(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022113603
(43)【公開日】2022-08-04
(54)【発明の名称】ふたに指やスプーンなどの柄を入れる部分を設けた保存容器
(51)【国際特許分類】
B65D 51/24 20060101AFI20220728BHJP
A47G 19/22 20060101ALI20220728BHJP
A47G 19/00 20060101ALI20220728BHJP
【FI】
B65D51/24 500
A47G19/22 D
A47G19/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021034826
(22)【出願日】2021-01-23
(71)【出願人】
【識別番号】519334960
【氏名又は名称】依田 岳大
(72)【発明者】
【氏名】依田 岳大
【テーマコード(参考)】
3B001
3E084
【Fターム(参考)】
3B001BB01
3B001CC21
3B001CC35
3B001DB20
3B001DC10
3E084AA12
3E084AA14
3E084AB07
3E084AB10
3E084BA01
3E084CA01
3E084CA03
3E084CB04
3E084CC03
3E084DA01
3E084DA03
3E084DC03
3E084GA08
3E084GB12
3E084JA02
3E084JA20
3E084LD30
(57)【要約】
【課題】 保存容器の中の食品をとりだす時、わざわざ清潔なはしやスプーンやトングなどを用意しなくて済むように、ふたに親指を入れる部分と親指以外の指を入れる部分やスプーンなどの柄を入れる部分を設けた保存容器を提供する。
【解決手段】 ふた(1)に親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)やスプーンなどの柄を入れる部分(4)を設けた保存容器を特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ふた(1)に親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)やスプーンなどの柄を入れる部分(4)を設けた保存容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ふたに指やスプーンなどの柄を入れる部分を設けた保存容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、保存容器のふたに指やスプーンなどの柄を入れる部分は設けていなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
従来、保存容器から食品をとりだそうとすると清潔なはしやスプーンやトングなどを用意する必要があり、洗いものがふえてしまっていた。
本発明品は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
保存容器のふた(1)に、親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)やスプーンなどの柄を入れる部分(4)を設ける。
本発明は、主に以上の構成よりなるふたに指やスプーンなどの柄を入れる部分を設けた保存容器である。
【発明の効果】
【0005】
保存容器のふたに指やスプーンなどの柄を入れる部分が設けてあるので、そこに指やスプーンなどの柄を入れて保存容器の中の食品をつまみだしたり、スプーンなどでとりだすことができるので衛生的である。とりだすためだけに清潔なはしやスプーンやトングなどを用意する必要がなく、洗いものがへらせる。また、気軽に保存容器の中の食品をとりだせるので、食品ロスをへらせる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図5】 容器の本体(5)の中の食品をとりだす時のふた(1)の右側面図の様子である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
食品を保存する容器のふた(1)に、親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)や、スプーンなどの柄を入れる部分(4)を設ける。この様子を
図1と
図2に示す。
図2ではふた(1)は四角形だが、円形などの形状もありえる。
これらの部分(2)、(3)、(4)に指やスプーンなどの柄を入れて、容器の本体(5)の中の食品を、親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)ごしに指でつまんだり、スプーンなどでとりだす。
指の直接食品に触れないので、指の雑菌が食品にうつらず、また指も汚れない。
容器の本体(5)の中の食品を指でつまんでとりだすためには、親指以外の指を入れる部分(3)は、人差し指用と中指用はあった方がよいが、薬指用と小指用はあってもなくてもよい。親指以外の指を入れる部分(3)は、何本かの指を一緒に入れられる大きいものを設けてもよい。この様子を
図3と
図4に示す。
図4ではふた(1)は四角形だが、円形などの形状もありえる。
親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)には、すべり止めとして突起を設けると食品をつまみやすい。
スプーンなどの柄を入れる部分(4)にスプーンなどを入れて使う時は、ふた(1)の上でスプーンなどの柄を入れる部分(4)ごしにスプーンなどの柄を持ってもよいし、親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)に指を入れてふた(1)の下でスプーンなどの柄を持ってもよい。
スプーンなどは使うたびに洗わなくてもよいので、洗いものがへらせる。
容器の本体(5)の中の食品をとりだす時は、
図5に示すようにふた(1)を曲げて使うととりだしやすい。ふた(1)を曲げるためには、ふた(1)につまみ(6)を設け、そしてそのつまみ(6)に穴(7)を設ける。そしてその穴(7)に、食品をつまんだりスプーンなどを持つ方の手とは逆の手の指を入れてふた(1)を曲げるとよい。
指を入れる部分(2)、(3)やスプーンなどの柄を入れる部分(4)の位置は図示した以外にも考えられ、例えば
図2と
図4に示す四角いふた(1)の右上か右下に設けてもよい。親指を入れる部分(2)と親指以外の指を入れる部分(3)の間を、四角いふた(1)の対角線が通るように夫々を配置する。この場合、容器の本体(5)の中の食品をとりだす時は四角いふた(1)の対角線に沿ってふた(1)を曲げて使う。(2)、(3)や(4)を設ける位置により、つまみ(6)は設ける適切な位置や数が変わるので、図示した以外の位置や数も考えられる。
ふた(1)や、指やスプーンなどの柄を入れる部分(2)、(3)、(4)はやわらかい素材でつくるとよい。
臭いもれの対策として、ふたを2つ用いる二重ぶたにし、本発明のふた(1)はその内ぶたとして使用してもよい。
ふた(1)には指を入れる部分(2)、(3)だけを設けてもよいし、スプーンなどの柄を入れる部分(4)だけを設けてもよい。
図では右利き用のものを示したが、左利き用は
図2と
図4と
図6と
図7の左右が逆になる。右利き用と左利き用の両方の指を入れる部分(2)、(3)やスプーンなどの柄を入れる部分(4)をふた(1)に設けてもよい。
【符合の説明】
【0008】
1 ふた
2 親指を入れる部分
3 親指以外の指を入れる部分
4 スプーンなどの柄を入れる部分
5 容器の本体
6 つまみ
7 穴