(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022114169
(43)【公開日】2022-08-05
(54)【発明の名称】電動機
(51)【国際特許分類】
H02K 9/06 20060101AFI20220729BHJP
【FI】
H02K9/06 E
H02K9/06 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021010343
(22)【出願日】2021-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】513296958
【氏名又は名称】東芝産業機器システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】弁理士法人サトー
(72)【発明者】
【氏名】稲村 直樹
【テーマコード(参考)】
5H609
【Fターム(参考)】
5H609BB02
5H609PP02
5H609QQ02
5H609QQ12
5H609RR03
5H609RR16
5H609RR24
5H609RR38
(57)【要約】
【課題】冷却用ファンを備えるものにあって、ファンカバーの取付けの構造の簡単化や、取付作業性の向上を図る。
【解決手段】実施形態の電動機は、筒状のフレームの前後両面に、回転軸を支持するモータブラケットを有する電動機本体と、回転軸の後部のモータブラケットから後方に突出する部分に設けられた冷却用ファンと、前面が開口した円筒状をなし、電動機本体の後部に冷却用ファンを覆うように設けられるファンカバーとを備え、ファンカバーは、開口端部側に位置して係合穴が設けられると共に、フレームの後端部外周面又は後部のモータブラケットの外周面に、凸状の係合突起が設けられ、ファンカバーの開口端部が、電動機本体の後端部外周面に被さるようにして、係合穴が係合突起に対し、円周方向の3箇所以上で係合することにより取付けられている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状のフレームの前後両面に、回転軸を支持するモータブラケットを有する電動機本体と、
前記回転軸の前記後部のモータブラケットから後方に突出する部分に設けられた冷却用ファンと、
前面が開口した円筒状をなし、前記電動機本体の後部に前記冷却用ファンを覆うように設けられるファンカバーとを備え、
前記ファンカバーは、開口端部側に位置して係合穴が設けられると共に、
前記フレームの後端部外周面又は前記後部のモータブラケットの外周面に、凸状の係合突起が設けられ、
前記ファンカバーの開口端部が、前記電動機本体の後端部外周面に被さるようにして、前記係合穴が前記係合突起に対し、円周方向の3箇所以上で係合することにより取付けられている電動機。
【請求項2】
前記ファンカバーの内周面には、該ファンカバーの開口端部から前記係合穴まで軸方向に延びて、前記係合突起を相対的にガイドするガイド溝が設けられている請求項1記載の電動機。
【請求項3】
前記フレームの後端部外周部又は前記後部のモータブラケットの外周部には、前記フレームと後部のモータブラケットとをボルトにより結合するための取付座が設けられ、前記係合突起は、前記取付座の外周面に設けられている請求項1又は2記載の電動機。
【請求項4】
筒状のフレームの前後両面に、回転軸を支持するモータブラケットを有する電動機本体と、
前記回転軸の前記後部のモータブラケットから後方に突出する部分に設けられた冷却用ファンと、
前面が開口した円筒状をなし、前記電動機本体の後部に前記冷却用ファンを覆うように設けられるファンカバーとを備え、
前記フレームの後端部外周面又は前記後部のモータブラケットの外周面に、第1ねじ部が設けられていると共に、
前記ファンカバーの開口側端部の内周面には、前記第1ねじ部に螺合する第2ねじ部が設けられており、該ファンカバーがスクリューキャップ状に着脱される構成とされている電動機。
【請求項5】
前記フレームの後端部の外周面に、前記ファンカバーの先端部が当接して軸方向の位置決めを行うためのストッパが設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の電動機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷却用ファンを備える電動機に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば各種産業機器用の電動機としては、電動機本体の後部に回転軸に取付けられた冷却用ファンを備えると共に、その冷却用ファン部分を円形蓋状のファンカバーで覆って構成したものがある(例えば特許文献1参照)。前記電動機本体は、円筒状のフレームの前後両端部に、モータブラケットをボルト締めにより取付けて構成され、前記フレームの外周部には、複数本の放熱用のフィンや前記モータブラケットのボルト締め用の複数個の取付座が設けられる。このとき、後部側の複数個の取付座には、外周方向に開口するねじ穴が設けられる。前記ファンカバーは、開口端部がフレームの後端部外周面に被せられるように配置され、円周方向の例えば3箇所又は4箇所に設けられたねじ挿通穴を通して、前記取付座のねじ穴に対しねじ止めされて取付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したファンカバーの取付け構造では、次のような問題点があった。即ち、作業者がファンカバーをねじ止めする際には、位置合わせやねじの締付けの工程が必要であり、作業が比較的面倒となっていた。複数個のねじを用いるため部品点数が多く、工具が必要となる事情もあった。作業者が一部のねじ止めを忘れてしまう虞もあり、また、例えば作業者の熟練度合いによって締め付け力のばらつきが生ずることもあった。
そこで、冷却用ファンを備えるものにあって、ファンカバーの取付けの構造の簡単化や、取付作業性の向上を図ることができる電動機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の電動機は、筒状のフレームの前後両面に、回転軸を支持するモータブラケットを有する電動機本体と、前記回転軸の前記後部のモータブラケットから後方に突出する部分に設けられた冷却用ファンと、前面が開口した円筒状をなし、前記電動機本体の後部に前記冷却用ファンを覆うように設けられるファンカバーとを備え、前記ファンカバーは、開口端部側に位置して係合穴が設けられると共に、前記フレームの後端部外周面又は前記後部のモータブラケットの外周面に、凸状の係合突起が設けられ、前記ファンカバーの開口端部が、前記電動機本体の後端部外周面に被さるようにして、前記係合穴が前記係合突起に対し、円周方向の3箇所以上で係合することにより取付けられている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】第1の実施形態を示すもので、ファンカバーの取付け構成を示す要部の縦断面図
【
図5】第2の実施形態を示すもので、ファンカバーの要部の縦断側面図
【
図7】第3の実施形態を示すもので、ファンカバーの取付け構成を示す要部の縦断面図
【
図8】第4の実施形態を示すもので、電動機本体の後部部分の拡大斜視図
【
図9】他の実施形態を示すもので、形状の異なる複数の係合突起を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、例えば各種産業機器用の電動機に適用したいくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、複数の実施形態間で、電動機本体等の構成は共通するので、同一部分には、同一符号を付して詳しい説明や新たな図示を省略することとする。また、図面では、電動機の軸方向すなわち回転軸の中心線の延びる方向を左右方向として示しており、
図2等では、右側を負荷側である前側、左側を反負荷側である後側としている。
【0008】
(1)第1の実施形態
図1から
図4を参照して、第1の実施形態について述べる。まず、
図2は、本実施形態に係る電動機の本体1の全体構成を概略的に示しており、ここで、電動機本体1は、例えば全体として円筒状をなす金属製のフレーム2内に、固定子3及び回転子4を備えて構成される。前記回転子4には、回転軸5が固定されている。前記固定子3は、固定子鉄心3aに巻線3bを巻装して構成され、フレーム2の内周面に取付けられている。前記回転子4は、例えばかご型回転子からなり、前記固定子3の内周部に配置されている。
【0009】
図2に一部のみ示すように、前記フレーム2の外周面には、軸方向すなわち前後方向に延びて、複数本の放熱フィン6が例えば一体的に設けられている。このフレーム2の前後両端には、金属製のモータブラケット7、8が設けられている。
図2に示すように、これらモータブラケット7、8には、夫々軸受9、10が取付けられている。これら軸受9、10により、前記回転軸5が回転自在に支持されている。
図1にも示すように、前記回転軸5の後端部は、モータブラケット8から後方に突出しており、その突出端部に、冷却用ファン11が取付けられている。
【0010】
そして、
図1等にも示すように、上記電動機本体1の後端部には、前記冷却用ファン11を覆うように板金製のファンカバー12が取付けられる。このファンカバー12は、
図4にも示すように、前面が開放したほぼ円筒状をなし、その後面部には、多数個の通風孔12aが設けられている。このファンカバー12は、前端開口部が、前記電動機本体1の後端部外周に被さるようにして取付けられるようになっている。このファンカバー12の取付け構造については後述する。
【0011】
ここで、前記フレーム2と、前記モータブラケット7、8との結合構造、特に後部のモータブラケット8との結合構造について述べる。
図1~
図3に示すように、モータブラケット8の外周部には、円周方向の例えば3箇所に位置し、外周方向に凸となるようにして、矩形ブロック状の取付座13が一体に設けられている。これら取付座13には、ボルト用の挿通穴13aが軸方向に貫通して形成されている。
【0012】
一方、前記フレーム2の後端部外周部には、前記取付座13に対応した円周方向3箇所に位置して、取付座14が一体に設けられている。これら取付座14は、前記放熱フィン6同士間に位置して、軸方向にやや長いブロック状に設けられると共に、後端面で開口し軸方向に延びるねじ穴14aが形成されている。これにて、モータブラケット8を、その各取付座13が、フレーム2の各取付座14に宛てがわれるように位置合せし、後方からボルト15を挿通穴13aを通してねじ穴14aに締付ける。これにより、モータブラケット8がフレーム2に結合される。前側のモータブラケット7についても、前後に対称的な同様の結合構造で結合される。
【0013】
さて、前記電動機本体1に対するファンカバー12の取付け構造について説明する。本実施形態では、
図1、
図3に示すように、前記ファンカバー12には、開口端部側に位置して係合穴16が設けられている。この係合穴16は、円周方向の3箇所つまり前記取付座13に対応する位置に設けられている。これに対し、前記後部のモータブラケット8の外周面、この場合前記各取付座13の外周面には、凸状の係合突起17が例えば一体に設けられている。この場合、
図3に示すように、係合突起17は円形つまり円柱状に設けられている。
【0014】
これにて、
図1、
図2に示すように、ファンカバー12の開口端部が、電動機本体1の後端部外周面に被さるようにして、ファンカバー12に設けられた係合穴16が、後部のモータブラケット8の外周面に設けられた係合突起17に対し、円周方向の3箇所で係合することにより、ファンカバー12が電動機本体1に対し取付けられる。また、例えばメンテナンス時などにおいては、ファンカバー12の係合穴16を、モータブラケット8の係合突起17から抜出すようにすることにより、ファンカバー12を電動機本体1から容易に取外すことができる。
【0015】
このような本実施形態の電動機本体1に対するファンカバー12の取付け構造によれば、次のような作用、効果を得ることができる。即ち、本実施形態では、後部のモータブラケット8の外周面に設けられた係合突起17に対し、ファンカバー12に設けられた係合穴16が、円周方向の3箇所で係合することにより、ファンカバー12が電動機本体1に取付けられる。
【0016】
この場合、従来のようなねじ止めを行う場合と異なり、複数個のねじが不要となって部品点数が削減される。しかも、作業を行うにあたって、ねじ止め用の工具が不要となると共に、ねじ止めの場合と比較して工数が低減され、誰が行っても同等の作業品質で取付けを行うことができる。従って、本実施形態によれば、冷却用ファン11を備えるものにあって、ファンカバー12の取付けの構造の簡単化や、取付作業性の向上を図ることができるという優れた効果を得ることができる。
【0017】
特に本実施形態では、フレーム2とモータブラケット8とをボルト15により結合するための取付座13の外周に、係合突起17を設ける構成とした。これにより、元々設けられる取付座13に係合突起17を設けるものであるから、係合突起17を容易に設けることができる。また、取付座13の全体としての径方向寸法を徒に大きくすることもない。さらに、ファンカバー12の取付け作業時には、作業者にとって係合突起17の位置が判りやすいものとすることができる。
【0018】
ところで、従来のねじ止め構造では、モータブラケット又はフレームに設けられた取付座の外周面に、直径方向に延びるねじ穴を形成することから、取付座自体の大きさが直径方向に高くなる事情があった。そのため、フレームやファンカバー自体が外周方向に大型化すると共に、ファンカバーの内周部の取付座周辺やフィン間の例えば人の手指が入るような大きな隙間が形成されてしまう事情もあった。これに対し、本実施形態の構成では、取付座13、14に直径方向のねじ穴が不要で、取付座13、14自体が径方向にさほど大きくなることはないので、ファンカバー12の小型化、人の手指が入る隙間の減少、ひいては安全性の向上を図ることができる。
【0019】
(2)第2の実施形態
図5及び
図6は、第2の実施形態におけるファンカバー21の要部構成を示しており、上記第1の実施形態と異なる点は、次の構成にある。即ち、板金製のファンカバー21は、前面が開放したほぼ円筒状をなし、円周方向の3箇所に開口端部側に位置して係合穴22が設けられている。上記第1の実施形態と同様に、ファンカバー21の開口端部が、電動機本体1の後端部外周面に軸方向に被さるようにして、前記係合穴22が、後部のモータブラケット8の外周面に設けられた係合突起17に対し、円周方向の3箇所で係合することにより、ファンカバー21が電動機本体1に対し取付けられる。
【0020】
このとき、本実施形態では、前記ファンカバー21の内周面には、該ファンカバー21の開口端部から前記係合穴22まで軸方向に直線的に延びて、前記係合突起17を相対的にガイドするガイド溝23が設けられている。この構成によれば、ファンカバー21を電動機本体1に取付けるにあたって、係合突起17を、ファンカバー21のガイド溝23に沿うようにしながら、軸方向にはめ込むことができる。
【0021】
従って、この第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に、冷却用ファン11を備えるものにあって、ファンカバー12の取付けの構造の簡単化や、取付作業性の向上を図ることができるという優れた効果を得ることができる。そして、ファンカバー21にガイド溝23を設けたことにより、ファンカバー21の取付作業途中における係合穴22と係合突起17との間の円周方向の位置ズレを抑制することができ、より一層の作業性の向上を図ることができる。
【0022】
(3)第3の実施形態
図7は、第3の実施形態を示すもので、電動機本体1に対するファンカバー31の取付け構成を示している。即ち、本実施形態では、電動機本体1のフレーム2の後端部に設けられる後部のモータブラケット32には、円周方向の複数箇所に位置して、外周方向に凸となるように取付座33が一体に設けられている。この取付座33の外周面は、全体として、ファンカバー31の前端部内周面に対応した仮想円に沿うように位置している。そして、モータブラケット32の取付座33の外周面には、回転軸5の中心軸を中心とした雄ねじ状の第1ねじ部34が設けられている。
【0023】
これに対し、前記ファンカバー31は、板金から前面が開放したほぼ円筒状に構成され、その開口側端部つまり前端部の内周面に、円周方向全周にわたって、前記第1ねじ部34に螺合する雌ねじ状の第2ねじ部35が設けられている。これにて、ファンカバー31が電動機本体1の後端部のモータブラケット32の外周面に対し、スクリューキャップ状に着脱される構成とされている。
【0024】
上記構成においては、ファンカバー31の第2ねじ部35を、後部のモータブラケット32の外周面の第1ねじ部34にねじ込むことにより、ファンカバー31を電動機本体1の後部に取付けることができる。また、ファンカバー31を螺退させることにより、電動機本体1から取外すことができる。
【0025】
このとき、ねじ止めを行う場合と異なり、複数個のねじが不要となって部品点数が削減される。しかも、作業を行うにあたって、ねじ止め用の工具が不要となると共に、ねじ止めの場合と比較して工数が低減され、誰が行っても同等の作業品質で取付けを行うことができる。従って、この第3の実施形態によれば、冷却用ファン11を備えるものにあって、ファンカバー31の取付けの構造の簡単化や、取付作業性の向上を図ることができるという優れた効果を得ることができる。尚、第1ねじ部34はモータブラケット32の外周面に円周方向に間欠的に設けられているが、全周に渡って設ける構成としても良い。
【0026】
(4)第4の実施形態
図8は、第4の実施形態を示すものであり、上記第1の実施形態と異なるところは、次の点にある。即ち、この第4の実施形態では、電動機本体1のフレーム41の後端部外周部には、モータブラケット8の取付座13に対応して、結合用の取付座42が一体に設けられている。図示はしないが、取付座42には、後端面で開口し軸方向に延びるねじ穴が形成されており、モータブラケット8は、取付座42のねじ穴に対して、取付座13の挿通穴を通してボルト15を締付けることにより、フレーム41に結合される。
【0027】
そして、本実施形態では、前記取付座42の外周面には、前記ファンカバー12の先端部が当接して軸方向の位置決めを行うためのストッパ43が一体に設けられている。この第4の実施形態の構成によれば、ファンカバー12の先端部を、ストッパ43に当接させることで、軸方向の位置決めを図ることができる。従って、ファンカバー12の取付け作業時に軸方向に行き過ぎて戻すようにやり直すといったことを未然に防止することができ、取付け作業がより容易となる。取付け後のファンカバー21の軸方向のずれ動きを防止する効果も得られる。
【0028】
(5)その他の実施形態
図9は、他の実施形態を示すものであり、フレーム2の後端部外周面又は後部のモータブラケット8の外周面に設けられる凸状の係合突起の形状のいくつかの例を示している。上記第1の実施形態では、円柱状の係合突起17を設けるようにしたが、四角形状の係合突起51、三角形状の係合突起52、円錐台形状の係合突起53、山形の係合突起54など、様々な形状とすることができる。上記第1の実施形態等では、係合突起17を後部のモータブラケット8に設けるようにしたが、フレーム2の後端部外周面に設ける構成としても良い。
【0029】
その他、上記実施形態では、係合突起及び係合穴を、円周方向の3箇所に設けるようにしたが、円周方向の4箇所、更には5箇所以上に設ける構成としても良い。フレームに対するモータブラケットの結合構造としても、例えばボルトとナットを用いて結合する構成としても良い等、適宜変更することができる。ファンカバーの形状や通風孔の構成についても、種々の変更が可能であり、電動機本体のフレームについても、放熱フィンの形状や構造等について、様々な変更が可能であり、放熱フィンを備えないものでも良い。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0031】
図面中、1は電動機本体、2、41はフレーム、3は固定子、4は回転子、5は回転軸、6は放熱フィン、7、8、32はモータブラケット、11は冷却用ファン、12、21、31はファンカバー、13、33は取付座、14、42は取付座、16、22は係合穴、17、51、52、53、54は係合突起、23はガイド溝、34は第1ねじ部、35は第2ねじ部、43はストッパを示す。