(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022115108
(43)【公開日】2022-08-08
(54)【発明の名称】ペットフード
(51)【国際特許分類】
A23K 10/30 20160101AFI20220801BHJP
A23K 50/40 20160101ALI20220801BHJP
【FI】
A23K10/30
A23K50/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022092587
(22)【出願日】2022-05-20
(71)【出願人】
【識別番号】315014017
【氏名又は名称】自然の森製薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】藤井 淳
【テーマコード(参考)】
2B005
2B150
【Fターム(参考)】
2B005AA05
2B150AA06
2B150AB03
2B150AB10
2B150DD32
2B150DD56
(57)【要約】
【課題】ペットの身体にも、肝・心・脾胃・肺・腎の連携を促す中医学が効果的であるという考え方に併せて、ペットの住環境や生活習慣が人間に近づいている現代社会で人間同様の体質改善が必要となってきているという課題があった。
【解決手段】6大栄養素である脂質やタンパク質、炭水化物、ビタミン源、ミネラル源に加え、89種類の食用生薬を加え、相乗的な働きを得られる加薬(かやく)とすることにより、上記課題を解決する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
陰陽五行説に基づく和漢植物89種類をバランスよく配合した「中西統合薬膳栄養学」のベースを特徴とするペットフード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、陰陽五行説に基づく和漢植物89種類をバランスよく配合した「中西統合薬膳栄養学」をベースとした、犬や猫の体質を調整するペットフードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のペットフードは、和漢植物が含まれておらず、ペットの健康に寄与できていないものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、ペットの身体にも、肝・心・脾胃・肺・腎の連携を促す中医学が効果的であるという考え方に併せて、ペットの住環境や生活習慣が人間に近づいている現代社会で人間同様の体質改善が必要となってきているという課題があった。
【・・・・】
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、6大栄養素である脂質やタンパク質、炭水化物、ビタミン源、ミネラル源に加え、89種類の食用生薬を加え、相乗的な働きを得られる加薬(かやく)とすることにより、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【・・・・】
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】
図2は、中西統合薬膳栄養学を示す図である。
【
図3】
図3は、陰陽五行をもとにした「肝心脾肺腎」に対応する生薬名を示す図である。
【
図4】
図4は、89種類五行別対応和漢植物を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、万物は陰と陽という相反する性質に分けられると考えた思想(陰陽説)万物は水・金・土・木・火の5要素で構成されていると考えた思想(五行説)。
5要素には5つ臓器が割当られている。
「木=肝」「火=心」「土=脾」「金=肺」「水=腎」という要素にも繋がっており、この性質に則った食生活が調和をもたらすという思想である。
「陰陽五行説に基づいた5つの項目[肝・心・脾・肺・腎]に対応する和漢植物89種類」を選定し、ペットフードに配合することで、犬や猫にも、和漢植物が全身にバランスよく働きかける調合率で設計した。
図2は、6大栄養素である脂質やタンパク質、炭水化物、ビタミン源、ミネラル源に加え、89種類の食用生薬を加えることでバランスの取れた健康的要素を得られることになるという考え方に基づく。89種類の生薬の選定理由は、陰陽五行思想に基づくものであるが、さらに少量の食用生薬を配合することで、相乗的な働きを得られる加薬(かやく)という考え方に則っている。
図3は、陰陽五行を元にした「肝心脾肺腎」に対応する生薬名(例)[肝]ウコン、黄精、クコの実、[心]サンザシ、紅花、田七人参[脾]なつめ、サンヤク、当帰の葉[肺]ホコウエイ、バンランコン[腎]黒豆、南蛮毛上記のように、陰陽五行に対応する生薬、サプリ成分を89種類ブレンドミックスするというコンセプトのオリジナル発想である。
図4は、[肝]気血がスムーズに動くように調節する機能を指す。[心]心臓と同じ働きをもつほか、大脳にかかわる精神活動を支えており、体の働き全体を統括する司令塔の役割を担っている。[脾]消化吸収を通して生命力を補充する働きを司る。栄養を運びエネルギー源となる器官である。[肺]肺・呼吸の調節機能のほか、皮膚、免疫機能水分代謝などとも関わりがあり、体を取り巻くバリアのような働きを持っている。[腎]腎臓と同じく水分代謝の働きを担うほか、成長・発育・生殖などに関連するので、副腎や生殖器などの働きも含まれている。
【・・・・】
【産業上の利用可能性】
【・・・・】
【符号の説明】
【・・・・】
【受託番号】
【・・・・】
【配列表フリーテキスト】
【0008】
ペットにも中医学と西洋的栄養学が統合された中西結合医学から更に発展した新しい考え方である『中西統合薬膳栄養学』の仕組みが適用するという新しい観点から89種ブレンドが配合されたペットフードの開発に至った