からの経路応答の受信に応答して、以下に例示する経路応答をサーバー装置10へホップさせる。ノード23は、経路応答の送信元アドレスにノード23のアドレスを設定する。ノード23は、経路応答の相手先アドレスにサーバー装置10のアドレスを設定する。これは、ノード23が自ノードとサーバー装置10との間の通信経路としてサーバー装置10のアドレスを記憶しているからである。経路応答の開始アドレスは、ノード21のアドレスのままである。経路応答の終了アドレスは、サーバー装置10のアドレスのままである。ノード23は、経路応答に含まれるノード21とサーバー装置10との間の通信経路に関する情報として、自ノードであるノード23のアドレスを格納する。これにより、ノード21とサーバー装置10との間の通信経路に関する情報は、サーバー装置10へ向かう通信経路の順に、ノード21のアドレス、ノード23のアドレスを含む。
【0056】
サーバー装置10のプロセッサー11は、ノード21から送信され、ノード21、ノード23の順に伝送された経路応答をノード23から受信する。ノード22~25のそれぞれからの経路応答についても同様である。
【0057】
プロセッサー11は、経路応答を受信しない場合(ACT42、NO)、経路応答を待ち受ける。プロセッサー11が経路応答を受信したことに応答して(ACT42、YES)、処理は、ACT42からACT43へ遷移する。
【0058】
プロセッサー11は、受信された通信経路に関する情報に基づいてノードとサーバー装置10との間の通信経路を登録する(ACT43)。ACT43では、例えば、プロセッサー11は、経路応答に含まれる通信経路に関する情報に基づいて、ノードとサーバー装置10との間の通信経路を登録する。
【0059】
ここでは、ノード21からの経路応答について説明する。プロセッサー11は、ノード21からの経路応答から、ノード21とサーバー装置10との間の通信経路に関する情報を取得する。プロセッサー11は、取得した通信経路に関する情報に基づいて、サーバー装置10へ向かう通信経路の順に、ノード21のアドレス、ノード23のアドレスを取得する。プロセッサー11は、ノード21とサーバー装置10との間の通信経路として、サーバー装置10からの順番(ノード23、ノード21の順)と共に、ノード23のアドレス及びノード21のアドレスを登録する。プロセッサー11は、ノード21とサーバー装置10との間の通信経路を補助記憶デバイス214に保存する。同様に、プロセッサー11は、ノード22~25のそれぞれとサーバー装置10との間の通信経路を登録し、補助記憶デバイス214に保存する。これにより、サーバー装置10は、ノード21~25のそれぞれとサーバー装置10との間の通信経路を収集することができる。
【0060】
プロセッサー11は、複数のノード21~25のそれぞれのアドレスを宛先とする経路要求の送信を完了したか否かを判断する(ACT44)。ACT44では、例えば、プロセッサー11は、RAM213にロードされた未送信のアドレスが残っているか否かに応じて、経路要求の送信を完了したか否かを判断し得る。プロセッサー11は、経路要求の送信を完了していないと判断したことに応答して(ACT44、NO)、ACT41の処理を繰り返す。プロセッサー11は、経路要求の送信を完了したと判断したことに応答して(ACT44、YES)、処理を終了する。
【0061】
図9は、ノードによる経路要求の受信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0062】
プロセッサー211は、経路要求を受信する(ACT51)。ACT51では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、サーバー装置10から送信された経路要求を受信する。通信インターフェース215は、経路要求を受信するということもできる。
【0063】
プロセッサー211は、自ノードを宛先とする経路要求を受信しない場合(ACT51、NO)、自ノードを宛先とする経路要求を待ち受ける。プロセッサー211は、他のノードを宛先とする経路要求の受信に応答して、他のノードを宛先とする経路要求をブロードキャスト送信でホップさせる。
【0064】
プロセッサー211は、自ノードを宛先とする経路要求を受信したことに応答して(ACT51、YES)、経路応答を送信する(ACT52)。ACT52では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、ノード21とサーバー装置10との間の通信経路に関する情報を含む経路応答を送信する。経路応答の送信元アドレスは、ノード21のアドレスである。経路応答の相手先アドレスは、ノード23のアドレスである。経路応答の開始アドレスは、ノード21のアドレスである。経路応答の終了アドレスは、サーバー装置10のアドレスである。ノード21とサーバー装置10との間の通信経路に関する情報は、自ノードであるノード21のアドレスを含む。通信インターフェース215は、経路応答を送信するということもできる。
【0065】
なお、上記の例では、各ノードは、経路要求の応答として、ノードとサーバー装置10との間の通信経路に関する情報を送信しているが、これに限定されない。サーバー装置10は、経路要求の送信を省略してもよい。この例では、各ノードは、任意のタイミングで自発的に、ノードとサーバー装置10との間の通信経路に関する情報をサーバー装置10へ送信してもよい。これにより、サーバー装置10は、経路要求を送信することなく、ノード21~25のそれぞれとサーバー装置10との間の通信経路を収集することができる。
【0066】
各ノードのメッシュネットワークへの参入後について説明する。
はじめに、ランク要求に関する処理について説明する。
図10は、ノードによるランク要求の送信に伴う感度判定処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0067】
プロセッサー211は、ランク要求を送信する(ACT61)。ACT61では、例えば、プロセッサー211は、ACT21と同様に、通信インターフェース215を介して、ランク要求をブロードキャスト送信する。プロセッサー211は、メッシュネットワークへの参入後の任意のタイミングに、ランク要求を送信する。プロセッサー211は、一定時間間隔でランク要求を送信してもよいし、後述する伝送速度変更メッセージの受信に基づいてランク要求を送信してもよい。プロセッサー211は、ACT61の処理を行うことで、送信部として機能する。ACT61においてプロセッサー211が機能する送信部は、第1の送信部ともいう。
【0068】
プロセッサー211は、自ノードとは異なる1以上の他のノードから、ランク応答を受信する(ACT62)。ACT62では、例えば、プロセッサー211は、ACT22と同様に、通信インターフェース215を介して、ノード22~25のうちの1以上のノードからランク応答を受信する。プロセッサー211は、ACT62の処理を行うことで、受信部として機能する。ACT62においてプロセッサー211が機能する受信部は、第1の受信部ともいう。
【0069】
プロセッサー211がランク応答を受信しない場合(ACT62、NO)、プロセッサー211は、ACT61の処理を継続する。プロセッサー211がランク応答を受信したことに応答して(ACT62、YES)、処理は、ACT62からACT63へ遷移する。
【0070】
プロセッサー211は、ランク応答の感度を検知する(ACT63)ACT63では、例えば、プロセッサー211は、ランク応答を受信する毎に、ランク応答の感度[dBm]を検知する。プロセッサー211は、ACT63の処理を行うことで、検知部として機能する。
【0071】
プロセッサー211は、ランク応答を送信した1以上の他のノードのランクの中で、登録された自ノードのランクよりも高いランクがあるか否かを判断する(ACT64)。ACT64では、例えば、プロセッサー211は、ACT23と同様に、自ノードのランクよりも高い他のノードのランクがあるか否かを判断する。プロセッサー211は、ACT64の処理を行うことで、判断部として機能する。
【0072】
自ノードのランクよりも高い他のノードのランクがない場合(ACT64、NO)、プロセッサー211は、ACT61の処理を継続する。プロセッサー211が自ノードのランクよりも高い他のノードのランクがあると判断したことに応答して(ACT64、YES)、処理は、ACT64からACT65へ遷移する。
【0073】
プロセッサー211は、ランク応答を送信した1以上の他のノードのうち登録された自ノードのランクよりも最も高いランクの他のノードを通信経路として登録する(ACT65)。ACT65では、例えば、プロセッサー211は、ACT24と同様に、最も高いランクの他のノードを通信経路として登録する。プロセッサー211はACT66の処理を行うことで、登録部として機能する。
【0074】
プロセッサー211は、ランク応答を送信した1以上の他のノードのうち登録された自ノードのランクよりも最も高いランクの他のノードについての感度が閾値以上か否かを判断する(ACT66)。ACT66では、例えば、プロセッサー211は、ACT65で通信経路として登録した最も高いランクの他のノードについての感度を閾値と比較する。
【0075】
例えば、閾値は、メッシュネットワークに適用される伝送速度に応じて予め決められていている。伝送速度(Bit Rate[bps])が速いと、通信可能な感度は下がる傾向にある。安定して通信させるための感度は、通信可能な感度よりも高い必要がある。例えば、伝送速度が100kbpsの場合、通信可能な感度は、-107dBmである。安定して通信させるための感度は、-107dBmよりも高い約-90dBmであることが好ましい。そのため、閾値は、伝送速度に応じた安定して通信させるための感度を設定され得る。伝送速度が100kbpsの場合、閾値は、-90dBmであり得る。なお、閾値は、後述するように伝送速度の変更に応じて変更可能であってもよい。
【0076】
プロセッサー211は、比較により、最も高いランクの他のノードについての感度が閾値以上か否かを判断する。プロセッサー211が最も高いランクの他のノードについての感度が閾値以上であると判断したことに応答して(ACT66、YES)、処理は終了する。プロセッサー211が最も高いランクの他のノードについての感度が閾値よりも低いと判断したことに応答して(ACT66、NO)、処理は、ACT66からACT67へ遷移する。プロセッサー211は、ACT66の処理を行うことで、判断部として機能する。
【0077】
プロセッサー211は、最も高いランクの他のノードについての感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報をサーバー装置10へ送信する(ACT67)。通信不安定情報は、自ノードと最も高いランクの他のノードとの間の通信が不安定であることを示す情報である。通信不安定情報は、最も高いランクの他のノードについての感度が閾値よりも低いこと示す情報を含む。通信不安定情報は、自ノードを示す識別情報を含む。例えば、最も高いランクの他のノードについての感度が-96dBmであり、閾値が-90dBmであるものとする。この場合、プロセッサー211は、通信不安定情報をサーバー装置10へ送信する。プロセッサー211は、当該最も高いランクの他のノード経由で、通信不安定情報をサーバー装置10へ送信することができる。プロセッサー211はACT67の処理を行うことで、送信部として機能する。ACT67においてプロセッサー211が機能する送信部は、第2の送信部ともいう。
【0078】
なお、ACT61においてプロセッサー211が送信したランク要求の各ノードの受信処理については、図7と同様であるので、説明を省略する。
なお、プロセッサー211は、ACT65における通信経路の登録に基づいて、上記同様に、任意のタイミングで自発的に、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路に関する情報をサーバー装置10へ送信してもよい。
【0079】
次に、通信不安定情報に関する処理について説明する。
図11は、ノードによる通信不安定情報の受信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0080】
プロセッサー211は、通信不安定情報を受信する(ACT71)。ACT71では、例えば、プロセッサー211は、相手先アドレスをノード21のアドレスとし、終了アドレスをサーバー装置10のアドレスとする通信不安定情報を含むメッセージを受信する。
【0081】
プロセッサー211は、通信不安定情報を含むメッセージを受信しない場合(ACT71、NO)、通信不安定情報を含むメッセージを待ち受ける。プロセッサー211は、通信不安定情報を含むメッセージを受信したことに応答して(ACT71、YES)、通信不安定情報を含むメッセージを伝送する(ACT72)。ACT72では、例えば、プロセッサー211は、終了アドレスをサーバー装置10のアドレスとする通信不安定情報を含むメッセージを送信する。プロセッサー211は、通信不安定情報を含むメッセージの相手先アドレスとして、自ノードとサーバー装置10との間の通信経路として補助記憶デバイス214に記憶されている他のノードのアドレスを設定する。
【0082】
図12は、サーバー装置10による通信不安定情報の受信処理の一例を示すフローチャートである。
プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0083】
プロセッサー11は、ノードから通信不安定情報を受信する(ACT81)。ACT81では、例えば、プロセッサー11は、通信インターフェース15を介して、複数のノード21~25のうちの1以上のノードから通信不安定情報を含むメッセージを受信する。プロセッサー11は、ACT81の処理を行うことで、受信部として機能する。
【0084】
プロセッサー11は、通信不安定情報を受信しない場合(ACT81、NO)、通信不安定情報を待ち受ける。プロセッサー11が通信不安定情報を受信したことに応答して(ACT81、YES)、処理は、ACT81からACT82へ遷移する。
【0085】
プロセッサー11は、補助記憶デバイス14に通信不安定情報を保存する(ACT82)。ACT82では、例えば、プロセッサー11は、通信不安定情報を受信する毎に、補助記憶デバイス14に通信不安定情報を保存する。プロセッサー11は、ACT82の処理を行うことで、記憶制御部として機能する。補助記憶デバイス14は、通信不安定情報を送信した1以上のノードのそれぞれの通信不安定情報を記憶する。通信不安定情報は、通信不安定情報を送信したノードを示す識別情報を含む。
【0086】
次に、閾値の変更に関する処理について説明する。
図13は、ノード21に記憶されている閾値テーブルの一例を示す図である。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
補助記憶デバイス214は、複数の伝送速度と関連付けられた複数の閾値を示す閾値テーブルを記憶する。閾値テーブルは、伝送速度が速くなるにつれ、閾値が高くなる関係であればよい。閾値テーブルは、予め設定されていてもよいし、更新可能であってもよい。閾値テーブルは、複数の伝送速度と関連付けられた複数の閾値を示す閾値情報の一例である。
【0087】
図14は、サーバー装置10による伝送速度変更メッセージの送信処理の一例を示すフローチャートである。
プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0088】
プロセッサー11は、伝送速度変更メッセージを送信する宛先を抽出する(ACT91)。伝送速度変更メッセージは、伝送速度の変更指示を含むメッセージである。伝送速度変更メッセージは、新たな伝送速度を示す情報を含む。新たな伝送速度は、現在の伝送速度よりも速いこともあるし、遅いこともある。
【0089】
プロセッサー11は、任意のタイミングで、伝送速度変更メッセージを送信する宛先を抽出してもよい。この例では、プロセッサー11は、伝送速度変更メッセージを送信する宛先として、サーバー装置10とメッシュネットワークを構成する全てのノードを抽出してもよい。プロセッサー11は、伝送速度変更メッセージを送信する宛先として、サーバー装置10とメッシュネットワークを構成する一部のノードを抽出してもよい。
【0090】
プロセッサー11は、通信不安定情報の受信に基づいて、伝送速度変更メッセージを送信する宛先を抽出してもよい。この例では、プロセッサー11は、伝送速度変更メッセージを送信する宛先として、通信不安定情報を送信したノードを抽出してもよい。プロセッサー11は、通信不安定情報を送信したノードを含むグループに属する複数のノードを抽出することが好ましい。グループは、通信不安定情報を送信したノードとサーバー装置10との間の通信経路に含まれる1以上のノード及び当該1以上のノードをサーバー装置10との間の通信経路とする1以上のノードで構成されるグループである。グループは、メッシュネットワークを構成する全てのノードを含むこともあり得るし、一部のノードを含むこともあり得る。プロセッサー11はACT91の処理を行うことで、抽出部として機能する。
【0091】
プロセッサー11は、伝送速度変更メッセージを送信する(ACT92)。ACT92では、例えば、プロセッサー11は、抽出された1以上のノードに伝送速度変更メッセージを送信する。プロセッサー11は、任意のタイミングで抽出された1以上のノードに伝送速度変更メッセージを送信してもよい。プロセッサー11は、通信不安定情報の受信に基づいて、通信不安定情報を送信したノードに伝送速度変更メッセージを送信してもよい。この例では、プロセッサー11は、通信不安定情報の受信に基づいて抽出されたグループに属する複数のノードに伝送速度変更メッセージを送信し得る。プロセッサー11は、現在の伝送速度よりも遅い伝送速度を示す情報を含む伝送速度変更メッセージを送信し得る。
【0092】
プロセッサー11は、補助記憶デバイス14に記憶されている各ノードについての通信経路を参照し、通信経路に沿って伝送速度変更メッセージしてもよい。通信経路は、メッシュネットワークへの参入に際してサーバー装置10に登録されることもあるし、メッシュネットワークへの参入後にサーバー装置10に更新登録されることもある。プロセッサー11は、伝送速度変更メッセージの宛先に、抽出された1以上のノードのそれぞれのアドレスを設定し、伝送速度変更メッセージをブロードキャスト送信してもよい。プロセッサー11はACT92の処理を行うことで、送信部として機能する。
【0093】
プロセッサー11は、抽出された1以上のノードのうちランクの低い順に、伝送速度変更メッセージを送信するようにしてもよい。これに代えて、各ノードが自ノードと紐付いている他のノード及び当該他のノードのランクを記憶している場合、各ノードは、閾値及び伝送速度を変更する前に、サーバー装置10からの伝送速度変更メッセージの受信に基づいて、伝送速度変更メッセージを当該他のノードに送信してもよい。
【0094】
上述のように、サーバー装置10は、通信不安定情報の受信に基づいて、伝送速度変更メッセージを送信することができる。サーバー装置10は、現在の伝送速度よりも遅い伝送速度を示す情報を含む伝送速度変更メッセージを送信することができる。サーバー装置10は、通信不安定情報をサーバー装置10へ送信したノードの通信が不安定な状態を解消することができる。
【0095】
図15は、ノードによる伝送速度変更メッセージの受信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、ノード21を例にして説明するが、ノード22~25も同様に動作する。
プロセッサー211は、ROM212又は補助記憶デバイス214などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
【0096】
プロセッサー211は、サーバー装置10から送信される伝送速度変更メッセージを受信する(ACT101)。ACT101では、例えば、プロセッサー211は、通信インターフェース215を介して、終了アドレスをノード21のアドレスとする伝送速度変更メッセージを受信する。プロセッサー211は、ACT101の処理を行うことで、受信部として機能する。ACT101においてプロセッサー211が機能する受信部は、第2の受信部ともいう。
【0097】
プロセッサー211は、伝送速度変更メッセージを受信しない場合(ACT101、NO)、伝送速度変更メッセージを待ち受ける。プロセッサー211は、伝送速度変更メッセージを受信したことに応答して(ACT101、YES)、処理は、ACT101からACT102へ遷移する。
【0098】
プロセッサー211は、閾値テーブル及び伝送速度変更メッセージに基づいて、閾値を伝送速度変更メッセージで示される伝送速度に関連付けられた閾値に変更する(ACT102)。ACT102では、例えば、プロセッサー211は、閾値テーブルと、伝送速度変更メッセージとを比較する。プロセッサー211は、閾値テーブルから伝送速度変更メッセージで示される伝送速度に関連付けられた閾値の情報を取得する。プロセッサー211は、現在の閾値を、取得した閾値の情報で示される閾値に変更する。閾値は、伝送速度変更メッセージで示される変更後の伝送速度に応じて、高くなることもあるし、低くなることもある。プロセッサー211は、伝送速度変更メッセージで示される伝送速度を用いるように設定を変更する。プロセッサー211は、ACT102の処理を行うことで、変更部として機能する。
【0099】
上述のように、各ノードは、閾値テーブル及び伝送速度変更メッセージに基づいて、閾値を変更する。これにより、各ノードは、変更後の伝送速度に応じた閾値を用いるので、適切に通信不安定情報の送信の要否を判断することができる。そのため、本実施形態のノードまたは通信システム1は、安定的な通信を可能にするメッシュネットワークの構築を支援することができる。
【0100】
なお、プロセッサー211は、閾値の変更に基づいて、図10のACT61で説明したように、ランク要求をブロードキャスト送信してもよい。この例では、プロセッサー211は、変更後の閾値を、図10のACT65で説明した感度との比較に用いる。各ノードは、閾値の変更に基づいてランク要求をブロードキャスト送信することで、伝送速度の変更に伴う通信不安定情報の送信の要否を遅滞なく判断することができる。
【0101】
本実施形態によれば、各ノードは、最も高いランクの他のノードの感度が閾値よりも低い場合、通信不安定情報をサーバー装置10に送信する。サーバー装置10は、通信不安定情報を記憶する。これにより、メッシュネットワークの管理者は、通信不安定情報を送信したノードを容易に把握することで、受信感度を原因として通信が不安定なノードを容易に把握することができる。管理者は、当該ノードの位置を調整したり、当該ノードのアンテナを代えたりすることで、安定的な通信を可能にするメッシュネットワークを構築することができる。このように、本実施形態のノードまたは通信システム1は、安定的な通信を可能にするメッシュネットワークの構築を支援することができる。
【0102】
プロセッサー11及びプロセッサー211は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
【0103】
上記実施形態における各装置は、例えば、上記の各処理を実行するためのプログラムが記憶された状態で各装置の管理者などへと譲渡される。あるいは、当該各装置は、当該プログラムが記憶されない状態で当該管理者などに譲渡される。そして、当該プログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作に基づいて当該各装置に記憶される。このときのプログラムの譲渡は、例えば、ディスクメディア又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体を用いて、あるいはインターネット又はLANなどを介したダウンロードにより実現できる。
【0104】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0105】
1…通信システム、2…メッシュネットワーク、10…サーバー装置、11…プロセッサー、12…ROM、13…RAM、14…補助記憶デバイス、15…通信インターフェース、16…バス、21~25…ノード、211…プロセッサー、212…ROM、213…RAM、214…補助記憶デバイス、215…通信インターフェース、216…出力デバイス、217…入力デバイス、218…バス。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15