(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022114954
(43)【公開日】2022-08-08
(54)【発明の名称】接続型カップホルダー
(51)【国際特許分類】
A47G 23/02 20060101AFI20220801BHJP
【FI】
A47G23/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021011457
(22)【出願日】2021-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】506142004
【氏名又は名称】有限会社高田紙器製作所
(72)【発明者】
【氏名】高田照和
【テーマコード(参考)】
3B115
【Fターム(参考)】
3B115AA11
3B115BB01
3B115BB21
3B115EA03
3B115EA09
(57)【要約】
【課題】飲料の入っているカップを複数持ち運びをする場合、従来は特開2005-320021のトレイや紙袋など別途の資材を必要としており、コストや手間がかかるなどの問題があった。
本考察では簡単で別途付属品を使わずに持ち運びが出来る紙製の製品を提供するすることで、コストや手間などを解決する。
また、円形容器を入れてフック上部を曲線上に曲げることで糊などを使わずにフックを固定するため、移動作業準備の省力化も解決できる。
【解決手段】紙製カップホルダーの上部に取っ手部分を付け、下部にそこにひっかけるためのフックをつけることで、余分な部材を利用せずに複数連結することを可能にする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1枚の用紙を型抜きのみで複数のカップを連結して持ち運ぶことが可能なカップホルダー。
【請求項2】
上部の取っ手部分と下部のフック部分がカップを入れることで円形になり、糊や別途付属品を使うことなく連結出来る形状を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は紙で作られ付属品なしに連結できるカップホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のカップホルダーは複数の飲料入りを持ち運ぶ際に別途のトレーや専用の袋などが必要になる問題があった。さらに手で持つ際のやけど防止の保護材なども別途につけるなど、移動時の負担が大きかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-74087(P2005-74087A) 紙製カップホルダー(トレイタイプ)
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】実用新案登録第3219626号 ジョッキ型をした組立てカップホルダー
【非特許文献2】実用新案登録第3152105号 紙カップホルダー(熱対策と軟化対策)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
飲料の入っているカップを複数持ち運びをする場合、従来は特開2005-320021のトレイや紙袋など別途の資材を必要としており、コストや手間がかかるなどの問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本考案はカップに巻き付けることで断熱効果をあげる保護材に連結機能を持たせることで、別途部材を使わずに簡単に複数のカップの持ち運びを可能とすることを目的としている。
【0007】
本発明では連結のための取っ手部分を上部につけるとともにカップを入れることで糊貼りなどを必要としてないフック部分をつけることで簡単に連結が可能となる。
【0008】
飲料入りのカップが本発明に入ることで、下部のフック部分の折り返しが反発効果を持ち、糊や両面テープなどを使うことなく、上部の取っ手部分に引っ掛けるための強度を保つことが出来る。
【発明の効果】
【0009】
飲料入りのカップを持ち運ぶ時に、本発明を利用することで上部の取っ手部分を持つことで片手でも簡単かつ安全に持ち運びが可能になる。
【0010】
本発明の下部にあるフック部分と上部の取っ手を連結することで片手で複数の飲料入りカップを持ち運ぶことが可能になる。
【0011】
本発明は紙で出来ているために環境に配慮が出来、複数の飲料入りカップを持ち運ぶ際に従来であれば必要であった、別途のトレイや紙袋等を排除することが可能である。
【0012】
本発明ではカップに巻き付ける様にして利用するため、高温の飲料を持ち運ぶ際の断熱材としての効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】接続型カップホルダー構成体の単体での展開図
【
図3】サイドフックを引っ掛けホールド部分を固定した構成体
【
図5】円形容器の入った構成体同士を繋ぐためのテールフックを跳ね上げた構成体の背面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1の展開図の(1d)を丸めたのち、(1b)と(1c)を引っ掛けるこ
とで円形容器の入る立体的なカップホルダー構成体を形成する。
図6のように(1e)と(1a)を繋ぐことで連結状態にすることが出来る。
【0015】
図2は円形容器をホールドするために構成体を丸めている途中の図である。
【0016】
図3は丸めた構成体を(1b)と(1c)を組ませて円形容器が入るようにした図である。
【0017】
図4は
図3で組み立てた構成体に別途の円形容器を入れたの状態を示す図である。
【0018】
図5は構成体同士を繋ぐための(1e)部分を跳ね上げた構成体の図である。
【0019】
図6は
図5で跳ね上げた(1e)と持ち手兼用の(1a)を引っ掛けて円形容器の入った構成体同士を繋げた状態の図である。
【実施例0020】
では接続型カップホルダーとしての具体的な使い方を説明する。まず、
図3のように(1d)を丸めた後にサイドフック(1b)と(1c
)を引っ掛け組むことで円形容器を入れる部分を作る。
【0021】
図4のように円形容器を入れ、
図5のようにテールフック(1e)を跳ね上げる。この時に(1f)部分が円形容器を入れたことで曲線
状態で折り曲げられることで、糊や別途付属品を使わずに(1e)が上向き状態で固定される。
【0022】
図6のように持上げられたテールフック(1e)と持ち手(1a)を引っ掛けることで繋ぐことが可能になる。
【0023】
このようにして、カップホルダー同士を連結することで他の包材などを利用せずに複数の円形容器を持ち運ぶことが出来る。