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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022113691
(43)【公開日】2022-08-04
(54)【発明の名称】売上金額集計システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220728BHJP
   G06Q 40/06 20120101ALI20220728BHJP
   G06Q 50/12 20120101ALI20220728BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20220728BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20220728BHJP
【FI】
G06Q30/06
G06Q40/06
G06Q50/12
G06T7/00 300D
G07G1/12 361C
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022081005
(22)【出願日】2022-05-17
(62)【分割の表示】P 2017194755の分割
【原出願日】2017-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】509177119
【氏名又は名称】高田 雄史
(74)【代理人】
【識別番号】100141092
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 英生
(72)【発明者】
【氏名】高田 雄史
(57)【要約】
【課題】各々の飲食スペースにおいて提供された飲食物の合計金額を飲食スペース毎に算出することができる売上金額集計システムを提供する。
【解決手段】売上金額集計システム10Aは、サーバ14と、飲食店の飲食スペース11に設置された第1~第4撮影カメラ15a~15dとから形成される。サーバ14は、飲食スペース11を複数の第1~第4飲食スペース11a~11dに区分し、第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて提供された飲食物を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に撮影し、撮影された第1~第4飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を特定するとともに、特定された各飲食物の金額を割り出し、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて提供された飲食物の合計金額を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に算出する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定面積の売り場スペースを有する店舗に来店した来店者に販売した商品と提供したサービスとの少なくとも一方の売上金額を集計する売上金額集計システムにおいて、
前記売上金額集計システムが、サーバと、前記売り場スペースに設置された撮影カメラとから形成され、前記店舗の売り場スペースが、複数の第1~第nスペースに区分され、
前記サーバが、前記撮影カメラを利用して前記第1~第nスペースにおいて販売された商品および提供されたサービスを含む第1~第nスペース画像を該第1~第nスペース毎に撮影するスペース画像撮影手段と、前記スペース画像撮影手段によって撮影された第1~第nスペース画像に映し出された各種複数の商品およびサービスの種類を特定する種類特定手段と、前記種類特定手段によって特定された各商品および各サービスの金額を割り出しつつ、前記第1~第nスペースにおいて販売・提供された商品およびサービスの金額を合計した合計金額を該第1~第nスペース毎に算出する合計金額算出手段とを有することを特徴とする売上金額集計システム。
【請求項2】
前記店舗が、各種複数の飲食物を提供する飲食店であり、前記売り場スペースが、前記飲食物を食する所定面積の飲食スペースであり、前記飲食スペースが、複数の第1~第n飲食スペースに区分され、前記スペース画像撮影手段が、前記第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を含む第1~第n飲食スペース画像を該第1~第n飲食スペース毎に撮影し、前記種類特定手段が、前記飲食スペース画像撮影手段によって撮影された第1~第n飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を特定し、前記合計金額算出手段が、前記種類特定手段によって特定された各飲食物毎の金額を割り出しつつ、前記1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出する請求項1に記載の売上金額集計システム。
【請求項3】
前記スペース画像撮影手段が、前記第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、前記種類特定手段が、前記第1~第n飲食スペース画像に映し出された前記容器の各種容器形状に基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する請求項2に記載の売上金額集計システム。
【請求項4】
前記スペース画像撮影手段が、前記第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、前記種類特定手段が、前記第1~第n飲食スペース画像に映し出された前記容器に付された各種識別マークに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する請求項2に記載の売上金額集計システム。
【請求項5】
前記スペース画像撮影手段が、前記第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、前記種類特定手段が、前記第1~第n飲食スペース画像に映し出された前記容器に設置された二次元コードが表すデータに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する請求項2に記載の売上金額集計システム。
【請求項6】
前記飲食スペース画像撮影手段における1回の飲食行為が、前記第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した第1番目の容器が提供されたときから該第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した容器が存在しなくなるまでの間である請求項2ないし請求項5いずれかに記載の売上金額集計システム。
【請求項7】
所定面積の売り場スペースを有する店舗に来店した来店者に販売した商品の売上金額を集計する売上金額集計システムにおいて、
前記売上金額集計システムが、サーバと、前記商品に設置されて該商品の金額データを記憶した非接触ICチップと、前記売り場スペースに設置されて前記非接触ICチップに
記憶された金額データを読み取るリーダーとから形成され、前記店舗の売り場スペースが、複数の第1~第nスペースに区分され、
前記サーバが、前記リーダーを利用して前記第1~第nスペースにおいて販売された商品の金額データを該第1~第nスペース毎に取得する金額データ取得手段と、前記金額データ取得手段によって取得した各商品の金額データを合計した合計金額を該第1~第nスペース毎に算出する合計金額算出手段とを有することを特徴とする売上金額集計システム。
【請求項8】
前記店舗が、各種複数の飲食物を提供する飲食店であり、前記売り場スペースが、前記飲食物を食する所定面積の飲食スペースであり、前記飲食スペースが、複数の第1~第n飲食スペースに区分され、前記金額データ取得手段が、前記飲食物を収容した各容器に設置されて該飲食物の金額データを記憶した前記非接触ICチップと前記リーダーとを利用し、前記第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物の金額データを該第1~第nスペース毎に取得し、前記合計金額算出手段が、前記金額データ取得手段によって取得した各飲食物の金額データを合計した合計金額を該第1~第n飲食スペース毎に算出する請求項7に記載の売上金額集計システム。
【請求項9】
前記金額データ取得手段における1回の飲食行為が、前記第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した最初の容器が提供されたときから該第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した最後の容器が提供されるまでの間である請求項8に記載の売上金額集計システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、販売した商品と提供したサービスとの少なくとも一方の売上金額を集計する売上金額集計システムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食物搬送装置の搬送路に載せられた飲食物収容体に収容されて搬送される飲食物を管理するための飲食物管理装置が開示されている(特許文献1参照)。飲食物収容体は、飲食物が盛られた容器を載置するための容器載置部を有する載置台と、載置台の容器載置部上を覆うための蓋体とを備え、蓋体は、容器載置部に対して開閉可能に取り付けられている。飲食物管理装置は、飲食物収容体に取り付けられたICタグと、搬送路を介して搬送される飲食部収容体のICタグから飲食物の情報を読み取るためのリーダーと、飲食物収容体の蓋体の開閉を検出するための開閉検出器と、リーダーによって読み取った情報と開閉検出器で検出した蓋体の開閉情報とに基づいて搬送路を介して搬送される飲食物の情報を算出するためのコントローラを備えている。飲食物管理装置は、飲食物の提供に使用する皿にICタグを設置する必要はなく、食された飲食物の情報や食されずに搬送路上に一定時間以上滞留する飲食物の情報を確実に取得することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-33886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示の飲食物管理装置は、飲食物を提供する飲食店の各飲食スペースを第1~第n飲食スペースに区分しつつ、それら飲食スペース毎に提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を算出することはなく、飲食店の各飲食スペース毎の合計売上金額を把握することができない。また、飲食店の各第1~第nスペース毎に投資家を募り、各第1~第nスペースに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第nスペース毎の飲食物の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができず、店舗におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができない。
【0005】
本発明の目的は、店舗の売場スペースを複数の第1~第nスペースに区分しつつ、第1~第nスペースにおいて販売・提供された商品およびサービスの金額を合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出することができ、店舗の各スペース毎における商品やサービスの売上の良否を判断することができる売上金額集計システムを提供することにある。本発明の他の目的は、店舗の各第1~第nスペース毎の商品やサービスの合計売上金額を把握することができ、第1~第nスペース毎の合計金額を参考に売場スペースの模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる売上金額集計システムを提供することにある。本発明の他の目的は、店舗の各第1~第nスペース毎に投資家を募り、各第1~第nスペースに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第nスペース毎の商品やサービスの売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、店舗におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる売上金額集計システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の第1の前提は、所定面積の売り場スペースを有する店舗に来店した来店者に販売した商品と提供したサービスとの少なくとも一方の売上金額を集計する売上金額集計システムである。
【0007】
前記第1の前提における本発明の特徴は、売上金額集計システムが、サーバと、売り場スペースに設置された撮影カメラとから形成され、店舗の売り場スペースが、複数の第1~第nスペースに区分され、サーバが、撮影カメラを利用して第1~第nスペースにおいて販売された商品および提供されたサービスを含む第1~第nスペース画像を第1~第nスペース毎に撮影するスペース画像撮影手段と、スペース画像撮影手段によって撮影された第1~第nスペース画像に映し出された各種複数の商品およびサービスの種類を特定する種類特定手段と、種類特定手段によって特定された各商品および各サービスの金額を割り出しつつ、第1~第nスペースにおいて販売・提供された商品およびサービスの金額を合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出する合計金額算出手段とを有することにある。
【0008】
本発明の一例としては、店舗が、各種複数の飲食物を提供する飲食店であり、売り場スペースが、飲食物を食する所定面積の飲食スペースであり、飲食スペースが、複数の第1~第n飲食スペースに区分され、スペース画像撮影手段が、第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を含む第1~第n飲食スペース画像を第1~第n飲食スペース毎に撮影し、種類特定手段が、飲食スペース画像撮影手段によって撮影された第1~第n飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を特定し、合計金額算出手段が、種類特定手段によって特定された各飲食物毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出する。
【0009】
本発明の他の一例としては、スペース画像撮影手段が、第1~第n飲食スペースでの1
回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、種類特定手段が、第1~第n飲食スペース画像に映し出された容器の各種容器形状に基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する。
【0010】
本発明の他の一例としては、スペース画像撮影手段が、第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、種類特定手段が、第1~第n飲食スペース画像に映し出された容器に付された各種識別マークに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する。
【0011】
本発明の他の一例としては、スペース画像撮影手段が、第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、種類特定手段が、第1~第n飲食スペース画像に映し出された容器に設置された二次元コードが表すデータに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する。
【0012】
本発明の他の一例としては、飲食スペース画像撮影手段における1回の飲食行為が、第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した第1番目の容器が提供されたときから第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した容器が存在しなくなるまでの間である。
【0013】
前記課題を解決するための本発明の第2の前提は、所定面積の売り場スペースを有する店舗に来店した来店者に販売した商品の売上金額を集計する売上金額集計システムである。
【0014】
前記第2の前提における本発明の特徴は、売上金額集計システムが、サーバと、商品に設置されて商品の金額データを記憶した非接触ICチップと、売り場スペースに設置されて非接触ICチップに記憶された金額データを読み取るリーダーとから形成され、店舗の売り場スペースが、複数の第1~第nスペースに区分され、サーバが、リーダーを利用して第1~第nスペースにおいて販売された商品の金額データを第1~第nスペース毎に取得する金額データ取得手段と、金額データ取得手段によって取得した各商品の金額データを合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出する合計金額算出手段とを有することにある。
【0015】
本発明の一例としては、店舗が、各種複数の飲食物を提供する飲食店であり、売り場スペースが、飲食物を食する所定面積の飲食スペースであり、飲食スペースが、複数の第1~第n飲食スペースに区分され、金額データ取得手段が、飲食物を収容した各容器に設置されて飲食物の金額データを記憶した非接触ICチップとリーダーとを利用し、第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物の金額データを第1~第nスペース毎に取得し、合計金額算出手段が、金額データ取得手段によって取得した各飲食物の金額データを合計した合計金額を第1~第n飲食スペース毎に算出する。
【0016】
本発明の一例としては、金額データ取得手段における1回の飲食行為が、第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した最初の容器が提供されたときから第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した最後の容器が提供されるまでの間である。
【発明の効果】
【0017】
第1の特徴を有する売上金額集計システムによれば、店舗の売り場スペースが複数の第1~第nスペースに区分され、売り場スペースに設置された撮影カメラを利用して第1~第nスペースにおいて販売された商品画像および提供されたサービス画像を含む第1~第nスペース画像を第1~第nスペース毎に撮影し、撮影された第1~第nスペース画像に映し出された各種複数の商品およびサービスの種類を特定するとともに、特定された各商品および各サービスの金額を割り出しつつ、第1~第nスペースにおいて販売・提供され
た商品およびサービスの金額を合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出するから、店舗の売場スペースを複数の第1~第nスペースに区分しつつ、第1~第nスペースにおいて販売・提供された商品およびサービスの金額を合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出することができ、店舗の各スペース毎における商品やサービスの売上の良否を判断することができる。売上金額集計システムは、第1~第nスペース毎に商品やサービスの売上合計金額を算出することで、店舗の各第1~第nスペース毎の合計売上金額を把握することができ、第1~第nスペース毎の合計金額を参考に売場スペースの模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる。売上金額集計システムは、たとえば、店舗の各第1~第nスペース毎に投資家を募り、各第1~第nスペースに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第nスペース毎の商品やサービスの売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、店舗におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる。
【0018】
店舗が各種複数の飲食物を提供する飲食店であり、売り場スペースが飲食物を食する所定面積の飲食スペースであり、飲食スペースが複数の第1~第n飲食スペースに区分され、第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を含む第1~第n飲食スペース画像を第1~第n飲食スペース毎に撮影し、飲食スペース画像撮影手段によって撮影された第1~第n飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を特定するとともに、特定された各飲食物毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出する売上金額集計システムは、飲食店の飲食スペースを複数の第1~第n飲食スペースに区分しつつ、第1~第n飲食スペースにおいて提供された飲食物の金額を合計した合計金額を第1~第n飲食スペース毎に算出することができ、飲食店の各飲食スペース毎における飲食物の売上の良否を判断することができる。売上金額集計システムは、第1~第n飲食スペース毎に飲食物の売上合計金額を算出することで、飲食店の各第1~第n飲食スペース毎の合計売上金額を把握することができ、第1~第n飲食スペース毎の合計金額を参考に飲食スペースの模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる。売上金額集計システムは、たとえば、飲食店の各第1~第n飲食スペース毎に投資家を募り、各第1~第n飲食スペースに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第n飲食スペース毎の飲食物の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、飲食店におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる。
【0019】
第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、第1~第n飲食スペース画像に映し出された容器の各種容器形状に基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する売上金額集計システムは、飲食物を収容した容器の容器形状に基づいて各種複数の飲食物の種類を特定することで、第1~第n飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を確実に特定することができ、特定された各飲食物毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出することができるとともに、飲食店の各飲食スペース毎における飲食物の売上の良否を判断することができる。
【0020】
第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、第1~第n飲食スペース画像に映し出された容器に付された各種識別マークに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する売上金額集計システムは、飲食物を収容した容器に付された各種識別マークに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定することで、第1~第n飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を確実に特定することができ、特定された各飲食物毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出するこ
とができるとともに、飲食店の各飲食スペース毎における飲食物の売上の良否を判断することができる。
【0021】
第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物を収容した容器の画像を撮影し、第1~第n飲食スペース画像に映し出された容器に設置された二次元コードが表すデータに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定する売上金額集計システムは、飲食物を収容した容器に設置された二次元コードが表すデータに基づいて各種複数の飲食物の種類を特定することで、第1~第n飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物の種類を確実に特定することができ、特定された各飲食物毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出することができるとともに、飲食店の各飲食スペース毎における飲食物の売上の良否を判断することができる。
【0022】
飲食スペース画像撮影手段における1回の飲食行為が第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した第1番目の容器が提供されたときから第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した容器が存在しなくなるまでの間である売上金額集計システムは、飲食スペース画像撮影手段における1回の飲食行為を第1番目の容器が提供されたときから容器が存在しなくなるまでの間に設定することで、第1~第n飲食スペースにおける1回の飲食行為を明確にすることができ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出することができるとともに、飲食店の各飲食スペース毎の1回の飲食行為における飲食物の売上の良否を判断することができる。
【0023】
第2の特徴を有する売上金額集計システムによれば、店舗の売り場スペースが複数の第1~第nスペースに区分され、商品に設置されて商品の金額データを記憶した非接触ICチップと非接触ICチップの金額データを読み取るリーダーとを利用して第1~第nスペースにおいて販売された商品の金額データを第1~第nスペース毎に取得するとともに、取得した各商品の金額データを合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出するから、店舗の売場スペースを複数の第1~第nスペースに区分しつつ、第1~第nスペースにおいて販売された商品の金額を合計した合計金額を第1~第nスペース毎に算出することができ、店舗の各スペース毎における商品の売上の良否を判断することができる。売上金額集計システムは、第1~第nスペース毎に商品の売上合計金額を算出することで、店舗の各第1~第nスペース毎の合計売上金額を把握することができ、第1~第nスペース毎の合計金額を参考に売場スペースの模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる。売上金額集計システムは、たとえば、店舗の各第1~第nスペース毎に投資家を募り、各第1~第nスペースに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第nスペース毎の商品の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、店舗におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる。
【0024】
店舗が各種複数の飲食物を提供する飲食店であり、売り場スペースが飲食物を食する所定面積の飲食スペースであり、飲食スペースが複数の第1~第n飲食スペースに区分され、飲食物を収容した各容器に設置されて飲食物の金額データを記憶した非接触ICチップとリーダーとを利用して第1~第n飲食スペースでの1回の飲食行為において提供された飲食物の金額データを第1~第nスペース毎に取得し、取得した各飲食物の金額データを合計した合計金額を第1~第n飲食スペース毎に算出する売上金額集計システムは、飲食店の飲食スペースを複数の第1~第n飲食スペースに区分しつつ、第1~第n飲食スペースにおいて提供された飲食物の金額を合計した合計金額を第1~第n飲食スペース毎に算出することができ、飲食店の各飲食スペース毎における飲食物の売上の良否を判断することができる。売上金額集計システムは、第1~第n飲食スペース毎に飲食物の売上合計金額を算出することで、飲食店の各第1~第n飲食スペース毎の合計売上金額を把握するこ
とができ、第1~第n飲食スペース毎の合計金額を参考に飲食スペースの模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる。売上金額集計システムは、たとえば、飲食店の各第1~第n飲食スペース毎に投資家を募り、各第1~第n飲食スペースに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第n飲食スペース毎の飲食物の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、飲食店におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる。
【0025】
金額データ取得手段における1回の飲食行為が第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した最初の容器が提供されたときから第1~第n飲食スペースに飲食物を収容した最後の容器が提供されるまでの間である売上金額集計システムは、金額データ取得手段飲における1回の飲食行為を最初(第1番目)の容器が提供されたときから最後の容器が提供されるまでの間に設定することで、第1~第n飲食スペースにおける1回の飲食行為を明確にすることができ、1回の飲食行為において提供された各飲食物の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース毎に算出することができるとともに、飲食店の各飲食スペース毎の1回の飲食行為における飲食物の売上の良否を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】一例として示す売上金額集計システムの構成図。
図2】第1~第4飲食スペースにおける飲食物画像の撮影の一例を示す図。
図3】第1~第4飲食スペースにおける飲食物画像の撮影の他の一例を示す図。
図4】第1~第4飲食スペースにおける容器画像の撮影の一例を示す図。
図5】第1~第4飲食スペースにおける容器画像の撮影の他の一例を示す図。
図6】第1~第4飲食スペースにおける容器画像の撮影の他の一例を示す図。
図7】他の一例として示す売上金額集計システムの構成図。
図8】第1~第4飲食スペースにおける飲食物画像の撮影の他の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0027】
一例として示す売上金額集計システム10Aの構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る売上金額集計システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、第1~第4飲食スペース11a~11dにおける飲食物画像の撮影の一例を示す図であり、図3は、第1~第4飲食スペース11a~11dにおける飲食物画像の撮影の他の一例を示す図である。
【0028】
売上金額集計システム10Aは、所定面積の飲食スペース11(売り場スペース)を有する飲食店12(店舗)に来店した来店者に提供した飲食物13(販売した商品と提供したサービスとの少なくとも一方)の売上金額を集計する。なお、飲食店12を例として売上金額集計システム10Aを説明するが、飲食店12のみならず、商品の販売とサービスの提供との少なくとも一方を業とするあらゆる業種の店舗において売上金額集計システム10A(売上金額集計システム10Bを含む)を利用することができる。また、飲食物13に特に限定はなく、飲食物13には各種の飲食店で提供(販売)されるあらゆる飲食物13が含まれる。
【0029】
売上金額集計システム10Aは、サーバ14(クラウドコンピューティングを含む)と、第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース、第1~第n売り場スペース)に個別に設置された第1~第4撮影カメラ15a~15d(第1~第n撮影カメラ)とから形成されている。サーバ14は、売上金額集計システム10Aを実施する事業者が契約するデータセンターに設置されているが、売上金額集計システム10Aを利用する飲食店12(店舗)に設置されていてもよい。
【0030】
サーバ14は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作するコンピュータ(バーチャルマシンを含む。)であり、大容量記憶領域を実装している。サーバ14には、図示はしていないが、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやタッチパネル、プリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。
【0031】
サーバ14は、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能の各種サーバ機能を有し、インターネット16に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、インターネット16を利用してアクセス制限がない不特定多数の他のあらゆるサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができる。サーバ14には、売上金額集計システム10A(売上金額集計システム10Bを含む)の各手段を実施するためのアプリケーションがインストールされている。
【0032】
サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13の飲食物画像データ(各飲食物の複数の飲食物画像データ)と各飲食物画像データの飲食物名称と各飲食物画像データの飲食物金額(売価または利益)とが飲食物13を特定する飲食物特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13を収容する各種複数の容器17の容器画像データが格納(記憶)されている。
【0033】
飲食店12の飲食スペース11は、複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース)に区分されている。飲食スペース11を第1~第4飲食スペース11a~11dに区分する一例としては、飲食店12に設置された飲食テーブル18単位(第1~第4飲食テーブル18a~18d)で区分し、または、飲食店12の飲食スペース11を面積単位(たとえば、飲食スペース11の面積を均等に区分、または、飲食スペース11の面積を不均等に区分)で区分する。なお、図1では、飲食スペース11を飲食テーブル18で区分している。
【0034】
売上金額集計システム10A(売上金額集計システム10Bを含む)では、第1~第4飲食スペース11a~11d毎に投資家(オーナー)を募集し、各飲食スペース11a~11dに投資家が所定の金額を投資している。売上金額集計システム10Aでは、第1~第4飲食スペース11a~11d毎の飲食物13の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する。サーバ14の大容量記憶領域には、第1~第4飲食スペース11a~11dがそれらスペース11a~11dを特定する第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家を特定する投資家識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。
【0035】
サーバ14の大容量記憶領域には、第1撮影カメラ15aが第1飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第2撮影カメラ15bが第2飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第3撮影カメラ15cが第3飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されているとともに、第4撮影カメラ15dが第4飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。
【0036】
第1~第4撮影カメラ15a~15d(第1~第n撮影カメラ)は、飲食店12に設置されたルーター19に接続され、ルーター19を経由して第1~第4飲食スペース画像(第1~第n飲食スペース画像)を利用してサーバ14に送信する。サーバ14とルーター19とは、インターネット16(ネットワーク)によって接続される。第1撮影カメラ15aは、第1飲食スペース11a(第1飲食テーブル18a)の上方に設置され、第1飲
食スペース11aに提供された飲食物13を含む第1飲食スペース画像(第1飲食テーブル画像)を撮影する。第1撮影カメラ15aは、ルーター19を利用してインターネット16に接続し、撮影した第1飲食スペース画像をルーター19を経由してサーバ14に送信する。第2撮影カメラ15bは、第2飲食スペース11b(第2飲食テーブル18b)の上方に設置され、第2飲食スペース11bに提供された飲食物13を含む第2飲食スペース画像(第2飲食テーブル画像)を撮影する。第2撮影カメラ15bは、ルーター19を利用してインターネット16に接続し、撮影した第2飲食スペース画像をルーター19を経由してサーバ14に送信する。
【0037】
第3撮影カメラ15cは、第3飲食スペース11c(第3飲食テーブル18c)の上方に設置され、第3飲食スペース11cに提供された飲食物13を含む第3飲食スペース画像(第3飲食テーブル画像)を撮影する。第3撮影カメラ15cは、ルーター19を利用してインターネット16に接続し、撮影した第3飲食スペース画像をルーター19を経由してサーバ14に送信する。第4撮影カメラ15dは、第4飲食スペース11d(第4飲食テーブル18d)の上方に設置され、第4飲食スペース11dに提供された飲食物を含む第4飲食スペース画像(第4飲食テーブル画像)を撮影する。第4撮影カメラ15dは、ルーター19を利用してインターネット16に接続し、撮影した第4飲食スペース画像をルーター19を経由してサーバ14に送信する。
【0038】
売上金額集計システム10Aを起動すると、サーバ14は、第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dでの1回の飲食行為において提供された飲食物13を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に撮影する(スペース画像撮影手段)。サーバ14は、インターネット16を利用して第1~第4撮影カメラ15a~15dに第1~第4飲食スペース画像の撮影開始信号を送信する。第1~第4撮影カメラ15a~15dは、サーバ14から撮影開始信号を受信すると、第1~第4飲食スペース11a~11dの撮影を開始し、ルーター19を経由して第1~第4飲食スペース画像をサーバ14に送信する。
【0039】
サーバ14は、飲食スペース11a~11dに飲食物13を収容した第1番目の容器17が提供され、その容器画像を認識したときから飲食スペース11a~11dに飲食物13を収容した容器17が存在しなくなり、飲食スペース画像における容器画像の不存在を認識するまでの間を1回の飲食行為とする。サーバ14は、図2に示すように、第1~第4飲食スペース11a~11dに飲食物13を収容した第1番目の容器17が提供され、第1~第4撮影カメラ15a~15dによって撮影された容器画像が送信された場合、大容量記憶領域に格納(記憶)した各種複数の容器画像データと送信された容器画像(補正された容器画像を含む)とを比較する。サーバ14は、送信された容器画像が大容量記憶領域に格納された容器画像データと一致した場合、第1番目の容器画像と認識し、第1番目の容器画像の認識をトリガーとして第1~第4飲食スペース画像の格納(記憶)を開始する。
【0040】
サーバ14は、飲食スペース11a~11d(飲食テーブル)に提供された飲食物13が食され、図3に示すように、飲食物13を収容した容器17が飲食スペース11a~11dから下げられ、飲食スペース11a~11dから容器画像が消失した場合、容器画像の不存在の認識をトリガーとして第1~第4飲食スペース画像の格納(記憶)を終了する。サーバ14は、1回の飲食行為毎の第1~第4飲食スペース画像および撮影日時を第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(飲食スペース画像記憶手段)。
【0041】
なお、サーバ14は、第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dでの1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物
13を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に撮影する場合もある(スペース画像撮影手段)。この場合、第1~第4撮影カメラ15a~15dが飲食店12における営業開始から営業終了での間、第1~第4飲食スペース画像を撮影し、サーバ14が1日の営業時間における飲食行為の第1~第4飲食スペース画像および撮影日時を第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(飲食スペース画像記憶手段)。
【0042】
サーバ14は、スペース画像撮影手段によって撮影された1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為における第1~第4飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物13(商品およびサービス)の種類を特定する(種類特定手段)。サーバ14は、大容量記憶領域に格納(記憶)された各種の飲食物13の飲食物画像データと送信された第1~第4飲食スペース画像に含まれる飲食物画像(補正された飲食物画像を含む)とを比較し、飲食物画像が大容量記憶領域に格納された飲食物画像データと一致した場合、送信された飲食物画像を大容量記憶領域に格納された飲食物画像データと認識する。サーバ14は、送信された飲食物画像とその飲食物画像の飲食物名称とその飲食物画像の飲食物金額と撮影日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(飲食物画像記憶手段)。
【0043】
サーバ14は、種類特定手段によって特定された各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額(売価または利益)を割り出しつつ、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を第1~第4スペース11a~11d毎に算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0044】
サーバ14は、合計金額算出によって算出した各飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出する(マージン算出手段)。サーバ14は、マージン算出手段によって算出したマージンと算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額並びに撮影日時、各飲食物の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、第1~第4飲食スペース11a~11d毎および投資家毎にプリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0045】
売上金額集計システム10Aは、飲食店12(店舗)の飲食スペース11(売場スペース)を複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース、第1~第nスペース)に区分しつつ、第1~第4飲食スペース11a~11dに設置された第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物13を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に撮影し、撮影された第1~第4飲食スペース画像に映し出された各種複数の飲食物13の種類を特定するとともに、特定された各飲食物13の金額を割り出し、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて提供された飲食物13の金額を合計した合計金額を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に算出するから、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物13(販売・提供された商品およびサービス)の金額を合計した合計金額を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に算出することができ、飲食店12の各飲食スペース11a~11d毎における飲食
物13の売上の良否を判断することができる。
【0046】
売上金額集計システム10Aは、第1~第4飲食スペース11a~11d毎(第1~第n飲食スペース毎、第1~第nスペース毎)に飲食物13(商品およびサービス)の売上合計金額を算出することで、飲食店12の各第1~第4飲食スペース11a~11d毎の合計売上金額を把握することができ、第1~第4飲食スペース11a~11d毎の合計金額を参考に飲食スペース11の模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる。売上金額集計システム10Aは、飲食店12の各第1~第4飲食スペース11a~11d毎(第1~第n飲食スペース毎、第1~第nスペース毎)に投資家を募り、各第1~第4飲食スペース11a~11dに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第4飲食スペース11a~11d毎の飲食物13(商品およびサービス)の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、飲食店12におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる。
【0047】
図4は、第1~第4飲食スペース11a~11dにおける容器画像の撮影の一例を示す図である。サーバ14の大容量記憶領域には、第1~第4飲食スペース11a~11dがそれらスペース11a~11dを特定する第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家を特定する投資家識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第1~第4撮影カメラ15a~15dが第1~第4飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13を収容する各種複数の容器17の容器形状の容器形状画像データが容器17を特定する容器識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13の飲食物名称と飲食物金額(売価または利益)とが容器識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。
【0048】
図4に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10と同様に、飲食店12の飲食スペース11が複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース)に区分されている。サーバ14は、第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13(容器17)を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に撮影する(スペース画像撮影手段)。サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為の第1~第4飲食スペース画像および撮影日時を第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(飲食スペース画像記憶手段)。
【0049】
次に、サーバ14は、スペース画像撮影手段によって撮影された1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為における第1~第4飲食スペース画像に映し出された容器17の各種容器形状に基づいて各種複数の飲食物13(商品およびサービス)の種類を特定する(種類特定手段)。サーバ14は、大容量記憶領域に格納(記憶)された容器形状画像データと送信された第1~第4飲食スペース画像に映し出された容器画像(補正された容器画像を含む)とを比較し、容器画像の容器形状が大容量記憶領域に格納された特定の容器形状画像データのそれと一致した場合、送信された容器画像を大容量記憶領域に格納された容器形状画像データのうちの特定のそれと認識する。
【0050】
サーバ14は、容器画像を示す容器形状画像データから飲食物13の飲食物名称(飲食物の種類)と飲食物金額(売価または利益)とを特定する。サーバ14は、容器画像と飲食物名称と飲食物金額と撮影日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子
、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(容器画像記憶手段)。図4に示す処理では、第1~第4飲食スペース画像に映し出された容器画像(容器形状)によって飲食物13が特定されるとともに、特定された飲食物13の飲食物金額が特定される。
【0051】
図4に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、種類特定手段によって特定された各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額(売価または利益)を割り出しつつ、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を第1~第4スペース11a~11d毎に算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0052】
図4に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ13は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、合計金額算出によって算出した各飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額並びに撮影日時、各飲食物の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、第1~第4飲食スペース11a~11d毎および投資家毎にプリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0053】
図4に示す処理を行う売上金額集計システム10Aは、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aが有する効果に加え、以下の効果を有する。図4に示す処理を行う売上金額集計システム10Aは、飲食物13を収容した容器画像の容器形状に基づいて各種複数の飲食物13の種類を特定することで、第1~第4飲食スペース画像(第1~第n飲食スペース画像)に映し出された各種複数の飲食物13の種類を確実に特定することができ、特定された各飲食物13毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された各飲食物13の金額を合計した合計金額を各第1~第n飲食スペース11a~11d毎(各第1~第n飲食スペース毎)に算出することができるとともに、飲食店12の各飲食スペース11a~11d毎における飲食物12の売上の良否を判断することができる。
【0054】
図5は、第1~第4飲食スペース11a~11dにおける容器画像の撮影の他の一例を示す図である。サーバ14の大容量記憶領域には、第1~第4飲食スペース11a~11dがそれらスペース11a~11dを特定する第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家を特定する投資家識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第1~第4撮影カメラ15a~15dが第1~第4飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13を収容する各種複数の容器17に付された各種の識別マーク画像データが容器17を特定する容器識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13の飲食物名称と飲食物金額(売価または利益)とが容器識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。
【0055】
図5に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3
に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、飲食店12の飲食スペース11が複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース)に区分されている。サーバ14は、第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13(容器17)を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース毎に撮影する(スペース画像撮影手段)。サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為の第1~第4飲食スペース画像および撮影日時を第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(飲食スペース画像記憶手段)。
【0056】
次に、サーバ14は、スペース画像撮影手段によって撮影された1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為における第1~第4飲食スペース画像に映し出された容器17に付された識別マーク20に基づいて各種複数の飲食物13(商品およびサービス)の種類を特定する(種類特定手段)。サーバ14は、大容量記憶領域に格納(記憶)された識別マーク画像データと送信された第1~第4飲食スペース画像に映し出された識別マーク画像(識別マーク20)(補正された識別マーク画像を含む)とを比較し、識別マーク画像が大容量記憶領域に格納された特定の識別マーク画像データと一致した場合、送信された識別マーク画像を大容量記憶領域に格納された識別マーク画像データのうちの特定のそれと認識する。
【0057】
サーバ14は、識別マーク画像を示す識別マーク画像データから飲食物13の飲食物名称(飲食物の種類)と飲食物金額(売価または利益)とを特定する。サーバ14は、識別マーク画像と飲食物名称と飲食物金額と撮影日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(容器画像記憶手段)。図5に示す処理を行う売上金額集計システム10Aでは、第1~第4飲食スペース画像に映し出された識別マーク画像(識別マーク20)によって飲食物13が特定されるとともに、特定された飲食物13の飲食物金額が特定される。
【0058】
図5に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、種類特定手段によって特定された各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額(売価または利益)を割り出しつつ、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を第1~第4スペース11a~11d毎に算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0059】
図5に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、合計金額算出によって算出した各飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額並びに撮影日時、各飲食物の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、第1~第4飲食スペース11a~11d毎および投資家毎にプリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0060】
図5に示す処理を行う売上金額集計システム10Aは、図1図3に示す処理を行う売
上金額集計システム10Aが有する効果に加え、以下の効果を有する。図5に示す処理を行う売上金額集計システム10Aは、飲食物13を収容した容器17に付された各種識別マーク20に基づいて各種複数の飲食物13の種類を特定することで、第1~第4飲食スペース画像(第1~第n飲食スペース画像)に映し出された各種複数の飲食物13の種類を確実に特定することができ、特定された各飲食物13毎の金額を割り出しつつ、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された各飲食物13の金額を合計した合計金額を各第1~第4飲食スペース11a~11d毎(各第1~第n飲食スペース毎)に算出することができるとともに、飲食店12の各飲食スペース11a~11d毎における飲食物13の売上の良否を判断することができる。
【0061】
図6は、第1~第4飲食スペース11a~11dにおける容器画像の撮影の他の一例を示す図である。サーバ14の大容量記憶領域には、第1~第4飲食スペース11a~11dがそれらスペース11a~11dを特定する第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家を特定する投資家識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第1~第4撮影カメラ15a~15dが第1~第4飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、飲食店12において提供される各種の飲食物13の飲食物名称と飲食物金額(売価または利益)とが格納(記憶)されている。
【0062】
図6に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、飲食店12の飲食スペース11が複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース)に区分されている。サーバ14は、第1~第4撮影カメラ15a~15dを利用して第1~第4飲食スペース11a~11dでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13(容器17)を含む第1~第4飲食スペース画像を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に撮影する(スペース画像撮影手段)。サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為の第1~第4飲食スペース画像および撮影日時を第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(飲食スペース画像記憶手段)。
【0063】
次に、サーバ14は、スペース画像撮影手段によって撮影された1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為における第1~第4飲食スペース画像に映し出された容器17に設定された二次元コード21(QRコード(登録商標))に基づいて各種複数の飲食物13(商品およびサービス)の種類を特定する(種類特定手段)。サーバ14には、二次元コード21が表すデータ(飲食物名称)が送信される。サーバ14は、二次元コードが表す飲食物の飲食物名称(飲食物の種類)から飲食物金額(売価または利益)を特定する。サーバは、二次元コードが表す飲食物名称と飲食物金額と撮影日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(容器画像記憶手段)。図6に示す処理では、第1~第4飲食スペース画像に映し出された二次元コード21によって飲食物が特定されるとともに、特定された飲食物の飲食物金額が特定される。
【0064】
なお、二次元コード21(QRコード(登録商標))が飲食物の飲食物名称(飲食物の種類)と飲食物金額(売価または利益)とを表し、サーバ14が二次元コード21を読み取ることで、二次元コード21によって飲食物の飲食物名称と飲食物金額とを特定することもできる。この場合、サーバ14の大容量記憶領域に飲食店12において提供される各種の飲食物13の飲食物名称および飲食物金額(売価または利益)が格納(記憶)されない。
【0065】
図6に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3
に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、種類特定手段によって特定された各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額(売価または利益)を割り出しつつ(二次元コード21(QRコード(登録商標))が飲食物金額を表す場合は、飲食物金額を読み込みつつ)、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を第1~第4スペース11a~11d毎に算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0066】
図6に示す処理を行う売上金額集計システム10Aにおいてサーバ14は、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aと同様に、合計金額算出によって算出した各飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第1~第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額並びに撮影日時、各飲食物の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、第1~第4飲食スペース11a~11d毎および投資家毎にプリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0067】
図6に示す処理を行う売上金額集計システム10Aは、図1図3に示す処理を行う売上金額集計システム10Aが有する効果に加え、以下の効果を有する。図6に示す処理を行う売上金額集計システム10Aは、飲食物13を収容した容器17に設置された二次元コード21(QRコード(登録商標))に基づいて各種複数の飲食物13の種類を特定することで、第1~第4飲食スペース画像(第1~第n飲食スペース画像)に映し出された各種複数の飲食物の種類を確実に特定することができ、特定された各飲食物13毎の金額を割り出しつつ(二次元コード21(QRコード(登録商標))が飲食物金額を表す場合は、飲食物金額を読み込みつつ)、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された各飲食物13の金額を合計した合計金額を各第1~第4飲食スペース11a~11d毎(各第1~第n飲食スペース毎)に算出することができるとともに、飲食店12の各飲食スペース11a~11d毎における飲食物13の売上の良否を判断することができる。
【0068】
図7は、他の一例として示す売上金額集計システム10Bの構成図であり、図8は、第1~第4飲食スペース11a~11dにおける飲食物画像の撮影の他の一例を示す図である。売上金額集計システム10Bは、所定面積の飲食スペース11(売り場スペース)を有する飲食店12(店舗)に来店した来店者に提供した飲食物13(販売した商品)の売上金額を集計する。
【0069】
売上金額集計システム10Bは、サーバ14(クラウドコンピューティングを含む)と、飲食物13を収容した容器17に設置された非接触ICチップ22(非接触ICタグ)と、第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース、第1~第n売り場スペース)に個別に設置された第1~第4リーダー23a~23d(第1~第nリーダー)と、飲食店12(厨房やレジカウンター等)に設置されたリーダライタ24とから形成されている。サーバ14は、売上金額集計システム10Aのそれと同一である。
【0070】
飲食店12の飲食スペース11は、複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース)に区分されている。飲食スペース11を第1~第4飲食スペース11a~11dに区分する一例としては、飲食店12に設置された飲食テーブル18単位
(第1~第4飲食テーブル18a~18d)で区分し、または、飲食店12の飲食スペース11を面積単位(たとえば、飲食スペース11の面積を均等に区分、または、飲食スペース11の面積を不均等に区分)で区分する。なお、図7では、飲食スペース11を飲食テーブル18で区分している。
【0071】
売上金額集計システム10Bでは、第1~第4飲食スペース11a~11d毎に投資家(オーナー)を募集し、各飲食スペース11a~11dに投資家が所定の金額を投資している。売上金額集計システム10Bでは、第1~第4飲食スペース11a~11d毎の飲食物13の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する。
【0072】
サーバ14の大容量記憶領域には、第1~第4飲食スペース11a~11dがそれらスペース11a~11dを特定する第1~第4飲食スペース特定識別子および投資家を特定する投資家識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。サーバ14の大容量記憶領域には、第1リーダー23aが第1飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第2リーダー23bが第2飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)され、第3リーダー23cが第3飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されているとともに、第4リーダー23dが第4飲食スペース特定識別子に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。非接触ICチップ22は、容器17の上面であって容器17の周縁部に設置されている。非接触ICチップ22のメモリには、リーダライタ24を利用して飲食物名称データと飲食物金額データとが書き込まれる。
【0073】
第1~第4リーダー23a~23d(第1~第nリーダー)は、飲食店12に設置されたルーター19に接続され、ルーター19を経由して第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて食された飲食物13の飲食物名称と飲食物13の飲食物金額とをサーバ14に送信する。サーバ14とルーター19とは、インターネット16(ネットワーク)によって接続される。
【0074】
第1リーダー23aは、第1飲食スペース11a(第1飲食テーブル18a)の上方に設置され、第1飲食スペース11aに提供された飲食物13を収容した容器17の非接触ICチップ22のデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)を読み取る。第1リーダー23aは、読み取ったデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)をルーター19を経由してサーバ14に送信する。第2リーダー23bは、第2飲食スペース11b(第2飲食テーブル18b)の上方に設置され、第2飲食スペース11bに提供された飲食物13を収容した容器17の非接触ICチップ22のデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)を読み取る。第2リーダー23bは、読み取ったデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)をルーター19を経由してサーバ14に送信する。
【0075】
第3リーダー23cは、第3飲食スペース11c(第3飲食テーブル18c)の上方に設置され、第3飲食スペース11cに提供された飲食物13を収容した容器17の非接触ICチップ22のデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)を読み取る。第3リーダー23cは、読み取ったデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)をルーター19を経由してサーバ14に送信する。第4リーダー23dは、第4飲食スペース11d(第4飲食テーブル18d)の上方に設置され、第4飲食スペース11dに提供された飲食物13を収容した容器17の非接触ICチップ22のデータ(1回の飲食行為における飲食物名称データおよび飲食物金額データ)を読み取る。第4リーダー23dは、読み取ったデータ(1回の飲食行為にお
ける飲食物名称データおよび飲食物金額データ)をルーター19を経由してサーバ14に送信する。
【0076】
売上金額集計システム10Bを起動すると、サーバ14は、インターネット16を利用して第1~第4リーダー23a~23dに第1~第4飲食スペース11a~11dに提供された容器17(飲食物13)に設置された非接触ICチップ22のデータの読み取り開始信号を送信する。第1~第4リーダー23a~23dは、サーバ14から読み取り開始信号を受信すると、第1~第4飲食スペース11a~11dに提供された容器17の非接触ICチップ22のデータの読み取りを開始する。サーバ14は、飲食スペース11a~11dに飲食物13を収容した第1番目の容器17が提供され、その容器17の非接触ICチップ22のデータを読み取ったときから飲食スペース11a~11dに飲食物13を収容した最後の容器17が提供され、その容器17の非接触ICチップ22のデータを読み取ったときまでの間を1回の飲食行為とする。
【0077】
なお、第1~第4飲食スペース11a~11dに提供された飲食物13を収容した容器17の非接触ICチップ22の1日の営業時間における飲食行為の飲食物名称データおよび飲食物金額データを読み取る場合もある。この場合、第1~第4リーダー23a~23dが飲食店12における営業開始時間から営業終了時間までの間、非接触ICチップ22の飲食物名称データおよび飲食物金額データを読み取り、読み取った飲食物名称データおよび飲食物金額データをルーター19を経由してサーバ14に送信する。
【0078】
第1飲食スペース11aに提供される容器17の非接触ICチップ22のメモリには、飲食物13を第1飲食スペース11aに提供する前にリーダライタ24を利用して飲食物名称データと飲食物金額データとが書き込まれる。第1飲食スペース11aに提供される最初の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最初(1番目)を示すデータが書き込まれ、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において第1飲食スペース11aに提供される最後の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最後を示すデータが書き込まれる。
【0079】
サーバ14は、第1飲食スペース11aに飲食物13を収容した容器17が提供された場合、第1リーダー23aを利用し、その容器17に設置された非接触ICチップ22のメモリに記憶された飲食物名称データおよび飲食物金額データ(最初および最後を含む)を読み取り、第1飲食スペース11aでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13の飲食物名称データおよび飲食物金額データを取得する(金額データ取得手段)。
【0080】
サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為毎の第1飲食スペース11aにおける飲食物名称データおよび飲食物金額データ並びに取得日時を第1飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(金額データ記憶手段)。サーバ14は、金額データ取得手段によって取得した各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額データ(売価または利益)に基づいて、第1飲食スペース11aにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第1飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0081】
サーバ14は、合計金額算出によって算出した第1飲食スペース11aにおける飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第1飲食スペース特定識別子、
投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。第1飲食スペース11aにおける1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額、飲食物13の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、プリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0082】
第2飲食スペース11bに提供される容器17の非接触ICチップ22のメモリには、飲食物13を第2飲食スペース11bに提供する前にリーダライタ24を利用して飲食物名称データと飲食物金額データとが書き込まれる。第2飲食スペースに提供される最初の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最初(1番目)を示すデータが書き込まれ、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において第2飲食スペースに提供される最後の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最後を示すデータが書き込まれる。
【0083】
サーバ14は、第2飲食スペース11bに飲食物13を収容した容器17が提供された場合、第2リーダー23bを利用し、その容器17に設置された非接触ICチップ22のメモリに記憶された飲食物名称データおよび飲食物金額データ(最初および最後を含む)を読み取り、第2飲食スペース11bでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13の飲食物名称データおよび飲食物金額データを取得する(金額データ取得手段)。
【0084】
サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為毎の第2飲食スペース11bにおける飲食物名称データおよび飲食物金額データ並びに取得日時を第2飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(金額データ記憶手段)。サーバ14は、金額データ取得手段によって取得した各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額データ(売価または利益)に基づいて、第2飲食スペース11bにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第2飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0085】
サーバ14は、合計金額算出によって算出した第2飲食スペース11bにおける飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第2飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。第2飲食スペース11bにおける1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額、飲食物13の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、プリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0086】
第3飲食スペース11cに提供される容器17の非接触ICチップ22のメモリには、飲食物13を第3飲食スペース11cに提供する前にリーダライタ24を利用して飲食物名称データと飲食物金額データとが書き込まれる。第3飲食スペース11cに提供される最初の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最初(1番目)を示すデータが書き込まれ、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において第3飲食スペース11cに提供される最後の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最後を示すデータが書き込まれる。
【0087】
サーバ14は、第3飲食スペース11cに飲食物13を収容した容器17が提供された場合、第3リーダー23cを利用し、その容器17に設置された非接触ICチップ22のメモリに記憶された飲食物名称データおよび飲食物金額データ(最初および最後を含む)を読み取り、第3飲食スペース11cでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13の飲食物名称データおよび飲食物金額データを取得する(金額データ取得手段)。
【0088】
サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為毎の第3飲食スペース11cにおける飲食物名称データおよび飲食物金額データ並びに取得日時を第3飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(金額データ記憶手段)。サーバ14は、金額データ取得手段によって取得した各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額データ(売価または利益)に基づいて、第3飲食スペース11cにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物13の合計金額と算出日時とを第3飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0089】
サーバ14は、合計金額算出によって算出した第3飲食スペース11cにおける飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第3飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。第3飲食スペース11cにおける1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額、飲食物13の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、プリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0090】
第4飲食スペース11dに提供される容器17の非接触ICチップ22のメモリには、飲食物13を第4飲食スペース11dに提供する前にリーダライタ24を利用して飲食物名称データと飲食物金額データとが書き込まれる。第4飲食スペース11dに提供される最初の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最初(1番目)を示すデータが書き込まれ、1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において第4飲食スペース11dに提供される最後の容器17の非接触ICチップ22のメモリには、最後を示すデータが書き込まれる。
【0091】
サーバ14は、第4飲食スペース11dに飲食物13を収容した容器17が提供された場合、第4リーダー23dを利用し、その容器17に設置された非接触ICチップ22のメモリに記憶された飲食物名称データおよび飲食物金額データ(最初および最後を含む)を読み取り、第4飲食スペース11dでの1回の飲食行為または1日の営業時間における飲食行為において提供された飲食物13の飲食物名称データおよび飲食物金額データを取得する(金額データ取得手段)。
【0092】
サーバ14は、1回の飲食行為毎または1日の営業時間における飲食行為毎の第4飲食スペース11dにおける飲食物名称データおよび飲食物金額データ並びに取得日時を第4飲食スペース特定識別子および投資家識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(金額データ記憶手段)。サーバ14は、金額データ取得手段によって取得した各飲食物13毎(各商品毎および各サービス毎)の飲食物金額データ(売価または利益)に基づいて、第4飲食スペース11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の
飲食行為で提供された各飲食物13の飲食物金額を合計した合計金額を算出する(合計金額算出手段)。サーバ14は、合計金額算出手段によって算出した各飲食物の合計金額と算出日時とを第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(合計金額記憶手段)。
【0093】
サーバ14は、合計金額算出によって算出した第4飲食スペース11dにおける飲食物13の合計金額にマージン率を乗じて投資家に還元するマージン(利益の一部)を算出し(マージン算出手段)、算出したマージンと算出日時とを第4飲食スペース特定識別子、投資家識別子、飲食物特定識別子に関連付けた状態で大容量記憶領域に格納(記憶)する(マージン記憶手段)。第4飲食スペース11dにおける1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物名称および飲食物金額、飲食物13の合計金額および算出日時、マージンおよび算出日時は、プリンタによってプリントされる。なお、合計金額やマージンは、日別、月別、10日間合計、2ヶ月間合計等の所定の期間毎に算出することができる。
【0094】
売上金額集計システム10Bは、飲食店12(店舗)の飲食スペース11(売場スペース)を複数の第1~第4飲食スペース11a~11d(第1~第n飲食スペース、第1~第nスペース)に区分しつつ、飲食物13(商品)を収容した容器17に設置されて飲食物13の飲食物名や金額データを記憶した非接触ICチップ22と非接触ICチップ22の飲食物名や金額データを読み取るリーダー23a~23dとを利用し、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物13(販売された商品)の飲食物名や金額データを第1~第4飲食スペース11a~11d毎に取得するとともに、取得した各飲食物13の飲食物名や金額データを合計した合計金額を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に算出するから、第1~第4飲食スペース11a~11dにおいて1回の飲食行為または1日の営業時間の飲食行為で提供された飲食物13の金額を合計した合計金額を第1~第4飲食スペース11a~11d毎に算出することができ、飲食店12の各飲食スペース11a~11d毎における飲食物13の売上の良否を判断することができる。
【0095】
売上金額集計システム10Bは、第1~第4スペース11a~11d毎(第1~第n飲食スペース毎、第1~第nスペース毎)に飲食物13(商品およびサービス)の売上合計金額を算出することで、飲食店12の各第1~第4飲食スペース11a~11d毎の合計売上金額を把握することができ、第1~第4飲食スペース11a~11d毎の合計金額を参考に飲食スペース11の模様替えや配置替え等の売上向上や利益向上に向けた改変を検討することができる。売上金額集計システム10Bは、飲食店12の各第1~第4飲食スペース11a~11d毎(第1~第n飲食スペース毎、第1~第nスペース毎)に投資家を募り、各第1~第4飲食スペース11a~11dに投資家が所定の金額を投資するとともに、各第1~第4飲食スペース11a~11d毎の飲食物13(商品およびサービス)の売上合計金額に応じて投資家にマージン(利益の一部)をキックバック(還元)する仕組みを提供することができ、飲食店12におけるあらたな資金集め方法としてのビジネスモデルを構築することができる。
【符号の説明】
【0096】
10A 売上金額集計システム
10B 売上金額集計システム
11 飲食スペース(売り場スペース)
11a 第1飲食スペース
11b 第2飲食スペース
11c 第3飲食スペース
11d 第4飲食スペース
12 飲食店(店舗)
13 飲食物(販売した商品と提供したサービス)
14 サーバ
15a 第1撮影カメラ
15b 第2撮影カメラ
15c 第3撮影カメラ
15d 第4撮影カメラ
16 インターネット
17 容器
18 飲食テーブル
18a 第1飲食テーブル
18b 第2飲食テーブル
18c 第3飲食テーブル
18d 第4飲食テーブル
19 ルーター
20 識別マーク
21 二次元コード(QRコード(登録商標))
22 非接触ICチップ
23a 第1リーダー
23b 第2リーダー
23c 第3リーダー
23d 第4リーダー
24 リーダライタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-06-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の第1~第n飲食スペースに区分された飲食スペースを有する飲食物を提供する飲食店であって、各第1~第n飲食スペースに投資家が投資を行う飲食店に関し、当該飲食店に来店した来店者に提供した飲食物の売上金額を集計する売上金額集計システムにおいて、
前記飲食スペースに逐次提供される飲食物の金額を合計した合計金額を、所定の期間毎に第1~第n飲食スペース毎に算出する合計金額算出手段と、
第1~第n飲食スペース毎の前記合計金額に基づいて、前記投資家に還元するマージンを算出するマージン算出手段と、
を有することを特徴とする売上金額集計システム。
【請求項2】
前記投資家を特定する投資家識別子を、第1~第n飲食スペース毎に記憶する投資家記憶手段を有し、
前記マージン算出手段は、
前記算出されたマージンを、前記投資家識別子に関連付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の売上金額集計システム。
【請求項3】
前記飲食店において提供される飲食物の種類ごとに、飲食物金額を記憶する飲食物金額記憶手段と、
第1~第n飲食スペース毎に逐次提供される飲食物の種類を特定する特定手段と、を有し、
前記合計金額算出手段は、
前記特定手段により特定された情報と前記飲食物金額に基づいて、前記合計金額を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の売上金額集計システム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の売上金額集計システムを用いて前記飲食店の資金を集める資金集め方法であって、
第1~第n飲食スペース毎に前記投資家を募集して前記投資による前記資金を集め、前記算出されたマージンを当該投資家に還元することを特徴とする資金集め方法。