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特開2022-115036携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022115036
(43)【公開日】2022-08-08
(54)【発明の名称】携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュール
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/02 20210101AFI20220801BHJP
   G03B 11/04 20210101ALI20220801BHJP
【FI】
G03B17/02
G03B11/04 B
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021087705
(22)【出願日】2021-05-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】110102689
(32)【優先日】2021-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】311005219
【氏名又は名称】海華科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】林 恭安
(72)【発明者】
【氏名】丁 健哲
【テーマコード(参考)】
2H083
2H100
【Fターム(参考)】
2H083CC07
2H083CC23
2H100AA61
2H100CC01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】レンズが常に露出されたままでありユーザーのプライバシーが長期にわたり危険にさらされている可能性がある。
【解決手段】第1の磁性アセンブリ1は固定式磁場発生器11及び可動磁性構造12を含む。可動磁性構造は嵌合部120を含む。第2の磁性アセンブリ2は可動磁場発生器21、固定式磁性構造22及び弾性構造を含む。可動磁場発生器は位置制限部210を含む。移動式遮蔽アセンブリ3は、レンズモジュールLに対応するレンズ遮蔽部301と、可動磁性構造の嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口302と、可動磁場発生器の位置制限部に対応する位置制限開口303とを含む。これにより、可動磁性構造を固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させると共に、可動磁場発生器を固定式磁性構造に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定式磁場発生器と、外部に突出する嵌合部を含み、前記固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む第1の磁性アセンブリと、
外部に突出する位置制限部を含む可動磁場発生器と、前記可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む第2の磁性アセンブリと、
レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、前記可動磁性構造の前記嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、前記可動磁場発生器の前記位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む移動式遮蔽アセンブリと、
を含み、
前記可動磁性構造と前記固定式磁場発生器とによる協働により、前記可動磁性構造を前記固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させ、
前記固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器と、前記弾性構造とによる協働により、前記可動磁場発生器を前記固定式磁性構造に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させ、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置から前記第2の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリの側端部が前記可動磁場発生器の前記位置制限部により受け止められると共に前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ遮蔽位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部により遮蔽され、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第2の水平位置から前記第1の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記可動磁場発生器の前記位置制限部が前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に入り込むことで前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ露出位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部から露出され、
前記可動磁場発生器が前記固定式磁性構造に対して前記第1の垂直位置から下方へ前記第2の垂直位置に垂直に移動されると、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁場発生器の前記位置制限部による位置制限から解除されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリが前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置と前記第2の水平位置の間に移動可能に設置されていることを特徴とする可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項2】
ベース本体、レンズ開口、位置制限部開口、第1の摺動溝、第2の摺動溝、第1の収容溝及び第2の収容溝を有する載置構造を更に含み、
前記レンズ開口は、前記レンズモジュールを露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記レンズ遮蔽部に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記位置制限部開口は、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記移動式遮蔽アセンブリを収容するために、前記第1の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記移動式遮蔽アセンブリが前記第1の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記可動磁性構造を収容すると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記嵌合開口に対応するように、前記第2の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記可動磁性構造が前記第2の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記固定式磁場発生器を収容するために、前記第1の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記固定式磁場発生器が前記第1の収容溝の内部に固定して設置され、
前記第2の磁性アセンブリを収容するために、前記第2の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記第2の磁性アセンブリは、前記第2の収容溝の内部に固定して設置されているハウジング構造を含むことを特徴とする請求項1に記載の可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項3】
前記第2の磁性アセンブリは、下ハウジング及び前記下ハウジングと相互に嵌合するための上ハウジングを含むハウジング構造を含み、
前記弾性構造は、前記下ハウジングに設置されている第1の弾性部品と、前記上ハウジングに設置されている第2の弾性部品と、を含み、
前記可動磁場発生器が前記第1の弾性部品と前記第2の弾性部品との間に設置され、
前記固定式磁性構造は、前記上ハウジングの左側内壁に設置されている左側固定式磁性部品と、前記上ハウジングの右側内壁に設置されている右側固定式磁性部品と、を含み、
前記下ハウジングは、前記第1の弾性部品を露出させるための下ハウジング開口を有し、
前記上ハウジングは、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させるための上ハウジング開口を有し、
前記第1の弾性部品は、前記下ハウジングに設置されている第1の左外側嵌合部と、前記下ハウジングに設置されている第1の右外側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の左側嵌合部に設置されている第1の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の右側嵌合部に設置されている第1の右内側嵌合部と、前記第1の左外側嵌合部と前記第1の左内側嵌合部との間に接続されている第1の左側弾性部品と、前記第1の右外側嵌合部と前記第1の右内側嵌合部との間に接続されている第1の右側弾性部品と、を有し、
前記第2の弾性部品は、前記上ハウジングに設置されている外周嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の左側嵌合部に設置されている第2の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の右側嵌合部に設置されている第2の右内側嵌合部と、前記外周嵌合部と前記第2の左内側嵌合部との間に接続されている第2の左側弾性部品と、前記外周嵌合部と前記第2の右内側嵌合部との間に接続されている第2の右側弾性部品と、を有することを特徴とする請求項1に記載の可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項4】
固定式磁場発生器と、嵌合部を含み、前記固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む第1の磁性アセンブリと、
位置制限部を含む可動磁場発生器と、前記可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む第2の磁性アセンブリと、
レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、前記可動磁性構造の前記嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、前記可動磁場発生器の前記位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む移動式遮蔽アセンブリと、
を含むことを特徴とする可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項5】
ベース本体、レンズ開口、位置制限部開口、第1の摺動溝、第2の摺動溝、第1の収容溝及び第2の収容溝を有する載置構造を更に含み、
前記レンズ開口は、前記レンズモジュールを露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記レンズ遮蔽部に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記位置制限部開口は、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記移動式遮蔽アセンブリを収容するために、前記第1の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記移動式遮蔽アセンブリが前記第1の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記可動磁性構造を収容すると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記嵌合開口に対応するように、前記第2の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記可動磁性構造が前記第2の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記固定式磁場発生器を収容するために、前記第1の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記固定式磁場発生器が前記第1の収容溝の内部に固定して設置され、
前記第2の磁性アセンブリを収容するために、前記第2の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記第2の磁性アセンブリは、前記第2の収容溝の内部に固定して設置されているハウジング構造を含むことを特徴とする請求項4に記載の可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項6】
前記第2の磁性アセンブリは、下ハウジング及び前記下ハウジングと相互に嵌合するための上ハウジングを含むハウジング構造を含み、
前記弾性構造は、前記下ハウジングに設置されている第1の弾性部品と、前記上ハウジングに設置されている第2の弾性部品と、を含み、
前記可動磁場発生器が前記第1の弾性部品と前記第2の弾性部品との間に設置され、
前記固定式磁性構造は、前記上ハウジングの左側内壁に設置されている左側固定式磁性部品と、前記上ハウジングの右側内壁に設置されている右側固定式磁性部品と、を含み、
前記下ハウジングは、前記第1の弾性部品を露出させるための下ハウジング開口を有し、
前記上ハウジングは、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させるための上ハウジング開口を有し、
前記第1の弾性部品は、前記下ハウジングに設置されている第1の左外側嵌合部と、前記下ハウジングに設置されている第1の右外側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の左側嵌合部に設置されている第1の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の右側嵌合部に設置されている第1の右内側嵌合部と、前記第1の左外側嵌合部と前記第1の左内側嵌合部との間に接続されている第1の左側弾性部品と、前記第1の右外側嵌合部と前記第1の右内側嵌合部との間に接続されている第1の右側弾性部品と、を有し、
前記第2の弾性部品は、前記上ハウジングに設置されている外周嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の左側嵌合部に設置されている第2の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の右側嵌合部に設置されている第2の右内側嵌合部と、前記外周嵌合部と前記第2の左内側嵌合部との間に接続されている第2の左側弾性部品と、前記外周嵌合部と前記第2の右内側嵌合部との間に接続されている第2の右側弾性部品と、を有することを特徴とする請求項4に記載の可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項7】
レンズモジュールと、前記レンズモジュールと相互に関連する可動式レンズ遮蔽モジュールと、を含む画像取得アセンブリを用いる携帯電子機器であって、
前記可動式レンズ遮蔽モジュールは、
固定式磁場発生器と、嵌合部を含み、前記固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む第1の磁性アセンブリと、
位置制限部を含む可動磁場発生器と、前記可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む第2の磁性アセンブリと、
前記レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、前記可動磁性構造の前記嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、前記可動磁場発生器の前記位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む移動式遮蔽アセンブリと、
を含むことを特徴とする携帯電子機器。
【請求項8】
前記可動磁性構造と前記固定式磁場発生器とによる協働により、前記可動磁性構造を前記固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させ、
前記固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器と、前記弾性構造とによる協働により、前記可動磁場発生器を前記固定式磁性構造に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させ、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置から前記第2の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリの側端部が前記可動磁場発生器の前記位置制限部により受け止められると共に前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ遮蔽位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部により遮蔽され、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第2の水平位置から前記第1の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記可動磁場発生器の前記位置制限部が前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に入り込むことで前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ露出位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部から露出され、
前記可動磁場発生器が前記固定式磁性構造に対して前記第1の垂直位置から下方へ前記第2の垂直位置に垂直に移動されると、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁場発生器の前記位置制限部による位置制限から解除されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリが前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置と前記第2の水平位置の間に移動可能に設置されていることを特徴とする請求項7に記載の携帯電子機器。
【請求項9】
前記可動式レンズ遮蔽モジュールは、ベース本体、レンズ開口、位置制限部開口、第1の摺動溝、第2の摺動溝、第1の収容溝及び第2の収容溝を有する載置構造を更に含み、
前記レンズ開口は、前記レンズモジュールを露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記レンズ遮蔽部に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記位置制限部開口は、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記移動式遮蔽アセンブリを収容するために、前記第1の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記移動式遮蔽アセンブリが前記第1の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記可動磁性構造を収容すると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記嵌合開口に対応するように、前記第2の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記可動磁性構造が前記第2の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記固定式磁場発生器を収容するために、前記第1の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記固定式磁場発生器が前記第1の収容溝の内部に固定して設置され、
前記第2の磁性アセンブリを収容するために、前記第2の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記第2の磁性アセンブリは、前記第2の収容溝の内部に固定して設置されているハウジング構造を含むことを特徴とする請求項7に記載の携帯電子機器。
【請求項10】
前記第2の磁性アセンブリは、下ハウジング及び前記下ハウジングと相互に嵌合するための上ハウジングを含むハウジング構造を含み、
前記弾性構造は、前記下ハウジングに設置されている第1の弾性部品と、前記上ハウジングに設置されている第2の弾性部品と、を含み、
前記可動磁場発生器が前記第1の弾性部品と前記第2の弾性部品との間に設置され、
前記固定式磁性構造は、前記上ハウジングの左側内壁に設置されている左側固定式磁性部品と、前記上ハウジングの右側内壁に設置されている右側固定式磁性部品と、を含み、
前記下ハウジングは、前記第1の弾性部品を露出させるための下ハウジング開口を有し、
前記上ハウジングは、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させるための上ハウジング開口を有し、
前記第1の弾性部品は、前記下ハウジングに設置されている第1の左外側嵌合部と、前記下ハウジングに設置されている第1の右外側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の左側嵌合部に設置されている第1の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の右側嵌合部に設置されている第1の右内側嵌合部と、前記第1の左外側嵌合部と前記第1の左内側嵌合部との間に接続されている第1の左側弾性部品と、前記第1の右外側嵌合部と前記第1の右内側嵌合部との間に接続されている第1の右側弾性部品と、を有し、
前記第2の弾性部品は、前記上ハウジングに設置されている外周嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の左側嵌合部に設置されている第2の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の右側嵌合部に設置されている第2の右内側嵌合部と、前記外周嵌合部と前記第2の左内側嵌合部との間に接続されている第2の左側弾性部品と、前記外周嵌合部と前記第2の右内側嵌合部との間に接続されている第2の右側弾性部品と、を有することを特徴とする請求項7に記載の携帯電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器及びそのレンズ遮蔽モジュールに関し、特に携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、ノートブックパソコンに搭載されているレンズは常に露出されたままで遮蔽されていないため、ユーザーのプライバシーが長期に危険にさらされている可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、従来技術の不足を解決することができる携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は第1の磁性アセンブリ、第2の磁性アセンブリ及び移動式遮蔽アセンブリを含む可動式レンズ遮蔽モジュールを提供する。第1の磁性アセンブリは、固定式磁場発生器と、嵌合部を含み、固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む。第2の磁性アセンブリは、位置制限部を含む可動磁場発生器と、可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む。移動式遮蔽アセンブリは、レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、可動磁性構造の嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、可動磁場発生器の位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む。
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様は携帯電子機器を提供する。携帯電子機器は、レンズモジュールと、レンズモジュールと相互に関連する可動式レンズ遮蔽モジュールと、を含む画像取得アセンブリを用いる。可動式レンズ遮蔽モジュールは、第1の磁性アセンブリ、第2の磁性アセンブリ及び移動式遮蔽アセンブリを含む。第1の磁性アセンブリは、固定式磁場発生器と、嵌合部を含み、固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む。第2の磁性アセンブリは、位置制限部を含む可動磁場発生器と、可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む。移動式遮蔽アセンブリは、レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、可動磁性構造の嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、可動磁場発生器の位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールは、「第1の磁性アセンブリは、固定式磁場発生器と、嵌合部を含み、固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む」という技術的特徴、「第2の磁性アセンブリは、位置制限部を含む可動磁場発生器と、可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む」という技術的特徴及び「移動式遮蔽アセンブリは、レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、可動磁性構造の嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、可動磁場発生器の位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む」という技術的特徴によれば、可動磁性構造を固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させると共に、可動磁場発生器を固定式磁性構造に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させることができる。
【0007】
更に詳しく説明すると、可動磁性構造が固定式磁場発生器に対して第1の水平位置から第2の水平位置に水平に移動されると、可動磁場発生器が弾性構造による弾性力により第1の垂直位置に移動されることによって、移動式遮蔽アセンブリの側端部が可動磁場発生器の位置制限部により受け止められると共に移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、移動式遮蔽アセンブリが可動磁性構造による連動によりレンズ遮蔽位置に移動されることによって、レンズモジュールがレンズ遮蔽部により遮蔽される。
【0008】
更に詳しく説明すると、可動磁性構造が固定式磁場発生器に対して第2の水平位置から第1の水平位置に水平に移動されると、可動磁場発生器が弾性構造による弾性力により第1の垂直位置に移動されることによって、可動磁場発生器の位置制限部が移動式遮蔽アセンブリの位置制限開口に入り込むことで移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、移動式遮蔽アセンブリが可動磁性構造による連動によりレンズ露出位置に移動されることによって、レンズモジュールがレンズ遮蔽部から露出される。
【0009】
更に詳しく説明すると、可動磁場発生器が固定式磁性構造に対して第1の垂直位置から下方へ第2の垂直位置に垂直に移動されると、移動式遮蔽アセンブリが移動磁場発生器の位置制限部による位置制限から解除されることによって、移動式遮蔽アセンブリが固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置の間に移動可能に設置されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第1の実施例に係る可動式レンズ遮蔽モジュールの第1の分解斜視模式図である。
図2】本発明の第1の実施例に係る可動式レンズ遮蔽モジュールの第2の磁性アセンブリの第1の分解斜視模式図である。
図3】本発明の第1の実施例に係る可動式レンズ遮蔽モジュールの組立斜視模式図である。
図4】本発明の第1の実施例に係る可動式レンズ遮蔽モジュールの第2の分解斜視模式図である。
図5】本発明の第1の実施例に係る可動式レンズ遮蔽モジュールの第2の磁性アセンブリの第2の分解斜視模式図である。
図6】本発明の第1の実施例における可動磁性構造が固定式磁場発生器に対して第1の水平位置から第2の水平位置に移動される際の上面模式図である。
図7図6におけるVII-VII線の一部断面模式図である。
図8】本発明の第1の実施例における可動磁性構造が固定式磁場発生器に対して第2の水平位置から第1の水平位置に移動される際の上面模式図である。
図9図8におけるIX-IX線の一部断面模式図である。
図10】本発明の第1の実施例における可動磁性構造が固定式磁場発生器に対して第1の水平位置から第2の水平位置に移動される際の上面模式図である。
図11図10におけるXI-XIの一部断面模式図である。
図12】本発明の第2の実施例に係る携帯電子機器が可動式レンズ遮蔽モジュールを使用する際の斜視模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールの特徴及び技術内容がより一層分かるように、以下本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールに関する詳細な説明と添付図面を参照する。しかしながら、提供される添付図面は参考と説明のために提供するものに過ぎず、本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールを制限するためのものではない。
【0012】
下記より、具体的な実施例で本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールが開示する実施形態を説明する。当業者は本明細書の開示内容により本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールのメリット及び効果を理解し得る。本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールは他の異なる実施形態により実行又は応用できる。本明細書における各細節も様々な観点又は応用に基づいて、本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールの精神を逸脱しない限りに、均等の変形と変更を行うことができる。また、本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールの図面は簡単で模式的に説明するためのものであり、実際的な寸法を示すものではない。以下の実施形態において、さらに本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールの技術事項を説明するが、開示された内容は本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールを限定するものではない。なお、本明細書に用いられる「又は」という用語は、実際の状況に応じて、関連する項目中の何れか一つ又は複数の組合せを含み得る。
【0013】
[第1の実施例]
【0014】
図1乃至図5に示すように、本発明の第1の実施例に係る可動式レンズ遮蔽モジュールMは、第1の磁性アセンブリ1、第2の磁性アセンブリ2及び移動式遮蔽アセンブリ3を含む。
【0015】
更に詳しく説明すると、図1及び図4を合わせて参照して、第1の磁性アセンブリ1は、固定式磁場発生器11と、外部に突出する嵌合部120を含み固定式磁場発生器11に近隣する可動磁性構造12と、を含む。可動磁性構造12は、磁性材料のみで構成されたものであってもよく、内部に磁性材料が充填されたものであってもよい。また、第2の磁性アセンブリ2は、外部に突出する位置制限部210を含む可動磁場発生器21と、可動磁場発生器21に近隣する固定式磁性構造22と、可動磁場発生器21に接続されている弾性構造と、を含む。固定式磁性構造22は、磁性材料のみで構成されたものであってもよく、内部に磁性材料が充填されたものであってもよい。
【0016】
例を挙げて説明すると、図1及び図4を合わせて参照して、第2の磁性アセンブリ2は、下ハウジング23及び下ハウジング23と相互に嵌合するための上ハウジング24を含むハウジング構造を含む。更に、弾性構造は、下ハウジング23に設置されている第1の弾性部品25と、上ハウジング24に設置されている第2の弾性部品26と、を含む。可動磁場発生器21が第1の弾性部品25と第2の弾性部品26との間に設置されている。また、固定式磁性構造22は、上ハウジング24の左側内壁240L(図2及び図5に示すように)に設置されている左側固定式磁性部品22Lと、上ハウジング24の右側内壁240R(図5に示す)に設置されている右側固定式磁性部品22Rと、を含む。また、下ハウジング23は、第1の弾性部品25を露出させるための下ハウジング開口2300を有する。また、上ハウジング24は、可動磁場発生器21の位置制限部210を露出させるための上ハウジング開口2400を有する。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0017】
また、例を挙げて説明すると、図2及び図5を合わせて参照して、第1の弾性部品25は、下ハウジング23に固定又は着脱可能に設置されている第1の左外側嵌合部251Lと、下ハウジング23に固定又は着脱可能に設置されている第1の右外側嵌合部251Rと、可動磁場発生器21の第1の左側嵌合部211L(例えば1つの嵌合凸部である第1の左側嵌合部211L)に固定又は着脱可能に設置されている第1の左内側嵌合部252Lと、可動磁場発生器21の第1の右側嵌合部211R(例えば1つの嵌合凸部である第1の右側嵌合部211R)に固定又は着脱可能に設置されている第1の右内側嵌合部252Rと、第1の左外側嵌合部251Lと第1の左内側嵌合部252Lとの間に接続されている第1の左側弾性部品253Lと、第1の右外側嵌合部251Rと第1の右内側嵌合部252Rとの間に接続されている第1の右側弾性部品253Rと、を有する。これにより、第1の左内側嵌合部252Lと第1の右内側嵌合部252Rがそれぞれ第1の左側弾性部品253Lによる弾性力と第1の右側弾性部品253Rによる弾性力により第1の左外側嵌合部251Lと第1の右外側嵌合部251Rに対してそれぞれ移動されるため、可動磁場発生器21が第1の左側弾性部品253Lによる弾性力及び第1の右側弾性部品253Rによる弾性力という両方の弾性力により第1の左外側嵌合部251Lと第1の右外側嵌合部251Rに対して同時に移動されることができる。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0018】
また、例を挙げて説明すると、図2及び図5を合わせて参照して、第2の弾性部品26は、上ハウジング24に固定又は着脱可能に設置されている外周嵌合部261(外周嵌合部261は完全な一周であってもよく、完全な一周でなくでもよい)と、可動磁場発生器21の第2の左側嵌合部212L(第2の左側嵌合部212Lは1つ又は2つであってもよい)に固定又は着脱可能に設置されている第2の左内側嵌合部262Lと、可動磁場発生器21の第2の右側嵌合部212R(第2の右側嵌合部212Rは1つ又は2つであってもよい)に固定又は着脱可能に設置されている第2の右内側嵌合部262Rと、外周嵌合部261と第2の左内側嵌合部262Lとの間に接続されている第2の左側弾性部品263Lと、外周嵌合部261と第2の右内側嵌合部262Rとの間に接続されている第2の右側弾性部品263Rと、を有する。これにより、第2の左内側嵌合部262Lと第2の右内側嵌合部262Rがそれぞれ第2の左側弾性部品263Lによる弾性力と第2の右側弾性部品263Rによる弾性力により外周嵌合部261に対して同時に移動されるため、可動磁場発生器21が第2の左側弾性部品263Lによる弾性力及び第2の右側弾性部品263Rによる弾性力という両方の弾性力により外周嵌合部261に対して同時に移動されることができる。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0019】
更に、図1及び図4を合わせて参照して、移動式遮蔽アセンブリ3は、レンズモジュールL(図6乃至図11に示すように)に対応するレンズ遮蔽部301と、可動磁性構造12の嵌合部120と相互に嵌合するための嵌合開口302と、可動磁場発生器21の位置制限部210に対応する位置制限開口303と、を有する。
【0020】
また、例を挙げて説明すると、図1及び図4を合わせて参照して、可動式レンズ遮蔽モジュールMは載置構造4を更に含む。載置構造4はベース本体400、レンズ開口401、位置制限部開口402、第1の摺動溝403、第2の摺動溝404、第1の収容溝405及び第2の収容溝406を有する。更に詳しく説明すると、レンズ開口401は、レンズモジュールLを露出させると共に移動式遮蔽アセンブリ3のレンズ遮蔽部301に対応するように、ベース本体400を貫通する。位置制限部開口402は、可動磁場発生器21の位置制限部210を露出させると共に移動式遮蔽アセンブリ3の位置制限開口303に対応するように、ベース本体400を貫通する。移動式遮蔽アセンブリ3を収容するために、第1の摺動溝403がベース本体400の上面に形成されている(図1に示すように)。移動式遮蔽アセンブリ3が第1の摺動溝403の内部に移動可能に設置されている。可動磁性構造12を収容すると共に移動式遮蔽アセンブリ3の嵌合開口302に対応するように第2の摺動溝404がベース本体400の上面に形成される(図1に示すように)。可動磁性構造12が第2の摺動溝404の内部に移動可能に設置されている。更に、固定式磁場発生器11を収容するために、第1の収容溝405がベース本体400の下面に形成されている(図4に示すように)。固定式磁場発生器11が第1の収容溝405の内部に固定して設置されている。第2の磁性アセンブリ2を収容するために、第2の収容溝406がベース本体400の下面に形成されている(図4に示すように)。第2の磁性アセンブリ2のハウジング構造が第2の収容溝406の内部に固定して設置されている(図3に示すように)。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0021】
更に詳しく説明すると、図6乃至図11を合わせて参照して、本発明において、固定式磁場発生器11に通電した後、可動磁性構造12と固定式磁場発生器11とによる協働により、可動磁性構造12を固定式磁場発生器11に対して第1の水平位置(図8及び図9に示すように)と第2の水平位置(図6及び図7に示すように)との間に水平に移動させることができる。更に、本発明において、可動磁場発生器21に通電した後、固定式磁性構造22と、可動磁場発生器21と弾性構造(例えば、第1の弾性部品25及び第2の弾性部品26)とによる協働により、可動磁場発生器21を固定式磁性構造22に対して第1の垂直位置(図6乃至図9に示すように)と第2の垂直位置(図10及び図11に示すように)との間に垂直に移動させることができる。
【0022】
また、例を挙げて説明すると、図6及び図7を合わせて参照して、可動磁性構造12が固定式磁場発生器11に対して第1の水平位置(図8及び図9に示すように)から第2の水平位置(図6及び図7に示すように)に水平に移動されると、可動磁性構造12の嵌合部120による連動により移動式遮蔽アセンブリ3がレンズ遮蔽位置(図6及び図7に示すように)に移動されることによって、レンズモジュールLがレンズ遮蔽部301により遮蔽される。一方、弾性構造(例えば、第1の弾性部品25及び第2の弾性部品26)による弾性力により可動磁場発生器21が第1の垂直位置(図6乃至図9に示すように)に移動されると、移動式遮蔽アセンブリ3の側端部304が可動磁場発生器21の位置制限部210により受け止められることによって、移動式遮蔽アセンブリ3が位置制限されて移動できなくなる。これにより、本発明において、可動磁場発生器21の位置制限部210により移動式遮蔽アセンブリ3の移動を受け止めることによって、レンズモジュールLがレンズ遮蔽部301により遮蔽されている状態においてレンズモジュールLは画像を取得することができない。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0023】
また、例を挙げて説明すると、図8及び図9を合わせて参照して、可動磁性構造12が固定式磁場発生器11に対して第2の水平位置(図6及び図7に示すように)から第1の水平位置(図8及び図9に示すように)に水平に移動されると、可動磁性構造12の位置制限部210による連動により移動式遮蔽アセンブリ3がレンズ露出位置(図8及び図9に示すように)に移動されることによって、レンズモジュールLがレンズ遮蔽部301から露出される。一方、弾性構造(例えば、第1の弾性部品25及び第2の弾性部品26)による弾性力により可動磁場発生器21が第1の垂直位置(図6乃至図9に示すように)に移動されると、可動磁場発生器21の位置制限部210が移動式遮蔽アセンブリ3の位置制限開口303の内部に入り込むことによって、移動式遮蔽アセンブリ3が位置制限されて移動できなくなる。これにより、本発明において、可動磁場発生器21の位置制限部210により移動式遮蔽アセンブリ3の移動を受け止めることによって、レンズモジュールLがレンズ遮蔽部301から露出されている状態においてレンズモジュールLは画像の取得を行い続けることができる。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0024】
また、例を挙げて説明すると、図10及び図11を合わせて参照して、可動磁場発生器21が固定式磁性構造22に対して第1の垂直位置(図6乃至図9に示すように)から下方へ第2の垂直位置(図10及び図11に示すように)に垂直に移動されると、移動式遮蔽アセンブリ3が可動磁場発生器21の位置制限部210による位置制限から解除されることによって、移動式遮蔽アセンブリ3が固定式磁場発生器11に対して第1の水平位置(図8及び図9に示すように)と第2の水平位置(図6及び図7に示すように)との間に移動可能に設置されている。言い換えれば、可動磁場発生器21が固定式磁性構造22に対して第1の垂直位置に移動されると(図6乃至図9に示すように)、移動式遮蔽アセンブリ3が可動磁場発生器21の位置制限部210に受け止められることによって、レンズモジュールLを露出させるように移動式遮蔽アセンブリ3が第1の水平位置に位置制限されたり(図8及び図9に示すように)、レンズモジュールLを遮蔽するように移動式遮蔽アセンブリ3が第2の水平位置に位置制限されたり(図6及び図7に示すように)するようになっている。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0025】
[第2の実施例]
図12に示すように、本発明の第2の実施例は携帯電子機器Zを提供する。携帯電子機器Zは画像取得アセンブリS(図6乃至図11を合わせて参照する)を使用する。更に詳しく説明すると、画像取得アセンブリSは、回路基板Pに設置されているレンズモジュールLと、レンズモジュールLと相互に関連する可動式レンズ遮蔽モジュールMと、を含む(図1乃至図5を合わせて参照する)。可動式遮蔽モジュールMは第1の磁性アセンブリ1、第2の磁性アセンブリ2及び移動式遮蔽アセンブリ3を含む。例を挙げて説明すると、携帯電子機器Zは、デスクトップ型パソコン、ノートブックパソコン又はタブレットコンピューターであってもよい。しかしながら、上述した例はあくまでも好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0026】
[実施例による効果]
【0027】
本発明に係る携帯電子機器Z及びその可動式レンズ遮蔽モジュールMは、「第1の磁性アセンブリ1は、固定式磁場発生器11と、嵌合部120を含み、固定式磁場発生器11に近隣する可動磁性構造12と、を含む」という技術的特徴、「第2の磁性アセンブリ2は、位置制限部210を含む可動磁場発生器21と、可動磁場発生器21に近隣する固定式磁性構造22と、可動磁場発生器21に接続されている弾性構造と、を含む」という技術的特徴及び「移動式遮蔽アセンブリ3は、レンズモジュールLに対応するレンズ遮蔽部301と、可動磁性構造12の嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口302と、可動磁場発生器21の位置制限部に対応する位置制限開口303と、を含む」という技術的特徴によれば、可動磁性構造12を固定式磁場発生器11に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させると共に、可動磁場発生器21を固定式磁性構造22に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させることができる。
【0028】
以上に開示された内容は本発明に係る携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュールの好ましい実施形態に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を制限するものではない。そのため、本発明の明細書及び添付図面の内容に基づき為された等価の技術変形は、全て本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0029】
1 第1の磁性アセンブリ
11 固定式磁場発生器
12 可動磁性構造
120 嵌合部
2 第2の磁性アセンブリ
21 可動磁場発生器
210 位置制限部
211L 第1の左側嵌合部
211R 第1の右側嵌合部
212L 第2の左側嵌合部
212R 第2の右側嵌合部
22 固定式磁性構造
22L 左側固定式磁性部品
22R 右側固定式磁性部品
23 下ハウジング
2300 下ハウジング開口
24 上ハウジング
240L 左側内壁
240R 右側内壁
2400 上ハウジング開口
25 第1の弾性部品
251L 第1の左外側嵌合部
251R 第1の右外側嵌合部
252L 第1の左内側嵌合部
252R 第1の右内側嵌合部
253L 第1の左側弾性部品
253R 第1の右側弾性部品
26 第2の弾性部品
261 外周嵌合部
262L 第2の左内側嵌合部
262R 第2の右内側嵌合部
263L 第2の左側弾性部品
263R 第2の右側弾性部品
3 移動式遮蔽アセンブリ
301 レンズ遮蔽部
302 嵌合開口
303 位置制限開口
304 側端部
4 載置構造
400 ベース本体
401 レンズ開口
402 位置制限部開口
403 第1の摺動溝
404 第2の摺動溝
405 第1の収容溝
406 第2の収容溝
L レンズモジュール
M 可動式レンズ遮蔽アセンブリ
P 回路基板
S 画像取得アセンブリ
Z 携帯電子機器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-06-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定式磁場発生器と、外部に突出する嵌合部を含み、前記固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む第1の磁性アセンブリと、
外部に突出する位置制限部を含む可動磁場発生器と、前記可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む第2の磁性アセンブリと、
レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、前記可動磁性構造の前記嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、前記可動磁場発生器の前記位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む移動式遮蔽アセンブリと、
を含み、
前記可動磁性構造と前記固定式磁場発生器とによる協働により、前記可動磁性構造を前記固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させ、
前記固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器と、前記弾性構造とによる協働により、前記可動磁場発生器を前記固定式磁性構造に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させ、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置から前記第2の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリの側端部が前記可動磁場発生器の前記位置制限部により受け止められると共に前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ遮蔽位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部により遮蔽され、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第2の水平位置から前記第1の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記可動磁場発生器の前記位置制限部が前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に入り込むことで前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ露出位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部から露出され、
前記可動磁場発生器が前記固定式磁性構造に対して前記第1の垂直位置から下方へ前記第2の垂直位置に垂直に移動されると、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁場発生器の前記位置制限部による位置制限から解除されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリが前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置と前記第2の水平位置の間に移動可能に設置されていることを特徴とする可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項2】
ベース本体、レンズ開口、位置制限部開口、第1の摺動溝、第2の摺動溝、第1の収容溝及び第2の収容溝を有する載置構造を更に含み、
前記レンズ開口は、前記レンズモジュールを露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記レンズ遮蔽部に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記位置制限部開口は、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記移動式遮蔽アセンブリを収容するために、前記第1の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記移動式遮蔽アセンブリが前記第1の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記可動磁性構造を収容すると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記嵌合開口に対応するように、前記第2の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記可動磁性構造が前記第2の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記固定式磁場発生器を収容するために、前記第1の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記固定式磁場発生器が前記第1の収容溝の内部に固定して設置され、
前記第2の磁性アセンブリを収容するために、前記第2の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記第2の磁性アセンブリは、前記第2の収容溝の内部に固定して設置されているハウジング構造を含むことを特徴とする請求項1に記載の可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項3】
前記第2の磁性アセンブリは、下ハウジング及び前記下ハウジングと相互に嵌合するための上ハウジングを含むハウジング構造を含み、
前記弾性構造は、前記下ハウジングに設置されている第1の弾性部品と、前記上ハウジングに設置されている第2の弾性部品と、を含み、
前記可動磁場発生器が前記第1の弾性部品と前記第2の弾性部品との間に設置され、
前記固定式磁性構造は、前記上ハウジングの左側内壁に設置されている左側固定式磁性部品と、前記上ハウジングの右側内壁に設置されている右側固定式磁性部品と、を含み、
前記下ハウジングは、前記第1の弾性部品を露出させるための下ハウジング開口を有し、
前記上ハウジングは、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させるための上ハウジング開口を有し、
前記第1の弾性部品は、前記下ハウジングに設置されている第1の左外側嵌合部と、前記下ハウジングに設置されている第1の右外側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の左側嵌合部に設置されている第1の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の右側嵌合部に設置されている第1の右内側嵌合部と、前記第1の左外側嵌合部と前記第1の左内側嵌合部との間に接続されている第1の左側弾性部品と、前記第1の右外側嵌合部と前記第1の右内側嵌合部との間に接続されている第1の右側弾性部品と、を有し、
前記第2の弾性部品は、前記上ハウジングに設置されている外周嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の左側嵌合部に設置されている第2の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の右側嵌合部に設置されている第2の右内側嵌合部と、前記外周嵌合部と前記第2の左内側嵌合部との間に接続されている第2の左側弾性部品と、前記外周嵌合部と前記第2の右内側嵌合部との間に接続されている第2の右側弾性部品と、を有することを特徴とする請求項1に記載の可動式レンズ遮蔽モジュール。
【請求項4】
レンズモジュールと、前記レンズモジュールと相互に関連する可動式レンズ遮蔽モジュールと、を含む画像取得アセンブリを用いる携帯電子機器であって、
前記可動式レンズ遮蔽モジュールは、
固定式磁場発生器と、嵌合部を含み、前記固定式磁場発生器に近隣する可動磁性構造と、を含む第1の磁性アセンブリと、
位置制限部を含む可動磁場発生器と、前記可動磁場発生器に近隣する固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器に接続されている弾性構造と、を含む第2の磁性アセンブリと、
前記レンズモジュールに対応するレンズ遮蔽部と、前記可動磁性構造の前記嵌合部と相互に嵌合するための嵌合開口と、前記可動磁場発生器の前記位置制限部に対応する位置制限開口と、を含む移動式遮蔽アセンブリと、
を含み、
前記可動磁性構造と前記固定式磁場発生器とによる協働により、前記可動磁性構造を前記固定式磁場発生器に対して第1の水平位置と第2の水平位置との間に水平に移動させ、
前記固定式磁性構造と、前記可動磁場発生器と、前記弾性構造とによる協働により、前記可動磁場発生器を前記固定式磁性構造に対して第1の垂直位置と第2の垂直位置との間に垂直に移動させ、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置から前記第2の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリの側端部が前記可動磁場発生器の前記位置制限部により受け止められると共に前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ遮蔽位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部により遮蔽され、
前記可動磁性構造が前記固定式磁場発生器に対して前記第2の水平位置から前記第1の水平位置に水平に移動されると、前記可動磁場発生器が前記弾性構造による弾性力により前記第1の垂直位置に移動されることによって、前記可動磁場発生器の前記位置制限部が前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に入り込むことで前記移動式遮蔽アセンブリが位置制限されて移動できなくなり、一方、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁性構造による連動によりレンズ露出位置に移動されることによって、前記レンズモジュールが前記レンズ遮蔽部から露出され、
前記可動磁場発生器が前記固定式磁性構造に対して前記第1の垂直位置から下方へ前記第2の垂直位置に垂直に移動されると、前記移動式遮蔽アセンブリが前記可動磁場発生器の前記位置制限部による位置制限から解除されることによって、前記移動式遮蔽アセンブリが前記固定式磁場発生器に対して前記第1の水平位置と前記第2の水平位置の間に移動可能に設置されていることを特徴とする携帯電子機器。
【請求項5】
前記可動式レンズ遮蔽モジュールは、ベース本体、レンズ開口、位置制限部開口、第1の摺動溝、第2の摺動溝、第1の収容溝及び第2の収容溝を有する載置構造を更に含み、
前記レンズ開口は、前記レンズモジュールを露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記レンズ遮蔽部に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記位置制限部開口は、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記位置制限開口に対応するように、前記ベース本体を貫通し、
前記移動式遮蔽アセンブリを収容するために、前記第1の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記移動式遮蔽アセンブリが前記第1の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記可動磁性構造を収容すると共に前記移動式遮蔽アセンブリの前記嵌合開口に対応するように、前記第2の摺動溝が前記ベース本体に形成され、
前記可動磁性構造が前記第2の摺動溝の内部に移動可能に設置され、
前記固定式磁場発生器を収容するために、前記第1の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記固定式磁場発生器が前記第1の収容溝の内部に固定して設置され、
前記第2の磁性アセンブリを収容するために、前記第2の収容溝が前記ベース本体に形成され、
前記第2の磁性アセンブリは、前記第2の収容溝の内部に固定して設置されているハウジング構造を含むことを特徴とする請求項に記載の携帯電子機器。
【請求項6】
前記第2の磁性アセンブリは、下ハウジング及び前記下ハウジングと相互に嵌合するための上ハウジングを含むハウジング構造を含み、
前記弾性構造は、前記下ハウジングに設置されている第1の弾性部品と、前記上ハウジングに設置されている第2の弾性部品と、を含み、
前記可動磁場発生器が前記第1の弾性部品と前記第2の弾性部品との間に設置され、
前記固定式磁性構造は、前記上ハウジングの左側内壁に設置されている左側固定式磁性部品と、前記上ハウジングの右側内壁に設置されている右側固定式磁性部品と、を含み、
前記下ハウジングは、前記第1の弾性部品を露出させるための下ハウジング開口を有し、
前記上ハウジングは、前記可動磁場発生器の前記位置制限部を露出させるための上ハウジング開口を有し、
前記第1の弾性部品は、前記下ハウジングに設置されている第1の左外側嵌合部と、前記下ハウジングに設置されている第1の右外側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の左側嵌合部に設置されている第1の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第1の右側嵌合部に設置されている第1の右内側嵌合部と、前記第1の左外側嵌合部と前記第1の左内側嵌合部との間に接続されている第1の左側弾性部品と、前記第1の右外側嵌合部と前記第1の右内側嵌合部との間に接続されている第1の右側弾性部品と、を有し、
前記第2の弾性部品は、前記上ハウジングに設置されている外周嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の左側嵌合部に設置されている第2の左内側嵌合部と、前記可動磁場発生器の第2の右側嵌合部に設置されている第2の右内側嵌合部と、前記外周嵌合部と前記第2の左内側嵌合部との間に接続されている第2の左側弾性部品と、前記外周嵌合部と前記第2の右内側嵌合部との間に接続されている第2の右側弾性部品と、を有することを特徴とする請求項に記載の携帯電子機器。