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特開2022-116760情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022116760
(43)【公開日】2022-08-10
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20220803BHJP
【FI】
A63F13/69 510
A63F13/69
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021013099
(22)【出願日】2021-01-29
(71)【出願人】
【識別番号】511249637
【氏名又は名称】株式会社Cygames
(74)【代理人】
【識別番号】110000936
【氏名又は名称】特許業務法人青海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】林 悠介
(72)【発明者】
【氏名】高橋 玲央
(72)【発明者】
【氏名】磯嶋 光春
(72)【発明者】
【氏名】古川 佑美
(57)【要約】
【課題】ゲーム意欲を高める。
【解決手段】情報処理プログラムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、してコンピュータを機能させる。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
してコンピュータを機能させる情報処理プログラム。
【請求項2】
前記判定部は、
1の前記報酬群を構成する全ての前記当選種別が決定された場合、もしくは、1の前記報酬群を構成する全ての前記報酬がプレイヤに付与された場合に、該報酬群を前記達成報酬群と判定し、
前記特定数は、1の前記報酬群情報に定められた前記報酬群の数よりも少ない、
請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
複数の前記当選種別には、決定される確率を互いに異にする前記当選種別が含まれる、
請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
してコンピュータを機能させる請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
いずれかの前記達成報酬群について、決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が前記所定数に達したか否かを示唆する示唆演出を実行する演出実行部と、
してコンピュータを機能させる請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項7】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
を備える情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゲーム内通貨を消費することで、抽選によりアイテム等を獲得することができる、所謂ガチャを採用したゲームが知られている。特許文献1には、抽選により獲得可能なアイテムの種類および数が予め設定されたボックス抽選について開示がある。ボックス抽選では、プレイヤが獲得していない残りのアイテムの中から、いずれかが獲得アイテムとして決定される。そして、特許文献1に開示されたボックス抽選では、大当たりアイテムを獲得することで、獲得可能なアイテムがリセットされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6770144号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、アイテム等を獲得することができる抽選では、プレイヤが所望するアイテムを獲得できなかった場合に、ゲーム意欲が低下するという課題がある。
【0005】
本発明は、ゲーム意欲を高めることが可能な情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、情報処理プログラムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、してコンピュータを機能させる。
【0007】
また、判定部は、1の報酬群を構成する全ての当選種別が決定された場合、もしくは、1の報酬群を構成する全ての報酬がプレイヤに付与された場合に、該報酬群を達成報酬群と判定し、特定数は、1の報酬群情報に定められた報酬群の数よりも少なくてもよい。
【0008】
また、複数の当選種別には、決定される確率を互いに異にする当選種別が含まれてもよい。
【0009】
また、情報処理プログラムは、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、してコンピュータを機能させてもよい。
【0010】
また、情報処理プログラムは、いずれかの達成報酬群について、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達したか否かを示唆する示唆演出を実行する演出実行部と、してコンピュータを機能させてもよい。
【0011】
上記課題を解決するために、情報処理方法は、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、を含む。
【0012】
上記課題を解決するために、情報処理システムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、を備える。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ゲーム意欲を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、情報処理システムの概略的な構成を示した説明図である。
図2図2Aは、プレイヤ端末のハードウェアの構成を説明する図である。図2Bは、サーバのハードウェアの構成を説明する図である。
図3図3Aは、報酬抽選ゲームの一例を説明する図である。図3Bは、報酬一覧画面の一例を説明する図である。
図4図4は、報酬抽選テーブルの一例を説明する図である。
図5図5Aは、特典ゲームの一例を説明する図である。図5Bは、特典一覧画面の一例を説明する図である。
図6図6は、シート抽選テーブルの一例を説明する図である。
図7図7Aは、判定枠を説明する図である。図7Bは、報酬枠と報酬との対応関係の一例を説明する図である。図7Cは、特典シートごとの報酬の配置パターンを説明する図である。
図8図8Aは、ラインを説明する図である。図8Bは、報酬群を説明する図である。
図9図9Aは、抽選ゲームの演出の一例を説明する図である。図9Bは、報酬抽選ゲームの開始時の演出の一例を説明する図である。図9Cは、示唆演出を説明する図である。図9Dは、報酬抽選ゲームの終了時の演出の一例を説明する図である。
図10図10Aは、第1示唆演出決定テーブルの一例を説明する図である。図10Bは、第2示唆演出決定テーブルの一例を説明する図である。
図11図11Aは、当選報酬報知画面の一例を説明する図である。図11Bは、特典ゲームの演出の一例を説明する第1の図である。図11Cは、特典ゲームの演出の一例を説明する第2の図である。図11Dは、抽選ゲームのトップ画面の一例を説明する図である。
図12図12Aは、特典ゲームの演出の一例を説明する第3の図である。図12Bは、特典ゲームの演出の一例を説明する第4の図である。図12Cは、獲得特典報知画面の一例を説明する図である。
図13図13Aは、特典ゲームの演出の一例を説明する第5の図である。図13Bは、第1のシート交換画面の一例を説明する図である。図13Cは、特典ゲームの演出の一例を説明する第6の図である。図13Dは、第2のシート交換画面の一例を説明する図である。
図14図14は、プレイヤ端末におけるメモリの構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。
図15図15は、サーバにおけるメモリの構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。
図16図16は、プレイヤ端末およびサーバの基本的な処理を説明するシーケンス図である。
図17図17は、サーバにおけるプレイヤ情報取得処理を説明するフローチャートである。
図18図18は、プレイヤ端末における抽選ゲーム表示処理を説明するフローチャートである。
図19図19は、サーバにおける特典シート交換処理を説明するフローチャートである。
図20図20は、サーバにおける報酬抽選処理を説明するフローチャートである。
図21図21は、プレイヤ端末における抽選ゲーム実行処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態の一態様について詳細に説明する。かかる実施形態に示す数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0016】
(情報処理システムSの全体の構成)
図1は、情報処理システムSの概略的な構成を示した説明図である。情報処理システムSは、クライアントすなわちゲーム端末として機能するプレイヤ端末1と、サーバ100と、通信基地局Naを有する通信ネットワークNとを含む、所謂クライアントサーバシステムである。
【0017】
本実施形態の情報処理システムSは、プレイヤ端末1およびサーバ100がゲーム装置Gとして機能する。プレイヤ端末1およびサーバ100には、それぞれゲームの進行制御の役割分担がなされており、プレイヤ端末1とサーバ100との協働によって、ゲームが進行可能となる。
【0018】
プレイヤ端末1は、通信ネットワークNを介してサーバ100との通信を確立することができる。プレイヤ端末1は、サーバ100と無線もしくは有線による通信接続が可能な電子機器を広く含む。プレイヤ端末1としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等が挙げられる。本実施形態では、プレイヤ端末1として、スマートフォンが用いられる場合について説明する。
【0019】
サーバ100は、複数のプレイヤ端末1と通信接続される。サーバ100は、ゲームをプレイするプレイヤごとに各種の情報を蓄積する。また、サーバ100は、主に、プレイヤ端末1から入力される操作に基づき、蓄積された情報の更新や、プレイヤ端末1に対して画像や各種情報をダウンロードさせる等の処理を遂行する。
【0020】
通信基地局Naは、通信ネットワークNと接続され、プレイヤ端末1と無線による情報の送受信を行う。通信ネットワークNは、携帯電話網、インターネット網、LAN(Local Area Network)、専用回線等で構成され、プレイヤ端末1とサーバ100との無線もしくは有線による通信接続を実現する。
【0021】
(プレイヤ端末1およびサーバ100のハードウェアの構成)
図2Aは、プレイヤ端末1のハードウェアの構成を説明する図である。また、図2Bは、サーバ100のハードウェアの構成を説明する図である。図2Aに示すように、プレイヤ端末1は、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ12、バス14、入出力インタフェース16、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24を含んで構成される。
【0022】
また、図2Bに示すように、サーバ100は、CPU110、メモリ112、バス114、入出力インタフェース116、記憶部118、通信部120、入力部122、出力部124を含んで構成される。
【0023】
なお、サーバ100のCPU110、メモリ112、バス114、入出力インタフェース116、記憶部118、通信部120、入力部122、出力部124の構成および機能は、それぞれ、プレイヤ端末1のCPU10、メモリ12、バス14、入出力インタフェース16、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24と実質的に同じである。したがって、以下では、プレイヤ端末1のハードウェアの構成について説明し、サーバ100については説明を省略する。
【0024】
CPU10は、メモリ12に記憶されたプログラムを動作させ、ゲームの進行を制御する。メモリ12は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)で構成され、ゲームの進行制御に必要となるプログラムおよび各種のデータを記憶する。メモリ12は、バス14を介してCPU10に接続されている。
【0025】
バス14には、入出力インタフェース16が接続される。入出力インタフェース16には、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24が接続されている。
【0026】
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、各種プログラムおよびデータを記憶する。プレイヤ端末1においては、記憶部18に記憶されたプログラムおよびデータが、CPU10によってメモリ12(RAM)にロードされる。
【0027】
通信部20は、通信基地局Naと無線により通信接続され、通信ネットワークNを介して、サーバ100との間で各種データおよびプログラムといった情報の送受信を行う。プレイヤ端末1においては、サーバ100から受信したプログラム等が、メモリ12または記憶部18に格納される。
【0028】
入力部22は、例えば、プレイヤの操作が入力される(操作を受け付ける)タッチパネル、ボタン、キーボード、マウス、十字キー、アナログコントローラ等で構成される。また、入力部22は、プレイヤ端末1に設けられた、あるいは、プレイヤ端末1に接続(外付け)された専用のコントローラであってもよい。さらには、入力部22は、プレイヤ端末1の傾きや移動を検知する加速度センサ、または、プレイヤの音声を検知するマイクで構成されてもよい。すなわち、入力部22は、プレイヤの意思を、識別可能に入力させることができる装置を広く含む。
【0029】
出力部24は、ディスプレイ装置およびスピーカを含んで構成される。なお、出力部24は、プレイヤ端末1に接続(外付け)される機器でもよい。本実施形態では、プレイヤ端末1が、出力部24としてディスプレイ26を備え、入力部22として、ディスプレイ26に重畳して設けられるタッチパネルを備えている。
【0030】
(ゲーム内容)
次に、本実施形態の情報処理システムS、ゲーム装置Gにより提供される抽選ゲームについて説明する。なお、本実施形態の抽選ゲームは、アクションゲーム、バトルゲーム、RPG(Roll Playing Game)、カードゲーム、シューティングゲーム等、いずれのゲーム分野にも適用可能であり、具体的なゲーム内容は特に限定されない。
【0031】
抽選ゲームでは、プレイヤに付与可能な複数の報酬が予め設定されている。プレイヤは、ゲーム内通貨を消費することで抽選ゲームを実行することができる。抽選ゲームでは、複数設けられた報酬のうちのいずれかが当選する抽選処理が実行され、当選した報酬がプレイヤに付与される。より詳細には、抽選ゲームでは、複数設けられた当選種別のうちのいずれかを決定する抽選処理が実行され、抽選処理で当選した当選種別に対応する報酬がプレイヤに付与される。当選種別と報酬とは1対1で対応しているため、以下では、理解を容易とするために、当選種別を報酬として説明する。また、以下では、抽選処理で当選し、プレイヤに付与される報酬を当選報酬と呼ぶ。報酬は、例えば、ゲーム内で使用可能なキャラクタや各種のアイテムであり、プレイヤに付与された報酬は、プレイヤ情報に対応付けて記憶される。
【0032】
つまり、プレイヤは、抽選ゲームにより、キャラクタやアイテム等を、ゲーム内通貨と引き換えに獲得、所持することができる。ただし、報酬の内容は適宜設定可能であり、具体的な報酬の内容は特に限定されるものではない。
【0033】
また、本実施形態のゲームでは、不定期にイベントが開催される。イベントの開催期間中、プレイヤは、所定のゲームをプレイすることができる。また、プレイヤは、所定のゲームをプレイもしくはクリアすることで、イベント専用通貨を獲得することができる。プレイヤは、イベント専用通貨をゲーム内通貨として消費することで、イベントの開催期間中に限って、イベント専用の抽選ゲームを実行することができる。
【0034】
本実施形態では、以下に説明する抽選ゲームが、イベントの開催期間中に限って実行可能となるイベント専用の抽選ゲームであることとする。ただし、以下に説明する抽選ゲームは、イベント専用ではなく、イベントの開催期間中に限らず、定常的に実行可能であってもよい。
【0035】
図3Aは、報酬抽選ゲームの一例を説明する図であり、図3Bは、報酬一覧画面の一例を説明する図である。ゲーム中、ディスプレイ26の下部には、メニューバー30が表示される。メニューバー30には、抽選ゲーム選択部30aを含む複数の選択部が設けられている。タッチパネルには、各選択部に重なるようにタップ領域が設定され、タップ領域がタップされると、ディスプレイ26の画面が、タップされた選択部に対応する画面に切り替わる。抽選ゲーム選択部30aがタップされると、図3Aに示すように、報酬抽選ゲーム画面が表示される。報酬抽選ゲーム画面は、抽選ゲームのトップ画面(以下、抽選トップ画面と呼ぶ)に設定されている。
【0036】
報酬抽選ゲーム画面では、ディスプレイ26の右上に、コイン所持数表示部32が表示される。コイン所持数表示部32には、イベント専用通貨であるコインの所持数が表示される。プレイヤは、1つのコインを消費することで、抽選ゲームを1回実行することができる。したがって、プレイヤは、コイン所持数表示部32に表示されるコインの所持数により、抽選ゲームの実行可能回数を把握することができる。
【0037】
ここで、抽選ゲームは、報酬抽選ゲームおよび特典ゲームの2つのゲームを含んで構成される。抽選ゲームでは、複数の報酬の中から1つの当選報酬を決定する抽選処理が1回実行され、決定された1つの当選報酬が、報酬抽選ゲームおよび特典ゲームに適用される。
【0038】
報酬抽選ゲーム画面には、ルーレット画像34、報酬一覧タブ36、抽選開始ボタン38および特典シート表示タブ40が表示される。ルーレット画像34は、抽選ゲームのうち報酬抽選ゲームに対応する画像であり、円環状の表示領域を8等分した8つの当選領域34aを含む。8つの当選領域34aには、抽選処理で当選可能な報酬を示す報酬画像と、各報酬の等級とがそれぞれ示されている。また、当選領域34aの外側には、円環状の装飾領域34bが設けられている。
【0039】
また、タッチパネルには、報酬一覧タブ36、抽選開始ボタン38および特典シート表示タブ40上に、それぞれタップ領域が設けられている。報酬一覧タブ36がタップされると、図3Bに示す報酬一覧画面が表示される。報酬一覧画面には、抽選処理で当選可能な報酬が識別可能に表示される。図3Bに示すように、本実施形態では、8種類の報酬が設けられており、各報酬には、1等から8等までの等級が割り振られている。
【0040】
そして、報酬抽選ゲーム画面において、抽選開始ボタン38がタップされた後、後述する抽選要求操作が入力されると、プレイヤ端末1からサーバ100に抽選要求情報が送信される。サーバ100では、抽選要求情報を受信すると、8種類の報酬から1の当選報酬を決定する抽選処理が実行される。
【0041】
図4は、報酬抽選テーブルの一例を説明する図である。サーバ100の記憶部118には、報酬抽選テーブルが記憶されており、抽選要求情報を受信すると、報酬抽選テーブルを用いて抽選処理が実行される。報酬抽選テーブルには、1等の報酬Aから8等の報酬Hまでの8種類の報酬のそれぞれに対して置数が割り振られており、各報酬の当選確率が図示のとおりに設定されている。図4に示すように、この報酬抽選テーブルでは、1等の報酬Aの当選確率が最も低く、8等の報酬Hの当選確率が最も高く設定されている。
【0042】
なお、ここでは、8種類の報酬が設けられることとしたが、抽選処理で当選可能な報酬の数は適宜設計可能である。また、ここでは、複数の報酬には、当選報酬に決定される確率、すなわち当選確率を互いに異にする報酬が含まれることとしたが、全ての報酬の当選確率が等しく設定されてもよい。
【0043】
また、プレイヤは、イベント期間中、抽選ゲームを繰り返し実行することができる。ここでは、報酬抽選テーブルが1つのみ設けられており、各報酬の当選確率は、抽選ゲームの実行回数や実行タイミングに拘わらず一定である。ただし、各報酬の当選確率を異にする報酬抽選テーブルが複数設けられ、抽選ゲームの実行回数や実行タイミングによって、異なる報酬抽選テーブルが用いられてもよい。この場合、各報酬の当選確率が、抽選ゲームによって異なり得る。また、報酬抽選テーブルが複数設けられる場合に、当選可能な報酬の一部もしくは全部が、報酬抽選テーブルによって異なってもよい。
【0044】
以上のように、抽選ゲームでは、抽選処理により、複数設けられた報酬の中からいずれかが当選報酬に決定される。そして、報酬抽選ゲームでは、当選報酬がプレイヤに付与されるが、このとき、当選報酬を示唆または報知する演出が実行される。なお、報酬抽選ゲームに係る演出については後述する。
【0045】
図5Aは、特典ゲームの一例を説明する図であり、図5Bは、特典一覧画面の一例を説明する図である。図3Aに示す報酬抽選ゲーム画面において、特典シート表示タブ40がタップされると、図5Aに示す特典ゲーム画面がディスプレイ26に表示される。特典ゲーム画面では、リターンタブ42、特典シート44およびシート交換ボタン46が表示される。タッチパネルには、リターンタブ42上にタップ領域が設けられており、リターンタブ42がタップされると、特典ゲーム画面から、図3Aに示す報酬抽選ゲーム画面に遷移する。
【0046】
特典シート44には、8つの報酬枠45a、45b、45c、45d、45e、45f、45g、45h、および、解放枠45xが表示される。以下では、報酬枠45a、45b、45c、45d、45e、45f、45g、45hを総称して、単に報酬枠と呼び、報酬枠および解放枠45xを総称して判定枠と呼ぶ。9つの判定枠は、高さ方向に、上段、中段、下段の3段、幅方向に、左列、中列、右列の3列に整列配置されている。9つの判定枠のうち、中段の中列に配される解放枠45xには、「Free」と表示されている。
【0047】
ここで、特典シート44は複数設けられており、各特典シート44には、8つの報酬枠のそれぞれに、抽選処理で決定される8種類の報酬のいずれか1つが対応付けられている。報酬枠には、それぞれの報酬枠に対応する報酬を示す報酬画像が表示されている。
【0048】
なお、8つの報酬枠に対応付けられる報酬は、特典シート44ごとに異なっている。換言すれば、複数の特典シート44は、報酬枠と報酬との対応関係、すなわち、報酬の配置パターンが互いに異なる。プレイヤには、複数の特典シート44の中から抽選により決定された1の特典シート44が付与される。プレイヤは、付与された特典シート44を所持することとなり、特典ゲーム画面には、プレイヤが現在所持している特典シート44が表示される。
【0049】
特典ゲームは、所謂ビンゴゲームであり、特典シート44の配布時には、解放枠45xが予め獲得枠に設定され、報酬枠が、予め未獲得枠に設定されている。そして、報酬枠に対応付けられた報酬が、上記の抽選処理で当選報酬に決定されると、当該報酬枠が未獲得枠から獲得枠になる。そして、特典シート44において、縦、横、斜めのいずれかに、獲得枠が一直線上に3つ揃うと、1ライン成立となり、成立ライン数に対応する特典がプレイヤに付与される。
【0050】
図5Bに示す特典一覧画面には、成立ライン数ごとに付与される特典が表示される。特典ゲームでは、最大で8つのラインが成立するが、プレイヤは、特典一覧画面において、上方向にフリック操作を行うことで、1ライン成立時の特典から、8ライン成立時の特典までを確認することができる。なお、特典一覧画面においては、現在の特典シート44において、既に成立したライン数、換言すれば、プレイヤが獲得済みの特典が識別可能に表示される。ここでは、成立したライン数に対応する部分に「Clear」と表示されることで、プレイヤは、獲得済みの特典を確認することができる。
【0051】
なお、図3Bに示す報酬一覧画面、および、図5Bに示す特典一覧画面には、報酬一覧切替タブ48aおよび特典一覧切替タブ48bが設けられている。報酬一覧画面の表示中に、特典一覧切替タブ48bがタップされると、特典一覧画面が表示され、特典一覧画面の表示中に報酬一覧切替タブ48aがタップされると、報酬一覧画面が表示される。報酬一覧画面または特典一覧画面の表示中に、ディスプレイ26がタップされると、図3Aに示す報酬抽選ゲーム画面が表示される。
【0052】
また、特典ゲームでは、シート交換条件が予め設定されており、プレイヤは、シート交換条件が成立すると、特典シート44を交換することができる。ここでは、特典シート44において3ラインを成立させることが、シート交換条件として設定されている。タッチパネルには、シート交換ボタン46上にタップ領域が設けられているが、3ラインが成立していない状態では、シート交換ボタン46が無効化されている。シート交換条件が成立していない状態では、図5Aに示すように、シート交換ボタン46がグレーアウトしている。
【0053】
一方、特典シート44において3ラインが成立し、シート交換条件が成立すると、シート交換ボタン46が有効化される。プレイヤは、有効化された状態のシート交換ボタン46をタップすることで、特典シート44を交換することができる。
【0054】
図6は、シート抽選テーブルの一例を説明する図である。サーバ100の記憶部118には、シート抽選テーブルが記憶されており、シート要求情報を受信すると、シート抽選テーブルを用いてシート決定処理が実行される。上記したように、特典ゲームにおいては、互いに報酬の配置パターンが異なる複数の特典シート44が設けられている。シート抽選テーブルには、特典シート44ごとに置数が割り振られており、各特典シート44の決定確率が設定されている。ここでは、例えば特典シート44が20パターン設けられており、全ての特典シート44の決定確率が5%に設定されている。ただし、特典シート44の数や決定確率は特に限定されない。
【0055】
例えば、特典シート44は1種類のみ設けられており、シート交換条件が成立すると、同一の特典シート44がリセット可能になってもよい。また、例えば、特典シート44は、抽選により決定されるのではなく、プレイヤが所望の特典シート44を選択可能であってもよい。また、ここでは、1つの特典シート44のみを所持可能としたが、同時に複数の特典シート44が所持可能であってもよい。また、ここでは、特典シート44が、プレイヤに無償で付与されることとするが、プレイヤは、ゲーム内通貨やアイテムと引き換えに特典シート44を所持可能としてもよい。また、ここでは、全ての特典シート44において、共通の報酬が配置されているが、特典シート44ごとに、異なる報酬が配置されてもよい。この場合、例えば、特典シート44が交換されることで、報酬抽選ゲームで当選可能な報酬が変更されてもよい。また、ここでは、特典シート44の交換回数に拘わらず、常に共通の特典が付与されるが、特典シート44の交換回数によって、付与される特典が異なってもよい。
【0056】
図7Aは、判定枠を説明する図である。図7Bは、報酬枠と報酬との対応関係の一例を説明する図である。図7Cは、特典シート44ごとの報酬の配置パターンを説明する図である。図7Aに示すように、特典シート44には、報酬枠45a~45hおよび解放枠45xが設けられている。また、本実施形態では、抽選ゲームの抽選処理で当選報酬に決定される報酬として、報酬A~Hが設けられている。
【0057】
特典シート44においては、図7Bおよび図7Cに示すように、報酬枠45a~45hのそれぞれに、報酬A~Hのいずれか1つが対応付けられている。具体的には、複数の特典シート44には、それぞれ、報酬枠と報酬とが対応付けられた配置パターンが設定されている。例えば、配置パターンaの特典シート44においては、報酬枠45aに報酬H、報酬枠45bに報酬E、報酬枠45cに報酬D、報酬枠45dに報酬F、報酬枠45eに報酬C、報酬枠45fに報酬A、報酬枠45gに報酬B、報酬枠45hに報酬Gが対応付けられている。
【0058】
したがって、配置パターンaの特典シート44においては、報酬の配置が図7Bに示すとおりとなる。配置パターンは、特典シート44ごとに予め設定されており、全ての特典シート44すなわち配置パターンにおいて、報酬枠と報酬との対応関係の少なくとも1つが異なっている。
【0059】
図8Aは、ラインを説明する図である。図8Bは、報酬群を説明する図である。図8Aに示すように、特典シート44においては、縦、横、斜めの一直線上に、3つの判定枠が配置されている。そして、特典シート44では、報酬枠45a、45hおよび解放枠45xを結ぶ第1ライン、報酬枠45c、45fおよび解放枠45xを結ぶ第2ライン、報酬枠45b、45gおよび解放枠45xを結ぶ第3ライン、報酬枠45d、45eおよび解放枠45xを結ぶ第4ライン、報酬枠45a、45b、45cを結ぶ第5ライン、報酬枠45f、45g、45hを結ぶ第6ライン、報酬枠45a、45d、45fを結ぶ第7ライン、報酬枠45c、45e、45hを結ぶ第8ラインが形成される。
【0060】
上記の第1ラインから第8ラインは、ライン上の3つの判定枠が全て獲得枠になると、成立ラインと判定される。したがって、図8Aに示す配置パターンaの特典シート44では、例えば、報酬H、Gが当選報酬に決定されると、第1ラインが成立ラインとなり、報酬A、B、Gが当選報酬に決定されると、第6ラインが成立ラインとなる。
【0061】
ここで、特典シート44には、配置パターンとは別に、複数の報酬群が定められた報酬群情報が対応付けられている。図8Bに示すように、報酬群は、複数の報酬を組み合わせて構成されるものであり、例えば、配置パターンaの特典シート44には、図8Bに示す8つの報酬群が設定されている。図8Bに示すNo.1の報酬群は、2つの報酬H、Gの組み合わせにより構成されている。同様に、No.2の報酬群は、報酬A、Dの組み合わせにより構成され、No.3の報酬群は、報酬B、Eの組み合わせにより構成され、No.4の報酬群は、報酬C、Fの組み合わせにより構成されている。
【0062】
さらに、No.5の報酬群は、報酬D、E、Hの組み合わせにより構成され、No.6の報酬群は、報酬A、B、Gの組み合わせにより構成され、No.7の報酬群は、報酬A、F、Hの組み合わせにより構成され、No.8の報酬群は、報酬C、D、Gの組み合わせにより構成されている。ここでは、図8Bに示す報酬群番号が、図8Aに示すラインの番号と一致している。
【0063】
このように、特典シート44には、報酬枠に報酬を表示するための配置パターンと、複数(ここでは8つ)の報酬群が定められた報酬群情報とが設けられている。特典ゲームでは、当選報酬に決定された報酬が記憶され、当選報酬に決定された報酬の数が所定数(ここでは2つまたは3つ)に達した報酬群が、達成報酬群と判定される。より詳細には、1の報酬群を構成する全ての報酬が当選報酬に決定された場合に、この報酬群が達成報酬群と判定される。したがって、達成報酬群の数は、成立ライン数と一致する。
【0064】
報酬群情報は、特典シート44ごとに設けられており、達成報酬群の有無の判定に用いられる。この判定により、達成報酬群の数に対応した特典がプレイヤに付与される。なお、達成報酬群の数が、予め設定された特定数(ここでは3)に達したことを条件として、特典シート44が変更可能となる。特典シート44が変更されると、報酬群情報も変更されることから、達成報酬群の数が特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更が可能となるとも言える。
【0065】
なお、ここでは、報酬群を構成する全ての報酬が当選報酬に決定された場合に、この報酬群が達成報酬群と判定されることとした。ただし、例えば、一直線上に配される判定枠が5つの場合には、1の報酬群が、最大で5つの報酬により構成される。この場合において、1の報酬群を構成する5つの報酬のうち、例えば4つの報酬が当選報酬に決定されると、当該報酬群が達成報酬群であると判定されてもよい。
【0066】
また、ここでは、達成報酬群の数が、予め設定された特定数である3つに達したことを条件として、特典シート44が変更可能となる。また、1の報酬群情報において、8つの報酬群が定められている。したがって、特定数は、1の報酬群情報に定められた報酬群の数よりも少ない。つまり、8つのライン全てが成立していない状態で、プレイヤは特典シート44を交換することができる。ただし、例えば、特定数を8つに設定し、全ての報酬群が達成報酬群と判定された場合に、特典シート44の変更が可能となってもよい。この場合には、8種類の報酬の全てが当選報酬に決定される必要がある。
【0067】
次に、抽選ゲームにおける演出について説明する。
【0068】
図9Aは、抽選ゲームの演出の一例を説明する図である。図9Bは、報酬抽選ゲームの開始時の演出の一例を説明する図である。図9Cは、示唆演出を説明する図である。図9Dは、報酬抽選ゲームの終了時の演出の一例を説明する図である。図3Aに示す報酬抽選ゲーム画面において、抽選開始ボタン38がタップされると、図9Aに示すように、報酬抽選ゲーム画面上に、開始確認ポップアップ50が表示される。開始確認ポップアップ50では、所持コインを消費することが報知される。また、開始確認ポップアップ50には、スタートボタン50aおよびリターンボタン50bが表示される。
【0069】
タッチパネルには、スタートボタン50a上およびリターンボタン50b上にタップ領域が設けられる。リターンボタン50bがタップされると、開始確認ポップアップ50が非表示となる。また、スタートボタン50aがタップ(抽選要求操作が入力)されると、プレイヤ端末1からサーバ100に抽選要求情報が送信され、サーバ100において抽選処理が実行される。
【0070】
なお、詳しい説明は省略するが、抽選ゲームに必要となる所持コイン数が不足している場合には、スタートボタン50aが無効化され、プレイヤによる抽選要求操作の入力が不可能となる。ただし、スタートボタン50aがタップされた場合に、所持コイン数に拘わらず、抽選要求情報がサーバ100に送信され、サーバ100において、抽選ゲームに必要となるコインが所持されているかを判定してもよい。この場合、サーバ100において、抽選ゲームに必要となる所持コイン数が不足していると判定されると、抽選ゲームを実行不可能である旨の情報をプレイヤ端末1が受信し、抽選ゲームが不実行である旨が報知されればよい。
【0071】
そして、プレイヤ端末1において、サーバ100から、抽選処理の結果、すなわち、当選報酬を示す報酬抽選結果情報を受信すると、図9Bに示すように、ルーレット演出が開始される。
【0072】
ルーレット演出では、上記したルーレット画像34と、キャラクタ52とが表示される。そして、図9Cに示すように、ルーレット画像34において、当選領域34aが図中矢印方向に回転した後、図9Dに示すように、当選領域34aの回転が停止する。このとき、ルーレット画像34の上方に示される針が、当選報酬の報酬画像が示された当選領域34aを指し示している。このようにして、ルーレット演出により、当選報酬がプレイヤに報知される。
【0073】
また、ルーレット演出中、すなわち、当選領域34aの回転開始から終了までの間は、示唆演出が実行される。示唆演出は、第1示唆演出および第2示唆演出を含む。第1示唆演出は、当選報酬を示唆する演出であり、第2示唆演出は、特典ゲームにおけるラインの成立数を示唆する演出である。
【0074】
第1示唆演出では、例えば、キャラクタ52が装飾領域34bの周囲を走り回る画像が表示される。このとき、第1示唆演出の実行パターンは、複数(ここでは5つ)設けられており、実行パターンごとに、キャラクタ52の動作が異なっている。
【0075】
第2示唆演出では、例えば、装飾領域34bの表示態様が変化する。このとき、第2示唆演出の実行パターンは、複数(ここでは4つ)設けられており、実行パターンごとに、装飾領域34bの表示態様が異なっている。
【0076】
図10Aは、第1示唆演出決定テーブルの一例を説明する図である。図10Bは、第2示唆演出決定テーブルの一例を説明する図である。プレイヤ端末1の記憶部18には、第1示唆演出決定テーブルおよび第2示唆演出決定テーブルが記憶されている。プレイヤ端末1では、報酬抽選結果情報を受信すると、第1示唆演出決定テーブルを用いて、第1示唆演出の実行パターンが決定される。
【0077】
第1示唆演出決定テーブルでは、8種類の報酬のそれぞれに対して、実行パターンA~Eの5つの実行パターンの選択比率が設定されている。例えば、報酬Aが当選報酬に決定された場合、第1示唆演出の実行パターンとして、実行パターンAが5%、実行パターンBが10%、実行パターンCが15%、実行パターンDが30%、実行パターンEが40%の確率で決定される。また、例えば、報酬Hが当選報酬に決定された場合、第1示唆演出の実行パターンとして、実行パターンAが40%、実行パターンB、Cがそれぞれ25%、実行パターンDが10%の確率で決定される。
【0078】
この第1示唆演出決定テーブルによれば、例えば、実行パターンEは、報酬Aが当選報酬に決定された場合に限り選択され得る。したがって、実行パターンEの示唆演出が実行されることで、1等の報酬Aに当選したことがプレイヤに示唆される。また、例えば、第1示唆演出の実行パターンAは、等級が低くなるほど選択比率が高くなる。したがって、実行パターンAの第1示唆演出が実行された場合には、等級の低い報酬に当選した可能性が高いことが示唆される。
【0079】
また、サーバ100においては、抽選処理が実行されると、報酬群情報に基づいて、今回の当選報酬によって同時に成立するライン数を判定するライン判定処理が行われる。プレイヤ端末1は、報酬抽選結果情報とともに、ライン判定処理の結果を示すライン判定情報を受信する。プレイヤ端末1では、ライン判定情報を受信すると、第2示唆演出決定テーブルを用いて、第2示唆演出の実行パターンが決定される。
【0080】
第2示唆演出決定テーブルでは、同時に成立するライン数ごとに、第2示唆演出の4つの実行パターンの選択比率が設定されている。第2示唆演出の4つの実行パターンでは、それぞれ、装飾領域34bの表示態様が、「点滅」、「赤」、「紫」、「虹」となる。例えば、同時に成立したライン数が0の場合、第2示唆演出の実行パターンとして、必ず「点滅」が決定される。また、例えば、同時に成立したライン数が3の場合、第2示唆演出の実行パターンとして、「点滅」が10%、「赤」が20%、「紫」が30%、「虹」が40%の確率で決定される。
【0081】
図10Bに示す例では、「虹」は、同時に3ライン成立した場合に限り選択される。したがって、装飾領域34bの虹色の表示は、3ラインの同時成立を示唆するものとなる。このように、第2示唆演出では、装飾領域34bの表示態様により、成立したライン数が示唆される。換言すれば、第2示唆演出は、いずれかの達成報酬群について、当選報酬に決定された報酬の数が所定数に達したか否かが示唆される。なお、ここでは、成立したライン数に基づいて、第2示唆演出の実行パターンが決定されることとしたが、ライン数ではなく、単にラインの成立有無に基づいて、第2示唆演出の実行パターンが決定されてもよい。
【0082】
図11Aは、当選報酬報知画面の一例を説明する図である。図11Bは、特典ゲームの演出の一例を説明する第1の図である。図11Cは、特典ゲームの演出の一例を説明する第2の図である。図11Dは、抽選ゲームのトップ画面の一例を説明する図である。図9Dに示すように、ルーレット画像34における当選領域34aの回転が停止し、ルーレット演出が終了すると、図11Aに示す当選報酬報知画面が表示される。当選報酬報知画面では、当選報酬を報知する当選報酬ポップアップ54が表示される。また、当選報酬ポップアップ54には、クローズボタン54aが設けられる。タッチパネルには、クローズボタン54a上にタップ領域が設けられ、クローズボタン54aがタップされると、当選報酬ポップアップ54すなわち当選報酬報知画面が非表示となる。
【0083】
当選報酬報知画面が非表示となることで、報酬抽選ゲームに関する演出、すなわち、報酬抽選ゲームが終了し、特典ゲームに関する演出が開始される。クローズボタン54aがタップされると、図11Bに示すように、現在、プレイヤが所持している特典シート44が表示される。そして、当選報酬に決定された報酬の報酬枠が未獲得枠である場合には、図11Cに示すように、獲得枠報知演出が実行される。獲得枠報知演出では、未獲得枠から獲得枠に更新された報酬枠上に、「GET」と記された獲得枠識別画像56が重畳表示される。
【0084】
なお、ディスプレイ26には、特典シート44とともに、リターンタブ42およびシート交換ボタン46が表示されている。図11Cに示す例では、シート交換条件が成立していないため、シート交換ボタン46が無効化されている。そして、リターンタブ42がタップされると、特典ゲームが終了となり、図11Dに示すように、抽選ゲームのトップ画面が表示される。
【0085】
図12Aは、特典ゲームの演出の一例を説明する第3の図である。図12Bは、特典ゲームの演出の一例を説明する第4の図である。図12Cは、獲得特典報知画面の一例を説明する図である。上記のように、図11Cに示す状態でリターンタブ42がタップされて1回目の抽選ゲームが終了し、図11Dに示す抽選ゲームのトップ画面が表示されたとする。その後、イベント期間中に、2回目の抽選ゲームが実行され、上記と同様に、報酬抽選ゲームが終了したとする。
【0086】
そして、2回目の抽選ゲームで当選報酬に決定された報酬の報酬枠が未獲得枠であり、図12Aに示すように、獲得枠報知演出が実行されたとする。図12Aに示す例では、第3ラインが新たに成立している。このように、新たにラインが成立した場合には、図12Bに示すように、成立したラインが識別表示されるとともに、新たなラインの成立がプレイヤに報知される。
【0087】
その後、図12Cに示すように、獲得特典報知画面が表示される。獲得特典報知画面では、プレイヤに付与される特典を報知する獲得特典ポップアップ58が表示される。また、獲得特典ポップアップ58には、クローズボタン58aが設けられる。タッチパネルには、クローズボタン58a上にタップ領域が設けられ、クローズボタン58aがタップされると、獲得特典ポップアップ58が非表示となり、図12Aに示す状態となる。
【0088】
図13Aは、特典ゲームの演出の一例を説明する第5の図である。図13Bは、第1のシート交換画面の一例を説明する図である。図13Cは、特典ゲームの演出の一例を説明する第6の図である。図13Dは、第2のシート交換画面の一例を説明する図である。図13Aに示すように、複数回の抽選ゲームすなわち特典ゲームに亘り、3ラインが成立すると、シート交換ボタン46が有効化される。そして、有効化されたシート交換ボタン46がタップされると、図13Bに示すように、第1のシート交換画面が表示される。
【0089】
第1のシート交換画面では、交換確認ポップアップ60が表示される。交換確認ポップアップ60では、特典シート44の交換を確認するメッセージが表示される。また、交換確認ポップアップ60には、決定ボタン60aおよび取消ボタン60bが設けられる。タッチパネルには、決定ボタン60aおよび取消ボタン60b上にタップ領域が設けられ、決定ボタン60aがタップされると、シート要求情報がプレイヤ端末1からサーバ100に送信される。サーバ100では、シート要求情報を受信すると、シート抽選テーブルを用いてシート決定処理が実行される。これにより、特典シート44の交換が完了する。なお、取消ボタン60bがタップされると、交換確認ポップアップ60が非表示となり、図13Aに示す状態に戻る。
【0090】
また、図13Cに示すように、複数回の抽選ゲームすなわち特典ゲームに亘り、8ラインの成立が報知されると、強制的に、図13Dに示す第2のシート交換画面が表示される。第2のシート交換画面では、交換報知ポップアップ62が表示される。交換報知ポップアップ62では、特典シート44の交換を報知するメッセージが表示される。なお、詳しくは後述するが、サーバ100では、成立ライン数が最大数に達した時点で、特典シート44が交換されている。
【0091】
また、交換報知ポップアップ62には、クローズボタン62aが設けられる。タッチパネルには、クローズボタン62a上にタップ領域が設けられ、クローズボタン62aがタップされると、交換報知ポップアップ62が非表示となり、図13Cに示す状態に戻る。
【0092】
以上のように、本実施形態の抽選ゲームによれば、抽選処理により、1の当選報酬が決定される。そして、抽選ゲームは、報酬抽選ゲームおよび特典ゲームを含み、報酬抽選ゲームでは、当選報酬がプレイヤに付与され、また、当選報酬を示唆、報知する演出が実行される。また、特典ゲームでは、報酬抽選ゲームと共通の当選報酬に基づいて、達成報酬群の数、すなわち、成立ライン数が判定され、達成報酬群(成立ライン数)に基づいて、プレイヤに特典が付与される。
【0093】
このように、抽選ゲームでは、1の当選報酬が、報酬抽選ゲームと特典ゲームとの双方に共通で適用される。そのため、仮に、等級の低い報酬が当選報酬に決定されたとしても、ラインが成立することで特典がプレイヤに付与される可能性があり、抽選ゲームへの参加意欲が向上する。
【0094】
また、例えば、レアアイテム等の等級の高い報酬を既に獲得しているが、希少性が低く、等級の低い報酬を獲得していない結果、成立ライン数が少ないといった状況が生じ得る。このような場合、ラインの成立、すなわち、特典の獲得を優先して、等級の低い報酬の当選を目指すのか、あるいは、特典は諦めて特典シート44を交換し、等級の高い報酬の獲得を目指すのかといった判断がプレイヤに要求される。このように、本実施形態によれば、単に報酬を獲得するだけではなく、戦略性が要求されることとなり、抽選ゲームの興趣が向上する。
【0095】
また、上記とは逆に、等級の高い報酬は獲得していないが、等級の低い報酬を多数獲得しており、成立ライン数が多いといったこともある。この場合、例えば、等級の高い報酬よりも、ラインの成立により獲得可能な特典の方がプレイヤにとって好ましいものであれば、プレイヤは、等級の高い報酬を獲得せずとも、特典シート44を次々と交換することも考えられる。
【0096】
従来、所謂ボックスガチャと呼ばれる抽選ゲームでは、当選確率の低い、希少性の高いアイテム等に当選することで、ボックスをリセットしたり、あるいは、他のボックスに移行したりすることが可能となる。これに対して、本実施形態によれば、等級の高い報酬を獲得せずに、特典シート44を交換することが可能となり、従来のボックスガチャにはない、新たな興趣が提供される。
【0097】
次に、上記の抽選ゲームを実行するためのプレイヤ端末1およびサーバ100の機能的構成について説明する。なお、ここでは、抽選ゲームに係る機能的構成について説明し、その他の構成については説明を省略する。
【0098】
(プレイヤ端末1の機能的構成)
図14は、プレイヤ端末1におけるメモリ12の構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。メモリ12には、プログラム記憶領域12a、および、データ記憶領域12bが設けられている。CPU10は、ゲームの開始時に、記憶部18に記憶されている端末側抽選ゲーム用プログラム(モジュール)や抽選ゲーム用テーブルを読み出してプログラム記憶領域12aに記憶する。
【0099】
端末側抽選ゲーム用プログラムには、報酬抽選ゲーム実行プログラム70、特典ゲーム実行プログラム72、シート交換許可プログラム74、演出実行プログラム76が含まれる。なお、図14に示すプログラムは一例であり、プレイヤ端末1には、この他にも多数のプログラムが設けられている。また、データ記憶領域12bには、データを記憶する記憶部として、所持情報記憶部80が設けられている。なお、データ記憶領域12bには、この他にも多数の記憶部が設けられている。
【0100】
CPU10は、プログラム記憶領域12aに記憶された各プログラムを動作させ、データ記憶領域12bの各記憶部のデータを更新する。そして、CPU10は、プログラム記憶領域12aに記憶された端末側抽選ゲーム用プログラムを動作させることで、プレイヤ端末1を、端末側抽選ゲーム制御部1Aとして機能させる。端末側抽選ゲーム制御部1Aは、報酬抽選ゲーム実行部70a、特典ゲーム実行部72a、シート交換許可部74a(許可部)および演出実行部76a(演出実行部)を含む。
【0101】
具体的には、CPU10は、報酬抽選ゲーム実行プログラム70を動作させ、コンピュータを報酬抽選ゲーム実行部70aとして機能させる。同様に、CPU10は、特典ゲーム実行プログラム72、シート交換許可プログラム74、演出実行プログラム76を動作させ、それぞれ特典ゲーム実行部72a、シート交換許可部74a、演出実行部76aとして機能させる。
【0102】
報酬抽選ゲーム実行部70aは、報酬抽選ゲームの実行を制御する。
【0103】
特典ゲーム実行部72aは、特典ゲームの実行を制御する。
【0104】
シート交換許可部74aは、シート交換条件の成立可否を判定し、シート交換ボタン46を有効化または無効化する。
【0105】
演出実行部76aは、第1示唆演出決定テーブルおよび第2示唆演出決定テーブルを用いて、第1示唆演出および第2示唆演出の実行パターンを決定し、決定した実行パターンの第1示唆演出および第2示唆演出を実行する。
【0106】
所持情報記憶部80には、特典シート44、報酬や特典としてのアイテム、キャラクタ等が記憶される。
【0107】
(サーバ100の機能的構成)
図15は、サーバ100におけるメモリ112の構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。メモリ112には、プログラム記憶領域112a、および、データ記憶領域112bが設けられている。CPU110は、サーバ側抽選ゲーム用プログラム(モジュール)をプログラム記憶領域112aに記憶する。
【0108】
サーバ側抽選ゲーム用プログラムには、当選報酬抽選プログラム130、当選報酬付与プログラム132、特典シート決定プログラム134、報酬群情報設定プログラム136、報酬群判定プログラム138、特典付与プログラム140が含まれる。なお、図15に示すプログラムは一例であり、この他にも多数のプログラムが設けられている。
【0109】
データ記憶領域112bには、データを記憶する記憶部として、プレイヤ情報記憶部150、当選報酬記憶部152、報酬群情報記憶部154、成立ライン数記憶部156が設けられている。なお、上記の各記憶部は一例であり、データ記憶領域112bには、この他にも多数の記憶部が設けられている。
【0110】
CPU110は、プログラム記憶領域112aに記憶された各プログラムを動作させ、データ記憶領域112bの各記憶部のデータを更新する。そして、CPU110は、プログラム記憶領域112aに記憶された各プログラムを動作させることで、サーバ100を、サーバ側抽選ゲーム制御部100Aとして機能させる。サーバ側抽選ゲーム制御部100Aは、当選報酬抽選部130a(決定部)、当選報酬付与部132a(付与部)、特典シート決定部134a、報酬群情報設定部136a(設定部)、報酬群判定部138a(判定部)、特典付与部140a(特典付与部)を含む。
【0111】
具体的には、CPU110は、当選報酬抽選プログラム130を動作させ、コンピュータを当選報酬抽選部130aとして機能させる。同様に、CPU110は、当選報酬付与プログラム132、特典シート決定プログラム134、報酬群情報設定プログラム136、報酬群判定プログラム138、特典付与プログラム140を動作させ、それぞれ当選報酬付与部132a、特典シート決定部134a、報酬群情報設定部136a、報酬群判定部138a、特典付与部140aとして機能させる。
【0112】
当選報酬抽選部130aは、抽選要求情報を受信すると、報酬抽選テーブルを用いて抽選処理を行い、当選報酬を決定する。また、当選報酬抽選部130aは、決定した当選報酬を当選報酬記憶部152に記憶する。
【0113】
当選報酬付与部132aは、抽選処理で当選報酬に決定された報酬をプレイヤ情報記憶部150に記憶する。当選報酬に決定された報酬がプレイヤ情報記憶部150に記憶されることで、当該当選報酬がプレイヤに付与される。
【0114】
特典シート決定部134aは、シート要求情報を受信すると、シート抽選テーブルを用いてシート決定処理を行い、特典シート44を決定する。
【0115】
報酬群情報設定部136aは、決定された特典シート44に対応する報酬群情報を報酬群情報記憶部154に設定する。
【0116】
報酬群判定部138aは、報酬群情報記憶部154に記憶された報酬群情報と、当選報酬記憶部152に記憶された当選報酬とに基づいて、当選報酬に決定された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する。また、報酬群判定部138aは、達成報酬群の数を、成立ライン数記憶部156に記憶する。
【0117】
特典付与部140aは、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤ情報記憶部150に記憶する。特典がプレイヤ情報記憶部150に記憶されることで、当該特典がプレイヤに付与される。
【0118】
(プレイヤ端末1およびサーバ100の制御処理)
次に、上記の抽選ゲームに係るプレイヤ端末1およびサーバ100の制御処理について説明する。なお、ここでは、抽選ゲームに係る制御処理について説明し、その他の制御処理については説明を省略する。
【0119】
図16は、プレイヤ端末1およびサーバ100の基本的な処理を説明するシーケンス図である。プレイヤによってログイン操作が入力されると、プレイヤ端末1は、ログイン情報送信処理(P1)を実行する。このログイン情報送信処理では、プレイヤのログインを示すログイン情報がサーバ100に送信される。サーバ100は、ログイン情報を受信すると、プレイヤ情報取得処理を行う(S1)。
【0120】
図17は、サーバ100におけるプレイヤ情報取得処理を説明するフローチャートである。サーバ100は、受信したログイン情報を解析する(S1-1)。また、サーバ100は、ログイン情報の解析結果に基づいて、記憶部118からプレイヤ情報を取得し、プレイヤ端末1による受信が可能となるようにプレイヤ情報をセットする(S1-2)。また、サーバ100は、現在、イベント期間中であるかを判定する(S1-3)。イベント期間中であれば(S1-3のYES)、プレイヤ情報記憶部150に、特典シート44に対応するシート情報が記憶されているか、すなわち、プレイヤが特典シート44を所持しているかが判定される(S1-4)。なお、シート情報には、特典シート44の種別と、報酬枠が獲得枠であるか未獲得枠であるかを識別可能な情報とが含まれる。
【0121】
プレイヤ情報記憶部150にシート情報が記憶されていなければ(S1-4のNO)、特典シート決定部134aが、シート抽選テーブルを用いて、いずれかの特典シート44を決定するシート決定処理を実行する(S1-5)。そして、特典シート決定部134aは、シート決定処理で決定された特典シート44に対応するシート情報をプレイヤ情報記憶部150に記憶し、かつ、プレイヤ端末1による受信が可能となるようにシート情報をセットする(S1-6)。
【0122】
上記のプレイヤ情報取得処理によれば、イベント期間中に、最初にプレイヤがログインしたときに、特典ゲームで用いられる特典シート44が決定され、プレイヤに付与される。なお、ここでは、イベント期間中、最初にログインした際に、複数の特典シート44の中からいずれか1つが決定されることとした。ただし、最初にプレイヤに付与される特典シート44は、全プレイヤで共通であってもよい。また、最初にプレイヤに付与される特典シート44は、シート交換条件が成立して交換可能となる特典シート44と共通でもよいし異なってもよい。
【0123】
図16に戻り、プレイヤ端末1は、プレイヤ情報を受信すると、受信したプレイヤ情報を所持情報記憶部80に記憶し、ゲームトップ画面をディスプレイ26に表示する(P2)。また、ゲーム中に、所定操作が入力されると、抽選ゲームの画面を表示させる抽選ゲーム表示処理(P3)が実行される。
【0124】
図18は、プレイヤ端末1における抽選ゲーム表示処理を説明するフローチャートである。なお、ここでは、抽選ゲーム表示処理において表示される上記のゲーム画面のうち、一部のゲーム画面の表示に係る処理について説明する。端末側抽選ゲーム制御部1Aは、抽選トップ画面を表示させる抽選トップ画面表示操作が入力されると(P3-1)、抽選トップ画面をディスプレイ26に表示する(P3-2)。なお、抽選トップ画面表示操作には、例えば、メニューバー30の抽選ゲーム選択部30aのタップ操作、報酬一覧画面または特典一覧画面の表示中におけるディスプレイ26のタップ操作、リターンタブ42のタップ操作が含まれる。
【0125】
また、報酬一覧タブ36がタップされると(P3-3のYES)、端末側抽選ゲーム制御部1Aは、所持情報記憶部80から必要な情報を読み出し(P3-4)、報酬一覧画面を表示する(P3-5)。また、報酬一覧切替タブ48aまたは特典一覧切替タブ48bがタップされると(P3-6のYES)、端末側抽選ゲーム制御部1Aは、報酬一覧画面および特典一覧画面の表示を切り替える(P3-7)。
【0126】
また、特典シート表示タブ40がタップされると(P3-8のYES)、端末側抽選ゲーム制御部1Aは、特典ゲーム画面を表示する(P3-9)。このとき、シート交換許可部74aは、成立ライン数が3以上であるかを判定し、3以上であれば、シート交換ボタン46を有効化し、3未満であれば、シート交換ボタン46を無効化する。端末側抽選ゲーム制御部1Aは、シート交換許可部74aによるシート交換ボタン46の有効化、無効化の決定に基づいて、シート交換ボタン46の表示態様を決定する。
【0127】
また、有効化されたシート交換ボタン46がタップされると(P3-10のYES)、端末側抽選ゲーム制御部1Aは、第1のシート交換画面、すなわち、交換確認ポップアップ60を表示する(P3-11)。
【0128】
また、決定ボタン60aがタップされると(P3-12のYES)、端末側抽選ゲーム制御部1Aは、シート要求情報をサーバ100に送信する(P3-13)。
【0129】
図16に戻り、抽選ゲーム表示処理(P3)において送信されたシート要求情報を受信すると、サーバ100では、特典シート交換処理(S2)が実行される。
【0130】
図19は、サーバ100における特典シート交換処理を説明するフローチャートである。特典シート決定部134aは、成立ライン数記憶部156に記憶されている成立ライン数が3以上であるかを判定する(S2-1)。成立ライン数が3以上であれば、特典シート決定部134aは、シート抽選テーブルを用いて1の特典シート44を抽選により決定するシート決定処理を実行する(S2-2)。そして、特典シート決定部134aは、シート決定処理で決定された特典シート44に対応するシート情報をプレイヤ情報記憶部150に記憶する(S2-3)。また、ここでは、プレイヤ端末1による受信が可能となるようにシート情報がセットされる。
【0131】
さらに、報酬群情報設定部136aは、新たに決定された特典シート44に対応する報酬群情報を報酬群情報記憶部154に設定、記憶する(S2-4)。なお、ここでは、報酬群情報設定部136aは、成立ライン数記憶部156に記憶されている成立ライン数をリセットする。
【0132】
図16に戻り、プレイヤ端末1がシート情報を受信すると、端末側抽選ゲーム制御部1Aは、所持情報記憶部80に記憶されているシート情報を更新する(P4)。また、スタートボタン50aがタップされ、抽選要求操作が入力されると、プレイヤ端末1からサーバ100に抽選要求情報が送信される(P5)。サーバ100では、抽選要求情報を受信すると、報酬抽選処理が実行される(S3)。
【0133】
図20は、サーバ100における報酬抽選処理を説明するフローチャートである。当選報酬抽選部130aは、報酬抽選テーブルを用いて抽選処理を実行し、当選報酬を決定する(S3-1)。また、ここでは、当選報酬抽選部130aは、当選報酬記憶部152に、当選報酬を示す情報を記憶する。具体的には、サーバ100では、現在の特典シート44が設定されて以降に、報酬抽選ゲームで当選した当選報酬が記憶されている。つまり、現在の特典シート44に、獲得済みの当選報酬が対応付けられている。そして、当選報酬付与部132aは、当選報酬に決定された報酬をプレイヤに付与する(S3-2)。具体的には、当選報酬付与部132aは、プレイヤ情報記憶部150に、プレイヤに付与される報酬を記憶する。また、当選報酬抽選部130aは、プレイヤ端末1による受信が可能となるように、抽選結果情報(ここでは当選報酬を示す報酬抽選結果情報)をセットする(S3-3)。
【0134】
また、報酬群判定部138aは、抽選処理で決定された当選報酬が、現在の特典シート44を所持して以降、1度も当選していないか、すなわち、初当選であるかを判定する(S3-4)。初当選であれば、報酬群判定部138aは、報酬群情報に基づいてシート情報を更新する(S3-5)。ここでは、報酬群判定部138aは、当選報酬に決定された報酬に対応する報酬枠を獲得枠に更新し、更新したシート情報を、プレイヤ端末1による受信が可能となるようにセットする。
【0135】
また、報酬群判定部138aは、当選報酬と報酬群情報とに基づいて、新たな達成報酬群があるかを判定する(S3-6)。新たな達成報酬群があれば(S3-7のYES)、報酬群判定部138aは、成立ライン数記憶部156の成立ライン数を更新する(S3-8)。また、特典付与部140aは、成立ライン数に対応する特典をプレイヤに付与する(S3-9)。ここでは、特典付与部140aは、成立ライン数に対応する特典をプレイヤ情報記憶部150に記憶する。
【0136】
なお、例えば、成立ライン数が3の状態から、同時に3ラインが成立し、成立ライン数が6となった場合には、成立ライン数4、5、6のそれぞれに対応する3種類の特典がプレイヤに付与される。そして、特典付与部140aは、抽選結果情報(ここではプレイヤに付与された特典を示す特典結果情報)を、プレイヤ端末1による受信が可能となるようにセットする(S3-10)。
【0137】
また、特典シート決定部134aは、成立ライン数が最大(ここでは8)かを判定し(S3-11)、最大であれば(S3-11のYES)、上記と同じ特典シート交換処理(S2)を実行する。
【0138】
図16に戻り、プレイヤ端末1では、抽選結果情報(報酬抽選結果情報、特典結果情報、シート情報)を受信すると、抽選ゲーム実行処理が行われる(P6)。
【0139】
図21は、プレイヤ端末1における抽選ゲーム実行処理を説明するフローチャートである。報酬抽選ゲーム実行部70aは、受信した抽選結果情報に基づき、所持情報記憶部80を更新する(P6-1)。そして、演出実行部76aは、報酬抽選結果情報に基づき、第1示唆演出決定テーブルを用いて、第1示唆演出の実行パターンを決定する(P6-2)。また、演出実行部76aは、報酬抽選結果情報およびシート情報に基づき、第2示唆演出決定テーブルを用いて、第2示唆演出の実行パターンを決定する(P6-3)。
【0140】
演出実行部76aは、ルーレット演出、第1示唆演出および第2示唆演出を実行するための演出実行処理を行う(P6-4)。そして、ルーレット演出が終了すると(P6-5のYES)、特典ゲーム実行部72aは、当選報酬報知画面すなわち当選報酬ポップアップ54を表示する(P6-6)。また、クローズボタン54aがタップされると(P6-7のYES)、特典ゲーム実行部72aは、特典シート44を表示する(P6-8)。そして、新たにラインが成立していれば(P6-9のYES)、特典ゲーム実行部72aは、獲得枠報知演出を実行し(P6-10)、成立ライン数が最大であれば(P6-11のYES)、第2のシート交換画面すなわち交換報知ポップアップ62を表示する(P6-12)。
【0141】
以上、添付図面を参照しながら実施形態の一態様について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に技術的範囲に属するものと了解される。
【0142】
上記実施形態において、プレイヤ端末1とサーバ100とで行われる処理の分担は一例に過ぎない。例えば、上記実施形態では、抽選処理がサーバ100で行われることとしたが、抽選処理はプレイヤ端末1で行われてもよい。
【0143】
また、上記実施形態では、プレイヤ端末1におけるシート交換許可部74aが、シート交換ボタン46を無効化することで、特典シート44すなわち報酬群情報の変更が可能となる。つまり、上記実施形態では、報酬群情報の変更を可能とする許可部として、プレイヤ端末1のシート交換許可部74aが設けられる。ただし、例えば、サーバ100に許可部が設けられ、許可部がS2-1の判定を行ってもよい。
【0144】
また、上記実施形態では、イベント期間中に最初にログインした際に、プレイヤに1枚目の特典シート44が付与される。ただし、1枚目の特典シート44は、イベント期間中、最初に抽選トップ画面に遷移した際に付与されてもよい。
【0145】
また、サーバ100において、特典シート44のいずれの判定枠が未獲得枠であるかを示す情報や、特典シート44の現在の枚数、すなわち、特典シート44の交換回数を示す情報が記憶されてもよい。そして、これらの情報が、ログイン時にサーバ100からプレイヤ端末1に送信されてもよい。
【0146】
また、上記実施形態では、特典ゲームが所謂ビンゴゲームであり、特典シート44における成立ラインの表示によって、達成報酬群の数が報知されることとした。ただし、特典ゲームにおける特典シート44、すなわち、達成報酬群の数や報酬群の報知は必須ではない。例えば、上記実施形態において、奇数の等級が設定された全ての報酬で構成される1つ目の報酬群と、偶数の等級が設定された全ての報酬で構成される2つ目の報酬群とが定められた報酬群情報が設定されたとする。この場合、例えば、等級ごとの枠が示されたスタンプシートが設けられ、獲得した報酬の等級を示す枠にスタンプが付されることで、達成報酬群が報知されてもよい。いずれにしても、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報が設定され、当選報酬に決定された報酬の数が所定数に達した報酬群が達成報酬群と判定されればよい。
【0147】
また、上記実施形態では、理解を容易とするために、抽選処理において、報酬が決定されることとして説明した。ただし、実際には、抽選処理で当選する対象として、複数の当選種別、すなわち、複数の情報が設けられており、当選した当選種別に基づいて、報酬が付与されている。また、例えば、当選種別として等級が設けられており、抽選処理で等級が決定されるとしてもよい。この場合、決定された当選種別、すなわち、等級に基づいて、プレイヤに報酬が付与される。また、このとき、報酬群は、当選種別で構成されてもよいし、報酬で構成されてもよい。
【0148】
いずれにしても、複数の当選種別の中からいずれかが決定され、決定された当選種別に基づいて報酬がプレイヤに付与され、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報が設定され、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群が達成報酬群と判定され、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更が可能となればよい。
【0149】
また、上記実施形態では、達成報酬群の数に対応した特典がプレイヤに付与されることとしたが、特典の付与は必須ではない。例えば、特典シート44においてラインが成立しても、プレイヤには特典が付与されることがなく、単なる演出として特典ゲームが実行されてもよい。
【0150】
また、上記の特典ゲームにおいて、例えば、抽選処理が所定回数実行されても、報酬枠が獲得枠にならなかった場合、すなわち、所定の報酬に、所定回数以上当選しなかった場合に、所謂天井機能が発動し、当該報酬に対応する報酬枠が強制的に獲得枠に変更されてもよい。この場合、報酬枠が強制的に獲得枠に変更されるのみで、当該報酬枠に対応する報酬は、プレイヤに付与されてもよいし、付与されなくてもよい。
【0151】
また、抽選処理が所定回数実行されても、所定の報酬に当選しなかった場合には、必ず、この所定の報酬に当選するようにしてもよい。
【0152】
また、上記実施形態では、示唆演出が実行されることとしたが、示唆演出は必須ではない。また、示唆演出の内容は一例に過ぎない。
【0153】
なお、上記実施形態における処理を実行するための情報処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納され、記憶媒体として提供されてもよい。さらには、この記憶媒体を含むゲーム端末装置が提供されてもよい。また、上記実施形態は、各機能およびフローチャートに示すステップを実現する情報処理方法としてもよい。
【符号の説明】
【0154】
74a シート交換許可部(許可部)
76a 演出実行部
130a 当選報酬抽選部(決定部)
132a 当選報酬付与部(付与部)
136a 報酬群情報設定部(設定部)
138a 報酬群判定部(判定部)
140a 特典付与部
S 情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2021-11-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
してコンピュータを機能させ
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更され得る情報処理プログラム。
【請求項2】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
してコンピュータを機能させ、
前記決定部は、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかを決定する情報処理プログラム。
【請求項3】
前記判定部は、
1の前記報酬群を構成する全ての前記当選種別が決定された場合、もしくは、1の前記報酬群を構成する全ての前記報酬がプレイヤに付与された場合に、該報酬群を前記達成報酬群と判定し、
前記特定数は、1の前記報酬群情報に定められた前記報酬群の数よりも少ない、
請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
複数の前記当選種別には、決定される確率を互いに異にする前記当選種別が含まれる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
プレイヤに付与される前記報酬を示唆する第1示唆演出、および、いずれかの前記達成報酬群について、決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が前記所定数に達したか否かを示唆する第2示唆演出を並行して実行する演出実行部と、
してコンピュータを機能させる請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与するステップと、
を含み、
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更され得る情報処理方法。
【請求項7】
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
を含み、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかが決定される情報処理方法。
【請求項8】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
を備え
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更され得る情報処理システム。
【請求項9】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
を備え、
前記決定部は、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかを決定する情報処理システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記課題を解決するために、情報処理プログラムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、してコンピュータを機能させ、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更され得る
上記課題を解決するために、情報処理プログラムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、してコンピュータを機能させ、決定部は、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかを決定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
また、情報処理プログラムは、プレイヤに付与される報酬を示唆する第1示唆演出、および、いずれかの達成報酬群について、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達したか否かを示唆する第2示唆演出を並行して実行する演出実行部と、してコンピュータを機能させてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
上記課題を解決するために、情報処理方法は、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与するステップと、を含み、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される特典が変更され得る
上記課題を解決するために、情報処理方法は、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、を含み、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかが決定される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
上記課題を解決するために、情報処理システムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、を備え、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される特典が変更され得る
上記課題を解決するために、情報処理システムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、を備え、決定部は、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかを決定する。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
してコンピュータを機能させ、
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される情報処理プログラム。
【請求項2】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
してコンピュータを機能させ、
前記決定部は、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかを決定し
前記付与部は、
1の前記報酬群情報が設定されている間において、決定された前記当選種別に対応する前記報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬をプレイヤに付与する情報処理プログラム。
【請求項3】
前記判定部は、
1の前記報酬群を構成する全ての前記当選種別が決定された場合、もしくは、1の前記報酬群を構成する全ての前記報酬がプレイヤに付与された場合に、該報酬群を前記達成報酬群と判定し、
前記特定数は、1の前記報酬群情報に定められた前記報酬群の数よりも少ない、
請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
複数の前記当選種別には、決定される確率を互いに異にする前記当選種別が含まれる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
プレイヤに付与される前記報酬を示唆する第1示唆演出、および、いずれかの前記達成報酬群について、決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が前記所定数に達したか否かを示唆する第2示唆演出を並行して実行する演出実行部と、
してコンピュータを機能させる請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与するステップと、
を含み、
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される情報処理方法。
【請求項7】
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
を含み、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかが決定され
1の前記報酬群情報が設定されている間において、決定された前記当選種別に対応する前記報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬がプレイヤに付与される情報処理方法。
【請求項8】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
を備え、
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される情報処理システム。
【請求項9】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
を備え、
前記決定部は、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかを決定し、
前記付与部は、
1の前記報酬群情報が設定されている間において、決定された前記当選種別に対応する前記報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬をプレイヤに付与する情報処理システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記課題を解決するために、情報処理プログラムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、してコンピュータを機能させ、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される
上記課題を解決するために、情報処理プログラムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、してコンピュータを機能させ、決定部は、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかを決定、付与部は、1の報酬群情報が設定されている間において、決定された当選種別に対応する報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬をプレイヤに付与する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
上記課題を解決するために、情報処理方法は、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与するステップと、を含み、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される特典が変更される
上記課題を解決するために、情報処理方法は、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、を含み、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかが決定され、1の報酬群情報が設定されている間において、決定された当選種別に対応する報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬がプレイヤに付与される
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
上記課題を解決するために、情報処理システムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、を備え、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される特典が変更される
上記課題を解決するために、情報処理システムは、複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とする許可部と、を備え、決定部は、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかを決定し、付与部は、1の報酬群情報が設定されている間において、決定された当選種別に対応する報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬をプレイヤに付与する。

【手続補正書】
【提出日】2022-05-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
してコンピュータを機能させ、
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される情報処理プログラム。
【請求項2】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
してコンピュータを機能させ、
前記決定部は、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかを決定し、
前記付与部は、
1の前記報酬群情報が設定されている間において、決定された前記当選種別に対応する前記報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬をプレイヤに付与する情報処理プログラム。
【請求項3】
前記判定部は、
1の前記報酬群を構成する全ての前記当選種別が決定された場合、もしくは、1の前記報酬群を構成する全ての前記報酬がプレイヤに付与された場合に、該報酬群を前記達成報酬群と判定し、
前記特定数は、1の前記報酬群情報に定められた前記報酬群の数よりも少ない、
請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
複数の前記当選種別には、決定される確率を互いに異にする前記当選種別が含まれる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
プレイヤに付与される前記報酬を示唆する第1示唆演出、および、いずれかの前記達成報酬群について、決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が前記所定数に達したか否かを示唆する第2示唆演出を並行して実行する演出実行部と、
してコンピュータを機能させる請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
コンピュータが遂行する情報処理方法であって、
前記コンピュータが、
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与するステップと、
遂行し
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータが遂行する情報処理方法であって、
前記コンピュータが、
複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定するステップと、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とするステップと、
遂行し
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかが決定され、
1の前記報酬群情報が設定されている間において、決定された前記当選種別に対応する前記報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬がプレイヤに付与される情報処理方法。
【請求項8】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
前記達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与する特典付与部と、
を備え、
前記報酬群情報の変更により、前記達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される前記特典が変更される情報処理システム。
【請求項9】
複数の当選種別の中からいずれかを決定する決定部と、
決定された前記当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与する付与部と、
複数の前記当選種別、もしくは、複数の前記報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定する設定部と、
決定された前記当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された前記報酬の数が所定数に達した前記報酬群を達成報酬群と判定する判定部と、
前記達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、前記報酬群情報の変更を可能とする許可部と、
を備え、
前記決定部は、
少なくとも設定されている前記報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された前記報酬に拘わらず、同一の前記当選種別の中からいずれかを決定し、
前記付与部は、
1の前記報酬群情報が設定されている間において、決定された前記当選種別に対応する前記報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬をプレイヤに付与する情報処理システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
上記課題を解決するために、情報処理方法は、コンピュータが遂行する情報処理方法であって、コンピュータが、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、達成報酬群の数に対応した特典をプレイヤに付与するステップと、を遂行し、報酬群情報の変更により、達成報酬群の数に対応してプレイヤに付与される特典が変更される。
上記課題を解決するために、情報処理方法は、コンピュータが遂行する情報処理方法であって、コンピュータが、複数の当選種別の中からいずれかを決定するステップと、決定された当選種別に基づいて報酬をプレイヤに付与するステップと、複数の当選種別、もしくは、複数の報酬を組み合わせて構成される報酬群が1つ以上定められた報酬群情報を設定するステップと、決定された当選種別の数、もしくは、プレイヤに付与された報酬の数が所定数に達した報酬群を達成報酬群と判定するステップと、達成報酬群の数が、予め設定された特定数に達したことを条件として、報酬群情報の変更を可能とするステップと、を遂行し、少なくとも設定されている報酬群情報が変更されるまでの間、プレイヤに付与された報酬に拘わらず、同一の当選種別の中からいずれかが決定され、1の報酬群情報が設定されている間において、決定された当選種別に対応する報酬がプレイヤに付与済みであるか否かに拘わらず、該報酬がプレイヤに付与される。