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特開2022-116405表示灯付発信機用アダプタおよび防災関連機器収容箱用扉
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022116405
(43)【公開日】2022-08-10
(54)【発明の名称】表示灯付発信機用アダプタおよび防災関連機器収容箱用扉
(51)【国際特許分類】
   G08B 17/00 20060101AFI20220803BHJP
【FI】
G08B17/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021012551
(22)【出願日】2021-01-29
(71)【出願人】
【識別番号】000111074
【氏名又は名称】ニッタン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】小林 敬子
(72)【発明者】
【氏名】中村 颯月
【テーマコード(参考)】
5G405
【Fターム(参考)】
5G405AA02
5G405AD07
5G405CA21
5G405FA03
5G405FA04
(57)【要約】
【課題】既存の表示灯や発信機のために取付け面に設けられていた開口が小さかったとしても、開口を大きくする加工をすることなく表示灯付発信機を取り付けることができるようにする。
【解決手段】表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタにおいて、内側に発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、発信機の筐体の外周または表示灯の筐体の外周の少なくとも一部に形成された雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部(20A)が内周に形成されている環状体(20)を備え、前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴(20b,20c)を形成するようにした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタであって、
内側に前記発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、前記発信機の筐体の外周または前記表示灯の筐体の外周の少なくとも一部に形成された雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部が内周に形成されている環状体を備え、
前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴が形成されていることを特徴とする表示灯付発信機用アダプタ。
【請求項2】
表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタであって、
内側に前記発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、前記発信機の筐体の外周面もしくは前記表示灯の筐体の外周面または前記発信機の筐体の外周面と前記表示灯の筐体の外周面との境界に形成された溝に係合可能な爪部を有する係止片が内周に沿って所定間隔をおいて複数設けられている環状体を備え、
前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴が形成されていることを特徴とする表示灯付発信機用アダプタ。
【請求項3】
表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタであって、
内側に前記発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、雌ネジ部が外周に形成されている環状体と、
前記環状体の前記雌ネジ部と螺合可能な雄ネジ部が内周に形成され、前端側に、前記環状体の前記開口に前方より挿入された表示灯付発信機の前面周縁部に接するように突出したフランジ部を有する抑え環と、
を備え、
前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴が形成されていることを特徴とする表示灯付発信機用アダプタ。
【請求項4】
前記ネジ用の穴は、大径部が前記固定用ネジの頭部の径よりも大きくかつ小径部が前記固定用ネジの頭部の径よりも小さく前記固定用ネジの雄ネジ部の径よりも大きなだるま穴であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の表示灯付発信機用アダプタ。
【請求項5】
前記ネジ用の穴は、前記固定用ネジの頭部の径よりも大きな幅を有する第1の溝と当該第1の溝と前記環状体の厚み方向に連続し前記固定用ネジの頭部の径よりも小さく前記固定用ネジの雄ネジ部の径よりも大きな幅を有する第2の溝とからなり、
前記第2の溝が前記環状体の裏面側に位置した状態で形成され、前記環状体の中心を挟んで対向する位置から接線方向へ互いに平行した状態で2本設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の表示灯付発信機用アダプタ。
【請求項6】
防災関連機器の収納部の前方に開閉可能に設けられたパネルからなり、前記パネルには表示灯を取り付けるための第1の開口と発信機を取り付けるための第2の開口が形成されている防災関連機器収容箱用扉であって、
前記第1の開口または前記第2の開口に、表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機が取り付けられ、
前記表示灯付発信機が取り付けられていない前記第2の開口または前記第1の開口には、閉塞用カバーが取り付けられていることを特徴とする防災関連機器収容箱用扉。
【請求項7】
前記閉塞用カバーは、
前記第1の開口の径または前記第2の開口の径よりも最大部分の幅の大きな板状のカバー本体と、
前記第1の開口の径または前記第2の開口の径よりも最大部分の幅の大きな部位を有する固定用部材と、を有し、
前記カバー本体の裏面には雄ネジ体が立設され、前記固定用部材には前記雄ネジ体が螺合可能な雌ネジ部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の防災関連機器収容箱用扉。
【請求項8】
前記固定用部材は板状をなし、周縁部の複数箇所には、固定用ネジが挿通または螺合可能なネジ用の穴が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の防災関連機器収容箱用扉。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災発生時に操作されることで警報を発するための表示灯付発信機用アダプタおよび防災関連機器収容箱用扉に利用して有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物内部には火災の発生を知らせるために、火災報知システム(火災報知設備)が設けられている。火災報知システムは、火災感知器や押釦スイッチを備えた手動の火災発信機、火災感知器や火災発信機からの検知信号を受ける受信機、火災報知用のベル、表示灯などから構成され、このうち火災発信機は建物の廊下等の壁面の適切な高さ位置に設置されている。火災発生時には、発見者が火災発信機の押釦スイッチを強く押すことにより、火災発生を知らせる信号が受信機に伝送されると共に、火災発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し火災発生を知らせることができる。
【0003】
火災発信機(以下、単に発信機と記す)は、円盤状のものが一般的であり、発信機本体は前面に押釦スイッチを備えるとともに、押釦スイッチが押された場合に信号を伝送するための回路が内蔵されており、建物の壁面に埋め込まれたり、消火栓箱や防災関連機器収容箱のような防災関連機器箱の扉に取り付けられたりして設置される。発信機と表示灯が取り付けられた防災関連機器収容箱に関する発明としては、例えば特許文献1に記載されているものが、また発信機と表示灯が取り付けられた消火栓箱用扉に関する意匠として例えば特許文献2に記載されているものがある。
【0004】
一方、表示灯は、発信機や消火栓箱等の防災機器の設置位置を表示するために設けられている機器で、従来は砲弾状ないしはドーム状のものが一般的であったが、近年、前面が平坦もしくは円盤状をなすフラット型の表示灯や、発信機と一体に構成された表示灯も実用化されている。発信機と一体に取り付けられる表示灯に関する発明としては、例えば特許文献3に記載されているものが、またフラット型の表示灯を備えた発信機に関する発明としては例えば特許文献4に記載されているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7-85384号公報
【特許文献2】意匠登録第1488967号公報
【特許文献3】特開2018-101135号公報
【特許文献4】特開2018-120516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の砲弾型の表示灯は取付け面から約60mm突出しており、その出っ張り量が大きいため通行や運搬における障害となる可能性の回避や破損事故等の軽減と美観向上の観点から、近年においてはフラット型の表示灯に置き替えられている。また、建物の壁面や防災関連機器収容箱用扉に設置されていた発信機や表示灯を、フラット型の表示灯付発信機に置き替えたいという要望もある。
しかし、表示灯付発信機は、ランプ(LED)の収納部を有するため発信機単体よりも筐体が幾分大きくなる。そのため、建物の壁面や防災関連機器収容箱用扉に設置されていた従来の表示灯や発信機を、表示灯付発信機に置き替える場合、もともと表示灯や発信機の配線を通したり発信機の本体の一部を嵌合させたりするために取付け面に設けられていた開口が小さいため、表示灯付発信機を取り付ける際に取付け面の開口を大きくする加工作業が必要になることがある。
また、防災関連機器収容箱用扉に表示灯付発信機を取り付ける場合、もともとあった表示灯を撤去することが可能であるが、単に表示灯を撤去したのでは、配線を通すために設けられている開口が露出して美観が低下してしまうという課題がある。
【0007】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、既存の表示灯や発信機のために取付け面に設けられていた開口が小さかったとしても、開口を大きくする加工を行うことなく表示灯付発信機を取付け面に取り付けることができるアダプタを提供することにある。
本発明の他の目的は、もともとあった表示灯または発信機を表示灯付発信機に置き替え、不要になった表示灯と発信機を撤去したとしても美観が低下することのない防災関連機器収容箱用扉を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、
表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタにおいて、
内側に前記発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、前記発信機の筐体の外周または前記表示灯の筐体の外周の少なくとも一部に形成された雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部が内周に形成されている環状体を備え、
前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴が形成されているようにしたものである。
【0009】
あるいは、表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタにおいて、
内側に前記発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、前記発信機の筐体の外周面もしくは前記表示灯の筐体の外周面または前記発信機の筐体の外周面と前記表示灯の筐体の外周面との境界に形成された溝に係合可能な爪部を有する係止片が内周に沿って所定間隔をおいて複数設けられている環状体を備え、
前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴が形成されているようにする。
【0010】
あるいは、表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機を取付けプレートの前面に取り付けるための表示灯付発信機用アダプタにおいて、
内側に前記発信機の筐体の少なくとも後部を挿通可能な開口を有する環状をなし、雌ネジ部が外周に形成されている環状体と、
前記環状体の前記雌ネジ部と螺合可能な雄ネジ部が内周に形成され、前端側に、前記環状体の前記開口に前方より挿入された表示灯付発信機の前面周縁部に接するように突出したフランジ部を有する抑え環と、
を備え、
前記環状体には当該環状体を取付け面に固定するための固定用ネジを前後方向に挿通可能もしくは螺合可能な複数のネジ用の穴が形成されているようにする。
【0011】
上記構成のアダプタによれば、アダプタを取付け面に固定し、そのアダプタに対して表示灯付発信機を取り付けるため、取付け面の前面側に表示灯付発信機を取り付けることができるので、既存の表示灯や発信機のために取付け面に設けられていた開口が小さかったとしても、開口を大きくする加工を行うことなく表示灯付発信機を取付け面に取り付けることができる。また、既設の防災関連機器収容箱(あるいはスイッチボックス)および防災関連機器収容箱用扉を再利用できる。
【0012】
ここで、望ましくは、前記ネジ用の穴は、大径部が前記固定用ネジの頭部の径よりも大きくかつ小径部が前記固定用ネジの頭部の径よりも小さく前記固定用ネジの雄ネジ部の径よりも大きなだるま穴であるようにする。
あるいは、前記ネジ用の穴は、前記固定用ネジの頭部の径よりも大きな幅を有する第1の溝と当該第1の溝と前記環状体の厚み方向に連続し前記固定用ネジの頭部の径よりも小さく前記固定用ネジの雄ネジ部の径よりも大きな幅を有する第2の溝とからなり、前記第2の溝が前記環状体の裏面側に位置した状態で形成され、前記環状体の中心を挟んで対向する位置から接線方向へ互いに平行した状態で2本設けられているように構成する。
【0013】
上記のような構成によれば、固定用ネジを取付け面の所定位置に取り付けた後、固定用ネジにアダプタを上方から下方へスライドさせて取り付け、そのアダプタに表示灯付発信機を取り付けることで、表示灯付発信機を取付け面に固定することができるため、取付け作業を容易に行うことができる。また、既設の防災関連機器収容箱(あるいはスイッチボックス)および防災関連機器収容箱用扉を再利用できる。
【0014】
また、本出願の他の発明は、
防災関連機器の収納部の前方に開閉可能に設けられたパネルからなり、前記パネルには表示灯を取り付けるための第1の開口と発信機を取り付けるための第2の開口が形成されている防災関連機器収容箱用扉において、
前記第1の開口または前記第2の開口に、表示灯と前方から操作可能な押釦を備えた発信機とが一体に構成された表示灯付発信機が取り付けられ、
前記表示灯付発信機が取り付けられていない前記第2の開口または前記第1の開口には、閉塞用カバーが取り付けられているように構成したものである。
【0015】
上記構成の防災関連機器収容箱用扉によれば、表示灯または発信機を取り外すことで生じた開口をカバーで閉塞することができるため、既設の防災関連機器収容箱(あるいはスイッチボックス)および防災関連機器収容箱用扉を再利用できるとともに、もともとあった表示灯または発信機を表示灯付発信機に置き替え、不要になった表示灯と発信機を撤去したとしても美観が低下しないようにすることができる。
【0016】
ここで、望ましくは、前記閉塞用カバーは、
前記第1の開口の径または前記第2の開口の径よりも最小部分の幅の大きな板状のカバー本体と、
前記第1の開口の径または前記第2の開口の径よりも最大部分の幅の大きな部位を有する固定用部材と、を有し、
前記カバー本体の裏面には雄ネジ体が立設され、前記固定用部材には前記雄ネジ体が螺合可能な雌ネジ部が設けられているように構成する。
かかる構成によれば、表示灯または発信機が取り付けられていた第1の開口または第2の開口の径が異なっている場合にも、開口閉塞用のカバーを防災関連機器収容箱用扉に取り付けることができる。
【0017】
さらに、望ましくは、前記固定用部材は円板状をなし、周縁部の複数箇所には、固定用ネジが挿通または螺合可能なネジ用の穴が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、固定用部材を防災関連機器収容箱用扉の前面に取り付けることができるため、閉塞用カバーと固定用部材で扉を挟むことができない場合にも閉塞用カバーで表示灯または発信機が取り付けられていた第1の開口または第2の開口を閉塞することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る表示灯付発信機用アダプタによれば、既存の表示灯や発信機のために設けられていた開口が小さかったとしても、開口を大きくする加工を行うことなく表示灯付発信機を取付け面に取り付けることができる。また、本発明に係る防災関連機器収容箱用扉によれば、もともとあった表示灯または発信機を表示灯付発信機に置き替え、不要になった表示灯と発信機を撤去したとしても美観が低下することがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明に係る表示灯付発信機用アダプタおよび表示灯付発信機の一実施例を示す分解斜視図である。
図2図1に示す表示灯付発信機の表示灯と発信機を一体にした状態を示す斜視図である。
図3】本発明に係る表示灯付発信機用アダプタの第1の実施形態を示すもので、(A)はアダプタの正面図、(B)は(A)のアダプタのA-A線に沿った断面図である。
図4図3に示す第1実施形態のアダプタの変形例を示すもので、(A)はアダプタの正面図、(B)は(A)のアダプタのA-A線に沿った断面図である。
図5】本発明に係る表示灯付発信機用アダプタの第2の実施形態を示すもので、(A)はアダプタの正面図、(B)は(A)のアダプタのA-A線に沿った断面図、(C)は(A)のアダプタのB-B線に沿った断面図である。
図6】第2実施形態のアダプタを使用して好適な表示灯付発信機の一例を示す斜視図である。
図7図5に示す第2実施形態のアダプタの変形例を示すもので、(A)はアダプタの正面図、(B)は(A)のアダプタのA-A線に沿った断面図である。
図8】本発明に係る表示灯付発信機用アダプタの第3の実施形態を示すもので、(A)、(B)はアダプタのそれぞれ異なる部位の断面図である。
図9】防災関連機器収容箱用扉の構成例を示すもので、(A)は個別の表示灯と発信機を取り付けた扉の斜視図、(B)は表示灯を外して表示灯付発信機を取り付けた扉の斜視図、(C)表示灯用の開口に閉塞カバーを取り付けるとともに表示灯付発信機発信機を取り付けた扉の斜視図である。
図10】本発明の第4実施形態に係る防災関連機器収容箱用扉に設けられた開口を閉塞するための閉塞用カバーの具体例を示す側面図である。
図11】(A)、(B)は閉塞用カバーを防災関連機器収容箱用扉に設けられた開口に取り付けた状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら、本発明を適用した表示灯付発信機用アダプタの実施形態について説明する。
本実施形態の発信機用アダプタは、表示灯付発信機を取付け面の開口の前面側に取り付ける機能を有する。そこで、以下、取付け対象の表示灯付発信機100の構成とともにアダプタ20の構成について説明する。
【0021】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のアダプタ20を取付け対象の表示灯付発信機100と共に示したものである。図1に示されている表示灯付発信機100は、発信機本体10と、発信機本体10を収納するような形態で一体化される表示灯15とにより構成されている。
発信機本体10は、火災等の異常が発生した際に押釦を強く押して内部のスイッチをオンさせることにより異常の発生を知らせる信号を受信機に伝送する機能を備えており、前面のほぼ中央に押釦11を有し回路基板を内蔵する筐体部12と、該筐体部12の前端に設けられた取付けベース体13と、を備える。
【0022】
取付けベース体13は、中央に押釦11の前面が臨む開口部13Bが形成されているとともに、前面視で小判状をなすほぼ平坦な前面パネル部13Aを有し該前面パネル部13Aの背面より後方へ突出するように段差部13Cが形成され、この段差部13Cの円弧状をなす上面および下面に、部分雄ネジ13D1,13D2が形成されている。
【0023】
表示灯15は、発信機本体10の左右両側方に位置する一対の表示部51A,51Bと、発信機本体10の筐体部12を収納可能な収納凹部を有する台座部52と、を備える。そして、台座部52の底壁中央には、発信機本体10の筐体部12が挿通可能な開口53が形成されており、図2に示すように、発信機本体10の筐体部12と段差部13Cが収納凹部内に収納された状態で、発信機本体10と表示灯15とが一体化される。
また、表示灯15の表示部51A,51Bの前面パネルの背部には、凹部が形成されており、該凹部内に発光素子を実装した基板が収納可能にされている。表示灯15は、赤色の塗料で着色された透明もしくは半透明の樹脂で形成されており、発光素子が点灯されると表示部51A,51Bは赤色で発光する。
【0024】
アダプタ20は、全体がリング状をなし内周面に上記部分雄ネジ13D1,13D2と螺合可能な雌ネジ部20Aを有するナット(環状ナット)により構成され、ビス21により取付け面30に固定可能に構成されている。
表示灯付発信機100は、発信機本体10の筐体部12が表示灯15の台座部52の開口53を貫通し、取付け面30の開口に挿入された状態で、取付け面30に固定されたアダプタ20の雌ネジ部20Aに螺合されることで取付け面30に固定される。また、発信機本体10がアダプタ20に螺合される際に、取付けベース体13と取付け面30との間に表示灯15の台座部52を挟み込むことによって、表示灯15も発信機本体10と合体した状態で取付け面30に固定される。
【0025】
図3には、アダプタ20の構造が詳細に示されている。図3において、(A)はアダプタ20の正面図、(B)は(A)のA-A線に沿って切断して内部を示した縦断面図である。図3(A)に示すように、本実施形態においては、中心を挟んで対向する位置にビスを挿通可能な2つのだるま穴20bがアダプタ20の前面側に形成されており、図3(B)に示すように、だるま穴20bに2本のビス21を挿通して、取付け面30に螺着することによって固定されるように構成されている。
【0026】
2つのだるま穴20bは、点対称をなすように形成されており、取付け面30にビス21を螺着した後、だるま穴20bの大きい方の穴にビス21を嵌合させてから、アダプタ20全体を反時計回り方向へ回転させると、ビス21がだるま穴20bの小さい方の穴へ相移動することによって、アダプタ20がビス21によって取付け面30に固定される。また、図3(B)に示すように、本実施形態のアダプタ20は、内周面に雌ネジ部20Aが設けられている。
この雌ネジ部20Aに発信機本体10の部分雄ネジ13D1,13D2を螺合させて、表示灯付発信機100をアダプタ20によって取付け面に装着すると、表示灯15の表示部51A,51Bの前面パネル外周の鍔部によって、だるま穴20bの開口側の一部が閉塞されるようになっている。表示部51A,51Bの前面パネル外周の鍔部の飛び出し量を大きくして、だるま穴20bの開口全体を覆って隠すようにしても良い。
【0027】
図4には、図3に示すアダプタ20の変形例が示されている。
この変形例においては、2つのだるま穴20bをアダプタ20の前面側に設ける代わりに、アダプタ20の背面側に2つのネジ穴20cを設け、取付け面30の裏面からビス21を挿通してネジ穴20cに螺合されることによって、アダプタ20を取付け面30の前面に固定するように構成したものである。
なお、取付け面30の開口30Aの近傍には、発信機や表示灯をネジ止めするためのネジ挿通孔がもともと形成されていることがあるので、そのような場合には、そのようなネジ挿通孔を利用してアダプタ20を取付け面30に固定することができる。
また、アダプタ20の背面側にネジ穴を設けず、背面からタッピングねじにて取り付けるような構成にしてもよい。
【0028】
上記のように構成された本実施形態のアダプタによれば、アダプタを取付け面の前面に固定し、このアダプタを用いて取付け面に表示灯付発信機100を取り付けることができるため、もともと取付け面に設けられていた開口を大きくする加工を行うことなく取り付けを行うことができるという利点がある。
また、アダプタ20が上記のような構成を有することにより、表示灯15の前面パネル外周の鍔部の長さが短くて、図3(B)のように、だるま穴20bをすべて覆うことができないような場合に、だるま穴20bをなくすことで、だるま穴20bの一部が前方から見えてしまうのを防止することができる。
【0029】
また、上記実施形態においては、取付け面30に固定されたアダプタ20の内周の雌ネジ部20Aに発信機本体10の外周の部分雄ネジ13D1,13D2を螺合させることで、取付け面30に表示灯付発信機100を取り付けるようにしているが、表示灯15の筐体の外周全体あるいは一部に雄ネジ部を設けてこの雄ネジ部を取付け面30に固定されたアダプタ20の内周の雌ネジ部20Aに螺合させることで、表示灯付発信機を取付け面30に取り付けるようにしても良い。なお、この場合、発信機本体10と表示灯15とはネジで結合する。
さらに、アダプタ20は、表示灯付発信機100を螺合して取付け面30に固定するときに表示灯付発信機100が左右に傾かないように、だるま穴又はネジ穴の位置に合わせてアダプタ20の内周の雌ネジ部20Aが形成されていると好ましい。
【0030】
さらに、例えば表示灯15の開口前端に発信機本体10の前面の側縁部に前方から接するように突出する抑え片あるいは内側フランジを設けるなどして、表示灯15の雄ネジ部をアダプタ20の雌ネジ部20Aに螺合させた際にアダプタ20との間に発信機本体10の一部を挟み込むことで自動的に表示灯付発信機が固定される構成にしても良い。また、発信機本体10の外周に部分雄ネジ13D1,13D2を設けるとともに、表示灯15の筐体の外周の一部にもアダプタ20の雌ネジ部20Aに螺合する雄ネジ部を設けても良い。
【0031】
(第2実施形態)
図5には、第2実施形態のアダプタ20が示されている。なお、図5において、(A)はアダプタ20の正面図、(B)は(A)のA-A線に沿って切断して内側を示した断面図、(C)は(A)のB-B線に沿って切断して内側を示した断面図である。
図5に示す第2実施形態のアダプタ20は、アダプタ20の内周面に雌ネジ部20Aを設けて発信機10を螺合させて固定する代わりに、アダプタ20の内周壁に、図5(B)に示すように中間高さ位置に爪22aを有する係止片22を、円周方向に沿って複数個(図では4個)設けたものである。
【0032】
図6には、図5に示すアダプタ20によって固定するのに適した表示灯付発信機の構成例が示されている。図6に示すように、図6の発信機の発信機本体10には部分雄ネジ13D1,13D2が設けられていない。
しかし、図6に示す発信機は、発信機本体10の外周面とこれと一体に結合された表示灯15の外周面との境界には、凹み(溝)Gが生じている。図5に示すアダプタ20は、この凹みGの点線(円形)で囲まれているような部位(4個所)に4本の係止片22の爪22aを係合させることによって、アダプタ20に発信機を固定させるように構成したものである。
【0033】
係止片22は、アダプタ20の前面側((B)の上方側)が自由端になっており、前面側から表示灯付発信機を挿入すると、表示灯15の外周面が係止片22を変形させながらアダプタ20の内側に進入し、発信機本体10の外周面と表示灯15の外周面との境界の凹みに爪22aが合致すると、弾性復元力で係止片22が内側へ移動して、係止片22の爪22aが凹みGに係合して抜け止めとして機能することとなる。係止片22の数は4本に限定されるものではなく、上側と下側にそれぞれ1本以上あれば良い。
なお、アダプタ20の取付け面30への固定は、アダプタ20の前面側に設けられたボルト用穴20cに挿入されたビス21によって行われる。ボルト用穴20cは、図3と同様なだるま穴であっても良いし、図5に示すように、取付け面30の裏面側からビス21によって固定するようにしても良い。
【0034】
図7には、図6に示すアダプタ20の変形例が示されている。
この変形例においては、図7(C)に示すように、ビス21の頭部が挿入可能な幅を有する溝とビス21の首部が挿入可能な幅を有する溝とを組み合わせた一対のビス挿入溝20dを、図7(A)に示すように、接線方向に沿って上下に平行に形成したものである。これらのビス挿入溝20dは、下端が開口しており、予め取付け面30の開口30Aの縁部に螺着しておいた2本のビス21に、ビス挿入溝20dの下端側の開口を位置合わせしてから、アダプタ20を下方へ移動させることによって、ビス21をビス挿入溝20dの奥部へ相対移動させて、アダプタ20を取付け面30の前面に固定させることができる。
【0035】
なお、ビス挿入溝20dは、図7(A)の状態を側方から見た際に、ビス21の頭部が入る幅広の溝の底面(段差部)が、下端の開口側から上方の奥部へ向かうに従って高くなる傾斜を有するように形成すると良い。これによって、ビス挿入溝20dへビス21を挿入し易くなるとともに、ビス21をビス挿入溝20dの奥部へ相対移動させた際に、ビス21の頭部下面でビス挿入溝20dの段差部を押さえつけることで、アダプタ20を上へ押す力を加えても、アダプタ20が簡単に移動して取付け面30から外れることがないようにすることができる。
【0036】
(第3実施形態)
図8には、第3実施形態のアダプタが示されている。
第3実施形態のアダプタは、アダプタ(環状ナット)20の内周面に雌ネジ部20Aを設ける代わりに、アダプタ20の外周面に雄ネジ部20Bを設けるとともに、この雄ネジ部20Bに螺合可能な雌ネジ部23Bを有するとともに前端面の内側にフランジ部23Aを有する抑え環23を設けたものである。
【0037】
抑え環23のフランジ部23Aは、内側の縁部が、アダプタ20の前面に接触するように挿入された表示灯付発信機の表示灯15の外周縁部に接する大きさになるように開口が形成されており、抑え環23によってフランジ部23Aとアダプタ20との間に表示灯15の縁部を挟み込むことによって、表示灯付発信機100をアダプタ20により取付け面30に固定することができるようになっている。
なお、アダプタ20の取付け面30への固定は、アダプタ20の前面側設けられたボルト用穴20cに挿入されたビス21によって行われる。ボルト用穴20cは、図3と同様なだるま穴であっても良いし、図5に示すように、取付け面30の裏面側からビス21によって固定するようにしても良い。
【0038】
(第4実施形態)
図9図11には、本発明を適用した防災関連機器収容箱用扉の実施形態と、その扉に設けられている表示灯用の開口を閉塞するカバーの一実施例が示されている。
従来、防災関連機器として、図9(A)に示すように、前面用扉31に従来の表示灯33とスピーカやベルの音響穴32と従来の発信機34とが設けられた防災関連機器収容箱30がある。また、図示しないが、建物の壁の内部に収納された消火栓箱の前面に設けられている扉に、表示灯と発信機とが設けられているものがある。
【0039】
上記のように、表示灯と発信機を備えた防災関連機器収容箱用扉には、従来、砲弾型の表示灯が設けられていた。また、表示灯と発信機が別々に設けられているものが一般的であった。砲弾型の表示灯は出っ張り量が大きいため、移動や移送の際の障害となるため、フラット型の表示灯に置き替えたいという要望がある。さらに、表示灯付発信機が普及してきているため、既存の防災関連機器収容箱に対して、前記実施形態で示したような表示灯付発信機に置き替えたい場合もある。
【0040】
しかし、従来の防災関連機器収容箱用扉31に設けられている従来の表示灯33および従来の発信機34を外して、表示灯付発信機100を取り付けた場合、図9(B)に示すように、表示灯もしくは発信機が取り付けられていた部分の開口30Aが露出してしまうことになる。本実施形態は、この露出した開口を塞ぐのに好適なカバーを提供するものである。図9(C)には、従来の防災関連機器収容箱用扉31に設けられている従来の発信機34を表示灯付発信機100に置き替えるとともに、表示灯用の開口(30A)を本実施例のカバー40で閉塞した状態が示されている。
尚、本カバー40は、周囲の色、例えば防災関連機器収容箱の色と同色の樹脂等により形成されると好ましい。例えば、防災関連機器収容箱は、白色からクリーム色に変色することがあり、取り付けられる防災関連機器収容箱の色に合わせてカバー40を用意しておくことで、収容箱と同色のカバーで開口を閉塞して目立たなくすることが可能となる。
【0041】
本実施例の開口閉塞用のカバー40は、図10に示すように、防災関連機器収容箱用扉に設けられている表示灯または発信機の取付け用開口の径よりも大きな径を有する円板状のカバー本体41と、該カバー本体41の一方の面の中央に立設された雄ネジ体42と、雄ネジ体42に螺合可能な雌ネジ部43aを有する円板状の円環ナット43とから構成されている。また、円環ナット43には、外縁部に複数のネジ挿入穴43bが設けられている。ネジ挿入穴43bは、使用するネジの頭部より大きな大径部が前面より所定深さに形成され、ネジの頭部より小さくネジ部より小さな小径部が後面側に形成されている。なお、円環ナット43は、従来の表示灯または従来の発信機よりも大きな径を有するのが好ましい。
【0042】
図10に示すカバー40は、比較的径の大きな円板状のカバー本体41および円板状の円環ナット43を備え、それぞれが互いに螺合可能な雄ネジ体42と雌ネジ部43aを備えるため、防災関連機器収容箱用扉31に形成されている開口が小さい場合には、図11(A)のようにしてカバー本体41と円環ナット43とで扉31のパネルを挟み込むことで開口を閉塞し、開口が小さい場合には、図11(B)のようにして開口を閉塞することができる。本実施形態の開口閉塞用のカバーによれば、開口の大きさが異なる防災関連機器収容箱用扉に対応することができる。
【0043】
また、扉31のパネルを挟み込むことができない場合は、円環ナット43の外縁部に設けられたネジ挿入穴43bにネジを挿入して円環ナット43を取付け面に固定して、この円環ナットにカバー本体41を螺合させることで開口を閉塞することができる。また、カバー本体41と円環ナット43とで扉31のパネルを挟み込むことができる場合であっても、開口が大きい場合には、ネジ挿入穴43bにネジを挿入して円環ナット43をパネルの裏面に固定して、この円環ナットにカバー本体41を螺合させることで開口を閉塞してもよい。これにより、螺合状態のカバー本体41と円環ナット43が、螺合したままずれて開口の一部が露出してしまうのを防止することができる。
【0044】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではない。例えば、図10では、開口閉塞用のカバー40のカバー本体41として円形のものを示したが、カバー本体41の形状は円形に限定されず、正方形などの多角形や星形など他の形状であっても良い。円環ナット43も円形に限定されず、正方形などの多角形や星形など他の形状であっても良く、例えばネジ挿通孔43bを有する小径のボス部と該ボス部より放射状に延びる複数のアーム部とから構成されたものであっても良い。さらに円環ナット43は、図3図4の外周部のように把持部を有する構成であると取り付けの際に容易になる。
また、第1~第3の実施形態では、発信機本体10と合体される表示灯15の左右の発光表示部51A,51Bを弓形にしたものを示したが、三日月形やかまぼこ形、三角形、リング状などの形状を採用するようにしても良い。
【0045】
また、前記実施形態では、発信機本体10の取付けベース体13を、前面視で小判形にしたものを示したが、取付けベース体13の形状は小判形に限定されず、円形や楕円形、矩形など他の形状であっても良い。
さらに、前記実施形態では、本発明を、火災報知システムを構成する火災発信機および該発信機と合体可能な表示灯とを組み合わせた機器に適用したものを説明したが、本発明は火災発信機に限定されず、駅のプラットホームや踏切に設置される列車緊急報知用の発信機に広く利用することができる。
尚、前記実施形態の表示灯付発信機アダプタ及び閉塞用カバーは、防災関連機器収容箱用扉に限らず、壁面(パネル)に埋め込まれたスイッチボックス等に単体で取り付けられる発信機と表示灯に対しても適用可能である。
【符号の説明】
【0046】
100 表示灯付発信機
10 発信機本体
11 押釦
12 本体ケース
13 取付けベース体
13A 前面パネル部
13B 開口部
13C 段落部
13D 部分雄ネジ
14 小扉
15 表示灯
51A,51B 表示部
52 台座部
53 開口
20 アダプタ
20A 雌ネジ部
20b だるま穴
22 係止片
23 抑え環
30 取付け面
31 防災関連機器収容箱用扉
33 従来の表示灯
34 従来の発信機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11