(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022113536
(43)【公開日】2022-08-04
(54)【発明の名称】閂型ネジ付きロックピンシステム
(51)【国際特許分類】
F16B 41/00 20060101AFI20220728BHJP
F16B 39/04 20060101ALI20220728BHJP
F16B 21/02 20060101ALI20220728BHJP
F16B 35/00 20060101ALI20220728BHJP
E05D 5/12 20060101ALI20220728BHJP
【FI】
F16B41/00 D
F16B39/04 B
F16B21/02 Z
F16B35/00 C
F16B35/00 Q
E05D5/12 A
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021009846
(22)【出願日】2021-01-25
(71)【出願人】
【識別番号】519299393
【氏名又は名称】株式会社光岡組
(72)【発明者】
【氏名】光岡 政勝
【テーマコード(参考)】
3J037
【Fターム(参考)】
3J037AA01
3J037HA10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従来のゲート及び、蓋上の開閉における閂型の接続部における接続状況では、ロックピンを挿入した状態においては、脱落脱着等の防止機能を有してないので、脱着等による防犯機能を提供する閂型及びネジ付きロックピンを提供する。
【解決手段】閂型A上部において、雌ネジ部1を付し下部における漏斗形状3と閂型Bに付する蝶番を付す事により、開閉機能を有する閂型B、閂型Aと閂型Bの接続部6と接続部8の内孔部7にネジ付きロックピン10を挿入し、ネジ付きロックピン10の上部に付する雄ネジ2と閂型Aの上部に付す雌ネジ1を結合させる事により、閂型下部における漏斗状3に漏斗状4を密着させる事により、ネジ付きロックピンのストッパー10の固定化した事により、脱落脱着の防止が出来、ネジ付きロックピンの先端部に固定穴5を付す事により錠前設置が可能となり、防犯機能が高まる事を特徴とする閂型及びネジ付きロックピン。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストッパーとネジ部と心棒部とから構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部が順に繋がれてなすことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項2】
ストッパーとネジ部と心棒部と漏斗形状部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部と先端に向かい細くなる形状の前記漏斗形状部と前記細棒部が順に繋がれており、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項3】
ストッパーと心棒部とネジ部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記心棒部と前記ネジ部と前記細棒部が順に繋がれており、前記心棒部の直径は前記細棒部の直径より大きく、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項4】
2口の差込口を有した閂型金具であって、少なくとも一方の差込口の内部にネジ構造を有していることを特徴とする金具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、閂型金具とロックピンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の閂型金具とピンにおける機能は、ピンを閂型金具の口に差し込むだけのものであった。従って、外れやすくロック機能はないものであった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記閂型金具とピンにおいては、以下のような課題があった。
ピンが外れやすく脱離する可能性がある。
施錠機能が無い。
防犯機能が無い。
本発明は上述の課題を解決する為に発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者は、上記課題を解決する為に以下の発明をなした。
第一の発明は、ストッパーとネジ部と心棒部とから構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部が順に繋がれてなすことを特徴とするネジ付きロックピン。
図3に一例を示す。
第二の発明は、ストッパーとネジ部と心棒部と漏斗形状部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部と先端に向かい細くなる形状の前記漏斗形状部と前記細棒部が順に繋がれており、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
図2の左図にその一例を示す。
第三の発明は、ストッパーと心棒部とネジ部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記心棒部と前記ネジ部と前記細棒部が順に繋がれており、前記心棒部の直径は前記細棒部の直径より大きく、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
図8にその一例を示す。
第四の発明は、2口の差込口を有した閂型金具であって、少なくとも一方の差込口の内部にネジ構造を有していることを特徴とする金具。
図5と
図6にその一例を示す。
【発明の効果】
【0005】
閂型金具とロックピンがネジを介して接続されることにより、下記のような効果が発揮された。更に固定穴を使用すると、下記の効果が更に好適に発揮された。
ピンが外れにくくなった。
施錠機能を付すことができた。
防犯機能を付すことができた。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図5】雌型形状の閂型内孔部7a雌ネジを付す閂型金具
【
図6】雌型形状閂型前記7a増設部内孔部雌ネジを付す閂型金具
【発明を実施するための形態】
【0007】
図2は、閂型12と閂型13の接続部における形状は前記12を受込部とし、6を14の蝶番機能にて12接続部差込み12と13を一体化させ、内孔部7、内孔部8にネジ付きロックピンを差し込み、12と13を一体化した構成。
図3は、略六角形10のストッパーを上部とし、下部にネジ部2を付し、円柱形状の心棒から構成されたネジ付きロックピン。
図4は、略六角形10のストッパーを上部として、下部にネジ部2を付し円柱形状の心棒の先端部の一部に略クサビ機能を有する漏斗形状部4を設け、その先は円柱形状の細棒部16とし、細棒部16に固定穴5を付して構成した防犯機能付きネジ付きロックピン。
図5は、閂型金具における差込口の内孔部7aにネジ構造部1を付した形状。
図6は、閂型金具の差込口における上部に略円柱形の増設部Aを設置し、その内孔部にネジ構造部1を付し下部の増設部Bの内孔部においては、漏斗形状3とした閂型の形状。
図7は、前記漏斗形状部4と細棒部16に固定穴5を付した拡大図。
図8は、略六角形ストッパー部10を上部とし、下部は円柱形状の心棒部とし、先端部の一部にネジ部2を付し、その先端に細棒部16を設け、細棒部16に固定穴5を付した形状の防犯機能付きネジ付きロックピン。
以下、言語の説明は下記の通りである。
一般に閂とは、二つの扉間を金属棒や木材にて通すことにより前記扉を開かない様にする為の構造物である。一方、閂型金具とピンとは、前記構造を利用し、2口を設けた金具(閂型金具)と、前記2口に通すために金属棒(ピン)を言う。
ストッパーとは、ピンを閂型金具に挿入する際、前記口で止めることができる物体である。本ストッパーは、前記口で止めることができれば形状はどのようなものでもかまわないが、本ストッパーの回しやすさの観点から所謂6角型のストッパーが好ましい。また、ストッパーの頭部にプラス溝やマイナス溝を設けていてもよい。
ネジ部とは、棒の表面にらせん状の溝があるものを言う。所謂雄ネジである。ネジ部の長さのネジ付きロックピンの長さ(ストッパー頭部から先端までの長さ)に対する割合は、50%以下であり、好ましくは30%から2%、更に好ましくは20%から4%である。
ネジ構造とは、円筒の内部にらせん状の溝があるものを言う。所謂雌ネジである。
心棒部とは、金属からなる棒である。
漏斗形状部とは、金属からなる円錐形状をした棒であり、直径の異なる棒を接続するためのつなぎ部分となる。
細棒部とは、金属からなる棒である。
固定穴とは、前記細棒部または前記心棒部の断面方向に設けられた貫通穴であり、前記貫通穴に、防犯用の金属棒を挿入する為の穴である。
上記で、閂型金具とピンを説明したが、実際に使用する際は
図1に示すように、閂型金具とネジ付きロックピンと閂型金具接続用13と蝶番14等を使用して閂を構成する。
【符号の説明】
【0008】
1 ネジ構造部(雌ネジ部)
2 ネジ部(雄ネジ部)
3 漏斗形状
4 漏斗形状部
5 固定穴
6 接続部
7 内孔部
7a 内孔部
8 接続部
9 心棒部
10 ストッパー
11 内孔部
12 閂型金具
13 閂型金具接続用
14 蝶番
15 先端
16 細棒部
17 ネジ部
【手続補正書】
【提出日】2021-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストッパーとネジ部と心棒部とから構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部が順に繋がれてなすことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項2】
ストッパーとネジ部と心棒部と漏斗形状部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部と先端に向かい細くなる形状の前記漏斗形状部と前記細棒部が順に繋がれており、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項3】
ストッパーと心棒部とネジ部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記心棒部と前記ネジ部と前記細棒部が順に繋がれており、前記心棒部の直径は前記細棒部の直径より大きく、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明者は、上記課題を解決する為に以下の発明をなした。
第一の発明は、ストッパーとネジ部と心棒部とから構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部が順に繋がれてなすことを特徴とするネジ付きロックピン。
図3に一例を示す。
第二の発明は、ストッパーとネジ部と心棒部と漏斗形状部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部と先端に向かい細くなる形状の前記漏斗形状部と前記細棒部が順に繋がれており、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
図2の左図にその一例を示す。
第三の発明は、ストッパーと心棒部とネジ部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記心棒部と前記ネジ部と前記細棒部が順に繋がれており、前記心棒部の直径は前記細棒部の直径より大きく、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
図8にその一例を示す。
【手続補正書】
【提出日】2022-01-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱着可能な閂形金具の接続を目的としたロックピンであって、ストッパーとネジ部と心棒部とから構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部が順に繋がれてなすことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項2】
請求項1記載ロックピンであって、ストッパーとネジ部と心棒部と漏斗形状部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部と先端に向かい細くなる形状の前記漏斗形状部と前記細棒部が順に繋がれており、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
【請求項3】
請求項1記載ロックピンであって、ストッパーと心棒部とネジ部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記心棒部と前記ネジ部と前記細棒部が順に繋がれており、前記心棒部の直径は前記細棒部の直径より大きく、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明者は、上記の課題を解決する為に以下の発明をなした。
第一の発明は、
脱着可能な閂型金具の接続を目的としたロックピンであって、ストッパーとネジ部と心棒部とから構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部が順に繋がれてなすことを特徴とするネジ付きロックピン。
図3に一例を示す。
第二の発明は、
前記記載のロックピンであってストッパーとネジ部と心棒部と漏斗形状部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記ネジ部と前記心棒部と先端に向かい細くなる形状の前記漏斗形状部と前記細棒部が順に繋がれており、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
図2にその一例を示す。
第三の発明は、
前記記載のロックピンであってストッパーと心棒部とネジ部と細棒部から構成され、前記ストッパーと前記心棒部と前記ネジ部と前記細棒部が順に繋がれており、前記心棒部の直径は前記細棒部の直径より大きく、前記細棒部の断面方向に固定穴を設けたことを特徴とするネジ付きロックピン。
図8にその一例を示す。