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▶ 相澤 利夫の特許一覧

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  • 特開-ほうれい線マスクパッド 図1
  • 特開-ほうれい線マスクパッド 図2
  • 特開-ほうれい線マスクパッド 図3
  • 特開-ほうれい線マスクパッド 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022115026
(43)【公開日】2022-08-08
(54)【発明の名称】ほうれい線マスクパッド
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20220801BHJP
   A62B 18/08 20060101ALI20220801BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A62B18/08 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021046596
(22)【出願日】2021-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】598036517
【氏名又は名称】相澤 利夫
(72)【発明者】
【氏名】相澤 利夫
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185CC32
(57)【要約】
【課題】、
柔軟性のある合成樹脂の膜をマスクの内側に収まる大きさの矩形に切り、その中央に楕円形の穴を、縦に鼻先から口にかかる大きさで開け、その膜に同じ矩形の大きさで目が細かい網状の薄い布を、楕円形の穴を開けない状態で貼り付け、その網の上に吸水性の高い布を、合成樹脂の膜の穴と同じ楕円形の穴を開けて貼り付け矩形の三層のパッドを作り、合成樹脂の膜の表面に、ビー玉ほどの大きさの合成樹脂の球を7個付けるが、その位置は、鼻の両脇のほうれい線の位置に2個、口の両脇に2個、下あごの両脇に2個、下あごの真ん中に1個張り付け、吸収性の高い布に顔パック液などをしみ込ませて、これを顔に当ててマスクの内側に入れ、マスクをしたとき、その圧力が7個の球に伝わり、パッドを顔に押し付けることで、ほうれい線とその周辺のパックが出来る、ほうれい線マスクパッド。
【解決手段】上記ほうれい線マスクパッドの製造と実施。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟性のある合成樹脂の膜をマスクの内側に収まる大きさの矩形に切り、その中央に楕円形の穴を、縦に鼻先から口にかかる大きさで開け、その膜に同じ矩形の大きさで目が細かい網状の薄い布を、楕円形の穴を開けない状態で貼り付け、その網の上に吸水性の高い布を、合成樹脂の膜の穴と同じ楕円形の穴を開けて貼り付け矩形の三層のパッドを作り、合成樹脂の膜の表面に、ビー玉ほどの大きさの合成樹脂の球を7個付けるが、その位置は、鼻の両脇のほうれい線の位置に2個、口の両脇に2個、下あごの両脇に2個、下あごの真ん中に1個張り付け、吸収性の高い布に顔パック液などをしみ込ませて、これを顔に当ててマスクの内側に入れ、マスクをしたとき、その圧力が7個の球に伝わり、パッドを顔に押し付けることで、ほうれい線とその周辺のパックが出来る、ほうれい線マスクパッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、マスクをしながら保湿パックが出来ることで、ほうれい線やマリオネットシワに対応しつつ、マスクで顔が汗をかいて皮膚が荒れ、アセモが出来るなどの、通常のマスクの使用に伴う困難を解決する。
【背景技術】
【0002】
従来、マスクと鼻や口の間にガーゼなどを挟むものもあったが、汗や呼気の水蒸気を吸収しきれず、マスクが濡れてしまい、汗が濃くなり肌に刺激を与え、また呼吸に困難が生じる。ほうれい線などのシワに対応するものでもない。
【発明の開示】
【発明が開示しようとする課題】
【0003】
通常のマスク使用時には、呼気の水分が口の周辺のマスクの布に集中して水滴が生じ、それを中心として濡れる部分が広がってゆく。ガーゼなどを挟んだ場合も同様で、顔の汗や呼気の水蒸気の蓄積でガーゼは濡れ、それがマスクに伝わりマスク内は汗の充満した状態になり、皮膚に悪影響を及ぼしている。ほうれい線等に対する対応はない。
本発明は、このほうれい線にも、皮膚の保湿にも役立つマスクパックを、マスク使用時にマスクの内側に入れることで、女性が通勤や買い物その他外出している間の時間を、顔の主たるシワであるほうれい線やマリオネットシワに対応するばかりでなく、皮膚の保湿をすることが出来、外出時を顔の皮膚の手入れをする時間として使えることを目的する。
さらにマスクの使用では、マスク内の温度が上がり、より汗をかいてその汗がマスクにしみ込み、さらに汗をかき続けることで、顔の皮膚が荒れるが、パッドに化粧水やパック溶液をしみ込ませておけば、汗は溶液と交わり希釈化され、また溶液により皮膚の健康が守られる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
柔軟性のある合成樹脂の膜をマスクの内側に収まる大きさの矩形に切り、その中央に楕円形の穴を、縦に鼻先から口にかかる大きさで開け、その膜に同じ矩形の大きさで、目が細かい網状の薄い布を、楕円形の穴を開けない状態で貼り付け、その網の上に吸水性の高い布を、合成樹脂の膜の穴と同じ楕円形の穴を開けて貼り付け矩形の三層のパッドを作り、合成樹脂の膜の表面に、ビー玉ほどの大きさの合成樹脂の球を7個付けるが、その位置は、鼻の両脇のほうれい線の位置に2個、口の両脇に2個、下あごの両脇に2個、下あごの真ん中に1個張り付け、吸収性の高い布に顔パック液などをしみ込ませて、これを顔に当ててマスクの内側に入れ、マスクをしたとき、その圧力が7個の球に伝わり、パッドを顔に押し付けることで、ほうれい線とその周辺のパックが出来る、ほうれい線マスクパッドの発明。
【発明の効果】
【0005】
顔の皮膚を守ることについては、布に化粧水やパック溶液をしみこませて、顔に当てることで可能となる。溶液は布から顔の肌に付きパックすることが出来る。
呼吸は、空気が楕円形の穴と目が細かい網状の薄い布を容易に通過するので困難はない。
7つの球がマスクを持ち上げて、マスクとパッドの間に空間が出来、目の細かい網状の布を通過した呼気はその空間に拡散し、マスク全体から外へ放出される。
マスクと唇の間には、目の細かい網状の薄い布があり、唇が直接マスクに付かないようにしてある。
呼気の水蒸気は、柔軟性のある合成樹脂の薄い膜で止められ、そとに出るだけである。
実際に使用するときは、このパッドをマスクの内側に置いて装着すると、マスクのゴムの力がマスクの不織布に伝わりそれがパッドの7個の球を圧迫し、それがパッドを押して、パック溶液のしみた布がほうれい線、マリオネットシワのある皮膚を浸すので、マスクをしたまま顔のパックが続けられるのである。
【発明を実施すべき最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態について説明する。
柔軟性のある合成樹脂の膜(1)をマスクの内側に収まる大きさの矩形に切り、その中央に楕円形の穴(5)を、縦に鼻先から口にかかる大きさで開け、その膜に同じ矩形の大きさで目が細かい網状の薄い布(2)を、楕円形の穴を開けない状態で貼り付け、その網の上に吸水性の高い布(3)を、合成樹脂の膜の穴と同じ穴(5)を開けて貼り付け矩形の三層のパッドを作り、合成樹脂の膜(1)の表面に、ビー玉ほどの大きさの合成樹脂の球(4)を7個付けるが、その位置は、鼻の両脇のほうれい線の位置に2個、口の両脇に2個、下あごの両脇に2個、下あごの真ん中に1個張り付け、吸収性の高い布(3)に顔パック液などをしみ込ませて、これを顔に当ててマスクの下に入れ、マスクをしたとき、その圧力が7個の球に伝わり、パッドを顔に押し付ける構造のほうれい線マスクパッド。
試作品によるパッドの厚さは約1ミリないし1,5ミリ程度で、球の直径は約15ミリ前後である。布は肌触りの良いネルがいいようである。図面では分かりやすくするため、パッドの厚みを特に強調して書いてある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 ほうれい線マスクパッドの斜視図
図2】 ほうれい線マスクパッドの分解斜視図
図3】 ほうれい線マスクパッドの着用時の正面透視図
図4】 ほうれい線マスクパッドの着用時の横見取り図
【符号の説明】
【0008】
1 柔軟性のある合成樹脂の膜
2 目が細かい網状の薄い布
3 布
4 合成樹脂の球
5 楕円形の穴
6 マスク
図1
図2
図3
図4