(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022011350
(43)【公開日】2022-01-17
(54)【発明の名称】可撓性ロック棒及びその一例の使用方法
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220107BHJP
A44B 99/00 20100101ALI20220107BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A44B99/00 601Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020112419
(22)【出願日】2020-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】505142665
【氏名又は名称】室野 賢亮
(74)【代理人】
【識別番号】100098936
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 晃司
(74)【代理人】
【識別番号】100098888
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 明子
(72)【発明者】
【氏名】室野 賢亮
(57)【要約】
【課題】手で曲げることが可能な棒状材は髪留め具等として利用されているが、曲げと伸ばしを繰り返すと、2本の金属棒は並列状態からバラけてしまい、曲がり心地が悪くなるだけでなく、バラけて髪留め具が変形することにより髪への接触面積も小さくなり、髪からも外れ易くなる。すなわち、耐久性の観点から、改善の余地があった。
【解決手段】芯部7は2本の可撓性の金属製線材5、5が並列され、その軸方向両端部9、9が捩じり合わされて膨らんでいる。芯部7は、熱収縮チューブの熱収縮により形成された保護層11、13に全体が被覆されている。両端部9、9にはキャップ15、15がそれぞれ被せられている。線材5、5の両端部9、9の捩じり合わせと、熱収縮チューブの密着により、線材5、5のバラけが阻止される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の可撓性の金属製線材が並列され、その軸方向両端部が捩じり合わされて膨らんだ芯部と、熱収縮チューブの熱収縮により形成され、前記芯部の全体に被覆された保護層と、前記両端部にそれぞれ被せられたキャップを備え、
曲げる際に、前記線材の両端部の捩じり合わせと、前記熱収縮チューブの密着により、前記線材のバラけが阻止されることを特徴とする可撓性ロック棒。
【請求項2】
請求項1に記載した可撓性ロック棒において、
複数の熱収縮チューブにより複数の保護層が形成されていることを特徴とする可撓性ロック棒。
【請求項3】
請求項2に記載した可撓性ロック棒において、
中間にくる保護層の上面が塗装面になっていることを特徴とする可撓性ロック棒。
【請求項4】
請求項2または3のいずれかに記載した可撓性ロック棒において、
中間にくる保護層の上面に線材が巻き付けられ、その上に別の保護層が形成されており、最上面には前記線材が凸状に隆起していることを特徴とする可撓性ロック棒。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載した可撓性ロック棒において、
膨らんだ端部に被さったキャップにより形成された段差がフック状に曲げたときの滑落防止用になることを特徴とする可撓性ロック棒。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載した可撓性ロック棒の使用方法において、
軸方向両端部を曲げてそれぞれフック部にし、マスクの耳掛け紐を掛止させることで前記耳掛け紐に代えて頭部に固定するバンドとして使用することを特徴とするマスクフックとしての使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被取付け物の形状等に応じて変形させて当該被取付け物に取り付け、当該被取付け物をロック状態で保持できる可撓性ロック棒に関するものである。
【背景技術】
【0002】
手で曲げることが可能な棒状材を髪留め具として利用したものは、特許文献1に記載のように既に提案されている。
特許文献1では2本の金属棒を並列して芯材とすることで曲がり易くすると共に、束ねた髪への接触面積を稼ぎ、摩擦力でズレを阻止して髪から外れ難くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、曲げと伸ばしを繰り返すと、当該2本の金属棒は並列状態からバラけてしまい、曲がり心地が悪くなるだけでなく、バラけて髪留め具が変形することにより髪への接触面積も小さくなり、髪からも外れ易くなる。
すなわち、耐久性の観点から、改善の余地があった。
最近では、構造の単純さから、髪留め具だけでなく、ブレスレット、アンクレット等、更には、室内のインテリアを兼ねたカーテン留め等、種々の用途が提案されており、汎用性を広げて需要を拡大するためにも、耐久性の改善は急務な課題となっている。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、2本以上の複数の金属製の線材を並列状態で維持でき、耐久性を改善することに成功した新規且つ有用な可撓性ロック棒を提供することを、その目的とする。
また、本発明は、耐久性を改善する試行錯誤の段階で発見した可撓性ロック棒の新たな使用方法を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、複数の可撓性の金属製線材が並列され、その軸方向両端部が捩じり合わされて膨らんだ芯部と、熱収縮チューブの熱収縮により形成され、前記芯部の全体に被覆された保護層と、前記両端部にそれぞれ被せられたキャップを備え、曲げる際に、前記線材の両端部の捩じり合わせと、前記熱収縮チューブの密着により、前記線材のバラけが阻止されることを特徴とする可撓性ロック棒である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載した可撓性ロック棒において、複数の熱収縮チューブにより複数の保護層が形成されていることを特徴とする可撓性ロック棒である。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載した可撓性ロック棒において、中間にくる保護層の上面が塗装面になっていることを特徴とする可撓性ロック棒である。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2または3のいずれかに記載した可撓性ロック棒において、中間にくる保護層の上面に線材が巻き付けられ、その上に別の保護層が形成されており、最上面には前記線材が凸状に隆起していることを特徴とする可撓性ロック棒である。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載した可撓性ロック棒において、膨らんだ端部に被さったキャップにより形成された段差がフック状に曲げたときの滑落防止用になることを特徴とする可撓性ロック棒である。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載した可撓性ロック棒の使用方法において、軸方向両端部を曲げてそれぞれフック部にし、マスクの耳掛け紐を掛止させることで前記耳掛け紐に代えて頭部に固定するバンドとして使用することを特徴とするマスクフックとしての使用方法である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の可撓性ロック棒は、2本以上の複数の金属製の線材の並列状態を維持でき、耐久性が改善されている。また、その改善に際しての工夫により、結果的に端部にも効果が得られて、全体としての商品価値が高められている。
また、可撓性ロック棒の新たな使用方法を提案する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の第1の実施の形態に係る可撓性ロック棒の平面図である。
【
図2】
図1の可撓性ロック棒のX-X断面図である。
【
図3】
図1の可撓性ロック棒の芯部の平面図である。
【
図4】
図1の可撓性ロック棒を閉曲線状に曲げた状態の説明図である。
【
図5】
図1の可撓性ロック棒をフック状に曲げた状態の説明図である。
【
図6】
図5のマスクフックとしての使用状態を示す説明図である。
【
図7】
図5のマスクフックとしての使用状態を示す説明図である。
【
図8】本発明の第2の実施の形態に係る可撓性ロック棒の平面図である。
【
図9】本発明の第3の実施の形態に係る可撓性ロック棒の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態に係る可撓性ロック棒について、図面にしたがって説明する。
図1、
図2に示すように、第1の実施の形態に係る可撓性ロック棒1は、15~20cm程度の軸状で、軸方向に交差する方向に手で曲げることが可能になっている。
図3に示すように、可撓性ロック棒1の主部3は一対の可撓性の金属製線材5、5を備えて構成されている。この線材5は断面円形で太さが1~3mm程度になっており、その素材として軽量なアルミニウムが利用されている。
【0015】
この線材5、5は軸方向に平行に並列されており、軸方向両端部はそれぞれ揃えられている。そして、揃えられた端部どうしが捩じり合わされて結合されている。線材5、5が並列になって扁平な芯部7に対して、端部9は捩じり合わせにより縦横の寸法がほぼ同じになって立体的に膨らんでいる。この捩じり合わされた端部9の長さは通常の使用で結合部分が解れない程度であれば良く、一対の線材5、5を水平に並列した状態で上方から見たときに、捩じり合わせにより形成される螺旋状の溝9aが2つ以上形成されていることが確認できる程度が目安になっている。この例では、軸方向に直交する方向に抜ける完全な溝9aが一つ、半欠けの溝9aが二つ見えている。
【0016】
芯部7と端部9、9の外面は絶縁性の保護層11で被覆されている。この保護層11は市販のポリオレフィン等で製造された熱収縮チューブを利用したものであり、芯部7を通し、ライターの火で炙ったり、ヒートガンで熱風を当てたりして熱収縮させることにより被覆させている。通し易くするために、芯部7をアルコールで湿らせるので、このアルコールに匂い成分を含ませることで匂い付きにすることが可能になっている。
線材5、5を並列させた芯部7にはV字状の凹みができているが、熱収縮チューブが収縮する際にはその凹みを埋めるように被覆する。また、端部9も全体を被覆する。
【0017】
その上に、更に別の保護層13で被覆されている。この保護層13も熱収縮チューブ製になっており、保護層11と同様に処理している。なお、
図2では、視認の便宜のため、線材5、5に対して、保護層11、13は実際よりも厚く描かれている。
保護層11の一層だけで被覆すると、芯部7では、線材5、5の形状が大きく浮き出て、只の針金のような感じになるが、更に保護層13を加えて凹凸感を低減することで針金感を薄め触り心地を良くしている。また、二層にすることにより、線材5、5はよりバラけ難くなっている。
端部9では、二層化することで、捩じり合わせによる凹みが埋められて浅くなっており、後述のキャップ15との接触面積を稼いでいる。
【0018】
現在市販されている熱収縮チューブの肉厚や収縮特性を考慮すると、最低二層化することが好ましい。なお、更に、三層、四層、五層と多層化することも技術的には可能になっており、想定される主な用途に必要な太さ等に応じた層構造で商品化することになる。
また、芯部7の外面は視認上の訴求面になっており、そこを綺麗に着色している。
【0019】
端部9には、キャップ15が被せられている。このキャップ15は、樹脂製のエンドキャップになっている。端部9は線材5、5の捩じり合わせと保護層11、13による被覆により丸く立体状になっており、その立体状になった端部9にキャップ15が被せられている。キャップ15は弾性的に拡張された圧接状態になって被さっており、端部9から外れ難くなっている。また、線材5の端面のエッジが無くなって丸みが出ているので、身体に当たっても当りが柔らかくなっている。また、線材5が導電性であっても、裸出し易い端部9がこの絶縁性のキャップ15により覆われているので安全に使用できる。
【0020】
更に、丸く膨らんだキャップ15は、可撓性ロック棒1を可愛い仕上げにしている。
キャップ15は端部9と接着剤で接合させると取外しできないが、外れ難くなっているので接着剤無しで取外しできるように構成することも可能になっている。その場合には、キャップ15として種々の色のものを用意しておけば、使い分けることができる。例えば、複数本のケーブルを種類毎に分けて束ねるような場合には、色別にすることで、どのような種類のケーブルが束ねられているかを一目で確認できる。
【0021】
可撓性ロック棒1は、上記したように構成されており、線材5、5が両端部9、9の捩じり合わせによる結合と、熱収縮チューブの使用による保護層11、13の密着による協働作用により、バラけ難くなっている。
また、端部9、9の捩じり合わせにより、結果的にキャップ15側でも上記したように外れ難くなる等の効果も得られている。
更に、熱収縮チューブの利用による複層化により、使用時の快適な曲がり心地が確保されている。
【0022】
図4に示すように、可撓性ロック棒1は、全体を閉曲線状に曲げることができる。
このように曲げることで、髪留め具として髪を束ねたり、ブレスレットやアンクレットとして手首や足首に巻き付けたり、複数のケーブルを束ねたり、ドレープカーテンを端でくるりとまとめるのに使用したり、鞄や袋の開口部を閉じるのに使用したり等、種々の使い方が考えられる。また、雨が降っている中を歩いているときはブレスレットとして使用し、建物内に入ったときには傘の柄に目印として取り付けるような使い方も考えられる。
上記の使い方のうち、髪等を束ねるのに使用する場合には、髪等が拡がらないように可撓性ロック棒1がロックしている。また、ブレスレット等として使用する場合には、手首等を閉じると言う意味で可撓性ロック棒1がロックしている。
【0023】
図5に示すように、可撓性ロック棒1は、キャップ15側を折り返し方向に曲げることができる。
このキャップ15側をフックとして使用することができる。
従って、この曲げを利用した新規な使い方としてマスクフックを提案する。
全体として、C字状になるようにキャップ15、15側を曲げて、キャップ15側をフック部1aにする。
図6に示すように、主部3を頭部の形状に合わせて湾曲させ、マスクAの耳掛け紐B、Bをそれぞれフック部1a、1aに掛止させれば、頭部に固定するバンド代わりとなって頭部にフィットさせた状態で取り付けることができる。
【0024】
耳掛け紐B、Bは通常ゴム製で伸縮性があるので耳に食い込み易くなっており、長時間マスクAを装着し続けると、耳が痛くなるとの不満がある。
これに対して、可撓性ロック棒1を上記のように使用すれば、耳掛け紐B、Bは耳に掛けないので、長時間にわたって快適にマスクAを装着し続けることができる。曲げ箇所を調整することで、バンドとしての長さを調整できるので、大人用と子供用を兼用できる。
この使い方では、マスクAが顔面から外れないように可撓性ロック棒1がロックしている。
【0025】
マスクAを一時的に口許から顎側に降ろすことがあるが、この場合にも耳掛け紐Bが耳に引っ掛かるので、マスクAや可撓性ロック棒1が頭部からズレ落ちることはない。
また、キャップ15の開口端15aと、主部3に被覆された保護層13の上面との間には
図1の右側の〇で囲んだように段差が形成される。マスクAを降ろすときには、耳掛け紐Bがフック部1a上を滑動してキャップ15側に向かうことになるが、上記したように段差が形成されているので、勢い良く降ろされても、そこで滑動が阻止される。従って、口許から顎にずらす程度では、耳掛け紐Bがフック部1aから脱落することはない。
【0026】
マスクAを顎側に降ろすときに、顎にマスクAを掛けたくない人がいるが、その場合には、
図7に示すように、可撓性ロック棒1を首にかけてマスクAを喉元で吊るした状態にできる。
また、マスクフックとしての使用時には、マスクAの耳掛け紐Bが耳を経由しないようにすることもできる。例えば、
図7に示した状態からマスクAをそのまま引き上げれば、耳掛け紐Bは束ねられて耳の下側から後側に回り込むことになり、耳掛け紐Bは耳の上側の耳輪部分には触れなくなる。 眼鏡を使用する場合には、眼鏡の耳掛け部が耳に掛かるので、そこに重ねてマスクAの耳掛け紐Bも耳に掛かるとなると煩わしいと感じる人もいるが、このように装着すればそのような煩わしさもない。また、眼鏡を使用していなくとも、耳輪部分に常時耳掛け紐が触れることに痛みまでは感じなくても不快感を持つ人もいるが、このように装着すればそのような不快感もない。
その一方で、可撓性ロック棒1は伸ばすことで耳掛け紐Bから容易に取り外すことができる。
従って、服装のカラーに合わせて使い分けることで、アクセサリー的な面を強調した使用も可能になっている。
【0027】
図8は、第2の実施の形態に係る可撓性ロック棒17を示す。可撓性ロック棒1と同じ構成部分は同じ符号を付すことで説明を省略する。
この可撓性ロック棒17の主部3は白く着色された保護層11で被覆された後に模様19の塗装が施され、更に透明の保護層13で被覆されており、模様19が透明の保護層13を介して視認可能になっている。しかも、塗装面は露出していないので剥がれ落ちることはない。
線材5、5はバラけ難くなっているので、それを被覆した保護層11に施した模様19も崩れ難くなっている。
【0028】
図9は、第3の実施の形態に係る可撓性ロック棒21を示す。可撓性ロック棒1と同じ構成部分は同じ符号を付すことで説明を省略する。
この可撓性ロック棒21の主部3は保護層13の上に樹脂製の極細線材23が螺旋状に巻き付けられ、更に、その上に、保護層25が被覆されている。この保護層25は、保護層11、13と同様に熱収縮チューブを利用して形成されている。
線材23が保護層25を押し上げて縄目模様のように隆起した最上面が形成されており、見た目の変化だけでなく、主部3にグリップのような感触をもたらしている。
【0029】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲における設計の変更があっても発明に含まれる。
例えば、芯部を構成する金属製の線材は可撓性を満足すれば素材は特に限定されず、アルミニウムの他に、スチールも想定される。
また、その数も2本に限定されないが、2本を並列にすれば曲げ易く、手を持ち上げて取り付けるようなマスクフック用では軽さが重要になることからも2本タイプが推奨される。
【0030】
保護層の上に螺旋状に巻く線材は金属の極細線材で構成してもよい。金属製にすることでグリップ力が増すことになる。
保護層は部分的に施しても良く、例えば、端部を三層化、その他を二層化することで端部の膨らみを丸く大きくすることも可能である。
更に、主部には、毛糸やモールを巻き付けて、太さ、デザイン、触り心地等を自由に調整してもよい。
また、保護層は絶縁素材で構成されているので、剥離可能に複数の保護層を積層させておき、外側の保護層を脱皮のように剥がして、主部の色等を変更できるように構成することも考えられる。
【符号の説明】
【0031】
1…可撓性ロック棒(第1の実施の形態)
1a…フック部 3…主部 5…可撓性の金属製線材 7…芯部
9…端部 9a…螺旋状の溝 11…保護層 13…保護層
15…キャップ 15a…開口端
17…可撓性ロック棒(第2の実施の形態)
19…模様
21…可撓性ロック棒(第3の実施の形態)
23…樹脂製の極細線材 25…保護層
A…マスク B…耳掛け紐